JPH1094431A - 机等の補助天板装置 - Google Patents

机等の補助天板装置

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JPH1094431A
JPH1094431A JP27553596A JP27553596A JPH1094431A JP H1094431 A JPH1094431 A JP H1094431A JP 27553596 A JP27553596 A JP 27553596A JP 27553596 A JP27553596 A JP 27553596A JP H1094431 A JPH1094431 A JP H1094431A
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JP
Japan
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auxiliary
main
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JP27553596A
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English (en)
Inventor
Yukiyoshi Kosaka
坂 志 良 小
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Kurogane Kosakusho Ltd
Original Assignee
Kurogane Kosakusho Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、机等の天板面積を必要に応じて拡
張できる机等の補助天板装置に関するもので簡単な構造
で必要時には補助天板を主天板と面一高さで使用で、し
かも、補助天板が主天板と面一高さの時は補助天板は前
後移動が阻止されるだけでなく、抽斗内部の使用も可能
で、安価に制作で使用勝手にすぐれた机等の補助天板装
置を提供することを目的とする。 【構成】 机1等の主天板2下面に設けられた固定枠5
と、固定枠5に摺動自在に設けられた可動枠7と、可動
枠7の上方に位置する補助天板4と、補助天板4と可動
枠7間に配設され、主天板2の下方に位置する高さと、
主天板2と面一に位置する高さに補助天板4を昇降自在
となす昇降機構9と、補助天板4の昇降動作に連動し
て、可動枠7の摺動を阻止する状態と可動枠7の前後方
向への摺動が可能な状態に変移するストッパー部材8よ
り構成されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、机等の天板面積
を必要に応じて拡張できる机等の補助天板装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】 従来上記装置は、テーブル等の主天板
下面に抽斗を前後動自在に設ける一方、抽斗と主天板と
の上下隙間に補助天板を案内レールを介して前後動自在
に設け、補助天板の前端部よりの下面に、抽斗のまえわ
く裏面に当接する左右一対の支持脚を下向きに突設し、
この支持脚を抽斗の左右側板に形成したレール部に前後
動自在に取付たものがあった。(例えば実公平62ー4
1681号公報)
【0003】上記の場合、抽斗を主天板下面に前後動自
在に支持するレール、補助天板を主天板に前後動自在に
支持する案内レール、補助天板の支持脚を前後動自在に
支持する抽斗に形成されたレール部と、構成部材が多く
なり高価となる欠点があリ、しかも、補助天板は常に主
天板より一段下がった高さに位置しているので、主天板
そのものの作業面積が拡大させたことにならず使用勝手
が悪いと云う問題もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、簡単な構
造で必要時には補助天板を主天板と面一高さで使用で、
しかも、補助天板が主天板と面一高さの時は補助天板は
前後移動が阻止されるだけでなく、抽斗内部の使用も可
能で、安価に制作で使用勝手にすぐれた机等の補助天板
装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】 そこで、本発明が第一の
手段として構成したところは、机等の主天板下面に設け
られた固定枠と、固定枠に摺動自在に設けられた可動枠
と、可動枠の上方に位置する補助天板と、補助天板と可
動枠間に配設され、主天板の下方に位置する高さと天板
と面一に位置する高さに補助天板を昇降自在となす昇降
機構と、補助天板の昇降動作に連動して、可動枠の摺動
を阻止する状態と可動枠の前後方向への摺動が可能な状
態に変移するストッパー部材よりなるものである。
【0006】又、本発明が第二の手段として構成したと
ころは、前記昇降機構は、可動枠に下端部が所定範囲で
回動自在に取付られ、上端部が補助天板裏面に回動自在
に取付られた左右の前側リンクと、左右の前側リンクと
平行に左右の前側リンクの後方に位置し、可動枠に下端
部が所定範囲で回動自在に取付られ、上端部が補助天板
裏面に回動自在に取付られた左右の後側リンクよりな
り、左右の前後側リンクの起立姿勢で補助天板を主天板
と面一高さに維持し、左右の前後側リンクの倒伏姿勢で
補助天板を主天板下方の高さに位置せしめるようにした
ものである。
【0007】又、本発明が第三の手段として構成したと
ころは、前記可動枠は上面が開口する抽斗に形成され、
前記補助天板は左右の前後側リンクが倒伏姿勢の時抽斗
上面を閉塞し、左右の前後側リンクが起立姿勢の時の
み、前端部が上方に開放されるよう左右の前側リンクと
連結されているものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、机等の主天板下面に設
けられた固定枠と、固定枠に摺動自在に設けられた可動
枠と、可動枠の上方に位置する補助天板と、補助天板と
可動枠間に配設され、主天板の下方に位置する高さと天
板と面一に位置する高さに補助天板を昇降自在となす昇
降機構と、補助天板の昇降動作に連動して、可動枠の摺
動を阻止する状態と可動枠の前後方向への摺動が可能な
状態に変移するストッパー部材より構成され、前記昇降
機構は、可動枠に下端部が所定範囲で回動自在に取付ら
れ、上端部が補助天板裏面に回動自在に取付られた左右
の前側リンクと、左右の前側リンクと平行に左右の前側
リンクの後方に位置し、可動枠に下端部が所定範囲で回
動自在に取付られ、上端部が補助天板裏面に回動自在に
取付られた左右の後側リンクよりなり、左右の前後側リ
ンクの起立姿勢で補助天板を主天板と面一高さに維持
し、左右の前後側リンクの倒伏姿勢で補助天板を主天板
下方の高さに位置せしめ、前記可動枠は 上面が開口す
る抽斗に形成され、前記補助天板は左右の前後側リンク
が倒伏姿勢の時抽斗上面を閉塞し、左右の前後側リンク
が起立姿勢の時のみ、前端部が上方に開放されるよう左
右の前側リンクと連結されているものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明を添付図面に基づいて詳述す
る。図1において、符号1は机、符号2は机1の主天
板、符号3は補助天板装置を示している。補助天板装置
3は、補助天板4と、主天板2の下面に連結された固定
枠5と、固定枠5とレール装置6を介して前後方向に摺
動自在に設けられた可動枠7と、固定枠5に対し可動枠
の摺動を阻止するストッパー部材8と、可動枠7と補助
天板3間に配設された昇降装置9より構成されている。
【0010】固定枠5は、左右に所定間隔を有して左右
対称に配設されているので、図5に基づいて右側につい
てのみ説明する。固定枠5は、基板51の上端を内方に
突出せしめた主天板2の裏面に連結される連結部52
と、基板51の下端を内方に突出せしめ前記ストッパー
部材8が上方に位置する水平片部53と、水平片部53
の内側端部を上方に突出せしめ前記レール装置6が連結
されるレール取付部54より断面略コ字形に形成されて
いる。そして、水平片部53の前端部にはストッパー部
材8が係止する係止孔531が形成されている。
【0011】可動枠7は、左右対称に形成されているの
で、図2〜図5に基づいて右側端部についてのみ説明す
る。可動枠7は、底板71の端部側を上方に逆コ字形に
折り曲げて、側板72、補助天板支持部73、レール連
結部74が形成されると共に、底板71の前後端部を上
方に突出せしめて前後板75、76が形成されている。
【0012】そして、側板72の所定寸法内側で、前記
固定枠5のレール取付部54の外側に位置する箇所の補
助天板支持部73の後端部よりに、下方に突出する逆L
字形のストッパー取付部77が形成され、側板72の下
端部から内方に突出して形成された側底片721にスト
ッパー部材8の後端が突出する貫通孔722が形成さ
れ、補助天板支持部73にストッパー部材8の前端が突
出する挿通孔731が形成されている。また、レール連
結部74の内側に位置して、昇降機構下部取付部78
と、昇降機構隠蔽部79と底部791を有する上向きコ
字形の昇降機構下部支持部材790が底板71に形成さ
れている。すなわち、可動枠7は上記の如く形成され、
左右の昇降機構隠蔽部79、底板71、前後板75、7
6よりなる抽斗70を兼用している 。そして、底板7
1の前端の左右方向中央部に把手孔(図示せず。)形成
されている。
【0013】レール装置6は、左右に所定間隔を有して
対称に配設されているので、右側についてのみ説明す
る。レール装置6は固定枠5のレール取付部54の内方
に連結される固定側レール61と、可動枠7のレール連
結部74の外方に連結される移動側レール62と、固定
側レール61と移動側レール62間にボール63・・
・、ボールリテーナー(図示せず。)を介して配設され
る中間レール64より構成されている。
【0014】そして、固定側レール61と移動側レール
62と中間レール63は固定枠5前後寸法とほぼ同等の
長さに形成され、ボールリテーナーはほぼその半分の長
さに形成される事により、中間レール64は移動側レー
ル62の移動距離の2分の1の距離移動する。又、移動
側レール62の前端には、可動枠5が天板下面に摺動し
移動側レール62が固定側レール61の左側に重合した
時、固定側レール61の前端に当接する収納時ストッパ
ー(図示せず。)と、固定側レール61の前端に弾性的
に係合する弾性ストッパー(図示せず。)が設けられ、
移動側レール62のそれ以上の後方移動を阻止すると共
に、移動側レール62の不用意な前方への摺動を防止す
る。
【0015】さらに、固定側レール61の前後方向中央
部内面には、可動枠7が最も突出した状態(移動側レー
ル61がもっとも突出した状態)で、中間レール64の
後端部に弾性的に係合する中間レール後端ストッパー
(図示せず。)が設けられ、移動レール62の前後方向
中央部内面に、可動枠7が最も突出した状態(移動側レ
ール62がもっとも突出した状態)で、中間レール64
の前端部に弾性的に係合する中間レール前ストッパー
(図示せず。)がもうけられ、移動側レール62が最も
前方に摺動した状態が維持されるよう構成される事によ
り、可動枠7(補助天板4)が最も突出した状態から不
用意に後方に摺動するのを防止している。
【0016】補助天板4は、左右対称に形成されている
ので右側端部についてのみ説明する。補助天板4の幅方
向は、左右端面が可動枠7の側板72、72の端面とほ
ぼ面一に位置する大きさで、前後方向は、前端が可動枠
7よりやや前方に突出し、後端が可動枠7よりやや前方
に位置する大きさに形成されている。そして、前端部
に、可動枠7の前板75と前方に所定の間隙を有して垂
下し、可動枠7を前方より隠蔽する把手部41が形成さ
れ、左右端部から内方で、前記可動枠7の昇降機構下部
取付部78の内側に位置する箇所に下方に突出する逆L
字形の昇降機構前後上部取付座42、43が前後所定位
置に形成されている。
【0017】昇降機構9は、左右に所定間隔を有して対
称に配設されているので右側についてのみ説明する。昇
降機構9は、可動枠7の昇降機構下部取付部78の前側
に下端部が回動自在に取付られ、上端部が補助天板4の
裏面に形成された昇降機構前上部取付座42と回動自在
となした前側リンク91と、前側リンク91と平行に前
側リンク91の後方に位置し、可動枠7の昇降機構下部
取付部78の後側に下端部が回動自在に取付られ、上端
部が補助天板4の裏面に形成された昇降機構後上部取付
座43と回動自在に連結された後側リンク92よりな
り、前後側リンク91、92の起立姿勢で補助天板4を
主天板2と面一高さに維持し、前後側リンク91、92
の倒伏姿勢で補助天板4を下降させて可動枠7の補助天
板支持部73上に載置せしめ、主天板2の下方に位置せ
しめ、可動枠7の摺動によって、主天板2の下面に収納
自在となる。
【0018】すなわち、前側リンク91は、下端部後端
が昇降機構下部取付部78に枢止連結されており、前側
リンク91が起立姿勢となる時、枢止連結された箇所の
前側の下端面が昇降機構下部支持部材790の底部79
1に当接し、前側リンク91のそれ以上の前方への回動
を阻止する回動阻止部911を有し、この状態(起立姿
勢)で、補助天板4と前側リンク91の上端の枢止部
は、昇降機構下部取付部78と前側リンク91下端の枢
止部より前方に位置しており(前側リンク91がやや前
方に傾斜し)不測に前側リンクが後方に回動するのを防
止している。
【0019】そして、前側リンクの上端には、起立姿勢
で前記補助天板4の昇降機構前上部取付座42に形成さ
れた外方に突出する係合ピン421が上方から嵌入する
よう、上端が開口する支持凹部912が形成され、前後
側リンク91、92の起立姿勢(補助天板4が主天板2
と面一な高さに上昇した状態で、後側リンク92と昇降
機構後上部取付座43との枢止連結部を回動中心とし
て、補助天板4の前側が上方に回動し、抽斗70(可動
枠7)の上面を開放し、内部への物品の収納、取り出し
を可能にしている。
【0020】また、後側リンク92は、下端部後端が昇
降機構下部取付部78に枢止連結されており、後側リン
ク92が起立姿勢となる時、枢止連結された箇所の前側
の下端面が昇降機構下部支持部材790の底部791に
当接し、前側リンク92のそれ以上の前方への回動を阻
止する回動阻止部921を有し、この状態(起立姿勢)
で、補助天板4と後側リンク92の上端の枢止部は、昇
降機構下部取付部78と後側リンク92下端の枢止部よ
り前方に位置しており(後側リンク92がやや前方に傾
斜し)不測に後側リンクが後方に回動するのを防止して
いる。
【0021】ストッパー部材8は、左右対称に配設され
ているので、右側についてのみ説明する。ストッパー部
材8は、ストッパー取付部77に回動自在に取付られて
可動枠7の側板72側に位置し、後端部に下方に突出す
る係止突起81と、ストッパー部材77との枢止部の前
方が上方に突出する操作部82より逆ヘの字形に形成さ
れてる。
【0022】そして、係止突起81は後端を傾斜面81
1となし、補助天板4の昇降によって、前記側板72の
貫通孔722を貫通して、前記固定枠5の水平片部53
の前端に形成された係止孔531に係止する位置と、係
止孔531から逸脱する位置に変移する。すなわち、補
助天板4が下降して可動枠7の補助天板支持部73に載
置された状態で、補助天板4の裏面は、操作部82の上
端を下方に押しやり、係止突起81を上方に変移させ,
補助天板4が上昇した状態で、ストッパー部材8は自重
で図4において反時計廻りに回動し、操作部82は前記
補助天板支持部73の挿通孔731より上方に突出し、
係止突起81は貫通孔722より下方に突出し、係止孔
531に係止可能姿勢となる。
【0023】本発明は上記の如く構成され、補助天板4
が下降した状態で可動枠7と共に、主天板2の下面に収
納された状態から、最も前方に摺動された状態で補助天
板4の後端面は主天板の前端面のやや前側に位置する。
この状態から補助天板4をやや持ち上げるように前方に
引き出すと前後リンク91、92は前方に回動し、補助
天板4を上昇させ、主天板2と面一の高さに維持すると
共に、ストッパー部材8は自重で回動し、係止突起81
は貫通孔722より下方に突出し、係止孔531に係止
可能な姿勢となる。この時、補助天板4は前方に移動す
るので、補助天板4の後端面と主天板の前端面間に所定
の間隙が生じている。そして、中間レール64の後端部
に固定側レール61の中間レール後端ストッパー(図示
せず。)が、中間レール84の前端部に中間レール前ス
トッパー(図示せず。)が弾性的に係合し、可動枠7
(補助天板4)が最も突出した状態から不用意に後方に
摺動するのを防止している。
【0024】次に、この間隙を埋めるため、補助天板4
の後端面を主天板2の前端面に当接させるよう、補助天
板4が上昇した状態で、中間レール後端ストッパー、中
間レール前ストッパーの弾性に抗して可動枠7を主天板
2側に摺動させると、ストッパー部材8の係止突起81
に形成された傾斜面811は、固定枠5の前端に当接し
て上方に案内され、可動枠5の水平片部53の上面に接
触しながら移動し、補助天板4の後端面が主天板の前端
面に当接した状態で、係止突起81は自重で係止孔53
1に係止し、可動枠7の前方への移動を阻止する。
【0025】すなわち、補助天板4は、後端面が主天板
2の前端面に当接し、可動枠7はストッパー部材8と固
定枠5の係止孔が係止しているので、前後いずれの方向
にも移動せず、主天板2と面一となった上昇位置が維持
される。そして、補助天板4を主天板2の下面に収納す
る時は、指先でストッパー部材8の操作部82を図4に
おいて時計廻りの方向に回動させ、係止突起81と係止
孔531の係止状態を解除しながら、可動枠7を前方に
引き出し停止させる。
【0026】次に、可動枠7を固定させた状態(把手孔
711に指先を添えて可動枠7を固定させる。)で補助
天板4を後方に押しやり、前後側リンク91、92を図
3において反時計廻りの方向に回動させ補助天板4を下
降させ可動枠7の補助天板支持部73上に載置させる。
すると、ストッパー部材8の操作部82は補助天板4の
裏面に押し下げられ、係止突起81は上方に移動し係止
孔531から逸脱した姿勢に変移した状態が維持され
る。そして可動枠7を補助天板4とともに後方に摺動さ
せると、移動側レール62の前端の収納時ストッパー
は、固定側レール61の前端に当接し、弾性ストッパー
(図示せず。)は固定側レール61の前端に弾性的に係
合し、移動側レール62のそれ以上の後方移動を阻止す
ると共に、移動側レール62の不用意な前方の移動を阻
止し、補助天板4は可動枠7とともに天板下面に収納さ
れれた状態が維持される。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、固定枠
と、可動枠と、補助天板と、昇降機構と、ストッパー部
材よりなる簡単な構成であるから安価に制作できるま
た、補助天板と可動枠間に昇降機構をもうけているの
で、補助天板を主天板と面一の高さまで上昇させる事が
できるので主天板の作業ペースを簡単に拡大でき、種々
の業務に対応することができる。さらに、補助天板を下
降した状態で引き出せば、キーボードの載置台として使
用する事も可能である。
【0028】請求項2に記載の発明によれば、前記効果
に加え、昇降機構は、所定範囲で回動自在に取付られた
左右の前側リンクと、前側リンクと平行に前側リンクの
後方に位置し、所定範囲で回動自在に取付られた左右の
後側リンクより構成されているので、構成が簡単で安価
に制作でき、補助天板が主天板と面一高さとなった状態
を簡単に維持することが可能である。
【0029】請求項3に記載の発明によれば、前記効果
に加え、可動枠は抽斗に形成され、補助天板は前端部が
左右の前側リンクと上方に回動可能に連結されているの
で、補助天板の下方に前方から物品の収納、取り出しが
可能であり、さらに、補助天板は抽斗上面の閉塞姿勢
と、開放姿勢に変移可能で、補助天板の閉塞姿勢の時に
のみ天板下面に収納自在となっているので、抽斗内に収
納された収納物が多岐になっても、補助天板で抽斗上方
への収納物の突出が防止されるので、天板下面に収納物
が引っ掛かって、抽斗を引き出せないということは恐れ
は一切なく、非常に使用勝手に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の使用状況をしめす斜視図
【図2】 補助天板を引き出した状態の断面図
【図3】 補助天板を上昇させた状態の断面図
【図4】 ストッパー部材を係止させた状態の断面図
【図5】 図4のAーA線断面図
【符号の説明】
1 机 2 主天板 3 補助天板装置 4 補助天板 5 固定枠 6 レール装置 7 可動枠 70 抽斗 8 ストッパー部材 9 昇降装置 91 前側リンク 92 後側リンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 机等の主天板下面に設けられた固定枠
    と、固定枠に摺動自在に設けられた可動枠と、可動枠の
    上方に位置する補助天板と、補助天板と可動枠間に配設
    され、主天板の下方に位置する高さと天板と面一に位置
    する高さに補助天板を昇降自在となす昇降機構と、補助
    天板の昇降動作に連動して、可動枠の摺動を阻止する状
    態と可動枠の前後方向への摺動が可能な状態に変移する
    ストッパー部材より構成されたことを特徴とする机等の
    補助天板装置。
  2. 【請求項2】 前記昇降機構は、可動枠に下端部が所定
    範囲で回動自在に取付られ、上端部が補助天板裏面に回
    動自在に取付られた左右の前側リンクと、前側リンクと
    平行に前側リンクの後方に位置し、可動枠に下端部が所
    定範囲で回動自在に取付られ、上端部が補助天板裏面に
    回動自在に取付られた左右の後側リンクよりなり、前後
    側リンクの起立姿勢で補助天板を主天板と面一高さに維
    持し、左右の前後側リンクの倒伏姿勢で補助天板を主天
    板下方の高さに位置せしめることを特徴とする請求項1
    に記載の机等の補助天板装置。
  3. 【請求項3】 前記可動枠は上面が開口する抽斗に形成
    され、前記補助天板は前後側リンクが倒伏姿勢の時抽斗
    上面を閉塞し、左右の前後側リンクが起立姿勢の時の
    み、前端部が上方に開放されるよう左右の前側リンクと
    連結されていることを特徴とする請求項2に記載の机等
    の補助天板装置。
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