JPH0622579Y2 - 自動車用ルーフパネル - Google Patents

自動車用ルーフパネル

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JPH0622579Y2
JPH0622579Y2 JP1988143409U JP14340988U JPH0622579Y2 JP H0622579 Y2 JPH0622579 Y2 JP H0622579Y2 JP 1988143409 U JP1988143409 U JP 1988143409U JP 14340988 U JP14340988 U JP 14340988U JP H0622579 Y2 JPH0622579 Y2 JP H0622579Y2
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JP
Japan
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roof panel
roof
panel
locking
locking pieces
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JP1988143409U
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JPH0264453U (ja
Inventor
富雄 村井
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日産自動車販売株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はルーフキャリヤとしての利用を速やかに図れる
ようにした自動車用ルーフパネルに関する。
(従来の技術) 自動車のルーフパネルをルーフキャリヤに利用する技術
は、例えば実開昭60−99150号および同62ー1
8250号公報で知られている。
すなわち、前者にはルーフパネルに凹部を形成し、該凹
部の開口部周縁に取付枠を組み付けるようにしたものが
示され、後者にはサンルーフを収容する開口部周辺にブ
ラケットを取り付け、該ブラケットを介して、ルーフラ
ックを組み付けるようにしたものが示されている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、この従来のものでは、何れも取付枠やルーフラ
ックの組み付けを要し、その組み付け作業が煩雑で手間
が掛かり、速やかに利用できないという問題があった。
本考案はこのような従来の問題を解決し、ルーフキャリ
ヤとしての利用を速やかに図れるようにするとともに、
各種形状の荷物を安全かつ確実に運搬でき、しかも荷物
をロープ掛けする際、ロープの負担を軽減できるように
した自動車用ルーフパネルを提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) このため、本考案の自動車用ルーフパネルは、ルーフに
設けた開口部にルーフパネルを着脱可能に設け、該パネ
ルにロープ掛け可能な係止部を自動車の前後方向に複数
配設した自動車用ルーフパネルにおいて、ルーフパネル
に左右一対の係止片を前後左右に少なくとも一組づつ離
間して配置し、これら各対または前後並びに内側に配置
した各係止片間に荷物を収容かつ係合可能にするととも
に、前記各対の係止片のうち、ルーフパネルの外側に配
置した係止片に係止部を設けて、ルーフキャリヤとして
の利用を速やかに図れるとともに、各種形状の荷物を安
全かつ確実に運搬でき、しかも荷物をロープ掛けする
際、ロープの負担を軽減できるようにしたことを特徴と
している。
(実施例) 以下、本考案をサンルーフパネルに適用した図示実施例
について説明すると、第1図乃至第6図において1は自
動車2のルーフで、その前部に車室に連通する横長の開
口部3が設けられ、該開口部3にルーフパネル4が着脱
可能に収容されている。
上記ルーフパネル4は、例えばFRP等の透明または半
透明な合成樹脂で構成され、その下面に複数の補強リブ
5を突設している。ルーフパネル4の前端部には、ゴム
等の弾性部材からなる当接片6,6が装着され、それら
の先端には凹溝状の係合部6a,6aが形成されてい
て、これらを車体側に突設した係合ピン7に係脱可能に
している また、ルーフパネル4の後端部には連結片37が取付け
られ、これがボルト8を介してブラケット9に固定され
ている。上記ブラケット9はピン10を介して、レバー
11の一端に回動可能に連結され、該レバー11の他端
側が、ピン12を介してリンク13の一端に回動可能に
連結されている 上記レバー11のピン12の枢着部には、略半円弧状の
係合凸部11aが突出形成され、またリンク13の他端
はピン14を介して、車体側の固定片15に回動可能に
連結されていて、該片15の上部に上記係合凸部11a
と係合可能な張出リブ16が突設されている。
上記張出リブ16は前後方向に沿って形成され、かつそ
の前端部が上向きに湾曲形成されていて、この湾曲部1
6aで上記係合凸部11aを係止可能にしている。
一方、ルーフパネル4上には複数の係止片17が突設さ
れ、該片17は略屋根型の板体で構成されていて、これ
らは左右に対向配置した二つの係止片17で対をなし、
それらの後方に別の対をなす係止片17,17が突設さ
れている。
上記対をなす外側に配置した一方の係止片17の外周面
には、係止部としてのフック金具18が固定され、また
係止片17,17の内側にはピン19,19が突設され
ていて、これら一対の係止片17の間に、異形の荷物で
あるスキー板を固定する合成樹脂製のスキーキャリヤホ
ルダ20が収容されている。
スキーキャリヤホルダ20は一対のホルダブロック21
と、これらブロック21,21を連結する吊手部22と
からなり、このうちホルダブロック21は第4図および
第5図に示すように、吊手部22と一体のメインプレー
ト23を有し、該プレート23の両側に、略L字形状の
サイドプレート24,24を、屈曲溝24a,24aを
介して折り曲げ可能に連結している。
上記サイドプレート24の外周面中高位置には、前記フ
ック金具18に掛け止め可能な係合リング25が回動可
能に枢着され、該リング25の下方に前記ピン19と係
合可能な係合溝26が形成されている。また、上記プレ
ート24,24の各先端部には、連結機構を構成する係
合突起27と、該突起27と係脱可能な係合片28が設
けられている。なお、上記連結機構を、例えば錠前とキ
ーを駆使した公知の機構で構成してもよい。
上記サイドプレート24,24の内側には、一対のスキ
ー板29,29が滑走面を背中合わせにして収容され、
それらの該中央に設けた異形部であるビィンディング3
0,30が、ホルダブロック21,21間の空隙部31
に位置付けられている。
この他、図中32はシール部材、33はルーフパネル4
の後端部に形成した透孔で、前記連結片7のボス部を挿
入可能にしており、34は上記パネル4の後端部に装着
したゴム等のエッヂカバーである。
第7図は本考案の他の実施例を示し、前述の実施例と対
応する構成部分には同一の符号を用いている。すなわ
ち、この実施例はルーフパネル4上に、前記係止片17
の代わりに矩形に枠組したルーフラック35の脚片36
を立設し、該ラック35の内側またはラック35上に、
被運搬物を収容するようにしたことを特徴としている。
(作用) このように構成したルーフパネル4を製作する場合は、
透明の合成樹脂板を、当該自動車2に予め装備されたサ
ンルーフパネル(図示略)と同形に形成し、その上面に
複数の係止片17を突出成型し、下面に複数の補強リブ
6を突設する一方、その前端部に当接片6,6を取り付
け、後端部側に連結片37取り付け用の挿入孔33を形
成する。
そして、互いに対をなす係止片17のうち、外側に配置
した一方の係止片17の外側周面に、フック金具18を
取り付け、また各係止片17の内側周面にピン19を突
設する。この場合、これらフック金具18とピン19
を、係止片17に一体に埋設することが望ましい。
一方、スキーキャリヤ20を製作する場合は、これを合
成樹脂で一体に成型し、そのホルダブロック21,21
を吊手部22で連結するとともに、片側のサイドプレー
ト24の外周面に、係合リング25を回動可能に連結す
る。また、上記プレート24,24の下端部外周面に係
合溝19,19を設け、かつこれらプレート24,24
の各先端に係合突起27と係合片26を設ける。
こうして、製作したルーフパネル4を、例えば冬期にサ
ンルーフ専用パネルに代わって取り付ける場合は、上記
サンルーフ専用パネルを開口部3から取り外し、代わり
にルーフパネル4を当該部に取り付ける。
すなわち、この場合は例えばサンルーフ専用パネルを第
2図(b)係止部のように開放し、当該状態の下でボル
ト8を緩め、連結片37を通孔33から抜き取り後、上
記パネルを後方へ引き抜けば、上記パネルを取り外せ
る。
次にルーフパネル4の先端部を係合ピン7に押し当て、
その後方の透孔33に連結片37のボス部を上方から差
し込み、かつその軸端をブラケット9のフランジに形成
したボルト挿通孔に位置付け、ボルト挿通孔の下方から
ボルト8を上記ボス部にねじ込み、該パネル4の後端部
を車体側に連結すればよい。
したがって、この作業はサンルーフ専用パネルの取り外
し作業と、ルーフパネル4の取り付け作業を要するが、
これらの作業は上述のように特に煩雑という程でもな
く、むしろ従来のようなルーフ1上にルーフキャリヤを
組み付ける方法に比べて、ルーフパネル4上にはルーフ
キャリヤを構成可能な係止片17が既に設けられ、その
組み付けの手間が省けるから、上記組み付け作業を容易
かつ迅速に行なえる。
こうして組み付けたルーフパネル4は、前記のようにこ
れが透明部材で構成されているから、車室内への採光が
可能になり、開口部3の閉塞時には第2図(a)に示す
ように、該パネル4が水平状態に置かれている。
このような状態から開口部3を開放する場合は、レバー
11の後端部を保持して、これを下方に引き回わす。こ
のようにすると、レバー11の他側端が起立してブラケ
ット9を押上げるため、ルーフパネル4が係合ピン7を
支点に上向きに回動して、第2図(b)に示すように開
口部3を開放する。
次にこのような開放状態から開口部3を閉鎖する場合
は、レバー11の他側端部を保持して引き下げる。この
ようにするとレバー11が次第に傾倒し、ルーフパネル
4が係合ピン7を支点に下向きに回動して、第2図
(a)に示すように開口部3を閉塞する。
こうして開口部3に取り付けたルーフパネル4を、例え
ばスキーキャリヤとして使用する場合は、先ずスキー板
29,29をスキーキャリヤホルダ20に取り付ける必
要がある。
上記ホルダ20は、常時はホルダブロック21,21の
サイドプレート24,24が、係合突起27と係合片2
8との係合を介して連結されている。したがって、それ
らの係合を解除してサイドプレート24,24を拡開
し、そのメインプレート23の内周面に、滑走面を互い
に背中合わせにして、スキー板29,29を位置付け、
かつその際ビィンディング30をホルダブロック21,
21間の空隙部31に位置付け、この状態でサイドプレ
ート24,24を内側に折り曲げ、係合片28を係合突
起27に嵌合させて、上記プレート24,24を連結す
ればよい。
こうして、スキーキャリヤホルダ20に取り付けられた
スキー板29,29は、吊手部22を保持して持ち運び
可能になり、これをそのままルーフパネル4の上方から
係止片17,17間に差し込み、かつその際係合溝2
6,26を係合ピン19,19に挿入して、係合リング
25をフック金具18に掛け止めれば、一連の取り付け
作業が終了し、スキーキャリヤとしての利用が可能にな
る このようにルーフパネル4上に、スキー板29,29を
取り付けたスキーキャリヤホルダ20が装着されても、
上記パネル4の両端および中央には相当幅の空スペース
が確保されているから、車室内の採光が可能であり、一
方、パネル4の裏面には補強リブ5が設けられているか
ら、スキー板29,29等の重量に十分堪えられる。
また、自動車2の走行中は上記ホルダ20が係止片1
7,17に固定され、該ホルダ20内にスキー板29,
29が挟持されていて、該板29,29のビィンディン
グ30がホルダブロック21,21に係合し得るから、
上記ホルダ20やスキー板29,29が位置ずれした
り、落下したりすることはない。
一方、上記キャリヤに取り付けたスキー板29,29を
使用する場合は、係合リング25をフック金具18から
掛け外し、スキーキャリヤホルダ20を係止片17,1
7から引き上げて、ルーフパネル4から取り外す。した
がって、例えばこの状態で吊手部22を保持して、スキ
ー板29,29を手軽に目的地へ持ち運部ことができ、
目的地で係合片28を掛け外し、サイドプレート24,
24を拡開すれば、スキー板29,29が取り出され、
その使用が可能になる。
なお、上記実施例はルーフパネル4をスキーキャリヤと
して使用しているが、これを通常のルーフキャリヤとし
て使用する場合は、例えばルーフパネル4上に被運搬物
を収容し、これをフック金具18に掛け渡したロープ等
で緊縛すれば、簡便な利用が図れる。
この場合、フック金具18は各対の係止片17のうち、
ルーフパネル4の外側に配設した係止片17に設けられ
ているから、該金具18にロープ掛けする場合、ルーフ
パネル4の内側に配置した係止片17にフック金具18
を設け、これにロープ掛けする場合に比べて、ロープの
張力が軽減され、その分ロープの寿命を向上し得る。
上記のような収容は、比較的大きな荷物の運搬に適し、
その際荷物の突出部や異形部を、例えば各対の係止片1
7のうち、ルーフパネル4の外側に配置した前後の係止
片17,17間に収容すれば、それらの係合作用で運搬
時の位置ずれ、特に横移動を防止でき、安全かつ確実な
運搬が可能になる。
一方、棒状の荷物や比較的小さな荷物は、左右一対の係
止片17,17間に収容すれば、それらの係合作用で運
搬時の位置ずれが防止でき、またその際荷物の突出部や
異形部を、各対の係止片17のうち、ルーフパネル4の
内側に配置した前後の係止片17,17間に収容すれ
ば、前述と同様な効果が得られる。
したがって、本考案は荷物の大小や形状に応じて、その
収容場所を適宜選択できる。
(考案の効果) 本考案の自動車用ルーフパネルは以上のように、ルーフ
パネルに左右一対の係止片を前後左右に少なくとも一組
づつ離間して配置し、これら各対または前後並びに内側
に配置した各係止片間に荷物を収容かつ係合可能にした
から、荷物の大小や形状に応じて、その収容場所を適宜
選択でき、しかも荷物に係止片が係合して、運搬時の荷
物の位置ずれを防止するから、安全かつ確実に運搬する
ことができる。
特に荷物が異形であったり、異形部ないし突起部を有す
る場合、当該部を前後の係止片間に収容することで、運
搬時の位置ずれを防止でき、これを安全かつ確実に運搬
できる利点がある また、本考案は各対の係止片のうち、ルーフパネルの外
側に配置した係止片に係止部を設けたから、前記パネル
の内側に配置した係止片に係止部を設けたものに比べ
て、荷物をロープ掛けする際、ロープの負担を軽減で
き、その分寿命を向上できる実用的な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の装着状況を示す斜視図、第
2図(a)は第1図のA−A線に沿う断面図で、ルーフ
パネルの閉鎖状態を示し、同図(b)はルーフパネルの
開放状態を示し、第3図はルーフパネルにスキーキャリ
ヤホルダを取り付けた状況を示す斜視図、第4図は第3
図の要部を拡大して示す側面図、第5図は第4図のB−
B線に沿う断面図、第6図は第5図のC−C線に沿う要
部断面図、第7図は本考案の他の実施例を示す斜視図で
ある。 1……ルーフ、3……開口部 4……ルーフパネル、17……係止片 18……係止具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルーフに設けた開口部にルーフパネルを着
    脱可能に設け、該パネルにロープ掛け可能な係止部を自
    動車の前後方向に複数配設した自動車用ルーフパネルに
    おいて、ルーフパネルに左右一対の係止片を前後左右に
    少なくとも一組づつ離間して配置し、これら各対または
    前後並びに内側に配置した各係止片間に荷物を収容かつ
    係合可能にするとともに、前記各対の係止片のうち、ル
    ーフパネルの外側に配置した係止片に係止部を設けたこ
    とを特徴とする自動車用ルーフパネル。
JP1988143409U 1988-11-04 1988-11-04 自動車用ルーフパネル Expired - Lifetime JPH0622579Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988143409U JPH0622579Y2 (ja) 1988-11-04 1988-11-04 自動車用ルーフパネル

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JP1988143409U JPH0622579Y2 (ja) 1988-11-04 1988-11-04 自動車用ルーフパネル

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Publication Number Publication Date
JPH0264453U JPH0264453U (ja) 1990-05-15
JPH0622579Y2 true JPH0622579Y2 (ja) 1994-06-15

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ID=31410209

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JP1988143409U Expired - Lifetime JPH0622579Y2 (ja) 1988-11-04 1988-11-04 自動車用ルーフパネル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6228627U (ja) * 1985-08-07 1987-02-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
実開昭62−28627(JP,U)」

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JPH0264453U (ja) 1990-05-15

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