JPH01249845A - ゴム組成物 - Google Patents

ゴム組成物

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JPH01249845A
JPH01249845A JP7737188A JP7737188A JPH01249845A JP H01249845 A JPH01249845 A JP H01249845A JP 7737188 A JP7737188 A JP 7737188A JP 7737188 A JP7737188 A JP 7737188A JP H01249845 A JPH01249845 A JP H01249845A
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稔 古市
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一美 前原
Takumi Miyaji
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、熱空気中で所定の形状に架橋して使用できる
ゴム組成物に関し、更に詳しくは、架橋前のゴム組成物
が樹脂、ゴム、木、金属、紙、布、コンクリート、石材
等の構造物に対して優れた粘接着性、形状追従性を有し
、そして架橋後の架橋体及び架橋発泡体が高剛性を有し
、かつ上記構造物に対して優れた粘接着性、形状追従性
、緩衝性、防音性、吸音性、遮音性及び防振性を有する
ゴム組成物に関する。
[従来の技術] 架橋体のゴム成分として、合成ゴム、天然ゴム、1.2
−ポリブタジェン、エチレン−酢酸ビニル共重合体が用
いられておD、それらの架橋体は軽量で弾性を有するこ
とが知られている。これらの架橋体は、金型内で架橋さ
せる方法で製造されてきた。
新しい技術として、金型を使用しないで熱空気などの媒
体の熱を用いた架橋によD、架橋体を製造する方法が注
目され、車両分野に採用されている。この方法は、例え
ば天然ゴム、合成ゴム等に架橋剤を配合した遮音、防振
、防音等の性能を有する組成物をシート状にし、これを
車両のボディー材である鋼板に張りつけ、加熱すること
でシート状物を架橋させ、架橋体を形成させるものなど
である。この方法に於いて、シート状物及び架橋体に求
められる性能としては、シート状物の場合、鋼板に対す
る粘接着性、形状追従性、油面定着性及び架橋体にあっ
ては高剛性であD、これらの性能が劣ると、鋼板へのセ
ット性、補強性が劣D、制振性能が低下し、更には作業
性が著しく低下し、また用途が制限される。
しかし、従来の天然ゴムあるいは合成ゴムからなる遮音
、防振、防音等の性能を有する材料は、架橋前のゴム組
成物及び熱空気架橋後の架橋体は、鋼板等の構造物に対
して粘接着性及び形状追従性に劣る。そのため構造物へ
のセット性が劣D、操作性低下の原因となっていた。
更に架橋体に於いては、剛性が低く、防振性及び鋼板補
強性が劣D、これらの改良が望まれていた。また近年は
、構造物が油類で処理されているものが多く、粘接着性
を一段と悪くする原因になってきておD、これら油類で
表面処理された構造物に対しても、優れた粘接着性を有
する材料が必要になってきている。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、上述の問題点である粘接着性、形状追従性を
改良し、更に優れた防音性、遮音性、防振性、及び鋼板
補強性に優れた架橋体、あるいは架橋発泡体を得る防振
ゴム組成物を提供するものである。
[問題を解決するための手段] 本発明は、 A、数平均分子量500〜20,000のゴム5〜95
%と B、熱可塑性エラストマーから選ばれた少なくとも一種
5〜95重量%とからなる混合物〔(A)+ (B)〕
100重量部に対し、C0無機質充填剤  5〜1,0
00重量部D、軟 化 剤  0〜 200重量部E、
架 橋 剤  1〜 100重量部F0発 泡 剤  
0〜 100重量部を配合してなるゴム組成物及び金属
板用防振材を”  提供するものである。
本発明の(A)成分のゴムとしては、ポリブタジェンゴ
ム(BR) 、1.2−ポリブタジェンゴム(PB)、
スチレン−ブタジェンゴム(SBR)、アクリロニトリ
ル−ブタジェンゴム(NBR)、ポリイソプレンゴム(
IR)、クロロピレンゴム(CR) 、イソブチレン−
イソプレンゴム(IIR)等の共役ジエン系重合体が挙
げられ、好ましくは−OH,−COOH,−NH2、官
能基を有するゴムが挙げられる。これらのうち特に好ま
しいのは、官能基を有するBRSSBR。
IIRである。また、その数平均分子量は500〜20
,000、好ましくは1,000〜10゜000が好適
である。数平均分子量が500以下であると、油面処理
金属板粘着強度が低下し、2o、ooo以上になると、
形状追従性が悪くなる。
(A)成分の使用量は5〜95重量%、好ましくは30
〜90重量%、更に好ましくは50〜90重量%である
(A)成分は構造物、特に油類で表面処理された構造物
に対しても優れた粘接着性、形状追従性を与える。
(A)成分が5重量%未満であると、粘接着性、形状追
従性が劣D、95重量%を超えると、架橋前の組成物の
粘度が低くなD、油面処理金属板粘着強度が低下する。
本発明の(B)成分の熱可塑性エラストマーとしては、
1,2−ポリブタジェン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、芳香族ビ
ニル化合物と共役ジエン化合物との共重合体及びこれら
の水添物、アイオノマー、ポリオレフィンの酸無水物変
性体、ポリオレフィンのカルボキシ変性体などが挙げら
れる。
また、これらの熱可塑性エラストマーにエポキシ樹脂、
ポリイソシアネートなどを併用したものも使用できる。
これらのうち、好ましいのは1゜2−ポリブタジェン、
芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物との共重合体、
特にそのブロック共重合体及びポリオレフィンの酸変性
体及びこれらにポリイソシアネート、エポキシ樹脂を配
合したものである1、2−ポリブタジェンとしては、1
゜2結合金量が70%以上、好ましくは85%以上のも
のであD、結晶化度が5%以上、好ましくは10〜40
%のものである。また分子量は、広い範囲にわたって選
択可能であるが、混練加工性及び本発明の目的である架
橋発泡体を得るためには、〔η〕(トルエン30℃)が
0.5よ/gr以上であることが好ましい。
芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とのブロック共
重合体は、例えば−船蔵(A−B)nA、(A−B)n
又は〔(A−B)n)mX式中 4≧n≧18≧m≧2 A ;芳香族ビニル化合物重合体 B ;共役ジエン(共)重合体又は共役ジエン(共)重
合体の水素添加重合体 X ;カップリング剤残基 で表わされるブロック共重合体であD、更にこれらを水
素添加したものも使用できる。
−段と優れた本発明の目的の架橋体を得るには、芳香族
ビニル化合物としてスチレン、共役ジエン化合物として
ブタジェン及び/又はイソプレンを用いたものが好まし
い。また、1.2−ポリブタジェン、芳香族ビニル化合
物と共役ジエン化合物とのブロック共重合体などに、エ
ポキシ樹脂、ポリイソシアネートを加えることによD、
更に高剛性な架橋体を得ることもできる。
ポリイソシアネートの具体例としては、2,4−トリレ
ンジイソシアネート、水添2,4−トリレンジイソシア
ネート、4.4’ −ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、水添4,4′−ジフェニルメタジイソシアネー)’
、1.5−ナフタレンジイソシアネート、キシレンジイ
ソシアネート、水添キシレンジイソシアネート、1,6
−へキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネートなどのジイソシアネート、あるいは4゜4’
、4’−トリフェニルメタントリイソシアネート、トリ
ス−(p−イソシアネートフェニル)−チオフォスフェ
ートなどの多官能イソシアネートを重合して得られるポ
リマーである。
またエポキシ樹脂として、例えばビスフェノールAジグ
リシジルエーテル型エポキシ樹脂、不飽和脂肪酸二量体
ジグリシジルエステル型エポキシ樹脂、アルキレンオキ
サイドのジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、ビスフ
ェノールF型エポキシ樹脂などが挙げられ、硬化剤とし
ては、ジシアンジアミドのようなジヒドラジド類、N、
N−ジアルキル尿素誘導体、N、 N−ジアルキルチオ
尿素誘導体、イミダゾール誘導体などが挙げられる。
本発明の(B)成分の使用量は5〜95重量%、好まし
くは5〜80重量%、更に好ましくは10〜50重量%
である。5%未満では油面処理金属板粘着強度が劣る。
95重量%を超えると形状追従性が低下するので好まし
くない。
本発明の(C)成分の無機質充填剤としては、例えば軽
質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、種々の表面処
理炭酸カルシウム、その他、タルク、水酸化マグネシウ
ム、マイカ、クレー、硫酸バリウム、天然ケイ酸、合成
ケイ酸、酸化チタン、ガラス繊維、カーボン繊維、コツ
トンフロック、及び種々のカーボンブラックなどが使用
できる。これらの無機質充填剤のうち、重質炭酸カルシ
ウム、軽質炭酸カルシウム、タルクは経済的にも有利で
好ましい。
(C)成分の使用量は、[(A)+ (B)]成分10
0重量部に対して5〜1,000重量部、好ましくは5
0〜800重量部である。5重量部未満であると、ゴム
組成物を得るための混練性、架橋体の外観及び架橋体の
防振性が劣D、またゴム組成物が高価になるので、汎用
性に欠けるので好ましくない。1,000重量部を超え
る場合は粘接着性が損なわれ、更に強度が低下するので
好ましくない。
本発明で使用する(D)成分の軟化剤としては、一般に
プロセスオイル、又はエクステンダーオイルと呼ばれる
鉱物油系ゴム用軟化剤があD、(A)、(B)との相溶
性の点でナフテン系及び芳香族系のものが好ましい。
また他の好ましい軟化剤としては、アタクチックポリプ
ロピレンやアスファルト等の瀝青物質が挙げられる。
成分(D)の軟化剤の配合量は、成分〔(A)+ (B
)〕100重量部に対し0〜200重量部、好ましくは
10〜150重量部である。200重量部を超える配合
の場合は、混練加工性が著しく悪くなる。
本発明で使用する(E)成分の架橋剤としては、硫黄又
は、加熱により硫黄を生成させる化合物と加硫促進剤と
の組合せ、有機過酸化物、イソシアネート化合物、アミ
ン系化合物などである。
架橋剤を用いないで、紫外線、X線電子線を照射して架
橋する方法も本発明の目的とするものが得られる。
硫黄としては、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、表
面処理硫黄などが使用でき、また、加熱により硫黄を生
成させる化合物としては、テトラメチルチウラムジスル
フィド、テトラエチルチウラムジスルフィドなどが使用
できる。
(E)成分の配合量は、成分[(A)+ (B)310
0重量部に対して1〜100重量部、好ましくは3〜3
0重量部である。1重量部未満の場合、架橋度が不足し
、制振性、遮音性が劣D、100重世部を超える場合、
架橋度が高くなりすぎて脆弱となD、実用性が損なわれ
る。
硫黄や加熱によD、硫黄を生成させる化合物に併用する
加硫促進剤としては、例えば、テトラメチルチウラムジ
スルフィド(TMTD) 、テトラメチルチウラムモノ
スルフィド(TMTM) 、N−オキシジエチレン−2
−ベンゾチアゾリル・スルフェンアミド(OBS) 、
N−シクロへキシル−2−ベンゾチアジル・スルフェン
アミド(CBS)、ジベンゾチアジルジスルフィド(M
BTS)、2−メルカプトベンゾチアゾール(MBT)
、ジンクジ−n−ブチルジオカーバイト(ZnBDC)
 、ジンクジメチルジチオカーバイト(ZnMDC)な
どである。
有機過酸化物架橋配合の場合、ジクミルパーオキサイド
、ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3゜5−トリメチル
シクロヘキサン、α、α′ −ジ−t−ブチルパーオキ
シジル−ジイソプロピルベンゼン、n−ブチル−4,4
−ビス−t−ブチルパーオキシバレレート、t−ブチル
パーオキシベンゾエート、t−プチルパーオキシイソプ
ロピルカーボナート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(
t−ブチルパーオキシ)ヘキサンなどが使用できる。
また過酸化物架橋の場合は、同時に種々の多官能性モノ
マーなどを添加してもよい。
多官能性モノマーの具体例としては、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、エチレングリコールジメタ
クリレート、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルフ
タレートなどである。
また必要に応じて、上記添加剤の他、活性剤、老化防止
剤、加工助剤などの各種添加物を適宜添加しても差支え
ない。
本発明で使用する(F)成分の発泡剤としては、公知の
無機又は有機発泡剤を使用することができる。また併用
することも可能である。
発泡剤の具体例としては、重炭酸ナトリウム、重炭酸ア
ンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、アゾ
ジカルボンアミド(ADCA)、ジニトロソペンタメチ
レンテトラミン(DNPT)、ジニトロソテレフタルア
ミド、アゾビスイソブチロニトリル、アゾジカルボン酸
バリウム、スルホニルヒドラジド、トルエンスルホニル
ヒドラジドなどを挙げることができる。これらの発泡剤
は尿素、尿素誘導体などの公知の発泡助剤と併用しても
よい。これらのうち、好ましいのはアゾジカルボンアミ
ド及び/又はジニトロソペンタメチレンテトラミンと尿
素、尿素誘導体などの発泡助剤との併用系である。
(F)成分である発泡剤の使用量は、成分[(A)+ 
(B)〕100重量部に対して0〜100重量部であD
、非発泡架橋体を目的とするときは(F)成分は0重量
部、架橋発泡体を目的とするときは、好ましくは1〜1
00重量部、更に好ましくは5〜70重量部、特に好ま
しくは10〜50重量部である。発泡剤が100重量部
を超える場合は、発泡剤の分解によって発生するガスが
多くなD、良好な外観を有する発泡体が得られない。非
発泡架橋体は、遮音性、吸音性を有するが、特に優れた
防振性を有するので防振材として優れている。
本成分には更に粘着剤を添加し、粘接着性能を向上させ
ることも可能である。
粘着剤としては、例えばロジン系樹脂、テルペン系樹脂
、クマロンインデン系樹脂、脂肪族及び芳香族系石油樹
脂が挙げられる。
前記(A)〜(F)及び他の配合剤を混合する方法は特
に制限はなく、バンバリー型ミキサー、加圧ニーダ−、
オープンロールなど一般のゴム配合物に対して使用され
る混合方法で可能である。
但し、高粘着物を混合する場合は、バンバリー、加圧ニ
ーダ−の方が操作性がよい。
こうして得られる未架橋配合物は、カレンダー、ロール
、押出機などを利用して、例えばシート状などに成形し
た後、熱空気などの熱媒体中で架橋に供せられる。
架橋温度は、120〜250℃、好ましくは140〜1
80°Cの範囲の熱空気中で加熱して架橋を行なう。こ
のとき、特に加圧する必要はなく、大気圧下で架橋する
ことが可能である。この架橋時に構造物、例えば木型、
粘土型、金型などで目的とする形状を作D、型の上に未
架橋シートを乗せておくことによD、未架橋シートは熱
により軟化して形の形状どおりに追従し、目的とする形
状とすることが可能である。また架橋時に、接着剤、粘
着剤などを使用しなくても型と強固に架橋接着すること
も可能である。また、熱空気のような熱媒体中で加硫を
行なうため、高価な金型やプレス装置などを特に必要と
せず、従来の金型架橋ではできなかった長尺物の架橋も
できる。
本発明の架橋、あるいは架橋発泡用ゴム組成物は、遮音
材、防音材、樹脂拘束材、制振材、防振材、鋼板補強材
として好適であD、その他の用途として、各種ランニン
グ、工業用品、自動車内装材、道路材、建材、日用品、
運動用品、玩具などにも広く使用することができる。
更に、上記用途において複合化もしくは接触する相手の
材料が油類等で処理されていても、また使用部位の環境
が低温ないし高温下であっても、広い温度範囲において
本発明のゴム組成物及び架橋体、あるいは架橋発泡体は
、これらの複合化される相手の材料に対して優れた粘着
性を有する。
なお、接触する材料、材質は特に限定されるものではな
く、例えば樹脂、ゴム、金属、木、紙、布、コンクリー
ト、石材等を用いることができる。
そして、上記材料の形状は、例えば面体、立体、点体、
こうし体、綿体、らせん体、球体、囲体、凸体及びこれ
らの併用及び又は組合せ体であってもよい。
[実 施 例] 次に、実施例及び比較例を示して本発明を更に具体的に
説明するが、実施例によって本発明の範囲が制限される
ものではない。
なお、実施例、比較例において各物性は次の方法で測定
した。
(1)架橋体外観 (判 定) ◎:架橋体表面に割れがなく凹凸がない。
O:架橋体表面に割れがなく、やや凹凸がある。
△:架橋体表面がガス抜けにより凹凸が目立つか、もし
くは割れる。
×:凹凸、形状くずれ大。
(2)形状追従性 長さ150mm、幅100mm、厚さ1mmの鋼板が、
30°145′″、60°190°、120’の頂点角
度を有する山形形状に加工されたものを用い、この頂点
角度部上に試料を置き、試料が頂点角度にフィツトする
状態を追跡した。
試料形状:長さ100+++m、幅50mm、厚さ2m
m(判 定) ◎二全ての角度にフィツトし、試料外観形状に異常がな
い。
O:45°〜120°の角度にフィツトし、試料外観形
状に異常がない。
△:90°〜120°の角度にフィツトし、試料外観形
状に異常がない。
X:120°にフィツトしない。無理にフィツトさせる
と亀裂が入る。
(3)油類処理金属板粘着強度 ■金属板上に防錆オイルを塗布(オイルがたれない状態
のオイル含浸ガーゼを用い3回塗布)することにより油
類処理し、■この上に未架橋シートをおき、■この金属
−未架橋シート構造体を垂直に立て0.5m、1m、2
mの高さよりコンクリート上に落下させ、■金属−未架
橋シートの粘着性を評価した。
(判 定) ◎:2mの高さより垂直に落下させ剥離がない。
0:1mの高さより垂直に落下させ剥離がない。
△:0.5m高さより垂直に落下させ剥離がない。
X:0.5mの高さより垂直に落下させ剥離する。
(4)架橋後接管強度 巾2.5cmの短冊状の2枚の鋼板の間に2mmの厚さ
でサンプルをサンドイッチし、140℃×30分で架橋
硬化させた後、上下の鋼板を互いに反対方向に平行に引
張D、剪断強度を測定。
(判 定) 剪断強度 ◎:25kg/c♂以上 0 : 15〜24 kg/cJ Δ:  5〜14 kg/crI X:  4kg/cr1以下 (5)音響透過損失TL (aB)(遮音性の指標とな
る)JIS  A1416−1974実験室における音
響透過損失測定法に準拠した。
測定装置は、試料取付用開口部にはさむ二つの無響室、
音源装置及び受信装置で構成される。
(音響透過損失の算出) 試料の音響透過損失は次式により算出した。
TL=Ll −L2 T、二室間音圧レベル差(dB) Ll:音源用無響室平均音圧レベル(dB)L2:受音
用     ”      (dB )(判 定) 0:  200Hzの場合  10 (dB)以上△:
    〃      7〜9 (dB)X:    
 //       6(dB)以下0:100011
zの場合  15 (dB)以上△:    〃   
   13〜14 (dB)X:     zz   
    12(dB)以下(6)防振特性 JASOM329−83 5φ10防振性に準拠した。
即ち、200X20順の試験板の上に、170Xb れ合わせ、鋼板からなる試験板の一端より30mmあけ
て乗せて焼付けた後、室温まで放冷したものを試験片と
する。次に、試料を焼付けていない方の試験板の端を試
験器にしっかり固定する。電磁加振器に130〜140
1(zの電流を流して板を共振させ、板の振幅が最大と
なるときの周波数を測定する。次に、その両側で振幅が
1/、/7になる点の周波数を測定する。次の式により
防振係数を算出酢する。
O ここに    d:防振係数 fo:共振点の周波数Hz fl、f2:共振点の両側で振幅が共振点のピーク値の
1/、/’ワーと なる周波数11zf2>fl (実用判定) d=0.4以上(○)  d=0.4〜0゜3(△)d
=0.3未満(X) (7)混練加工性 加圧ニーダ−混練時のコンパウンドのまとまり性 (判 定) O:良好、分散性良 Δ:長時間必要、分散性やや不良 ×:混練不可 (8)硬 度 ショアーD法による硬度測定 (判 定) 硬度(ショアーD) ◎ニア0以上 O:60〜70 △:50〜60 ×:50以下 実施例1〜13は、パーオキサイド架橋配合である。
表−1に示す配合割合でポリマーを40〜70℃で予備
混練し、次に液状ポリマーを投入し予備混練する。次に
無機質充填剤を投入した後、軟化剤を投入し混練を十分
行ない、パーオキサイドを投入し混練する。十分混練り
を行なった後、145トンプレスにて240mmX24
0mmX2mmの形状に室温〜60℃でシート化し、1
20℃〜220°C雰囲気下30分間架奪回せた。シー
ト及び架橋体の特性結果を表−3に示す。本発明の目的
とする架橋体が得られている。
実施例14は、硫黄架橋配合である。
実施例1と同様な方法で評価を行なった配合処方は表−
1に、評価結果は表−3に示す。本発明の目的とする架
橋体が得られている。
実施例15.16は、架橋発泡の配合である。
表−1に示した各実施例の評価結果を表−3に示す。各
実施例は本発明の目的とする架橋発泡体が得られている
[比較例1〜9コ 表−2に示した配合処方を用い、実施例1で示した方法
で配合、成形及び評価を行なった。シート及び架橋体の
特性を表−4に示す。
比較例1,2 (A)、(B)成分がともに本発明の範囲外であD、(
1)は形状追従性、油面処理金属板粘着強度が劣D、(
2)は油面処理金属板粘着強度、及び混練加工性が劣る
比較例3 比較例3は、(C)成分が本発明の範囲を超えた形状追
従性、油面処理金属板粘着強度、及び架橋後の接着強度
が劣る。
比較例4 比較例4は、(E)成分が本発明の範囲未満であD、硬
度が低く、油面処理金属板粘着強度、架橋後の接着強度
が劣る。
比較例5 比較例5は、軟化剤が本発明の範囲を超えた例であD、
架橋後の接着強度、油面処理金属板粘着強度、及び混練
加工性が劣る。また、音響透過損失、防振性も劣る。
比較例6.7.8 比較例6,7.8は、液状ゴムを使用しない例であD、
油面処理金属板粘着強度、架橋後の接着強度、形状追従
性が劣る。
比較例9 比較例9は、アスファルト系制振材(市販品)であD、
形状追従性、油面処理金属板粘着強度、架橋後の接着強
度が劣D、また硬度も低い。
次に制振性能を図−1に示す。
実施例2は、比較例9に対し、40°C以上において著
しい効果が認められる。
[発明の効果コ 本発明のゴム組成物は、架橋時に金型を特に必要とせず
、熱空気による架橋であっても十分に架橋、あるいは架
橋発泡性を示し、相手の構造物である樹脂、ゴム、木、
金属、紙、コンクリート、石材等、構造物、及び該構造
物が油類で表面処理されていても、ゴム組成物及び架橋
体、あるいは架橋発泡体は、ともに粘着性に優れ、かつ
形状追従性にも優れている。更に、架橋体又は架橋発泡
体は、優れた緩衝性、防音性、遮音性、防振性、制振性
を示す。
本発明のゴム組成物は、このような優れた性能を有する
ことから、防振材、遮音材として好適であD、その他の
工業用品として、各種ライニング、日用品、工業用品、
建材、フロア−材、カーペット裏打材、運動用品、自動
車内装材、道路用材、玩具など広く使用できる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の実施例2及び比較例9で得られた試料
について、各温度における防振係数dを示したものであ
る。 特許出願人  日本合成ゴム株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)A、数平均分子量500〜20,000のゴム5
    〜95重量%と、 B、熱可塑性エラストマーから選ばれた少なくとも一種
    5〜95重量%とからなる混合物〔(A)+(B)〕1
    00重量部に対し、 C、無機質充填剤5〜1,000重量部 D、軟化剤0〜200重量部 E、架橋剤1〜100重量部 F、発泡剤0〜100重量部 を配合したゴム組成物
  2. (2)特許請求項第(1)項記載のゴム組成物からなる
    金属板の防振材。
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