JPH0923942A - スライドレール - Google Patents

スライドレール

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JPH0923942A
JPH0923942A JP7196984A JP19698495A JPH0923942A JP H0923942 A JPH0923942 A JP H0923942A JP 7196984 A JP7196984 A JP 7196984A JP 19698495 A JP19698495 A JP 19698495A JP H0923942 A JPH0923942 A JP H0923942A
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Masahiko Okazaki
崎 正 彦 岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 破損し易い物品を収納した状態で移動、運搬
されるキャビネット、ワゴン等、あるいは補助天板を有
する机等に使用されるスライドレールに関するもので、
物品の収納姿勢が確実に保持されたり、あるいは補助天
板を机天板と面一に維持出来るスライドレールを提供す
る事を目的とする。 【構成】 固定側11に取付られた固定側レール3と、
固定側レール3に摺動自在に設けられた移動側レール4
と、移動側レール4に設けられた昇降機構5と、昇降機
構5によって、昇降自在に保持され、上昇位置が維持さ
れる昇降側取付部6より構成されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、破損し易い物品を収納
した状態で移動、運搬されるキャビネット、ワゴン等、
あるいは補助天板を有する机等に使用されるスライドレ
ールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記運搬用ワゴンに設けられる収
納体をキャビネット等から引き出すために使用されるス
ライドレールは、単に摺動機能しか有しないので、収納
体に収納された破損し易い物品(液晶パネル等)をキャ
ビネットごと工場内を作業現場まで移動する途中、ある
いは工場から工場までトラック等で運搬する間に、液晶
パネルが収納体の内部でガタ付いたり、あるいは倒れた
りして液晶ディスプレイの表面が損傷すると云う問題が
あった。
【0003】また、補助天板を引き出して天板面を拡張
し、作業スペースを広く確保する机に使用されるスライ
ドールも、単に摺動機能しか有しないので、補助天板を
引き出した状態で、主天板との間に段差が生じ使用しづ
らい問題があった。
【本発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題を
解決する事を課題とし、キャビネットの移動時は、液晶
パネルがガタついたり、転倒したりすることがなく、確
実に当初の収納姿勢が保持され、液晶パネルを収納体か
ら取り出す時は、キャビネット本体から容易に収納体を
引き出し、液晶パネル等を取り出すことが出来、又、補
助天板を引き出した後、補助天板を主天板と面一にして
使用する事ができるスライドレールを提供する事を目的
とする。
【0004】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決する為、本
発明が手段とする第1の特徴は、固定側に取付られた固
定側レールと、固定側レールに摺動自在に設けられた移
動側レールと、移動側レールに設けられた昇降機構と、
昇降機構によって昇降自在に保持され、上昇位置が維持
される昇降側取付部より構成された点にある。
【0005】次に本発明が手段とする第2の特徴は、前
記第1の特徴に加えて、前記昇降機構は、移動側レール
と昇降側取付部間に傾斜姿勢と起立姿勢に姿勢変更可能
に配設されたリンク部材と、リンク部材を傾斜姿勢と、
起立姿勢に姿勢変更させる操作部材と、前記リンク部材
の姿勢変更にともなって昇降する昇降側取付部を移動側
レールの摺動方向と直交する方向に案内する案内部材よ
り構成されている点にある。
【0006】次に本発明が手段とする第3の特徴は、前
記第1、第2の特徴に加えて、前記リンク部材は、前記
移動側レールの摺動方向に所定間隔を有して、移動側レ
ール側の端部が回動自在で、昇降側取付部側の端部が所
定範囲で前記摺動方向に摺動可能に、移動側レールと昇
降側取付部間に平行に設けられると共に、起立姿勢で傾
斜姿勢の傾斜方向とやや反対方向に傾斜して、昇降側取
付部の上昇位置を維持する点にある。
【0007】次に本発明が手段とする第4の特徴は、前
記第3の特徴に加えて、前記操作部材は、前記リンク部
材の摺動側端部に枢止連結され、昇降側取付部に摺動自
在に保持されている点にある。
【0008】次に本発明が手段とする第5の特徴は、前
記第3の特徴に加えて、前記操作部材は、前記リンク部
材の摺動側端部と回動側端部間でリンク部材を姿勢変更
可能に枢止連結され、移動側レールに摺動自在に支持さ
れている点にある。
【0009】次に本発明が手段とする第6の特徴は、前
記第4、第5の特徴に加えて、前記操作部材は、前記リ
ンク部材を起立姿勢とした時、ワゴン本体等の固定側に
係止して、昇降側取付部の上昇位置を維持する点にあ
る。
【0010】次に本発明が手段とする第7の特徴は、前
記第1、第2、第3、第4、第5、第6の特徴に加え
て、前記昇降側取付部は、上昇位置でワゴン本体等の固
定側に係止する係止部材を有する点にある。
【0011】次に本発明が手段とする第8の特徴は、前
記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7の特徴に
加えて、前記昇降側取付部は、前記移動側レールと同一
方向に摺動自在な第2スライドレールを有している点に
ある。
【0012】
【作用】本発明が手段とする第1の特徴によれば、昇降
側取付部を固定側に出入自在に支持すると共に所定範囲
で昇降させ、昇降側取付部は上昇位置を確実に維持され
る。
【0013】又、本発明が手段とする第2の特徴によれ
ば、操作部材を操作すれば、リンク部材を傾斜姿勢から
起立姿勢に、あるいはその逆に姿勢変更し、昇降側取付
部は案内部材によって、上下方向に昇降する。
【0014】又、本発明が手段とする第3の特徴によれ
ば、リンク部材は起立姿勢で、傾斜姿勢の傾斜方向と反
対方向にやや傾斜しているので、操作部材を操作しない
限り昇降側取付部は上昇位置が維持される。
【0015】又、本発明が手段とする第4の特徴によれ
ば、操作部材はリンク部材の回動側端部から離れた位置
で操作される。
【0016】又、本発明が手段とする第5の特徴によれ
ば、操作部材は昇降側取付部の昇降位置に関係なく常に
一定の高さに位置する。
【0017】又、本発明が手段とする第6の特徴によれ
ば、操作部材が昇降側取付部の上昇位置で固定側に係止
するので、操作部材を操作しない限り昇降側取付部の上
昇位置を維持することができる。
【0018】又、本発明が手段とする第7の特徴によれ
ば、昇降側取付部が上昇位置で、固定側に係止している
ので、昇降側取付部を下降位置に操作してからでない
と、昇降側取付部を固定側から引きだす事が出来ない。
【0019】又、本発明が手段とする第8の特徴によれ
ば、昇降側取付部に取付られる移動体の固定側から摺動
量は、移動側レールと第2スライドレールの摺動量をあ
わせた量となる。
【0020】
【実施例】本発明の実施例を図に基づいて説明する。図
11において符号1は、本発明を具備した液晶パネルの
運搬用ワゴンを示している。運搬用ワゴン1は、ワゴン
本体(固定側)11と、ワゴン本体(固定側)11の内
部に配設された、上下方向に所定間隔を有し、左右に対
向する複数段のスライドレール2・・・と、スライドレ
ール2・・・に間接的に取付られた収納体(移動体)1
2・・・と、収納体(移動体)12・・・間に位置し
て、ワゴン本体(固定側)11に設けられた上下方向仕
切り部材13・・・等より構成されている。
【0021】収納体(移動体)12は上面が開口する箱
形をなし、内部の前後方向に所定間隔を有して仕切り板
15・・・が配設され、仕切り板15・・・間に液晶パ
ネル(収納物品)14・・・が起立姿勢で、上端面が収
納体(移動体)12の上方に突出して収納されている。
【0022】上下方向仕切り部材13は、裏面にウレタ
ンフォーム等よりなるクッション部材16が設けられ、
収納体(移動体)12がワゴン本体(固定側)11に収
納され、上方に移動した時、液晶パネル(収納物品)1
4・・・の上端面がクッション部材16に圧接する構成
となっている。
【0023】図1〜図5の第1実施例において、スライ
ドレール2は、ワゴン本体(固定側)11の内面に適宜
手段にて取付られる固定側レール3と、固定側レール3
に前後方向に所定範囲で摺動自在な移動側レール4と、
移動側レール4に設けられる昇降機構5と、昇降機構5
と連結された昇降側取付部6より構成されている。
【0024】固定側レール3は、帯状金属板の上下端部
を内向き円弧状、またはV字形に彎曲せしめて形成した
内面長手方向にボール案内溝を有する上下折曲縁31、
31と、基板32より断面略C字形に形成されている。
そして、固定側レール3の基板32の前後端部に、内方
に突出する前後端ストッパー33、34が形成され、移
動側レール4の摺動範囲を規制している。
【0025】移動側レール4は、固定側レール3とほぼ
同長で、帯状金属板にて上記固定側レール3に挿入可能
な大きさで、上下端部を外向き円弧状、又はV字形に彎
曲せしめて形成した内面長手方向にボール案内溝を有す
る上下折曲縁41、41と基板42より断面略C字形に
形成されている。そして、移動側レール4の基板42の
後端部に、内方に突出するストッパー43が形成されて
いる。符号44、44は移動側レール4の前後端部に取
付られ収納体(移動体)12側に突出する断面逆L時形
の載置部を示している。
【0026】固定側レール3と移動側レール4に配設さ
れるボールリテーナー30は、帯状金属板にて、前記固
定側レール3、移動側レール4間に挿入可能な大きさ
で、且つ約3分の1程度の長さで、基板301と上下両
折曲片302、302より構成され、上下両折曲片30
2、302の長手方向数個所にそれぞれボール300・
・・が上下両側に突出せしめた状態で回転自在に保持さ
れ、固定側レール3と移動側レール4の上下折曲縁3
1、31、41、41間にボール300・・・が位置す
るよう配設されている。
【0027】そして、移動側レール4が前方に摺動した
時、ボールリテーナー30の前端が前記固定側レール3
の前端ストッパー33に当接し、移動側レール4のスト
ッパー43がボールリテーナー30の後端に当接して、
移動側レール4の前方への摺動が停止する。又、移動側
レール4が後方に摺動した時、移動側レール4のストッ
パー43が、固定側レール3の後端ストッパー34に当
接し、移動側レール4の摺動が停止する。
【0028】昇降機構5は、リンク部材8、8と操作部
材7と案内部材9より構成されている。そして、リンク
部材8、8は、前記移動側レール4の摺動方向に所定間
隔を有して、下端部が移動側レール4の基板42に回動
自在に取付られ、上端部が昇降側取付部6に形成された
摺動方向の摺動長孔61、61に、所定範囲で前記摺動
方向に摺動可能に、移動側レール4と収納体支持部6間
に平行に枢止連結されて、前方に傾斜した傾斜姿勢か
ら、傾斜方向とやや反対方向にやや傾斜した起立姿勢
に、あるいはその逆に変移可能となっている。
【0029】操作部材7は、リンク部材8、8の摺動側
端部に枢止連結され、移動側レール4の摺動方向に移動
する事により、リンク部材8、8を傾斜姿勢から起立姿
勢、あるいはその逆に姿勢変更させる。そして、起立姿
勢とした状態で、収納体(移動体)12の前端より前方
に突出し操作を容易なものとしている。符号71は前端
部を外方に折曲げた操作用突部をしめしている。
【0030】案内部材9は、移動側レール4の基板42
の後端部に、昇降側取付部6側に突出して取付られ、上
部に前記移動側レール4の摺動方向と直交する方向に案
内長孔91が形成されている。
【0031】昇降側取付部6は、移動側レール4の摺動
方向に所定間隔を有して配設されたリンク部材8、8の
上端が枢止連結される上記摺動方向に長い摺動長孔6
1、61と、後端部に配設された前記案内部材9の案内
長孔91に移動自在に取付られる取付部62と、上方に
突出する係止部材600が前端部に形成され、リンク部
材8、8が起立姿勢となった状態、即ち、昇降側取付部
6が上昇した状態で、上方の上下方向仕切り材13の前
端縁131に係止部材600が係止し、昇降側取付部6
が上昇した状態で前方に移動するのを防止している。そ
して、昇降側取付部6にはネジ止め等の適宜手段にて収
納体(移動体)12が取付られている。
【0032】以上のように、第1実施例では、図1、図
2、図4に示すように、操作部材7が前方に引き出され
て、リンク部材8、8が前方に傾斜し、昇降側取付部6
が下降して載置部44、44に載置された状態で、上方
の上下方向仕切り材13の前端縁131に係止していた
係止部材600の係止状態が外れし、固定側レール3と
移動側レール4は摺動可能となり収納体(移動体)12
は昇降側取付部6を介してワゴン本体(固定側)11の
前方に引き出される。
【0033】引き出された状態から移動側レール4を固
定側レール3に格納して、昇降側取付部6および収納体
(移動体)12をワゴン本体(固定側)11内に収納し
た後、操作部材7を押し込むとリンク部材8、8と操作
部材7の枢止連結個所が昇降側取付部6の摺動長孔6
1、61内を後方に移動しつつ、同時にリンク部材8、
8を起立方向に回動させると、昇降側取付部6の後端部
の取付部62は案内部材9の案内長孔91内を上方に移
動し、昇降側取付部6は後方に移動する事なく上昇す
る。
【0034】そして、リンク部材8、8と操作部材7の
枢止連結個所が摺動長孔61、61の後端に達した状態
で、リンク部材、8、8は起立姿勢からやや後方に(9
度)傾斜した姿勢で回動が停止する。従って、リンク部
材8、8は昇降側取付部6と収納体(移動体)12およ
び収納物の荷重によって常に後方に回動するよう付勢さ
れた状態で、昇降側取付部6の上昇位置が維持される。
そして、この状態で、収納物の上端は上下方向仕切り部
材13のクッション部材16に圧接し、移動中にガタ付
いたり、倒れたり、互いに接触したりする事がない。
【0035】また、昇降側取付部6が上昇した状態で、
係止部材600が上方の上下方向仕切り材13の前端部
に係止するので、昇降取付持部6を下降させない限り、
移動側レール4が前方に移動することがない。
【0036】図6〜図10の第2実施例における昇降側
取付部6は、固定側レール3とほぼ同形の外側レール6
3と、移動側レール4とほぼ同形の内側レール64と、
ボールリテーナ30とほぼ同形のリテーナ65からより
なる第2スライドレール640より構成されている。
【0037】外側レール63は、帯状金属板の上下端部
を内向き円弧状、またはV字形に彎曲せしめて形成した
内面長手方向にボール案内溝を有する上下折曲縁63
1、631と、基板632より断面略C字形に形成され
ている。そして、外側レール63の基板632の前後端
部に、内方に突出する前後端ストッパー633、634
が形成され、外側レール63の摺動範囲を規制してい
る。
【0038】内側レール64は、外側レール63とほぼ
同長で、帯状金属板にて上記固定側レール3に挿入可能
な大きさで、上下端部を外向き円弧状、又はV字形に彎
曲せしめて形成された内面長手方向にボール案内溝を有
する上下折曲縁641、641と基板642より断面略
C字形に形成されている。そして、内側レール64の基
板642の前端部に、内方に突出するストッパー643
が形成されている。
【0039】外側レール63と内側レール64間に配設
されるリテーナー65は、帯状金属板にて、前記外側レ
ール63と内側レール64間に挿入可能な大きさで、且
つ約3分の1程度の長さで、基板651と上下両折曲片
652、652より構成され、上下両折曲片652、6
52の長手方向数個所にそれぞれボール303・・・が
上下両側に突出せしめた状態で回転自在に保持され、外
側レール63と内側レール64間で上下折曲縁631、
631、641、641間にボール303・・・が位置
するよう配設されている。
【0040】そして、外側レール63が前方に摺動した
時、リテーナー65の前端が前記内側レール64のスト
ッパー643に当接し、外側レール63の後端ストッパ
ー634がリテーナー65の後端に当接して、外側レー
ル63の前方への摺動が停止する。又、この状態から外
側レール63が後方に摺動した時、外側レール63の前
端ストッパー633が、内側レール64のストッパー6
43に当接し、外側レール63の摺動が停止する。
【0041】そして、さらに第2スライドレール640
をワゴン本体11側に押しやると、移動側レール4が後
方に移動し、固定側レール3内に格納される。この状態
で操作部材7を後方に押しやると、リンク部材8、8は
後方にやや傾いた起立姿勢となり、第2スライドレール
640は、収納体(移動体)12と共に上昇姿勢が維持
される。符号120は、収納体(移動体)12が上昇し
た状態で、上方の上下方向仕切り部材13に係止する、
収納体(移動体)12に形成された係止突片を示してい
る。
【0042】図12に操作部材7の他の実施例を示して
いる。図12の操作部材72は、収納体(移動体)12
の収納状態でワゴン本体(固定側)11から前方に突出
する前端部分の上面に、切り欠き凹部が形成された係止
部721を有する一方、ワゴン本体(固定側)11に回
転自在に取付られた係止突片111が前記係止部721
に係合した状態で、前方への移動が阻止される。即ち、
係止突片120、あるいは第1実施例の係止部材600
を設けなくても、昇降側取付部6は上昇位置の状態で引
き出される事がなく、収納体(移動体)12に収納され
た物品を傷付ける事はない。符号722は、前端部を外
方に折曲げた操作用突部をしめしている。
【0043】図13〜図15に操作部材7の他の実施例
を示している。図13〜図15の操作部材73は、移動
側レール4の前端部と中間部に形成された操作部材73
の保持部731、731に摺動自在に保持され、リンク
部材8、8が傾斜姿勢と起立姿勢に姿勢変更可能に、前
方のリンク部材8に形成された上下方向の長孔81に前
後方向の所定位置が枢止連結される枢止連結部732を
有している。符号733は前端部に形成された操作用つ
まみを示している。
【0044】尚、上記操作部材73を、前記操作部材7
2と同様、昇降側取付部6が上昇した状態で、ワゴン本
体(固定側)11と係止するようにしても良い。例えば
図16に示すように、操作部材73を保持部731、7
31およびリンク部材8の枢止連結部732と所定範囲
で回動可能となし、前端部を折曲げて、係合突部733
となしワゴン本体(固定側)11に形成された係止部1
12に係合するようにしても、昇降側取付部6は上昇位
置の状態で引き出される事がなく、収納体(移動体)1
2に収納された物品を傷付ける事はない。
【0045】次に、本発明を机の補助天板に使用した例
を図17〜図21に基づいて説明する。図17におい
て、符号100は机を示し、机100は天板101と、
天板101の左右両端部下面に設けられた側脚(固定
側)102等より構成され、側脚(固定側)102の内
面には、本発明のスライドレール20が配設され、スラ
イドレール20には補助天板103が設けられ、天板1
01の下面より引き出された後、昇降機構50によって
天板101と面一に支持されて使用される。
【0046】スライドール20は、側脚(固定側)10
2等の固定される固定側レール30と、固定側レール3
0に摺動自在に設けられる移動側レール40と、移動側
レール30に設けられる昇降機構50と、昇降機構50
に設けられる昇降側取付部60より構成されている。
【0047】固定側レール30、および移動側レール4
0は前記固定側レール3および前記移動側レール4と同
様に構成され、昇降機構はリンク部材80、80と操作
部材70と案内部材90より構成されている。そして、
リンク部材80、80は、前記移動側レール40の摺動
方向に所定間隔を有して、下端部が移動側レール40の
基板402に回動自在に取付られ、上端部が昇降側取付
部60に形成された摺動方向の摺動長孔601、601
に、所定範囲で前記摺動方向に移動可能に、移動側レー
ル40と収納体支持部60間に平行に枢止連結されて、
後方に傾斜した傾斜姿勢から、傾斜方向とやや反対方向
にやや傾斜した起立姿勢に、あるいはその逆に変移可能
に、中間部が内側に屈折した形状となっている。
【0048】操作部材70は、リンク部材80、8、の
上端に枢止連結され、移動側レール40の摺動方向に移
動する事により、リンク部材80、80を傾斜姿勢から
起立姿勢、あるいはその逆に姿勢変更させる。そして、
起立姿勢とした状態で、補助天板(移動体)103の前
縁より前方に突出し操作を容易なものとしている。符号
701は前端部を外方に折曲げた操作用突部をしめして
いる。
【0049】案内部材90は、移動側レール40の基板
402の後端部に、昇降側取付部60側に突出して取付
られ、上部に前記移動側レール40の摺動方向と直交す
る方向に案内長孔901が形成されている。
【0050】昇降側取付部6は、移動側レール40の摺
動方向に所定間隔を有して配設されたリンク部材80、
80の上端が枢止連結される上記摺動方向に長い摺動長
孔601、601と、後端部に配設された前記案内部材
90の案内長孔901に移動自在に取付られる取付部6
02を有している。そして、昇降側取付部60にはネジ
止め等の適宜手段にて補助天板(移動体)103が取付
られている。
【0051】そして、補助天板(移動体)103が天板
101下面に収納された状態から、昇降側取付部60と
共に引き出された状態(図19に示す。)で、操作部材
70を引っ張るとリンク部材80、80と操作部材70
の枢止連結個所が昇降側取付部60の摺動長孔601、
601内を前方に移動しつつ、同時にリンク部材80、
80を起立方向に回動させると、昇降側取付部60の後
端部の取付部602は案内部材90の案内長孔91内を
上方に移動し、昇降側取付部60は前方に移動する事な
く上昇する。
【0052】そして、リンク部材80、80と操作部材
70の枢止連結個所が摺動長孔601、601の前端に
達した状態で、リンク部材80、80は起立姿勢からや
や前方に(9度)傾斜した姿勢で回動が停止する。従っ
て、リンク部材80、80は昇降側取付部6と補助天板
(移動体)103の荷重によって常に前方に回動するよ
う付勢された状態で、昇降側取付部6の上昇位置が維持
され、補助天板(移動体)103の上面は天板101の
上面と面一となった状態が維持される。(図18に示す
状態。)
【0053】そして、この状態で、昇降側取付部60と
補助天板(移動体)103が天板101方向に移動しよ
うとしても、リンク部材部材80、80は前方には回動
しないので、操作部材70を押し込んで昇降側取付部6
と補助天板(移動体)103を下降させない限り、補助
天板(移動体)103の上面と天板101の上面の面一
状態が維持され、安全に使用される。
【0054】一方、昇降側取付部60と補助天板(移動
体)103を天板101の下面に収納する場合は、操作
部材70を後方に押しやると、リンク部材80、80は
起立姿勢から、操作部材70との枢止連結個所が摺動長
孔601、601を後方に回動しながら移動し、同時に
昇降側取付部60の後端部の取付部602は案内部材9
0の案内長孔91内を下方に移動し、昇降側取付部60
は後方に移動する事なく下降し、補助天板補助天板(移
動体)103の上面が天板101の下方に位置した後、
移動側レール40は固定側レール30内に格納され、昇
降側取付部60と補助天板(移動体)103は天板10
1の下面に位置する。
【0055】
【発明の効果】
(1)特許請求の範囲の請求項1の記載の発明によれ
ば、移動側レールに昇降機構が設けられているので、昇
降側取付部は、固定側に収納された状態、あるいは固定
側から引き出された状態のいずれの状態であっても、昇
降させる事が出来、液晶パネルのような破損し易い物品
に運搬用ワゴンにも、また机の補助天板の引き出し用と
しても利用する事賀できる。
【0056】(2)請求項2に記載の発明によれば、前
記(1)の効果に加え、昇降側取付部を移動側レールの
摺動方向と直交する方向に案内する案内部材を設ける事
により、操作部材を操作して、リンク部材を傾斜姿勢か
ら起立姿勢に、あるいはその逆に姿勢変更しても、昇降
部材は移動側レールの摺動方向に変移せず昇降するの
で、昇降用のスペースが少なくて済み、収納物の揺れに
よる破損、あるいは上昇位置での収納物と固定側との擦
れの発生もない。
【0057】(3)請求項3に記載の発明によれば、前
記(2)の効果に加え、リンク部材は起立姿勢で、傾斜
姿勢の傾斜方向と反対方向にやや傾斜するだけの簡単な
構造で、昇降側取付部等の自重によって上昇位置が維持
されので、安価に製作されるとともに、安全である。
【0058】(4)請求項4に記載の発明によれば、前
記(3)の効果に加え、操作部材はリンク部材の回動側
端部から離れた摺動側端部に枢止連結されているので、
リンク部材を回動させるために、操作部材を操作する操
作力は軽くてすみ、操作が容易である。
【0059】(5)請求項5に記載の発明によれば、前
記(3)の効果に加え、前記操作部材は、移動側レール
に摺動自在に保持された状態でリンク部材を姿勢変更可
能に構成しているので、昇降側取付部の昇降位置にかか
わらず、常に同じ高さに位置して操作部材の操作が容易
となる。
【0060】(6)請求項6に記載の発明によれば、前
記(4)、(5)の効果に加え、操作部材が昇降側取付
部の上昇位置で固定側に係止するので、操作部材を操作
しない限り昇降側取付部の上昇位置を維持することがで
きる。すなわち、ワゴンの移動中、あるいはワゴン自体
を運搬する途中で不測に移動側レールが飛び出す事がな
く安全である。
【0061】(7)請求項7に記載の発明によれば、前
記(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)の
効果に加え、昇降側取付部が上昇位置で、固定側に係止
しているので、昇降側取付部を下降位置に操作してから
でないと、移動体を固定側から引きだす事が出来ず、よ
り安全である。
【0062】(8)請求項8に記載の発明によれば、前
記(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、
(7)の効果に加え、昇降側取付部に第2スライドレー
ルを有しているので、昇降側取付部に取付られる移動体
の固定側から摺動量は、移動側レールと第2スライドレ
ールの摺動量をあわせた量となり、収納物等の取り出し
が非常に容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の斜視図
【図2】第1実施例の昇降側取付部を下降させた状態で
の要部側面図
【図3】第1実施例の昇降側取付部を上昇させた状態で
の要部側面図
【図4】第1実施例の昇降側取付部を下降させた状態で
の要部断面図
【図5】第1実施例の昇降側取付部を上昇させた状態で
の要部断面図
【図6】本発明の第2実施例の斜視図
【図7】第2実施例の昇降側取付部を下降させた状態で
の要部側面図
【図8】第2実施例の昇降側取付部を上昇させた状態で
の要部側面図
【図9】第2実施例の昇降側取付部を下降させた状態で
の要部断面図
【図10】第2実施例の昇降側取付部を上昇させた状態
での要部断面図
【図11】本発明の第1実施例を運搬用ワゴンに使用し
た状態を示す部分斜視図
【図12】操作部材と固定側の係止状態を示す部分斜視
【図13】操作部材の他の実施例を示す昇降側取付部を
上昇させた状態での要部断面図
【図14】操作部材の他の実施例を示す昇降側取付部を
上昇させた状態での要部側面図
【図15】操作部材の他の実施例を示す昇降側取付部を
下降させた状態での要部側面図
【図16】操作部材の他の実施例での操作部材と固定側
の係止状態を示す部分斜視図
【図17】本発明を机に使用した状態を示す部分斜視図
【図18】補助天板を上昇させた状態の要部側面図
【図19】補助天板を下降させた状態の要部側面図
【図20】補助天板を上昇させた状態の要部断面図
【図21】補助天板を下降させた状態の要部断面図
【符号の説明】
1 運搬用ワゴン 11 ワゴン本体(固定側) 2 スライドレール 3 固定側レール 4 移動側レール 5 昇降機構 6 昇降側取付部 600 係止部材 640 第2スライドレール 7 操作部材 8 リンク部材 9 案内部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側に取付られた固定側レールと、固
    定側レールに摺動自在に設けられた移動側レールと、移
    動側レールに設けられた昇降機構と、昇降機構によって
    昇降自在に保持され、上昇位置が維持される昇降側取付
    部より構成されている事を特徴とするスライドレール。
  2. 【請求項2】前記昇降機構は、移動側レールと昇降側取
    付部間に傾斜姿勢と起立姿勢に姿勢変更可能に配設され
    たリンク部材と、リンク部材を傾斜姿勢と、起立姿勢に
    姿勢変更させる操作部材と、前記リンク部材の姿勢変更
    にともなって昇降する昇降側取付部を上下方向に案内す
    る案内部材より構成されている事を特徴とする請求項1
    又に記載のスライドレール。
  3. 【請求項3】前記リンク部材は、前記移動側レールの摺
    動方向に所定間隔を有して、移動側レール側の端部が回
    動自在で、昇降側取付部側の端部が所定範囲で前記摺動
    方向に摺動可能に、移動側レールと昇降側取付部間に平
    行に設けられると共に、起立姿勢で傾斜姿勢の傾斜方向
    とやや反対方向に傾斜して、昇降側取付部の上昇位置を
    維持する事を特徴とする請求項2に記載のスライドレー
    ル。
  4. 【請求項4】前記操作部材は、前記リンク部材の摺動側
    端部に枢止連結され、昇降側取付部に摺動自在に保持さ
    れている事を特徴とする請求項3に記載のスライドレー
    ル。
  5. 【請求項5】前記操作部材は、前記リンク部材の摺動側
    端部と回動側端部間でリンク部材を姿勢変更可能に枢止
    連結され、移動側レールに摺動自在に保持されている事
    を特徴とする請求項3に記載のスライドレール。
  6. 【請求項6】前記操作部材は、前記リンク部材を起立姿
    勢とした時、固定側に係止して、昇降側取付部の上昇位
    置を維持する事を特徴とする請求項4または請求項5に
    記載のスライドレール。
  7. 【請求項7】前記昇降側取付部は、上昇位置で固定側に
    係止する係止部材を有する事を特徴とする請求項1、又
    は請求項2、又は請求項3、又は請求項4、又は請求項
    5、又は請求項6に記載のスライドレール。
  8. 【請求項8】前記昇降側取付部は、前記移動側レールと
    同一方向に摺動自在な第2スライドレールを有している
    事を特徴とする請求項1、又は請求項2、または請求項
    3、又は請求項4、又は請求項5、又は請求項6、また
    は請求項7に記載のスライドレール。
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KR101952166B1 (ko) * 2018-11-07 2019-05-24 이승철 높이조절이 가능한 인출식 보조책상

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