JPH11291824A - 自動車用リヤシート - Google Patents
自動車用リヤシートInfo
- Publication number
- JPH11291824A JPH11291824A JP10091371A JP9137198A JPH11291824A JP H11291824 A JPH11291824 A JP H11291824A JP 10091371 A JP10091371 A JP 10091371A JP 9137198 A JP9137198 A JP 9137198A JP H11291824 A JPH11291824 A JP H11291824A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- belt
- seat belt
- luggage
- anchor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Seats For Vehicles (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 種々の形状をした荷物をシートベルトによっ
て簡単に固定・保持できるようにした自動車用リヤシー
トを提供すること。 【解決手段】 シートバック１裏面または側面のドア側
にシートベルト挿通用のトランスベルト３を設けて、こ
のトランスベルト３にシートベルト２を挿通したうえシ
ートベルト先端のアンカー２ａをシートバック裏面のイ
ンサイド側にある止め具４に係止した時、シートベルト
２がシートバック裏面側において張設され、この態様下
で荷物をシートバック１裏面とシートベルト２間に挟持
し固定するようにした。
て簡単に固定・保持できるようにした自動車用リヤシー
トを提供すること。 【解決手段】 シートバック１裏面または側面のドア側
にシートベルト挿通用のトランスベルト３を設けて、こ
のトランスベルト３にシートベルト２を挿通したうえシ
ートベルト先端のアンカー２ａをシートバック裏面のイ
ンサイド側にある止め具４に係止した時、シートベルト
２がシートバック裏面側において張設され、この態様下
で荷物をシートバック１裏面とシートベルト２間に挟持
し固定するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の形状をした
荷物をシートベルトによって簡単に固定・保持できるよ
うにした自動車用リヤシートに関するものである。
荷物をシートベルトによって簡単に固定・保持できるよ
うにした自動車用リヤシートに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、自動車の荷室における荷物の
固定方法として荷物の上からネットを被せることにより
固定する方法や、例えば実開昭６２−１３５６４９号公
報や実開昭６３−１３８２５８号公報などに示されるよ
うにリヤシート背面に設けた固定用ベルトにより荷物を
挟持して固定する方法が広く知られている。
固定方法として荷物の上からネットを被せることにより
固定する方法や、例えば実開昭６２−１３５６４９号公
報や実開昭６３−１３８２５８号公報などに示されるよ
うにリヤシート背面に設けた固定用ベルトにより荷物を
挟持して固定する方法が広く知られている。
【０００３】ところが、ネットを被せて固定する場合
は、該ネットを少なくとも荷室の四隅に設けられたフッ
クに係止する必要があり、特に後端側を係止するには車
の後ろ側まで回り込んで行うためネットの係止作業に長
時間要して作業性に劣るという問題点があり、更にはネ
ットの不使用時には取り外して別の場所に保管しておか
ねばならず取り扱いが煩わしいという問題点があった。
一方、リヤシート背面の固定用ベルトにより荷物を固定
する場合は、前記ネットに比べると操作性には優れてい
るものの特別な固定用ベルトを設ける必要があり、シー
ト製作上コスト的に高くなるという問題点や、固定でき
る荷物が棒状の長尺物に限られるという問題点があっ
た。
は、該ネットを少なくとも荷室の四隅に設けられたフッ
クに係止する必要があり、特に後端側を係止するには車
の後ろ側まで回り込んで行うためネットの係止作業に長
時間要して作業性に劣るという問題点があり、更にはネ
ットの不使用時には取り外して別の場所に保管しておか
ねばならず取り扱いが煩わしいという問題点があった。
一方、リヤシート背面の固定用ベルトにより荷物を固定
する場合は、前記ネットに比べると操作性には優れてい
るものの特別な固定用ベルトを設ける必要があり、シー
ト製作上コスト的に高くなるという問題点や、固定でき
る荷物が棒状の長尺物に限られるという問題点があっ
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、従来のネットによる固定に比
べてより簡単かつ確実に荷物を固定することができ、ま
た特別な固定用ベルトを設けることなく既存のシートベ
ルトを利用することによって荷物を簡単に固定すること
ができるとともに、いかなるの形状の荷物であっても確
実に固定することができる自動車用リヤシートを提供す
ることを目的として完成されたものである。
従来の問題点を解決して、従来のネットによる固定に比
べてより簡単かつ確実に荷物を固定することができ、ま
た特別な固定用ベルトを設けることなく既存のシートベ
ルトを利用することによって荷物を簡単に固定すること
ができるとともに、いかなるの形状の荷物であっても確
実に固定することができる自動車用リヤシートを提供す
ることを目的として完成されたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の自動車用リヤシートは、シートバ
ック裏面または側面のドア側にシートベルト挿通用のト
ランスベルトを設けて、このトランスベルトにシートベ
ルトを挿通したうえシートベルト先端のアンカーをシー
トバック裏面のインサイド側にある止め具に係止した
時、シートベルトがシートバック裏面側において張設さ
れ、この態様下で荷物をシートバック裏面とシートベル
ト間に挟持し固定するようにしたことを特徴とするもの
である。
めになされた本発明の自動車用リヤシートは、シートバ
ック裏面または側面のドア側にシートベルト挿通用のト
ランスベルトを設けて、このトランスベルトにシートベ
ルトを挿通したうえシートベルト先端のアンカーをシー
トバック裏面のインサイド側にある止め具に係止した
時、シートベルトがシートバック裏面側において張設さ
れ、この態様下で荷物をシートバック裏面とシートベル
ト間に挟持し固定するようにしたことを特徴とするもの
である。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の好ましい実施の形態を示す。図面は、例えばワゴン車
のように後方側が荷室に続く車種のリヤシートを示すも
ので、図中１はシートバック、２は一般的に備えつけら
れている既存のシートベルトであり、前記シートバック
１は通常のリクライニング機構が内蔵されていてシート
クッション上へ折り重なるように前倒し可能な構造とな
っている点は従来のこの種の自動車用リヤシートと基本
的に同じである。
の好ましい実施の形態を示す。図面は、例えばワゴン車
のように後方側が荷室に続く車種のリヤシートを示すも
ので、図中１はシートバック、２は一般的に備えつけら
れている既存のシートベルトであり、前記シートバック
１は通常のリクライニング機構が内蔵されていてシート
クッション上へ折り重なるように前倒し可能な構造とな
っている点は従来のこの種の自動車用リヤシートと基本
的に同じである。
【０００７】本発明では、前記シートバック１裏面のド
ア側にシートベルト挿通用のトランスベルト３が設けら
れており、このトランスベルト３にシートベルト２を挿
通したうえシートベルト先端のアンカー２ａをシートバ
ック裏面のインサイド側にある止め具４に係止した時、
シートベルト２がシートバック裏面側において張設さ
れ、この態様下で荷物をシートバック１裏面とシートベ
ルト２間に挟持し固定するようにした点に特徴的構成を
有する。
ア側にシートベルト挿通用のトランスベルト３が設けら
れており、このトランスベルト３にシートベルト２を挿
通したうえシートベルト先端のアンカー２ａをシートバ
ック裏面のインサイド側にある止め具４に係止した時、
シートベルト２がシートバック裏面側において張設さ
れ、この態様下で荷物をシートバック１裏面とシートベ
ルト２間に挟持し固定するようにした点に特徴的構成を
有する。
【０００８】前記トランスベルト３は、図２に示される
ように、シートフレーム５に垂直方向に固定されてシー
トベルト２が挿通できるようシートバック１の裏面側に
突出して設けられており、また止め具４は同様にシート
フレーム５にフック４ａとして設けられている。また、
図６に示されるようにトランスベルト３はシート側面の
ドア側に設けることもできる。なお、前記シートベルト
のアンカー２ａを係止する止め具４としては、シートバ
ック裏面のインサイド側に設けられたフック４ａの他、
後述するように、既設のシートベルト係止用のバックル
４ｂを利用することも可能であり、要は、シートベルト
２がトランスベルト３と止め具４との間でシートバック
裏面に沿って張設されるよう構成されていればよい。
ように、シートフレーム５に垂直方向に固定されてシー
トベルト２が挿通できるようシートバック１の裏面側に
突出して設けられており、また止め具４は同様にシート
フレーム５にフック４ａとして設けられている。また、
図６に示されるようにトランスベルト３はシート側面の
ドア側に設けることもできる。なお、前記シートベルト
のアンカー２ａを係止する止め具４としては、シートバ
ック裏面のインサイド側に設けられたフック４ａの他、
後述するように、既設のシートベルト係止用のバックル
４ｂを利用することも可能であり、要は、シートベルト
２がトランスベルト３と止め具４との間でシートバック
裏面に沿って張設されるよう構成されていればよい。
【０００９】このように構成されたものは、通常の自動
車用リヤシートとして使用に供されることは従来と同様
であるが、荷物Ｗを固定したい場合には、例えば図１に
示されるように、座席の形態を保持したままでシートベ
ルト２をシートバック１の裏面側に回し、トランスベル
ト３に挿通させたうえアンカー２ａをフック４ａに係止
して荷物Ｗをシートバック１裏面とシートベルト２間に
挟持し固定する。このように、荷物Ｗはシートベルト２
により確実に保持されるので、走行中の揺れ等があって
もずれることがなく、また急激な強い衝撃があってもシ
ートベルト２のロック作用によってずれの発生が防止さ
れることとなる。
車用リヤシートとして使用に供されることは従来と同様
であるが、荷物Ｗを固定したい場合には、例えば図１に
示されるように、座席の形態を保持したままでシートベ
ルト２をシートバック１の裏面側に回し、トランスベル
ト３に挿通させたうえアンカー２ａをフック４ａに係止
して荷物Ｗをシートバック１裏面とシートベルト２間に
挟持し固定する。このように、荷物Ｗはシートベルト２
により確実に保持されるので、走行中の揺れ等があって
もずれることがなく、また急激な強い衝撃があってもシ
ートベルト２のロック作用によってずれの発生が防止さ
れることとなる。
【００１０】また、図４に示されるように、シートバッ
ク１をシートクッションに折り重ねるように前倒しして
後方側の荷室とフラットな面としたうえ、サーフボード
のような長尺な荷物Ｗを置いて、前記と同様にシートバ
ック１裏面とシートベルト２間に荷物Ｗを挟持し固定し
たり、バケツのような異形状の荷物Ｗをシートベルト２
を開いて２枚のシートベルト間に挟持し固定することも
できる。更には、図５に示されるように、前記フック４
ａにかえシートに備え付けのシートベルト係止用のバッ
クル４ｂを利用してアンカー２ａを係止することもでき
る。また、図６のようにトランスベルト３をシートバッ
ク１の側面に設けた場合、シート使用状態ではトランス
ベルト３を隠蔽できて見栄えのよいシートとなる。な
お、図４〜図５においては、リヤシート全体を前倒しし
て荷物を固定する形態を示したが、２分割式のリヤシー
トの場合、いずれか一方のシートのみを前倒しして荷物
の固定ができることは勿論である。
ク１をシートクッションに折り重ねるように前倒しして
後方側の荷室とフラットな面としたうえ、サーフボード
のような長尺な荷物Ｗを置いて、前記と同様にシートバ
ック１裏面とシートベルト２間に荷物Ｗを挟持し固定し
たり、バケツのような異形状の荷物Ｗをシートベルト２
を開いて２枚のシートベルト間に挟持し固定することも
できる。更には、図５に示されるように、前記フック４
ａにかえシートに備え付けのシートベルト係止用のバッ
クル４ｂを利用してアンカー２ａを係止することもでき
る。また、図６のようにトランスベルト３をシートバッ
ク１の側面に設けた場合、シート使用状態ではトランス
ベルト３を隠蔽できて見栄えのよいシートとなる。な
お、図４〜図５においては、リヤシート全体を前倒しし
て荷物を固定する形態を示したが、２分割式のリヤシー
トの場合、いずれか一方のシートのみを前倒しして荷物
の固定ができることは勿論である。
【００１１】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は従来のネットによる固定に比べてより簡単かつ確実
に荷物を固定することができ、また特別な固定用ベルト
を設けることなく既存のシートベルトを利用することに
よって荷物を簡単に固定することができるとともに、い
かなるの形状の荷物であっても確実に固定することがで
きるものである。よって本発明は従来の問題点を一掃し
た自動車用リヤシートとして、産業の発展に寄与すると
ころは極めて大である。
明は従来のネットによる固定に比べてより簡単かつ確実
に荷物を固定することができ、また特別な固定用ベルト
を設けることなく既存のシートベルトを利用することに
よって荷物を簡単に固定することができるとともに、い
かなるの形状の荷物であっても確実に固定することがで
きるものである。よって本発明は従来の問題点を一掃し
た自動車用リヤシートとして、産業の発展に寄与すると
ころは極めて大である。
【図１】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図２】シートフレームを示す斜視図である。
【図３】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図４】荷物を固定した状態の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図５】荷物を固定した状態のその他の例を示す斜視図
である。
である。
【図６】その他の実施の形態を示す斜視図である。
１ シートバック ２ シートベルト 2a アンカー ３ トランスベルト ４ 止め具 4a フック 4b バックル
Claims (3)
- 【請求項１】 シートバック(1) 裏面または側面のドア
側にシートベルト挿通用のトランスベルト(3) を設け
て、このトランスベルト(3) にシートベルト(2) を挿通
したうえシートベルト先端のアンカー(2a)をシートバッ
ク裏面のインサイド側にある止め具(4) に係止した時、
シートベルト(2) がシートバック裏面側において張設さ
れ、この態様下で荷物をシートバック(1) 裏面とシート
ベルト(2) 間に挟持し固定するようにしたことを特徴と
する自動車用リヤシート。 - 【請求項２】 シートベルトのアンカー(2a)を係止する
止め具(4) が、シートバック裏面のインサイド側に設け
られたフック(4a)である請求項１に記載の自動車用リヤ
シート。 - 【請求項３】 シートベルトのアンカー(2a)を係止する
止め具(4) が、シートベルト係止用のバックル(4b)であ
る請求項１に記載の自動車用リヤシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10091371A JPH11291824A (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 自動車用リヤシート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10091371A JPH11291824A (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 自動車用リヤシート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11291824A true JPH11291824A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14024528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10091371A Withdrawn JPH11291824A (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 自動車用リヤシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11291824A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011230658A (ja) * | 2010-04-28 | 2011-11-17 | Honda Motor Co Ltd | 車両用シート |
| JP2016078745A (ja) * | 2014-10-21 | 2016-05-16 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 回転式座席装置および鉄道車両並びに座席の運用方法 |
-
1998
- 1998-04-03 JP JP10091371A patent/JPH11291824A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011230658A (ja) * | 2010-04-28 | 2011-11-17 | Honda Motor Co Ltd | 車両用シート |
| JP2016078745A (ja) * | 2014-10-21 | 2016-05-16 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 回転式座席装置および鉄道車両並びに座席の運用方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |