JP3085123B2 - スライド式キャリア - Google Patents
スライド式キャリアInfo
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- JP3085123B2 JP3085123B2 JP07029204A JP2920495A JP3085123B2 JP 3085123 B2 JP3085123 B2 JP 3085123B2 JP 07029204 A JP07029204 A JP 07029204A JP 2920495 A JP2920495 A JP 2920495A JP 3085123 B2 JP3085123 B2 JP 3085123B2
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- Japan
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- carrier
- base
- holding portion
- holding
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のルーフに取り付
けられる基部に対して前後左右にスライド可能なキャリ
アに関するものである。
けられる基部に対して前後左右にスライド可能なキャリ
アに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車体のルーフに荷物を積むためのキャリ
アは、広くしられている。このキャリアは、ルーフやル
ーフレールに設けられた基部に固定されるタイプ、ある
いは、基部に対して摺動自在に支持され、車両の前後方
向だけに移動できるものや車幅方向にだけ移動できるタ
イプのものがある。これら、各スライド式キャリアで
は、キャリアをねじ等の締結部材で基部に固定してその
位置決めを行っている。また、基部に対して用途別に設
定されたアタッチメントキャリアが取付け自在なシステ
ムキャリア等では、各アタッチメントキャリアが基部に
対して着脱自在となっている。この各アタッチメントキ
ャリアは、基部にねじなどの締結部材で固定されてい
る。
アは、広くしられている。このキャリアは、ルーフやル
ーフレールに設けられた基部に固定されるタイプ、ある
いは、基部に対して摺動自在に支持され、車両の前後方
向だけに移動できるものや車幅方向にだけ移動できるタ
イプのものがある。これら、各スライド式キャリアで
は、キャリアをねじ等の締結部材で基部に固定してその
位置決めを行っている。また、基部に対して用途別に設
定されたアタッチメントキャリアが取付け自在なシステ
ムキャリア等では、各アタッチメントキャリアが基部に
対して着脱自在となっている。この各アタッチメントキ
ャリアは、基部にねじなどの締結部材で固定されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スライド式キァリアには、車両の前後、及び車幅方向に
移動できるものはない。また、システムキャリアでは、
各アタッチメントキャリアが基部に固定されるので、ア
タッチメントキャリアが移動できるものはない。このよ
うなシステムキャリアを、ハッチバック車等のバックド
アが上方に向かって開閉する車両に使用する場合、その
固定位置の調整ができない。よって、スキーやサーフボ
ード等のような長い物をキァリアに載せてバックドアに
干渉する場合であっても位置調整ができないので、キャ
リア積載物やバックドアが損傷する場合がある。このよ
うに、アタッチメントキャリアが移動できないと、ルー
フに固定する基部を、積載物の種類を考慮して固定しな
ければならず、取付け時の作業性が煩雑となる。本発明
の目的は、基部に対して前後、左右に移動でき、かつ、
容易にキャリアの位置決めを行えるスライド式キャリア
を提供することにある。
スライド式キァリアには、車両の前後、及び車幅方向に
移動できるものはない。また、システムキャリアでは、
各アタッチメントキャリアが基部に固定されるので、ア
タッチメントキャリアが移動できるものはない。このよ
うなシステムキャリアを、ハッチバック車等のバックド
アが上方に向かって開閉する車両に使用する場合、その
固定位置の調整ができない。よって、スキーやサーフボ
ード等のような長い物をキァリアに載せてバックドアに
干渉する場合であっても位置調整ができないので、キャ
リア積載物やバックドアが損傷する場合がある。このよ
うに、アタッチメントキャリアが移動できないと、ルー
フに固定する基部を、積載物の種類を考慮して固定しな
ければならず、取付け時の作業性が煩雑となる。本発明
の目的は、基部に対して前後、左右に移動でき、かつ、
容易にキャリアの位置決めを行えるスライド式キャリア
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、車
両のルーフに取り付けられる基部に対して荷物を積載す
るキャリアが移動可能に支持されたスライド式キャリア
であって、上記基部の延出方向に向かって上記キャリア
を摺動自在に支持し、かつ、上記キャリアを該基部と交
差する方向に摺動自在に支持するキャリア保持手段を備
え、このキャリア保持手段が、上記基部上を摺動する第
1保持部と、上記キャリアを摺動自在に支持する第2保
持部とからなり、上記第1保持部および第2保持部は、
上記基部及び上記キャリアに同第1保持部及び第2保持
部を個別に固定するストッパー機構をそれぞれ有するこ
とを特長としている。
両のルーフに取り付けられる基部に対して荷物を積載す
るキャリアが移動可能に支持されたスライド式キャリア
であって、上記基部の延出方向に向かって上記キャリア
を摺動自在に支持し、かつ、上記キャリアを該基部と交
差する方向に摺動自在に支持するキャリア保持手段を備
え、このキャリア保持手段が、上記基部上を摺動する第
1保持部と、上記キャリアを摺動自在に支持する第2保
持部とからなり、上記第1保持部および第2保持部は、
上記基部及び上記キャリアに同第1保持部及び第2保持
部を個別に固定するストッパー機構をそれぞれ有するこ
とを特長としている。
【0005】
【作用】本発明においては、荷物を積載するキャリアが
キャリア保持手段によって、車両のルーフに取り付けら
れた基部に対して摺動自在に支持されると共に、同基部
と交差する方向に摺動自在に支持される。基部上の第1
保持部と、キャリアを保持する第2保持部とを分割でき
るので、第1保持部と第2保持部と一体的に着脱した
り、第1保持部と第2保持部とを個別に基部やキャリア
に対して着脱できる。第1保持部と第2保持部が、スト
ッパー機構により、それぞれ基部とキャリアに個別に固
定される。
キャリア保持手段によって、車両のルーフに取り付けら
れた基部に対して摺動自在に支持されると共に、同基部
と交差する方向に摺動自在に支持される。基部上の第1
保持部と、キャリアを保持する第2保持部とを分割でき
るので、第1保持部と第2保持部と一体的に着脱した
り、第1保持部と第2保持部とを個別に基部やキャリア
に対して着脱できる。第1保持部と第2保持部が、スト
ッパー機構により、それぞれ基部とキャリアに個別に固
定される。
【0006】
【実施例】図2,図3に符号1で示すスライド式キャリ
アは、車両のルーフ2に取り付けられる基部としての一
対のベースレール3に装着されている。スライド式キャ
リア1は、荷物を載せるキャリア4、キャリア4を移動
可能に支持するキャリア保持手段としてのホルダー10
を備えている。ベースレール3は、角形のパイプ材であ
って、矢印R,Lで示す車幅方向に向かって延出され、
矢印F,Bで示す車体前後方向に並設されている。車体
前方に面するベースレール3の一側面3cには、複数の
係止溝7がレール延出方向に向かって等間隔に形成され
ている。ベースレール3の両端3a,3bには、支持ア
ーム5,6が固定されている。支持アーム5,6は、車
幅方向に位置するルーフ端2a,2bに係止されてい
る。
アは、車両のルーフ2に取り付けられる基部としての一
対のベースレール3に装着されている。スライド式キャ
リア1は、荷物を載せるキャリア4、キャリア4を移動
可能に支持するキャリア保持手段としてのホルダー10
を備えている。ベースレール3は、角形のパイプ材であ
って、矢印R,Lで示す車幅方向に向かって延出され、
矢印F,Bで示す車体前後方向に並設されている。車体
前方に面するベースレール3の一側面3cには、複数の
係止溝7がレール延出方向に向かって等間隔に形成され
ている。ベースレール3の両端3a,3bには、支持ア
ーム5,6が固定されている。支持アーム5,6は、車
幅方向に位置するルーフ端2a,2bに係止されてい
る。
【0007】ベースレール3には、キャリア4を車幅方
向及び車体前後方向に移動可能に支持する一対のホルダ
ー10が、それぞれ設けられている。各ホルダー10
は、同一構成であるので、以下、1つのホルダー10を
例にとって説明する。ホルダー10は、ベースレール3
上を摺動する第1保持部8と、車両前後方向に延出し、
車幅方向に位置するキャリア4のフレーム4aを支持す
る第2保持部9とから構成されている。フレーム4aは
パイプ材であって、その周面長手方向に向かって複数の
係止溝4bが形成されている。
向及び車体前後方向に移動可能に支持する一対のホルダ
ー10が、それぞれ設けられている。各ホルダー10
は、同一構成であるので、以下、1つのホルダー10を
例にとって説明する。ホルダー10は、ベースレール3
上を摺動する第1保持部8と、車両前後方向に延出し、
車幅方向に位置するキャリア4のフレーム4aを支持す
る第2保持部9とから構成されている。フレーム4aは
パイプ材であって、その周面長手方向に向かって複数の
係止溝4bが形成されている。
【0008】第1保持部8は、樹脂で成型されていて、
図1に示すように、本体8A,8Bとに中央から二分割
できるようになっている。本体8A,8Bの中央には、
ベースレール3の形状に対応する角型の凹部8a,8b
が、本体8A,8Bを貫通してそれぞれ形成されてい
る。この凹部8a,8bには、ベースレール3が遊嵌さ
れ、本体8A,8Bの組み立て後に、第1保持部8をベ
ースレール3上に摺動自在に支持している。凹部8aの
開口側に位置する接合端面8cには、複数のねじ孔12
aが、接合端面8cと直交する方向に向かって本体8A
に形成されている。ねじ孔12aは、凹部8aを挟んで
上下に配設されている。
図1に示すように、本体8A,8Bとに中央から二分割
できるようになっている。本体8A,8Bの中央には、
ベースレール3の形状に対応する角型の凹部8a,8b
が、本体8A,8Bを貫通してそれぞれ形成されてい
る。この凹部8a,8bには、ベースレール3が遊嵌さ
れ、本体8A,8Bの組み立て後に、第1保持部8をベ
ースレール3上に摺動自在に支持している。凹部8aの
開口側に位置する接合端面8cには、複数のねじ孔12
aが、接合端面8cと直交する方向に向かって本体8A
に形成されている。ねじ孔12aは、凹部8aを挟んで
上下に配設されている。
【0009】本体8Bには、各ねじ孔12aに螺合する
長ねじ13を挿入する貫通孔12bが複数形成されてい
る。本体8Bには、ベースレール3に第1保持部8を固
定するストッパー機構14が設けられている。
長ねじ13を挿入する貫通孔12bが複数形成されてい
る。本体8Bには、ベースレール3に第1保持部8を固
定するストッパー機構14が設けられている。
【0010】第2保持部9は、樹脂で成型されていて、
本体9A,9Bとに中央から二分割できるようになって
いる。本体9A,9Bの中央には、フレーム4aの外形
に対応する半月型の凹部9a,9bが、本体9A,9B
を貫通してそれぞれ形成されている。この凹部9a,9
bには、フレーム4aが遊嵌され、本体9A,9Bの組
み付け後においてフレーム4aを第2保持部9に摺動自
在としている。
本体9A,9Bとに中央から二分割できるようになって
いる。本体9A,9Bの中央には、フレーム4aの外形
に対応する半月型の凹部9a,9bが、本体9A,9B
を貫通してそれぞれ形成されている。この凹部9a,9
bには、フレーム4aが遊嵌され、本体9A,9Bの組
み付け後においてフレーム4aを第2保持部9に摺動自
在としている。
【0011】本体9A,9Bの上面には、ねじ孔11a
に対応する貫通孔15aが形成されている。貫通孔15
aには、ねじ孔11aに螺合する長ねじ16が挿通され
る。本体9Bには、フレーム4aに第2保持部9を固定
するストッパ機構17が設けられている。なお、ストッ
パー機構14,17は、同一構成に設けられるので、以
下、ストッパー機構17の構成をもとに説明する。
に対応する貫通孔15aが形成されている。貫通孔15
aには、ねじ孔11aに螺合する長ねじ16が挿通され
る。本体9Bには、フレーム4aに第2保持部9を固定
するストッパ機構17が設けられている。なお、ストッ
パー機構14,17は、同一構成に設けられるので、以
下、ストッパー機構17の構成をもとに説明する。
【0012】ストッパー機構17は、本体9Bに摺動自
在に支持された係止部材としてのフック部材18と、フ
ック部材18と係脱する係脱部19とから構成されてい
る。フック部材18は、図4に示すように、樹脂で断面
L字状に成型されている。フック部材18は、本体9B
に形成された開口溝21内に、その一端側となる延出端
18Aを遊嵌させて摺動自在に支持されている。開口溝
21は、凹部9bに対して直交し、かつ、連通するよう
に成型されている。開口溝21の開口部近傍の内側面2
1aには、内側に突出した凸部22が成型されている。
在に支持された係止部材としてのフック部材18と、フ
ック部材18と係脱する係脱部19とから構成されてい
る。フック部材18は、図4に示すように、樹脂で断面
L字状に成型されている。フック部材18は、本体9B
に形成された開口溝21内に、その一端側となる延出端
18Aを遊嵌させて摺動自在に支持されている。開口溝
21は、凹部9bに対して直交し、かつ、連通するよう
に成型されている。開口溝21の開口部近傍の内側面2
1aには、内側に突出した凸部22が成型されている。
【0013】延出端18Aには、金属片20が埋設され
ている。金属片20の先端20aは、延出端18Aの先
端から凹部9bに向かって突出している。延出端18A
の長さは、フック部材18の本体9Bへの収納時に、金
属片の先端20aが、フレーム4aの係止溝4bに挿入
できる長さに設定されている。延出端18Aの側縁に
は、図5に示すように、凸部22と係合する段部23が
形成されていて、凸部22と相まってフック部材18の
抜止めを構成している。
ている。金属片20の先端20aは、延出端18Aの先
端から凹部9bに向かって突出している。延出端18A
の長さは、フック部材18の本体9Bへの収納時に、金
属片の先端20aが、フレーム4aの係止溝4bに挿入
できる長さに設定されている。延出端18Aの側縁に
は、図5に示すように、凸部22と係合する段部23が
形成されていて、凸部22と相まってフック部材18の
抜止めを構成している。
【0014】延出端18Aの上方に位置し、フック部材
18の他端側となる屈曲端18Bには、図4に示すよう
に、内側に向かって突出した爪部24、及び凹部25が
形成されている。爪部24の前面24aは、本体9Bの
外側に向けて右下がりの傾斜面となっている。屈曲端1
8Bの上端面18Cには、図1に示すように、切欠き部
26が形成されている。この切欠き部26は、フック部
材18の係脱時において指等をひっかける部位となる。
18の他端側となる屈曲端18Bには、図4に示すよう
に、内側に向かって突出した爪部24、及び凹部25が
形成されている。爪部24の前面24aは、本体9Bの
外側に向けて右下がりの傾斜面となっている。屈曲端1
8Bの上端面18Cには、図1に示すように、切欠き部
26が形成されている。この切欠き部26は、フック部
材18の係脱時において指等をひっかける部位となる。
【0015】係脱部19は、図1,図4に示すように、
本体9Bと一体成型されて開口溝21の開口部近傍に配
置された段部19Aと爪部19Bとから構成される。段
部19Aと爪部19Bは、爪部24と段部25とに、フ
ック部材18の挿入時にそれぞれ係合するようになって
いる。爪部19Bの前面19aは、本体9Bの外側に向
かって下り傾斜面とされている。爪部19の大きさは、
段部25内に収まる大きさとされ、段部19Aの大きさ
は、爪部24を収容できる大きさに設定されている。
本体9Bと一体成型されて開口溝21の開口部近傍に配
置された段部19Aと爪部19Bとから構成される。段
部19Aと爪部19Bは、爪部24と段部25とに、フ
ック部材18の挿入時にそれぞれ係合するようになって
いる。爪部19Bの前面19aは、本体9Bの外側に向
かって下り傾斜面とされている。爪部19の大きさは、
段部25内に収まる大きさとされ、段部19Aの大きさ
は、爪部24を収容できる大きさに設定されている。
【0016】このような構成のスライド式キャリア1の
組立て手順と動作とを説明する。先ず、ベースレール3
の支持アーム5,6を、図2に示すルーフ端2a,2b
に固定する。一方のベースレール3の取付けが済んだら
他方のベースレール3も同様にルーフ端2a,2bに固
定する。固定する各ベースレール3の間には、適当な間
隔を持たせる。次に、分割状態にある第1保持部8の本
体8A,8Bを、中央の凹部8a,8bにベースレース
3を挟み込むようにして接触させ、長ねじ13で両者を
締結して一体化する。ストッパー機構14の図示しない
フック部材は、係合前状態にしておく(図4参照)。
組立て手順と動作とを説明する。先ず、ベースレール3
の支持アーム5,6を、図2に示すルーフ端2a,2b
に固定する。一方のベースレール3の取付けが済んだら
他方のベースレール3も同様にルーフ端2a,2bに固
定する。固定する各ベースレール3の間には、適当な間
隔を持たせる。次に、分割状態にある第1保持部8の本
体8A,8Bを、中央の凹部8a,8bにベースレース
3を挟み込むようにして接触させ、長ねじ13で両者を
締結して一体化する。ストッパー機構14の図示しない
フック部材は、係合前状態にしておく(図4参照)。
【0017】次に、第2保持部9の本体9A,9Bでキ
ャリア4のフレーム4aを挟み込み、長ねじ16で本体
9A,9Bを締結し、フレーム4aに装着する。フック
部材18は、図4に示すように、係合前状態にしてお
く。ベースレール3に装着された第1保持部8の上に、
キャリア4に装着された第2保持部9を載せて、上方か
ら長ねじ16を貫通孔15aにそれぞれ挿通させてねじ
孔11aに締結し、第1保持部8と第2保持部9とを一
体化する。
ャリア4のフレーム4aを挟み込み、長ねじ16で本体
9A,9Bを締結し、フレーム4aに装着する。フック
部材18は、図4に示すように、係合前状態にしてお
く。ベースレール3に装着された第1保持部8の上に、
キャリア4に装着された第2保持部9を載せて、上方か
ら長ねじ16を貫通孔15aにそれぞれ挿通させてねじ
孔11aに締結し、第1保持部8と第2保持部9とを一
体化する。
【0018】キャリア4を所望の位置にセットし、各係
止溝7,4bをそれぞれ第1保持部8及び第2保持部9
内に位置させた後、図4,図5に示す係合前位置にある
フック部材18を本体内側に向かって押し込む。する
と、爪部24の前面24aが、本体9Bに設けた爪部1
9Bの前面19aに当接しながら上方に向かって案内さ
れる。フック部材18は樹脂製であるので、屈曲端18
Bが本体9Bの外側に向かって弾性変形する。爪部24
が爪部19Bを乗り越えると、図6に示すように、屈曲
端18Bが弾性復帰して凹部19Aに爪部24が弾性的
に係合し、爪部19Bが凹部25に弾性的に係合すると
共に、先端20aが係止溝4aと係止溝7にそれぞれ挿
入される。よって、第1保持部8がベースレール3に、
キャリア4が第2保持部9に固定され、キャリア4の取
付けが終了となる。
止溝7,4bをそれぞれ第1保持部8及び第2保持部9
内に位置させた後、図4,図5に示す係合前位置にある
フック部材18を本体内側に向かって押し込む。する
と、爪部24の前面24aが、本体9Bに設けた爪部1
9Bの前面19aに当接しながら上方に向かって案内さ
れる。フック部材18は樹脂製であるので、屈曲端18
Bが本体9Bの外側に向かって弾性変形する。爪部24
が爪部19Bを乗り越えると、図6に示すように、屈曲
端18Bが弾性復帰して凹部19Aに爪部24が弾性的
に係合し、爪部19Bが凹部25に弾性的に係合すると
共に、先端20aが係止溝4aと係止溝7にそれぞれ挿
入される。よって、第1保持部8がベースレール3に、
キャリア4が第2保持部9に固定され、キャリア4の取
付けが終了となる。
【0019】キャリア4の位置を車両前後方向に移動し
たい場合には、ストッパー機構17のフック部材18に
形成した切欠き部26に指を掛けて手前に押し下げるよ
うに引っ張る。すると、屈曲端18Bが引っ張り方向
(外方向)に弾性変形し、各爪部24,爪部19Bと各
凹部25,19Aとの係合が解除される。この解除によ
って、フック部材18が図6に示す係合収納位置から図
4に示す係合前位置まで摺動し、係合溝4bから先端2
0aが抜けて、キャリア4が第2保持部材8に対して摺
動自在となる。
たい場合には、ストッパー機構17のフック部材18に
形成した切欠き部26に指を掛けて手前に押し下げるよ
うに引っ張る。すると、屈曲端18Bが引っ張り方向
(外方向)に弾性変形し、各爪部24,爪部19Bと各
凹部25,19Aとの係合が解除される。この解除によ
って、フック部材18が図6に示す係合収納位置から図
4に示す係合前位置まで摺動し、係合溝4bから先端2
0aが抜けて、キャリア4が第2保持部材8に対して摺
動自在となる。
【0020】キャリア4の位置を車幅方向に移動したい
場合には、第1保持部材7のストッパー機構14を解除
してベースレール3に対して第1保持部7を摺動可能と
し、所望の位置にキャリア4をセットした後、ストッパ
ー機構14により、第1保持部7をベースレール3上に
固定する。このように、フック部材18の操作により、
第1保持部8や第2保持部9をワンタッチで固定、移動
することができる。
場合には、第1保持部材7のストッパー機構14を解除
してベースレール3に対して第1保持部7を摺動可能と
し、所望の位置にキャリア4をセットした後、ストッパ
ー機構14により、第1保持部7をベースレール3上に
固定する。このように、フック部材18の操作により、
第1保持部8や第2保持部9をワンタッチで固定、移動
することができる。
【0021】従来、固定式のキャリアをハッチバック車
のルーフに装着し、スキー等の長ものを積載する場合、
跳ね上げられるバックドアとスキー等が干渉することが
あった。この場合、バックドアの開閉が妨げられたり、
バックドアや積載物が損傷することがあるので、ルーフ
に固定されたベースレールを一旦弛めて車体前後方向に
移動して、積載物とバックドアの干渉を回避している。
このように、固定式キャリアにおいてはキャリアの位置
決めや固定は面倒である。しかし、上述したスライド式
キャリア1をハッチバック車に装着した場合、キャリア
4に積載した図示しない積載物とバックドアとが干渉し
ても、ストッパー機構17を解除するだけでキャリア4
が移動できるので、容易にキャリア4の移動及び位置決
めが行える。
のルーフに装着し、スキー等の長ものを積載する場合、
跳ね上げられるバックドアとスキー等が干渉することが
あった。この場合、バックドアの開閉が妨げられたり、
バックドアや積載物が損傷することがあるので、ルーフ
に固定されたベースレールを一旦弛めて車体前後方向に
移動して、積載物とバックドアの干渉を回避している。
このように、固定式キャリアにおいてはキャリアの位置
決めや固定は面倒である。しかし、上述したスライド式
キャリア1をハッチバック車に装着した場合、キャリア
4に積載した図示しない積載物とバックドアとが干渉し
ても、ストッパー機構17を解除するだけでキャリア4
が移動できるので、容易にキャリア4の移動及び位置決
めが行える。
【0022】また、ストッパー機構14を解除すること
で、キャリア4を車幅方向に移動することができるの
で、車幅方向からのキャリア4への荷物の積み降ろしを
容易に行うことができる。さらに、長ねじ16を外すこ
とで、第1保持部7と、キャリア4を保持する第2保持
部9とを分割できるので、第2保持部9に用途別に構成
した個別のキャリアを取り付けるだけで、様々なタイプ
のキャリアの着脱を容易に行うことができる。
で、キャリア4を車幅方向に移動することができるの
で、車幅方向からのキャリア4への荷物の積み降ろしを
容易に行うことができる。さらに、長ねじ16を外すこ
とで、第1保持部7と、キャリア4を保持する第2保持
部9とを分割できるので、第2保持部9に用途別に構成
した個別のキャリアを取り付けるだけで、様々なタイプ
のキャリアの着脱を容易に行うことができる。
【0023】上述した実施例においては、基部を車幅方
向に延出したベースレース3としたが、これに限定する
ものではない。例えば、車両前後方向に延出し、ルーフ
の両側に固定される所謂、ルーフレールを基部とし、同
ルーフレールに第1保持部8を摺動可能に支持する構成
であっても良い。
向に延出したベースレース3としたが、これに限定する
ものではない。例えば、車両前後方向に延出し、ルーフ
の両側に固定される所謂、ルーフレールを基部とし、同
ルーフレールに第1保持部8を摺動可能に支持する構成
であっても良い。
【0024】なお、第1保持部8並びに第2保持部9
は、それぞれ本体8A,8Bと本体9A,9Bとに分割
して成型したが、本体を分割式とせずにそれぞれ一体成
型しても良い。この場合、例えば、図2に示すキャリア
4の前部4cを、図示しないヒンジ構造等でフレーム4
aに対して開閉可能としてフレーム4aを第2保持部9
に挿通できる構成としたり、ベースレール3に固定した
支持アーム5,6の何れか一方を着脱自在として、第1
保持部8にベースレール3を挿通させる構造を採る。
は、それぞれ本体8A,8Bと本体9A,9Bとに分割
して成型したが、本体を分割式とせずにそれぞれ一体成
型しても良い。この場合、例えば、図2に示すキャリア
4の前部4cを、図示しないヒンジ構造等でフレーム4
aに対して開閉可能としてフレーム4aを第2保持部9
に挿通できる構成としたり、ベースレール3に固定した
支持アーム5,6の何れか一方を着脱自在として、第1
保持部8にベースレール3を挿通させる構造を採る。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、荷物を積載するキャリ
アが、車両のルーフに取り付けられた基部及び同基部と
交差する方向に摺動自在となるので、キャリアの移動方
向並びに荷物の積降しに自由度が生まれると共に、キャ
リアの取付け性が向上する。基部上を摺動する第1保持
部と、キャリアを摺動自在に保持する第2保持部とを一
体的に着脱したり、第1保持部と第2保持部とを個別に
着脱できるので、キャリア交換時や取付け時の作業性が
向上する。基部とキャリアに対して第1保持部と第2保
持部を個別に固定できるので、キャリア交換時や取付け
時の作業性が向上する。
アが、車両のルーフに取り付けられた基部及び同基部と
交差する方向に摺動自在となるので、キャリアの移動方
向並びに荷物の積降しに自由度が生まれると共に、キャ
リアの取付け性が向上する。基部上を摺動する第1保持
部と、キャリアを摺動自在に保持する第2保持部とを一
体的に着脱したり、第1保持部と第2保持部とを個別に
着脱できるので、キャリア交換時や取付け時の作業性が
向上する。基部とキャリアに対して第1保持部と第2保
持部を個別に固定できるので、キャリア交換時や取付け
時の作業性が向上する。
【図1】本発明の一実施例を示すスライド式キャリアの
要部構成の分解斜視図である。
要部構成の分解斜視図である。
【図2】スライド式キャリアの全体構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】スライドキャリアの正面図である。
【図4】ストッパー機構の構成と解除状態を示す正面断
面図である。
面図である。
【図5】ストッパー機構の構成と解除状態を示す平面断
面図である。
面図である。
【図6】ストッパー機構の係合状態を示す正面断面図で
ある。
ある。
1 スライド式キャリア 2 ルーフ 3 基部(ベースレール) 4 キャリア 8 第1保持部 9 第2保持部 10 キャリア保持手(ホルダー) 14,17 ストッパー機構 18 係止部材(フック部材) 18A 一端(延出端) 18B 他端(屈曲端) 19 係脱部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増渕 正博 東京都港区芝五丁目33番8号・三菱自動 車工業株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−48055(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 9/045
Claims (1)
- 【請求項1】車両のルーフに取り付けられる基部に対し
て荷物を積載するキャリアが移動可能に支持されたスラ
イド式キャリアであって、上記基部の延出方向に向かっ
て上記キャリアを摺動自在に支持し、かつ、上記キャリ
アを該基部と交差する方向に摺動自在に支持するキャリ
ア保持手段を備え、 このキャリア保持手段が、上記基部上を摺動する第1保
持部と、上記キャリアを摺動自在に支持する第2保持部
とからなり、上記第1保持部および第2保持部は、上記
基部及び上記キャリアに同第1保持部及び第2保持部を
個別に固定するストッパー機構をそれぞれ有するスライ
ド式キャリア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07029204A JP3085123B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | スライド式キャリア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07029204A JP3085123B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | スライド式キャリア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08216798A JPH08216798A (ja) | 1996-08-27 |
JP3085123B2 true JP3085123B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=12269672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07029204A Expired - Fee Related JP3085123B2 (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | スライド式キャリア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3085123B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103750716B (zh) * | 2013-12-23 | 2015-10-28 | 张晶 | 挂钩 |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP07029204A patent/JP3085123B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08216798A (ja) | 1996-08-27 |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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