JPH0127481Y2 - - Google Patents

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JPH0127481Y2
JPH0127481Y2 JP8663683U JP8663683U JPH0127481Y2 JP H0127481 Y2 JPH0127481 Y2 JP H0127481Y2 JP 8663683 U JP8663683 U JP 8663683U JP 8663683 U JP8663683 U JP 8663683U JP H0127481 Y2 JPH0127481 Y2 JP H0127481Y2
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vehicle
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はハツチバツク式の乗用車等に用いられ
るリヤシエルフ装置に関するものである。
ハツチバツク式の乗用車ではリヤシート後部に
荷物室を設け、荷物室はリヤシエルフで覆い、後
扉をなすテイルゲートを開閉して荷物室内の荷物
を出し入れするとともに、車室内からも荷物を出
し入れしている。
第5図乃至第8図でリヤシエルフ50の機能を
説明すると、リヤシエルフ50は前後方向の中間
部でヒンジ51によつて折畳み自在とした前半部
52、後半部53からなり、展開状態のリヤシエ
ルフ50の下に荷物室54を形成し、後半部53
の後端の両側端は車室後端部両側に設けた棚状支
持部55で支持し、一方、前半部52の前端の両
側端部出没自在な係止部56で車室内のリヤシー
トバツク57後方両側部に係止し、第5図はリヤ
シエルフ50を展開し、荷物室54を覆つた状態
を示す。
以上のリヤシエルフ50は前半部52の係止部
56を外し、リヤシートバツク57を倒して用い
ることができ、これを第6図に示し、又係止部5
6を外して前半部52をヒンジ51を支点として
持ち上げ、車室内から荷物の出し入れを可能と
し、これを第7図で示し、更に後半部53をヒン
ジ51を支点として前倒しして前半部52上に重
ね、テイルゲートを開いて車室外から荷物の出し
入れを可能とし、これを第8図で示した。
以上において、リヤシエルフ50の前半部52
の係合部は、前半部52の両側端に係止ピン等を
設け、リヤシエルフ上に操作レバー等を設けてリ
ンク、ロツド、ワイヤ等を介して係止ピンと連結
し、操作レバーの揺動操作でリンク、ロツド、ワ
イヤ等を動かし、係止ピンをこれらで出没させ、
車体側の係止部との間で施開錠を行つている。
以上の従来技術は、操作レバー、リンク、ロツ
ドやワイヤ、これらのカバー等を必要として部品
点数が多いこと、組付工数が多く、組み付けも面
倒、煩雑であること、コスト的にも不利であるこ
と、又、上記各部品は夫々枢着、係着等複数個所
で連結され、長期の使用や衝撃等により連結が外
れる等の操作不全の虞れもあること、更に操作レ
バー等がリヤシエルフ上に突出してリヤシエルフ
上に物を載せたりする上で或は外観性の点で好ま
しくなく、改善の余地がある。
本考案は以上に鑑みなされたもので、その目的
とする処は、構造が簡単で部品点数が最少で足
り、組立性の点でも容易でコスト的にも有利であ
り、長期に亘り円滑、安定した作動が得られ、信
頼性に富むとともに、操作部の上方への突出を抑
え、上への荷物積載上有利で、且つ外観性の点で
も好ましい車両のリヤシエルフ装置を提供するに
ある。
以上の目的を達成するため本考案は、リヤシエ
ルフの端部両側端に車体両内側の係合部と係脱す
る係合部を係合方向に付勢する如く出没自在に設
けるとともに、該各係合部をリヤシエルフ下面に
配設したバンド両端に連結し、且つ該バンド中間
部の一部をリヤシエルフ上に把持可能に露出させ
るようにしたことを要旨とする。
次に本考案の好適一実施例を添付図面に従つて
詳述する。
第1図は車両1の後部を破断して示す斜視図
で、車室内2の後部にリヤシート3が設けられ、
リヤシート3は実施例ではリヤシートバツク4が
図示されている。車体5のリヤシートバツク後方
と後部6との間にはフロア7上に荷物積載空間S
が形成され、後部6の不図示のテイルゲートで開
閉自在とし、図中8は後部開口に臨むリヤピラー
を、又9は車体後部の側部で、第1図は詳細部を
省略して説明図として示した。
リヤシートバツク4の上部から後方にリヤシエ
ルフ10が空間S上を覆う如く設けられ、リヤシ
エルフ10は実施例では車体後部の両側内側の高
さ方向中間部に内方に突出する如く設けられ、前
後方向に長さを有するサイドシエルフ11と、幅
の小さいサイドシエルフ11間に配設されたセン
ターシエルフ12とから構成されている。
センターシエルフ12は第1図乃至第4図に示
す如くで、センターシエルフ12は板状をなし、
シートバツク4に近い前半部13と、これに連な
る後半部14とからなり、サイドシエルフ11が
車室内側への突出量において前半部111が少な
く、後半部112が大きいため、センターシエル
フ12の前半部13は幅が大きく、又後半部14
はその幅を狭く設定されている。
センターシエルフ12の前半部13と後半部1
4はある程度の厚さを有する硬質の合成樹脂板や
木製の板材からなる芯板131,141を備え、
芯板131,141間に境界部材121を臨ま
せ、且つ境界部に蝶番金具の如きヒンジ部材15
…を固着して双方をヒンジ部材15…を支点とし
て前半部13、後半部14を折畳み自在とし、か
かる前半部13、後半部14の芯板131,14
1上面には可撓性のある表皮122を貼着等して
全面的に覆う。後半部14の幅方向両端部には係
止ピン142を各突設し、これをサイドシエルフ
11の後半部内側壁113に設けた係止孔に係合
し、センターシエルフ12の後端両側部を支持す
る。尚実施例では後半部14の前端部両側に中間
係止ピン143を設け、サイドシエルフ後半部前
端に係止し、以上のピン142,143は両側に
設けられ、第1図、第4図は半截のため半分のみ
を示し、又前記したヒンジ部材15は第4図示の
如く幅方向両端寄り部及び中央部の三個所に設け
られている。
以上のセンターシエルフ12の前半部13前端
部両側に出没自在に該前端部を車体側、実施例で
はサイドシエルフ11の前半部111前端内側に
係合支持する係合部材であるピン16を設ける。
その詳細は第2図に示す如くで、芯板131の
両側端部下面にシリンダ部材17を設け、該部材
17の内径部171は中間部乃至外側寄り部の大
径部172、内側寄りの小径部173を備え、外
端壁174には孔部175を、又内端壁176に
は孔部177を備える。かかる内径部171にピ
ン16を摺動自在に嵌合し、ピン部161は外端
壁174に設けた孔部175に摺動自在に嵌合
し、ピン部161の先端にはテーパー部162を
備える。ピン部161の基部には内径部の大径部
172と摺動自在に嵌合する該ピン部161より
も大径のピストン部163を備え、ピストン部1
63はピン解除時の外側方への脱出を孔部175
周辺部で阻止され、又大径部172内端の肩部1
78で没入限を規制され、小径部173の内端部
にはクリツプ18を係止し、クリツプ18とピス
トン部163背面間にはバネ19を縮装する。そ
してピン16のピストン部163背面中央部には
連杆20を固着し、連杆20は内径部171内を
軸方向に通り、且つクリツプ18の中央部に設け
た孔181、孔部177を通つてシリンダ部材7
の内端外方、即ちセンターシエルフ12前半部1
3の幅方向内側に導出される。かかる連杆20の
導出部201にループ等を形成し、これに操作用
バンド21の端部211を巻回して係着し、バン
ドと連杆を連結する。以上のシリンダ部材17の
下面を含んで芯板131下面はこれと隙間を有す
る如くした裏板132で覆う。
センターシエルフ前半部13の幅方向中間部に
は幅方向に長さを有する開口部133を上下に貫
通する如く設け、開口部133には口縁部材22
を嵌着し、口縁部材22は上部221が上面に若
干突出し、下部222は芯板131の下面に若干
突出している。口縁部材22の開口部223中間
にはガイド部材23を遊合し、ガイド部材23は
下向きに開放された中空カバー状をなし、中央部
の脚部231を既述の裏板132にビス232で
止着して支持されている。ガイド部材23の両側
部233,233と口縁部材22の開口部223
両内側部224,224との間には充分の隙間
S1,S1を設け、又ガイド部材23の上面234は
口縁部材22の上面と略同高とし、実施例ではガ
イド部材上面両側に突部235,235を設け
た。
以上において、前記したバンド21の中間部2
12を口縁部材22の開口部223に臨ませてガ
イド部材23の上面234上に載せ、バンド21
中間部212の両側部213,213は突部23
5,235上に接して中間部212と上面234
との間には指先挿入用の隙間S2が形成され、中間
部両側の各外方の部分は口縁部材22の下部22
2の下端に当つて芯板131の下面に導かれる。
ところでサイドシエルフ11の前半部111前端
内側面には前記ピン16のピン部先端と係合する
係合凹部24を設け、第2図の如くセンターシエ
ルフ12がフラツトで荷物室間S上を第1図の如
く覆つた状態ではピン16が凹部24に係合し、
係合状態はバネ19によるピン16の外方への弾
圧付勢により保持される。
次にその作用、効果を詳述すると、既述した第
6図、第7図の如く前半部13を解除し、前半部
を上げ、或は下げ、シートバツク4を後倒したり
荷物空間S内に車室内から荷物を出し入れしたり
する場合には次の如く行う。
即ち、センターシエルフ12の前半部13前端
中央部上にバンド21の中間部212が露出し、
これを把持して上方に引き上げ、これによりバン
ド21の両端部211に連杆20を介して連合さ
れたピン16は後退し、ピン部161は車体側で
ある係合凹部24から脱出し、センターシエルフ
前半部13の拘束は解除され、第6図、第7図の
如き作業、動作が行えることとなる。
以上において、バンドはバネで引張されてセン
ターシエルフ展開状態、且つロツク状態下では該
シエルフ中央部前端にフラツトにへばりついた状
態となり、上面への突出量は最少で、従つて該シ
エル上に荷物を積載する上で邪魔になることがな
く、上に荷物を積載上で好都合であること、上面
への突出量が最少でバンドの一部が露出するだけ
で係合解除機構を構成するため外観上も好ましい
こと、弾圧されたピンをバンドで引つ張る構造の
ためレバー、リンク等を必要とせず構造が簡単で
部品点数が最少で足り、又以上により組付も簡単
であること、従つてコスト的にも有利であるこ
と、機構部品や機構的な連結部がないためこわれ
にくく、作動の確実を長期に亘つて保障すること
ができ、信頼性の点でも有利である。
本考案は以上の如き多大の利点を有する。
尚実施例ではリヤシエルフをサイドシエルフ、
センターシエルフで構成したが、サイドシエルフ
がなく、センターシエルフの部分のみで構成し、
車体側に設けた係合部に係合させるようにしても
良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は車両後部の破断斜視図、第2図はリヤ
シエルフの係合部の縦断面図、第3図は同中央部
の操作部分の縦断面図、第4図はリヤシエルフの
平面図、第5図乃至第8図はリヤシエルフの機能
の説明図である。 尚図面中1は車両、3はリヤシート、4はリヤ
シートバツク、10はリヤシエルフ、16は係合
部、21はバンド、24は車体側の係合部であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室内のリヤシート後方の荷物収納空間を上か
    ら覆い、リヤシートバツク後方に延設され、中間
    部、或は後端部を支点として前端の係合部の解除
    時に上下に揺動するようにした車両のリヤシエル
    フ装置において、前記リヤシエルフの前端部両側
    端に車体両内側の係合部と係脱する係合部を係合
    方向に付勢する如く出没自在に設けるとともに、
    該各係合部をリヤシエルフ下面に配設したバンド
    両端に連結し、且つ該バンド中間部の一部をリヤ
    シエルフ上に把持可能に露出させるようにしたこ
    とを特徴とする車両のリヤシエルフ装置。
JP8663683U 1983-06-06 1983-06-06 車両のリヤシエルフ装置 Granted JPS59190646U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8663683U JPS59190646U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 車両のリヤシエルフ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8663683U JPS59190646U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 車両のリヤシエルフ装置

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Publication Number Publication Date
JPS59190646U JPS59190646U (ja) 1984-12-18
JPH0127481Y2 true JPH0127481Y2 (ja) 1989-08-17

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ID=30216566

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JP8663683U Granted JPS59190646U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 車両のリヤシエルフ装置

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0444449Y2 (ja) * 1986-11-29 1992-10-20
JPH0536760Y2 (ja) * 1988-09-02 1993-09-17
JP5684652B2 (ja) * 2011-05-27 2015-03-18 株式会社林技術研究所 荷室仕切装置
FR2991643B1 (fr) * 2012-06-12 2014-07-11 Cera Systeme de recouvrement d’un compartiment a bagages de vehicule automobile

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JPS59190646U (ja) 1984-12-18

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