JP2007097742A - 家具 - Google Patents

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善雅 加藤
Yoko Yamamoto
容子 山本
Yoshinori Horitake
良典 堀竹
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Abstract

【課題】天板を家具本体から引き出すことによって天板下に下肢空間をつくり出し、家具本体を他の家具の天板下に退避させることで、狭い場所でも邪魔にならず、家具本体の機能と拡張天板の機能とを必要に応じて両立でき、且つ天板を家具本体に対してスライドさせる機構を簡単な構成で実現できるといった、優れた家具を提供する。
【解決手段】収納機能を有する家具本体1と、一端を脚4に支持させる一方他端を前記家具本体1に支持させている天板3とを具備して成る家具であって、前記天板3を、当該天板3を家具本体1の上に収容させる重合位置と、当該天板3を前記家具本体1から引き出して前記脚4を接地させる引出し位置との間でスライド移動可能に構成するとともに、前記天板3を前記引出し位置に位置付けた際には、前記家具本体1を、他の家具Bの天板B3下に潜り込ませることができるように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、家具本体と、この家具本体に対してスライド移動可能な天板とを備え、通常は移動式の天板付ワゴン、必要に応じて前記家具本体を、他の家具の天板下に潜り込ませて他の家具の拡張天板として使用可能にした家具に関するものである。
従来から、家具本体の前側に補助天板を設け、天板の無い家具本体の後部を、他の家具の天板下に潜り込ませて補助天板と他の家具の天板を面一になるようにした家具が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−87232号公報
しかしながら、このようなものでは、家具本体の後部を他の家具の天板下に潜り込ませることにより、全体として天板を拡張させた状態で使用することができるものの、補助天板の下部には家具本体の前部があり、補助天板を挟んで他の人とミーティングする場合などに下肢空間がないため不便であった。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、天板を家具本体から引き出すことによって天板下に下肢空間をつくり出し、家具本体を他の家具の天板下に退避させることで、狭い場所でも邪魔にならず、家具本体の機能と拡張天板の機能とを必要に応じて両立でき、且つ天板を家具本体に対してスライドさせる機構を簡単な構成で実現できるといった、優れた家具を提供することにある。
すなわち、本発明の家具は、収納機能を有する家具本体と、一端を脚に支持させる一方他端を前記家具本体に支持させている天板とを具備して成る家具であって、前記天板を、当該天板を家具本体の上に収容させる重合位置と、当該天板を前記家具本体から引き出して前記脚を接地させる引出し位置との間でスライド移動可能に構成するとともに、前記天板を前記引出し位置に位置付けた際には、前記家具本体を、他の家具の天板下に潜り込ませることができるように構成していることを特徴とする。
このようなものであれば、天板の一端を脚に支持させ一方他端を家具本体に支持させるといった非常に簡単な構成でありながらも、天板を引出し位置に位置付けた場合には、天板下には広い下肢空間が形成され、また、該天板は一端を脚に支持される一方他端を家具本体に支持されているため、天板の任意の位置に重量の大きい物品を載置してもこれを安定して支えることができる。
すなわち、天板を家具本体から引き出した状態で、前記家具本体を前記他の家具の天板下に潜り込ませながらも該天板下には広い下肢空間を形成することができ、また、天板に重量のある物品を好適に載置することができ、さらに、天板を家具本体に対してスライドさせる機構を簡単な構成で実現できるといった、家具本体の機能と拡張天板の機能とを必要に応じて両立可能でき且つ簡単な構成で実現可能な優れた家具を提供することができる。
なお、家具全体として天板を拡張した使い勝手の良いものとするためには、前記家具本体を前記他の家具の天板下に潜り込ませた状態で、前記天板の天板面と前記他の家具の天板面とが略面一になるように設定していることが好ましい。
前記天板を、前記脚を宙に浮かした状態で前記家具本体に支持させている天板収容位置と、前記脚を接地させて前記天板下に下肢空間を形成している使用位置との間で移動可能に案内する移動案内機構を具備して成るのであれば、天板を使用位置にすれば、天板下に下肢空間が形成されるうえ、脚で天板を支持しているので、天板を安定して使えるなど、当該家具を補助デスクとして有効に使用することができる。
前記移動案内機構が、前記天板の側縁部と前記家具本体の側縁部との間に設けられ且つ前記天板と前記家具本体とのスライド移動を案内するための外側スライド移動案内手段と、この外側スライド移動案内手段の内側に設けられ且つ前記天板と前記家具本体とのスライド移動を案内するための内側スライド移動案内手段とを具備して成るのであれば、天板を、外側スライド移動案内手段と内側スライド移動案内手段との両方で安定して且つ水平な状態で支えることができる。
前記外側スライド移動案内手段の望ましい態様としては、この外側スライド移動案内手段が、前記天板側に設けた外側転動体と、前記家具本体側に設けられ且つ前記外側転動体の転動を案内する外側案内レールとを具備するものが挙げられる。
天板を、天板収容位置と使用位置との間ではスムーズに移動させることができ、且つ、使用位置では安定させるには、前記外側案内レールが、前記外側転動体を水平に案内する外側水平案内部と、この外側水平案内部の一端側に前記天板を前記使用位置で安定させるための接地案内部とを備えていることが望ましい。
このとき、前記接地案内部が、前記外側水平案内部よりも低い位置に前記外側転動体を案内するものであれば、簡単な構成でありながらも天板を使用位置で確実に安定させることができる。
天板収容位置にある天板が、使用位置の方向へ不意に移動することを防止するためには、前記外側水平案内部の他端側に前記天板を天板収容位置へ引き込むための引き込み部を備えていることが好ましい。
このとき、前記引き込み部が、前記外側水平案内部よりも低い位置に前記外側転動体を案内するものであれば、簡単な構成でありながらも天板を天板収容位置に引き込み続けることができ、天板が使用位置の方向へ不意に移動することを確実に防止できる。
前記内側スライド移動案内手段の望ましい態様としては、この内側スライド移動案内手段が、前記家具本体側に設けた内側転動体と、前記天板側に設けられ且つ前記内側転動体の転動を案内する内側案内レールとを具備するものが挙げられる。
本発明の望ましい態様としては、前記内側案内レールが、前記内側転動体を水平に案内する内側水平案内部と、この内側水平案内部の一端側に前記天板を前記使用位置で安定させるために前記内側転動体と当該内側案内レールとの当接を回避させる当接回避部とを備えているものが挙げられる。
以上説明したように本発明の家具によれば、天板の一端を脚に支持させ一方他端を家具本体に支持させるといった非常に簡単な構成でありながらも、天板を引出し位置に位置付けた場合には、天板下には広い下肢空間が形成され、また、該天板は一端を脚に支持される一方他端を家具本体に支持されているため、天板の任意の位置に重量の大きい物品を載置してもこれを安定して支えることができる。
すなわち、天板を家具本体から引き出した状態で、前記家具本体を前記他の家具の天板下に潜り込ませながらも該天板下には広い下肢空間を形成することができ、また、天板に重量のある物品を好適に載置することができ、さらに、天板を家具本体に対してスライドさせる機構を簡単な構成で実現できるといった、家具本体の機能と拡張天板の機能とを必要に応じて両立可能でき且つ簡単な構成で実現可能な優れた家具を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る家具Aは、一般的なオフィス等で、例えば、他の家具B(本実施形態では天板B3下に下肢空間のあるデスクを用いている)とともに使用されるものであって、図1、図2、図3に示すように、移動可能に構成されたワゴンタイプの家具本体1と、家具本体1の両側から出し入れ可能な引出し2と、家具本体1および脚4で支持される天板3と、天板3を脚4を宙に浮かした状態で家具本体1に支持させている天板収容位置(P1)(本発明の「重合位置」に相当)及び脚4を接地させて天板3下に下肢空間を形成している使用位置(P2)(本発明の「使用位置」に相当)の間で移動可能に案内する移動案内機構5とを具備して成るものである。以下、各部を具体的に説明する。なお、図1において、天板3の図示手前側を「第1の使用端側」、向こう側を「第2の使用端側」とし、第1の使用端側から第2の使用端側に向かう方向に直交する方向を「奥行き方向」と記すこととする。
家具本体1は、下面4隅に計4個のキャスタ1Cを設けた平面視略矩形状の底板11と、この底板11の両端から略直角に起立する一対の起立板12と、この起立板12の上端部間に設けた頂板13とを、それぞれ金属板を板金加工により形成し、これら各部を、ねじ等の締結部材或いはスポット溶接により取り付けて構成したものである。そして、これら底板11、起立板12、頂板13により外部の空間と区切られた空間を、物品を出し入れ可能な開口部101を有する収納空間10としている。また、起立板12の収納空間10側の面には、引出し案内レール1aを着脱可能に支持する取付孔121を設けている。引出し案内レール1aは、引出し2を家具本体1の両側へ引き出し可能にするためのものである。なお、本実施形態では、取付孔121は、起立板12の両側縁部に沿って、所定ピッチで複数個形成しており、これにより、引出し2を家具本体1の所望の高さ位置に取り付けることができる。また、本実施形態では、脚4側とは反対の起立板12の外面に、当該家具Aの移動の際に用いる引き手14を設けている。この引き手14は、図5に示すように、長手方向に各部等断面形状を有する角筒状で把持可能な引き手本体141と、この引き手本体141を家具本体1に対して添設させた添設姿勢および離間させた離間姿勢のいずれかの姿勢で保持する一対の保持部142とを具備して成る。保持部142は、金属製で長手方向に各部略等断面形状を有する保持アーム142xと、この保持アーム142xの基端部を回動可能に支持する金属製の回動支持部142yと、これら各部の回動部分を覆う合成樹脂製で側面視略三角形状のカバー部142zとを具備するものである。そして、この回動支持部142yが、保持アーム142xを、起立板12に添設する状態で保持することで、引き手本体141が添設姿勢を取ることができ、また、起立板12に対して略135度に開成した状態で保持することで、引き手本体141が離間姿勢を取ることができるようにしている。引き手本体141の起立板12に対する開成角度を略135度としているが、この開成角度は本実施形態のものに限られない。さらに、本実施形態では、頂板13の上向き面で且つ脚4のある側に、天板本体31を内側で支持するための内側天板支持部15を設けている。この内側天板支持部15は、頂板13の上向き面に取り付けられる内側取付片151と、この内側取付片151の両外側をそれぞれ略直角に起立させた起立片152とを具備するものであって、これら各部を板金素材を用いて一体に形成している。そして、起立片152の上端部で、該起立片152の外側に配した後述する内側転動体T2を軸支するように構成している。またさらに、本実施形態では、頂板13の各使用端側の下向き面に添設し且つ起立板12間に横架させた横架フレーム16を設けている。この横架フレーム16は、金属製のものであって、外向き面に、後述する外側転動体T1の転動を案内するための後述する外側案内レールL1を設けている。
引出し2は、平面視略矩形状の底壁21と、この底壁21の両方の使用端側縁をそれぞれ略直角に起立させて成り且つ上端部に断面視略下向きコ字状の把手221を備えた一対の使用端側壁22と、底壁21の両端縁をそれぞれ略直角に起立させ且つ家具本体1に取り付けられる取付壁23とを具備し、これら各部を金属板を板金加工して形成することにより、上方に開口する薄型略箱体状を成すようにしたものである。また、取付壁23の外面側には、家具本体1の引出し案内レール1aに案内されてスライド移動可能な図示しないレールを設けている。
天板3は、木製の天板本体31と、この天板本体31の裏面に設けた金属製の天板受け32と、天板本体31を家具本体1に移動可能に支持させるための外側天板支持部33とを具備するものである。
より具体的に、天板本体31は、平面視略トラック形状を有するものである。そして本実施形態では、天板本体31を、家具本体1と天板収容位置(P1)で平面視略重合する程度の大きさとしてしている。天板受け32は、平面視略矩形状を成し天板3裏面に添設してネジ止めされる天板受け頂壁321と、この天板受け頂壁321の各周縁をそれぞれ略直角に垂下させた天板受け周壁322a、322b(以下、天板受け周壁322と総称する)とを具備し、これら各部をアルミダイキャストなどで一体に形成することにより、下方に開口する薄型略箱体状を成すようにしたものである。また、4つの天板受け周壁322のうち、使用端側に平行な天板受け周壁322aの内面側には、内側転動体T2を案内するための後述する内側案内レールL2を設けている。外側天板支持部33は、天板本体31の下向き面に取り付けられる外側取付片331と、この外側取付片331の外側を略直角に垂下させた垂下片332とを具備する略L字状のものであって、これら各部を板金素材を用いて一体に形成している。そして、垂下片332の下端部で、該垂下片332の内側に配した後述する外側転動体T1を軸支するように構成している。
脚4は、天板受け32に上端部を取り付けて成る一対の脚本体41と、この脚本体41の下端部間に設けた脚台42とを具備するものである。
より具体的に、脚本体41は、金属製の丸パイプを所定の長さ寸法に切断加工などして形成したものである。脚台42は、その輪郭形状が脚本体41間では略直線状を成し、且つ両端部では部分円弧状を成すようにしたものである。
移動案内機構5は、図4、図6などに示すように、天板3の側縁部と家具本体1の側縁部との間に設けられ且つ天板3と家具本体1とのスライド移動を案内するための外側スライド移動案内手段51と、この外側スライド移動案内手段51の内側に設けられ且つ天板3と家具本体1とのスライド移動を案内するための内側スライド移動案内手段52とを具備して成るものである。
外側スライド移動案内手段51は、天板3側に設けた外側転動体T1と、家具本体1側に設けられ且つ外側転動体T1の転動を案内する外側案内レールL1とを具備するものである。
外側転動体T1は、進行方向と直交する外側支持軸に回動可能に軸支することにより、外側案内レールL1上を転動するように構成したものであって、本実施形態では合成樹脂により形成している。
外側案内レールL1は、横架フレーム16の外向き面に設けられて成るものであって、外側転動体T1を水平に案内する外側水平案内部L11と、この水平部の一端側に天板3を使用位置(P2)で安定させるための接地案内部L12と、外側水平案内部L11の他端側に天板3を天板収容位置(P1)へ引き込むための引き込み部L13とを備えている。本実施形態では、接地案内部L12が、外側水平案内部L11よりも低い位置に外側転動体T1を案内するように、接地案内部L12を、外側水平案内部L11より窪ませている。また、引き込み部L13が、外側水平案内部L11よりも低い位置に外側転動体T1を案内するように、引き込み部L13を外側水平案内部L11よりも窪ませている。
一方、内側スライド移動案内手段52は、家具本体1側に設けた内側転動体T2と、天板3側に設けられ且つ内側転動体T2の転動を案内する内側案内レールL2とを具備するものである。
内側転動体T2は、進行方向と直交する内側支持軸に回動可能に軸支することにより、内側案内レールL2上を転動するように構成したものであって、本実施形態では合成樹脂により形成している。
内側案内レールL2は、天板受け周壁322の内向き面に設けられて成るものであって、内側転動体T2を水平に案内する内側水平案内部L21と、この内側水平案内部L21の一端側に天板3を使用位置(P2)で安定させるために内側転動体T2と当該内側案内レールL2との当接を回避させる当接回避部L22とを備えている。本実施形態では、当接回避部L22を内側水平案内部L21よりも高い位置に設定することで、内側転動体T2と当該内側案内レールL2との当接を回避するようにしている。
以下、本実施形態の家具Aの使用方法を以下に説明する。
(1)天板収容位置(P1)にある天板3を、使用位置(P2)へ移動する場合。
天板収容位置(P1)にある天板3を、使用位置(P2)方向へ移動すると、外側転動体T1は外側水平案内部L11内を転動し、また、内側転動体T2は内側水平案内部L21内を転動する。
そして、外側転動体T1が、接地案内部L12に到達したところで脚4を設置させると、内側転動体T2は、当接回避部L22内に位置付けられる。このようにして、天板3は、脚4と接地案内部L12内の外側転動体T1とで安定した状態で支持されることとなり、天板3を、図2(a)に示すような使用位置(P2)にすることができる。
なお、天板3が天板収容位置(P1)にある場合には、外側転動体T1は、外側案内レールL1の引き込み部L13に居る。このため、外側転動体T1を引き込み部L13から内側水平案内部L21へと引き上げ得るだけの外力を、天板3に加えなければ、外側転動体T1は引き込み部L13に留まり続ける。
(2)使用位置(P2)にある天板3を、天板収容位置(P1)へ移動する場合。
使用位置(P2)にある天板3を、天板収容位置(P1)方向へ移動すると、外側転動体T1は外側水平案内部L11内を転動し、また、内側転動体T2は内側水平案内部L21内を転動する。なお、このように使用位置(P2)にある天板3を、天板収容位置(P1)方向へ移動させる際には、脚4を少し持ち上げて脚4を床から浮かせるようにすれば、天板3をよりスムーズに移動させることができる。
そして、外側転動体T1が、外側案内レールL1の引き込み部L13に差し掛かると、引き込み部L13は外側水平案内部L11よりも低く設定されているため、外側転動体T1は引き込み部L13に引き込まれることとなる。また、このとき、内側転動体T2は、外側転動体T1の転動を妨げることなく内側水平案内部L21内を転動する。このようにして、天板3は、その脚4側は内側転動体T2に支持され且つその脚4の反対側は外側転動体T1に支持されることとなり、天板3を、図2(b)に示すような天板収容位置(P1)にすることができる。
なお、天板3が天板収容位置(P1)にある場合には、外側転動体T1は、外側案内レールL1の引き込み部L13に居る。このため、外側転動体T1を引き込み部L13から内側水平案内部L21へと引き上げ得るだけの外力を、天板3に加えなければ、外側転動体T1は引き込み部L13に留まり続ける。
(3)他の家具Bの天板B3下に、家具本体1の頂板13が露出している部分を潜り込ませて使用する場合。
天板3を使用位置(P1)にした状態で、家具本体1の頂板13が露出している部分を他の家具Bの天板B3下に潜り込ませると、天板3の天板面と他の家具Bの天板B3の天板面とが面一になり、全体として天板が拡張された状態と成る。また、この状態では、天板3は、一端を脚4に支持される一方他端を家具本体1に支持されているので、比較的重量のある物品を載置しても、好適にこれを支えることができる。なお、頂板13の露出部分を他の家具Bの天板B3下に潜り込ませる位置は任意で良い。
このように、本実施形態に係る家具Aは、天板3の一端を脚4に支持させ一方他端を家具本体1に支持させるといった非常に簡単な構成でありながらも、天板3を引出し位置である使用位置(P1)に位置付けた場合には、天板3下には広い下肢空間が形成され、また、該天板3は一端を脚4に支持される一方他端を家具本体1に支持されているため、天板3の任意の位置に重量の大きい物品を載置してもこれを安定して支えることができる。
すなわち、天板3を家具本体1から引き出した状態で、家具本体1を他の家具Bの天板B3下に潜り込ませながらも該天板3下には広い下肢空間を形成することができ、また、天板3に重量のある物品を好適に載置することができ、さらに、天板3を家具本体1に対してスライドさせる機構も簡単な構成で実現できるといった、家具本体の機能と拡張天板の機能とを必要に応じて両立可能でき且つ簡単な構成で実現可能な優れた家具Aを提供することができる。
なお、家具本体を1、他の家具Bの天板B3下に潜り込ませた状態で、天板3の天板面と前記他の家具B3の天板面とが略面一になるように設定しているため、全体として天板を拡張した使い勝手の良いものとすることができる。
また、天板3を使用位置(P2)にすれば、天板3下に下肢空間が形成されるうえ、脚4で天板3を支持しているので、天板3を安定して使えるなど補助デスクとして有効に使用することができる。また、天板3を天板収容位置(P1)にすれば、脚4が宙に浮くので、全体を動かして当該家具Aを任意の場所に容易に移動できる。
また、移動案内機構5が、天板3の側縁部と家具本体1の側縁部との間に設けられ且つ天板3と家具本体1とのスライド移動を案内するための外側スライド移動案内手段51と、この外側スライド移動案内手段51の内側に設けられ且つ天板3と家具本体1とのスライド移動を案内するための内側スライド移動案内手段52とを具備しているので、天板3を、外側スライド移動案内手段51と内側スライド移動案内手段52との両方で安定して且つ水平な状態で支えることができる。
外側案内レールL1が、外側転動体T1を水平に案内する外側水平案内部L11と、この外側水平案内部L11の一端側に天板3を使用位置(P2)で安定させるための接地案内部L12とを備えているため、天板3を、天板収容位置(P1)と使用位置(P2)との間ではスムーズに移動させることができ、且つ、使用位置(P2)では安定させることができる。
また、接地案内部L12が、外側水平案内部L11よりも低い位置に外側転動体T1を案内するものであるので、簡単な構成でありながらも天板3を使用位置(P2)で確実に安定させることができる。
外側水平案内部L11の他端側に天板3を天板収容位置(P1)へ引き込むための引き込み部L13を備えているため、天板収容位置(P1)にある天板3が、使用位置(P2)の方向へ不意に移動することを防止することができる。
また、引き込み部L13が、外側水平案内部L11よりも低い位置に外側転動体T1を案内するものであるので、簡単な構成でありながらも天板3を天板収容位置(P1)に引き込み続けることができ、天板3が使用位置(P2)の方向へ不意に移動することを確実に防止できる。
家具本体1の両側に、内部の収納空間10を開放するための開口部101を設けているので、家具本体1の収納空間10に両側からアクセスできるので使い勝手の良いものとすることができる。また、開口部101を利用して、家具本体1の両側から出し入れ可能な引出し2を具備して成るので、その効果は顕著なものと成る。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、家具本体1に、移動可能に構成されたワゴンタイプのものを用いているが、ワゴンタイプで無く例えば据え置き型のものでも良い。
また、他の家具Bを、天板B3下に下肢空間のあるデスクとしているが、これに限られるものではない。
また、天板本体1と家具本体1とを、天板収容位置(P1)で平面視略重合する程度の大きさとしているが、これらの大きさの関係は実施態様に応じて適宜変更可能である。
また、家具本体の両側から収納空間を利用し得るようにしているが、片側からアクセスして収納空間を利用できるものであっても良い。アクセスの方向も本実施形態のものに限られず任意で良い。
また、移動案内機構が、外側スライド移動案内手段と内側スライド移動案内手段とを具備して成るものとしているが、移動案内機構の構成は本実施形態のものに限られない。
また、天板や脚の構成も本実施形態のものに限られない。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る家具の全体斜視図。 同実施形態における各転動体の各レールに対する位置関係を模式的に示す図。 同実施形態における家具を示す正面図、側面図及び平面図。 同実施形態における移動案内機構の要部を示す拡大斜視図。 同実施形態における引き手部分を示す拡大斜視図。 同実施形態における移動案内機構の要部を示す拡大斜視図。
符号の説明
A・・・・・・家具
B・・・・・・他の家具
B3・・・・・他の家具の天板
1・・・・・・家具本体
2・・・・・・引出し
3・・・・・・天板
4・・・・・・脚
5・・・・・・移動案内機構
51・・・・・外側スライド移動案内手段
52・・・・・内側スライド移動案内手段
L1・・・・・外側案内レール
L2・・・・・内側案内レール
L11・・・・外側水平案内部
L12・・・・接地案内部
L13・・・・引き込み部
L21・・・・内側水平案内部
L22・・・・当接回避部
T1・・・・・外側転動体
T2・・・・・内側転動体
(P1)・・・重合位置(天板収容位置)
(P2)・・・引出し位置(使用位置)

Claims (11)

  1. 収納機能を有する家具本体と、一端を脚に支持させる一方他端を前記家具本体に支持させている天板とを具備して成る家具であって、
    前記天板を、当該天板を家具本体の上に収容させる重合位置と、当該天板を前記家具本体から引き出して前記脚を接地させる引出し位置との間でスライド移動可能に構成するとともに、
    前記天板を前記引出し位置に位置付けた際には、前記家具本体を、他の家具の天板下に潜り込ませることができるように構成していることを特徴とする家具。
  2. 前記家具本体を、前記他の家具の天板下に潜り込ませた状態で、前記天板の天板面と前記他の家具の天板面とが略面一になるように設定していることを特徴とする請求項1記載の家具。
  3. 前記天板を、前記脚を宙に浮かした状態で前記家具本体に支持させている天板収容位置と、前記脚を接地させて前記天板下に下肢空間を形成している使用位置との間で移動可能に案内する移動案内機構を具備して成ることを特徴とする請求項1または2記載の家具。
  4. 前記移動案内機構が、前記天板の側縁部と前記家具本体の側縁部との間に設けられ且つ前記天板と前記家具本体とのスライド移動を案内するための外側スライド移動案内手段と、この外側スライド移動案内手段の内側に設けられ且つ前記天板と前記家具本体とのスライド移動を案内するための内側スライド移動案内手段を具備して成ることを特徴とする請求項3記載の家具。
  5. 前記外側スライド移動案内手段が、前記天板側に設けた外側転動体と、前記家具本体側に設けられ且つ前記外側転動体の転動を案内する外側案内レールとを具備するものであることを特徴とする請求項4記載の家具。
  6. 前記外側案内レールが、前記外側転動体を水平に案内する外側水平案内部と、この水平部の一端側に前記天板を前記使用位置で安定させるための接地案内部とを備えていることを特徴とする請求項5記載の家具。
  7. 前記接地案内部が、前記外側水平案内部よりも低い位置に前記外側転動体を案内するものであることを特徴とする請求項6記載の家具。
  8. 前記外側水平案内部の他端側に前記天板を天板収容位置へ引き込むための引き込み部を備えていることを特徴とする請求項6または7記載の家具。
  9. 前記引き込み部が、前記外側水平案内部よりも低い位置に前記外側転動体を案内するものであることを特徴とする請求項8記載の家具。
  10. 前記内側スライド移動案内手段が、前記家具本体側に設けた内側転動体と、前記天板側に設けられ且つ前記内側転動体の転動を案内する内側案内レールとを具備するものであることを特徴とする請求項4乃至9いずれか記載の家具。
  11. 前記内側案内レールが、前記内側転動体を水平に案内する内側水平案内部と、この内側水平案内部の一端側に前記天板を前記使用位置で安定させるために前記内側転動体と当該内側案内レールとの当接を回避させる当接回避部とを備えていることを特徴とする請求項10記載の家具。
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