JP2578887Y2 - 電動式爪研削器 - Google Patents

電動式爪研削器

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JP2578887Y2
JP2578887Y2 JP1992028558U JP2855892U JP2578887Y2 JP 2578887 Y2 JP2578887 Y2 JP 2578887Y2 JP 1992028558 U JP1992028558 U JP 1992028558U JP 2855892 U JP2855892 U JP 2855892U JP 2578887 Y2 JP2578887 Y2 JP 2578887Y2
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寿雄 小沢
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,モータによって回転さ
せられる研削部材の表面に爪の端縁部を押圧することに
よって,爪の端縁部を研削する電動式爪研削器に関する
ものであり,特に爪の位置決めが正確に行なえると共
に,研削後の爪の仕上りが美麗になるように改良した電
動式爪研削器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来では伸びた爪を切ったり,爪の端縁
部を整形する場合には,対向して設けられた1対の刃を
備え,この刃をレバー等によって駆動するせん断式の爪
切り器が一般に使用されている。この爪切り器の刃の平
面への投影輪郭は,爪の端縁部と略対応する凹円弧若し
くは凹曲線に形成されているが,爪切り時においては爪
を部分的にせん断するため,せん断後の爪の端縁部は部
分的に鋭利な角部が存在する不規則な形状となるのが通
常である。このため爪切り器に付属するやすり若しくは
仕上専用の研磨用やすりによって前記角部を丸めて仕上
げをする必要があり,整形に手間がかかるという問題点
がある。特に利き腕側の爪切り,およびその後の仕上げ
に際しては,前記せん断および仕上,整形が極めて煩雑
である。なお幼児の場合には,上記作業を本人自身が実
行できる場合は極めて少なく,通常は保護者もしくは介
護者が代行するため,煩雑さは更に増加する。
【0003】上記問題点を解決するために,モータによ
って回転させられる研削部材を備えた電動式の爪研削器
が種々提案されている(例えば実開昭58−143610号, 同
59−155010号, 同60−173207号公報等参照) 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の電動式爪研削器においては,爪の端縁部を研削するた
めの研削部材は,何れも表面が平面状若しくは凹曲面状
に形成されているため,爪の端縁部の中間を研削する場
合には好都合であるが,爪の端縁部の側端を研削するこ
とが困難であるという問題点がある。すなわち爪の端縁
部の側端は,指の腹に近接しているため,当該部分を研
削部材の研削表面に充分に押圧することができないこと
による。なおこの傾向はスリット状の開口から爪を挿入
する型式のものにおいて顕著である。
【0005】次に従来のものにおいては,爪の位置決め
手段を欠如しているため,爪の研削中における指若しく
は爪の固定状態が不安定であり,研削後の仕上り形状が
一定しないのみならず,整形作業が円滑に行なわれにく
いという問題点がある。特に近年においては,単に爪の
端縁部の余剰部分を除去するのみならず,美容整形上の
観点から爪の形状も美麗に,かつ個性的に整形するため
に上記のような電動式爪研削器を使用する場合が増加し
ている。また女性の場合には,爪の表面にマニキュアを
施す場合が多く,このような爪を研削する際に,爪若し
くは指の位置決めが不安定であると,マニキュア処理し
た爪の表面を損傷することともなり,研削後の美感を著
しく損なうという問題点がある。
【0006】本考案は,上記従来技術に存在する問題点
を解決し,爪の位置決めが正確に行なえると共に,研削
後の爪の仕上りが美麗になるように改良した電動式爪研
削器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本考案においては,電池およびモータを収容してな
る中空筒状のケースの上端にモータの出力軸を突出さ
せ,研削表面を凸に形成すると共に嵌合軸を設け
てなる研削部材を前記出力軸と着脱可能に接続し,前記
ケースの上端部に研削部材の表面に沿ってその表面を被
覆するようにカバーを着脱可能に設け,このカバーにス
リット状の爪挿入孔を開口すると共に,この爪挿入孔の
長手方向に沿って爪の表面と摺接する突当部を突設す
る,という技術的手段を採用した。
【0008】
【0009】本考案において研削部材を構成する材料と
しては,ダイヤモンド粒子若しくはセラミック粒子のよ
うな硬質微粒子を結合材料によって結合した砥石であっ
てもよく,また鋼のような硬質金属材料によって形成
し,研削表面に複数個の細かい刃を設けた研削具として
もよい。
【0010】更にカバーに設けるスリット状の爪挿入孔
は,平面に対する投影形状において直線状とするのみな
らず,曲線状とすることもでき,またスリットの幅寸法
を特に側端部において中間部のそれより大に形成しても
よい。
【0011】
【作用】上記の構成により,爪の端縁部の研削に際して
は,爪の表面を突当部に当接させた状態で爪の端縁部を
爪挿入口に挿入し,指を突当部に沿って移動若しくは回
動させれば,容易かつ均一に爪の端縁部を研削すること
ができる。
【0012】
【実施例】図1は本考案の実施例を示す要部縦断面図,
図2は図1における右側面図,図3は図1における要部
A矢視図である。なお図2において(a),(b)は各
々後述する爪挿入孔を直線状に形成したものおよび曲線
状に形成したものを示す。図1ないし図3において,1
はケースであり,例えばプラスチック材料によって中空
筒状に形成し,電池2およびモータ3を収容し,上端
(図1において右端)にモータ3の出力軸4を突出させ
る。5は底蓋であり,ケース1の底部(図1において左
端)に着脱可能に装着すると共に,コイルばね6を介し
て電池2を押圧固定するように形成する。
【0013】7は研削部材であり,例えばプラスチック
材料によって円板状の基板8と嵌合軸9とを一体に形成
すると共に,砥石10を基板8の表面に一体に固着して
構成する。なお砥石10は,例えばダイヤモンド粒のよ
うな硬質微粒子を結合材料によって結合し,円板状にか
つ表面を例えば球面状に形成する。嵌合軸9は前記モー
タ3の出力軸4と着脱可能,かつ出力軸4と一体回転可
能としてある。11はコイルばねであり,出力軸4に固
着したカラー12と基板8との間に介装する。
【0014】次に13はカバーであり,前記ケース1の
上端部に,研削部材7の砥石10の表面に沿ってその表
面を被覆するように着脱可能に設ける。カバー13には
スリット状の爪挿入孔14を開口すると共に,この爪挿
入孔14の長手方向に沿って突当部15をカバー13と
一体に設ける。なおカバー13の内周面は,前記砥石1
0の表面と対応する凹球面に形成し,砥石10の表面と
僅かに摺接するか,微小間隙を介して対向するように設
ける。また爪挿入孔14およびこの爪挿入孔14に沿う
突当部15の表面は,図2(a)に示すように直線状に
形成してもよく,一方図2(b)に示すように曲線状に
形成してもよい。更に爪挿入孔14の開口位置は,砥石
10の回転中心から若干距離を離して設けることが好ま
しい。
【0015】上記の構成により,ケース1に設けられた
スイッチ(図示せず)をON状態にすると,モータ3の
出力軸4を介して研削部材7が回転するから,鎖線にて
示すように爪を爪挿入孔14に挿入して砥石10の表面
に押圧すれば,爪の端縁部を研削することができる。こ
の場合,爪の表面を突当部15に当接させた状態で,突
当部15に沿って指を移動若しくは回動させることによ
り,爪の端縁部を容易かつ均一に研削することができ
る。この場合爪の位置は突当部15によって正確に位置
決めされ,前後に倒れることがないため,爪の端縁部以
外の部位が非所望に研削されることがない。従って爪の
表面にマニキュア処理してある場合においても,その表
面が損傷されることなく,研削後も美感を保持できるの
である。
【0016】次に爪の端縁部の側端を研削する場合に
は,例えば図2(a)に示すように指を若干傾けること
により,容易に研削を行なうことができる。この場合,
爪挿入孔14の幅寸法を,側端部において中間部のそれ
より大に形成し,例えば鼓状にしておくと,上記爪の端
縁部の側端の研削が更に容易となる。上記爪挿入孔14
の形成例は,図2(a)のみでなく,図2(b)につい
ても同様である。
【0017】本実施例においては,研削部材7を砥石1
0によって形成した例について記述したが,砥石10に
代えて,鋼のような硬質金属材料によって研削部材7を
形成し,凸曲面に細かい刃,若しくはやすり状の刃を設
けてもよい。更に砥石10若しくは研削部材7の凸曲面
における砥粒若しくは刃の粗さの異なるものを複数個準
備しておき,好みに応じて交換して使用することもでき
るから,爪の研削のみでなく研磨にも使用できる。なお
本実施例においてはケース1と研削部材7とが同一軸線
を形成する例について記述したが,両軸線が所定の角度
で交差するようなものであっても作用は同様である。
【0018】
【考案の効果】本考案は以上記述のような構成および作
用であるから,爪の位置決めが安定かつ正確であるた
め,研削が容易に行なえると共に,爪の端縁部の側端の
研削もまた容易であり,研削後の爪の仕上りが極めて美
麗であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す要部縦断面図である。
【図2】図1における右側面図であり,(a),(b)
は各々爪挿入孔を直線状に形成したものおよび曲線状に
形成したものを示す。
【図3】図1における要部A矢視図である。
【符号の説明】
1 ケース 7 研削部材 13 カバー 14 爪挿入孔 15 突当部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A45D 29/05 A45D 29/14

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池およびモータを収容してなる中空筒
    状のケースの上端にモータの出力軸を突出させ,研削表
    面を凸に形成すると共に嵌合軸を設けてなる研削
    部材を前記出力軸と着脱可能に接続し,前記ケースの上
    端部に研削部材の表面に沿ってその表面を被覆するよう
    にカバーを着脱可能に設け,このカバーにスリット状の
    爪挿入孔を開口すると共に,この爪挿入孔の長手方向に
    沿って爪の表面と摺接する突当部を突設したことを特徴
    とする電動式爪研削器。
JP1992028558U 1992-04-30 1992-04-30 電動式爪研削器 Expired - Fee Related JP2578887Y2 (ja)

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JPH0166209U (ja) * 1987-10-19 1989-04-27
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