JPH0121645Y2 - - Google Patents

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JPH0121645Y2
JPH0121645Y2 JP1985146707U JP14670785U JPH0121645Y2 JP H0121645 Y2 JPH0121645 Y2 JP H0121645Y2 JP 1985146707 U JP1985146707 U JP 1985146707U JP 14670785 U JP14670785 U JP 14670785U JP H0121645 Y2 JPH0121645 Y2 JP H0121645Y2
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JP
Japan
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blade
side edge
ceramic
blades
scissors
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JP1985146707U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、洋裁和裁用、事務用、理容用あるい
は調理用等の鋏であつて刃縁がセラミツクのもの
の改良に関する。
(従来の技術) 従来から刀身の裏面に薄いセラミツク板を接着
して刃縁を形成したものは存在していた。セラミ
ツクは極めて硬いので、このような鋏は長期間使
用しても研ぐ必要がなく、鋏の研磨技術を持たな
い一般需要者にとつて重宝であつた。しかし、長
期間使用すれば支軸の周囲や触点等の、2つの刀
身がこすれ合う所で刀身が摩耗し、鋏身の締め付
け具合が緩んでしまうという欠点があつた。刀身
の締め付けの調整も一般人には困難であり、需要
者は具合の悪くなつたままで鋏を使用することと
なつていた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、以上の従来品の欠点に鑑み、長期間
使用しても刃研ぎ及び鋏身の締め付けのいずれも
要しない便利な鋏を提供することを目的とする。
更には、セラミツクの刃縁部分を研磨して刃縁
を形成することが容易な鋏を提供することも目的
とする。
(問題を解決するための手段) 本考案の構成は実施例として示す図面に従つて
説明する。
本考案は、一対の鋏身1,2が支軸3を中心に
回動可能となるように結合され、刀身6,7の裏
面に接着されたセラミツク板14に形成された刃
縁4,5が協働して切断作用をなす鋏である。
刀身6,7は金属で成型されたものであつて、
それらの後端にプラスチツク製の柄が連設されて
いる。刀身の側縁のうちセラミツクの刃縁4,5
が設けられる方の側縁は、その途中に段部15を
付けることにより、その段部15よりも前方の側
縁を柄寄りの側縁よりも後退させ、この後退した
側縁を鋭利な刀身刃縁8,9に形成してある。
薄いセラミツク板14は刀身6,7の裏面に全
面的に接着されており、したがつて前記の刀身刃
縁8,9から段部15の段差分だけセラミツク板
14が突出することになる。この突出したセラミ
ツク板の部分は研磨されて、鋭利な刃とされてい
る。
(作用、効果) 本考案は以上の如き構成であつて、セラミツク
板14が刀身6,7の裏面にほぼ全面的に、すな
わち支軸3よりも柄寄りの位置まで接着されてい
る。
従来のものは、セラミツク板が刀身の切断作用
をなす部分までしか接着されていなかつたので、
長期間使用しても切れ味が劣化することはなかつ
たが、支軸の周囲で相接する刀身の裏面が摩耗し
て、支軸の締め付けが緩むという欠点があつた。
本考案では、支軸の周囲もセラミツク板同士が
接触する構成となつているので摩耗せず、したが
つて長期間使用しても、何の手入れも必要としな
い鋏を提供することができる。
次に、本考案では、セラミツクの刃縁4,5が
突出する部分の刀身の側縁は、鋭利な刀身刃縁
8,9に形成されている。このため、刀身の裏面
にセラミツク板14を接着した後で、その刃縁
4,5をダイヤモンド砥石で研磨する場合に、こ
の砥石は刀身に触れることなく研磨することがで
きる。
従来品は、セラミツク刃縁の突出する部分の刀
身側縁は刃縁状に形成されておらず、ある程度の
厚みを有していたので、セラミツクの研磨中に砥
石が刀身に接触してしまうこととなつていた。ダ
イヤモンド砥石で金属を研ぐと、砥石のニツケル
合金に埋め込まれているダイヤモンドが剥がれ落
ちるので、従来品はセラミツクの研磨中にダイヤ
モンド砥石を著しく傷めるという欠点があつた
が、本考案は、このような欠点を除去できる点で
極めて優れた考案である。
更に、本考案の特徴は、刀身6,7の側縁の途
中に段部15を設けて、それよりも先方の刀身刃
縁8,9を後退させ、その後退した分だけセラミ
ツク刃縁4,5が突出していることである。
このため、刀身6,7の刃縁のある側縁は、刀
身の最先端から柄の境目まで一直線をなすのであ
る。
従来品は、本考案のような段部がなかつたの
で、セラミツク刃縁が刀身の側縁からはみ出した
構造となり、セラミツク刃縁の後端が刀身の側縁
から突き出て、その部分の破損するおそれがあつ
た。
本考案は、セラミツク刃縁の後端が刀身から突
出しないので、その部分が欠け落ちるおそれがな
いという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであつて第1
図はセラミツク板を接着する前の鋏身の正面図、
第2図は刀身の断面図、第3図は本考案の正面
図、第4図は刃付けをした後の刀身の断面図、第
5図は刃付けをする前の刀身の断面図である。 4,5……セラミツクの刃縁、6,7……刀
身、8,9……刀身の刃縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の鋏身1,2が支軸3を中心に回動可能に
    なるように結合され、刀身6,7の裏面に接着さ
    れたセラミツク板14に形成された刃縁4,5が
    協働して切断作用をなす鋏において、セラミツク
    板14は金属製の刀身6,7の裏面にほぼ全面的
    に、すなわち支軸3よりも柄寄りの位置まで接着
    されて存在し、且つ前記刀身6,7の側縁のうち
    前記セラミツクの刃縁4,5がある方の側縁の途
    中に段部15を付けることにより、その段部15
    よりも先方の側縁を、柄寄りの側縁よりも後退さ
    せて、当該後退した側縁を鋭利な刀身刃縁8,9
    となし、前記セラミツクの刃縁4,5は、この段
    部15の段差分だけ刀身刃縁8,9よりも突出し
    ていることを特徴とする鋏。
JP1985146707U 1985-09-27 1985-09-27 Expired JPH0121645Y2 (ja)

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JP1985146707U JPH0121645Y2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27

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JP1985146707U JPH0121645Y2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27

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Publication Number Publication Date
JPS6254674U JPS6254674U (ja) 1987-04-04
JPH0121645Y2 true JPH0121645Y2 (ja) 1989-06-27

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ID=31059419

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JP1985146707U Expired JPH0121645Y2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61196989A (ja) * 1985-02-27 1986-09-01 フェザー安全剃刀株式会社

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61196989A (ja) * 1985-02-27 1986-09-01 フェザー安全剃刀株式会社

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Publication number Publication date
JPS6254674U (ja) 1987-04-04

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