JPH0257340A - 積層体及び隙間充填方法 - Google Patents

積層体及び隙間充填方法

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JPH0257340A
JPH0257340A JP20925388A JP20925388A JPH0257340A JP H0257340 A JPH0257340 A JP H0257340A JP 20925388 A JP20925388 A JP 20925388A JP 20925388 A JP20925388 A JP 20925388A JP H0257340 A JPH0257340 A JP H0257340A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は導電性を有する層と発泡可能な層とからなる積
層体に関し、特にその導電層を金属面に設置もしくは貼
り付け電着塗装性を損うことなく防錆効果を発現せしめ
、一方の発泡層が熱架橋発泡し隙間を充填する制振性、
吸音性、遮音性、シール性に優れた積層体及び該積層体
を用いた隙間充填方法を提供するものである。
[従来技術] 金属面に設置もしくは貼り付け隙間を発泡充填する手法
は従来より種々実用化されている。例えば、特願昭62
−299058 F防振・防音・遮音材用ゴム組成物」
、特開昭62762882[低温加硫型高発泡性シーラ
ー」等がある。しかしながら、これらは連泡スポンジの
みの充填であリ、スポンジ中に生じた結露水分が連泡構
造の中を移行し、金属面に接触し、金属腐食の原因とな
る。
[発明が解決しようとする問題点コ ところが金属腐食することなく隙間を充填し、かつ制振
性、吸音性、遮音性、シール性に優れた材料が満足する
形で製造されていないのが現状である。
[問題点を解決するための手段] 即ち本発明はゴム状重合体、熱可塑性エラストマー、エ
ポキシ樹脂及びウレタン系重合体から選ばれた少なくと
も一種(A1)100重量部に対して導電性カーボン(
B)及び/又は界面活性剤(C)1〜100重量部、架
橋剤(D)1〜100重量部を含有してなる層(E)と
天然ゴム及び合成ゴムから選ばれた少なくとも一種材料
10〜95重量%と1,2−ポリブタジエン、エチレン
酢酸ビニル共重合体、芳香族ビニル化合物と共役ジエン
化合物とのブロック共重合体から選ばれた少なくとも一
種5〜90重量%とからなる混合物(A2)100重量
部に対して無機充填剤(F)5〜300重量部、軟化剤
(G)5〜300重量部、架橋剤(H)1〜50重量部
、発泡剤(1)1〜100重量部を含有してなる層(J
)とからなる積層体及びこれを用いた隙間充填方法を提
供するものである。
本発明に使用される成分(A1)のゴム状重合体として
は、ポリブタジェンゴム(BR) 、スチレン−ブタジ
ェンゴム(SBR)、アクリロニトリル−ブタジェンゴ
ム(NBR) 、ポリイソプレンゴム(IR)、クロロ
ピレンゴム(CR)、イソブチレン−イソプレンゴム(
IIR)等の共役ジエン系重合体が挙げられ好ましくは
−OH。
CH=CH2等の官能基を有するゴムが挙げられる。こ
れらのうち特に好ましいのは、官能基を有するBRSS
BR,I IRである。また、その数平均分子量は好ま
しくは500〜20,000、更に好ましくは1,00
0〜10,000が好適である。数平均分子量が500
以下であると油面処理金属板粘着強度が低下し、20,
000以上になると形状追従性が悪くなる傾向を示すの
で好ましくない。
(A1)の熱可塑性エラストマーとしては、]。
]2−ポリブタジエンエチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−エチルアクリレート共重合体、芳香族ビニル
化合物と共役ジエン化合物との共重合体及びこれらの水
添物、アイオノマー、ポリオレフィンの酸無水物変性体
、ポリオレフィンのカルボキシ変性体などが挙げられる
また、これらの熱可塑性エラストマーにエポキシ樹脂、
ポリイソシアネートなどを併用したものも使用できる。
これらのうち、好ましいものは1゜2−ポリブタジエン
、芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物との共重合体
、特にそのブロック共重合体及びポリオレフィンの酸変
性体及びこれらにポリイソシアネート、エポキシ樹脂を
配合したものである1、2−ポリブタジエンとしては1
゜2結合金量が70%以−L、好ましくは85%以上の
ものであり、結晶化度が5%以−し、好ましくは10〜
40%のものである。また分子量は広い範囲にわたって
選択可能であるが、混練加工性及び本発明の目的である
架橋体を得るためには、[η](トルエン30℃)が0
.5濯/gr以−1−であることが好ましい。
芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とのブロック共
重合体は、例えば一般式(A−B)nA、(A−B)n
又は((A−B) nl rnX式中 4≧n≧1 8
≧m≧2 A:芳香族ビニル化合物重合体 B:共役ジエン(共)重合体又は共役ジエン(共)重合
体の水素添加重合体 X:カップリング剤残基 で表わされるブロック共重合体であり、更にこれらを水
素添加したものも使用できる。
一般と優れた本発明の目的の架橋体を得るには、芳香族
ビニル化合物としてスチレン、共役ジエン化合物として
ブタジェン及び/又はイソプレンを用いたものが好まし
い。また、1,2−ポリブタジエン、芳香族ビニル化合
物と共役ジエン化合物とのブロック共重合体などに、エ
ポキシ樹脂、ポリイソシアネートを加えることにより、
更に高剛性な架橋体を得ることもできる。
本発明に使用される(A1)のエポキシ系樹脂としては
、例えばビスフェノールAジグリシジルエーテル型エポ
キシ樹脂、不飽和脂肪酸二量体ジグリシジルエステル型
エポキシ樹脂などが挙げられ、硬化剤としては、ジシア
ンジアミドのようなジヒドラジド類、N、N−ジアルキ
ル尿*X導体などが挙げられる。
本発明(A1)のウレタン系重合体としては、ポリイソ
シアネートとポリオール又はポリアミン化合物を主とし
てなるものは全て用いることができる。例えば、ポリイ
ソシアネートとしてはキシリレンジイソシアネート、ポ
リフェニルメタンシイネジアネート、水添ジフェニルメ
タンジイソシアネートなどのジイソシアネート化合物、
あるいはこれらの重合体を挙げることができ、更に分子
内にアロファネート結合、イソシアネート結合、カルボ
ジイミド結合などを含有し、分子中に複数のイソシアネ
ート基を有する化合物、例えばジフェニルメタンジイソ
シアネートの縮合物などをポリイソシアネート化合物と
して用いることもできる。
本発明において、ポリイソシアネート化合物は単独で用
いてもよいし、2種以−J=のちを組み合わせて用いて
もよい。
更にまた、本発明におけるポリイソシアネート化合物は
、後述するポリオール化合物、ポリアミン化合物などの
活性水素原子を含−aする活性水素化合物とを反応させ
て得られる分子中に複数のイソシアネート基を有するプ
レポリマーの形態で用いることもできる。
なお本発明においては、ポリイソシアネート化合物のイ
ソシアネート基の全部あるいは一部がブロックされてい
てもよい。
また、一方のポリオール、ポリアミン化合物としては、
例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ポ
リエチレングリコールなどの多価アルコール類;前記多
価アルコール類とエチレンオキサイド、プロピレンオキ
サイドなどのアルキレンオキサイドとの付加重合により
得られるポリエーテルポリオール;前記多価アルコール
類とマイレン酸、コハク酸などの多塩基酸類との縮合反
応により得られるポリエステルポリオール;ε−カプロ
ラクトンなどのラクトン類の開環重合により得られるポ
リエステルポリオール;アクリル酸ヒドロキシエチルな
どの水酸基を含有する重合性モノマーを単独で重合して
、又はこれらと共重合可能なモノマー、例えばアクリル
酸などとを共重合して得られるアクリルポリオール;ヒ
マシ油もしくはその誘導体;両末端にエポキシ基を有す
るエポキシ樹脂とモノエタノールアミン、ジェタノール
アミンなどとを反応させて得られるエポキシポリオール
;その他を挙げることができる。
また、活性水素化合物であるポリアミン化合物の具体例
としては、例えばエチレンジアミンなどの脂肪族ポリア
ミン化合物、及びO−フェニレンジアミンなどの芳香族
ポリアミン化合物を挙げることができる。
また、ポリオール化合物の一部は予めポリイソシアネー
ト化合物と反応させ、末端に水酸基又はアミノ基を有す
るプレポリマーの形態で用いることもできる。
本発明成分(B)の導電性カーボンとしては、一般に使
用されている導電性カーボンであれば何でもよい。例え
ばケッチエンブラックを代表に述べれば、カーボンの法
度吸着Gt (mg/ ir) 600〜1500、D
BP吸浦量(ml/100g)300〜550、表面積
[BET]  (rrr/4)800〜1500、揮発
分(%)0.5〜2.0、灰分(%)0.05〜2.0
、pH9〜10、重金腐金重量として、Ni1〜500
p四、■10〜2000ppm 5Fe50〜500p
pm %Cub、O5〜1 Oppm 5Pvln 0
. 05〜10pprBが好ましい。
導電性カーボンの効果を向上する目的で金属カップリン
グ剤等を用いることもできる。金属カップリング剤とし
ては、チタンカップリング剤、スズカップリング剤等が
ある。
本発明(C)の界面活性剤の中でアルキルエーテル型非
イオン活性剤は、好ましい導電性を示す代表種である一
般的な界面活性剤(アニオン系、ノニオン系)も導電効
果を示し必要に応じ使用することができる。
アルキルエーテル型非イオン活性剤としては、R−0−
’cc2H4(J)−Hで示される代表構造を示す化合
物で、例えばR−0−(−C2H4(J)−nHのポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、La−0(C2H4
(J)  Hのポリオキシエチレンラウジルエーテル、
0L−0−+C2H40+−Hのポリオキシエチレンオ
レイルエーテルが挙げられる。
−船釣な界面活性剤としては CH3−(CH2)3−CM−CH2−(OCH2CH
2)2−0HC2H。
等が挙げられる。
導電性カーボン及び又は界面活性剤の添加量としては1
〜100重量部、好ましくは3〜50重量部、更に好ま
しくは4〜40重量部である。導電性カーボンの添加量
は1重量部未満の場合、目的とする導電性が得られず電
着塗装性が損なわれる。100重量部を越える場合は配
合物の混練加工性が損なわれ好ましくない。
本発明の成分(D)の架橋剤としては、硫黄又は加熱に
より硫黄を生成させる化合物と加硫促進剤との組み合わ
せ、有機過酸化物、イソシアネート化合物、アミン系化
合物などである。
架橋剤を用いないで、紫外線、X線電子線を照射して架
橋する方法も本発明の目的とするものが得られる。
硫黄としては、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、表
面処理硫黄などが使用でき、また加熱により硫黄を生成
させる化合物としては、テトラメチルチウラムジスルフ
ィド、テトラエチルチウラムジスルフィドなどが使用で
きる。
硫黄や加熱により硫黄を生成させる化合物に併用する加
硫促進剤としては、例えば、テトラメチルチウラムジス
ルフィド(TMTD) 、N−シクロへキシル−2−ベ
ンゾチアジルφスルフェンアミド(CBS)、ジベンゾ
チアジルジスルフィド(MBTS) 、2−メルカプト
ベンゾチアゾール(MBT)などである。
有機過酸化物架橋配合の場合、ジクミルパーオキサイド
、ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3゜5−トリメチル
シクロヘキサンなどが使用できる。
また過酸化物架橋の場合は、同時に種々の多官能性モノ
マーなどを添加してもよい。
多官能性モノマーの具体例としては、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、エチレングリコールジメタ
クリレートなどである。
また必要に応じて、上記添加剤のほか、無機充填剤、軟
化剤、活性剤、老化防止剤、加工助剤などの各種添加物
を適宜添加しても差支えない。
(D)成分の配合量は、材料(A1)100重量部に対
して1〜100重量部、好ましくは3〜30重量部であ
る。1重量部未満の場合、架橋度が不足し、制振性、遮
音性が劣り、100重量部を超える場合、架橋度が高く
なりすぎて脆弱となり実用性が損なわれる。
本発明(J)層は架橋発泡可能な層であり、ゴム(A2
)としては、天然ゴム、スチレンブタジェンゴム、ブタ
ジェンゴム、イソプレンゴム、アクリロニトリルブタジ
ェンゴムなどのジエン系ゴム、エチレンプロピレンゴム
等のオレフィン系ゴムが挙げられる。このうち好ましい
のは天然ゴム、スチレンブタジェンゴム、ブタジェンゴ
ムである。
ゴムの配合量は10〜95重量%、好ましくは30〜9
0重量%、更に好ましくは50〜80重量%、ゴムの配
合量が10重量%未満の場合、加工性が劣り、90重量
%を超える場合、架橋発泡性が劣る。
一方の(A2)である1、2−ポリブタジエン、エチレ
ン酸酸ビニル共[有]合体、芳香族ビニル化合物と共役
ジエン化合物とのブロック共重合体は(A1)の項で説
明したものと同様の材料が使用できる。これらの配合量
は5〜90重量%、好ましくは10〜70重量%、更に
好ましくは20〜50重量%。これらの配合量が5重量
%未満の場合、架橋発泡性が劣り、90重量%を超える
場合、加工性が劣る。
(F)の無機充填剤としては、ゴム充填剤として周知の
ものが使用できる固体であれば形状は制限されず、粉末
、繊維状粉末、繊維、ウィスカーバルーン等の形態をと
り得るが、経済性などを考慮すれば粉末状のものが好ま
しい。例えばクレー炭配カルシウムが挙げられる。
無機充填剤(F)の配合量は(A2)100重量部に対
して5〜300重量部、好ましくは10〜200重口部
、更に好ましくは30〜150重量部である。5重量部
未満の場合、混練性と防振性が劣り、300重量部を越
えると発泡性が劣る。
(G)の軟化剤としては、一般にプロセスオイル又はエ
クステンダーオイルと呼ばれる鉱物油系軟化剤であれば
全て好適に使用できる。(A2)との相溶性よりナフテ
ニックオイル、アロマティックオイルが特に好ましい。
軟化剤(G)の配合量は(A2)100重量部に対して
5〜300重量部、好ましくは10〜200重量部、更
に好ましくは30〜150重量部である。5重量部未満
の場合、発泡性、粘着性が劣り、300重量部を越える
場合、混練性が劣る。
(H)の架橋剤としては(D)と同じものが使用できる
。架橋剤(H)の配合量は(A2)100重量部に対し
て1〜50重量部、好ましくは3〜30重量部である。
1重量部未満の場合、架橋度が不足し、発泡セルが破壊
され高発泡体が得られない。50重量部を越える場合、
架橋度が高くなりすぎて高発泡体が得られない。
(1)の発泡剤としては、公知の無機又は有機発泡剤を
使用することができる。また併用することも可能である
。発泡剤の具体例としては、重炭酸ナトリウム、アゾジ
カルボンアミド、シントロリペンタメチレンテトラミン
、スルホニルヒドラジッドなどを挙げることができるる
。これらの発泡剤は尿素、尿素誘導体などの発泡助剤と
併用してもよい。
(I)の発泡剤の配合量は(A2)100重量部に対し
て1〜100重量部、好ましくは5〜70重量部、更に
好ましくは10〜50重量部である。1重量部未満の場
合、高発泡体が得られず、100重量部を越える場合、
発生するガスが多くなり良好は形態の高発泡体が得られ
ない。
次にこれらの積層体の実用上の応用例としては、(E)
層が金属に相対するようにして架橋・発泡を行なうこと
により本発明の効果を充分に得ることができる。その例
を次に述べる。
a)−面もしくは相対する面を有する金属面の一方もし
くは双方に(E)のシートもしくはペーストを貼りつけ
、その後(J)のシート(E)シート又はペースト上に
貼りつける。又は、予め(E)のシート又はペーストと
(J)シートを貼り合わせておき、(E)のシート又は
ペーストを金属面に貼りつける(図1.2)。
b)次に金属の腐食を防止するため電着塗装を施す(図
3)。
C)塗装後130〜190℃雰囲気下20〜50分の乾
燥を行なう。この乾燥時に(E)のシート又はペースト
を架橋硬化させるとともに(J)のシートを架橋発泡さ
せ、所定の隙間を充填するもの(図5.6)で、その効
果を次に示す。
■ (E)のシート又はペーストは電着塗装ができ、金
属及びシート周囲に塗膜がのり防錆が施される(図3)
。(E)層が導電性でない場合は、(E)層の端部に塗
装されない部分ができ、金属が腐食されやすくなる(図
4)。
■ 電着塗装ができないシートと金属の接触面は、(E
)層が水分を遮断するソリッド形態であるため防錆でき
る。(E)層がない場合は、(J)の連続泡スポンジを
通して水分が金属面に触れ、金属面が腐食しやすい(図
8)。
■ (E)の架橋層は高硬度であり、鋼板補強性及び制
振性を顕著に有する。
■ (J)層が発泡することにより隙間を充填し、遮音
、吸音、防音、断熱効果を発現する。
といった極めて優れたものである。
本発明の架橋あるいは架橋発泡可能な積層体は、遮音材
、防音材、制振材、防振材として好適であり、その他の
用途として各種ライニング、工業用品、自動車内装材、
道路材、建材、日用品、運動用品、玩具などにも広く使
用することができる。
更に上記用途において、複合化もしくは接触する相手の
材料が油類等で処理されていても、また使用部位の環境
が低温ないし高温下であっても、広い温度範囲において
本発明の積層体は、これらの複合化される相手の材料に
対して優れた粘接着性を有する。なお、接触する材料材
質は特に限定されるものではなく、例えば樹脂、ゴム、
金属、木、紙、布、コンクリート、石材等を用いること
ができる。
そして上記材料の形状は、例えば面体、立体、点体、こ
うし体、綿体、らせん体、球体、囲体、凸体及びこれら
の併用及び又は組み合わせ体であってもよい。
[実 施 例] 次に実施例及び比較例を示して本発明を更に具体的に説
明するが、実施例によって本発明の範囲が制限されるも
のではない。なお、実施例、比較例において各物性、方
法は以下とした。
(1)隙間充填性 発泡後のスポンジ厚みを発泡前のシート厚みで除する方
法を用いた。
(判 定) ◎:15倍以上 ○:11〜14倍 Δ:6〜10倍 ×:6倍未満 (2)油類処理金属板粘接着強度及びシート間帖接着強
度 ■金属板」二に防錆オイルを塗布(オイルがたれない状
態のオイル含浸ガーゼを用い3回塗布)することにより
油類処理し、■この−1−に未架橋シート(E)をおき
、その上に未架橋シート(F)を重ね、■この金属−未
架橋シート構造体を垂直に立て0.5m、lrn、2m
の高さよりコンクリート」二に落下させ、■金属−未架
橋シート及び未架橋シート(E)−未架橋シート(F)
の粘接着性を評価した。
(判 定) ◎:2mの高さより垂直に落下させ剥離がない。
○:1mの高さより垂直に落下させ剥離がない。
△:0,5mの高さより垂直に落下させ剥離がない。
X:0.5rnの高さより垂直に落下させ剥離する。
(3)吸音特性 α JIS  A1405垂直入射吸音率測定方法に準拠し
た。
吸音率の算出 a=1−Ir/l1=(Ii−1r)/l111 :入
射する音の強さ ■r:入射する音の強さ (判 定) 50011zの場合 0:0.3以−L △:0.2〜0.29 X:0.2未満 配)金属耐腐食性 (F)発泡体に水を含浸させ(E)シートより水が析出
する状況を代替指標とした(24時間放置後の状態チエ
ツク)。
○:水が析出しない ×:水が析出する (5)導電性(電着塗装性の判定指標)JIS  K6
911に準拠し測定評価した。
(判 定) ○:108Ω・cm未満 △:108Ω拳cm〜1010Ω拳cmX、1011 
 Ω ”  cm以」二(6)混練加工性 加圧ニーダ−混練時にコンパウンドのまとまり性 (判 定) O:良好、分散住良 △:長時間必要、分散性やや不良 ×:混練不可 (7)防振特性 JIS  M329−83 5・10防振性に準拠した
即ち、200 X 20 m+mの試験板の−Lに、1
70X20mmの試料シートの縦方向、横方向をそれぞ
れ合わせ、鋼板からなる試験板の一端より30mmあけ
て乗せて焼付けた後、室温まで放冷したものを試験片と
する。次に試料を焼付けていない方の試験板の端を試験
器にしつかり固定する。電磁加振器に130〜1401
1zの電流を流して板を共振させ、板の振幅が最大とな
るときの周波数を測定する。次にその両側で振幅が1/
7Hになる点の周波数を測定する。次の式により防振係
数を算出する。
f2−f。
d= O ここに   d:防振係数 fo:共振点の周波数11z fl、f2:共振点の両側で振幅が共通点のピーク値の
1/f丁“となる 周波数Hg f 2 > f + (判 定) ○:d=0.4以北 Δ:d=0.4〜0,3 x:d=0.3未満 (8)ゴム状重合体 PB (R−45M)Mn3000〜4000(出光石
油化学制)        50部】、2−ポリブタジ
エンRB805 (日本合成ゴム製)        50部炭酸カルシ
ウム (白石カルシウム製)      450部ストレート
アスファルト (コスモアスファルト製)     60部多官能モノ
マーハイクロスM (精工化学製)         30部(9)エポキ
シ樹脂 エピコート828 (油化シェルエポキシ製)   100部PB (R−
45M)        20部ジシアンアミド   
       15部0(J)ウレタン系重合体 平均分子量が2,000のポリエーテルポリオール「エ
フセノール2020J  (旭硝子物製)35部に、4
.4′−ジフェニルメタンジイソシアネート重合体[ス
ミジュール44V−20J  (平均官能度2.5、住
友バイエルウレタン株製)35部を加え、温度80℃で
2時間反応させ、これに粒計10μm以下の粒子を90
%以上含む平均粒計4μmの合成ゼオライトr4AJ3
0部を加えてイソシアネート基を9.38%含む第1液
を得た。
一方、平均分子量が500のポリエーテルポリオール[
エフセノール45ONEJ  (旭硝子株製)77部に
、1・8−ジアザ−ビシクロ(5・4・(J)ウンデセ
ン−7(以下[D B UJと略記する。)のギ酸塩の
ビプビレングリコール50%溶液rU−CAT  SA
  610−50J  (サンアプロ■製)3部を加え
、これに炭酸カルシウムrNS  #600J  (日
東粉化工業■製)23部を加えて水酸基を10.52%
含む第2液を得た。
以−Lのようにして得られた第1液と第2液とを100
:36の重量比で混合して得た。
(11)架橋発泡体の組成[(J)成分]5BR150
7 (日本合成ゴム製) B805 (日本合成ゴム製) SIS5000 (日本合成ゴム製) 炭酸カルシウム アロマティックオイル パラフィンワックス 亜鉛華#1 ステアリン酸 加硫剤 TMTD 促進剤 CBS 発泡剤アゾジカルボンアミド (水和化成製) 50部 16部 20部 30部 130部 100部 20部 5部 2部 15部 10部 助剤剤 K#5 (水和化成製)          8部405部 実施例1.4.5 (E)成分を配合表1に示す配合割合で32加圧ニーダ
−により混合し、混合物を145 TONプレス機(6
0℃熱板)により2關厚のシートとした。
(J)成分を32加圧ニーダ−により混合し、その混合
物を145TONプレス機(60℃熱板)により2mm
厚のシートとした。
」二記で得た(E)シートと(J)シートとを貼り合わ
せ、これらをSPC鋼板に(E)シートが接するように
貼り付け、180℃30分間熱空気中で架橋及び架橋発
泡させ評価物を得た。その物性結果を表−1に示した。
実施例2.3 (E)成分を表−1に示す配合割合で12撹拌機付混合
機により混合し、混合物を21!I11厚の枠内に流し
込み145TONプレス機により2111m厚のシート
とした。これを(J)シートと貼り合わせ実施例1と同
様にして評価物を得た。その結果を表−1に示した。
比較例1.3 比較例1は実施例1のケッチエンブラックを、比較例3
は実施例1の架橋剤を各々添加しなかった以外は実施例
1と同様にして評価物を得た。その結果を表−1に示し
た。
比較例2 比較例2は実施例2のケッチエンブラック量を多くした
以外は実施例2と同様にして評価物を得た。その結果を
表−1に示した。
比較例4 比較例4は(E)シートを用いなかった以外は実施例1
と同様にして評価物を得た。その結果を表−1に示した
比較例5 比較例5は(J)シートを用いなかった以外は実施例1
と同様にして評価物を得た。その結果を表−1に示した
表−1より、本発明における積層体実施例1〜5は本発
明の範囲外である比較例1〜5と比較し評価項目のいず
れも欠点のない優れた積層体であることが判る。
実施例6 本発明の方法を図1〜図9に示す。
図1〜5はモデルの金属体の構成と貼付状態を示す。図
1〜3は垂直モデル、図4〜5は平面モデル、図6〜8
は隙間充填方法を示す。図9は導電性有無と電着塗装性
の概念模式図及び腐食ポイント、図10は非発泡シート
積層の有無と腐食の概念模式図を示す。
以上より本発明の優れた特徴が明らかである。
以下余白 [発明の効果コ 本発明の積層体は、防錆性、隙間充填性、制振性、吸音
性、遮音性、断熱性に優れ、自動車内装材、建築内装材
、航空機内装材、船舶内装材、電車内装材、機関車内装
材等に好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、金属板上に(E)層が接するように本発明の
積層体を貼り付けた図である。 第2図は、早退する金属板上に各々(E)層が接するよ
うに本発明の積層体を設置した図である。 第3図は、金属板に本発明の積層体を設置した後、電着
塗装を行なった図である。 第4図は、金属に接する層が非導電性の場合に電着塗装
を行なった図である。 第5.6図は、第1.2日1のを架橋・発泡した図であ
る。 第7図は、第5図の発泡層に水分がある場合、連続泡を
通して移動した水分が(E)層で遮られ、金属板まで達
しないことを示した図である。 第8図は、第7図において(E)層が存在しないと水分
が金属板まで達することを示した図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ゴム状重合体、熱可塑性エラストマー、エポキシ
    樹脂及びウレタン系重合体から選ばれた少なくとも一種
    (A_1)100重量部に対して導電性カーボン(B)
    及び/又は界面活性剤(C)1〜100重量部、架橋剤
    (D)1〜100重量部を含有してなる層(E)と天然
    ゴム及び合成ゴムから選ばれた少なくとも一種材料10
    〜95重量%と1,2−ポリブタジエン、エチレン酢酸
    ビニル共重合体、芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合
    物とのブロック共重合体から選ばれた少なくとも一種5
    〜90重量%とからなる混合物(A_2)100重量部
    に対して無機充填剤(F)5〜300重量部、軟化剤(
    G)5〜300重量部、架橋剤(H)1〜50重量部、
    発泡剤(I)1〜100重量部を含有してなる層(J)
    とからなる積層体。
  2. (2)請求項(1)の積層体を(E)層が金属に相対す
    るように金属板に設置、あるいは積層体の(E)層を金
    属板に貼り付け加熱して積層体(J)層を発泡させるこ
    とを特徴とする隙間充填方法。
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