JPS6326044Y2 - - Google Patents

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JPS6326044Y2
JPS6326044Y2 JP1982181098U JP18109882U JPS6326044Y2 JP S6326044 Y2 JPS6326044 Y2 JP S6326044Y2 JP 1982181098 U JP1982181098 U JP 1982181098U JP 18109882 U JP18109882 U JP 18109882U JP S6326044 Y2 JPS6326044 Y2 JP S6326044Y2
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JP
Japan
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shelf
locking
stopper
locking body
piece
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JP1982181098U
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JPS5983429U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、物品を収納するラツクにおける引出
し式棚のロツク装置に関するものである。
〔従来の技術〕 工場、倉庫等において、物品を載せる棚が引出
し動自在に構成されたラツクでは、棚が物品の積
み降ろしの際に不用意に後退したり、収納状態か
ら不測に突出したりすることを防止するため、当
該棚をラツク前面側に大きく引出した状態と、一
杯に押し込んだ状態とにロツクできるように構成
する必要がある。しかも、工場等にては室内クレ
ーン等を使つての重量物の積み降ろし作業が多い
が、この時作業者は片手ではクレーン等の操作を
せねばならないから、ロツク機構は簡単な操作で
確実な作動をするものが要求される。
そのための先行技術として、実開昭56−170118
号公報では、ラツク本体の前側には棚より上方位
置の横軸に係止杆の後端を上下回動自在に枢支
し、棚の一側上面には、前記係止杆における前側
自由端に横向きに突設したピンに係合する前スト
ツパ部と後ストツパ部とを前後に適宜隔てて設け
た構成を提案している。
〔考案が解決しようとする課題〕
この構成によれば、ピンの一方の先端が前支柱
の前面に横長状に突出している構成であり、係止
杆は180度以上大きく回動できるものでないから、
例えば、棚の押し込み状態にて、係止杆のピンと
前ストツパ部とが係合しているとき、これを解除
すれには、ピンを前ストツパ部から外すように少
し上向き回動させた状態で棚を引出し、その後係
止杆から手を放すと、係止杆におけるピンが棚の
一側部上面に接当した状態で棚の引出し動につれ
て滑り移動でき、ピンが後ストツパ部の上面を乗
り越えると、当該後ストツパ部の後端面とピンと
が係合状態になる。
反対に引出し状態の棚の押し込み動を規制する
後ストツパ部からの係合解除に際しても、ピンを
少し上げた状態で棚を少し押し込んだ後に係止杆
から手を放せば、後ストツパ部より前位置にピン
が来るのでそののち自由に引出し動できるという
ように、ロツク解除時に棚を少し前又は後に移動
させてからでないと係止杆から手を放すことがで
きないのであつた。
かくすると、作業者は片手で係止杆の上下回動
の操作をしつつ、他の片手で棚を前後動すること
になり、重量物の取扱いに危険が伴う。特に、引
出し状態の棚では、当該棚の前端からラツク本体
の前面まで大きな距離があるので、前記ロツク解
除操作の前後において、前記係止杆の回動操作と
棚の押し込み操作とを略同時に実行することは困
難となるという問題があつた。
本考案はこの問題点を解決することを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
そのため本考案は、ラツク本体の左右側枠間に
て前後引出し動自在に支持された棚の一側部材
に、前部ストツパ部と後部ストツパ部とを棚の引
出し方向に適宜隔てて設け、前記両ストツパ部と
近接する側枠前部側面には、前記棚の一側部材よ
り上方位置に、棚の引出し方向に延びる係止体の
前後中途部を、当該係止体が上下方向及び略水平
方向に自在に回動し得るように枢着し、該係止体
をその自重により後部が下向きに回動するように
構成し、該係止体の後部下端には、当該後部の下
向き動により、前記棚一側部材上面に接当し、且
つ、前記各ストツパ部箇所では当該各ストツパ部
に落ち込み係止し得る係止片を設け、側枠前部側
面には、前記係止体をその後部係止片が棚一側部
材上面から適宜上昇状態に支持する制止片を設
け、前記両ストツパ部の前後中途における棚一側
部材上面には、棚の前又は後への移動につれて係
止体の側面に接当して当該係止体を前記制止片か
ら外すように誘導するガイド体を設けた構成にし
たものである。
〔考案の作用〕
このように、ラツク本体の側枠に上下回動自在
且つ略水平方向に回動自在に中途部が枢着された
係止体は、その後部の係止片がその自重にて下向
きに回動し、前記各ストツパ部に対して係止して
いる状態からその係止を外してロツク解除するに
は、係止体の前部を下向き回動させつつ水平横向
きに移動させた状態にて側枠における制止片に支
持させるだけでよく、一側部材上面に対し上向き
状態となるので当該ストツパ部箇所でのロツク解
除状態を保持できる。
この状態では係止体の後部は、その自重に抗し
て棚の一側部材より上面に上昇した状態で且つ棚
中央方向寄り位置に近付くように、平面視で係止
体の前後長手軸線が棚移動方向軸線に対して交差
する傾斜状の配置となる。
従つて、このロツク解除された状態で棚を押込
み、又は引出し動すると、当該棚の前後中途部に
設けたガイド体が係止体の側面に接当して、係止
体の前部を制止片から外すと共に、棚の移動方向
に沿う平行状態に復帰するのであり、しかも、当
該係止体はその後部寄りに重心を持つので、その
後部の係止部は下向き回動して棚の一側部材上面
に接当した状態であるから、棚の押し込みまたは
引出しの略完了位置にて他方のストツパ部に自動
的に係止できることになる。
〔考案の効果〕
このように、本考案では、係止体の後部係止片
を棚の前部ストツパ部または後部ストツパ部から
外して、当該係止体の前部を下向き状態にしたま
ま側枠側面に横向きに突設した制止片にて支持さ
せる作業だけで、棚の移動につれてガイド体で係
止体を棚の係止状態へ誘導でき、係止体の解除動
作が次段階の係止作用に直結するので誤作用がな
く安全である。
しかも、係止体の前部を少し押し下げ、制止片
の下面に接当させて支持するというわずかな操作
で済み、操作が至極容易となる。ロツク装置全体
の構造も、係止体と制止片とガイド体の三点だけ
で良いから極めて簡単であり、製作費も低減でき
る効果を有する。
このロツク解除の操作をした後は、作業者は係
止体を手に持つ必要はなく、棚の前後動の操作に
専念でき、しかも、後は何ら手数を加えなくと
も、棚の前進後退に伴つて係止体が制止片から外
れると共に、係止体の姿勢はストツパ部へのロツ
ク準備姿勢を取ることができて、両ストツパ部と
係止し得る位置に安定し、棚の前進あるいは後退
に伴つて、後部ストツパ部あるいは前部ストツパ
部に自動的に係止し、棚を収納状態で引出し不能
にロツクし、あるいは引出した状態で押し込み不
能にロツクできるから、棚のロツク解除操作に際
して、作業性・安全性が向上するという効果を有
する。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を説明すると、符号1は断
面矩形状等の前後支柱2,2′を奥行横梁3,3
で連結してなる側枠4が間口方向横梁5,5を介
して左右に適宜隔てて立設してなるラツク本体を
示す。
符号6は前記ラツク本体1における左右側枠
4,4間で上下多段に配設され、かつ各々前後動
自在な棚を示し、棚6の左右両側の前後長手の側
部材7,7は断面コ字状に形成し、その開口部を
互いに外向きにし、両側部材7,7の後端部には
後述するレール8,8に嵌る車9,9を回転自在
に軸支する。
レール8は前記棚6の左右両側を前後方向に案
内支持するように、棚6の側部材7,7と対向さ
せて配置する断面コ字状レールで、各レール8,
8を前記左右両側枠4,4の内側に同じ高さ一で
互いに対向して、略水平に配置するにあたり、各
レール8の前後部に断面L字状等のブラケツト1
0,10′を固着し、両ブラケツト10,10′を
前記前後支柱2,2′の側面に接当させ、ボルト
等で固着する。また、左右の前部ブラケツト10
にはそれぞれ前記棚6の左右側部材7下面を支持
する支持ローラ11を設ける。
符号12,13は前記棚6の右又は左のいずれ
か一方の側部材7外側縁に棚6の引出し前後方向
に沿つて、前後に適宜隔てて形成した前部ストツ
パ部と後部ストツパ部で、第3図及び第4図に示
す実施例では、棚の左側部材7上板の外側縁を適
宜巾だけ平面視矩形状に切欠いて、それぞれ前部
ストツパ部12と後部ストツパ部13とを形成す
る。
前記両ストツパ部12,13が設けられた棚一
側縁と対面する側枠4内面の前部のブラケツト1
0において棚6の移動方向と直角に水平突出した
横軸15には、前部を側枠4の前部から突出する
ように棚の移動方向と平行状に配設した係止体1
4の前後中途部を上下回動自在且つ棚の移動方向
と直角な略水平方向に回動自在に枢支する。
該係止体14はその後部寄りに重心が来るよう
に形成し、係止体14の後部下端には当該後部の
下向き動により、前記棚6の一側部材7の上面に
接当でき、且つ、前記各ストツパ部12,13の
箇所においては落ち込み係止できる係止片16を
下向き段付状に形成する。
また、前記側枠4内面には前記横軸15より前
部において前記係止体14の前部上面に接当し
て、当該前部が下向き状態で押し止められ、且
つ、前記後部の係止片16が一側部材7の上面に
位置保持できるように支持する制止片17を横向
きに突設する一方、棚6の一側部材7の上面等に
は当該棚6の前又は後への移動につれて、前記係
止体14後部内側面に接当して、前記係止体14
での前部を棚の中央側に傾けて、制止片17から
外すようにしたガイド体18を棚一側部材7の外
縁から適宜寸法Hだけ内側位置に上向き突設する
ものである。
この構成により、第5図及び第6図の一点鎖線
で示すように、棚6の押し込み状態において、係
止体14をその前部が下向き状態となるようにし
て、制止片17下面に接当支持しておけば、該係
止体14の後部の係止片16は前部ストツパ部1
2から外れる一方、前記横軸15で横方向(水平
方向)回動自在に枢支された係止体14はその後
部が棚の中央側に近づくように傾斜することにな
る。
この状態で棚6を引出すとき、棚一側部材7上
のガイド体18が前記係止体14の後部内側面に
当たつて当該後部が棚の中央側から遠ざかり、反
対に前部が近づくように傾くから、その傾動につ
れて係止体14の前部が制止片17から外れて上
向き動し、係止体14後部の係止片16下端は棚
6の一側部材7上面に接当する。
そして棚を一定寸法引出し、棚の後部ストツパ
部13が係止体14における係止片16に位置一
致したときこれに嵌り係止し、棚の後退を阻止で
きる。
棚を押し込むときも前記と同様の操作で棚押し
込み操作を完了すれば、制止片17にて係止体1
4の後部が上向き状態に保持されていたものが、
当該後部側面にガイド体18が接当することによ
り、係止体14の水平方向の傾動と共に制止片1
7から係止体4の前部が外れて、当該係止体14
における後部の係止片16が一側部材7に一旦接
当し、その後前部ストツパ部12に落ち込み係止
して、棚の引出しを阻止できる。
このように本考案に従えば、棚の前後動に先立
つて棚とのロツクを解除すべく係止体14の前部
を下向くように傾けて、当該係止体を制止片17
に支持させる簡単な操作だけで棚の引出し又は押
し込み完了後に行う棚の係止操作を省くことがで
き、ロツクの操作も簡単となると共に、誤操作を
防止できる。
しかもロツク解除のための係止体の回動操作も
その回動角を極めて小さくでき、ラツク本体の前
面からの係止体の操作が容易となる。
また、ロツク装置全体の構造も、係止片を設け
た係止体と制止片とガイド体の三点だけで良いか
ら、極めて簡単であり製作費も低減できる効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はラツク
の斜視図、第2図は側面図、第3図は第2図の
−線平面図、第4図は第3図の−線要部一
部切欠正面図、第5図は第4図の−線視作用
説明図、第6図は第5図の−線視側面図であ
る。 1……ラツク本体、4,4……側枠、6……
棚、7……側部材、8,8……レール、12……
前部ストツパ、13……後部ストツパ、15……
横軸、16……係止片、17……制止片、18…
…ガイド体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ラツク本体の左右側枠間にて前後引出し動自在
    に支持された棚の一側部材に、前部ストツパ部と
    後部ストツパ部とを棚の引出し方向に適宜隔てて
    設け、前記両ストツパ部と近接する側枠前部側面
    には、前記棚の一側部材より上方位置に、棚の引
    出し方向に延びる係止体の前後中途部を、当該係
    止体が上下方向及び略水平方向に自在に回動し得
    るように枢着し、該係止体をその自重により後部
    が下向きに回動するように構成し、該係止体の後
    部下端には、当該後部の下向き動により、前記棚
    一側部材上面に接当し、且つ、前記各ストツパ部
    箇所では当該各ストツパ部に落ち込み係止し得る
    係止片を設け、側枠前部側面には、前記係止体を
    その後部係止片が棚一側部材上面から適宜上昇状
    態に支持する制止片を設け、前記両ストツパ部の
    前後中途における棚一側部材上面には、棚の前又
    は後への移動につれて係止体の側面に接当して当
    該係止体を前記制止片から外すように誘導するガ
    イド体を設けてなるラツクにおける引出し式棚の
    ロツク装置。
JP18109882U 1982-11-29 1982-11-29 ラツクにおける引出し式棚のロツク装置 Granted JPS5983429U (ja)

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