JPH01259595A - 金属ic基板の電着塗装方法 - Google Patents

金属ic基板の電着塗装方法

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JPH01259595A
JPH01259595A JP8783188A JP8783188A JPH01259595A JP H01259595 A JPH01259595 A JP H01259595A JP 8783188 A JP8783188 A JP 8783188A JP 8783188 A JP8783188 A JP 8783188A JP H01259595 A JPH01259595 A JP H01259595A
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一二 影石
Yasushi Yonei
康史 米井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〉 本発明は、金属IC基板上に電@塗装で絶縁層を形成す
る方法に関する。詳しくは、耐薬品性、耐熱性、電気絶
縁性等の諸性能に優れ、更に被塗物との密着性に優れた
塗膜を形成する金属IC基板の電着塗装方法に関する。
(従来の技術) 従来、電着塗装は、自動車、アルミ建材、家庭電化製品
、事務機器等の防食や表面仕上げに広〈実施され、各種
基材に適用されている。一方、エレクトロニクス分野で
は、技術革新が目ざましく、特にIC基板においては、
高密度化、高品質化が急速になされておD.より精密で
高度な技術開発が要求されている。この対象の一つに金
属IC基板の表面に絶縁層を形成し、これに銅メツキを
施してなる金属IC基板があD.加工の容易さ、寸法安
定性、放熱性等の特性において、他のセラミックベース
基板やポリマーベース基板に対し、非常に優れているこ
とが認められている。
しかしながら、金属IC基板の生産においては、信頼性
の高い高品質な製品を得るためには、複雑な多くの工程
が必要であD.工程の簡素化が問題となっている。この
工程簡素化の手段としてエツジ部やスルーホール部分の
被覆性に優れる電@塗装が注目されている。しかし、従
来の電着塗装では、高膜厚の電着塗膜の形成が困難であ
D.したがって、金属IC基板に要求される耐熱性、電
気絶縁性等の諸性能を十分に満足させるものがなく、そ
の改良が切望されているのが現実である。
一方、陽極酸化処理を行ったアルミニウムを有機ケイ素
化合物で処理した後、熱硬化性樹脂塗料中で電着塗装を
行う方法(特公昭52−30945号)が知られている
この方法は、陽極酸化皮膜の微孔内に残存する酸根によ
る電着塗装時のトラブルを解消する目的で、陽極酸化処
理工程と電着塗装工程の中間に有機ケイ素化合物で処理
する工程を付加したものであるが、この中間処理後は水
洗を行った後に電着塗装しておD.得られる電着塗膜厚
はせいぜい2Oμm程度であD.これ以上厚膜の電着塗
膜の形成は困難であった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、前記従来法の欠点を解消し、塗膜厚コ
ントロールが自由に出来、しかも従来法では得られなか
った高膜厚の電着塗膜の形成が可能で、かつ耐熱性、電
気絶縁性等の諸性能に優れる電着塗膜が形成できる金属
IC基板の電着塗装方法を提供することである。
(問題を解決するための手段) 本発明を概説すると、金属IC基板に電着塗装で耐熱絶
縁層を形成するにあたD.該基板を電着塗装前にA、グ
リシジル基を有する有機アルコキシシラン化合物とB、
アミノ基を有する有機アルコキシシラン化合物とからな
りA成分/B成分の配合モル比が0.05〜5.0であ
るプライマー組成物で表面処理し1〜10μmの乾燥塗
膜を形成した後、塗膜形成成分が、C,(a)α、β−
エチレン性不飽和カルボン酸2〜15重口%、(b)α
、β−エチレン性不飽和カルボン酸のアルキルエステル
5〜85重量%、(c)α、β−エチレン性不飽和カル
ボン酸のヒドロキシアルキル含有エステル3〜30重量
%、(d)下記構造式で示される単量体3〜30重量%
及び(e)その他共重合性単量体O〜60重量%を反応
させて得られる酸価5〜100を有するポリカルボン酸
樹脂45〜98重量%とD.メラミン−ホルムアルデヒ
ド系樹脂2〜55重量%とからなる電着樹脂液を電着塗
装する方法である。
ただし、(d)の構造式は次の通りである。
本発明者等の研究によると、特定のアルコキシシラン化
合物よりなるプライマー組成物で被覆層を形成すれば、
これが導電性を示ししかもその後の電@塗装により高膜
厚の電着塗膜が得られるという知見及び特定の構造式を
有するマレイミド類をα、β−エチレン性不飽和ポリカ
ルボン酸樹脂の合成時に単量体として併用したポリカル
ボン酸樹脂を塗膜形成成分として用いると、耐薬品性、
耐熱性、電気絶縁性等の性能に優れた電着塗膜が形成さ
れるという知見に基づき本発明を完成したのである。
本発明をより詳細に説明すると、プライマー組成物とし
て使用する有機アルコキシシランとしては、A、グリシ
ジル基を有する有機アルコキシシラン及びB、アミノ基
を有する有機アルコキシシランを併用することを特徴と
する。
A、成分のグリシジル基を有する有機アルコキシシラン
としては、具体的には、3−グリシドキシプロピルトリ
エトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシ
シラン、2− (3゜4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリメトキシシランなどが使用できる。
又、B、成分のアミン基を有する有機アルコキシシラン
化合物としては、N−(2−アミノエチル)3−アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエ
チル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−ア
ミノプロピルトリエトキシシランなどが使用できる。
本発明が特徴とするこのプライマー被覆層を形成するこ
とによって、電@塗装時に、均質でピンホールのない塗
膜形成を促進し、つきまわり性、クーロン収量が高く、
さらに、電着塗膜厚を数μmから数百μmまで任意にコ
ントロールすることが可能となD.したがって、耐電圧
の高い、信頼性のある絶縁層が得られる。
本発明では、前記A、B成分の二種の有機アルコキシシ
ランの組成物をプライマーとして使用するが、その配合
比は、A成分/B成分(モル比)が0.05〜5.0の
範囲が適当である。この配合比が0.05未満の場合は
、プライマー層と電着塗膜および導電性物品との接着力
が十分でなく、一方5.0より大となると、プライマー
被覆の膜形成性が悪く、次の電着塗装の段階でこのプラ
イマー被覆層のリフティングが生起し易いため好ましく
ない。
本発明で使用するプライマー組成物の調製は、次のよう
にしてなされる。
容器に、A、成分のグリシジル基を有する有機アルコキ
シシラン化合物と8.成分のアミン基を有する有機アル
コキシシラン化合物とを所定最仕込み、温度5〜60℃
にコントロールしながら発熱がなくなるまで撹拌を続け
て終了する。この際、親水性の有機溶剤、例えばエチル
アルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルア
ルコール、n−ブチルアルコール等の一種又は二種以上
を任意の割合で添加することができるが、プライマー被
覆層の形成に好ましい配合量を選択する必要がある。
このように調製したプライマー組成物を金属板に被覆す
る方法としては、浸漬塗装、スプレー塗装、静電塗装、
電着塗装、はけ塗り等の各種塗装方法が適用できる。
プライマー組成物の固形分は、適用する塗装方法により
異なるが、−船釣には、1〜50重量%、好ましくは5
〜30重量%に調製して使用する。
プライマー処理により金属板表面に形成する被覆膜厚は
、乾燥膜厚で1μTrL〜10μ而、好ましくは、2μ
m〜5μmが適当である。
これは、プライマー被覆膜厚が1μm未満であると、本
発明が目的とする高膜厚の電着塗膜の形成が困難であD
.一方、10μmより厚くなると電@塗膜が均一に形成
されにくい傾向が見られるためである。
該プライマー組成物を被覆した金属板は、これを5〜2
00°C1好ましくは、10〜150℃の温度で被覆層
を乾燥させる。
このようにしてプライマー被覆層を形成した金属板は、
次に電着塗装を行う。
本発明で使用する電着樹脂液は、塗膜形成成分が、C,
ポリカルボン酸樹脂とD.メラミン−ホルムアルデヒド
系樹脂とから成るものである。C9のポリカルボン酸樹
脂は、次に示す(a)〜(e)よりなる単量体組成を反
応させて調製される。
(a)α、β−エチレン性不飽和カルボン酸2〜15重
量%、(b)α、β−エチレン性不飽和゛カルボン酸の
アルキルエステル (c)α、β−エチレン性不飽和カルボン酸のヒドロキ
シアルキル含有エステル3〜30重量%、(d)下記構
造式で示される単量体3〜30重量%及び(e)その他
共重合性単量体O〜60重口%を反応させて得られる。
(ただし、単量体の総量は100重量%とする。) ただし、(d)の構造式は次の通りである。
CH=CH     Rは、水素原子、炭素数又は、 (a)成分のα、β−エチレン性不飽和カルボン酸の配
合量が2重量%未満の場合は、ポリカルボン酸樹脂に十
分な水分散性を付与できず、一方15重通%より多くな
ると、電着塗膜の耐水性、耐アルカリ性等の性能が低下
するため好ましくない。
(b)成分のα、β−エチレン性不飽和カルボン酸のア
ルキルエステルは、本発明に係る電着樹脂液を安定な液
として提供するために、又、電着時の造膜性を向上し、
電着を効率良く実現するために使用する。
この配合量が5重」%未満では、電着樹脂液としての安
定性に劣D.通常実行される電着条件ではほとんど造膜
性を示さず、一方、85重量%より多い場合は、ポリカ
ルボン酸樹脂の主骨格を成すマレイミド系単量体に基づ
く耐熱性、電気絶縁性等の性能が十分にえられず好まし
くない。
(c)成分のα、β−エチレン性不飽和カルボン酸のヒ
ドロキシアルキル含有エステルは、ポリカルボン酸樹脂
に架橋反応性を付与するために重要な成分であD.配合
量が3重量%未満の場合には、塗膜の架橋密度が不足し
て塗膜強度、耐熱性が悪くなD.一方30重量%より多
い場合には、塗膜が脆く、クラックが入り易くなって好
ましくない。
(d)成分の単量体は電着塗膜に優れた耐薬品性、耐熱
性、電気絶縁性を付与するために、全単量体組成の少な
くとも3重量%使用することが必要である。
一方、30重量%より多くなると反応においてゲル化す
る傾向があり好ましくない。
適当な(a)α、β−エチレン性不飽和カルボン酸とし
ては、アクリル酸、α−クロロアクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、
シトラコン酸、メサコン酸等の単独又は混合物あるいは
少なくとも1個のカルボキシル基を有するそれらの官能
性誘導体例えば不飽和の重合性のジー又はポリ−カルボ
ン酸の部分的エステル又はアミドである。
(b)α、β−エチレン性不飽和カルボン酸のアルキル
エステルの例としては、メチルアクリレート、メチルメ
タクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレ
ート、n−プロピルアクリレート、n−プロピルメタク
リレート、イソプロピルアクリレート、イソプロピルメ
タクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレ
ート、ラウリルアクリレート、ラウリルメタクリレート
、ステアリルアクリレート、ステアリルメタクリレート
、ヘキシルアクリレート、2−エチルへキシルメタクリ
レート、ヘプチルアクリレート、ヘプチルメタクリレー
トなどがあD.アルキル基内に炭素原予約20までを有
する同様なエステルが使用できる。
(c)α、β−エチレン性不飽和カルボン酸のヒドロキ
シアルキル含有エステルとしては、2−とドロキシエチ
ルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート
、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキ
シプロピルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピルア
クリレート、3−ヒドロキシプロピルメタクリレート、
4−ヒドロキシブチルメタクリレート、ジエチレングリ
コールモノアクリレート、ジエチレングリコールモノメ
タクリレートなどがある。
以下余白 (d>構造式、    ただし 又は、 で示される単量体としては、N−シクロへキシルマレイ
ミド、N−フェニルマレイミド、N−2−メチルフェニ
ルマレイミド、N−2−エチルフェニルマレイミド、N
−2−クロロフェニルマレイミド等がある。
(e)その他の共重合性単量体としては、アクリルアミ
ド、メタクリルアミド、メチロールアクリルアミド、メ
チロールメタクリルアミド、アルコキシメチロールアク
リルアミド、アルコキシメチロールメタクリルアミド、
ジアセトンアクリルアミド、ジアセトンメタクリルアミ
ドなどのα、β−エチレン性不飽和カルボン酸のアミド
若しくはアミド誘導体、スチレン、α−アルキルスチレ
ン、α−タロロスチレン、ビニルトルエン、アクリロニ
トリル、酢酸ビニル等がある。
ポリカルボン酸樹脂は水またはイソプロピルアルコール
、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレング
リコールモノブチルエーテルなどの親水性溶剤を用い、
重合温度40〜130℃で乳化重合、懸濁重合または溶
液重合により調製される。この際必要に応じ、過UA酸
アンモニウム、過硫酸カリウム、α、α′−アゾビスイ
ソブチロニトリル、4,4−−アゾビス−4−シアノバ
レリン酸、過酸化ベンゾイル、t−ブチルパーオキシ−
2−エチルヘキザノエート、t−ブチルパーオキシベン
ゾエートなどの重合開始剤、塩化第■鉄などの還元剤、
アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ、アルキルエーテル
スルホネートなどの界面活性剤が用いられる。該化合物
は単独あるいは2種以上の混合物として用いることがで
きる。
ポリカルボン酸樹脂の酸価は5〜1Q QmgKOHが
適当である。酸価が5mgKOt(未満の場合には電着
樹脂液として十分な水分散性が得られず、また電気泳動
性も劣り好ましくない。一方、1001100l11よ
り大きくなると塗膜の耐水性、耐アルカリ性などの化学
的性質が著しく低下し好ましくない。
本発明の電着樹脂液におけるC成分のポリカルボン酸樹
脂とC成分のメラミン−ホルムアルデヒド系樹脂の配合
割合は、C成分が45〜98重通%、C成分が2〜55
重量%の範囲で使用するのが適当である。メラミン−ホ
ルムアルデヒド系樹脂としては、メラミン樹脂、特に、
メタノール、エタノール、プロパツール、ブタノール等
の低級アルコールの一種もしくは二種以上により少なく
とも部分的にエーテル化されたメチロールメラミンの使
用が好ましい。
メラミン−ホルムアルデヒド系樹脂が、2重量%未満の
場合は、塗膜の架橋が十分になされず塗膜性能が低下す
るため、一方55臣量%より多い場合は、塗膜が脆くな
り好ましくない。
本発明で使用する電着樹脂液は、例えば次の方法で調製
する。
かくはん機、温度計を備えた反応容器に、ポリカルボン
酸樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド系樹脂及び有機溶
剤を投入した後、かくはんを行ない十分に混合したのち
、塩基性化合物を添加し、ポリカルボン酸樹脂分子中に
存在するカルボキシル基の少なくとも一部を中和し、水
に分散可能な形態とした後、これに脱イオン水を加えて
適当な樹脂固形分濃度に希釈して電着樹脂液とする。
有機溶剤としては、例えばメタノール、エタノール、n
−プロパツール、イソプロパツール、n−ブタノール、
イソブタノール、第2級ブタノール、第3級ブタノール
、ペンタノール等のようなアルコール類、メチルセロソ
ルブ、エチルセロソルブ、イソプロビルセロソルブ、ブ
チルセロソルブ、第2級ブチルセロソルブ等のようなセ
ロソルブ類等を使用する。
使用しうる塩基性化合物としては、通常使用されるもの
であればよく、例えばアンモニア、あるいはモノメチル
アミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチ
ルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノイ
ソプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、トリイソプ
ロピルアミン、モノブチルアミン類、ジブチルアミン類
、及びトリブチルアミン類等のような1級ないし3級の
アルキルアミン、モノエタノールアミン、ジェタノール
アミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパツール
アミン、ジインプロパツールアミン、トリイソプロパツ
ールアミン、ジメチルアミノエタノール及びジエチルア
ミノエタノール等のようなアルカノールアミン ピレンジアミン、ジエチレントリアミン及び1〜リエチ
レンテトラミン等のようなアルキレンポリアミン、エチ
レンイミン及びプロピレンイミン等のようなアルキレン
イミン、ピペラジン、ホルモリン、ピラジン及びピリジ
ン等がある。
電着樹脂液は、通常樹脂固形分′a度を、3〜5O重量
%好ましくは7〜30重量%重量%節囲に調製して使用
する。
この際、必要に応じてパラトルエンスルホン酸、ジブチ
ルチンジラウレートなどの反応触媒、バラメトキシフェ
ノール、ジブチルチオジプロピオネート、ターシャリ−
ブチルカテコールなどの酸化防止剤あるいは紫外線吸収
剤、消泡剤、レベリング剤、沈降防止剤等の塗料添加剤
、酸化チタン、タルク、カーボンブラック等の顔料等を
混合して使用することができる。
このようにして調製した電着樹脂液中で前記プライマー
被覆層を形成した金属板を陽極とし、対極との間に電圧
5〜300ボルトで10秒〜10分直流電圧を印加した
後、該金属IC基板を液より引上げ、十分に液切D.洗
浄の後加熱焼付すると、金属板表面に均一な高膜厚の電
着塗膜が形成される。
本発明で得られる電着塗膜は50〜300’C、好まし
くは80〜250°Cで15〜60分間加熱焼付を行う
(実施例) 本発明をより具体的に説明するため、以下に実施例を示
す。
[プライマー1の調製] 撹拌装置及び温度計を僅えた51容器に、N−(2−7
ミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン1
11.’l、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン236.3y、イソプロピルアルコール1389.
6gを仕込み、30℃に保ちながら240分間撹拌を行
った。ついで、常温まで冷却して、プライマー1を調製
した。
[プライマー2〜5の調製] プライマー1の調製方法において、有機アルコキシシラ
ンの種類と配合量及び親水性溶剤の種類と配合量゛を第
1表に示す内容に変える以外は、すべて同じ方法を行な
いプライマー2〜5を調製した。
第  1  表 [ポリカルボン耐樹脂イの調製] 温度計、攪拌術およびび速流冷却器を備えた11四つロ
フラスコに、エチレングリコールモノブチルエーテル2
50g、ターシャリ−ブチルパーオキシ−2−エチルヘ
キサノエート 7.5gを仕込み、80°Cに昇温する
。これに、メタクリル酸メチル190g、メタクリル酸
n−ブチル1009、メタクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル803、アクリル酸2−エチルヘキシル10(E?、
メタクリル酸15g、N−フェニルマレイミド15gお
よび2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテン1
.0gの単量体組成の混合物を、240分間にわたりフ
ラスコ内に滴下した後、更に240分間攪拌を行う。つ
いで、エチレングリコールモノブチルエーテル30g、
ターシャリ−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエ
ート1.5gの混合物を60分毎に3回添加する。その
後、80℃で240分間攪拌を続はポリカルボン耐樹脂
イを調製した。
[ポリカルボン酸樹脂口〜ヌの調製] 前記ポリカルボン酸樹脂イの調製方法において、単量体
組成を第2表に示す内容に変える以外はすべて同じ方法
を実施し、それぞれポリカルボン酸樹脂口〜ヌを調製し
た。
以  下  余  白 [電着樹脂液ED−1の調製] 容器にポリカルボン酸樹脂イ1209、メラミン樹脂(
商品名サイメルHM−6三井サイアナミツド社製>30
gを採取し十分に攪拌を行い、ついでトリエチルアミン
及び2−エチルヘキシルアルコールを添加し、十分に撹
拌を行いながら脱イオン水を加え樹脂固形分15重量%
の電着樹脂液ED−1を調製した。
[電着樹脂液ED−2〜10の調!l!]電着樹脂液E
D−1の調製と同様の方法において、ポリカルボン酸樹
脂の種類を第3表に示す内容にかえる以外はすべて同じ
方法を行ない、電着樹脂液ED−2〜10を調製した。
第  3  表 実施例1 常法に従い膜厚12μ而の極酸化処理を施したアルミニ
ウム板をプライマー1中に2分間浸漬した債、30℃で
60分間加熱乾燥したところ、膜厚3μのプライマー層
が形成された。ついで、これを30℃に加温した電着樹
脂液(ED−1>中に浸漬し、陽極に接続し、対極のス
テンレス板との間に電圧160ボルトで3分間直流通電
を行い電着塗装を施した。ついで、アルミニウム板を液
より引上げ、水洗処理の後、180℃で30分間加熱乾
燥した。この結果、膜厚  μmの均一な電着塗膜が形
成された。この塗膜の性能試験をおこなったところ第5
表に示すとおりであった。ただし、塗膜性能試験は、次
のようにして行った。
1、耐熱性    :熱分析装置により窒素ガス雰囲気
下で熱分解開始温度 を測定した。数値が大きい ほど耐熱性が優れている。
2、耐衝撃性   :デュポン式落錘試験器を使用。5
00g荷重で行なっ た。数値は落下高さであD. 大であるほど耐衝撃性、基 材との密着性が優れている。
3、ピンホール試験:ピンホール探知器を用いて、1K
vの電圧をかけピンホー ルの有無を検査した。
O・・ピンホールなし ×・・ピンホールあり 4、絶縁抵抗   :JIS  C6481に従い常態
で評価した。
比較例1 実施例1の方法において、プライマー処理を行わない以
外はすべて同じ方法で電着塗装を行った。
この結果、第4表に示す電着塗膜が形成された。
実施例2〜3及び比較例2〜5 実施例1の方法において、第4表に示すようにプライマ
ーの種類及び加熱乾燥条件をかえる以外は、すべて同じ
方法で電着塗装を行った。
この結果、第4表に示す電着塗膜が形成された。
実施例4〜6 実施例1の方法において、陽極酸化処理を施したアルミ
ニウム板に変えて脱脂処理したアルミニウム板、リン酸
鉄処理を施した鉄製板及びステンレス板を使用する以外
は同じ方法を実施し電着塗膜を形成した。
この結果は、第5表に示すとおりであった。
実施例7〜10 実施例1の方法において、電着塗装条件を第6表に示す
ように変える以外は、すべて同じ方法で電@塗装を行っ
た。この結果第5表に示す膜厚の電着塗膜が形成された
以下余白 実施例11〜14及び比較例4〜8 実施例1の方法において、電着樹脂液(ED−1)の種
類を第3表に示す内容に変える以外はすべて同じ方法で
電着塗装を行った。この結果第6表に示す電着塗膜が形
成された。
以  下  余  白 (発明の効果) 本発明の電着塗装方法は、塗膜厚コントロールが容易で
、かつ−回の電着塗装によってピンホールの無い優れた
耐熱絶縁性を示す高膜厚の塗膜が形成できるという優れ
た効果を奏する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  金属IC基板に電着塗装で絶縁層を形成するにあたり
    、該基板を電着塗装前にA.グリシジル基を有する有機
    アルコキシシラン化合物とB.アミノ基を有する有機ア
    ルコキシシラン化合物とからなりA成分/B成分の配合
    モル比が0.05〜5.0であるプライマー組成物で表
    面処理し1〜10μmの乾燥塗膜を形成した後、塗膜形
    成成分が、C.(a)α、β−エチレン性不飽和カルボ
    ン酸2〜15重量%、(b)α、β−エチレン性不飽和
    カルボン酸のアルキルエステル5〜85重量%、(c)
    α、β−エチレン性不飽和カルボン酸のヒドロキシアル
    キル含有エステル3〜30重量%、(d)下記構造式で
    示される単量体3〜30重量%及び(e)その他共重合
    性単量体0〜60重量%を反応させて得られる酸価5〜
    100を有するポリカルボン酸樹脂45〜98重量%と
    D.メラミン−ホルムアルデヒド系樹脂2〜55重量%
    とからなる電着樹脂液を電着塗装することを特徴とする
    金属IC基板の電着塗装方法。 ただし、(d)の構造式は次の通りである。 ▲数式、化学式、表等があります▼ Rは水素原子、炭素数1〜18の脂肪族炭化水素基又は
    ハロゲン原子を示す。 又は、 ▲数式、化学式、表等があります▼
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