JP2541291B2 - 積層体及び隙間充填方法 - Google Patents
積層体及び隙間充填方法Info
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- JP2541291B2 JP2541291B2 JP63209253A JP20925388A JP2541291B2 JP 2541291 B2 JP2541291 B2 JP 2541291B2 JP 63209253 A JP63209253 A JP 63209253A JP 20925388 A JP20925388 A JP 20925388A JP 2541291 B2 JP2541291 B2 JP 2541291B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は導電性を有する層と発泡可能な層とからなる
積層体に関し、特にその導電層を金属面に設置もしくは
貼り付け電着塗装性を損うことなく防錆効果を発現せし
め、一方の発泡層が熱架橋発泡し隙間を充填する制振
性、吸音性、遮音性、シール性に優れた積層体及び該積
層体を用いた隙間充填方法を提供するものである。
積層体に関し、特にその導電層を金属面に設置もしくは
貼り付け電着塗装性を損うことなく防錆効果を発現せし
め、一方の発泡層が熱架橋発泡し隙間を充填する制振
性、吸音性、遮音性、シール性に優れた積層体及び該積
層体を用いた隙間充填方法を提供するものである。
[従来技術] 金属面に設置もしくは貼り付け隙間を発泡充填する手
法は従来より種々実用化されている。例えば、特願昭62
−299058「防振・防音・遮音材用ゴム組成物」、特開昭
62−62882「低温加硫型高発泡性シーラー」等がある。
しかしながら、これらは連泡スポンジのみの充填であ
り、スポンジ中に生じた結露水分が連泡構造の中を移行
し、金属面に接触し、金属腐食の原因となる。
法は従来より種々実用化されている。例えば、特願昭62
−299058「防振・防音・遮音材用ゴム組成物」、特開昭
62−62882「低温加硫型高発泡性シーラー」等がある。
しかしながら、これらは連泡スポンジのみの充填であ
り、スポンジ中に生じた結露水分が連泡構造の中を移行
し、金属面に接触し、金属腐食の原因となる。
[発明が解決しようとする問題点] ところが金属腐食することなく隙間を充填し、かつ制
振性、吸音性、遮音性、シール性に優れた材料が満足す
る形で製造されていないのが現状である。
振性、吸音性、遮音性、シール性に優れた材料が満足す
る形で製造されていないのが現状である。
[問題点を解決するための手段] 即ち本発明はゴム状重合体、熱可塑性エラストマー、
エポキシ樹脂及びウレタン系重合体から選ばれた少なく
とも一種(A1)100重量部に対して導電性カーボン
(B)及び/又は界面活性剤(C)1〜100重量部、架
橋剤(D)1〜100重量部を含有してなる層(E)と天
然ゴム及び合成ゴムから選ばれた少なくとも一種材料10
〜95重量%と1,2−ポリプタジエン、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体、芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物と
のブロック共重合体から選ばれた少なくとも一種5〜90
重量%とからなる混合物(A2)100重量部に対して無機
充填剤(F)5〜300重量部、軟化剤(G)5〜300重量
部、架橋剤(H)1〜50重量部、発泡剤(I)1〜100
重量部を含有してなる層(J)とからなる積層体及びこ
れを用いた隙間充填方法を提供するものである。
エポキシ樹脂及びウレタン系重合体から選ばれた少なく
とも一種(A1)100重量部に対して導電性カーボン
(B)及び/又は界面活性剤(C)1〜100重量部、架
橋剤(D)1〜100重量部を含有してなる層(E)と天
然ゴム及び合成ゴムから選ばれた少なくとも一種材料10
〜95重量%と1,2−ポリプタジエン、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体、芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物と
のブロック共重合体から選ばれた少なくとも一種5〜90
重量%とからなる混合物(A2)100重量部に対して無機
充填剤(F)5〜300重量部、軟化剤(G)5〜300重量
部、架橋剤(H)1〜50重量部、発泡剤(I)1〜100
重量部を含有してなる層(J)とからなる積層体及びこ
れを用いた隙間充填方法を提供するものである。
本発明に使用される成分(A1)のゴム状重合体として
は、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエン
ゴム(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NB
R)、ポリイソプレンゴム(IR)、クロロピレンゴム(C
R)、イソブチレン−イソプレンゴム(IIR)等の共役ジ
エン系重合体が挙げられ好ましくは−OH、−COOH、−NH
2、−NCO、 −CH=CH2等の官能基を有するゴムが挙げられる。これ
らのうち特に好ましいのは、官能基を有するBR、SBR、I
IRである。また、その数平均分子量は好ましくは500〜2
0,000、更に好ましくは1,000〜10,000が好適である。数
平均分子量が500以下であると油面処理金属板粘着強度
が低下し、20,000以上になると形状追従性が悪くなる傾
向を示すので好ましくない。
は、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエン
ゴム(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NB
R)、ポリイソプレンゴム(IR)、クロロピレンゴム(C
R)、イソブチレン−イソプレンゴム(IIR)等の共役ジ
エン系重合体が挙げられ好ましくは−OH、−COOH、−NH
2、−NCO、 −CH=CH2等の官能基を有するゴムが挙げられる。これ
らのうち特に好ましいのは、官能基を有するBR、SBR、I
IRである。また、その数平均分子量は好ましくは500〜2
0,000、更に好ましくは1,000〜10,000が好適である。数
平均分子量が500以下であると油面処理金属板粘着強度
が低下し、20,000以上になると形状追従性が悪くなる傾
向を示すので好ましくない。
(A1)の熱可塑性エラストマーとしては、1,2−ポリ
ブタジエン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−エチルアクリレート共重合体、芳香族ビニル化合物と
共役ジエン化合物との共重合体及びこれらの水添物、ア
イオノマー、ポリオレフィンの酸無水物変性体、ポリオ
レフィンのカルボキシ変性体などが挙げられる。
ブタジエン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−エチルアクリレート共重合体、芳香族ビニル化合物と
共役ジエン化合物との共重合体及びこれらの水添物、ア
イオノマー、ポリオレフィンの酸無水物変性体、ポリオ
レフィンのカルボキシ変性体などが挙げられる。
また、これらの熱可塑性エラストマーにエポキシ樹
脂、ポリイソシアネートなどを併用したものも使用でき
る。これらのうち、好ましいものは1,2−ポリブタジエ
ン、芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物との共重合
体、特にそのブロック共重合体及びポリオレフィンの酸
変性体及びこれらにポリイソシアネート、エポキシ樹脂
を配合したものである1,2−ポリブタジエンとしては1,2
結合含量が70%以上、好ましくは85%以上のものであ
り、結晶化度が5%以上、好ましくは10〜40%のもので
ある。また分子量は広い範囲にわたって選択可能である
が、混練加工性及び本発明の目的である架橋体を得るた
めには、[η](トルエン30℃)が0.5dl/gr以上である
ことが好ましい。
脂、ポリイソシアネートなどを併用したものも使用でき
る。これらのうち、好ましいものは1,2−ポリブタジエ
ン、芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物との共重合
体、特にそのブロック共重合体及びポリオレフィンの酸
変性体及びこれらにポリイソシアネート、エポキシ樹脂
を配合したものである1,2−ポリブタジエンとしては1,2
結合含量が70%以上、好ましくは85%以上のものであ
り、結晶化度が5%以上、好ましくは10〜40%のもので
ある。また分子量は広い範囲にわたって選択可能である
が、混練加工性及び本発明の目的である架橋体を得るた
めには、[η](トルエン30℃)が0.5dl/gr以上である
ことが好ましい。
芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とのブロック
共重合体は、例えば一般式(A−B)nA、(A−B)n
又は{(A−B)n}mX 式中 4≧n≧1 8≧m≧2 A:芳香族ビニル化合物重合体 B:共役ジエン(共)重合体又は共役ジエン(共)重合体
の水素添加重合体 X:カップリング剤残基 で表わされるブロック共重合体であり、更にこれらを水
素添加したものも使用できる。
共重合体は、例えば一般式(A−B)nA、(A−B)n
又は{(A−B)n}mX 式中 4≧n≧1 8≧m≧2 A:芳香族ビニル化合物重合体 B:共役ジエン(共)重合体又は共役ジエン(共)重合体
の水素添加重合体 X:カップリング剤残基 で表わされるブロック共重合体であり、更にこれらを水
素添加したものも使用できる。
一般に優れた本発明の目的の架橋体を得るには、芳香
族ビニル化合物としてスチレン、共役ジエン化合物とし
てブタジエン及び/又はイソプレンを用いたものが好ま
しい。また、1,2−ポリブタジエン、芳香族ビニル化合
物と共役ジエン化合物とのブロック共重合体などに、エ
ポキシ樹脂、ポリイソシアネートを加えることにより、
更に高剛性な架橋体を得ることもできる。
族ビニル化合物としてスチレン、共役ジエン化合物とし
てブタジエン及び/又はイソプレンを用いたものが好ま
しい。また、1,2−ポリブタジエン、芳香族ビニル化合
物と共役ジエン化合物とのブロック共重合体などに、エ
ポキシ樹脂、ポリイソシアネートを加えることにより、
更に高剛性な架橋体を得ることもできる。
本発明に使用される(A1)のエポキシ系樹脂として
は、例えばビスフェノールAジグリシジルエーテル型エ
ポキシ樹脂、不飽和脂肪酸二量体ジグリシジルエステル
型エポキシ樹脂などが挙げられ、硬化剤としては、ジシ
アンジアミドのようなジヒドラジド類、N,N−ジアルキ
ル尿素誘導体などが挙げられる。
は、例えばビスフェノールAジグリシジルエーテル型エ
ポキシ樹脂、不飽和脂肪酸二量体ジグリシジルエステル
型エポキシ樹脂などが挙げられ、硬化剤としては、ジシ
アンジアミドのようなジヒドラジド類、N,N−ジアルキ
ル尿素誘導体などが挙げられる。
本発明(A1)のウレタン系重合体としては、ポリイソ
シアネートとポリオール又はポリアミン化合物を主とし
てなるものを全て用いることができる。例えば、ポリイ
ソシアネートとしてはキシリレンジイソシアネート、ポ
リフェニルメタンジイネシアネート、水添ジフェニルメ
タンジイソシアネートなどのジイソシアネート化合物、
あるいはこれらの重合体を挙げることができ、更に分子
内にアロファネート結合、イソシアネート結合、カルボ
ジイミド結合などを含有し、分子中に複数のイソシアネ
ート基を有する化合物、例えばジフェニルメタンジイソ
シアネートの縮合物などをポリイソシアネート化合物と
して用いることもできる。
シアネートとポリオール又はポリアミン化合物を主とし
てなるものを全て用いることができる。例えば、ポリイ
ソシアネートとしてはキシリレンジイソシアネート、ポ
リフェニルメタンジイネシアネート、水添ジフェニルメ
タンジイソシアネートなどのジイソシアネート化合物、
あるいはこれらの重合体を挙げることができ、更に分子
内にアロファネート結合、イソシアネート結合、カルボ
ジイミド結合などを含有し、分子中に複数のイソシアネ
ート基を有する化合物、例えばジフェニルメタンジイソ
シアネートの縮合物などをポリイソシアネート化合物と
して用いることもできる。
本発明において、ポリイソシアネート化合物は単独で
用いてもよいし、2種以上のもを組み合わせて用いても
よい。
用いてもよいし、2種以上のもを組み合わせて用いても
よい。
更にまた、本発明におけるポリイソシアネート化合物
は、後述するポリオール化合物、ポリアミン化合物など
の活性水素原子を含有する活性水素化合物とを反応させ
て得られる分子中に複数のイソシアネート基を有するプ
レポリマーの形態で用いることもできる。
は、後述するポリオール化合物、ポリアミン化合物など
の活性水素原子を含有する活性水素化合物とを反応させ
て得られる分子中に複数のイソシアネート基を有するプ
レポリマーの形態で用いることもできる。
なお本発明においては、ポリイソシアネート化合物の
イソシアネート基の全部あるいは一部がブロックされて
いてもよい。
イソシアネート基の全部あるいは一部がブロックされて
いてもよい。
また、一方のポリオール、ポリアミン化合物として
は、例えばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコールなどの多価アルコール類;
前記多価アルコール類とエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイドなどのアルキレンオキサイドとの付加重合
により得られるポリエーテルポリオール;前記多価アル
ロール類とマイレン酸、コハク酸などの多塩基酸類との
縮合反応により得られるポリエステルポリオール;ε−
カプロラクトンなどのラクトン類の開環重合により得ら
れるポリエステルポリオール;アクリル酸ヒドロキシエ
チルなどの水酸基を含有する重合性モノマーを単独で重
合して、又はこれらと共重合可能なモノマー、例えばア
クリル酸などとを共重合して得られるアクリルポリオー
ル;ヒマシ油もしくはその誘導体;両末端にエポキシ基
を有するエポキシ樹脂とモノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミンなどとを反応させて得られるエポキシポリ
オール;その他を挙げることができる。
は、例えばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコールなどの多価アルコール類;
前記多価アルコール類とエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイドなどのアルキレンオキサイドとの付加重合
により得られるポリエーテルポリオール;前記多価アル
ロール類とマイレン酸、コハク酸などの多塩基酸類との
縮合反応により得られるポリエステルポリオール;ε−
カプロラクトンなどのラクトン類の開環重合により得ら
れるポリエステルポリオール;アクリル酸ヒドロキシエ
チルなどの水酸基を含有する重合性モノマーを単独で重
合して、又はこれらと共重合可能なモノマー、例えばア
クリル酸などとを共重合して得られるアクリルポリオー
ル;ヒマシ油もしくはその誘導体;両末端にエポキシ基
を有するエポキシ樹脂とモノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミンなどとを反応させて得られるエポキシポリ
オール;その他を挙げることができる。
また、活性水素化合物であるポリアミン化合物の具体
例としては、例えばエチレンジアミンなどの脂肪族ポリ
アミン化合物、及びo−フェニレンジアミンなどの芳香
族ポリアミン化合物を挙げることができる。
例としては、例えばエチレンジアミンなどの脂肪族ポリ
アミン化合物、及びo−フェニレンジアミンなどの芳香
族ポリアミン化合物を挙げることができる。
また、ポリオール化合物の一部は予めポリイソシアネ
ート化合物と反応させ、末端に水酸基又はアミノ基を有
するプレポリマーの形態で用いることもできる。
ート化合物と反応させ、末端に水酸基又はアミノ基を有
するプレポリマーの形態で用いることもできる。
本発明成分(B)の導電性カーボンとしては、一般に
使用されている導電性カーボンであれば何でもよい。例
えばケッチェンブラックを代表に述べれば、カーボンの
沃度吸着量(mg/g)600〜1500、DBP吸油量(ml/100g)3
00〜550、表面積[BET](m2/g)800〜1500、揮発分
(%)0.5〜2.0、灰分(%)0.05〜2.0、pH9〜10、重金
属含有量として、Ni1〜500ppm、V10〜2000ppm、Fe50〜5
00ppm、Cu0.05〜10ppm、Mn0.05〜10ppmが好ましい。
使用されている導電性カーボンであれば何でもよい。例
えばケッチェンブラックを代表に述べれば、カーボンの
沃度吸着量(mg/g)600〜1500、DBP吸油量(ml/100g)3
00〜550、表面積[BET](m2/g)800〜1500、揮発分
(%)0.5〜2.0、灰分(%)0.05〜2.0、pH9〜10、重金
属含有量として、Ni1〜500ppm、V10〜2000ppm、Fe50〜5
00ppm、Cu0.05〜10ppm、Mn0.05〜10ppmが好ましい。
導電性カーボンの効果を向上する目的で金属カップリ
ング剤等を用いることもできる。金属カップリング剤と
しては、チタンカップリング剤、スズカップリング剤等
がある。
ング剤等を用いることもできる。金属カップリング剤と
しては、チタンカップリング剤、スズカップリング剤等
がある。
本発明(C)の界面活性剤の中でアルキルエーテル型
非イオン活性剤は、好ましい導電性を示す代表種である
一般的な界面活性剤(アニオン系、ノニオン系)も導電
効果を示し必要に応じ使用することができる。
非イオン活性剤は、好ましい導電性を示す代表種である
一般的な界面活性剤(アニオン系、ノニオン系)も導電
効果を示し必要に応じ使用することができる。
アルキルエーテル型非イオン活性剤としては、R−O
C2H4OnHで示される代表構造を示す化合物で、例え
ばR−OC2H4OnHのポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル、La−OC2H4OnHのポリオキシエチレンラウ
リルエーテル、OL−OC2H4OnHのポリオキシエチレ
ンオレイルエーテルが挙げられる。一般的な界面活性剤
としては 等が挙げられる。
C2H4OnHで示される代表構造を示す化合物で、例え
ばR−OC2H4OnHのポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル、La−OC2H4OnHのポリオキシエチレンラウ
リルエーテル、OL−OC2H4OnHのポリオキシエチレ
ンオレイルエーテルが挙げられる。一般的な界面活性剤
としては 等が挙げられる。
導電性カーボン及び又は界面活性剤の添加量としては
1〜100重量部、好ましくは3〜50重量部、更に好まし
くは4〜40重量部である。導電性カーボンの添加量は1
重量部未満の場合、目的とする導電性が得られず電着塗
装性が損なわれる。100重量部を越える場合は配合物の
混練加工性が損なわれ好ましくない。
1〜100重量部、好ましくは3〜50重量部、更に好まし
くは4〜40重量部である。導電性カーボンの添加量は1
重量部未満の場合、目的とする導電性が得られず電着塗
装性が損なわれる。100重量部を越える場合は配合物の
混練加工性が損なわれ好ましくない。
本発明の成分(D)の架橋剤としては、硫黄又は加熱
により硫黄を生成させる化合物と加硫促進剤との組み合
わせ、有機過酸化物、イソシアネート化合物、アミン系
化合物などである。
により硫黄を生成させる化合物と加硫促進剤との組み合
わせ、有機過酸化物、イソシアネート化合物、アミン系
化合物などである。
架橋剤を用いないで、紫外線、X線電子線を照射して
架橋する方法も本発明の目的とするものが得られる。
架橋する方法も本発明の目的とするものが得られる。
硫黄としては、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、
表面処理硫黄などが使用でき、また加熱により硫黄を生
成させる化合物としては、テトラメチルチウラムジスル
フィド、テトラエチルチウラムジスルフィドなどが使用
できる。
表面処理硫黄などが使用でき、また加熱により硫黄を生
成させる化合物としては、テトラメチルチウラムジスル
フィド、テトラエチルチウラムジスルフィドなどが使用
できる。
硫黄や加熱により硫黄を生成させる化合物に併用する
加硫促進剤としては、例えば、テトラメチルチウラムジ
スルフィド(TMTD)、N−シクロヘキシル−2−ベンゾ
チアジル・スルフェンアミド(CBS)、ジベンゾチアジ
ルジスルフィド(MBTS)、2−メルカプトベンゾチアゾ
ール(MBT)などである。
加硫促進剤としては、例えば、テトラメチルチウラムジ
スルフィド(TMTD)、N−シクロヘキシル−2−ベンゾ
チアジル・スルフェンアミド(CBS)、ジベンゾチアジ
ルジスルフィド(MBTS)、2−メルカプトベンゾチアゾ
ール(MBT)などである。
有機過酸化物架橋配合の場合、ジクミルパーオキサイ
ド、ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサンなどが使用できる。
ド、ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサンなどが使用できる。
また過酸化物架橋の場合は、同時に種々の多官能性モ
ノマーなどを添加してもよい。
ノマーなどを添加してもよい。
多官能性モノマーの具体例としては、トリメチロール
プロパントリメタクリレート、エチレングリコールジメ
タクリレートなどである。
プロパントリメタクリレート、エチレングリコールジメ
タクリレートなどである。
また必要に応じて、上記添加剤のほか、無機充填剤、
軟化剤、活性剤、老化防止剤、加工助剤などの各種添加
物を適宜添加しても差支えない。
軟化剤、活性剤、老化防止剤、加工助剤などの各種添加
物を適宜添加しても差支えない。
(D)成分の配合量は、材料(A1)100重量部に対し
て1〜100重量部、好ましくは3〜30重量部である。1
重量部未満の場合、架橋度が不足し、制振性、遮音性が
劣り、100重量部を超える場合、架橋度が高くなりすぎ
て脆弱となり実用性が損なわれる。
て1〜100重量部、好ましくは3〜30重量部である。1
重量部未満の場合、架橋度が不足し、制振性、遮音性が
劣り、100重量部を超える場合、架橋度が高くなりすぎ
て脆弱となり実用性が損なわれる。
本発明(J)層は架橋発泡可能な層であり、ゴム
(A2)としては、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、
ブタジエンゴム、イソプレンゴム、アクリロニトリルブ
タジエンゴムなどのジエン系ゴム、エチレンプロピレン
ゴム等のオレフィン系ゴムが挙げられる。このうち好ま
しいのは天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエ
ンゴムである。ゴムの配合量は10〜95重量%、好ましく
は30〜90重量%、更に好ましくは50〜80重量%、ゴムの
配合量が10重量%未満の場合、加工性が劣り、90重量%
を超える場合、架橋発泡性が劣る。
(A2)としては、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、
ブタジエンゴム、イソプレンゴム、アクリロニトリルブ
タジエンゴムなどのジエン系ゴム、エチレンプロピレン
ゴム等のオレフィン系ゴムが挙げられる。このうち好ま
しいのは天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエ
ンゴムである。ゴムの配合量は10〜95重量%、好ましく
は30〜90重量%、更に好ましくは50〜80重量%、ゴムの
配合量が10重量%未満の場合、加工性が劣り、90重量%
を超える場合、架橋発泡性が劣る。
一方の(A2)である1,2−ポリブタジエン、エチレン
酸酸ビニル共重合体、芳香族ビニル化合物と共役ジエン
化合物とのブロック共重合体は(A1)の項で説明したも
のと同様の材料が使用できる。これらの配合量は5〜90
重量%、好ましくは10〜70重量%、更に好ましくは20〜
50重量%。これらの配合量が5重量%未満の場合、架橋
発泡性が劣り、90重量%を超える場合、加工性が劣る。
酸酸ビニル共重合体、芳香族ビニル化合物と共役ジエン
化合物とのブロック共重合体は(A1)の項で説明したも
のと同様の材料が使用できる。これらの配合量は5〜90
重量%、好ましくは10〜70重量%、更に好ましくは20〜
50重量%。これらの配合量が5重量%未満の場合、架橋
発泡性が劣り、90重量%を超える場合、加工性が劣る。
(F)の無機充填剤としては、ゴム充填剤として周知
のものが使用できる固体であれば形状は制限されず、粉
末、繊維状粉末、繊維、ウイスカーバルーン等の形態を
とり得るが、経済性などを考慮すれば粉末状のものが好
ましい。例えばクレー、炭配カルシウムが挙げられる。
のものが使用できる固体であれば形状は制限されず、粉
末、繊維状粉末、繊維、ウイスカーバルーン等の形態を
とり得るが、経済性などを考慮すれば粉末状のものが好
ましい。例えばクレー、炭配カルシウムが挙げられる。
無機充填剤(F)の配合量は(A2)100重量部に対し
て5〜300重量部、好ましくは10〜200重量部、更に好ま
しくは30〜150重量部である。5重量部未満の場合、混
練性と防振性が劣り、300重量部を越えると発泡性が劣
る。
て5〜300重量部、好ましくは10〜200重量部、更に好ま
しくは30〜150重量部である。5重量部未満の場合、混
練性と防振性が劣り、300重量部を越えると発泡性が劣
る。
(G)の軟化剤としては、一般にプロセスオイル又は
エクステンダーオイルと呼ばれる鉱物油系軟化剤であれ
ば全て好適に使用できる。(A2)との相溶性よりナフテ
ニックオイル、アロマティックオイルが特に好ましい。
エクステンダーオイルと呼ばれる鉱物油系軟化剤であれ
ば全て好適に使用できる。(A2)との相溶性よりナフテ
ニックオイル、アロマティックオイルが特に好ましい。
軟化剤(G)の配合量は(A2)100重量部に対して5
〜300重量部、好ましくは10〜200重量部、更に好ましく
は30〜150重量部である。5重量部未満の場合、発泡
性、粘着性が劣り、300重量部を越える場合、混練性が
劣る。
〜300重量部、好ましくは10〜200重量部、更に好ましく
は30〜150重量部である。5重量部未満の場合、発泡
性、粘着性が劣り、300重量部を越える場合、混練性が
劣る。
(H)の架橋剤としては(D)と同じものが使用でき
る。架橋剤(H)の配合量は(A2)100重量部に対して
1〜50重量部、好ましくは3〜30重量部である。1重量
部未満の場合、架橋度が不足し、発泡セルが破壊され高
発泡体が得られない。50重量部を越える場合、架橋度が
高くなりすぎて高発泡体が得られない。
る。架橋剤(H)の配合量は(A2)100重量部に対して
1〜50重量部、好ましくは3〜30重量部である。1重量
部未満の場合、架橋度が不足し、発泡セルが破壊され高
発泡体が得られない。50重量部を越える場合、架橋度が
高くなりすぎて高発泡体が得られない。
(I)の発泡剤としては、公知の無機又は有機発泡剤
を使用することができる。また併用することも可能であ
る。発泡剤の具体例としては、重炭酸ナトリウム、アゾ
ジカルボンアミド、ジントロリペンタメチレンテトラミ
ン、スルホニルヒドラジッドなどを挙げることができる
る。これらの発泡剤は尿素、尿素誘導体などの発泡助剤
と併用してもよい。
を使用することができる。また併用することも可能であ
る。発泡剤の具体例としては、重炭酸ナトリウム、アゾ
ジカルボンアミド、ジントロリペンタメチレンテトラミ
ン、スルホニルヒドラジッドなどを挙げることができる
る。これらの発泡剤は尿素、尿素誘導体などの発泡助剤
と併用してもよい。
(I)の発泡剤の配合量は(A2)100重量部に対して
1〜100重量部、好ましくは5〜70重量部、更に好まし
くは10〜50重量部である。1重量部未満の場合、高発泡
体が得られず、100重量部を越える場合、発生するガス
が多くなり良好は形態の高発泡体が得られない。
1〜100重量部、好ましくは5〜70重量部、更に好まし
くは10〜50重量部である。1重量部未満の場合、高発泡
体が得られず、100重量部を越える場合、発生するガス
が多くなり良好は形態の高発泡体が得られない。
次にこれらの積層体の実用上の応用例としては、
(E)層が金属に相対するようにして架橋・発泡を行な
うことにより本発明の効果を充分に得ることができる。
その例を次に述べる。
(E)層が金属に相対するようにして架橋・発泡を行な
うことにより本発明の効果を充分に得ることができる。
その例を次に述べる。
a)一面もしくは相対する面を有する金属面の一方もし
くは双方に(E)のシートもしくはペーストを貼りつ
け、その後(J)のシート(E)シート又はペースト上
に貼りつける。又は、予め(E)のシート又はペースト
と(J)シートを貼り合わせておき、(E)のシート又
はペーストを金属面に貼りつける(図1、2)。
くは双方に(E)のシートもしくはペーストを貼りつ
け、その後(J)のシート(E)シート又はペースト上
に貼りつける。又は、予め(E)のシート又はペースト
と(J)シートを貼り合わせておき、(E)のシート又
はペーストを金属面に貼りつける(図1、2)。
b)次に金属の腐食を防止するため電着塗装を施す(図
3)。
3)。
c)塗装後130〜190℃雰囲気下20〜50分の乾燥を行な
う。この乾燥時に(E)のシート又はペーストを架橋硬
化させるとともに(J)のシートを架橋発泡させ、所定
の隙間を充填するもの(図5、6)で、その効果を次に
示す。
う。この乾燥時に(E)のシート又はペーストを架橋硬
化させるとともに(J)のシートを架橋発泡させ、所定
の隙間を充填するもの(図5、6)で、その効果を次に
示す。
(E)のシート又はペーストは電着塗装ができ、金
属及びシート周囲に塗膜がのり防錆が施される(図
3)。(E)層が導電性でない場合は、(E)層の端部
に塗装されない部分ができ、金属が腐食されやすくなる
(図4)。
属及びシート周囲に塗膜がのり防錆が施される(図
3)。(E)層が導電性でない場合は、(E)層の端部
に塗装されない部分ができ、金属が腐食されやすくなる
(図4)。
電着塗装ができないシートと金属の接触面は、
(E)層が水分を遮断するソリッド形態であるため防錆
できる。(E)層がない場合は、(J)の連続泡スポン
ジを通して水分が金属面に触れ、金属面が腐食しやすい
(図8)。
(E)層が水分を遮断するソリッド形態であるため防錆
できる。(E)層がない場合は、(J)の連続泡スポン
ジを通して水分が金属面に触れ、金属面が腐食しやすい
(図8)。
(E)の架橋層は高硬度であり、鋼板補強性及び制
振性を顕著に有する。
振性を顕著に有する。
(J)層が発泡することにより隙間を充填し、遮
音、吸音、防音、断熱効果を発現する。
音、吸音、防音、断熱効果を発現する。
といった極めて優れたものである。
本発明の架橋あるいは架橋発泡可能な積層体は、遮音
材、防音材、制振材、防振材として好適であり、その他
の用途として各種ライニング、工業用品、自動車内装
材、道路材、建材、日用品、運動用品、玩具などにも広
く使用することができる。
材、防音材、制振材、防振材として好適であり、その他
の用途として各種ライニング、工業用品、自動車内装
材、道路材、建材、日用品、運動用品、玩具などにも広
く使用することができる。
更に上記用途において、複合化もしくは接触する相手
の材料が油類等で処理されていても、また使用部位の環
境が低温ないし高温下であっても、広い温度範囲におい
て本発明の積層体は、これらの複合化される相手の材料
に対して優れた粘接着性を有する。なお、接触する材料
材質は特に限定されるものではなく、例えば樹脂、ゴ
ム、金属、木、紙、布、コンクリート、石材等を用いる
ことができる。
の材料が油類等で処理されていても、また使用部位の環
境が低温ないし高温下であっても、広い温度範囲におい
て本発明の積層体は、これらの複合化される相手の材料
に対して優れた粘接着性を有する。なお、接触する材料
材質は特に限定されるものではなく、例えば樹脂、ゴ
ム、金属、木、紙、布、コンクリート、石材等を用いる
ことができる。
そして上記材料の形状は、例えば面体、立体、点体、
こうし体、線体、らせん体、球体、凹体、凸体及びこれ
らの併用及び又は組み合わせ体であってもよい。
こうし体、線体、らせん体、球体、凹体、凸体及びこれ
らの併用及び又は組み合わせ体であってもよい。
[実 施 例] 次に実施例及び比較例を示して本発明を更に具体的に
説明するが、実施例によって本発明の範囲が制限される
ものではない。なお、実施例、比較例においては各物
性、方法は以下とした。
説明するが、実施例によって本発明の範囲が制限される
ものではない。なお、実施例、比較例においては各物
性、方法は以下とした。
(1) 隙間充填性 発泡後のスポンジ厚みを発泡前のシート厚みで除する
方法を用いた。
方法を用いた。
(判 定) ◎:15倍以上 ○:11〜14倍 △:6〜10倍 ×:6倍未満 (2) 油類処理金属板粘接着強度及びシート間粘接着
強度 金属板上に防錆オイルを塗布(オイルがたれない状
態のオイル含浸ガーゼを用い3回塗布)することにより
油類処理し、この上に未架橋シート(E)をおき、そ
の上に未架橋シート(F)を重ね、この金属−未架橋
シート構造体を垂直に立て0.5m、1m、2mの高さよりコン
クリート上に落下させ、金属−未架橋シート及び未架
橋シート(E)−未架橋シート(F)の粘接着性を評価
した。
強度 金属板上に防錆オイルを塗布(オイルがたれない状
態のオイル含浸ガーゼを用い3回塗布)することにより
油類処理し、この上に未架橋シート(E)をおき、そ
の上に未架橋シート(F)を重ね、この金属−未架橋
シート構造体を垂直に立て0.5m、1m、2mの高さよりコン
クリート上に落下させ、金属−未架橋シート及び未架
橋シート(E)−未架橋シート(F)の粘接着性を評価
した。
(判 定) ◎:2mの高さより垂直に落下させ剥離がない。
○:1mの高さより垂直に落下させ剥離がない。
△:0.5mの高さより垂直に落下させ剥離がない。
×:0.5mの高さより垂直に落下させ剥離する。
(3) 吸音特性α JIS A1405垂直入射吸音率測定方法に準拠した。
吸音率の算出 α=1−Ir/Ii=(Ii−Ir)/Ii Ii:入射する音の強さ Ir:入射する音の強さ (判 定) 500Hzの場合 ○:0.3以上 △:0.2〜0.29 ×:0.2未満 (4) 金属耐腐食性 (F)発泡体に水を含浸させ(E)シートより水が析
出する状況を代替指標とした(24時間放置後の状態チェ
ック)。
出する状況を代替指標とした(24時間放置後の状態チェ
ック)。
○:水が析出しない ×:水が析出する (5) 導電性(電着塗装性の判定指標) JIS K6911に準拠し測定評価した。
(判 定) ○:108Ω・cm未満 △:108Ω・cm〜1010Ω・cm ×:1011Ω・cm以上 (6) 混練加工性 加圧ニーダー混練時にコンパウンドのまとまり性 (判 定) ○:良好、分散性良 △:長時間必要、分散性やや不良 ×:混練不可 (7) 防振特性 JIS M329−83 5・10防振性に準拠した。
即ち、200×20mmの試験板の上に、170×20mmの試料シ
ートの縦方向、横方向をそれぞれ合わせ、鋼板からなる
試験板の一端より30mmあけて乗せて焼付けた後、室温ま
で放冷したものを試験片とする。次に試料を焼付けてい
ない方の試験板の端を試験器にしっかり固定する。電磁
加振器に130〜140Hzの電流を流して板を共振させ、板の
振幅が最大となるときの周波数を測定する。次にその両
側で振幅が になる点の周波数を測定する。次の式により防振係数を
算出する。
ートの縦方向、横方向をそれぞれ合わせ、鋼板からなる
試験板の一端より30mmあけて乗せて焼付けた後、室温ま
で放冷したものを試験片とする。次に試料を焼付けてい
ない方の試験板の端を試験器にしっかり固定する。電磁
加振器に130〜140Hzの電流を流して板を共振させ、板の
振幅が最大となるときの周波数を測定する。次にその両
側で振幅が になる点の周波数を測定する。次の式により防振係数を
算出する。
ここに d:防振係数 f0:共振点の周波数Hz f1、f2:共振点の両側で振幅が共通点のピーク値の となる周波数Hgf2>f1 (判 定) ○:d=0.4以上 △:d=0.4〜0.3 ×:d=0.3未満 (8) ゴム状重合体 PB(R−45M)Mn3000〜4000(出光石油化学製) 50部 1,2−ポリブタジエンRB805(日本合成ゴム製) 50部 炭酸カルシウム(白石カルシウム製) 450部 ストレートアスファルト(コスモアスファルト製)60部 多官能モノマーハイクロスM(精工化学製) 30部 (9) エポキシ樹脂 エピコート828(油化シェルエポキシ製) 100部 PB(R−45M) 20部 ジシアンアミンド 15部 (10) ウレタン系重合体 平均分子量が2,000のポリエーテルポリオール「エク
セノール2020」(旭硝子(株)製)35部に、4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート重合体「スミジュール
44V−20」(平均官能度2.5、住友バイエルウレタン
(株)製)35部を加え、温度80℃で2時間反応させ、こ
れに粒計10μm以下の粒子を90%以上含む平均粒計4μ
mの合成ゼオライト「4A」30部を加えてイソシアネート
基を9.38%含む第1液を得た。
セノール2020」(旭硝子(株)製)35部に、4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート重合体「スミジュール
44V−20」(平均官能度2.5、住友バイエルウレタン
(株)製)35部を加え、温度80℃で2時間反応させ、こ
れに粒計10μm以下の粒子を90%以上含む平均粒計4μ
mの合成ゼオライト「4A」30部を加えてイソシアネート
基を9.38%含む第1液を得た。
一方、平均分子量が500のポリエーテルポリオール
「エクセノール450NE」(旭硝子(株)製)77部に、1
・8−ジアザービシクロ(5・4・0)ウンデセン−7
(以下「DBU」と略記する。)のギ酸塩のビプピレング
リコール50%溶液「U−CAT SA 610−50」(サンアプ
ロ(株)製)3部を加え、これに炭酸カルシウム「NS
#600」(日東粉化工業(株)製)23部を加えて水酸基
を10.52%含む第2液を得た。
「エクセノール450NE」(旭硝子(株)製)77部に、1
・8−ジアザービシクロ(5・4・0)ウンデセン−7
(以下「DBU」と略記する。)のギ酸塩のビプピレング
リコール50%溶液「U−CAT SA 610−50」(サンアプ
ロ(株)製)3部を加え、これに炭酸カルシウム「NS
#600」(日東粉化工業(株)製)23部を加えて水酸基
を10.52%含む第2液を得た。
以上のようにして得られた第1液と第2液とを100:36
の重量比で混合して得た。
の重量比で混合して得た。
(11) 架橋発泡体の組成[(J)成分] SBR1507(日本合成ゴム製) 50部 RB805(日本合成ゴム製) 20部 SIS5000(日本合成ゴム製) 30部 炭酸カルシウム 130部 アロマティックオイル 100部 パラフィンワックス 20部 亜鉛華#1 5部 ステアリン酸 2部 加硫剤TMTD 15部 促進剤CBS 10部 発泡剤アゾジカルボンアミド(永和化成製) 16部助剤剤K#5(永和化成製) 8部 405部 実施例1、4、5 (E)成分を配合表1に示す配合割合で3加圧ニー
ダーにより混合し、混合物を145TONプレス機(60℃熱
板)により2mm厚のシートとした。
ダーにより混合し、混合物を145TONプレス機(60℃熱
板)により2mm厚のシートとした。
(J)成分を3加圧ニーダーにより混合し、その混
合物を145TONプレス機(60℃熱板)により2mm厚のシー
トとした。
合物を145TONプレス機(60℃熱板)により2mm厚のシー
トとした。
上記で得た(E)シートと(J)シートとを貼り合わ
せ、これらをSPC鋼板に(E)シートが接するように貼
り付け、180℃30分間熱空気中で架橋及び架橋発泡させ
評価物を得た。その物性結果を表−1に示した。
せ、これらをSPC鋼板に(E)シートが接するように貼
り付け、180℃30分間熱空気中で架橋及び架橋発泡させ
評価物を得た。その物性結果を表−1に示した。
実施例2、3 (E)成分を表−1に示す配合割合で1攪拌機付混
合機により混合し、混合物を2mm厚の枠内に流し込み145
TONプレス機により2mm厚のシートとした。これを(J)
シートと貼り合わせ実施例1と同様にして評価物を得
た。その結果を表−1に示した。
合機により混合し、混合物を2mm厚の枠内に流し込み145
TONプレス機により2mm厚のシートとした。これを(J)
シートと貼り合わせ実施例1と同様にして評価物を得
た。その結果を表−1に示した。
比較例1、3 比較例1は実施例1のケッチェンブラックを、比較例
3は実施例1の架橋剤を各々添加しなかった以外は実施
例1と同様にして評価物を得た。その結果を表−1に示
した。
3は実施例1の架橋剤を各々添加しなかった以外は実施
例1と同様にして評価物を得た。その結果を表−1に示
した。
比較例2 比較例2は実施例2のケッチェンブラック量を多くし
た以外は実施例2と同様にして評価物を得た。その結果
を表−1に示した。
た以外は実施例2と同様にして評価物を得た。その結果
を表−1に示した。
比較例4 比較例4は(E)シートを用いなかった以外は実施例
1と同様にして評価物を得た。その結果を表−1に示し
た。
1と同様にして評価物を得た。その結果を表−1に示し
た。
比較例5 比較例5は(J)シートを用いなかった以外は実施例
1と同様にして評価物を得た。その結果を表−1に示し
た。
1と同様にして評価物を得た。その結果を表−1に示し
た。
表−1より、本発明における積層体実施例1〜5は本
発明の範囲外である比較例1〜5と比較し評価項目のい
ずれも欠点のない優れた積層体であることが判る。
発明の範囲外である比較例1〜5と比較し評価項目のい
ずれも欠点のない優れた積層体であることが判る。
実施例6 本発明の方法を図1〜図9に示す。
図1〜5はモデルの金属体の構成と貼付状態を示す。
図1〜3は垂直モデル、図4〜5は平面モデル、図6〜
8は隙間充填方法を示す。図9は導電性有無と電着塗装
性の概念模式図及び腐食ポイント、図10は非発泡シート
積層の有無と腐食の概念模式図を示す。
図1〜3は垂直モデル、図4〜5は平面モデル、図6〜
8は隙間充填方法を示す。図9は導電性有無と電着塗装
性の概念模式図及び腐食ポイント、図10は非発泡シート
積層の有無と腐食の概念模式図を示す。
以上より本発明の優れた特徴が明らかである。
[発明の効果] 本発明の積層体は、防錆性、隙間充填性、制振性、吸
音性、遮音性、断熱性に優れ、自動車内装材、建築内装
材、航空機内装材、船舶内装材、電車内装材、機関車内
装材等に好適に使用できる。
音性、遮音性、断熱性に優れ、自動車内装材、建築内装
材、航空機内装材、船舶内装材、電車内装材、機関車内
装材等に好適に使用できる。
第1図は、金属板上に(E)層が接するように本発明の
積層体を貼り付けた図である。 第2図は、早退する金属板上に各々(E)層が接するよ
うに本発明の積層体を設置した図である。 第3図は、金属板に本発明の積層体を設置した後、電着
塗装を行なった図である。 第4図は、金属に接する層が非導電性の場合に電着塗装
を行なった図である。 第5、6図は、第1、2図のものを架橋・発泡した図で
ある。 第7図は、第5図の発泡層に水分がある場合、連続泡を
通して移動した水分が(E)層で遮られ、金属板まで達
しないことを示した図である。 第8図は、第7図において(E)層が存在しないと水分
が金属板まで達することを示した図である。
積層体を貼り付けた図である。 第2図は、早退する金属板上に各々(E)層が接するよ
うに本発明の積層体を設置した図である。 第3図は、金属板に本発明の積層体を設置した後、電着
塗装を行なった図である。 第4図は、金属に接する層が非導電性の場合に電着塗装
を行なった図である。 第5、6図は、第1、2図のものを架橋・発泡した図で
ある。 第7図は、第5図の発泡層に水分がある場合、連続泡を
通して移動した水分が(E)層で遮られ、金属板まで達
しないことを示した図である。 第8図は、第7図において(E)層が存在しないと水分
が金属板まで達することを示した図である。
Claims (2)
- 【請求項1】ゴム状重合体、熱可塑性エラストマー、エ
ポキシ樹脂及びウレタン系重合体から選ばれた少なくと
も一種(A1)100重量部に対して導電性カーボン(B)
及び/又は界面活性剤(C)1〜100重量部、架橋剤
(D)1〜100重量部を含有してなる層(E)と天然ゴ
ム及び合成ゴムから選ばれた少なくとも一種材料10〜95
重量%と1,2−ポリブタジエン、エチレン酢酸ビニル共
重合体、芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とのブ
ロック共重合体から選ばれた少なくとも一種5〜90重量
%とからなる混合物(A2)100重量部に対して無機充填
剤(F)5〜300重量部、軟化剤(G)5〜300重量部、
架橋剤(H)1〜50重量部、発泡剤(I)1〜100重量
部を含有してなる層(J)とからなる積層体。 - 【請求項2】請求項(1)の積層体を(E)層が金属に
相対するように金属板に設置、あるいは積層体の(E)
層を金属板に貼り付け加熱して積層体(J)層を発泡さ
せることを特徴とする隙間充填方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63209253A JP2541291B2 (ja) | 1988-08-23 | 1988-08-23 | 積層体及び隙間充填方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63209253A JP2541291B2 (ja) | 1988-08-23 | 1988-08-23 | 積層体及び隙間充填方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0257340A JPH0257340A (ja) | 1990-02-27 |
JP2541291B2 true JP2541291B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=16569895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63209253A Expired - Fee Related JP2541291B2 (ja) | 1988-08-23 | 1988-08-23 | 積層体及び隙間充填方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541291B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1369454A4 (en) * | 2001-02-15 | 2005-10-26 | Jsr Corp | OIL-EXTENDED 1,2-POLYBUTADIENE AND PROCESS FOR PRODUCING THE POLYBUTADIENE, ITS COMPOSITION AND ITS FORMED PRODUCT |
JP2006240971A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Toyo Autom Kk | 無機質系発泡体を基材とする建材などの構造材 |
DE102005046817A1 (de) * | 2005-09-29 | 2007-04-05 | Basf Ag | Schalldämmplatte aus Füllstoff-haltigen, thermoplastischen Elastomeren auf Basis von Styrol |
EP1772480B1 (en) * | 2005-10-06 | 2013-12-04 | Henkel AG & Co. KGaA | Reduction of transfer of vibrations |
JP6127968B2 (ja) * | 2011-05-23 | 2017-05-17 | 株式会社カネカ | 導電性フィルム、これを用いた集電体、電池および双極型電池 |
CN111777964A (zh) * | 2020-07-14 | 2020-10-16 | 四川锦盛瑞科技发展有限公司 | 一种自粘性改性沥青建筑防水卷材及制备方法、施工方法 |
-
1988
- 1988-08-23 JP JP63209253A patent/JP2541291B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0257340A (ja) | 1990-02-27 |
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