JP3796314B2 - 折り畳みテーブル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、収納時には天板をほぼ直立させて横にスタッキング可能にする折り畳みテーブル(フラップテーブルとも呼ばれる)に関する。更に詳述すると、本発明は折り畳みテーブルの天板の回転機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
会議等に使用される長いテーブルでは、使用していない多数のテーブルの収容に必要なスペースをできるだけ削減することが望まれている。このため、天板をほぼ直立状態にして水平方向に重ね合わせることができる折り畳みテーブル(実公昭62−501号公報参照)がよく用いられる。
【0003】
このような折り畳みテーブル100は、一般に、図7に示すように、脚柱101の上部に固定された回転軸102を中心に天板103が水平状態と直立状態との間で回転可能とされている。そして、収容時は天板103を起こして直立させ、複数の折り畳みテーブル101の天板103を同方向に向けて平行にして重ね合わせる。また、図示していないが、天板103の下に棚板が吊り下げられることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した折り畳みテーブル100では、天板103の回転中心軸102が脚柱101の上部に固定されているので、天板103を直立させたときに脚柱101の前方あるいは後方(即ち重ね合わせ方向A)に、L2 分だけ天板103が突き出てしまう。このため、複数の折り畳みテーブル100を重ね合わせる際の間隔L1 は、前後の脚部を幅方向にずらして前のテーブルの後脚と後のテーブルの前脚とが重なり合うように構成しても、脚柱101からの天板103の重ね合わせ方向Aへの突出量L2 分だけ嵩張り狭くすることができず、多数の折り畳みテーブル100を収容するときの収容スペースの削減が困難であった。
【0005】
また、棚板を天板の下に設ける場合、棚板が天板との間の間隔を変えずに天板と一緒に立てられるため、天板とは反対側へ突き出ることとなるため、その分だけ重ね方向に嵩張り、収容スペースをとることとなる。
【0006】
そこで、本発明は、複数の折り畳みテーブルを横に重ね合わせて収容するスペースを削減できる折り畳みテーブルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1の折り畳みテーブルは、天板と、脚部と、天板の裏面が揺動自在に取り付けられ脚部に対してほぼ上下方向に摺動可能に支持される支柱と、天板の裏面の支柱との連結箇所以外の箇所と脚部とを連結するリンクとを備え、天板と脚部と支柱及びリンクとでスライダクランク機構を構成し、テーブル収納時には、リンクの回動と支柱の脚部に対する上方向への摺動によって天板が脚部よりも上に持ち上げられて立てられるようにしている。
【0008】
この場合、天板を支柱と連結された部分(回り対偶・連結ピン)を中心に回転させると、当該天板と脚部とを連結するリンクが脚部側の連結箇所(回り対偶・連結ピン)を中心とする往復角運動を行うと共に支柱が上下方向に往復直線運動を行う。したがって、天板を展開してほぼ水平の状態とするテーブル使用時には、支柱の往復直線運動を固定手段あるいは天板と脚部との度当たり等によって固定すれば、天板とリンクと支柱(脚の一部は支柱の固定によって支柱の一部を成す)とで固定連鎖が構成され、天板が脚部で支えられる。また、天板が立てられるテーブル収納時には、天板の支柱との連結箇所を中心とする回転に伴って、天板とリンクとの間の挟角が広がる方向にリンクが脚部側連結箇所を中心に回動させられ、支柱を脚部より上方へ押し上げる。そして、天板が脚部よりも上に持ち上げられて脚部の延長線上に立てられる。
【0009】
依って、テーブル収納状態では天板全体が脚部よりも上の延長線上にほぼ位置させられて立てられるので、折り畳みテーブルを横に重ねる間隔は脚部の重ね合わせ方向の厚みまで詰めることができる。
【0010】
また、請求項2の折り畳みテーブルは、天板をほぼ水平にするテーブル使用時には、支柱の摺動・往復直線運動を規制して天板と脚部と支柱とで固定連鎖を構成する一方、天板を立てるテーブル収納時には天板と支柱とリンク及び脚部の各回り対偶並びにすべり対偶が一直線上に配置される位置関係を有するようにしている。
【0011】
この場合、テーブル収納時には、天板と支柱とリンクの各回り対偶(連結ピン)並びにスライダとしての脚部のすべり対偶とが一直線上に配置されて死点を構成するため、支柱を固定しなくとも天板が自然に傾いて回動するのを防ぐ。ここで、テーブル使用時における支柱の往復直線運動の規制は、固定手段あるいは天板と脚部との度当たり等によって固定されるが、好ましくは天板と脚部との度当りによって固定されるものである。この場合には、天板を使用状態または折り畳み状態に変更するには天板を回転させる動作のみで足りる。また、テーブル使用時には、天板と脚部とが直接当接することによって支柱の下降を阻止できるので、支柱を固定しなくとも天板と支柱とリンクとで固定連鎖が構成される。
また、請求項3記載の折り畳みテーブルの場合、支柱が天板と脚部との度当たりによって固定されることを特徴としている。
【0012】
また、請求項記載の折り畳みテーブルは、支柱のスライドが任意の位置でロック手段によって固定されるようにしている。この場合、支柱のスライドを任意の位置で固定して固定連鎖を構成できるので、天板を任意の傾きで固定可能とする。
【0013】
また、請求項の折り畳みテーブルでは、支柱は脚部に収容されるようにしている。したがって、脚部の最上端よりも下方にある支柱が脚部の外部に露出しないので、折り畳みテーブルの使用や収容の際に邪魔になることはないと共に外観を向上させることができる。
【0014】
更に、請求項の折り畳みテーブルは、支柱が脚部の外に摺動可能に取り付けるようにしている。この場合、支柱と脚部との間でスライダが形成可能となるので、脚部の傾きに制約されることなくスライダクランク機構が構成できる。
【0015】
更に、請求項記載の折り畳みテーブルの場合、天板の回動に伴って天板とリンクとの挟角が広がったり狭まったりするため、棚板と棚用リンクとの間の挟角も広がったり狭まったりして、天板と棚板、リンク及び棚用リンクとで構成される4節回転連鎖がほぼ平行四辺形となったり、互いに重なって一直線状となったりする。即ち、棚板は天板に対し接近したり、離れたりする。
また、請求項8記載の折り畳みテーブルの場合、脚部が、左右の前脚と、これら前脚を連結する補強部材とを有することを特徴とする。更に、請求項9記載の折り畳みテーブルの場合には、リンクを左右に備え、これらリンクの間に幕板を取り付けたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1〜図4に示すように、折り畳みテーブル1は、脚部2と、天板3と、天板3を支持し脚部2に対してほぼ上下方向に摺動可能に取り付けられる支柱5及び脚部2と天板3とを連結するリンク6を備え、脚部2と天板3と支柱5及びリンク6とによってスライダクランク機構が構成されている。また、天板3には小荷物等を載せる棚板18がリンク6及び棚用リンク19によって天板3とほぼ平行となるように吊り下げられている。
【0017】
脚部2は、直線形状で後方へ向けて傾斜した前脚7と、直線形状で前方へ向けて傾斜すると共に前脚7の上部に固定された後脚8とで「人」の字に構成されている。これら前脚7及び後脚8の下端にはそれぞれキャスター9が取り付けられ、折り畳みテーブル1の移動を可能としている。また、後脚8は前脚7よりも幅方向外側(折り畳みテーブル1の幅方向W)にずらして配置されて取り付けられている。このため、図5に示すように複数の折り畳みテーブル1を横に重ねて収容する際には、後方の折り畳みテーブル1の前脚7と前方の折り畳みテーブル1の後脚8とが干渉することを防止できる。
【0018】
前脚7の内部は中空とされ、上端の開口がキャップ15で塞がれている。キャップ15は例えばプラスチック材製であり、天板3側の支持金具10と当接する面が曲面に形成されている。そして、キャップ15のほぼ中央には支柱5が挿通する貫通孔15aが設けられ、各々前脚7へ支柱5が収容されている。キャップ15の貫通孔15aは支柱5に対し適度の摩擦力を与え、使用状態にある天板3が僅かな力で持ち上がったり、折り畳み状態にある天板3が僅かな力で回動しないように設けられている。勿論、支柱のロック手段例えばキャップ15あるいは前脚7を貫通して支柱5を直接締め付けるねじなどによって、支柱を任意の位置で固定することも好ましい。この場合、天板3の使用角度を自由に選べたり、収納時に天板3が倒れることを確実に防止できる。支柱5は前脚7の上端のキャップ15から前脚7の延長線上に突出され、キャップ15がガイド即ち固定スライダとしてあるいはキャップ15と前脚7そのものを固定スライダとして、延長線上で摺動可能に支持されている。また、前脚7の内部には、図示していないが、支柱5の下降に対して反力を与える手段例えば緩衝ばねや、ガススプリング、摩擦部材等が収容されている。このため、天板3が折り畳み状態(図1に実線で示す状態)Sから使用状態(図1に仮想線で示す状態)Uに変更するとき、下方へ向けて摺動する支柱5に対して反力を与えるので、天板3が脚部2に勢い良く衝突することを防止できる。
【0019】
支柱5の上端部には、連結ピン4を介して天板3が揺動自在に取り付けられている。天板3と支柱5との連結は、支持金具10を介して行われ、テーブル収納時には支持金具10の一部によって支柱5を覆い、側方から見た外観を良くするように配慮されている。支持金具10は、天板3の裏面側に前後方向に沿って取り付けられている。この支持金具10に連結ピン4を以て支柱5の先端が回転可能に取り付けられている。また、支持金具10の連結ピン4の取付位置から前端にわたる下側の面には切り欠き10bが形成されている。この切り欠き10bには、テーブル折り畳み状態Sの時に支柱5が収容される。
【0020】
さらに、リンク6は、天板3と支柱5とが連結されている箇所以外の箇所において天板3と回転自在に連結ピン16で連結され、天板3を使用状態Uから折り畳み状態Sに回転させるときに天板3と当該リンク6との間の挟角が広がる方向に脚部側連結箇所たる連結ピン17を中心に回動させられ、支柱5を脚部2より上方へ押し上げさせる。天板3を折り畳み状態Sから使用状態Uに回転するときには天板3とリンク6との挟角を小さくする方向にリンク6を回転させて支柱5を脚部2へ押し入れる。例えば、このリンク6は天板3の側即ち各支持金具10,10の前端部分と各前脚7,7の上部とにそれぞれ連結ピン16,17を以て回転可能に取り付けられて、これらを連結している。図3に示すように、天板(支持金具10を含む)3と前脚7と支柱5とリンク6とにより、固定スライダクランク機構が形成されている。
【0021】
このため、天板3の後端縁部分を持ち上げてテーブル使用状態Uからテーブル折り畳み状態Sへと回転させると、天板3は支持金具10の前端の連結ピン16を中心に回転し、支柱5を前脚7から上方に引き上げる。更に、天板3は、引き上げられる支柱5の上端の連結ピン4を中心に回転してリンク6を前脚7側へ引き寄せるように回転させる。そして、連結ピン4,16,17が一直線状に並び死点を構成したとき、天板3が前脚7の上に平行に配置される。すなわち、天板3とリンク6と前脚7と支柱5とがほぼ一平面内に位置して折り畳み状態Sとなる。したがって、折り畳み状態Sにおける折り畳みテーブル1の間隔Lは、前脚7若しくは後脚8の厚さ(または天板3と支持金具10の厚さの和)に近い間隔まで詰めて狭くすることができる。
【0022】
また、棚板18は、その先端側が連結ピン20を以てリンク6の両端の連結ピン16,17の間の任意の位置、好ましくは天板3との間に棚として十分な空間が設定できる位置に回転自在に連結されている。更に、棚板18は、後端側寄りの部位で棚用リンク19によって天板3側の部材即ち支持金具10と連結されている。棚用リンク19と天板側の支持金具10及び棚板18とは、連結ピン(回り対偶)21,22を以てそれぞれ回転自在に連結されている。ここで、連結ピン20,21の間のリンク長さと連結ピン21,22の間のリンク長さとの和は、連結ピン20,16の間のリンク長さと連結ピン16,22の間のリンク長さとの和とほぼ等しく設定されて、ほぼ平行四辺形を成す4節回転連鎖が構成されている。したがって、天板3を立てたときには、連結ピン20,21,22が連結ピン17,16,4を通る直線上あるいはそれと平行な一直線上に並ぶ。勿論、平行四辺形となる必要はなく、許容される範囲内で棚板18が天板3に対して傾斜するような4節回転連鎖としても良い。また、棚板18は、本実施形態の場合、スチールパイプ製の枠と横棚棒とから成るものが採用されているが、これに特に限定されず、例えば板材が採用されることもある。
【0023】
なお、本実施形態では、前脚7が後方に傾斜しているので、折り畳み状態Sの天板3とリンク6と支柱5も前脚7と同じ角度だけ後方に傾斜している。
【0024】
また、図示していないが、折り畳み状態Sを維持するロック手段が設けられることもある。この場合のロック手段は、例えば前脚7と支柱5との間で摩擦を生じさせる摩擦部材としたり、支持金具10の切り欠き10bに収容された支柱5をワンタッチで止着する止め部材とすることができる。
【0025】
一方、テーブル使用状態Uでは、天板3の一部を成す支持金具10の下面が前脚7の上端のキャップ15に当接することによって脚外の支柱5の長さが固定されるため、支柱5とリンク6及び天板3・支持金具10とで固定連鎖を構成し、天板3を水平に維持するストッパ等の他部材を必要としない。
【0026】
さらに、左右のリンク6,6の間には幕板11が取り付けられている。このため、折り畳みテーブル1の使用者の脚部を前方から隠すことができる。しかも、幕板11により左右の脚部2,2の連結を補強することができる。また、本実施形態では、左右のリンク6,6と幕板11とは一体の板材とされている。このため、部品点数の減少を図ることができる。
【0027】
また、図2及び図4に示すように、前脚7の上下方向のほぼ中央位置には、左右の前脚7,7を連結する直線形状の補強部材12が取り付けられている。このため、左右の脚部2,2を連結して折り畳みテーブル1の全体の剛性を大きくすることができる。さらに、補強部材12の前側で前脚7のリンク6を取り付けた付近から下部にかけて目隠し板13が取り付けられている。このため、折り畳みテーブル1の使用者の脚部を前方から隠すことができる。
【0028】
以上のように構成された折り畳みテーブル1の折り畳み及び展開の動作を以下に説明する。
【0029】
天板3が水平な使用状態Uからほぼ直立する折り畳み状態Sに変更するには、天板3の後端縁部を持ち上げて前方向に回転させる。これにより、支柱5が前脚7より引き出されてスライダたる前脚7からの長さを長くしながらリンク6と天板3との挟角を広げるように変位する。そして、天板3はその回転中心たる連結ピン4を上方に移動しながら先端側を支柱5に近付けるように回動してほぼ直立し、前脚7の上側の延長線上に配置される。これにより、天板3は前脚7に沿って立てられ、折り畳みテーブル1は折り畳み状態Sとなる。同時に、リンク6と棚用リンク19とによって天板3の支持金具10に吊り下げられている棚板18も、図3に仮想線で示すように、棚板18と棚用リンク19との挟角を広げつつ天板3側へ引き寄せられ、連結ピン17,16,4上を通る前脚7の延長線上に連結ピン20,21,22を並べて収容される。即ち、棚板18は、支持金具10の内側に天板3と僅かな隙間をあけて前脚7の上方でかつ前脚7の延長線上に収容される。
【0030】
次いで、折り畳みテーブル1の収容は、図5に示すように、折り畳み状態Sにある複数の折り畳みテーブル1,1をキャスター9により移動させて同方向を向けて平行に重ね合わせてその間を詰めることによって行われる。このとき、前後の折り畳みテーブル1,1は、前方の折り畳みテーブル1の支持金具10と後方の折り畳みテーブル1の天板3の前面が当接するまで、あるいは前後の折り畳みテーブル1,1の前脚7,7同士(若しくは後脚8,8同士)が当たるまでその間を詰めることができる。したがって、各折り畳みテーブル1は、ほぼ前脚7若しくは後脚8の厚さ程度まで間隔Lが詰められて収容される。これにより折り畳みテーブル1の収容スペースを最も小さくすることができる。
【0031】
また、折り畳みテーブル1を使用する際には、天板3の上部を引き下げて回転させ、天板3及び支柱5を下降させながら天板3を水平にする。そして、天板3は前脚7の上端部とリンク6とにより水平に支持される。これにより、テーブル1として使用することができる。
【0032】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、本実施形態では脚部2として直線形状の前脚7及び後脚8を結合したものとしているが、これに限られず、折り畳みテーブル1の収容時に前後方向に重ね合わせてほぼ密着できれば他の形態をとっても構わない。例えば、図6に示すように、前脚7あるいは後脚8の少なくとも一方に鉛直部14を設けた脚部2でも良い。この場合、天板3がやや傾けられて収容される場合に比べて横に重ねて収納する多数の折り畳みテーブル1全体の収容スペースをさらに小さくすることができる。
【0033】
また、本実施形態では支柱5は脚部2に摺動可能に収容されているが、これに限られず脚部2の外部にスライダ部材などを介して摺動可能に取り付けられるものであっても構わない。例えば、前脚7の外側壁に上下方向の透孔を有する支柱支持部材(いわゆるスライダ)を取り付けて、この透孔に支柱5を挿入することにより支柱5を摺動可能に支持するようにしても構わない。このとき、支柱支持部材そのものを前脚7に対して摺動自在に取り付けることによって、スライダクランク機構を構成するようにしても良い。
【0034】
また、本実施形態ではリンク6を備えてスライダクランク機構を構成することにより天板3の回転及び昇降を連動させているが、場合によってはリンク6を設けずに天板3の回転と昇降とを別個に操作するようにしても良い。例えば、レバーやばね等の支柱を昇降させる昇降手段を脚部2に設ける一方、支柱5と天板3との間にはこれらを互いに回転及び止着可能とするストッパ(図示省略)を設ける。そして、使用状態Uから折り畳み状態Sに変更する際は、支柱5を昇降手段により上昇させてからストッパを緩めて天板3を立てて再びストッパで天板3を固定する。この実施形態の場合も折り畳まれたテーブルの重ね方向の間隔を脚部の重ね方向の厚さ(または天板の厚さ)に抑えて狭く詰めることができるので、折り畳みテーブルの収容スペースを小さくすることができる。しかも、天板の傾斜角度を維持しながら昇降できるので、天板3の高さ調節を行うことができる。更に、支柱5及びリンク6は前脚7側だけでなく後脚8側に設けても良い。
【0035】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、請求項1の折り畳みテーブルは、天板と、脚部と、天板の裏面が揺動自在に取り付けられ脚部に対してほぼ上下方向に摺動可能に支持される支柱と、天板の裏面の前記支柱との連結箇所以外の箇所と脚部とを連結するリンクとを備え、天板と脚部と支柱及びリンクとでスライダクランク機構を構成し、テーブル収納時には、リンクの回動と支柱の脚部に対する上方向への摺動によって天板が脚部よりも上に持ち上げられて立てられるようにしているので、テーブル折り畳み状態では天板全体が脚部よりも上のほぼ延長線上に位置させられて立てられるので、折り畳みテーブルを横に重ねる間隔を少なくとも脚部の重ね合わせ方向の厚みまで詰めて狭くすることができ、多数の折り畳みテーブルを収容するときの収容スペースを削減することができる。
【0036】
また、請求項2の折り畳みテーブルは、天板をほぼ水平にするテーブル使用時には、支柱の摺動を規制して天板と脚部と支柱とで固定連鎖を構成する一方、天板を立てるテーブル収納時には天板と支柱とリンク及び脚部の各回り対偶並びにすべり対偶が一直線上に配置される位置関係を有しているので、天板の回転と昇降とが連動し、天板を上下動させる動作だけで天板を容易に立てたり横にしたりして状態変更を行うことができ、取り扱いが簡単である。ここで、テーブル使用時における支柱の往復直線運動の規制を、天板と脚部との度当たり等によって行うようにすれば、天板を使用状態または折り畳み状態に変更するには天板を回転させる動作のみで足りる。
また、請求項3記載の折り畳みテーブルの場合、支柱が天板と脚部との度当たりによって固定されることを特徴としている。
【0037】
また、請求項の折り畳みテーブルでは、支柱のスライドを任意の位置で固定して固定連鎖を構成できるので、天板を任意の傾きで固定可能とする。
【0038】
また、請求項の折り畳みテーブルでは、脚部の最上端よりも下方にある支柱が脚部の外部に露出しないので、折り畳みテーブルの使用や収容の際に邪魔になることはないと共に外観を向上させることができる。
【0039】
更に、請求項の折り畳みテーブルでは、支柱と脚部との間でスライダが形成可能となるので、脚部の傾きに制約されることなくスライダクランク機構が構成できる。
【0040】
更に、請求項の折り畳みテーブルでは、天板を立てると棚板も天板に引き寄せられて天板に沿って隙間なく脚の延長線上に並べて収容されるので、場所をとらず収容スペースを削減できる。また、天板を展開するテーブル使用時には、棚板が天板から離されて吊り下げられるので、小物などを載せる棚板としてのスペースを十分に確保し得る。
また、請求項8の折り畳みテーブルでは、脚部を、左右の前脚と、これら前脚を連結する補強部材とを有するようにしているので、折り畳みテーブルの全体の剛性を大きくすることができる。
更に、請求項9の折り畳みテーブルでは、リンクを左右に備え、これらリンクの間に幕板を取り付けるようにしているので、折り畳みテーブルの使用者の脚部を前方から隠すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折り畳みテーブルを示す使用状態の側面図である。
【図2】本発明の折り畳みテーブルを示す使用状態の斜視図である。
【図3】本発明の折り畳みテーブルの主要部の動きを示す側面図である。
【図4】本発明の折り畳みテーブルを示す折り畳み状態の斜視図である。
【図5】本発明の折り畳みテーブルを複数収容する状態を示す側面図である。
【図6】本発明の折り畳みテーブルの他の実施形態を示す使用状態の側面図である。
【図7】従来の折り畳みテーブルを複数収容する状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 折り畳みテーブル
2 脚部
3 天板
4 連結ピン
5 支柱
6 リンク
15 キャップ
16 リンク6と天板3とを連結するピン
17 リンク6と脚部(前脚7)とを連結するピン
18 棚板
19 棚用リンク
20 棚板18とリンク6とを連結するピン
21,22 棚用リンク19と棚板18及び天板(支持金具10)とを連結するピン
S 折り畳み状態
U 使用状態

Claims (9)

  1. 天板と、脚部と、前記天板の裏面が揺動自在に取り付けられ前記脚部に対してほぼ上下方向に摺動可能に支持される支柱と、前記天板の裏面の前記支柱との連結箇所以外の箇所と前記脚部とを連結するリンクとを備え、前記天板と脚部と支柱及びリンクとでスライダクランク機構を構成し、テーブル収納時には、前記リンクの回動と前記支柱の前記脚部に対する上方向への摺動によって前記天板が前記脚部よりも上に持ち上げられて立てられることを特徴とする折り畳みテーブル。
  2. 前記天板をほぼ水平にするテーブル使用時には、前記支柱の摺動を規制して前記天板と脚部と支柱とで固定連鎖を構成する一方、前記天板を立てるテーブル収納時には前記天板と支柱とリンク及び脚部の各回り対偶並びにすべり対偶が一直線上に配置される位置関係を有していることを特徴とする請求項1記載の折り畳みテーブル。
  3. 前記支柱が前記天板と前記脚部との度当たりによって固定されることを特徴とする請求項1または2記載の折り畳みテーブル。
  4. 前記支柱のスライドが任意の位置でロック手段によって固定されることを特徴とする請求項1または2記載の折り畳みテーブル。
  5. 前記支柱は前記脚部に収容されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の折り畳みテーブル。
  6. 前記支柱が前記脚部の外に摺動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の折り畳みテーブル。
  7. 先端側が前記リンクに連結され、それよりも後端側寄りの部位で前記天板に棚用リンクを介して連結された棚板を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の折り畳みテーブル。
  8. 前記脚部は、左右の前脚と、これら前脚を連結する補強部材とを有することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の折り畳みテーブル。
  9. 前記リンクを左右に備え、これらリンクの間に幕板を取り付けたことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の折り畳みテーブル。
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