JPH0536760Y2 - - Google Patents

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JPH0536760Y2
JPH0536760Y2 JP1988116264U JP11626488U JPH0536760Y2 JP H0536760 Y2 JPH0536760 Y2 JP H0536760Y2 JP 1988116264 U JP1988116264 U JP 1988116264U JP 11626488 U JP11626488 U JP 11626488U JP H0536760 Y2 JPH0536760 Y2 JP H0536760Y2
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tonneau board
rear end
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tonneau
board
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はハツチバツク車両のトノボード構造に
関する。
〔従来技術〕
従来のハツチバツク車両のトノボード構造とし
ては例えば第12図および第13図に示すような
ものがある(実開昭61−73452号公報参照)。これ
ら図において、1はハツチバツク車両、2はこの
ハツチバツク車両1の荷室3に設けられたトノボ
ード、4,4は前記荷室3の両側部に設けられ前
記トノボード2の両側縁を支持するためのパーセ
ルサイドである。
前記トノボード2の両側後端部7,7は物品の
載置面積を拡大するため、車幅方向に拡張してい
る。一方、前記トノボード2はバツクドア5と吊
りひも6,6により連結され、バツクドア5を開
けた時その後端部が上動して荷室3が開放される
ようになつている。前記トノボード2の両側後端
部7,7の基部にはヒンジ9,9が形成され、該
両側後端部7,7が折り曲げ可能となつており、
この両側後端部7,7の端部に前記吊りひも6,
6の端部が連結され、もつて前記バツクドア5を
開けた時、該両側後端部7,7が折れ曲がり、開
口8の内縁に干渉しないようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のトノボード構
造にあつては、トノボード2の両側後端部7,7
の基部にヒンジ9,9が設けられているが、該ヒ
ンジ9,9部分は通常切込みにより形成され構造
的に弱いため、該両側後端部7,7を支持した状
態でトノボード2の後端部に荷重をかけた場合に
は、該ヒンジ9,9が破損してしまう恐れがあ
る。したがつて該両側後端部7,7は支持しない
ようになつているが、この場合トノボード2のパ
ーセルサイド4,4に支持される見かけ上の後端
から実質上の後端までのオーバーハングが大きく
なり、実質上の後端部分に荷重をかけた場合には
該後端部分が大きく変形し、商品性が低下すると
いう問題があつた。
そこでこの問題を回避すべく強化手段を講じる
ことが考えられるが、これも又従来よりレインホ
オース等を大幅に追加しなければならず、重量増
となるという課題があつた。
本考案はこのような従来の課題に着目してなさ
れたもので、重量増を防止しつつ、トノボード後
端部の荷重による変形を防止し商品性の向上を図
つたハツチバツク車両のトノボード構造を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はかかる目的を達成するため、トノボー
ドの裏面における後端部に該トノボードの幅方向
に摺動自在な一対の係止用シヤフトを配設し、こ
の各係止用シヤフトを弾性部材により前記トノボ
ードの両側端側へ常時付勢するとともに、吊りひ
もの一端をこの係止用シヤフトに連結しかつ前記
トノボードに穿設した挿通孔を挿通した他端をバ
ツクドアに連結し、前記バツクドアを開いたとき
前記各係止用シヤフトが前記トノボードの中央側
へ移動し、かつ前記バツクドアを閉じ前記トノボ
ードをパーセルサイドに支持させたときに前記係
止用シヤフトが前記トノボードの両側端側へ移動
して該パーセルサイドに係止するようにしたもの
である。
〔作用〕
バツクドアを閉じトノボードをパーセルサイド
に支持したとき、同時に係止用シヤフトがパーセ
ルサイドに係止するため、トノボードの後端部の
オーバーハングがなく、したがつて該後端部に荷
重をかけても変形することがない。一方、バツク
ドアを開ければ、トノボードが上動し吊りひもを
介して係止用シヤフトが弾性部材に抗してトノボ
ードの中央側に移動する。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の一実施例を説明す
る。
なお、従来例と同一の部品には同一符号を付
す。
第1図ないし第3図において、2は荷室3に設
けられたトノボードで、車幅方向に拡張した両側
後端部7,7の基部にはヒンジ9,9が形成さ
れ、該両側後端部7,7が折り曲げ可能となつて
いる。4,4はトノボード2の両側縁を支持する
パーセルサイドで、該トノボード2の後端末位置
まで延びている。このパーセルサイド4,4の内
縁にはトノボード2の両側縁を支持する棚部4
a,4aが形成され、もつてパーセルサイド4,
4とトノボード2が略面一となるようにしてい
る。
前記トノボード2の裏面における後端部には幅
方向に摺動自在な一対の係止用シヤフト10,1
0が該トノボード2に固設したシヤフトケース1
1,11を介して配設されている。
この一対の係止用シヤフト10,10は前記シ
ヤフトケース11,11内に収設された弾性部材
であるコイルスプリング12,12によりトノボ
ード2の両側端側へ常時付勢されている。
この係止用シヤフト10,10はトノボード2
が前記パーセルサイド4,4に支持されている状
態で同時に該パーセルサイド4,4の棚部4a,
4aに係止されている。
吊りひも6,6はその一端が各係止用シヤフト
10,10の基端に連結されかつ前記両側後端部
7,7に穿設した挿通孔7a,7aを挿通した他
端がバツクドア5に連結され、もつて該バツクド
ア5を開けたときトノボード2の後端部が上動し
かつ前記スプリング12,12の弾撥力に抗して
係止用シヤフト10,10がトノボード2の中央
側に移動するようになつている。
なお、各係止用シヤフト10,10に連結され
た前記各吊りひも6,6は他端側の両側後端部
7,7に穿設された挿通孔7a,7aに挿通され
ている。また、前記係止用シヤフト10,10に
はストツパ片10a,10aが突設され、一方シ
ヤフトケース11,11にはこのストツパ片10
a,10aが摺動案内されるスリツト11a,1
1aが刻設され、もつてストツパ片10a,10
aがスリツト11a,11aの両端に当接するこ
とにより係止用シヤフト10,10の突出位置お
よび没入位置を規制できるようになつている。
さらに、前記係止用シヤフト10,10は没入
位置でその先端がヒンジ9,9より内側に位置す
るようになつている。
また、前記スプリング12,12のばね力は前
記トノボード2の自重に対して圧縮される程度に
弱いものとなつている。
かかる構成につき、バツクドア5が閉じ第4図
に示すように、トノボード2がパーセルサイド
4,4に支持されている場合には、同時に係止用
シヤフト10,10はスプリング12,12によ
り突出状態にあり、この結果パーセルサイド4,
4の棚部4a,4aに係止されている。従つてト
ノボード2の後端部はこの係止用シヤフト10,
10を介して支持されており、従来例のように後
端部のオーバーハングがない。このため、該後端
部に荷重がかかつても変形することがなく、商品
性を低下させることがない。この場合、何ら補強
部材を追加することがなく、重量増とならない訳
である。
次にこの状態で、バツクドア5を開ければ、第
5図に示すようにこれに連結された吊りひも6,
6が係止用シヤフト10,10を引張する。この
場合、スプリング12,12が自重より弱いた
め、圧縮し係止用シヤフト10,10がトノボー
ド2の中央側に移動する。さらに、バツクドア5
の開動作が続行されると、第6図に示すように、
次には吊りひも6,6が引き上げられ両側後端部
7,7がヒンジ9,9を中心に折り曲げられつつ
トノボード2全体が上方に持ち上げられ、この場
合、両側後端部7,7が折り曲げられているた
め、トノボード2は車体開口8の内縁に干渉する
ことなく車内に収容されることとなる。
一方、この状態でバツクドア5を閉じると、逆
にバツクドア5が下動すると同時に吊りひも6,
6がたるみ、スプリング12,12のばね力によ
つて係止用シヤフト10,10がトノボード2の
両側端側へ移動し、トノボード2の両側縁と共に
パーセルサイド4,4の棚部4a,4aに係止さ
れ、旧状態に戻る。
第7図ないし第10図は本考案の他の実施例を
示す。
この実施例はトノボード2の両側後端部7,7
をトノボード2の裏面に固設したガイドレール1
4,14を介して摺動自在とし、これを係止用シ
ヤフト10,10と兼用し、この係止用シヤフト
10,10を兼用した両側後端部7,7をスプリ
ング12,12により常時トノボード2の両側端
から突出する位置に付勢し、一方、吊りひも6,
6の一端を両側後端部7,7の基端に連結し、ト
ノボード2に穿設した挿通孔2a,2aを挿通し
た他端をバツクドア5に連結する。
この例の場合もバツクドア5を開くと、第11
図に示すように、両側後端部7,7が吊りひも
6,6により引張られてトノボード2の両側から
没入する。この結果トノボード2の両側縁は開口
8の内縁に干渉することなく車内に収容できるこ
ととなる。
この状態で、バツクドア5を閉じれば、先ずト
ノボード2の本体部の両側縁がパーセルサイド
4,4の棚部4a,4aに支持され、続いて吊り
ひも6,6がたるんで、スプリング12,12に
より両側後端部7,7がトノボード2の両側端か
ら突出しパーセルサイド4,4の棚部4a,4a
に係止されることとなる。
この例の場合も、前記実施例と同様の効果を奏
するものである。
〔効果〕
以上説明してきたように本考案によれば、トノ
ボードの裏面における後端部に該トノボードの幅
方向に摺動自在な一対の係止用シヤフトを配設
し、この各係止用シヤフトを弾性部材により前記
トノボードの両側端側へ常時付勢するとともに、
吊りひもの一端をこの係止用シヤフトに連結しか
つ前記トノボードに穿設した挿通孔を挿通した他
端をバツクドアに連結し、前記バツクドアを開い
たとき前記各係止用シヤフトが前記トノボードの
中央側へ移動し、かつ前記バツクドアを閉じ前記
トノボードをパーセルサイドに支持させたときに
前記係止用シヤフトが前記トノボードの両側端側
へ移動して該パーセルサイドに係止するように構
成したため、重量の増加を防ぎつつ、トノボード
の後端部の荷重による変形を防止し商品性の向上
を図るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は第1図の−線断面図、第3図は要部の斜
視図、第4図ないし第6図は夫々作用説明図、第
7図は本考案の他の実施例を示す斜視図、第8図
および第9図は夫々第7図の−線および
−線断面図、第10図は要部の斜視図、第1
1図は作用説明図、第12図および第13図は従
来例を示す車両後部の斜視図およびその荷室内の
平面図である。 2……トノボード、2a……挿通孔、4……パ
ーセルサイド、5……バツクドア、6……吊りひ
も、7a……挿通孔、10……係止用シヤフト、
12……コイルスプリング(弾性部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トノボードの裏面における後端部に該トノボー
    ドの幅方向に摺動自在な一対の係止用シヤフトを
    配設し、この各係止用シヤフトを弾性部材により
    前記トノボードの両側端側へ常時付勢するととも
    に、吊りひもの一端をこの係止用シヤフトに連結
    しかつ前記トノボードに穿設した挿通孔を挿通し
    た他端をバツクドアに連結し、前記バツクドアを
    開いたとき前記各係止用シヤフトが前記トノボー
    ドの中央側へ移動し、かつ前記バツクドアを閉じ
    前記トノボードをパーセルサイドに支持させたと
    きに前記係止用シヤフトが前記トノボードの両側
    端側へ移動して該パーセルサイドに係止するよう
    に構成したことを特徴とするハツチバツク車両の
    トノボード構造。
JP1988116264U 1988-09-02 1988-09-02 Expired - Lifetime JPH0536760Y2 (ja)

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