JPS63302884A - 鋏 - Google Patents

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JPS63302884A
JPS63302884A JP13778687A JP13778687A JPS63302884A JP S63302884 A JPS63302884 A JP S63302884A JP 13778687 A JP13778687 A JP 13778687A JP 13778687 A JP13778687 A JP 13778687A JP S63302884 A JPS63302884 A JP S63302884A
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JP
Japan
Prior art keywords
blade
scissors
blades
scissor
boundary
Prior art date
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Pending
Application number
JP13778687A
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English (en)
Inventor
加藤 俊男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、たち鋏、事務鋏あるいは園芸用鋏等のあらゆ
る鋏に関する。
(従来の技術) 従来の鋏は刃部の裏面(刃裏)に対し裏すきという加工
をしていた。裏すきというのは、円筒形の砥石(グライ
ンダー)をその中心軸を中心として回転させ、その中心
軸を刃部の刃縁と平行に保ちながら、円筒形砥石の側面
で刃縁を残して刃裏を研削するものである。裏すきの結
果第9図に示すように刃IAlのどの部分よりも刃縁2
は高くなる。この結果、2つの鋏身を支軸で結合した場
合に、2つの刃部が接触するのは交叉した刃縁の交点の
みであって、この点に側圧(それぞれの刃部が他方の刃
部を押す力)がかかり物が切れるのである。もしも裏す
きをしないとすれば、刃裏は全面的に接触することにな
り、側圧が刃縁の交点のみに集中しないから、物を切っ
たときにせん断力の作用によって両面刃部が開いてしま
い、結局その物が切れないこととなる。したがって、従
来の鋏において裏すきは必要不可欠な要素であり、裏す
きのない鋏は存在していたが、そのような鋏はうまく物
を切ることができない粗悪品であった。
(発明が解決しようとする問題点) 前述した如く、鋏に裏すきは必要不可欠であるが、この
裏すきの作業は工程中最も困難なものであり、長年の熟
練を必要としていた6したがって。
裏すきを必要としない鋏が出現すれば、それは正に革命
的であり、コストを大幅に下げることができるものであ
る。
更に、近年新素材の開発が盛んになるにつれて。
鋏の刃裏に超硬合金やニューセラミック等を接合したも
のが出回っている。しかしながら、これらの素材は極め
て硬度が高く、裏すきなどの加工をすることは不可能に
近い。したがって、現在のそのような鋏は裏すきがなく
、布などの極端に軟らかい物や1反対にボール紙などの
比較的硬い物に対して側圧が働かず、これらを切ること
ができなかった。
本発明は、裏すきをしなくても従来品のような裏すきを
した鋏と同様に、2つの刃裏が全面的に当たることのな
い鋏を提供しようとするものである。
(問題を解決するための手段) 本発明の構成を実施例として示す図面に従って説明する
鋏は1把持部3,4の前方に刃部5,6が連なる2つの
鋏身を1把持部3,4と刃部5,6の境部7,8におい
て支軸9により回動可能に結合したものである6両鋏身
の刃部の刃裏10,11は裏すきのされない平面状とな
っている。
一方の鋏身の境部7の裏面12は、鋏身の横方向(鋏身
の長手方向に対し直角方向)に関し傾斜面となっている
。その傾斜面の傾斜方向は、第5図に示すように境部裏
面12が刃部の刃縁13がわ縁部に行くに従って、鋏身
の表面14に接近するような方向である。このように境
部の裏面12を傾斜面とすることは一方の鋏身のみで足
りるのであるが、それに限定されることはなく、両方の
鋏身に傾斜面を付けても差支えない。
このような2つの鋏身を支軸9によって、回動可能に軸
着するのであるが、前述したように境部裏面12は傾斜
面となっているから、平面のままである刃裏10との間
に段差15を生じるので、支1II19により組立てる
場合に1段差15による隙間を埋めるため両鋏身の境部
7,8の間にスペーサー16を介在させる。
こうして組立てた鋏は、スペーサー16が介在していて
も、結果的には両鋏身の境部7,8の裏面が全面的に密
接するのと同様であって、しかも境部7はその裏面12
が刃部の刃縁がb縁部に行くに従って、その鋏身の表面
14に接近するような方向である。したがって、その結
果、刃部の刃裏10,11は全面的に接することがなく
、一方の鋏身の刃裏10は、他方の鋏身の刃部6に対し
て傾斜面となって、一方の鋏身の刃#13のみが他方の
刃部5に当たる。
好ましくは、一方の鋏身の境部裏面12に形成されてい
る傾斜面を、他方の鋏身にも設ける。この場合、鋏を組
立てたときに、双方の刃裏10゜11が互いに他方の刃
部に対して傾斜面となるので、刃縁同士が接触すること
になる。
同様の効果を生じさせるものが、特許請求の範囲第2項
に記載された鋏であって、少なくとも一方の鋏身の境部
裏面12に、前述した如く傾斜面を形成するほか、当該
裏面12は鋏身の先部に行くに従って、境部裏面12が
鋏身の表面に接近するような方向にも傾斜していること
を特徴とする。
この傾斜面によって刃部5,6は互いに他方の刃部を抑
圧するので、双方の刃縁を交差させたときに刃縁が互い
に他方の刃縁に食い込む形となって鋭い切れ味が得られ
る。
なお、符号17は鋏身の表面に設けら九た段部であって
、支軸9に対して鋏身の表面が垂直とならない場合に、
支軸のナツト18を鋏身の表面に密接するように矯正す
るためのものである。
第10図乃至第13図は鋏の鋏身を回動させて刃部5,
6を開いたときの刃の交叉状態を示すものであって、第
10図は従来品の刃部の側面図であり、第11図は本発
明において一方の鋏身の境部裏面のみを傾斜面としたと
きの刃部の側面図であり、第12図は従来品における刃
縁交点部分の断面図であり、第13図は本発明において
一方の境部裏面のみを傾斜面としたときの刃縁交点部分
の断面図である。特に第13図からも明らかなように1
本願発明は、従来の裏すきした鋏と同様に、刃部の刃裏
同士がぴったり密接することがない。
(作用、効果) 本願発明は以上の如き構成であって、両鋏身の刃部の裏
面は平面状であるのでこの部分に従来のような裏すきを
する必要がなく、刃裏にニューセラミックや超硬合金等
の硬度の大きな加工しずらい材料を使用することができ
る。
また、鋏身の境部裏面12は、鋏身の横方向に関し傾斜
面となっており、その傾斜の方向は境部裏面12が刃部
の刃縁がわ縁部に行くに従って、鋏身の表面14に接近
する方向となっている。このため、鋏を組立てたときに
、境部裏面を傾斜面とした鋏身の刃裏は他方の刃部に対
して傾斜するので、双方の刃裏同士が全面的に接触する
ことがなく、従って従来の鋏と同様の切れ味を得ること
ができる。
以上述べたように、本願発明は従来のような裏すきをし
なくても裏すきをしたと同様の効果が得られるので、刃
裏にニューセラミックや超硬合金のような加工しにくい
材料を使用しても簡単な手段で優れた切れ味を得ること
ができる。
また、材料の全部を従来のように鉄等の金属で形成した
場合でも、裏すき加工の必要がないのでコストを大幅に
下げることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本願発明の実施例を示すものであって第1図はそ
の斜視図、第2図は第1図におけるA−へ断面図、第3
図は第1図におけるB−B断面図、第4図は境部裏面を
傾斜面とした鋏身を裏から見た斜視図、第5図は境部裏
面を傾斜面としない鋏身を裏から見た斜視図、第6図は
第4図におけるC−C断面図、第7図は第4図における
D−D断面図、第8図は従来の鋏の裏すきされた刃裏の
斜視図、第9図は第8図におけるE−E断面図であり、
第10図乃至第13図は鋏の鋏身を回動させて刃部を開
いたときの刃の交叉状態を示すものであって、第10図
は従来品の刃部の側面図であり、第11図は本発明にお
いて一方の鋏身の境部裏面のみを傾斜面としたときの刃
部の側面図であり、第12図は従来品における刃縁交点
部分の断面図であり、第13図は本発明において一方の
境部裏面のみを傾斜面としたときの刃縁交点部分の断面
図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)把持部の前方に刃部が連なる2つの鋏身を、把持
    部と刃部の境部において支軸により結合して回動可能と
    した鋏において、両鋏身の刃部の裏面は平面状であり、
    少なくとも一方の鋏身の前記境部裏面は、鋏身の横方向
    (鋏身の長手方向に対し直角の方向)に関し傾斜面とな
    っており、その傾斜の方向は前記境部裏面が刃部の刃縁
    がわ縁部に行くに従って、鋏身の表面に接近するような
    方向であることを特徴とする鋏。
  2. (2)前記境部裏面は、鋏身の長手方向に関しても傾斜
    しており、その傾斜の方向は、鋏身の先部に行くに従っ
    て境部裏面が鋏身の表面に接近するような方向であるこ
    とを特徴とする鋏。
JP13778687A 1987-06-02 1987-06-02 Pending JPS63302884A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13778687A JPS63302884A (ja) 1987-06-02 1987-06-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13778687A JPS63302884A (ja) 1987-06-02 1987-06-02

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63302884A true JPS63302884A (ja) 1988-12-09

Family

ID=15206810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13778687A Pending JPS63302884A (ja) 1987-06-02 1987-06-02

Country Status (1)

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JP (1) JPS63302884A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05317532A (ja) * 1992-05-26 1993-12-03 Kaijirushi Hamono Kaihatsu Center:Kk 鋏の刀身構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS455357Y1 (ja) * 1966-04-04 1970-03-13

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS455357Y1 (ja) * 1966-04-04 1970-03-13

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05317532A (ja) * 1992-05-26 1993-12-03 Kaijirushi Hamono Kaihatsu Center:Kk 鋏の刀身構造

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