JPH01226357A - サーマルヘッドアレイの制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は感熱記録紙に感熱記録を行う発熱体であるサ
ーマルヘッドが配列されたサーマルヘッドアレイの制御
方法に関するものである。

［従来の技術］ サーマルヘッドアレイにおける個々のサーマルヘッドの
配列の方向をＹ軸方向とすれば、このサーマルヘッドア
レイによって感熱記録される記録紙の紙送りの方向はＹ
軸に直角なＸ軸の方向であり、例えば、Ｘ＝Ｘ１の線（
これを１ラインという）上でサーマルヘッドアレイの中
のどのサーマルヘッドを加熱しどのサーマルヘッドを加
熱しないかを制御することによって所望の図形を描画（
印字）することが出来る。

第２図は従来の制御方法を示すブロック図であって、図
において、１はホストコンピュータ、２はベクタラスタ
コンバータ、３はバッファレジスタ、４は制御装置、５
はサーマルヘッドアレイである。描画すべき図形のデー
タはポストコンピュータ１から与えられ、ベクタラスタ
コンバータ２は、与えられた図形データからその図形の
各Ｘ点（各ライン）においてＹのどの位置に点を印字す
べきかを算出し、この算出したデータの１ライン分のデ
ータと、このデータをバッファレジスタ３に読み込むタ
イミングを決定するクロックとを出力する。出力された
１ライン分のデータはバッファレジスタ３内に配列され
る。

簡単のため白黒の２値記録を考えると、Ｘ＝−定の線上
で、黒点を記録すべきＹの位置に対応するバッファレジ
スタ３内の位置には論理「１」が書き込まれ、その他の
位置には論理「０」が書き込まれる。制御装置４はバッ
ファレジスタ３の中で論理「１」が書き込まれているメ
モリ素子に対応する位置のサーマルヘッドだけを加熱す
る。このようにして１ライン分の記録が終わるとＸ方向
に微小な単位距離だけ紙送りが行われ、次の１ライン分
のデータがバッファレジスタ３に入力され、そのデータ
によってサーマルヘッドアレイが制御される。

［発明が解決しようとする課題］ 以上のような従来の制御方法では次のような問題がある
。第３図はサーマルヘッドアレイと感熱記録紙との関係
を示す説明図で、図において５は第２図の５と同じくサ
ーマルヘッドアレイを表し、１０は感熱記録紙、１１は
紙送りの方向でこの方向がＸ軸方向で、これに直角な方
向がＹ軸方向であり、１２．１３．１４はそれぞれ図面
の枠を示す線である。枠を示す線１３．１４は一般には
どの図面においてもＹ軸方向の位置が一定の線として描
画される。すなわち、どの図面を描画する場合にも、枠
を示す線１２．１３はサーマルヘッドアレイ５中の同一
のサーマルヘッドにより印字される結果となる。

ところで各サーマルヘッドの寿命はそのサーマルヘッド
のドツト印字回数で定まるので、サーマルヘッドアレイ
５の内で枠を示す線１３を印字するサーマルヘッドと、
枠を示す線１４を印字するサーマルヘッドとはどの図面
を描画する場合にも各ラインの印字に必ず使用され、使
用頻度が高く従って寿命が短いという問題がある。また
サーマルヘッドアレイ５の中で一つのサーマルヘッドが
破損すると全体のサーマルヘッドアレイ５が使用できな
くなる。従って、サーマルヘッドアレイの寿命を長くす
るには、サーマルヘッドアレイ５中の各サーマルヘッド
の使用頻度を平均化する必要がある。然るに従来のサー
マルヘッドアレイの制御方法では、枠を示す線１３．１
４の印字に関する限り上述の平均化が出来ないという問
題があった。

この発明は従来のものにおける上述の問題点を解決する
ためになされたもので、枠を示す線を印字するサーマル
ヘッドを図面ごとに変更することが出来る制御方法を提
供することを目的とする。

出力される１ライン分のデータの内最初の複数個のビッ
トのデータ（これらのデータは全部論理「０」のデータ
であって、除去しても描画すべき情報には関係ない）を
除去して残りのデータをバ・ンファレジスタ３の端から
書き込む。

［作用コ バッファレジスタ３内に格納されるデータは入力に際し
て除去されたビット分だけ移動して格納されるので、こ
のバッファレジスタから読み出したデータに従って描画
される図形は第３図のＹ軸方向に平行移動することにな
る。サーマルへ・ラドアレイ中のサーマルヘッドの配列
密度は大きな密度のものでは１６本／　ｍ　ｍ程度であ
るので、例えば全体の画面のＹ軸方向への５ｍｍの平行
移動を許容すれば１６本Ｘ５＝８０本のサーマルヘッド
に枠を示す線１３（線１４も同様）の印字を配分して分
担させることが出来る。

［実施例］ 以下、この発明の実施例を図面を用いて説明する。第１
図はこの発明の一実施例を示すブロック図で、図におい
て第２図と同一符号は同一部分を示し、６はプリセット
可能なカウンタ、７はセットリセット形フリップフロッ
プ（以下Ｆ／Ｆと略記する）、８はアンドゲートである
。また、第１図においても第２図と同様に制御装置４、
サーマルヘッドアレイ５が接続されているが第１図では
これらを省略しである。２１はベクタラスタコンバータ
２から送出され、１ライン分のデータの送出開始のタイ
ミングを示す同期パルス信号であって、信号２１によっ
てカウンタ６がプリセットされ、Ｆ／Ｆ７かリセットさ
れる。６１はカウンタ６にプリセットすべきプリセット
値を示し、プリセット値６１はホストコンピュータ１か
ら一画面の描画が終了するごとに異なった値が与えられ
る。

例えばプリセット値をＯ〜７つの整数から循環的に選択
するよう予めホストコンピュータに設定しておけばよい
。

プリセット値６１がｎであるとすると、信号２１の時点
でカウンタ６に数値ｎがセットされる。

カウンタ６は例えばダウンカウンタの接続であるとき、
クロックをｎ個計数するとカウンタ６の計数値が０にな
りキャリ信号が出力されてＦ／Ｆ７がセットされる。信
号２１の時点でＦ／Ｆがリセットされてからカウンタ６
からの出力でセットされるまでの間アンドゲート８でベ
クタラスタコンバータ２からのデータは阻止される。ク
ロックｎ個の後アンドゲート８が開いてデータを通過さ
せるので、通過したデータはバッファレジスタ３の中で
ｎビット分移動した位置に格納され、従って枠を示す線
１３．１４はＹ軸方向にｎドツト分移動した位置に印字
される。画面ごとにプリセット値６１の値を変更するこ
とによって、枠を示す線１３．１４を印字するサーマル
ヘッドを画面ごとに変更することができる。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、図面の枠を示す線を印
字するサーマルヘッドを図面ごとに変更して、サーマル
ヘッドアレイの寿命を長くすることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第２図
は従来の方法を示すブロック図、第３図はサーマルヘッ
ドアレイと感熱記録紙との関係を示す説明図。 １・・・ホストコンピュータ、２・・・ベクタラスタコ
ンバータ、３・・・バッファレジスタ、４・・・制御装
置、５・・・サーマルヘッドアレイ、６・・・カウンタ
、７・・・Ｆ／Ｆ、８・・・アンドゲート。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。 躬１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ベクタラスタコンバータが、ホストコンピュータの制御
   に従い、感熱記録紙に記録すべきデータを生成し、生成
   したデータの１ライン分のデータと、そのデータを書き
   込むタイミングを決定するクロックとを送出して上記１
   ライン分のデータをバッファレジスタに書き込み、この
   バッファレジスタに書き込まれたデータによってサーマ
   ルヘッドアレイを制御するサーマルヘッドアレイの制御
   方法において、 上記ベクタラスタコンバータのクロック出力と上記バッ
   ファレジスタとの間にアンドゲートを挿入し、任意の数
   値をプリセットすることが出来上記クロックを計数する
   カウンタを設け、 上記ベクタラスタコンバータが上記１ライン分のデータ
   の送出を開始した後、上記カウンタが上記クロックを上
   記プリセットした数値に等しいクロック数だけカウント
   するまでの間は上記カウンタの制御により上記アンドゲ
   ートにおいてデータ入力を阻止し、 感熱記録紙上に一枚の図面の記録を終了するごとに上記
   カウンタにプリセットする数値を変更し、上記カウンタ
   にプリセットする数値は予め上記ホストコンピュータに
   設定しておくことを特徴とするサーマルヘッドアレイの
   制御方法。