JP3318046B2 - モール用カバー - Google Patents

モール用カバー

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JP3318046B2
JP3318046B2 JP13341393A JP13341393A JP3318046B2 JP 3318046 B2 JP3318046 B2 JP 3318046B2 JP 13341393 A JP13341393 A JP 13341393A JP 13341393 A JP13341393 A JP 13341393A JP 3318046 B2 JP3318046 B2 JP 3318046B2
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molding
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一彦 小久保
雄二 山田
清秀 馬場
啓 小山田
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Togo Seisakusho Corp
Inoac Corp
Toyota Motor Corp
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Togo Seisakusho Corp
Inoac Corp
Toyota Motor Corp
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ルーフモール等のモー
ルに設けた開口孔を塞ぐモール用カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図6に斜視図で示される自動車
1では、ルーフ10にルーフモール2が装着されてい
る。そのルーフモール2には、図7に斜視図で示される
ように開口孔120が設けられる場合がある。この開口
孔120は、例えばスキーキャリヤの固定用金具を挿入
してその金具をルーフ側のキャリヤ用固定部に結合する
ために設けられている。このような開口孔120をスキ
ーキャリヤの不用時に塞ぐために、従来では、図7に示
される合成樹脂製カバー103がその開口孔120に取
り外し可能に嵌め込まれている。なおカバー103の下
面には、開口孔120の口縁に係合する爪部をもつ係合
片130が設けられている。また上記の他、脱着式のモ
ール用カバーとしては、例えば実開昭63−17386
0号公報に開示されるようにルーフモールの一部を部分
片としこの部分片をカバーとしてルーフモールに取り外
し自在に取り付けるものや、実開昭63−126147
号公報に開示されるように分離したルーフモールの間を
覆うカバーをルーフパネル側に着脱可能に係止するもの
等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の脱着式
のカバー103によると、ルーフ10に対するスキーキ
ャリヤの着脱にあわせてルーフモール2に対して一々脱
着させなければならず、その取扱いが面倒である。ま
た、取り外したカバー103を紛失してしまうといった
問題も残る。
【0004】そこで本発明は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的は部品を脱着さ
せることなく、モールの開口孔の開閉を簡単に行うこと
のできるモール用カバーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明のモール用カバーは、モールに取り付け可能でかつそ
のモールに形成された開口孔に連通する窓孔をもつモー
ル係合プレートと、前記モール係合プレートにスライド
可能に設けられかつそのスライド操作によって前記窓孔
を開閉するスライドプレートとを備え、前記モール係合
プレートには、前記スライドプレートをスライド可能に
支持するためのガイド片が形成されている
【0006】
【作用】前記手段によれば、モールに取り付けられるモ
ール係合プレートに対しスライドプレートをスライド操
作することで、モール係合プレートの窓孔を開閉させ、
その開閉をもってモールの開口孔が開閉される。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面にしたがって説明す
る。本例は、従来例で述べた自動車1(図6参照)のル
ーフモール2に実施したカバーについて述べる。本例の
カバーが斜視図で示された図1において、このカバー3
が設置されるルーフモール2は、断面ほぼチャンネル型
をした弾性をもつ合成樹脂製の長尺材で、その両側縁に
左右の弾性舌片21,22が形成されている。なおルー
フモール2はその下面に金属製芯材(符号省略)を備え
ている。
【0008】またルーフモール2が装着される前記ルー
フ10は、その主体をなすルーフパネル11にルーフサ
イドパネル12が溶接等により接合されており、その接
合部に前後方向に延びる溝部13が形成されている。こ
の溝部13には、図示しないが、例えばスキーキャリヤ
の固定用金具を結合するためのキャリヤ用固定部が設け
られている。
【0009】前記ルーフモール2は、ルーフ10の溝部
13に対し図示されないクリップ手段等を介して装着さ
れ、その溝部13を前記キャリヤ用固定部とともに覆っ
ている。この装着時において、ルーフモール2の弾性舌
片21は、図4の各断面図に二点鎖線で示されるように
弾性変形して溝部13の壁面に密着する。更にルーフモ
ール2には、図2に斜視図で示されるように長四角形状
の開口孔20が形成されている。この開口孔20の前半
部分がルーフ10のキャリヤ用固定部と対応する。
【0010】ルーフモール2に設置されるカバー3は、
図1および図2に示されるようにモール係合プレート4
とスライドプレート5とから構成されている。これらの
プレートは、いずれも合成樹脂材料によって形成されて
いる。モール係合プレート4は、帯板状をなしており、
その前半部分に長四角形状の窓孔40が形成されてい
る。この窓孔40は、ルーフ10のキャリヤ用固定部に
結合するスキーキャリヤの固定用金具を挿入可能な大き
さで形成されている。また、スライドプレート5は、帯
板状をなしており、前記モール係合プレート4の窓孔4
0を塞ぐ大きさを有している。スライドプレート5は、
モール係合プレート4の下面にその長手方向にスライド
可能に組付けられるもので、その上面前端部にはつまみ
片50が突出されている。またスライドプレート5の上
面には、第1,第2の固定突起51,52が前後端に形
成されている。
【0011】次に、モール係合プレート4によるスライ
ドプレート5の支持構造およびルーフモール2への取付
構造について説明する。なお、図3にはカバーの下面図
が示され、また図4(a)に図3のA−A線断面図に相
当する断面図が示され、また図4(b)に図3のB−B
線断面図に相当する断面図が示されている。更に、図5
(a)にはモール係合プレートの上面図、(b)には下
面図、(c)には(a)のC−C線断面図、(d)には
(a)のD−D線断面図がそれぞれ示されている。
【0012】図3〜図6を参照してスライドプレート5
の支持構造を説明する。スライドプレート5はモール係
合プレート4の下面に設けられた左右のガイド片41に
よってスライド可能に支持されている。左右のガイド片
41は、プレート長手方向に関し所定間隔毎に千鳥状に
配置され、その下端に内向きの爪部(符号省略)を有し
ている。各ガイド片41の内法面は、モール係合プレー
ト4の下面とでスライドプレート5の周縁部が嵌まるガ
イド溝を形成している。
【0013】モール係合プレート4の中央部下面には、
平板状をなす外れ防止板42が左右の連結片42aを介
して形成されている。外れ防止板42は、スライドプレ
ート5の全閉時あるいは全開時において当該端部を受止
してその外れを防止すると共に、連結片42aとあいま
ってスライドプレート5の摺動を円滑に案内する。また
モール係合プレート4の下面には、スライドプレート5
の全閉時において第1の固定突起51が嵌まる凹状ロッ
ク穴43と、スライドプレート5の全開時において第2
の固定突起52が嵌まる凹状ロック穴44が形成されて
いる。これにより、スライドプレート5の全閉および全
開時の位置決めが果たされ、不用なスライドが阻止され
る。なおスライドプレート5のスライド時には、各固定
突起51,52がロック穴43,44からスライドプレ
ート5の撓み変形をもって外れる。
【0014】次に、ルーフモール2への取付構造につい
て説明する。モール係合プレート4の下面には左右の係
合片45および前後の係合片46が形成されている。こ
の係合片は、前記ルーフモール2の開口孔20に対応し
て設けられるもので、本例では左右の係合片45は4
組、前後の係合片46は1組が配置されている。また各
係合片45,46は、その下端に外向きの爪部(符号省
略)を有している。各係合片45,46の外法面はモー
ル係合プレート4の下面とでルーフモール2の開口孔2
0の口縁部が嵌まる係合溝を形成している。
【0015】前記モール用カバー3は、モール係合プレ
ート4にスライドプレート5がガイド片41を介してス
ライド可能に組み込まれた状態で、そのモール係合プレ
ート4が自動車1のルーフ10上のルーフモール2の開
口孔20に嵌め込まれることによりルーフモール2上に
取り付けられている。なお前記嵌め込み時には、各係合
片45,46の弾性変形によってその爪部が開口孔20
の口縁部を乗り越えた後その復元によって当該口縁部分
に係合する。
【0016】前記モール用カバー3において、スライド
プレート5のつまみ片50を指先で前方へ操作させるこ
とで、スライドプレート5が前方位置へスライドさせら
れ、モール係合プレート4の窓孔40が閉じられる。な
お全閉時には、つまみ片50が窓孔40の前端縁に当接
する。また逆に、つまみ片50を指先で後方へ操作させ
ることで、スライドプレート5が後方位置へスライドさ
せられ、モール係合プレート4の窓孔40が開かれる。
なお全開時には、つまみ片50が窓孔40の後端縁に当
接する。このように、スライドプレート5のスライド操
作をもってルーフモール2の開口孔20の開閉が行え、
これによって開閉時に脱着させる部品がなくなる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、スライドプレートのス
ライドによるワンタッチ操作によってモールの開口孔を
簡単に開閉することができ、またその開閉時に脱着させ
る部品がないのでその部品の紛失といった問題も改善さ
れる。またスライドプレートによって開閉される窓孔を
もつモール係合プレートがモールの開口孔の縁取りの装
飾の役割を果たすので、モールの開口孔を直接的に開閉
する構造のものに比べ外観が向上し高級感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モール用カバーを示す斜視図である。
【図2】同じく分解斜視図である。
【図3】同じく裏面図である。
【図4】同じく断面説明図である。
【図5】モール用カバーの説明図である。
【図6】自動車の後部斜視図である。
【図7】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 ルーフモール 3 カバー 4 モール係合プレート 40 窓孔 5 スライドプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小久保 一彦 愛知県愛知郡東郷町大字春木字蛭池1番 地 株式会社東郷製作所内 (72)発明者 山田 雄二 愛知県愛知郡東郷町大字春木字蛭池1番 地 株式会社東郷製作所内 (72)発明者 馬場 清秀 愛知県安城市藤井町東長先81 株式会社 イノアックコーポレーション桜井事業所 内 (72)発明者 小山田 啓 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 審査官 柳田 利夫 (56)参考文献 実開 昭63−173860(JP,U) 実開 昭63−126147(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールに取り付け可能でかつそのモール
    に形成された開口孔に連通する窓孔をもつモール係合プ
    レートと、 前記モール係合プレートにスライド可能に設けられかつ
    そのスライド操作によって前記窓孔を開閉するスライド
    プレートとを備え、 前記モール係合プレートには、前記スライドプレートを
    スライド可能に支持するためのガイド片が形成されてい
    るモール用カバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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