JP2514149Y2 - 車載用電子機器の着脱構造 - Google Patents

車載用電子機器の着脱構造

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JP2514149Y2
JP2514149Y2 JP3162188U JP3162188U JP2514149Y2 JP 2514149 Y2 JP2514149 Y2 JP 2514149Y2 JP 3162188 U JP3162188 U JP 3162188U JP 3162188 U JP3162188 U JP 3162188U JP 2514149 Y2 JP2514149 Y2 JP 2514149Y2
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行康 上原
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車体に着脱自在に取付けられる車載用電子
機器の着脱構造に関するものである。
[従来の技術] 近年、車載用電子機器として、高精度のカーステレ
オ、カセットテープデッキ等が搭載されるようになるに
つれ、それらの盗難事故が問題となっている。そこで、
盗難防止の観点から、テイクアウェイ、テイクアウトと
称する、車体に着脱自在に取付けられる車載用電子機器
が普及してきている。
これらは、駐車中等、車から離れる場合に、車載用電
子機器を車体より取り外し、持ち歩くか、又はトランク
等に収納しておくことができるものである。
この様な車載用電子機器の一例を第4図及び第5図に
示した。即ち、第4図に示した様に、車載用電子機器1
本体の側面に、車載用電子機器を車体に固定するための
係止用スプリング3が配設され、車載用電子機器1を車
体に装着する時に、前記係止用スプリング2が車体側に
押付けられることにより、車載用電子機器を安定した状
態で車体に固定するものである。
この様な係止用スプリング2を配設した車載用電子機
器1を車体より取り外す場合には、車載用電子機器の前
面がエスカッション3の両側部に設けられた鍵孔4内
に、コ字形の取り外し用キーハンドル5を挿入する。す
ると、キーハンドル5の先端部が前記係止用スプリング
2の爪部6を、その係止を外す方向に押圧する。その結
果、車載用電子機器1を容易に車体から取り外すことが
できる。
また、第5図(A)(B)に示した様な車載用電子機
器においては、車載用電子機器11の前面エスカッション
12の両側面に、取り外し用ハンドル13をハンドル支軸14
を介して取付け、電子機器使用時には、第5図(A)に
示した様に、前記取り外し用ハンドル13を前面エスカッ
ション12に形成されたハンドル収納部15内に収容できる
ように構成されている。
一方、車から離れる時等、車載用電子機器を車体から
取り外したい場合には、第5図(B)に示した様に、取
り外し用ハンドル13をハンドル支軸14を軸として手前側
に回動させ、車載用電子機器11全体を前方に引き出して
取り外すことができるように構成されている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上述した様な従来の車載用電子機器におい
ては、以下に述べる様な問題点があった。
即ち、第4図に示した様な車載用電子機器において
は、車載用電子機器を車体より取り外すのに、取り外し
用のキーハンドル5が必要であり、キーハンドルの保管
が面倒であった。また、万一、キーハンドルを紛失した
場合には、車載用電子機器を車体より取り外すことがで
きないといった欠点もあった。
また、車載用電子機器の前面エスカッションに鍵孔を
形成しなければならず、高級志向の強い車載用電子機器
としては、外観上好ましいものではなかった。
一方、第5図に示した様な車載用電子機器において
は、取り外し用のハンドル13の収納部15を、前面エスカ
ッション12に設けなければならないので、前面パネルの
面積が増大することになり、小型化が要求される車載用
電子機器としては望ましいものではなかった。
また、取り外し用のハンドル13を前方に引き出す時
に、手が前面パネルに設けられた操作ボタンに触れるこ
とがあり、誤操作を引き起こす原因にもなっていた。
さらに、車載用電子機器の前面エスカッションに取り
外し用ハンドルが収納されるので、取り外し用ハンドル
は常に露出された状態にあり、外観上好ましいものでは
なかった。
本考案は、以上の様な従来の車載用電子機器の問題点
を解消するために提案されたもので、その目的は、車載
用電子機器を車体より取外すための着脱用ハンドル部
を、車載用電子機器と一体に構成してスペースの効率化
を計り、また、外観に優れた車載用電子機器の着脱構造
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本考案は、 電子機器本体に設けられ、下部が前後方向、上部が略
上下方向にスライド動作して開閉動作するフロントパネ
ル部と、 前記電子機器本体が車両の所定部材に対して着脱可能
となるように該電子機器本体に設けられた着脱用ハンド
ル部と、 を備えた車載用電子機器の着脱構造において、 前記フロントパネル部の下部に連結され、該フロント
パネル部の開閉に応じて、該フロントパネルの下部と共
に前後方向にスライド動作し、該フロントパネルが開く
と前記着脱用ハンドル部を兼ねるように構成されたスラ
イド部材と、 を有することを特徴とする。
[作用] このような構成を有する本考案においては、フロント
パネル部の開閉動作時にフロントパネル部支持するスラ
イド部材を、そのまま電子機器の着脱用ハンドル部とし
て使用するようにしたので、専用のハンドル部を設ける
必要がなくなる。また、スライド部材は、通常は電子機
器の下部に収納され、これを引き出した場合には、上部
のフロントパネル部によって隠された状態となつている
ので、外部に露出することもなく、機器の体裁も良い。
更に、フロントパネル部の下面全体にハンドル部を形成
することも可能になるので、電子機器の引き出しが容易
な大型のハンドル部を得ることもできる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に基づい
て具体的に説明する。
*実施例の構成* 本実施例においては、第1図(A)(B)に示した様
に、カーステレオ等の電子機器を使用する際に、開閉ス
イッチを押圧すると、車載用電子機器21の下面側に設け
られたプレート状の駆動用スライド部材22が、前方にス
ライドすることによって、車載用電子機器の前面に設け
られた開閉式のフロントパネル部23が、略上下方向にス
ライドし、開閉式フロントパネル23が車載用電子機器の
前面に斜めに配置される。それに伴って、フロントパネ
ル部23の背面側に形成されたカセット挿入口24が露出さ
れ、カセットの挿入、取り出し操作が可能となる。
なお、開閉式フロントパネル部23の略上下方向への移
動は、車載用電子機器21本体の前面に設けられたガイド
部材25に形成されたガイド溝26内を、開閉式フロントパ
ネル部23に形成された係合突起(図示せず)が摺動する
ことによって、その位置規制がなされている。また、開
閉式フロントパネル部23の略上下方向への移動は、第3
図に示すように、開閉式フロントパネル部23が駆動用ス
ライド部材22に対して回動することにより行われる。従
って、特に図示はしないが、開閉式フロントパネル部23
の下部と駆動用スライド部材22の先端部とは、支軸など
を利用して回動自在に連結されている。
また、開閉式フロントパネル部23を車載用電子機器21
の前方に駆動させる駆動用スライド部材22は、第2図に
示した様に構成されている。即ち、駆動用スライド部材
22には前後方向に駆動用ラックギア27が配設され、この
駆動用ラックギア27が、車載用電子機器本体側に配設さ
れた駆動ギア28と係合され、モータ29によって回転する
前記駆動ギア28によって、車載用電子機器の前後方向に
移動可能に配設されている。
さらに、駆動用スライド部材22には、前後方向に案内
溝30が形成され、この案内溝30内に、車載用電子機器本
体側に配設されたガイドピン31が摺動自在に嵌合されて
いる。また、前記ガイドピン31は、車載用電子機器本体
側に形成されたスライドプレート支点部32に配設されて
いる。
なお、開閉式フロントパネル部23の前面には、各種押
釦スイッチ33が設けられている。
*実施例の作用* この様な構成を有する本実施例の着脱式車載用電子機
器においては、以下に述べる様にして簡単に車載用電子
機器を車体より取り外すことができる。
即ち、車載用電子機器を使用しない場合は、第3図
(A)に示した様に、駆動用スライド部材22は車載用電
子機器21の内部に収納され、開閉式フロントパネル部23
もエスカッション34の前面に直立した状態で位置してい
る。
この時、駆動用スライド部材22は、第2図に示した様
に、車載用電子機器の内部に位置し、車載用電子機器本
体側に配設されたガイドピン31は駆動用スライド部材22
の案内溝30の最前部に位置している。
次に、この車載用電子機器を使用する場合には、開閉
スイッチを押圧することにより、モータ29が駆動し、駆
動ギア28が回転すると共に、係合する駆動用ラックギア
27が前方に移動し、それによって駆動用スライド部材22
が前方にスライドし、第1図(A)及び第3図(B)の
状態になる。
この時、車載用電子機器本体側に配設されたガイドピ
ン31は、駆動用スライド部材22の案内溝30の最奥部に位
置している。そして、この状態で、第1図(B)に示し
た様に、駆動用スライド部材22の下面側より手を挿入
し、駆動用スライドプレートをさらに前方に引張ると、
ガイドピン31は案内溝30の最奥部に位置しているため、
前方へ引き出す力は車載用電子機器全体にかかり、車載
用電子機器本体を車体より取り外すことができる。
なお、取り外した車載用電子機器において、開閉式フ
ロントパネル部23が先方にスライドした状態では、その
保管等に不便であるので、マイクロコンピューターをプ
ログラムして、開閉式フロントパネル部23をバックアッ
プバッテリーを用いて元の位置に戻すことができるよう
に構成しても良い。この様にして、車載用電子機器を元
の箱形の状態に戻して保管すれば、そのスペースも縮小
化でき、また、再度車体に取付ける場合も、箱形の車載
用電子機器を取付け位置に嵌め込めば良いので、簡単に
取付けることができる。
この様に本実施例の車載用電子機器においては、使用
時に前方にスライドする駆動用スライドプレートを、車
載用電子機器着脱用のハンドルとして利用することがで
きる。
*他の実施例* なお、本考案は上述した実施例に限定されるものでは
なく、車載用電子機器を前方に引き出しやすいように、
駆動用スライドプレートに取手部を形成しても良い。こ
の場合、取手をつかみやすく、引き出しやすい形状に形
成すれば、その操作性はさらに向上される。
[考案の効果] 以上の通り、本考案によれば、車載用電子機器を構成
する開閉式フロントパネル部背面側下部にあって、開閉
式フロントパネル部下部と共に前後方向にスライドする
スライド部材を、電子機器着脱用のハンドルとして利用
するという簡単な手段により、スペースの効率化を可能
とし、また、外観に優れた車載用電子機器の着脱装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の車載用電子機器の着脱装置の一実施例
を示すもので、(A)斜視図、(B)は開閉式フロント
パネル部を取り外した場合の斜視図、第2図は本考案に
用いられる駆動用スライドプレートの平面図、第3図は
本考案の車載用電子機器の着脱装置の側面図を示すもの
で、(A)は電子機器未使用時、(B)は電子機器使用
時で、開閉式フロントパネル部が前方にスライドした状
態を示し、第4図は従来の車載用電子機器の一例を示す
斜視図、第5図は従来の車載用電子機器の一例を示すも
ので、(A)は取り外し用ハンドル収納時、(B)は取
り外し用ハンドル使用時を示すものである。 1……車載用電子機器、2……係止用スプリング、3…
…エスカッション、4……鍵孔、5……キーハンドル、
6……爪部、11……車載用電子機器、12……エスカッシ
ョン、13……取り外し用ハンドル、14……ハンドル支
軸、15……ハンドル収納部、21……車載用電子機器、22
……駆動用スライド部材、23……開閉式フロントパネル
部、24……カセット挿入口、25……ガイド部材、26……
ガイド溝、27……駆動用ラックギア、28……駆動ギア、
29……モータ、30……案内溝、31……ガイドピン、32…
…スライドプレート支点部、33……押釦スイッチ、34…
…エスカッション。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器本体に設けられ、下部が前後方
    向、上部が略上下方向にスライド動作して開閉動作する
    フロントパネル部と、 前記電子機器本体が車両の所定部材に対して着脱可能と
    なるように該電子機器本体に設けられた着脱用ハンドル
    部と、 を備えた車載用電子機器の着脱構造において、 前記フロントパネル部の下部に連結され、該フロントパ
    ネル部の開閉に応じて、該フロントパネルの下部と共に
    前後方向にスライド動作し、該フロントパネルが開くと
    前記着脱用ハンドル部を兼ねるように構成されたスライ
    ド部材と、 を有することを特徴とする車載用電子機器の着脱構造。
JP3162188U 1988-03-11 1988-03-11 車載用電子機器の着脱構造 Expired - Lifetime JP2514149Y2 (ja)

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