JPH0124183Y2 - - Google Patents

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JPH0124183Y2
JPH0124183Y2 JP1983174802U JP17480283U JPH0124183Y2 JP H0124183 Y2 JPH0124183 Y2 JP H0124183Y2 JP 1983174802 U JP1983174802 U JP 1983174802U JP 17480283 U JP17480283 U JP 17480283U JP H0124183 Y2 JPH0124183 Y2 JP H0124183Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、道路の中央線等を表示するために設
置する視線誘導標識の改良に関するものである。
一般に対向二車線の道路等においては、道路の
中央付近の路面上に自動車の走行方向に沿つて線
状にペイントを塗装して中央線であることを明示
するように定められている。しかしながら、最近
では、これのみでは充分とはいえず、中央線を逸
脱した自動車が反対側の対向車線を走行する自動
車と正面衝突して大事故を起す危険があるため
に、上記した塗装方式のほか、一般に次の方式が
採用されている。
その第一は、視覚的に回帰反射するガラスビー
ズあるいは樹脂板等を組み込んだ突起物を中央線
に沿つて設置し、特に視認の困難となる夜間や雨
天の日等において視認を容易となす視線誘導方式
であり、第二は、道路の中央線に突起を設置し、
これにより運転者に中央線上であることを喚起す
る方式である。
これらの両方式を併用して衝撃を与えると同時
に、視線誘導性をも兼ねさせたものとして、チヤ
ツターバーと称する金属製等の突起物の前後面に
反射部材を取付けたものが使用されている。しか
しながら、このチヤツターバーに自動車が乗り上
げたときの衝撃が運転者に中央線上であることを
認識させるに好適な程度であれば良いが、この衝
撃が、あまりに大きい場合には、運転者がハンド
ル操作を誤つたり、自動車に損傷を与えることと
なる。
このように、チヤツターバーはかえつて事故を
誘発せしめる原因となるので、現在ではほぼ5cm
程度の高さに限定されている。しかし、自動車の
速度が速い道路では、視線誘導といつた面から
は、高さ5cm程度のものでは充分とはいえない。
そこで、視線誘導の面からの必要性に基づき30
cm程度の高さを有する一方、自動車への過度の衝
撃を回避するために、床板上にゴム等の弾性材製
視線誘導標識本体を固装樹立したアプローム等と
称せられる誘導標識が開発され、チヤツターバー
と併用したり、単独で用いられるようになつた。
すなわち、この誘導標識の視線誘導標識本体
は、自動車が乗り上げたときは容易に倒れ、自動
車の通過後に復元するので、自動車への過度の衝
撃が生じないという長所を有する反面、繰返して
自動車に踏みつけられると、弾性材製視線誘導標
識本体の根本付近で極端に屈曲せられるため、つ
いには折損するという欠点があつた。
そして、折損した後の補修には、基礎部分から
全部撤去して新たに設置する必要があるので、道
路管理上、費用の面でも、施工の面でも容易でな
く、改良が望まれているところであり、また視線
誘導標識本体が基盤にボルト、ナツト等で固設さ
れている場合には、視線誘導標識本体が折損した
後に残つたボルト、ナツト等に直接自動車が接触
し、タイヤを損傷するに止まらず、交通の保安上
に少なからざる悪影響を及ぼす不安があつた。
本考案は、上記したような問題点を解決するた
めに提案されたもので、両側壁のそれぞれに長手
方向のスリツトを形成するとともに、上面より前
記両側壁に至る肩部を円弧状となした肉厚の基部
と該基部上に一体に樹立せしめた視線誘導用柱板
とからなる弾性材製視線誘導標識本体と、前記基
部を一側方から挿入可能な蟻溝型の嵌入溝が上面
に形成する両開口縁はともに縦断面が円弧状の曲
縁となされるとともに、挿入された基部を他側方
からの押出し用に供される基部押出用開孔を前記
蟻溝型の嵌入溝に貫通せしめた路面固定用の基盤
とよりなることを特徴とする視線誘導標識を提供
するものであり、以下これを図面に示す実施例に
よつて詳細に説明する。
図において、1は肉厚で上方からみて略長方形
をなす基部A上に柱板2を前記基部Aの長手方向
に沿つて樹立した弾性材製の視線誘導標識本体で
あり、前記基部Aの底壁中央部には、長手方向の
軸芯に沿つて逆V字形溝3が形成されており、ま
た基部Aの両側壁にはスリツト4,4′が施され、
該スリツト4,4′の奥壁5,5′は、前記逆V字
形溝3の両辺と略平行に形成されている。さら
に、基部Aの上面より両側壁に至る肩部6,6′
は円弧状の曲縁とされ、また前記逆V字形溝3が
形成されている底壁中央部より両側壁に向けて曲
縁7,7′とされている。また、柱板2の上部近
傍には、ガラスビーズ、凹凸状樹脂板等が埋め込
まれたり、あるいは反射塗料が塗布された視線誘
導用反射体8が取着されている。そして、視線誘
導標識本体1の高さは、適宜の高さとすることが
できる。
Bは基盤であつて、この基盤Bは、平坦な上面
10より四方に傾斜状側壁11,11′,11″,
11が形成されて平坦な下面12にいたる略截
頭四角錐形をなしており、その下部には路面への
埋設用脚13,13′を備えている。なお、図で
は埋設用脚13,13′で路面に固定しているが、
その他の手段で固定してもよい。基盤Bには、前
記視線誘導標識本体1の基部Aが一側壁11から
挿入可能な内周壁面14,14′を円弧状に形成
した蟻溝状の嵌入溝15が他側壁11″に達しな
いように開設され、他側壁11″からは前記嵌入
溝15と連通する基部押出用開孔16が開設され
ている。また、前記蟻溝状の嵌入溝15が基盤B
の上面10に形成する開口縁17,17′の間隔
は、入口近傍ではやや狭くし、視線誘導標識本体
1の柱板2が嵌入保持される部位ではやや広くさ
れているとともに、開口縁17,17′の縦断面
は共に円弧状の曲縁となされている。
以上のように構成された視線誘導標識本体1を
基盤2に固定するには、基盤Bの一側壁11に開
口されている蟻溝状の嵌入溝15に視線誘導標識
本体1の基部Aを嵌入するのみで良いのであるが
視線誘導標識本体1の基部Aの両側壁には、それ
ぞれ長手方向のスリツト4,4′が施されている
ので、基部Aの嵌入にさいしては、スリツト4,
4′部分が基部Aの弾力的変形を容易にするので、
嵌入が容易に行うことができ、しかも挿入後は前
記弾力変形の回復により、基部Aは蟻溝状の嵌入
溝15の内周壁面14,14′に圧着して確実に
固定されることとなる。さらに、嵌入溝15が上
面10に形成する開口縁17,17′は、視線誘
導標識本体1の柱板2が嵌入されている部分より
も入口近傍が狭くなつているので、抜け出る恐れ
は全くない。また、前記の嵌入溝15の相対する
開口縁17,17′は共に縦断面が円弧状の曲縁
となされているので、視線誘導標識本体1の柱板
2が自動車によつて倒される際には柱板2の基部
が開口縁17,17′の曲縁に沿つて湾曲するこ
ととなり、柱板2への力の集中が回避されるた
め、損傷はきわめて少ない。
また、本考案においては、視線誘導標識本体1
の基部Aの両側壁に施されたスリツト4,4′と、
基部Aの肩部6,6′が曲縁とされていることと、
これらが嵌入されている嵌入溝15の内周壁面1
4,14′が円弧状となされていることと相俟つ
て、標識本体1が自動車によつて倒されることが
繰り返されても、嵌入溝15内の基部Aおよび基
盤Bには力の集中が避けられる。
そのうえ、標識本体1の基部Aの底壁中央部に
は、長手方向に軸芯に沿つて逆V字形溝3が形成
されているので、標識本体1の基部Aを基盤Bに
嵌入固定した後において、前記逆V字形溝3に楔
等を打ち込むことによつて、基部Aを強固に固定
することもできる。
また、基盤Bにおいて、視線誘導標識本体1の
基部嵌入用の嵌入溝15が形成された側と反対側
の側壁11″には、基部押出用開孔16が嵌入溝
15と連通して貫通孔を形成しているので、視線
誘導標識本体1の取り替えにさいしては、基部A
を開孔16側より押すことが可能となり、取り替
え操作が容易であるし、さらに、貫通孔となつて
いるので、使用中に嵌入溝15の隙間に滞留した
塵芥、舗装ダストなどがブラシなどで掃除するこ
とができ、取り替えが一層容易となる。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、基部を基盤に固定するにさいし、基部を基盤
に設けた蟻溝状の嵌入溝に嵌入するだけでよく、
しかも基部の両側壁のそれぞれ長手方向のスリツ
トが施されているので、基部の弾性変形が容易と
なり、きわめて容易に基盤の嵌入溝に嵌入するこ
とができるとともに、前記嵌入溝が開孔される側
とは反対の側には、基部押出用開孔が嵌入溝と貫
通孔を形成するように開設されているので、標識
本体の取り替えも容易であり、さらに基盤の嵌入
溝が上面に形成する両開口縁はともに縦断面が円
弧状の曲縁となされているので、自動車が標識本
体に衝突しても、標識本体の柱板は前記開口縁の
曲縁に沿つて湾曲することになり、柱板の破損を
きわめて少なくすることが可能となり、また柱板
が万一破損、切損しても、基盤への固定にはね
じ、ボルト等が全く使用されていないので、ねじ
等が直接、自動車と接触してタイヤを損傷した
り、交通保安上の諸問題を引き起こすことを未然
に防止することができるなどの実用上における優
れた効果を奏しうる視線誘導標識の提供が可能と
なつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案にかかる視線誘導標識の実施例を
示すものであつて、第1図は視線誘導標識本体の
斜視図、第2図および第3図は基盤を一方向およ
び他方向からみた斜視図、第4図は視線誘導標識
本体を基盤に嵌入固定する状態を示す斜視図であ
る。 A……基部、B……基盤、1……視線誘導標識
本体、2……柱板、4,4′……スリツト、6,
6′……肩部、15……蟻溝状の嵌入溝、16…
…基部押出用開孔、17,17′……開口縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両側壁のそれぞれに長手方向のスリツトを形成
    するとともに、上面より前記両側壁に至る肩部を
    円弧状となした肉厚の基部と該基部上に一体に樹
    立せしめた視線誘導用柱板とからなる弾性材製視
    線誘導標識本体と、前記基部を一側方から挿入可
    能な蟻溝型の嵌入溝の相対する開口縁はともに縦
    断面が円弧状の曲縁となされるとともに、挿入さ
    れた基部を他側方からの押出し用に供される基部
    押出用開孔を前記蟻溝型の嵌入溝に貫通せしめた
    路面固定用の基盤とよりなることを特徴とする視
    線誘導標識。
JP1983174802U 1983-11-14 1983-11-14 視線誘導標識 Granted JPS6085311U (ja)

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JP1983174802U JPS6085311U (ja) 1983-11-14 1983-11-14 視線誘導標識

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JP1983174802U JPS6085311U (ja) 1983-11-14 1983-11-14 視線誘導標識

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Publication Number Publication Date
JPS6085311U JPS6085311U (ja) 1985-06-12
JPH0124183Y2 true JPH0124183Y2 (ja) 1989-07-24

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JP1983174802U Granted JPS6085311U (ja) 1983-11-14 1983-11-14 視線誘導標識

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JP5260372B2 (ja) * 2009-03-24 2013-08-14 積水樹脂株式会社 道路用標示体および押圧装置
JP5394128B2 (ja) * 2009-05-25 2014-01-22 東洋ゴム工業株式会社 視線誘導標及びその基台部
JP5758266B2 (ja) * 2011-10-21 2015-08-05 西日本高速道路エンジニアリング中国株式会社 視線誘導標

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