JPH05210253A - 感光性記録材料 - Google Patents
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- JPH05210253A JPH05210253A JP4280460A JP28046092A JPH05210253A JP H05210253 A JPH05210253 A JP H05210253A JP 4280460 A JP4280460 A JP 4280460A JP 28046092 A JP28046092 A JP 28046092A JP H05210253 A JPH05210253 A JP H05210253A
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Abstract
のすぐれた溶解性、(2)p−CTM(正電荷輸送容量
を有する化合物)の不存在下にポリカーボネートの如き
結合剤中でのすぐれた溶解性、及び(3)可視光吸収の
少ないことを有する感光性記録材料に使用するためのn
−CTM(電荷発生化合物(CGM化合物)から放射活
性化電荷発生により得られた電子を受容し、輸送しうる
電荷輸送化合物)と称される新規な電子輸送化合物を含
有する感光性記録材料を提供する。 【構成】導電性支持体上にn−CTMとして下記一般式
(A)などで示す化合物を含有する層を有する。一般式
(A) 例えば
Description
感光性記録材料に関する。
用して、かかる化合物を含有する記録材料の面上に潜在
静電荷像を形成している。潜在静電荷像はトナーと称さ
れる微粒子化着色材料で可視化され、好適な基体に転写
され、熱、圧力及び/又は溶媒によって前記基体に定着
される。
(CGM)及び電荷輸送材料(CTM)を前記記録材料
中で使用することにより、そして下記の工程を含む方法
によって行うことができる:
荷又は負電荷で接地した光導電性記録材料を表面帯電す
る工程;
M)中に電子孔対が作られる光導電性記録材料を像に従
って露光する工程;
(電子又は正孔)から電荷輸送材料(CTM)への電荷
を転写する工程;
電性記録材料への、前記材料上に印加された電場の影響
下での転写工程(このとき表面電荷の放電が生起す
る)。
は単一層の形で電荷発生材料及び電荷輸送材料を混入で
きる。
な帯電性を得るため、光導電性層は一定の最小の全面厚
さ、通常少なくとも10μの厚さを有しなければならな
い。
TMで占められると大なる光感度が得られることが実験
的に見出されている。かかる構成において、電荷発生又
は組合せた電荷発生と電荷輸送が生起し、かつ感光性記
録材料の光感度を大きく決定する層はかなり薄く、0.
3〜5μの厚さを有する。この層の摩耗は望ましくない
光感度の著しい低下を直ちにもたらす。
再外層として唯一の機能が電荷輸送である層、及び接触
電極として作用する導電性基体と電荷輸送層の間のかな
り薄い電荷発生材料層又は組合せた電荷発生−電荷輸送
材料の層を有する。かかる構成において、感光性記録材
料の静電帯電性の符号は、電荷輸送層中のCTM(1種
又はそれ以上の)が優先的に電子又は正孔を輸送するか
どうかによって決る。孔輸送の場合においては、感光性
記録材料は負に帯電しうるであろう、そして電子輸送の
場合においては、感光性記録材料は正に帯電しうるであ
ろう。
輸送CTMが論じられており、電子輸送CTMに関する
文献は殆ど入手できない。効率的な電子輸送CTMの不
足が、市場で入手しうる光導電性記録装置における負に
帯電しうる有機光導電体の支配によって強調されてい
る。
ポジ法で行うか又はポリ−ネガ(反転)法で行うかどう
かによって、より良く正に帯電できるか又は負に帯電で
きるトナーの利用可能性のため、感光性記録材料を負に
帯電することよりも正に帯電することを更に望んでいる
利用者がある。
覆溶媒中での不充分な溶解度、(2) 毒性、(3) 疲労効
果、(4) 固有の色のために、n−CTMと称される効率
的でかつ実際上有用な電子輸送材料の少数のみが利用で
きることを明らかにされている。
484237に記載された2,4,7−トリニトロフル
オレノン(TNF)である。しかしながらTNFは発癌
性であり、強い黄色を有する、これは可視スペクトルの
短波長端からの光源での応用を不可能にする。
般式の範囲内のn−CTM化合物が記載されている:
ル基であり、Rは炭素原子数1〜6を有するn−アルキ
ル基である。
物は多くの被覆溶媒又は多くの重合体フィルム形成性結
合剤中で良好な溶解性又は分散性を示すことを述べてい
る。
M)によって発生した電子を受容し、輸送する良好な能
力を有する、そしてそれらは電子写真記録材料に許容し
得ない高い暗減衰特性を与えない。
られた先行技術から誘かれるように、流延溶媒及び結合
剤中で適切な溶解性を有する電子輸送化合物(n−CT
M)を見出すことはかなり困難である。
送化合物は、(1) CGMとn−CTMの間に有効な電子
移動を生ぜしめうる還元電位、(2) 化学的安定性、(3)
電気−光学サイクリングでの許容しうる電気−光学安定
性、及び(4) 有効な電子輸送を示さない。
の如き流延溶媒中でのすぐれた溶解性、(2) p−CTM
の不存在下にポリカーボネート及びポリスチレンの如き
結合剤中でのすぐれた溶解性、及び(3) 可視光吸収の少
ないことを有する感光性記録材料に使用するためのn−
CTMと称される新規な電子輸送化合物を提供すること
にある。
電レベル及び低い疲労、即ちサイクル使用中の帯電レベ
ルと残存電位安定性を特性としている前記CTMを混入
した感光性記録材料を提供することにある。
び実施例から明らかになるであろう。
する電荷発生化合物(CGM化合物)から放射線活性化
電荷発生により得られた電子を受容し、輸送できる電荷
輸送化合物(n−CTM化合物)を含有する層を上に有
する導電性支持体を含む感光性記録材料を提供し、前記
n−CTM化合物が下記一般式(A) に相当する:
形成するのに必要な原子及び結合を表わし、R5 はアル
キル基又は置換アルキル基を表わし、R6 はアルキル
基、アルケニル基例えばアリル基、アリール基例えばフ
ェニル基、CONR7 R8 基又は複素環式基又はこれら
の置換された形の基を表わし、R7 及びR8 の各々は同
じか又は異なり、アルキル基、置換アルキル基、アリー
ル基又は置換アリール基を表わし、又は一緒になって置
換された形を含む炭素環式環又は複素環式環構造を形成
するのに必要な原子及び結合を表わし、R9 はアルキル
基、置換アルキル基、アルコキシ基、F、Cl、CN、
NO2、NR13R14又はCOOR15又はCOR16基を表
わし、R13及びR14の各々はCOR17又はCOOR18基
を表わし、R17及びR18は後記の定義を有し、R15及び
R16は後記の定義を有し、R10、R11、R12、R15、R
16、R17及びR18は同じか又は異なり、アルキル基、置
換アルキル基、アリール基、置換アリール基、アラルキ
ル基又は置換アラルキル基を表わし、nは0、1又は2
であり、mは0、1又は2である。
記一般式(A) の範囲内の他の化合物は下記一般式(B) 又
は(C) に相当するいわゆるデュプロ化合物(duplo - co
mpounds )である。
=0、C(CN)2 、又は−CH2−Ar−CH2 −を
表わし、Arはアリーレン基であり、R1 、R2 、R
5 、X、Y及びnは前述した意義を有し、pは0又は1
である。
物を下記の表I及びIIに、それらの構造式、融点、CH
2 Cl2 中での溶解度及び半波還元電位(half - wave
reduction potential )と共に示す。
収を、クロロホルム溶液中の電荷輸送化合物A1、A6
及びA7についての吸収スペクトルで示す、それらの吸
収スペクトルをそれぞれ図1、図2及び図3に示す。n
mでの波長を横軸に、相対吸光度(R.A.)を縦軸に
プロットしてある。
め以下に示す。
ン(AO)の製造
1,3−ジオンを200mlのアセトニトリルに加え
た。次にこの混合物に26ml(0.41モル)の沃化
メチル及び8gのKF−セライト(1:1)混合物を加
え、形成された赤色混合物を窒素雰囲気下に60℃で1
8時間攪拌した。冷却後、沈澱を濾別し、アセトニトリ
ルで洗った。次いで濾液を蒸発乾燥し、残渣を、シリカ
カラムを用い、溶離剤としてヘキサン/エーテル(6:
4)でクロマトフラフィで精製した。かくして融点10
7℃を有する2,2−ジメチル−インダン−1,3−ジ
オン10.5gを得た。
gのマロノニトリル及び6.2gの酢酸ナトリウムの混
合物を8時間還流加熱した。冷却後、沈澱を濾別し、ク
ロマトグラフィで精製した。179℃の融点を有するA
7の3.1gが得られた。
モル)、60mlのメチレンクロライド及び2g(30
ミリモル)のマロノニトリルを相互に加えた。10.4
g(54ミリモル)の四塩化チタンを次に加え、続いて
冷却しつつ16.6g(210ミリモル)のピリジンを
15分間で加えた。次に反応混合物を8時間室温で攪拌
し、次いで1N塩酸中に注入し、有機相を分離した。次
に有機相を酸がなくなるまで洗浄し、乾燥し、蒸発させ
て乾固した。残渣をカラムクロマトグラフィで精製し、
融点229℃を有する1.3gのA1を得た。
ンクロライド及び68gのピリジンの混合物中に7.6
gのA7、及び9.6gのα−シアノ酢酸エチルを溶解
した。38.7gの四塩化チタンを30分にわたって加
え、反応混合物を室温で24時間攪拌した。その後50
0mlの1N塩酸中に注入した。有機相を分離除去し、
酸がなくなるまで洗い、蒸発乾燥した。次に残渣をシリ
カカラムを用いメチレンクロライド/ヘキサン(7:
3)を溶離剤として用い精製し、メチレンクロライド及
びヘキサンの1:1の混合物から再結晶して融点140
℃を有する7.3gのA6を得た。
%NaHと1300mlのジメチルアセトアミド中の2
08.8ml(1モル)のジエチルフタレートの懸濁液
を35℃に加熱した後、懸濁液の温度を40℃未満に保
つようにして60分間で140mlの3−ペンタノンを
滴加した。懸濁液を35℃で更に2時間攪拌した後室温
に冷却した。
加え、混合物を一夜放置し、それを蒸溜水中に注入し
た。50mlの10NのNaOH溶液を加えた後メチレ
ンクロライドで抽出した。メチレンクロライドを蒸発し
た後164gの赤い油が得られた、これを真空蒸溜(1
0mmHgで160〜162℃で沸とう)したとき、6
3gの2−ブチル−2−メチル−インダン−1,3−ジ
オンを得た。
ル)の2−ブチル−2−メチル−インダン−1,3−ジ
オン、19.8g(0.3モル)のマロノニトリル及び
32.3mlのピリジンの200mlメチレンクロライ
ド中の溶液を作った。次に混合物に43.9mlの四塩
化チタンを徐々に加え、混合物を6時間還流加熱し、
8.1mlのピリジン及び11mlの四塩化チタンを加
え、混合物を更に6時間還流加熱した。次に混合物を蒸
溜水中に注入し、メチレンクロライドで抽出した。抽出
液を蒸発乾燥し、残渣をメタノールで攪拌し、非溶解残
渣をカラムクロマトグラフィで精製して融点175℃を
有する14.6gのA3を得た。
2g(1モル)のジエチルフタレートの溶液に70.2
g(1.3モル)のナトリウムメトキサイドを加えた
後、溶液を45〜50℃に加熱し、186ml(1.3
モル)の4−ヘプタノンを4時間で徐々に加えた。
を溶液に滴加した。
次に蒸溜水中に注入した。メチレンクロライドで抽出し
た後、溶媒を蒸発した後、残存した油を真空蒸溜(11
mmHgで沸点160〜165℃)して65gの2−エ
チル−2−プロピル−インダン−1,3−ジオンを得
た。
0.8g(0.05モル)の2−エチル−2−プロピル
−インダン−1,3−ジオン、9.8g(0.15モ
ル)のマロノニトリル、16.2ml(0.2モル)の
ピリジンの溶液を、アルゴン雰囲気下で作った。この溶
液に30分間で22ml(0.2モル)の四塩化チタン
の溶液を加え、5時間還流加熱し、冷却し、氷水に注入
した。メチレンクロライドで抽出後、抽出液を酸がなく
なるまで洗い、乾燥し、蒸発乾固した。残渣をカラムク
ロマトグラフィで精製し、融点69℃を有する8.6g
のA8を得た。
2.4gのNaH(鉱油中50%)の懸濁液に41.8
mgのジエチルフタレートを加えた。室温で24時間攪
拌後、25.1mlの沃化メチルを加え、形成された混
合物を50℃で24時間に加熱した。混合物を次に蒸溜
水中に注入し、沈澱を濾別し、酢酸エチルから再結晶し
た。融点173℃を有する11.4gのIを得た。
9gのI及び5.9gのマロノニトリルの溶液を、15
0mlのメチレンクロライド中の33mlのTiCl4
の溶液に加えた。次いで24mlのピリジンを加え、反
応混合物を室温で16時間攪拌し、それを蒸溜水中に注
入し、それをメチレンクロライドで抽出した。抽出液か
ら溶媒を蒸発除去した後、生成物をクロマトグラフィで
精製して融点>260℃を有する3.2gのA24を得
た。
0.2g(1.3モル)のナトリウムメトキサイド及び
222gのジエチルフタレートの懸濁液に112gの3
−ペンタノンを加え、混合物を50℃で4時間加熱し
た。
イドを加え、混合物を1時間50℃で攪拌し、次に蒸溜
水中に注入した。次に目的生成物をメチレンクロライド
で抽出し、抽出液を乾燥し、溶媒を蒸発させて光黄色油
(201g)を得た、これはガスクロマトグラフィによ
り純度72%であった。
8.5mlのTiCl4 の溶液に、26.2gのマロノ
ニトリル及び72%の純度を有する50gの2−アリル
−2−メチル−インダン−1,3−ジオンを加えた。溶
液温度を35〜40℃に保ちながら、30分間で形成さ
れた溶液に103mlのピリジンを加えた。次に反応混
合物を1時間還流加熱し、15℃に冷却し、150ml
の蒸溜水を加え次に500mlの氷水中にそれを注入し
た。メチレンクロライド層を分離し、酸がなくなるまで
それを炭酸ナトリウム溶液で洗った後、メチレンクロラ
イドを蒸発させて固体生成物を得た。エタノール中で攪
拌し、2回メトキシイソプロパノールから再結晶して、
融点116℃を有する35gのA27を得た。
970年)にJ. Wolinsky 及び R.B. Loginによって発
表された方法で4−メチルジメチルフタレートを作っ
た。
用した方法を用いて4−メチルジメチルフタレートから
作った。
−インダン−1,3−ジオンの製造のため使用した方法
を用いてIII から作った。
ダン−1,3−ジオンから、A27の製造のため使用し
た方法を用いてIVから作った。生成物は163℃の融点
を有していた。
真記録材料は、電荷輸送層と隣接関係にある感光性電荷
発生層を上に有する導電性支持体を含み、前記電荷輸送
層が前述した如き一般式(A) 、(B) 又は(C) に相当する
1種以上のn−CTM化合物を含有する。
−CTM化合物の含有率は、前記層の全重量に対して2
0〜70重量%の範囲にあるのが好ましい。電荷輸送層
の厚さは5〜50μmの範囲にあるのが好ましく、5〜
30μmの範囲にあるのが更に好ましい。
写真記録材料は、少なくとも1種のp型顔料物質及び少
なくとも1種のn型光導電性電荷輸送物質を電気絶縁性
有機重合体結合剤中に含有する正に帯電しうる光導電性
記録層を上に有する導電性支持体を含み、(i) 少なくと
も1種のn型電荷輸送物質が前述した如き一般式(A)、
(B)又は(C) に相当する化合物であり、(ii)前記層が4
〜40μmの範囲の厚さを有し、少なくとも1014オー
ム・mの体積抵抗率を有する前記電気絶縁性有機重合体
結合剤材料中に分子的に分散した前記n型電荷輸送物質
の少なくとも1種を0.0001〜15重量%及び前記
p型顔料物質を5〜40重量%含有し、(iii) 静電的に
帯電した状態で前記記録層がそれぞれ10%及び90%
の放電に対して、4.5倍未満まで差のある導電率増大
性電磁放射線に露光することを要する。
き、白を含む任意の色を有していてもよい。それは前記
光導電性記録層の有機重合体結合剤中に分散しうる微粒
子化物質である。
は、導電性支持体から光導電性記録層中への電荷注入を
減じ又は防止するブロッキング層(整流層)及び/又は
接着剤層で予備被覆する、そして所望により光導電性記
録層は最外保護層で上塗被覆する、前記層についての詳
細は後述する。
よれば、前記光導電性記録層が5〜35μmの範囲の厚
さを有し、前記p型顔料材料を6〜30重量%及び前記
n型電荷輸送物質を0.001〜12重量%を含有す
る。
有する材料と理解する、これは負の電気極性を有する照
明された透明電極と接触しているとき前記材料中で発生
した光電流(In)が正に照明された電極と接触してい
るとき発生する光電流(Ip)より大であること(In
/Ip>1)を意味する。
有する材料と理解する、これは正の電気極性を有する照
明された透明電極と接触しているとき前記材料中で発生
する光電流(In)が負に照明された電極と接触してい
るとき発生する光電流(Ip)より小であること(Ip
/In>1)を意味する。
電子写真記録材料の負に帯電しうる記録層の結合剤中に
分散できるp型顔料の好ましい例には下記の群の一つか
らの有機顔料がある:
ロ及びシロキシ−ケイ素金属ナフタロ及びフタロシアニ
ンの如きナフタロ及びフタロシアニン、例えばUS−P
3594163、US−P3816118、US−P3
894868及びCA−P899870に記載されてい
る如きχ−金属不含フタロシアニン;例えばEP−A2
43205に記載されている如きシロキシ−ケイ素ナフ
タロシアニン;例えばUS−P4771133に記載さ
れている如きバナジルフタロシアニン;例えばUS−P
4666802及びUS−P4727139に記載され
ている如きブロモインジウムフタロシアニン;例えばU
S−P4749637に記載されている如きτ及びμ−
金属不含フタロシアニン;及び例えばEP288876
に記載されている如き金属、金属オキシ及び金属ハロナ
フタロシアニン。
物。
CCH3 、NHC6 H5 、CONH2 であり、Yはp−
クロロフェニル、NHC6 H5 、NHOCCH3 、NH
2 、OC6 H5 、Hであり、ZはH、アルコキシ例えば
OC2 H5 又はO−iso−C3 H7 、Cl、NO2 又
はCOC6 H5 であり、又はZとYは一緒になって置換
もしくは非置換複素環式環例えば下記式を有するカルバ
ゾール・ジオキサジン・バイオレット(CIピグメント
・バイオレット23、CI51319)。
スアゾ顔料を含むp型ポリアゾ顔料、例えば公開された
ヨーロッパ特許出願0350984に記載されたポリア
ゾ化合物。
め、一般式(A)、(B) 又は(C) の一つによるn−CTM化
合物の少なくとも1種は、樹脂結合剤と組合せて付与し
て、導電性支持体上の電荷発生層に直接接着した電荷輸
送層を形成する。樹脂結合剤により、電荷輸送層は充分
な機械的強度を得、複写目的のための静電荷を保持する
に充分な能力を得、又は保有する。好ましくは電荷輸送
層の比抵抗率は109オーム・cmより小さくない。樹
脂結合剤は、最良の機械的強度、電荷発生層に対する接
着性及び有利な電気的性質を得る目的で選択する。
不活性な結合剤樹脂には例えばセルロースエステル、ア
クリレート及びメタクリレート樹脂例えばシアノアクリ
レート樹脂、ポリビニルクロライド、ビニルクロライド
の共重合体例えばコポリビニル/アセテート及びコポリ
ビニル/無水マレイン酸、ポリエステル樹脂例えばイソ
フタル酸及びテレフタル酸とグリコールとのコポリエス
テル、芳香族ポリカーボネート樹脂及びポリエステルカ
ーボネート樹脂、シリコーン樹脂、ポリスチレン、スチ
レンと無水マレイン酸の共重合体及び少なくとも40重
量%のN−ビニルカルバゾール含有率を有するN−ビニ
ルカルバゾールの共重合体がある。
用するのに特に適したポリエステル樹脂にはDYNAPOL L
206(テレフタル酸及びイソフタル酸とエチレングリ
コール及びネオペンチルグリコールのコポリエステルの
Dynamit Nobel の登録商標、テレフタル酸対イソフタル
酸のモル比は3/2である)。前記ポリエステル樹脂
は、記録材料の支持体上に導電性被覆を形成しうるアル
ミニウムに対する接着性を改良する。
and Sons Inc. 1988年発行、the Encyclopedia of
Polymer Science and Engineering 第2版、II巻、64
8〜718頁にD.Freitag 等によって発表されたものの
如き方法で作ることができ、下記一般式(I) の範囲内の
反復単位の1種以上を有する:
なり、水素、ハロゲン、アルキル基又はアリール基を表
わし、R23及びR24はそれぞれ同じか又は異なり、水
素、アルキル基、アリール基又は一緒になって環式脂肪
族環例えばシクロヘキサン環を閉環するのに必要な原子
を表わす。
を有する芳香族ポリカーボネートが好ましい。かかる高
分子量を有する好適なポリカーボネートは、ドイツ国の
Farbenfabiben Bayer AG の登録商標 MAKROLON で市販
されている。
19=R20=R21=R22=Hであり、 の分子量を有するビスフェノールAポリカーボネートで
ある。
=R20=R21=R22=Hであり、X 分子量を有するビスフェノールAポリカーボネートであ
る。
剤は下記一般式を有するホモ又はコポリカーボネートで
ある:
一般式(I) に記載したのと同意義を有する。本発明にお
けるCTL結合剤として有用な特別のポリカーボネート
には下記P1〜P7がある:
脂、ポリスチレン及びスチレンと無水マレイン酸の共重
合体及びブタジエンとスチレンの共重合体がある。
N−ビニルカルバゾール又は少なくとも40重量%のN
−ビニルカルバゾール含有率を有するN−ビニルカルバ
ゾールの共重合体がある。
変えることができる。しかしながら例えば結晶化を避け
るため相対的に特別の限界がある。
輸送に有利な効果を有することができる。この関係にお
いて、US−P3832171に記載されたメチン染料
及びキサンテン染料を参照できる。好ましくはこれらの
染料は、電荷輸送層の可視光帯域(420〜750n
m)で透明性を実質的に低下させない量で使用する、か
くすると電荷発生層は、電荷輸送層を通して露光された
とき露出光の実質的な量をなお受容できる。
ちヒドラゾン化合物が電子供与性化合物を表わすような
供与体−受容体複合体を形成する電子供与体基で置換さ
れた化合物を含有できる。電子供与性基を有する有用な
化合物にはヒドラゾン例えば4−N,N−ジエチルアミ
ノ−ベンズアルデヒド−1,1−ジフェニルヒドラゾン
(DEH)、アミン例えばトリス(p−トリルアミン)
(TTA)及びN,N′−ジフェニル−N,N′−ビス
(3−メチル−フェニル)−〔1,1−ビフェニル〕−
4,4′−ジアミン(TPD)等がある。前記誘導体の
最良の濃度範囲は供与体/受容体モル比が10:1〜1
000:1及びこの逆にあるようである。
して作用する化合物、いわゆるUV安定剤も前記電荷輸
送層に混入できる。UV安定剤の例にはベンズトリアゾ
ールがある。
らの光学的透明性を制御するため、電荷輸送層にシリコ
ーンオイルを加えてもよい。
層は、低い暗放電と組合さった高い電荷輸送容量を与え
る性質を有する。共通単一層光導電性材料を用いると、
光感度における増大が暗電流及び疲労における増大と組
合されるが、電荷発生と電荷輸送の機能が分離され、感
光性電荷発生層が電荷輸送層に対し隣接関係に配置され
ている二重層構造ではかかることはない。
荷発生化合物として、電子を電子輸送材料に移動させる
ことができ、下記の群の一つに属する有機顔料染料の何
れかを使用できる:
39に記載されているC.I.71130(C.I.は
カラーインテックスである)、
8に記載されたC.I.59300の如きアンタントロ
ン、
679に記載されているC.I.46500、
5,8−テトラカルボン酸誘導顔料例えばDBP223
9923に記載されたオレンジGR(C.I.7110
5)、
ン、例えばX−結晶形のH2 −フタロシアニン(X−H
2 Pc)、金属フタロシアニン例えばDBP22399
24に記載されたCuPc C.I.74160、US
−P4713312に記載されたインジウムフタロシア
ニン、及びEP−A0243205に記載されている如
き中心ケイ素に結合したシロキシ基を有するケイ素ナフ
タロシアニン、
ばピグメント・レッド88、DBP2237680に記
載されたC.I.73312、
れている如きベンゾチオキサンテン誘導体、
れている如きo−ジアミンとの縮合生成物を含むペリレ
ン−3,4,9,10−テトラカルボン酸誘導顔料、
アゾ顔料を含むポリアゾ顔料、例えばDAS26358
87に記載されているクロルジアン・ブルーC.I.2
1180、及びDOS2919791、DOS3026
653及びDOS3032117に記載されているビス
アゾ顔料、
れている如きスクアリリウム染料、
02に記載されている如きキナゾリン基を含む染料。
電荷に好適な無機物質には例えばアモルファスセレン及
びセレン合金例えばセレン−テルル、セレン−テル−砒
素及びセレン−砒素及び無機光導電性結晶質化合物例え
ばUS−P4140529に記載されている如きカドミ
ウムスルホセレナイド、カドミウムセレナイド、カドミ
ウムサルファイド及びこれらの混合物がある。
性物質は、結合剤を用い又は用いずに支持体に付与でき
る。例えばそれらは例えばUS−P3972717及び
US−P3973959に記載されている如く結合剤を
用いずに真空蒸着によって被覆される。有機溶媒に可溶
性であるとき、光導電性物質は当業者に知られている湿
式被覆法を用いて同様に被覆できる、この場合溶媒は蒸
発させて固体層を形成する。結合剤と組合せて使用する
とき、少なくとも結合剤は被覆溶液に可溶性であるべき
であり、電荷発生化合物はその中に溶解又は分散すべき
である。結合剤は電荷輸送層に使用したものと同じであ
るとよく、これは通常最良の接着接触を提供する。或る
場合においては、前記層の一つ又は両方に可塑剤例えば
ハロゲン化パラフィン、ポリビフェニルクロライド、ジ
メチルナフタレン又はジブチルフタレートを使用すると
有利なことがある。
く、5μm以下が更に好ましい。
バリヤー層を、電荷発生層と支持体の間又は電荷輸送層
と支持体の間に存在させることができる。そのために
は、例えば支持体側からの正又は負電荷注入を防止する
ブロッキング層として作用する酸化アルミニウム層、ポ
リアミド層、ニトロセルロース層、加水分解したシラン
層が有用である。前記バリヤー層の厚さは1μ以下が好
ましい。
作ることができる。代表的な導電体には、アルミニウ
ム、鋼、黄銅、及び導電率増強物質を混入した又はそれ
で被覆した紙及び樹脂、例えば真空蒸着金属、分散カー
ボンブラック、グラファイト及び導電性単量体塩又は導
電性重合体、例えばUS−P3832171に記載され
たCalgon Conductive Polymer 261(米国ペンシルバ
ニア州、ピッツバーグのCalgon Corp.の商標)の如き四
級化窒素原子を含有する重合体を混入又は被覆した紙及
び樹脂を含む。
であることができる。特別の実施態様によれば負電荷輸
送能力を有する、即ち電子輸送材料である前記一般式
(A) 、(B) 又は(C) の一つの範囲内のn−CTM化合物
は、例えばJ.Appl.Phys.Lett.57巻、6号(1990
年8月)、531〜533頁に記載されている如きエレ
クトロルミネセンス(EL)装置の製造に使用される。
かかる装置は基本的にエミッター層(EML)及びキャ
リヤー輸送層からなる。3層セル構造において、エミッ
ター層は、正孔(HTL)と電子(ETL)輸送層の間
に挟まれ、正孔及び電子輸送層の各々は電極と接触して
いる。エミッター層、正孔輸送層、好適な電子輸送層及
び電極の組成及び厚さについての詳細は前述した刊行物
に記載されている。本発明のn−CTM化合物はエレク
トロルミネセンス装置の電子輸送層(ETL)に使用す
るのに好適である。
含む:
したn−CTM化合物の少なくとも1種を含有する光導
電性層を、例えばコロナ装置で全面的に静電的に帯電す
る工程;
ってトナー現像できる潜在静電像を得る工程。
(A) 、(B) 又は、(C) に相当する1種以上のn−CTM
化合物を含有する電荷輸送層と隣接関係にある感光性電
荷発生層を含む2層系電子写真記録材料を用いるとき、
電荷発生層の露光は好ましくは電荷輸送層を介して行
う、しかし電荷発生層が最上層であるときには直接であ
ることができる、又は導電性支持体が露出光に対し充分
に透過性であるときには導電性支持体を通して同様に行
うことができる。
ーロン力で引かれるトナー粒子と称される微粒子化され
た静電的に吸引しうる材料で普通に生ぜしめるのが好ま
しい。トナー現像は当業者に知られている乾式又は液ト
ナー現像である。
は、原画像に対してポジ−ポジ関係にある電荷担持面の
部域に付着する。反転現像においては、トナー粒子は、
原画に対してネガ−ポジ像値関係にある記録面部域上に
移行し、付着する。後者の場合においては、露光によっ
て放電された部域が、適切にバイアスされた現像電極を
介して、トナー粒子の電荷符号に対して反対の電荷符号
の電荷を誘起することによって得る、かくしてトナー
は、像に従った露光において放電された露光部域に付着
するようになる(ニューヨーク及びロンドンのThe Foca
l Press 1975年発行、R. M. Schaffert のElectrop
hotography 拡大改訂版、50〜51頁、及びロンドン
の Academic Press 1979年発行、T. P. Maclean の
ElectronicImaging の231頁参照)。
よる静電帯電及び像に従って露光は同時に行う。
ルを開始する前に、全面露光及び/又は交流コロナ処理
によって消散させるとよい。
本発明による記録材料は、全ての光子放射線、例えば可
視スペクトル光、赤外光、近紫外光及び同様に電子孔対
が電荷発生層中で形成されうるときにはX線と組合せて
使用できる。従ってそれらは、電荷発生物質又はそれら
の混合物のスペクトル感度の適切な選択によって白熱
灯、蛍光灯、レーザー光源又は発光ダイオードと組合せ
て使用できる。
る、又は受容体材料に転写してその上に定着後最終可視
像を形成できる。
料は、全面帯電、像に従って露光、トナー現像及び受容
体材料へのトナー転写の逐次工程を含む複写サイクルに
急速に従って操作する記録装置で使用できる。
及び百分率は他に特記せぬ限り重量による。
電写真特性の評価は再使用しうる光受容体を用いる電子
写真法における記録材料の性能に関する。性能特性の測
定は、放電がゼロ露光を含む八つの異なる露光に対して
得られた感度測定を用いて行った。光導電性記録シート
材料は、5cm/秒の周速度で回転し、接地したアルミ
ニウムドラム上にその導電性の裏を装着した。記録材料
は、コロナワイヤー1cmについて約1μAのコロナ電
流で操作する−4.3kVの電圧で負のコロナで逐次帯
電した。続いて記録材料を、コロナ源に対して45°の
角度でドラムの円周に置いたモノクロメーターから得ら
れる単色光の光量で露光した(刺戟性像露光)。露光は
400ミリ秒続けた。次いで露光した記録材料はコロナ
源に対して180°の角度で置いた電気計探針を通し
た。コロナ源に対して270°の角度で置いた5400
0mJ/m2 を生ずるハロゲンランプで全面後露光を行
った後、新しい複写サイクルを開始した。各測定は、光
導電帯を最初の5サイクルに対して全光源強度に対し露
光し、次いで順次光出力を光学密度0.5、1.0、
1.5、2.0、2.5、3.0及び3.5の灰色フィ
ルターによって調節した光源に、それぞれ5サイクルず
つ露光し、最後の5サイクルはゼロ光強度で露光して4
0複写サイクルで行った。
ロ光強度(CL)での帯電レベル及び灰色フィルターが
1.5の光学密度を有する場合における780nm露光
の場合を除き、残存電位(RP)に対する1.0の光学
密度を有する灰色フィルターによって調節された光源強
度に相当する光強度での放電に関する。
イヤーの記録面への分離距離、及びドラム周速に対し
て、帯電レベルCLは電荷輸送層の厚さ及びその比抵抗
率によってのみ決る。実際にボルトで表示したCLは好
ましくは≧30dであるべきである、dは電荷輸送層の
μmでの厚さである。
ニトリル中0.1モルの電解質(過塩素酸テトラブチル
アンモンニウム)濃度及び10-4モルの生成物濃度を用
い、室温(20℃)で標準飽和カロメル電極及び回転
(50rpm)盤白金電極を有するポーラログラフを用
いて行った。フエロセンを、+0.430Vの半波酸化
電位を有する参考物質として使用した。
被覆した厚さ100μmのポリエステルフィルムを、水
性メタノール中のγ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ンの1%溶液を用い、最初ドクターブレード被覆して作
った。溶媒を蒸発させ、30分間100℃で硬化した
後、かくして得られた接着/ブロッキング層を、電荷発
生顔料の分散液で0.6μの厚さにドクターブレード被
覆した。
5gのχ型の精製した金属不含フタロシアニン、5gの
芳香族ポリカーボネートMAKROLON CD 2000(登録商
標)及び132.86gのジクロロメタンを混合して作
った。続いて分散液に23.81gのジクロロメタンを
加えて被覆用の組成物及び粘度を作った。
量%の固形分含有率で、ジクロロメタン中の電荷輸送材
料及びMAKROLON 5700(登録商標)の濾過した溶液
で被覆した。次いでこの層を16時間50℃で乾燥し
た。
を、下表III に示した波長での光線量で測定した。
M濃度も表III に示してある。
III に示す。
M濃度も表III に示す。
表III に示した波長での光線量で測定した。
4における1%溶液の代りに水性メタノール中のγ−ア
ミノプロピルトリエトキシシランの3%溶液でアルミニ
ウム被覆ポリエステルフィルムを被覆して接着/ブロッ
キング層を作り、50重量%の濃度でのχ型金属不含フ
タロシアニンの代りに、電荷発生層中で40%の濃度で
ω型の金属不含トリアザテトラベンゾポルフィン(未公
開EP−A89121024.7に既に記載されてい
る)を適用したことを変えて、実施例1〜24における
如く作った。
を前述した如く測定した、但し下表IVに示す波長でそし
て光線量で露光した。
送層中での濃度、電荷輸送層(CTL)のμmでの厚
さ、及び相当する光導電性記録材料の電気光学特性を表
IVに示す。
載した如くして、但し異なるCTL−結合剤を表Vにそ
して実施例36及び37の場合において示す如く使用し
て作った。A4はA25の代りのCTMとして使用し
た。CTL層の厚さを表Vに示す。
光学特性を、実施例13の光導電性記録材料についての
電気光学特性と共に表Vに示す。
ウムの真空蒸着導電性層で前被覆した厚さ100μmの
ポリエステルフィルムを、ジクロロメタン中のβ型銅フ
タロシアニン(CIピグメント・ブルー15:3)、電
荷輸送化合物A7及び芳香族ポリカーボネートMAKROLON
CD 2000(登録商標)の分散液でドクターブレード
被覆した。
吸収スペクトルを示す。
吸収スペクトルを示す。
吸収スペクトルを示す。
Claims (11)
- 【請求項1】 感光性記録材料中に存在する電荷発生化
合物(CGM化合物)から放射活性化電荷発生により得
られた電子を受容し、輸送しうる電荷輸送化合物(n−
CTM化合物)を含有する層を上に有する導電性支持体
を含む感光性記録材料において、前記n−CTM化合物
が下記一般式(A)、 (B)又は(C) に相当することを特徴と
する感光性記録材料。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 式中Qは2価有機基を表わし、R1 、R2 、R5 、X、
Y及びnは前述した意義を有し、pは0又は1を表わ
す。 - 【請求項2】 前記n−CTM化合物の少なくとも1種
が感光性電荷発生層と直接接触している電荷輸送層中に
存在することを特徴とする請求項1の感光性記録材料。 - 【請求項3】 前記導電性支持体が正に帯電しうる光導
電性記録層と接触しており、正に帯電しうる光導電性記
録層が、電気絶縁性有機重合体結合剤中に、少なくとも
1種の光導電性p型顔料物質及び少なくとも1種のn型
電荷輸送物質を含有し、(i) n型電荷輸送物質の少なく
とも1種が前記一般式(A)、 (B)又は(C) に相当する化合
物であり、(ii)前記層が4〜40μmの範囲の厚さを有
し、かつ少なくとも1014オーム・mの体積抵抗率を有
する前記電気絶縁性有機重合体結合剤材料中に分子的に
分散している前記n型電荷輸送物質の少なくとも1種を
0.0001〜15重量%及び前記p型顔料物質を5〜
40重量%含有し、(iii) 静電的に帯電した状態で前記
記録層が、それぞれ10%及び90%の放電のために、
4.5倍未満まで差のある導電率増大性電磁放射線に露
光することを必要とすることを特徴とする請求項1の感
光性記録材料。 - 【請求項4】 前記光導電性記録層が5〜35μmの範
囲の厚さを有し、前記p型顔料材料を6〜30重量%、
前記n型電荷輸送物質を0.001〜12重量%含有す
ることを特徴とする請求項3の感光性記録材料。 - 【請求項5】 前記p型顔料物質が、下記の群: (a) 金属不含、金属、金属オキシ、金属ハロ及びシロキ
シ−ケイ素金属ナフタロ及びフタロシアニンの如きナフ
タロ及びフタロシアニン、 (b) キノキサリン顔料、 (c) 一般式 【化5】 (式中XはCl、CONHC6 H5 、NHOCCH3 、
NHC6 H5 又はCONH2 であり、Yは水素、p−ク
ロロフェニル基、NHC6 H5 、NHOCCH3、NH2
又はOC6 H5 であり、Zは水素、アルコキシ基、C
l、NO2 又はCOC6 H5 であり、又はZ及びYは一
緒になって置換もしくは非置換複素環式環を形成する)
を有するジオキサジン顔料 (d) ビスアゾ、トリスアゾ及びテトラキスアゾ顔料を含
むp型ポリアゾ顔料の一つから選択した有機顔料である
ことを特徴とする請求項3又は4の感光性記録材料。 - 【請求項6】 前記n−CTM化合物の少なくとも1種
が樹脂結合剤と組合せて付与され、電荷発生層に直接接
着する電荷輸送層を形成し、前記二つの層の一つがそれ
自体前記導電性支持体によって担持されていることを特
徴とする請求項1〜5の何れか1項の感光性記録材料。 - 【請求項7】 樹脂結合剤が、電荷輸送層が109 オー
ム・cm以上である比抵抗率である層を作ることを特徴
とする請求項6の感光性記録材料。 - 【請求項8】 樹脂結合剤が、セルロースエステル、ア
クリレートもしくはメタクリレート樹脂、ポリビニルク
ロライド、コポリビニル/アセテート及びコポリビニル
/無水マレイン酸、ポリエステル樹脂、芳香族ポリカー
ボネート樹脂もしくはポリエステルカーボネート樹脂、
シリコーン樹脂、ポリスチレン、スチレンと無水マレイ
ン酸の共重合体、又は少なくとも40重量%のN−ビニ
ルカルバゾール含有率を有するN−ビニルカルバゾール
の共重合体であることを特徴とする請求項6又は7の感
光性記録材料。 - 【請求項9】 その層中の前記n−CTM化合物の含有
率が前記層の全重量に対して20〜70重量%であるこ
とを特徴とする請求項1〜8の何れか1項の感光性記録
材料。 - 【請求項10】 n−CTM化合物を含有する層の厚さ
が5〜50μmの範囲であることを特徴とする請求項1
又は2の感光性記録材料。 - 【請求項11】 下記一般式(A)、 (B)又は(C) の一つに
相当することを特徴とする有機化合物。 【化6】 【化7】 【化8】 【化9】 式中Qは2価有機基であり、R1 、R2 、R5 、X、Y
及びnは前述した意義を有し、pは0又は1である。
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