JPH0513502Y2 - - Google Patents

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JPH0513502Y2
JPH0513502Y2 JP7774789U JP7774789U JPH0513502Y2 JP H0513502 Y2 JPH0513502 Y2 JP H0513502Y2 JP 7774789 U JP7774789 U JP 7774789U JP 7774789 U JP7774789 U JP 7774789U JP H0513502 Y2 JPH0513502 Y2 JP H0513502Y2
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JP
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cutting blade
cutting
cutting edge
polishing
blade
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、理髪鋏の刃先裏を僅かに研磨する
ための刃先裏研磨具に関するものである。
(従来の技術) 理髪鋏は、極めて鋭敏なもので、研ぎ方によつ
て切れ味が大きく左右されるものであつて、理容
師は自分が使用する鋏を自分が使い易いように自
分で研ぐのが普通であり、自分で研ぐ技能を持た
ない人は専門の研ぎ屋に外注している。従来の研
ぎ方は、切刃の表を主に研いで、裏をカエリを除
く程度に軽く平面的に研ぐのみであつた。そして
形成される刃先角(刃先線に直交する方向の断面
上の刃表と刃裏とのなす角)が小さい程切れ味は
良いが、切れ味が長持ちせず、逆に刃先角が大き
いと切れ味が劣る。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように研がれた理髪鋏は、使用中に特に
硬い髪を切る場合に、第8図に拡大して示した如
く、髪Hの抵抗によつて理髪鋏Sの刃先が極く僅
かに裏面側に曲がる場合があり、この刃先曲がり
が生じると、左右の切刃が摺れ合う時、曲がつた
部分が干渉して刃先を損傷し、使用不能となると
いつた問題がつた。
この刃先曲がりは、刃先角を小さくして切れ味
を良くする程生じ易く、この事が理容師の悩みの
種であつた。
この考案は上記した問題点を解消するために、
刃先裏を極く僅かに、角度をつけて研磨するため
の、理髪鋏の刃先裏研磨具を提供することを目的
とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達するためのこの考案は、板状の
本体の一側面を、理髪鋏の片方の切刃の裏面を上
向にして背面を当接させる背当部とし、この背当
部から外方に突出して、上記切刃の表面を支える
受座を形成するとともに、上記本体の後端部上面
から、上記背当部より外方に突出して、その突出
部の下面に上記切刃の相手側との枢着部近傍の裏
面を当てて支持し、あるいは、枢着孔を利用して
固着するための切刃支持部を設け、さらに、上記
本体に、上記背当部と適宜間隔をもつてほぼ平行
する摺動案内部に形成し、この摺動案内部に係合
して摺動する摺動部材を設け、この摺動部材は、
前記した状態に支持されている、上記切刃の刃先
線にほぼ直交する方向に配置される、硝子棒、セ
ラミツク棒、ダイヤモンド砥石棒等からなる研磨
棒を、その外周が上記切刃の刃先裏に、この切刃
の裏面と上記研磨棒とが1°〜10°の傾斜角をもつ
て当接し、または離脱する方向に移動可能に支持
せしめて成る、理髪鋏の刃先裏研磨具である。
(作用) 上記の如く支持された理髪鋏の刃先裏に、微細
粒子の研磨剤(コンパウンド)またはオイルある
いは水を塗布した研磨棒を軽く当てて、この研磨
棒を摺動部材とともに摺動案内部に沿つて数回往
復摺動させることにより、刃先裏を僅かに研磨す
る。
こうして刃先裏を研磨すると、硬い髪を切る場
合に刃先が裏側に曲がりにくくなり、微小な曲が
りが生じても左右の切刃が干渉しない範囲とする
ことができ、切刃の損傷を防止し得るものであ
る。
ただし、この刃先裏研磨は、研ぎ過ぎると切れ
味を損じることになるため、注意を要するもので
ある。
(実施例) 以下この考案を図面に示す実施例にもとづいて
説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例を、理髪
鋏を分解しないままと、分解して刃先裏を研磨し
ている状態でそれぞれ示した平面図であり、図に
おいて1は本体で、プラスチツク製の板状物から
なり、図に向かつて左側面を背当部2として、理
髪鋏の一方の切刃10の裏面を上向にしてその背
面を当接させる。この背当部2の前後方向のほぼ
中央の、本体1の厚みの下方から外方に突出した
受座3が形成されていて、この受座3に切刃10
の表面を当てて支持させる。
4は切刃支持部で、本体1の後端部上面から背
当部より外方に突出して設けてあり、この突出部
の裏面の、背当部から切刃10の柄に近い位置の
幅が嵌り得る間隔Wを隔てた先端部から前方に突
出して、その上面が本体1の上面と同一平面上に
位置せしめた相手切刃受5が設けてある。
この相手切刃受5と、背当部2との間の切刃支
持4の裏面に、第1図に示す如く切刃10の枢着
部6より柄側寄りの裏面を当て、さらに切刃10
とほぼ直交状態とした相手切刃11の裏面を、本
体1と、相手切刃受5との上面にまたがつて当
て、かつ相手切刃11の背面を切刃支持部4の前
部側に当接させ、さらに、切刃10の先端に近い
位置の表面を受座3に支持させることで、理髪鋏
が切刃10の刃先裏10aを研磨できる状態に位
置決めされる。
7は摺動案内部で、本体7の上面の背当部2の
反対側面に近い位置に背当部2と平行して前後方
向に設けた円弧状の凹溝から成る。
この摺動案内部7には、摺動部材8がB矢印に
示す往復方向、すなわち、背当部2に平行する方
向に摺動自在に係合している。この摺動部材8
は、第6図に示す如く側面がほぼ台形で、前後方
向に細長い躯体の下面に長手方向(前後方向)に
延設した、前記の摺動案内部7に嵌つて摺動する
ための、欠円状端面を有する摺動部材8aが設け
てあり、さらに躯体を幅方向に貫通する研磨棒通
孔8bが4個(4個以外の数であつてもよい)平
行して設けてあり、この4個の研磨棒通案8bは
躯体低面からの高さが少しづつ違つている。そし
てこの摺動部材8は、前後方向を逆にして摺動案
内部7に係合させて使用することもできる。
9は研磨棒で、硝子、セラミツク、ダイヤモン
ド砥石等の硬質材からなる丸棒であり、この研磨
棒9を摺動部材8の4個の研磨棒通孔8cのどれ
かに挿通して、第1図、第2図、第4図に示す如
く、先端付近の外周が、切刃10の刃先裏10a
に、切刃10の裏面に対して適度の傾斜角θ(4
個の研磨棒通孔8bは、孔位置の高さによつて、
2°,4°,6°,8°の傾斜角がそれぞれ得られるよう
に構成してある。)をもつて当接し、また第4図
仮想線にて示す如く、摺動部8aの軸心を中心に
摺動部材8と研磨棒9とが矢印の方向に一体に回
動して研磨棒9を刃先裏10aから離脱させるこ
とができる。
12は切刃止付孔で、切刃支持部4の背当部2
と、相手切刃受5との間に設けてあり、第2図に
示す如く理髪鋏を枢着部6で分解して、第2図に
示す如く切刃10また相手切刃11を、裏面を上
向にして枢着孔を切刃止付孔12の位置に合わせ
て、ねじ止13して固着するものである。
このように、理髪鋏を分解しないで第1図の状
態に支持し、あるいは、分解して第2図の状態に
一方の切刃を固着する2通りの使い方ができる。
14は凹陥部で、理髪鋏を第1図の如く分解し
ないで使用する場合、相手切刃11の柄が、本体
1の上面に干渉しないようにするものである。
以上の構成により、摺動部材8の4個の研磨棒
通孔8bは、孔位置の高いもの程第4図に示す刃
裏面と研磨棒9とのなす研磨角θが大となるもの
であり、自分に適した研磨角θが得られる研磨棒
通孔8bを選択して研磨棒9を通し、この研磨棒
9に目の細かい(たとえば1万メツシユ)の研磨
剤または、研磨棒がダイヤモンド砥石の場合はオ
イルか水を塗布して、摺動部材8と、研磨棒9と
を一緒に片手でつかんで、第1図、第2図および
第4図の状態に研磨棒9を切刃の刃先裏10aに
軽く当ててB矢印の方向に摺動させることによ
り、刃先裏10aを僅かに研磨する。この刃先研
磨は、研磨し過ぎると切れ味を落とすことになる
ので、注意が必要である。
こうして一方の切刃10の刃先裏研磨が完了し
たら、相手切刃11を同様に刃先裏研磨を行う。
この刃先裏研磨は、切刃10の刃先の全長に亘
つて行う必要はなく、主に使用するのは先端付近
であるから刃長の先端寄りの1/2程度を研磨すれ
ば充分である。
研磨した切刃10の刃先は、第7図に拡大して
示した如く先端の黒く塗つた微小な部分が研磨さ
れ、研磨後の刃先角は研磨前の刃先角αに、研磨
角θを加えた(α+θ)と大きくなるため、使用
の際に硬い髪を切つても刃先に曲がりが生じにく
くなり、若し微小な曲がりが生じても、研磨した
量以内であれば干渉が生じることなく、理髪鋏の
損傷を防止することができるものである。
(考案の効果) 以上説明したこの考案に係る理髪鋏の刃先裏研
磨具を使用して理髪鋏の刃先裏を僅かに研磨する
ことにより、理髪鋏の使用中に生じる刃先の裏側
への曲がりによる干渉を防止することができ、使
用法が簡単で誰でも使用できる手軽な刃先裏研磨
具が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る理髪鋏の刃先裏研磨具
の一実施例を使用状態で示した平面図、第2図は
第1図に示した理髪鋏の刃先裏研磨具を異なつた
使用法の使用使用状態で示した平面図、第3図は
第1図−線断面図、第4図は第1図−線
断面図、第5図は第1図をA矢の方向に見た図、
第6図は摺動部材の斜視図、第7図は刃先裏を僅
かに研磨した切刃の局部拡大断面図、第8図は従
来の理髪鋏が使用中に刃先が裏側に曲がつた状態
を示す部分拡大断面図である。 1……本体、2……背当部、3……受座、4…
…切刃支持部、5……相手切刃受、6……枢着
部、7……摺動案内部、8……摺動部材、8a…
…摺動部、8b……研磨棒通孔、9……研磨棒、
10……切刃、10a……刃先裏、11……相手
切刃、12……切刃止付孔、13……ねじ止め、
14……凹陥部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板状の本体の一側面を、理髪鋏の片方の切刃の
    裏面を上向にして背面を当接させる背当部とし、
    この背当部から外方に突出して、上記切刃の表面
    を支える受座を形成するとともに、上記本体の後
    端部上面から上記背当部より外方に突出して、そ
    の突出部の下面に上記切刃の相手側との枢着部近
    傍の裏面を当てて支持し、あるいは、枢着孔を利
    用して固着するための切刃支持部を設け、さら
    に、上記本体に、上記背当部と適宜間隔をもつて
    ほぼ平行する摺動案内部を形成し、この摺動案内
    部に係合して摺動する摺動部材を設け、この摺動
    部材は、前記した状態に支持されている上記切刃
    の刃先線にほぼ直交する方向に配置される研磨棒
    を、その外周が上記切刃の刃先裏に、この切刃の
    裏面と上記研磨棒とが1°〜10°の傾斜角をもつて
    当接し、または離脱する方向に移動可能に支持せ
    しめたことを特徴とする、理髪鋏の刃先裏研磨
    具。
JP7774789U 1989-06-30 1989-06-30 Expired - Lifetime JPH0513502Y2 (ja)

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JPH0319669U JPH0319669U (ja) 1991-02-26
JPH0513502Y2 true JPH0513502Y2 (ja) 1993-04-09

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