JPH01215958A - 信号伝送用高純度金属材の歪除去方法 - Google Patents

信号伝送用高純度金属材の歪除去方法

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JPH01215958A
JPH01215958A JP3963288A JP3963288A JPH01215958A JP H01215958 A JPH01215958 A JP H01215958A JP 3963288 A JP3963288 A JP 3963288A JP 3963288 A JP3963288 A JP 3963288A JP H01215958 A JPH01215958 A JP H01215958A
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JP
Japan
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signal transmission
wire
materials
strain
purity
Prior art date
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Pending
Application number
JP3963288A
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English (en)
Inventor
Harumichi Okamoto
岡本 晴通
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、銅、アルミニウムその他の高純度金属製線材
、箔材、被覆材の歪除去方法に関するものであり、特に
は通電加熱方式を採用することを特徴とする高純度金属
材の歪除去方法に関する。
本発明によって、オーディオ及びビジュアルケーブルに
代表される電気信号伝送線材やプリント回路箔並びに蒸
着膜、スパッタ膜等のような被覆材の歪を容易に且つ簡
便に除去することが出来る。
聚豆少五1 近年、コンパクトディスクやレーザーディスクのように
光を使用してデジタル方式で記録及び再生を行なうオー
ディオ及びビジュアル設備が普及している。こうしたデ
ジタル方式での電気信号の記録と再生は、アナログ方式
のものに比較して例えば音の記録あるいは再生が音域及
びその精確性を広げ、純度の高い、立体間及び臨場感の
豊かな音の再生を可能としつつある。
このように優れたデジタル方式の能力を最大限に引き出
すためには、設備コンポーネントの品質の高性能化はも
とより、それらを結ぶ信号伝送線路並びにコンポーネン
ト内部の信号伝送線路の高品質化に注目が向けられるよ
うになっている。信号伝送線路を含めて入力から出力ま
で全体を通して配慮を払ってこそ真の意味のデジタル方
式の長所が引き出されるのである。
皮籠皇弦l 従来、オーディオ機器におけるアンプとスビーカーとを
結ぶスピーカーケーブル、テープレコーダやコンパクト
ディスクとアンプとを結ぶオーディオビンケーブル、オ
ーディオステレオビンケーブル等、更にビジュアル機器
に用いられるビジュアルビンケーブル等のような伝送ケ
ーブルには、アナログ方式による伝送ケーブルが用いら
れていたが、上述したように、信号の伝送中、雑音や歪
が付与され、音質及び画質を劣化させていた。
こうした中で、高品質の音を再生するために電線の改良
に関する提案が為された。例えば、特開昭59−167
904号は、酸素50ppm以下の無酸素銅を700℃
以上の不活性ガス雰囲気中で焼鈍し、結晶粒を粗大化す
ることにより、高品質の音質を得ようとするものであっ
た。
更に、これを−段と改善して、超高純度の、例えば99
.9996%以上、特には6 N (99,9999%
)以上の純度の銅を用いる試みが為され、成功を納めた
。不純物を徹底的に排除し、結晶粒を大きく成長させる
ことにより、情報信号の伝達は一段とストレートになり
、ロスが減少し、伝送特性の向上が実現された。これは
特に、高域特性に優れた高純度な音質および画質の実現
に有効であった。ケーブル構造に工夫を加えることによ
り低域特性の改善が実現された。
結晶粒界及び不純物が信号伝送障害となるとの認識に加
えて、線材の撚り線加工、編み線加工等の加工工程にお
いて生ずる歪も信号伝送障害となるとの認識が為され、
真空又は不活性ガス雰囲気炉において100〜300℃
で歪取り焼鈍を行なうことが提唱された。結局、結晶粒
界、不純物及び歪という音及び画像信号伝送障害となる
3大因子を極力低減することにより、伝送特性の一段の
向上を実現したものである。
日が ゛しようとする6題 上記の通り、歪取り焼鈍は伝送特性の改善に効果的な手
段の一つである。しかしながら、真空又は不活性ガス雰
囲気炉において100〜300 ’Cで実施せねばなら
ないために、その実施に制約を受けた。例えば、線材は
、絶縁体、シルード、外被等の被覆を施して使用される
。炉内での歪取り焼鈍はこうした被覆を痛めやすいので
、歪取り焼鈍を行なう時期が制約を受けた。被覆処理後
の最終形態の線材の歪取り焼鈍はなかなか困難であった
。更に、コンポーネントを結ぶ線材信号伝送線路だけで
なく、コンポーネント内部の信号伝送線路の高品質化に
も注目が向けられるようになっており、そのためにはコ
ンポーネント内部に組み込まれる印刷回路箔、スパッタ
膜等の部材や製品にも適用可能な歪取り焼鈍法が求めら
れている。更には、長尺の線材の炉内歪取り焼鈍は面倒
であることが多い。
また、炉内歪取り焼鈍は、基本的に手間のかかる工程で
あり、温度管理が綿密さを要し、過剰焼鈍の危険があり
、温度の不均一分布による品質の変動が生じ易いという
欠点がある。
聚囲曳旦善 本発明の目的は、上記のような線材、プリント回路箔等
の信号伝送用金属材に容易に適用出来、最終形態のもし
くはそれに近い段階での製品にも適用出来る、簡便性に
冨む歪取り焼鈍法を開発することである。
聚胛り見1 本発明者等は、試行を重ねた結果、高純度金属材、特に
6 N (99,9999%)以上の鋼材では、比較的
低い温度でも充分に歪が取れるとの知見を得、通電によ
る加熱で所期の効果が上げられることを確認した。通電
という簡便な手段で歪取り焼鈍を可能ならしめたことば
特筆すべき工業上の利益である。この知見に基ずいて、
本発明は、信号伝送用高純度金属材を通電加熱すること
により歪を除去することを特徴とする信号伝送用高純度
金属材の歪除去方法を提供するものである。
1胛火且体何11 例えば、オーディオ及びビジュアル銅線を例にとると、
銅純度を99.9996%以上として、不純物の送料を
4ppm以下に抑えると、不純物の固溶や析出が従来使
用されているオーディオ及びビジュアル無酸素銅線と比
較して1/lO以下とすることが出来るため、不純物の
固溶や析出に起因する電気信号へのノイズや歪が低下す
る。
ケーブルの種類によって製造工程は異なるが、−例を挙
げると、6N素材を先ず単線とし、単線を撚り線としだ
後再結晶化のため焼鈍を行ない、そして後編み線となし
、ここで歪取りのための熱処理を炉内で実施し、次でコ
ア押出及びシース押出の工程を経由してケーブルが製造
されていた。
再結晶化焼鈍は、300〜800℃の温度で行なわれ、
この結晶粒の粗大化と銅原子間の格子歪や格子欠陥を回
復させ、音の信号を低温域から高音域まで一様に除去し
て、極めて原音に近い優れた音質を実現する。
歪取りのための熱処理は、線材の加工中に誘起された歪
により特に高音域における音質の歪が認められるように
なるため、加工歪を除去するためのものである。先に説
明したように、これは、真空又は不活性ガス雰囲気の炉
内において100〜300℃の温度で実施されていた。
コアやシースの損傷を回避するために、それらの押出加
工前に熱処理を実施するのが普通であった。
本発明に従えば、歪取りのための熱処理は通電により行
なわれる。高純度金属材料では、歪は予想以上に比較的
低い温度で除去することが出来、通電により50〜12
0℃に加温するだけで充分に効果的である。実施法は、
対象物め寸法に応じて上記温度を実現するに足る電流を
流すだけであり、極めて簡単である。自己発熱であるた
め、外被の存在は障害とならず、むしろ周囲大気との遮
断に好適ですらある。
以上は線材について説明したが、プリント回路筒並びに
蒸着膜、スパッタ膜等のような被覆材等から作成される
信号伝送金属材の歪除去に適用することが出来る。鋼材
に限らず、アルミニウムその他電気及び電子伝送線路材
料として用いられる材料いずれに対しても適用できる。
火巖貝 純度99.99995%の6mmφ線材より0.18m
mφの硬引銅線を作製して単線とし、これをピッチ15
mmで7本撚り合わせ、次でこれら撚り線を9紐使用し
て平編線に編組し、窒素雰囲気中で400℃において2
時間焼鈍した。これを、エラストマーでコア押出し、更
にポリ塩化ビニルでシース押出して外被を形成した。
30m長さのコードの一端を短絡して、全長を60mと
し、その両端に電圧を印加したところ、24Vで14〜
13Aの電流が流れ、通電開始前25℃あった線材が7
5秒間の通電で内部銅線の温度が100℃に達し、電流
を切り自然放冷した。
また同様にして、40秒間の通電により内部銅線温度は
65℃にまた20秒間の通電で内部銅線温度は、45°
Cに達した後電流を切り自然放冷した。
上記絶縁被覆後通電加熱した線の音質は、65℃及び1
00℃に達した線の音質は充分に向上したが45℃では
加熱しない線と比較して、幾分改善の効果は認められた
が、65℃及び100℃の線と比較し劣っていた。
聚豆辺力沫 通電という簡便な手段によって、各種信号伝送金属材を
最終段階にて歪取り処理することが出来る。通電量をコ
ントロールすることにより的確な加熱温度を全体に均一
に実現し得る。被覆物、取り付は物等が存在しても支障
な〈実施出来ることが多い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)信号伝送用高純度金属材を通電加熱することにより
    歪を除去することを特徴とする信号伝送用高純度金属材
    の歪除去方法。
JP3963288A 1988-02-24 1988-02-24 信号伝送用高純度金属材の歪除去方法 Pending JPH01215958A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3963288A JPH01215958A (ja) 1988-02-24 1988-02-24 信号伝送用高純度金属材の歪除去方法

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JP3963288A JPH01215958A (ja) 1988-02-24 1988-02-24 信号伝送用高純度金属材の歪除去方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01215958A true JPH01215958A (ja) 1989-08-29

Family

ID=12558468

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JP3963288A Pending JPH01215958A (ja) 1988-02-24 1988-02-24 信号伝送用高純度金属材の歪除去方法

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