JP5399448B2 - ルーフモールのキャップ取付構造 - Google Patents
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この種の自動車にあっては、ルーフモールの長手方向に沿って所定の大きさの開口部を適宜形成し、その開口部の内側にキャリア装置の取付具を設けることでルーフ部にキャリ装置を固定できるようになっているものがある。
この場合にキャリア装置を取り付けない場合にルーフモールの開口部を着脱自在のキャップで塞ぐ必要がある。
例えば特許文献1は、ルーフモールの開口部の近傍に係止孔を設けて、キャップに設けた係止爪と係止させる構造を開示する。
同公報に開示するキャップの取付構造は、キャップの着脱性に優れるものの、キャップをルーフモールから取り外す際にキャップをその係止爪がルーフモールの係止孔から外れるようにスライドさせると、そのまま係止爪がルーフモールの係止孔から直に外れるために不本意なスライドによってもキャップが外れる場合があった。
例えば、自動洗車機に車両を相対的に通過させる際の洗車ブラシの力によってもキャップが外れてしまう恐れがあった。
ルーフモールに設けた前記開口部は、開口面幅方向両側から内側方向に突出した一対の第一係止片と一対の第二係止片を有し、前記第一係止片は、前記開口部の前後方向であって係止孔とは反対側の端部から所定の距離を隔てた位置に有し、前記第二係止片は、前記開口部の係止孔側端部のコーナー部に有し、キャップは、ルーフモールの前記開口部を上面側から塞ぐ蓋部を有し、前記蓋部は、裏面の幅方向両側から外側に向けて突出した断面略L字形状の一対の第一スライド爪と一対の第二スライド爪及び長手方向外側に向けて突出した係止爪を有し、前記第一スライド爪がルーフモールの第一係止片にスライド係止し、前記第二スライド爪がルーフモールの第二係止片にスライド係止するとともに、前記係止爪がルーフモールの係止孔に係止するものであることを特徴とする。
また、外側とはルーフモールの開口部に対しての相対的な外側をいう。
なお、ルーフモールの第一係止片を開口部の長手方向端部から所定の距離を隔てた位置に設けたのは、キャップをルーフモールの開口部に取り付け、取り外しする際にキャップの第一スライド爪がこの開口端部と第一係止片との間の幅広の逃げ開口部で上下移動できるようにするためである。
従って、この逃げ開口部の幅寸法は左右の一対の第一スライド爪の外側間寸法よりも大きい。
このようにストッパー部を設けるとキャップを単にスライドさせただけで外れるのを防止し、キャップのストッパー部が開口部の端部に当接した後キャップを上に持ち上げないと外れない。
この場合に、ストッパー部は、ルーフモールの開口部の端部に当接する当接部と、当該当接部から第一スライド爪側に向けて下方に突出量が大きくなる傾斜面を有するようにするのが好ましい。
これにより、キャップをスライドさせる第一アクションの次にキャップの第一スライド爪側を上に持ち上げる第二アクションをとりやすくなる。
このようにすると、キャップの第一スライド爪側から上に持ち上げないと、キャップの第二スライド爪側係止爪のラップ部が開口端部と係止孔との間のつなぎ部に干渉して持ち上がらず、不本意なキャップの脱落を防止する。
また、逆にキャップを取り外す際には、キャップをルーフモールの係止孔とは反対側の方向にスライドさせる操作と、第一スライド爪側を上に持ち上げる操作の2ステップ動作を行わないと取り外せないので、キャップがルーフモールから不本意なスライド動作により外れるのを防止する。
図1に示すように車両のルーフの左右前後方向に装着するルーフモール20はキャリア装置をルーフに取り付けるための開口部21を有する。
開口部21はルーフモールの長手方向に沿って細長の略矩形形状に形成してあり、図1では左側の開口端部21bから所定の距離だけ離間した位置に、開口面に沿って幅方向両側から内側に対向して突出させた一対の第一係止片22,22と係止孔24側の開口部コーナー部から内側に突出させた一対の第二係止片23,23を有する。
開口端部21bと第一係止片22との間は後述するキャップの第一スライド爪12が上下方向に移動可能な幅寸法の逃げ開口部21aとなっている。
また、開口部21の図1で右側の開口端部21cから外側に向けて所定の距離だけ隔てた位置に係止孔24を有し、この開口端部21cと係止孔24との間はルーフモールの本体部を残したつなぎ部25となっている。
蓋部11の裏面に幅方向両側から外側に向けて対向突出した第一スライド爪12,12と第二スライド爪13,13を有する。
第一スライド爪12の長手方向外側にはストッパー部15を有し、ストッパー部は段差状の当接部15aと当接部15aから第一スライド爪側に向けて下方向突出量が増大する方向の斜面部15bを有する。
当接部15aの蓋部裏面からの段差寸法は、ルーフモール本体部の厚みと同等、あるいはやや薄く設定してあり、キャップ10を外側に向けて強く押すと当接部15aがルーフモール20の表面側に乗り上がるようになっている。
また、キャップ10の長手方向外側に向けて、弾性変形する係止爪14を有する。
係止爪14は、断面略L字状で係止爪14とキャップの裏面の間に挿入溝を形成し、ルーフモール本体部の厚みを呑み込む。
また、この係止爪14は、係止孔24に向けて突出する係止部14aと、この係止部14aから外側方向に略水平に延在するラップ部14bを有する。
その係止状態の断面を図8に示す。
車両のルーフ部は、ルーフパネル1とサイドパネル2等で凹部溝3を形成し、この溝を塞ぐようにルーフモール20が取り付けられている。
なお、図8ではキャリアの取り付け具4を模式的に表現してある。
キャップの断面略L字形状の第一スライド爪12,第二スライド爪13と蓋部11の裏面とで形成した溝部に沿ってルーフモール20の第一係止片22,第二係止片23が相対的に挿入スライドするように係止する。
キャップ10を取り外した図3の状態から図4に示すようにキャップ10の第一スライド爪12をルーフモール20の逃げ開口部21aに臨ませるようにして、キャップ10の第二スライド爪13及び係止爪14を開口部21に納める。
この状態では、ストッパー部15の斜面部15bが開口端部21bに当たっている。
この状態から図4では、キャップ10を右方向にスライドさせながら押し込む。
すると、第一係止片22は第一スライド爪12の斜片12aに沿って内側にスライドする。
このとき、弾性を有する係止爪14の突出した係止部14aの側面が開口端部21cに誘導され、係止爪14がキャップの裏面から下方向に開くようにして、キャップがスライドする。
図5は、キャップ10がルーフモール20の開口部21に取り付いた状態を示す。
キャップ10の係止爪14が弾性復帰し、係止部14aがルーフモールの係止孔24内に突出係止し、ロックされている。
この状態では、図5(b)に示すようにストッパー部15の当接部15aと開口端部21bとの間の寸法a1よりも第一係止片22と第一スライド爪12とのかかり代寸法a2の方が大きい。
また、第一スライド爪12の寸法b1は、かかり代寸法a2と同等かそれよりもやや大きくなっている。
図6に示すようにキャップ10を左方向にスライドする。
すると、図6(b)に示すようにストッパー部15の当接部15aが開口端部21bに当接する。
しかし、図5に示すように寸法a1がかかり代寸法a2よりも小さく設定してあるので、第一係止片22は第一スライド爪12と寸法a3(a2−a1)だけ部分的に係止した状態にある。
また、キャップ10の係止爪14はルーフモールの係止孔24から外れているものの、ラップ部14bがつなぎ部25とラップ代寸法cだけ重なり合っていて、第二スライド爪13も上に持ち上がらないようになっている。
この状態から図7に示すようにさらにキャップ10を左側にスライドさせると、当接部15aがルーフモールの開口端部21bを乗り上げ、さらにストッパー部15の斜面部15bが開口端部21bを乗り上げるように誘導させることでキャップ10が持ち上がる。
この持ち上がり動作に伴って、第一スライド爪12が第一係止片22から完全に離脱する。
また、係止爪14のラップ部14bもつなぎ部25から完全に離脱する。
これにより、キャップ10を持ち上げるようにしてルーフモールから取り外すことができる。
11 蓋部
12 第一スライド爪
13 第二スライド爪
14 係止爪
14a 係止部
14b ラップ部
15 ストッパー部
15a 当接部
15b 斜面部
20 ルーフモール
21 開口部
22 第一係止片
23 第二係止片
24 係止孔
Claims (2)
- 車両に装着されたルーフモールのキャリア取付用の開口部を塞ぐキャップの取付構造であって、
ルーフモールは、前記開口部と当該開口部から長手方向に所定の距離だけ離間して設けた係止孔を有し、
ルーフモールに設けた前記開口部は、開口面幅方向両側から内側方向に突出した一対の第一係止片と一対の第二係止片を有し、
前記第一係止片は、前記開口部の前後方向であって係止孔とは反対側の端部から所定の距離を隔てた位置に有し、
前記第二係止片は、前記開口部の係止孔側端部のコーナー部に有し、
キャップは、ルーフモールの前記開口部を上面側から塞ぐ蓋部を有し、
前記蓋部は、裏面の幅方向両側から外側に向けて突出した断面略L字形状の一対の第一スライド爪と一対の第二スライド爪及び長手方向外側に向けて突出した係止爪を有し、
前記第一スライド爪がルーフモールの第一係止片にスライド係止し、前記第二スライド爪がルーフモールの第二係止片にスライド係止するとともに、前記係止爪がルーフモールの係止孔に係止するものであり、
前記キャップは、第一スライド爪の前後方向外側に、第一スライド爪がルーフモールの第一係止片に係止した状態から外側に向けてスライドさせることで当該キャップをルーフモールから取り外す際のスライド量を規制するためのストッパー部を有し、
前記キャップのストッパー部の当接部がルーフモールの開口端部に当接するまでスライドした状態ではキャップの第一スライド爪がルーフモールの第一係止片と部分的に係止し、
キャップの係止爪の外側方向に設けたラップ部がルーフレールの開口端部と係止孔との間のつなぎ部に位置していることを特徴とするルーフモールのキャップ取付構造。 - 前記ストッパー部は、ルーフモールの開口部の端部に当接する当接部と、当該当接部から第一スライド爪側に向けて下方に突出量が大きくなる傾斜面を有することを特徴とする請求項1記載のルーフモールのキャップ取付構造。
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