JP4138963B2 - 自動車用ルーフキャリア - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スキー板やスノーボード等を自動車のルーフに積むための自動車用ルーフキャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平10−44875号公報には、自動車のルーフ側端部にブラケットが固定され、積載物をクランプするクランプ部材が該ブラケットに平行リンクによって連結されている自動車用ルーフキャリアが記載されている。このクランプ部材は、そのクランプ面が車体側方を向くように車体側方に下降傾斜しており、この傾斜姿勢でルーフ側端部(ルーフ上)とそれよりも低い車体側方部位とに平行移動するようになっている。従って、この自動車用ルーフキャリアによれば、クランプ部材が傾斜姿勢になっているから、これを車幅方向に水平になった水平姿勢で移動させる場合に比べて、車体側方位置に下降させたときにクランプ部材が車体側方に大きく突出することがなく、しかも、クランプ面が車体側方を向いているから、積載物の積み卸しを横から(車体側方から)行なうことができ、その作業が容易になる。
【0003】
特開平6−24276号公報には、荷物を装置する装置部材を自動車のルーフ上方位置とルーフ側方位置とにその装置面が水平になった水平姿勢で水平にスライドさせるスライド手段と、該荷物装置部材を上記水平姿勢のままルーフ側方位置で昇降させる昇降手段とを備えた車両用ルーフラックが記載されている。
【0004】
実開平6−8102号公報には、自動車のルーフ側端部に基台が固定され、該基台の側端にスキーキャリアがピンで支持されていて、該スキーキャリアを車体側方に下降傾斜した傾斜姿勢で基台上に保持するとともに、該スキーキャリアを上記ピンを中心に回動させて基台側方の低い位置に移動させるようにした自動車用スキーキャリアが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開平10−44875号公報に記載されているようにルーフキャリア(クランプ部材)を傾斜姿勢で昇降させることは、上述の如き利点があるものの、ルーフキャリアをルーフ上に上昇させたときにこの傾斜したルーフキャリアの上端がルーフ上方へ大きく突出し、そのことによって車高が高くなる、という問題がある。
【0006】
これに対して、特開平6−24276号公報に記載されているルーフラックの場合、荷物を装置する装置部材が水平姿勢を保ったまま水平移動及び昇降移動するから、車高を抑えるうえでは有利になるものの、荷物の積み卸しをする際にはその装置部材が車体側方へ大きく突出するとともに、荷物の積み卸しを容易にするには該装置部材を低い位置まで降ろすことができるようにする必要があって、装置が大型になる。
【0007】
また、実開平6−8102号公報に記載されているスキーキャリアも特開平10−44875号公報に記載されているクランプ部材と同様にルーフ上では傾斜姿勢になるから、車高が高くなる、という問題がある。
【0008】
すなわち、本発明の課題は、ルーフキャリアが車体側方へ大きく突出することを避け且つ積載物の積み卸し作業性を高めながら、車高が高くなることを防止することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題に対して、傾斜姿勢で昇降するルーフキャリアをルーフ上で倒して水平姿勢をとることができるようにしたものである。
【0010】
すなわち、この出願の請求項1に係る発明は、積載物を載せるキャリア本体と、該キャリア本体に被せられるキャリアカバーと、自動車のルーフ側端部に設けられる支持部材と、該キャリア本体が車体側方へ下降傾斜した姿勢を保持して上記ルーフ側端位置とこれよりも低い車体側方位置との間を昇降するように該キャリア本体と上記支持部材とを連結するリンク機構とを備えている自動車用ルーフキャリアにおいて、
上記支持部材は、上記ルーフ側端部に固定される固定支持部材と、上記リンク機構のリンクが連結され上記キャリア本体がルーフ側端位置に上昇した状態で上記傾斜姿勢と車幅方向に略水平になった水平姿勢とに変わるように上記固定支持部材に回動自在に連結された可動支持部材とを備えてなり、
さらに上記キャリア本体を上記水平姿勢で上記可動支持部材と共に上記固定支持部材に保持する水平保持手段を備え
上記固定支持部材は、車幅方向に略水平に延びる溝又は長孔による案内部を備え、
上記可動支持部材は、上記固定支持部材の案内部に移動自在に係合する係合ピンを備えて、該固定支持部材に対して車幅方向に移動自在に且つ該案内部のルーフ側端側の端部で回動自在に支持されており、
上記キャリア本体がフックを備えていて、
上記固定支持部材には、上記キャリア本体が可動支持部材と共にルーフ側端部位よりルーフ中央側へ寄った部位に移動して上記水平姿勢にあるときに上記フックが係合する水平保持用係合部と、該キャリア本体が上記ルーフ側端部位で傾斜姿勢にあるときに当該フッ クが係合する傾斜保持用係合部とが設けられており、
上記フックと水平保持用係合部とが上記水平保持手段を構成し、上記フックと上記傾斜保持用係合部とがキャリア本体をルーフ側端部において傾斜姿勢に保持する傾斜保持手段を構成していることを特徴とする。
【0011】
この自動車用ルーフキャリアにおいては、キャリア本体がルーフ側端位置とこれよりも低い車体側方位置との間を傾斜姿勢で昇降するから、該昇降時及び車体側方位置に下降した状態においてキャリア本体が車体側方へ大きく突出することがなく、車体側方のスペースが狭い場合でもキャリア本体の昇降及び積載物の積み卸しを行なうことができる。そして、キャリア本体をルーフ側端部に支持する支持部材が固定支持部材と可動支持部材とによって構成され、該可動支持部材が回動することによってキャリア本体が水平姿勢をとるから、該キャリア本体をルーフ上に位置付けたときにキャリア本体又はキャリアカバーがルーフ上方に大きく突出した状態になることを避けることができる。
【0012】
そうして、可動支持部材が固定支持部材の案内部のルーフ側端側の端部で回動することによってキャリア本体は水平姿勢と傾斜姿勢とをとることができるものであるが、該可動支持部材がキャリア本体と共に案内部によってルーフ中央寄りに水平移動するから、該キャリア本体を固定支持部材に支承し水平姿勢に保持するうえで有利になる。また、当該発明は、傾斜保持手段を備えているから、キャリア本体をルーフ側端部において傾斜姿勢で保持することができる。そして、その傾斜保持手段は、水平保持手段を構成するフックを利用して構成されているから、部品点数の増大を抑えるうえで有利になる。
【0013】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載されている自動車用ルーフキャリアにおいて、
上記キャリア本体が上記ルーフ側端位置よりも低い車体側方位置に下降した状態を保持する下降状態保持手段を備えていることを特徴とする。
【0014】
この発明においては、下降状態保持手段によってキャリア本体を車体側方位置に保持した状態で積載物の積み卸しを行なうことができ、その作業をし易くなる。
【0015】
【発明の効果】
従って、請求項1に係る発明によれば、ルーフ側端位置とこれよりも低い車体側方位置との間をキャリア本体が傾斜姿勢を保持して昇降するようにした自動車用ルーフキャリアにおいて、上記支持部材を固定支持部材と可動支持部材とによって構成してキャリア本体がルーフ側端部において傾斜姿勢と水平姿勢とに変わることができるようにし、さらに該キャリア本体を上記水平姿勢に保持する水平保持手段を備え、キャリア本体を固定支持部材の案内部によってルーフ側端部位からルーフ中央寄りに水平移動させるようにするとともに、キャリア本体をルーフ側端部において傾斜姿勢で保持する手段を設け、該傾斜保持手段と水平保持手段に同じフックを兼用するようにしたから、車体側方のスペースが狭い場所でのキャリア本体の昇降及び積載物の積み卸しに有利になるとともに、キャリア本体をルーフ上に位置付けたときに該キャリア本体又はキャリアカバーがルーフ上方に大きく突出した状態になることを避けることができ、車庫への入庫など車高が制限される場合に有利になり、しかも、該キャリア本体を固定支持部材に支承し水平姿勢に保持するうえで有利になるとともに、部品点数の増大を抑えながらキャリア本体をルーフ側端部において傾斜姿勢で保持することができるようになる。
【0016】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載されている自動車用ルーフキャリアにおいて、上記キャリア本体が上記ルーフ側端位置よりも低い車体側方位置に下降した状態を保持する下降状態保持手段を備えているから、キャリア本体を車体側方位置に保持した状態で積載物の積み卸しを行なうことができ、その作業に有利になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1に示す自動車用のルーフキャリアにおいて、1は積載物を挟持するキャリア、2は自動車のルーフ、3は該ルーフ2にブラケット4で固定されて車幅方向に延びるビームである。キャリア1は、キャリア本体8と、該キャリア本体8の一端にヒンジによって開閉自在に支持されたキャリアカバー9とを有し、このキャリア本体8とキャリアカバー9とによって自動車に積載すべき長尺の積載物を当該キャリア1に対して交差状に配置して挟持するようになっている。このキャリア1は、車体側方へ下降傾斜した姿勢を保持してルーフ2の側端上方位置と該ルーフ2よりも低い車体側方位置との間を昇降し、ルーフ2の側端上方において上記傾斜姿勢と車幅方向に水平になった水平姿勢とに回動するように設けられているとともに、該水平姿勢においてルーフ2の側端部位とそれよりも中央寄りの部位との間を車幅方向に水平移動するようになっている。
【0019】
そうして、キャリア1の上記傾斜姿勢での昇降のために、キャリア本体8と上記ビーム3に結合された支持部材5との間にリンク機構6が設けられ、上記傾斜姿勢と水平姿勢との間での回動のために、上記支持部材5が固定支持部材5Aと可動支持部材5Bとによって構成され、上記水平姿勢での水平移動のために固定支持部材5Aに案内孔15が形成されている。また、当該自動車用ルーフキャリアは、キャリア1をルーフ2の側端部位において可動支持部材5Bに保持するための保持手段、該側端部位において固定支持部材5Aに対して傾斜姿勢で保持するための傾斜保持手段、該側端部位からルーフ中央側へ寄った部位においてキャリア1を固定支持部材5Aに対して水平姿勢で保持するための水平保持手段、並びにキャリア1を車体側方へ降ろした状態に保持する下降状態保持手段を備えている。
【0020】
以下、具体的に説明する。
【0021】
−支持部材5−
図2に示すように、支持部材5は、上記ルーフ2のビーム3に結合される固定支持部材5Aと該固定支持部材5Aに移動自在に連関する可動支持部材5Bとを備えてなる。
【0022】
固定支持部材5Aは、車幅方向に延びる水平部と該水平部の外端(ルーフ側端側の端)に続いて車体側方へ下降傾斜した傾斜部とを有する互いに平行に設けられた一対の「く」の字状プレート11,11を備えてなる。この両プレート11,11は、図3及び図4に示すように、互いの水平部の外端部同士及び内端部(ルーフ中央側)同士が連結部材12,12によって連結されているとともに、水平部の中央部同士及び傾斜部の下端部同士が後述のフックが係合する水平保持用係合ピン13及び傾斜保持用係合ピン14によって連結されている。また、この両プレート11,11の水平部には、水平保持用係合ピン13の下側を車幅方向に水平に延び且つ内端側で少し下降傾斜した長い案内孔15,15が形成されている。上記連結部材12,12は上記ビーム3に対して止め金具16,16によって固定されている。
【0023】
可動支持部材5Bは、図2に示すように、一対の平行なプレート17,17を備えてなる。この両プレート17,17は、上記固定支持部材5Aのプレート11,11の外側に配置されていて、互いの内端部同士及び中間部同士が連結部材18,18によって連結されているとともに、中間部同士及び外端部同士が上記リンク機構6のリンク用枢支ピン19,19によって連結され、さらに、中央よりも内端寄りの部分同士がスライドピン21によって連結されている。
【0024】
上記スライドピン21は上記固定支持部材5Aの案内孔15,15に移動自在に通されており、可動支持部材5Bは該スライドピン21によって固定支持部材5Aに対し車幅方向に移動するように係合しているものである。また、可動支持部材5Bは、上記スライドピン21が案内孔15,15の外端において回転することによって、従って、該案内孔15,15の外端を中心として、固定支持部材5Aに対して水平になった状態と車体側方へ下降傾斜した状態とに回動することになる。そして、可動支持部材5Bの内端側の連結部材18には上記キャリア本体8に係合するフック部材22が取付けられ、また、上記外端部のリンク用枢支ピン19にはキャリア本体8の後述するフックが係合するようになっている。
【0025】
−キャリア本体8−
キャリア本体8は、上端にキャリアカバー9を枢支するためのヒンジ部31を備え、下端にキャリアカバー9を閉状態に保持するための係合ピン32を備え、中間部には、上側から第1突起33、第2突起34及び固定位置決め部材35の3つが上下に間隔をおいて設けられている。
【0026】
突起33,34は、キャリア本体8を車体前後方向(図2においては左右方向)に横切るように設けられていて、スキー板を積むときにその側面を受け、スノーボードを積むときはこのスノーボードが突起33,34の上に載るものである。この突起33,34の側端に可動位置決め部材36,36が枢支されている。固定位置決め部材35は、先端に上方へ突出した突出部を有するフック状のものであり、スキー板の側面を受けるとともに、スノーボードを積載するときには該スノーボードの側面を受けることになる。可動位置決め部材36は、フック状のものであり、キャリア本体8の側面の切り欠き部8aに収納されるようになっており、起立させてスキー板の側面を受けるとともに、スノーボードを積載するときには倒伏させて切り欠き部8aに収納することになる。
【0027】
このキャリア本体8にはスライダ37及びノブ38が支持されている。この点は後述する。
【0028】
−キャリアカバー9−
キャリアカバー9は、断面逆凹状に形成されてキャリア本体8と同様に上下に延び、その両端部がキャリア本体8側へ突出していて、両突出部間がキャリア本体8と共に積載物収容空間を形成するようになってる。キャリアカバー9は、その上端がキャリア本体8のヒンジ部31にヒンジピン39によって枢支されているとともに、該ヒンジピン39に嵌めたネジリコイルバネ41によって開方向に付勢されている。
【0029】
キャリアカバー9にはスキー板等の積載物をキャリア本体8に対して弾性的に保持するためのホルダ42が設けられている。ホルダ42は、発泡弾性材(発泡ゴム)によって形成されていてキャリアカバー9の閉状態で大略上下方向に延び、キャリアカバー9の天井内面に支持部材43によって支持されている。このホルダ42は、キャリアカバー9に取付けられる筒状の基部44と、該基部44と一体に形成されて下方に突出し上記積載物に当てられて弾性的に変形する中空圧縮部45とを備えてなる。支持部材43は、チャンネル状のものであって、その開口を上向きにして上記基部44の貫通孔に挿入され、ホルダ42より突出した両端部がビス46によってキャリアカバー9に結合されている。
【0030】
図5に示すように、上記キャリアカバー9の左端壁には開口55が形成されていて、該開口55に該キャリアカバー9をキャリア本体8に対して閉状態に保持するロック部56aを備えたロック操作部材56が設けられている。このロック操作部材56は、支持ピン57によってキャリアカバー9に回動自在に支持され、且つ該支持ピン57に嵌められたネジリコイルバネ58によってロック部56aがロックする方向に回動するように付勢されている。ロック部56aはフック状のものであり、キャリア本体8の下端部に水平に設けた係合ピン32に係合することによって、キャリアカバー9の開放を阻止する。ロック部56aには、該ロック部56aが係合ピン32に当接したときにロック操作部材56を上記バネ58の付勢に抗して反時計回り方向へ回動させるように案内する傾斜面56bが形成されている。
【0031】
−リンク機構6−
リンク機構6は、キャリア本体8をルーフ上方に位置付けたときの車体に対する位置関係で外側と内側とに配置された等長の第1リンク26と第2リンク27を利用して構成されている。第1リンク26及び第2リンク27はいずれも、一対の平行なリンク部材の端同士を連結プレートによって連結したものである。両リンク26,27の各々の一端は上記可動支持部材5Bの車体前後方向に延びる枢支ピン19,19に枢着され、各々の他端はキャリア本体8の上端部に枢支ピン28,28によって枢着されている。従って、このキャリア本体8は、当該リンク機構6によってルーフ2の側端部上と車体側方位置との間を平行移動することになる。上記第1リンク26の他端の枢支点よりも先側には係合部29が形成されている。係合部29の機能については後述する。
【0032】
−スライダ37−
スライダ37及びノブ38は、キャリア本体8の支持部材5に対する係脱等を行なうためのものである。スライダ37は、図2に示すように、上下に延びるプレート状のものであって、図3及び図4に示すように支持プレート61によってキャリア本体8の下面側に上下スライド可能に支持されている。このスライダ37の中央部には、可動支持部材5Bのフック部材22を通す孔62が形成されていて、フック部材22は該孔62の下端(ルーフ側端)側の縁に係合するようになっている。
【0033】
また、スライダ37の下端側の端部にはノブ38をスライダ長手方向に移動自在に連結するための長孔63が形成され、さらに下端側の端にはスプリング受け64が形成されている。
【0034】
また、図2に示すように、スライダ37の上端部(ルーフ中央側の端部)は若干幅狭に形成されて、該幅狭部と幅広部との境界が段部65,65に形成されている。この段部65,65は、スライダ37のルーフ中央側へのスライドを制限するためのものであるとともに、キャリア本体8を車体側方位置に下降させて位置付けたときのリンク26,27の回動(キャリア本体8の上昇方向の回動)を阻止するためのものでもある。
【0035】
すなわち、図6に示すように、キャリア本体8のルーフ中央側の端部にはリンク26,27を連結するための補強プレート67,67が設けられている。この補強プレート67,67の下端部に上記スライダ37の段部65,65を当接させて該スライダ37のルーフ中央側へのスライドを制限するストッパ(段部)68,68が形成されている。また、リンク26は、その枢支ピン28よりも先側の係合部29がスライダ37の幅狭部に存するときはその回動が許容されるが、該幅狭部から段部65,65を越えて幅広部の下面に当接したときにキャリア本体8の上昇方向の回動が阻止されるものである。この幅狭部と幅広部との間の移行の際にはスライド37をスライドさせることになる。
【0036】
−ノブ38−
ノブ38は、スライダ37の長孔63にピン69で移動自在に連結されたベース部71と、該ベース部71の中央部より立ち上がったノブ部72と、該ベース部71より下方へ突出し可動支持部材5Bの枢支ピン19に係合する本体フック部73とを備え、ベース部71のスライダ37とは反対側の端部には押動操作片74が結合され、該押動操作片74の先端はキャリア本体8の下端面より突出している。このノブ38は、ベース部71に形成された切り込み75をキャリア本体8の下端部の車体前後方向に延びるピン76に係合させてスライダ37と同方向にスライド自在に設けられている。また、ノブ部72とスライダ37のスプリング受け64との間にはノブ38をスライダ37から離す方向に付勢するスプリング77が設けられている。
【0037】
上記ベース部71のスライダ37側の端には車体前後方向に延びる枢支ピン78によってフック部材79,79の上端部が回動自在に支持されており、その下部はベース部71の下方へ突出している。このフック部材79,79は、下端のフック部が固定支持部材5Aの水平保持用係合ピン13又は傾斜保持用係合ピン14に係合するものであり、中間部がベース部71の下側で連結バー81によって連結されている。また、上記枢支ピン78にはネジリコイルバネ82が嵌められている。このコイルバネ82は、その一端が上記ノブ部72に、他端が連結バー81にそれぞれ係合して、フック部材79,79をその下端のフック部が本体フック部73に近づく方向に回動するように付勢している。これに対して、ベース部71の両側面には、図7に示すように、付勢されたフック部材79,79の中間部を当接させて該フック部材79,79をベース部71に対して略垂直になった状態に位置付けるストッパ83が設けられている。
【0038】
また、キャリア本体8には、ノブ38を下方(あるいは車体側方)にスライドさせたときに上記フック部材79の連結バー81を当接させて該フック部材79を上記係合ピン13,14から解除する方向に回動させる支点となるストッパ84が設けられている。
【0039】
上記押動操作片74には貫通孔85が形成されていて、該貫通孔85にキャリア本体8のキーシリンダ86より突出したロックプレート87が係合するようになっている。すなわち、このロックプレート87は、キーシリンダ86に差し込まれるキー88によって回転操作されるものであり、上記貫通孔85に係合することによって、ノブ38の操作を阻止するものである。
【0040】
−各種保持手段についての説明−
上記自動車用ルーフキャリアにおいて、キャリア1をルーフ2の側端部位において可動支持部材5Bに保持するための保持手段は、可動支持部材5Bのリンク枢支ピン19とこれに係合するノブ38の本体フック部73との組合せ、及び可動支持部材5Bのフック部材22とこれが係合するスライダ37の孔62の縁との組合せによって構成されている。
【0041】
キャリア1をルーフ2の側端部位において固定支持部材5Aに対して傾斜姿勢で保持するための傾斜保持手段は、固定支持部材5Aの傾斜保持用係合ピン14とこれに係合するノブ38のフック部材79との組合せで構成されている。
【0042】
キャリア1をルーフ2の中央側へ寄った部位において固定支持部材5Aに対して水平姿勢で保持するための水平保持手段は、固定支持部材5Aの水平保持用係合ピン13とこれに係合するノブ38のフック部材79との組合せで構成されている。
【0043】
キャリア1を車体側方へ降ろした状態に保持する下降状態保持手段は、リンク26の係合部29とこれが係合(当接)するスライダ37の段部65近傍の幅広になった下面との組合せで構成されている。
【0044】
上記フック部材22、ノブ38の本体フック部73及びフック部材79はいずれもその先端に、係合すべき相手部材に当接したときに該相手部材を各々の係合部(略L字状に曲がった内角部)に案内する傾斜した案内面を備えている。
【0045】
ここに、上記ノブ38に設けられているネジリコイルバネ82は、スライダ37に対してフック部材79を前方へ回動するように付勢するから、該フック部材79が係合ピン13,14のいずれかに係合した状態では、該フック部材79を当該ピンに係合する方向に付勢する一方、その反力でスライダ37の段部65をキャリア本体8のストッパ68に押し当てるものとして働くことになる。すなわち、ネジリコイルバネ82は、上記フック部材22、ノブ38の本体フック部73及びフック部材79を相手部材に対して係合する方向に付勢力を与える。
【0046】
−自動車用ルーフキャリアの使用−
今、キャリア1が図1に実線で示すようにルーフ2の側端部位に傾斜姿勢で保持されているとする。図8に示すスキー板91を積載するには、ノブ38を下方へ引いてキャリア本体8と固定支持部材5A及び可動支持部材5Bとの係合を解除する。すなわち、図3において、ノブ38を下方へ引くと、フック部材79の連結バー81がキャリア本体8のストッパ84に当たり、該ストッパ84を支点としてフック部材79が同図において反時計回りに回転して、固定支持部材5Aの傾斜保持用係合ピン14から外れるとともに、このノブ38及びスライダ37の下方へのスライドによって、該ノブ38の本体フック部73が可動支持部材5Bの枢支ピン19から外れ、また、可動支持部材5Bのフック部材22からスライダ37が外れる。
【0047】
そこで、ノブ38を把持した状態でそのままキャリア1を下方へ引けば、該キャリア1は傾斜姿勢のままリンク機構6のリンク26,27の回動によって車体側方位置へ平行移動して降りる(図1に鎖線で示す状態)。キャリア1が車体側方位置に下降すると、リンク26の係合部29がスライダ37の幅狭部から段部65を越えて幅広部の下面に移動して係合し、これにより、リンク26の回動が阻止されてキャリア1は車体側方位置に保持される。
【0048】
次に、キャリアカバー9のロック操作部材56を引いてそのロック部56aとキャリア本体8の係合ピン32との係合を外す。これにより、キャリアカバー9はコイルバネ41の付勢によって自動的に開く。そこで、可動位置決め部材36を起立させ、この可動位置決め部材36及び固定位置決め部材35を位置決めとしてスキー板91を積載する。そして、キャリアカバー9を被せると、ロック操作部材56のロック部56aが係止ピン32に係合する。これにより、スキー板91はキャリアアッパ9のホルダ13が弾性的に押圧された状態でキャリア本体8の積載面に保持される。この場合、自動車のルーフ2の前後の部位に図8に示すように2つのルーフキャリア1を配置して、スキー板91を保持する。
【0049】
次に、ノブ62を下方に引くことによってリンク26の係合部29をスライダ37の下面から段部65を越えて幅狭部に位置付ける。これにより、リンク26とスライダ37との係合が解除されるから、リンク26は上方へ回動可能になる。よって、スキー板91を保持したキャリア1をルーフ2の上に押し上げる。ルーフ2の上ではキャリア1を可動支持部材5Bに押し当てるようにすれば、ネジリコイルバネ82の付勢に抗してスライダ37及びノブ38が下方へスライドするとともにフック部材79が上方に回動して、該可動支持部材5Bのフック部材22がスライダ37に、ノブ38の本体フック部73が枢支ピン19に、ノブ38のフック部材79が固定支持部材5Aの傾斜保持用係合ピン14にそれぞれ係合し、キャリア1はルーフ2の側端部上に傾斜姿勢で保持された状態になる。これにより、当該自動車はスキー板をキャリア1によってルーフ2の側端部上に保持して走行することができることになる。
【0050】
上記キャリア1をルーフ2の側端部上に傾斜姿勢で保持した状態において、ノブ38の押動操作片74を上方(キャリア本体8に埋没する方向)へ押せば、ノブ38がスプリング77の付勢に抗してスライダ37側へ移動する。これにより、フック部材79と固定支持部材5Aの傾斜保持用係合ピン14との係合が外れる。よって、キャリア1は固定支持部材5Aに対する拘束が解かれて可動支持部材5Bと共に固定支持部材5Aに対して回動することができるようになる。
【0051】
そこで、キャリア1を可動支持部材5Bと共に傾斜姿勢から水平姿勢に回動させ、ルーフ2の側端部位からルーフ中央側へ押せば、可動支持部材5Bのスライドピン21が固定支持部材5Aの案内孔15に案内されることによって、キャリア1は略水平の姿勢でルーフ中央側へ当該案内孔15の長さだけ移動する。この案内孔15はルーフ中央側の端部が傾斜しているから、キャリア1は該案内孔15の傾斜部においてキャリア1の先端側(ルーフ中央側)が少し低くなるように傾き、そのことによって、ノブ38のフック部材79は固定支持部材5Aの水平保持用係合ピン13に引掛かることなくその上方位置に至る。この状態でキャリア1を可動支持部材5Bと共に固定支持部材5Aに対して押し当てるようにすれば、フック部材79がネジリコイルバネ82の付勢に抗して回動して固定支持部材5Aの水平保持用係合ピン13に係合し、キャリア1は可動支持部材5Bと共に水平姿勢で固定支持部材に保持されることになる。よって、当該自動車はキャリア1が水平姿勢になった分、車高が低くなり、車庫への入庫や車高制限のある場所での走行に有利になる。また、積載物を積載していないときにはキャリア1を上記水平姿勢にしておくようにしてもよい。
【0052】
キャリア1を水平姿勢から傾斜姿勢に戻すには、押動操作片74を押してフック部材79と水平保持用係合ピン13との係合を解除し、キャリア1を可動支持部材5Bと共にルーフ側端側へ引き、スライドピン21が案内孔15の端に至った時点で傾斜姿勢になるように起こせばよい。これにより、フック部材79が傾斜保持用係合ピン14に係合し、キャリア1は可動支持部材5Bと共に固定支持部材5Aに傾斜姿勢で保持されることになる。
【0053】
図9に示すように、スノーボード92を積載するには、基本的にはスキー板91の場合と同様に操作するが、スノーボード92はスキー板91よりも幅広であるから、可動位置決め部材36を倒伏させて積載する。よって、スノーボード92は突起33,34の上に載ることになる。
【0054】
なお、上記実施形態ではキャリアカバー9をキャリア本体8に枢支したが、キャリア本体8から完全に取り外すことができるようにしてもよい。
【0055】
また、上記キャリア本体8やキャリアカバー9等についてはプラスチックに限らず、アルミニウム製やステンレス製などとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例のルーフキャリアの側面図。
【図2】 同ルーフキャリアの分解斜視図。
【図3】 キャリア傾斜姿勢における固定支持部材、可動支持部材、スライダ及びノブの相互関係を示す断面図。
【図4】 キャリア水平姿勢における固定支持部材、可動支持部材、スライダ及びノブの相互関係を示す断面図。
【図5】 キャリア前端部の一部を示す縱断面図。
【図6】 リンク機構とスライダとの関係を示す一部断面にした側面図。
【図7】 ノブを一部省略して示す側面図。
【図8】 ルーフキャリアにスキー板を積載した状態を示す斜視図。
【図9】 ルーフキャリアにスノーボードを積載した状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 キャリア
2 ルーフ
5 支持部材
5A 固定支持部材
5B 可動支持部材
6 リンク機構
8 キャリア本体
9 キャリアカバー
13 水平保持用係合ピン
14 傾斜保持用係合ピン
15 案内孔
21 スライドピン
22 フック部材
73 本体フック部

Claims (2)

  1. 積載物を載せるキャリア本体と、該キャリア本体に被せられるキャリアカバーと、自動車のルーフ側端部に設けられる支持部材と、該キャリア本体が車体側方へ下降傾斜した姿勢を保持して上記ルーフ側端位置とこれよりも低い車体側方位置との間を昇降するように該キャリア本体と上記支持部材とを連結するリンク機構とを備えている自動車用ルーフキャリアにおいて、
    上記支持部材は、上記ルーフ側端部に固定される固定支持部材と、上記リンク機構のリンクが連結され上記キャリア本体がルーフ側端位置に上昇した状態で上記傾斜姿勢と車幅方向に略水平になった水平姿勢とに変わるように上記固定支持部材に回動自在に連結された可動支持部材とを備えてなり、
    さらに上記キャリア本体を上記水平姿勢で上記可動支持部材と共に上記固定支持部材に保持する水平保持手段を備え
    上記固定支持部材は、車幅方向に略水平に延びる溝又は長孔による案内部を備え、
    上記可動支持部材は、上記固定支持部材の案内部に移動自在に係合する係合ピンを備えて、該固定支持部材に対して車幅方向に移動自在に且つ該案内部のルーフ側端側の端部で回動自在に支持されており、
    上記キャリア本体がフックを備えていて、
    上記固定支持部材には、上記キャリア本体が可動支持部材と共にルーフ側端部位よりルーフ中央側へ寄った部位に移動して上記水平姿勢にあるときに上記フックが係合する水平保持用係合部と、該キャリア本体が上記ルーフ側端部位で傾斜姿勢にあるときに当該フックが係合する傾斜保持用係合部とが設けられており、
    上記フックと水平保持用係合部とが上記水平保持手段を構成し、上記フックと上記傾斜保持用係合部とがキャリア本体をルーフ側端部において傾斜姿勢に保持する傾斜保持手段を構成していることを特徴とする自動車用ルーフキャリア。
  2. 請求項1に記載されている自動車用ルーフキャリアにおいて、
    上記キャリア本体が上記ルーフ側端位置よりも低い車体側方位置に下降した状態を保持する下降状態保持手段を備えていることを特徴とする自動車用ルーフキャリア。
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