JP3053671U - 車止め - Google Patents

車止め

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JP3053671U
JP3053671U JP1998003362U JP336298U JP3053671U JP 3053671 U JP3053671 U JP 3053671U JP 1998003362 U JP1998003362 U JP 1998003362U JP 336298 U JP336298 U JP 336298U JP 3053671 U JP3053671 U JP 3053671U
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JP
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present
stop
rubber
wheel
cavity
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JP1998003362U
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Inventor
清 山田
Original Assignee
リエゾン・インターナショナル株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装備に時間及び手間がかからず、また、自動
車のタイヤ部分が接触等した場合であってもタイヤ部分
に損傷を与えることがなく、更に、廃タイヤ処理の問題
を解決することができる車止めを提供すること。 【解決手段】 ゴムにより一体成型した車止めであっ
て、側面形状が略台形形状の長尺物である車止め本体
(2)と、該車止め本体(2)内に形成した空洞部
(7)と、該空洞部(7)内に等間隔に配置した複数の
壁部(8)とを備えることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本発明はゴムにより一体成型した車止めに係り、より詳しくは、自動車等の廃 タイヤを再生して一体成型した車止めに関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来から、駐車場内等においては、自動車を所定の位置に正確に駐車させる等 を目的として、車止めが用いられていた。
【0003】 ここで、図9は、従来から用いられている車止めを示した図であり、図におい て21が従来から用いられている車止めである。
【0004】 この従来から用いられている車止めは、一般的に、駐車場等の敷地と一体的に 、コンクリート等を凸状に形成したものが使用されている。
【0005】 そのために、これを駐車場の所定位置に形成する際には時間と手間がかかり、 コストが高くなるという問題点がある。
【0006】 また、駐車場等の敷地と一体的に形成されていない場合であっても、従来から 使用されている車止めはコンクリート等で形成されているものが一般的であるた めに、自動車等のタイヤが乗り上げた場合や、自動車の駐車位置がずれてしまい タイヤの側面部分が車止めの角等に接触してしまった場合などは、タイヤが損傷 してしまう危険性が考えられた。
【0007】 特に、最近は、コーナリングの向上等を目的とした、インチアップタイヤが用 いられ始めているが、このインチアップタイヤでは、ホイール部分の径を大きく してゴムの部分を少なくしているために、このタイヤが従来のコンクリート製等 の車止めの角部等に接触した場合には、ゴム部分のみでなく、ホイール部分にも 損傷を受けてしまう危険製が考えられる。
【0008】 一方、近年の車社会においては、廃タイヤの処理が問題となっており、この廃 タイヤを有効に利用する途が望まれている。
【0009】 そこで、本考案は、装備に時間及び手間がかからずに低コストで済み、また、 自動車のタイヤ部分が接触等した場合であってもタイヤ部分に損傷を与えること がなく、更に、廃タイヤ処理の問題を解決することができる車止めを提供するこ とを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案の車止めは、ゴムにより一体成型した車止めであって、側面形状が略台 形形状の長尺物である車止め本体と、該車止め本体内に形成した空洞部と、該空 洞部内に等間隔に配置した壁部とを備えることを特徴とする。
【0011】 本考案の車止めは、駐車場等の敷地のコンクリート等とは別個独立のものであ るために、所望する箇所へ装備する際には、時間及び手間がかからず、装備に要 するコストを低く抑えることが可能である。
【0012】 また、ゴムにより一体成型したものであるために軽量であり持運びが容易であ るとともに、弾力性に富むため、自動車等のタイヤ部分が接触等した場合であっ ても自動車等のタイヤやタイヤホイール部分等に損傷を与えることもない。
【0013】
【考案の実施の形態】
本考案の車止めは、ゴムにより一体成型した車止めであり、側面形状が略台形 形状の長尺物である車止め本体の内部に空洞部を形成し、更に、この空洞部内に は、等間隔で壁部を形成してある。
【0014】 ここで、前記車止め本体の表面には、硝子ビーズ入りの塗料を塗布するとよく 、これにより、硝子ビーズが光を反射するために、遠い場所からでも本考案の車 止めの存在を認識することができる。
【0015】 また、廃タイヤを再生した一体成型することにより、近年話題になっている廃 タイヤ処理の問題を解決することもできる。
【0016】
【実施例】
本考案の車止めの実施例について、図面を参照にして説明すると、図1は、本 実施例の車止めの斜視図であり、図において1が、本実施例の車止めである。ま た、図2は、図1におけるA−A線断面図であり、図3は、図1におけるB−B 線端面図である。更に図4は、本実施例の車止めを底面から見た図である。
【0017】 図にも示されているように、本実施例の車止め1は、長尺状物であり、前後側 面部3と、該前後側面部3の上端部分から連続する前記前後側面部3と同一の長 さの前後斜面部4、及び該前後斜面部4の上端部分から連続する前記斜面部4と 同一の長さの上面部5と、前記前後側面部3、前後斜面部4、及び上面部5の長 手方向の両端部分に連接された左右側壁部6とからなる車止め本体2を備えてお り、側面形状が略台形形状であり、全体を廃タイヤによって形成している。
【0018】 また、図4に示されているように、前記車止め本体2内には空洞部7を形成し ているとともに、該空洞部7内には、等間隔で壁部8を形成し、更に、車止め本 体2の表面部分には、硝子ビーズ入りの塗料を塗布している。
【0019】 このように、本実施例の車止め1は、廃タイヤを再生したものであるために、 軽量であるとともに、弾力性に富み、持運び及び装備が容易であるとともに、自 動車のタイヤ部分が接触した場合でも、タイヤあるいはタイヤホイール等に損傷 を与えることが無く、更に、廃タイヤ処理の問題を解決することもできる。
【0020】 また、車止め本体内に空洞部7を形成したために、より軽量にすることができ るとともにより弾力性を持たせることが可能である一方、空洞内に等間隔に壁部 8を形成してあるために、耐久性にも優れている。
【0021】 更に、長手方向の両端部に側壁部6を形成してあるために、車止め本体2内に 異物が入り込むことを防止することもでき、また、車止め本体2の表面に硝子ビ ーズ入りの塗料を塗布しているために、硝子ビーズが光を反射させ、遠くからで もその存在を認識可能としている。
【0022】 なお、図において9は、本実施例の車止めを駐車場等の所望する場所に装備す る際に用いる杭用の孔であり、本実施例の車止め1では、杭用の孔9が形成され る箇所に前記壁部8を設け、前記壁部8には、上面部5に形成した杭用の孔9に 連続する貫通孔を形成している。
【0023】 ここで、図5は、本発明の車止めの他の実施例を示す図であり、本実施例の車 止め1では、車止め本体2の前後斜面部4に、硝子ビーズ入り塗料を、等間隔に 帯状に塗布している。そして、本実施例では、黄色の硝子ビーズ入り塗料を用い て、これを等間隔に帯状に車止め本体2の前後斜面部4表面に塗布している。
【0024】 そのために、遠くにいる場合でも、更に認識しやすく、上述した実施例の車止 めよりも、更に、運転者、歩行者等の注意を喚起することが可能となる。但し、 本考案の車止めでは、必ずしも黄色の塗料を用いる必要はなく、遠くにいる場合 でも認識しやすい色であればいずれの色を用いても良く、黄色の他に、白色、青 色等の塗料を用いても良い。
【0025】 このようにして成る本発明の車止め使用する際には、駐車場等の所望する場所 に本発明の車止めを載置して、その後に、図6に示されるように、杭用の孔9か らコンクリート杭10等を打ち込んで、該コンクリート製の杭10等で前記杭用 の孔9及び前記壁部8に形成した貫通孔801を貫通させた後に、更に杭10を 駐車場等の敷地に落ち込むことによって、本発明の車止めを駐車場の所望する場 所に固定するか、或いは、図7に示すように、車止め本体2の底部201及び前 記壁部8の底部801に接着剤等を塗布して、本発明の車止めと所望する場所と を接着させて固定するのみでよい。
【0026】 このように、本発明の車止めは、駐車場等の敷地とは別個独立なものであるた めに、駐車場等の敷地と一体に、コンクリート等を凸状に形成して成る従来の車 止めと異なり、簡単に所望する箇所に装備することができ、その結果装備のコス トを低くすることができるという利点がある。また、廃タイヤを再生したもので あるとともに、その内部に空洞部を形成してあるために、軽量で弾力性に富み、 持運びに便利であるとともに、自動車等のタイヤ部分が接触した場合であっても 自動車のタイヤ、タイヤホイールに損傷を与えることもなく、更に、近年問題と なっている廃タイヤの処理の問題も解決することが可能である。
【0027】 なお、図8は、本発明の車止めを駐車場に配置した状態を示す図である。
【0028】
【考案の効果】
本考案の車止めは以上説明したような形態で実施され、以下に記載するような 効果を奏する。
【0029】 本考案の車止めは、自動車等の廃タイヤを再生して、駐車場等の敷地等とは別 個独立のものとして成るものであり、側面形状が略台形形状の長尺物である車止 め本体と、該車止め本体内に形成した空洞部と、該空洞部内に等間隔に配置した 壁部とを備えることを特徴とする。このように、本考案の車止めは、駐車場等の 敷地のコンクリート等とは別個独立のものであるために、所望する箇所へ装備す る際には、時間及び手間がかからず、装備に要するコストを低く抑えることが可 能である。
【0030】 また、ゴムにより一体成型したものであるために、従来のコンクリート製の車 止めと異なり、軽量であり持運びが容易であるとともに、弾力性に富むため、自 動車等のタイヤ部分が接触等した場合であっても自動車等のタイヤ部分に損傷を 与えることもない。
【0031】 更に、自動車等の廃タイヤを再生して一体成型することにより、近年話題にな っている廃タイヤ処理の問題を解決することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車止めの実施例を示す図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】図1におけるB−B線断面図である。
【図4】本考案の車止めの実施例を底面から見た図であ
る。
【図5】本考案の車止めの他の実施例を示す図である。
【図6】本考案の車止めの装備方法を説明するための図
である。
【図7】本考案の車止めの装備方法を説明するための図
である。
【図8】本考案の車止めを駐車場の所望する場所に装備
した状態を示す図である。
【図9】従来の車止めを説明するための図である。
【符号の説明】
1 車止め 2 車止め本体 3 側面部 4 斜面部 5 上面部 6 側壁部 7 空洞部 8 壁部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴムにより一体成型した車止めであって、
    側面形状が略台形形状の長尺物である車止め本体(2)
    と、該車止め本体(2)内に形成した空洞部(7)と、
    該空洞部(7)内に等間隔に配置した複数の壁部(8)
    とを備えることを特徴とする車止め。
  2. 【請求項2】ゴムにより一体成型した車止めであって、
    側面形状が略台形形状の長尺物である車止め本体(2)
    と、該車止め本体(2)内に形成した空洞部(7)と、
    前記車止め本体(2)の表面に塗布した硝子ビーズ入り
    の塗料とを備えることを特徴とする車止め。
  3. 【請求項3】ゴムにより一体成型した車止めであって、
    細長状の前後側面部(3)と、該前後側面部(3)の上
    端部分から連続する前記前後側面部(3)と同一の長さ
    を有する前後斜面部(4)と、該前後斜面部(4)の上
    端部分から連続する前記前後斜面部(4)と同一の長さ
    を有する上面部(5)と、前記前後側面部(3)、前後
    斜面部(4)、及び上面部(5)の長手方向の両端部分
    に連接された左右側壁部(6)とにより成る車止め本体
    (2)と、該車止め本体(2)内に形成した空洞部
    (7)と、該空洞部(7)内に等間隔で形成した複数の
    壁部(8)と、前記車止め本体(2)の表面に塗布され
    た硝子ビーズ入りの塗料とを備えることを特徴とする車
    止め。
  4. 【請求項4】自動車等の廃タイヤを再生して一体成型し
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに
    記載の車止め。
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