JPH01213352A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPH01213352A
JPH01213352A JP3825188A JP3825188A JPH01213352A JP H01213352 A JPH01213352 A JP H01213352A JP 3825188 A JP3825188 A JP 3825188A JP 3825188 A JP3825188 A JP 3825188A JP H01213352 A JPH01213352 A JP H01213352A
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JP
Japan
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ethylene
copolymer
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glycidyl
weight
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JP3825188A
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Kiichi Yonetani
起一 米谷
Kenichi Utazaki
憲一 歌崎
Kenjiro Horiuchi
堀内 健次郎
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、電気・電子部品、自動車部品、機械部品など
として有用である機械物性、耐熱性、耐熱水性および電
気特性に優れた芳香族ポリエステル、変性ポリプロピレ
ンおよびエポキシ基含有エチレン系共重合体からなる新
規な組成物に関するものである。
〈従来の技術〉 ポリブチレンテレフタレートに代表される芳香族ポリエ
ステルは、その優れた特性から電気および電子機器部品
、自動車部品などの広い分野で使用されている。しかし
ながら、芳香族ポリエステルは熱水やスチームなど高温
の水に弱いという大きな問題を有しており、高温の水が
存在する用途での使用は大幅に制限されていた。
一方、ポリプロピレンは電気特性や耐熱水性に優れ、し
かも安価で軽いなどの点から各種の用途に大量に使用さ
れている。しかしながらポリプロピレンは耐熱性や剛性
が不良であり、これらの点が用途を拡大する上で問題と
なっている。
このような芳香族ポリエステルおよびポリプロピレンの
両者の抱える問題を一挙に解決する方法として従来から
両者のアロイ化が検討されている(例えば特開昭49−
120949号公報など)。
しかし、これらの方法においては若干耐熱水性は向上す
るものの、芳香族ポリエステルの用途を大幅に拡大する
には不十分なレベルであり、さらにポリプロピレンの特
徴である電気特性の良好さが発現しない、あるいは芳香
族ポリエステルとポリプロピレンの親和性が不足するた
め、機械物性の低下も大きいなどの各種の問題があった
。そこでさらに特開昭61−60744号公報に開示さ
れるポリエステルとポリプロピレンに加えてエポキシ基
含有共重合体を併用する方法、特開昭61−60746
号公報に開示されるポリエステルと無水マレイン酸変性
ポリプロピレンおよびエポキシ基含有共重合体を併用す
る方法などが検討されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、前記の方法においては若干機械的性質は
向上するものの不十分であり、また依然として耐熱水性
や電気特性も低いレベルのままであるなど、いまだ良好
な機械的性質を有しかつ優れた耐熱水性および電気特性
を合わせ持つ熱可塑性樹脂組成物は得られていないのが
実状である。
〈課題を解決するための手段〉 そこで本発明者らは、機械的性質、耐熱性、耐熱水性お
よび電気特性に優れた芳香族ポリエステルおよびポリプ
ロピレンからなる樹脂組成物を取得すべく鋭意検討した
結果、芳香族ポリエステルと特定の変性ポリプロピレン
に加えてエポキシ基含有エチレン系共重合体を含有せし
めることにより、上記の本発明の目的が達成できること
を見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、霞芳香族ポリエステル5〜95重量
%とβ下記一般式(I)の不飽和エポキシ化合物をグラ
フト共重合せしめてなる変性ポリプロピレン95〜5重
量%とからなる樹脂組成物100重量部に対して、(Q
エチレンと下記一般式(I)の不飽和エポキシ化合物と
からなるエポキシ基含有エチレン系共重合体1〜50重
量部を含有せしめ°Cなる熱可塑性樹脂組成物である。
\1 (ただし、式中Rは脂肪族炭素−炭素二重結合を含有す
る炭素数2〜40の炭化水素基を、R1〜R3は各々、
水素、低級アルキル基または\1 を、mは1〜4の整数を示す。) 本発明で用いるへ芳香族ポリエステルとしては芳香環を
重合体の連鎖単位に有するポリエステルで芳香族ジカル
ボン酸(あるいは、そのエステル形成性誘導体)とジオ
ール(あるいは、そのエステル形成性誘導体)とを主成
分とする縮合反応により得られる重合体ないしは共重合
体である。
ここでいう芳香族ジカルボン酸としてはテレフタル酸、
イソフタル酸、フタル酸、2.6−ナフタレンジカルボ
ン酸、l、5−ナフタレンジカルボン酸、ビス(p−カ
ルボキシフェニル)メタン、アントラセンジカルボン酸
、4 、4’−ジフェニルジカルボン酸、4.4’−ジ
フェニルエーテルジカルボン酸、l、2−ビス(p−カ
ルボキシフェノキシ)エタンあるいはそのエステル形成
性誘導体などが挙げられる。
なお酸成分として30モル%以下であれば、アジピン酸
、セパシン酸、アゼライン酸、ドデカンジオン酸などの
脂肪族ジカルボン酸、1゜3−シクロヘキサンジカルボ
ン酸、l、4−シクロヘキサンジカルボン酸なとの脂環
族ジカルボン酸およびそれらのエステル形成誘導体など
の芳香族ジカルボン酸以外のジカルボン酸で置換しても
よい。
またジオール成分としては炭素数2〜loの脂肪族ジオ
ールすなわちエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、l、4−ブタンジオール、3−メチル−1、3−プ
ロパンジオール、ネオペンチルグリコール、1.5−ベ
ンタンジオール、1.6−ヘキサンジオール、デカメチ
レンジグリコール、シクロヘキサンジオール、シクロヘ
キサンジメタツールなどが挙げられ、少量であれば分子
量400〜6,000の長鎖グリフール、すなわち、ポ
リエチレングリコール、ポリ−1,3−プロピレングリ
コール、ポリテトラメチレングリコールなどを共重合せ
しめてもよい。
本発明で使用する好ましい芳香族ポリエステルの例とし
てはポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリへキサ
メチレンテレフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチ
レンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ートなどが挙げられるが、なかでも適度の機械的強度を
有するポリブチレンテレフタレートおよびポリエチレン
テレフタレートが最も好ましい。
本発明において使用する芳香族ポリエステルは25℃の
オルトクロロフェノール中で測定した還元粘度が0.3
〜2.5dl/fであることが好ましく、より好ましく
は0.5〜2、Odl/11更に好ましくは0.6〜L
5dl/Iの範囲にあることが望ましい。芳香族ポリエ
ステルの還元粘度が低すぎると、機械的性質が低くなる
傾向があり、一方高すぎると成形性が不良となる傾向が
あり、いずれも好ましくない。
本発明で用いるの変性ポリプロピレンは、ポリプロピレ
ンに対して前記一般式(I)で示されるエポキシ化合物
をグラフト共重合せしめたものである。
ここでポリプロピレンとは結晶性ポリプロピレンであり
、プロピレンのホモポリマーのほかにプロピレンと他の
α−オレフィン(例えばエチレン、ブテン−1など)を
共重合させたブロックまたはランダムコポリマーも含有
し、さらにエチレン含有!50モル%以上のエチレンと
炭素数3以上のα−オレフィンの共重合体(例えばエチ
レン/プロピレン共重合体、エチレン/ブテン−1共重
合体など)やエチレン、炭素数3以上のα−オレフィン
および非共役ジエンからなる共重合体(例えばエチレン
/プロピレン/1.4−へキサジエン共重合体、エチレ
ン/プロピレン/ジシクロペンタジェン共重合体、エチ
レン/プロピレン/エチリデンノルボーネン共重合体な
ど)を含有していてもよい。好ましいポリプロピレンと
しては、エチレン含有量30モル%以下のプロピレン/
エチレン共重合体あるいはエチレン含有量50モル%以
上のエチレンと炭素数3以上のα−オレフィンの共重合
体またはエチレン、炭素数3以上のα−オレフィンおよ
び非共役ジエンからなるエラストマ状共重合体を50重
量%以下含有するポリプロピレンホモポリマーおよびエ
チレン含tiL30モル%以下のプロピレン/エチレン
共重合体が挙げられる。
本発明においてポリプロピレンの変性に使用する前記一
般式(I)で示される不飽和エポキシ化合物の好ましい
具体例としては、アクリル酸グリシジル、メククリル酸
グリシジル、クロトン酸グリシジル、ブテン酸グリシジ
ル、ペンテン酸グリシジル、a−エチルアクリル酸グリ
ンンル、アクリル酸グリシジル、2−ヘキセン酸グリシ
ジル、7−オクテン酸グリンジル、5−ドデセン酸グリ
シジル、9−オクタデセン酸グリシジル、エルカ酸グリ
シジル、2.4−ヘキサジエン酸グリシジル、2.4−
デカジェノ酸グリシジル、9.12−へキサデカジエン
酸グリシジル、9.12−オクタデカジエン酸グリシジ
ル、オレイン酸グリシジル、エルシン酸グリシジル、マ
レイン酸グリシジル、フマル酸グリシジル、ダイマー酸
グリシジル、4−オクテン−1,8−ジカルボン酸ジグ
リシジル、6−デセン−1,10−ジカルボン酸ジグリ
シジル、2−ドデセン−1,6,12−トリカルボン酸
グリシジル、7.11−オクタデカジエンジカルボン酸
ジグリシジル、ビニルグリシジルエーテル、アリルグリ
シジルエーテル、フテニルグリンジルエーテル、ヘキセ
ニルグリシジルエーテル、lO−ウンデセニルグリシジ
ルエーテル、l、4−ヘキサジェニルグリシジルエーテ
ル、2.6−オクタジニニルグリシジルエーテル、オレ
イルグリシジルエーテル、1.10−ジグリシジル−6
−デセン、1,6.14−トリグリシジル−7−テトラ
デセン、テトラヒドロフタル酸ジグリシジル、3.6−
エンドメチレン−1,2,3,6−チトラヒドロフタル
酸ジグリシジル、l−メチルテトラヒドロフタル酸ジグ
リシジル、スチレン−p−グリシジルエーテル、α−メ
チルスチレン−p−グリシジルエーテルなどが挙げられ
、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、テ
トラヒドロフタル酸グリシジル、ダイマー酸ジグリシジ
ル、マレイン酸ジグリシジル、9−オクタデセン酸グリ
シジルなどが特に好ましく使用できる。
これらの不飽和エポキシ化合物は一種のみでなく二種以
上を併用してもよい。
本発明における(I)式の不飽和エポキシ化合物のポリ
プロピレンに対するグラフト共重合量は、未変性ポリプ
ロピレン100重量部に対して0.01〜lO重量部、
好ましくは0.1〜5重量部の範囲である。o、oii
a部未満の場合には本発明の目的とする効果が小さくな
る傾向があり、一方lO重量部を越えた場合には、逆に
熱可塑性樹脂組成物の機械物性が低下する傾向があり、
いずれも好ましくない。
不飽和エポキシ化合物をポリプロピレンにグラフト共重
合する方法には特に制限はなく、公知の種々の方法を用
いることができる。
例エバポリプロピレンを含む溶液へ、不飽和エポキシ化
合物を加え、ラジカル発生剤を加え攪拌下に加熱反応せ
しめる方法、押出機等の溶融混合装置を用い、ポリプロ
ピレンと不飽和エポキシ化合物およびラジカル発生剤を
加え溶融混練してグラフト反応せしめる方法などが挙げ
られる。
本発明で用いる変性ポリプロピレンは、メルトフローレ
ートが0.05〜100、特に0.1〜50の範囲のも
のが好ましく使用できる。
本発明組成物における崗芳香族ポリエステルと0変性ポ
リプロピレンの混合割合(A)/■は重量比で5/95
〜9515、好ましくは15/85〜85/15、より
好ましくは25/75〜75/25である。ポリプロピ
レンの量が5重量%未満の場合、耐加水分解性、電気特
性などの改良効果が小さく、一方95重量%を越えた場
合には機械的性質や耐熱性が低下する傾向があり、いず
れも好ましくない。
次に本発明の0成分であるエポキシ基含有エチレン系共
重合体は、エチレンと前記一般式(I)の不飽和エポキ
シ化合物を必須構成モノマとして、高圧ラジカル重合法
、溶液重合法、乳化重合法などの公知の方法で製造する
ことができる。
一般式(I)の不飽和エポキシ化合物の好ましい具体例
としては、アリルグリシジルエーテル、2−メチルアリ
ルグリシジルエーテル、3−ブテニルグリシジルエーテ
ル、スチレン−p−グリシジルエーテル、α−メチルス
チレン−p−グリシジルエーテル、アクリル酸グリシジ
ル、メタクリル酸グリシジル、エタクリル酸グリシジル
、イタコン酸グリシジルなどであり、メタクリル酸グリ
シジルおよびアクリル酸グリシジルが特に好ましく使用
できる。
エポキシ基含有エチレン系共重合体におけるエポキシ基
含有不飽和単量体の共重合量は0.1〜30重量%、好
ましくは1〜20重量%の範囲が適当である。また、さ
らに40重量%以下であれば上記の共重合体と共重合可
能な不飽和モノマすなわちビニルエーテル類、酢!ビニ
ル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル類、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチルなどのアクリル酸および
メタクリル酸エステル類、アクリロニトリル、スチレン
、−酸化炭素などを一種以上共重合せしめてもよい。
本発明におけるエポキシ基含有共重合体の好ましい例と
しては、エチレン/メタクリル酸グリシジル共重合体、
エチレン/酢酸ビニル/メタクリル酸グリシジル共重合
体、エチレン/アクリル酸エチル/メタクリル酸グリシ
ジル共重合体、エチレン/メタクリル酸メチル/メタク
リル酸グリシジル共重合体、エチレン/アクリル酸グリ
シジル共重合体、エチレン/酢酸ビニル/アクリル酸グ
リシジル共重合体、エチレン/グリシジルエーテル共重
合体などが挙げられ、なかでもエチレン/メタクリル酸
グリシジル共重合体が最も好ましい。
本発明におけるエポキシ基含有エチレン系共重合体のメ
ルトフローレートは(C).05〜200の範囲にある
ことが好ましく、より好ましくは0.1〜100、さら
書こ好ましくは0.5〜50の範囲である。MFRが小
さすぎたり大きすぎたりした場合には、機械物性の改良
効果が小さくなる傾向があり好ましくない。
本発明において使用するエポキシ基含有共重合体と共に
、エチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンよりなる
エチレン系共重合体および/またはエチレン、炭素数3
〜20のα−オレフィンおよび非共役ジエンからなるジ
エン系共重合体を併用すれば、耐衝撃性をより改良する
ことができる。これらの共重合体の具体例としてはエチ
レン/プロピレン共重合体、エチレン/ブテン−1共重
合体、エチレン/ペンテン−1共重合体、エチレン/プ
ロピレン/ブテン−1共重合体、エチレン/プロピレン
15−エチリデン−2−ノルボーネン共重合体、エチレ
ン/プロピレン/1.4−ヘキサジエン共重合体、エチ
レン/プロピレン/ジシクロペンタジェン共重合体など
であり、なかでもエチレン/プロピレン共重合体および
エチレン/ブテン−1共重合体が好ましい。
本発明においてさらにエポキシ化合物とカルボン酸との
反応を促進する化合物をさらに添加する場合には耐衝撃
性を一層改良できるという効果が得られる。これらの化
合物としては、トリフェニルアミン、2.4.6−トリ
ス(ジメチルアミノメチル)フェノールなどの3級アミ
ン、トリフェニルホスファイト、トリイソデシルホスフ
ァイトなどの亜リン酸エステル、トリフェニルアリルホ
スホニウムブロマイドなどのホスホニウム化合物、トリ
フェニルホスフィンなどの3級ホスフィン、ステアリン
酸リチウムなどのカルボン酸金属塩、3.5−ジカルボ
メトキシベンゼンスルホン酸ナトリウムなどのスルホン
酸金属塩、ラウリル硫酸ナトリウムなどの硫酸エステル
塩などが挙げられ、樹脂組成物当り0.001〜5重量
%添加されるのが好ましい。
本発明組成物に対して、本発明の目的を損なわない範囲
で、繊維状および粒状の充填剤および強化剤(例えばガ
ラス繊維、炭素繊維、アスベスト、石コウ繊維、ワラス
テナイト、マイカ、クレー、タルク、アルミナ、酸化チ
タン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、ガラスピーズ、
ガラスフレークなど)、酸化防止剤および熱安定剤ll
えばヒンダードフェノール、ヒドロキノン、チオエーテ
ル、ホスファイト類およびこれらの置換体およびその組
み合わせを含む)、紫外線吸収剤(例えば種々のレゾル
シノール、サリシレート、ベンゾトリアゾール、ベンゾ
フェノンなど)、滑剤および離型剤(例えばステアリン
酸およびその塩、モンタン酸およびソノ塩、ハーフエス
テル、エステルナト)、染料および顔料(例えば硫化カ
ドミウム、フタロシアニン、カーボンブラックなど)を
含む着色剤、難燃剤(例えばデカブロモジフェニルエー
テル、臭素化ポリカーボネートのようなハロゲン系、メ
ラミンあるいはシアヌル酸系、リン系など)、難燃助剤
(例えば酸化アンチモンなど)、帯電防止剤(例えばド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリアルキレン
ゲリコールなど)、可塑剤(例えばリン酸トリフェニル
などのリン酸エステル、フタル酸エステル、安息香酸エ
ステルなど)、結晶化促進剤などの通常の添加剤を一種
以上添加することができる。また他の熱可塑性樹脂(例
えばポリエチレン、未変性ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ABS樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂、ポリアミ
ド、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリフェニレ
ンオキサイド、ポリスルホン、ポリエステルエラストマ
ーなど)を一種以上添加してもよい。
本発明の樹脂組成物の製造方法は特に限定されないが、
好ましくは芳香族ポリエステル、変性ポリプロピレン、
エポキシ基含有エチレン系共重合体および必要に応じて
充填剤などの他の添加剤を溶融混練する方法が挙げられ
る。
溶融混合する装置としては混合ロール、バンバリーミキ
サ−、ニーダ−1押出機などが挙げられ、なかでも押出
機が好ましく使用できる。
押出機としては単軸まtこは2軸以上のスクリューを有
するもののいずれも使用可能であるが、特に2軸押用機
を使用するのが好ましい。
本発明の樹脂組成物から成形品を得る場合、射出成形、
押出成形、ブロー成形などの通常の方法が適用可能であ
り、得られた成形品は良好な性能を発揮する。
〈実施例〉 以下実施例によって本発明を詳述するが、これらの例は
本発明の範囲を限定するものではない。
実施例中の部は重量部を、%は重量%を、粘度は25℃
オルトクロロフェノール中で測定して求めた還元粘度を
示し、MFRはメルトフローレートを、略記号は以下の
ものを各々示す。
A−1:ポリプロピレンホモポリマ(MF R=1゜5
)。
A−2:プロピレン/エチレン(90/10モル比)ブ
クツク共重合体(MFR=2゜8)。
A−3:プロピレン/エチレン(98/2モル比)ラン
ダム共重合体(MFR=2.1)。
A−4:エチレン/プロピレン(70/30モル比)ラ
ンダム共重合体(B−43を 20%含有するA−1とB−4の溶融 混合物。
A−5:A−1にメタクリル酸グリシジルを1゜8%グ
ラフトした変性ポリプロピレン。
A−5:A−2にメタクリル酸グリシジルを2゜1%グ
ラフトした変性ポリプロピレン。
A−7:A−2にテトラヒドロフタル酸ジグリシジルを
2.496グラフトした変性ポリプロピレン。
A−8:A−3にアクリル酸グリシジルを2.0%グラ
フトした変性ポリプロピレン。
A−9:A−4にメタクリル酸グリシジルを2゜5%グ
ラフトした変性ポリプロピレン。
A−10:A−2に無水マレイン酸を2,3%グラフト
した変性ポリプロピレン。
B−1=エチレン/メタクリル酸グリシジル(85/1
5重量比)共重合体(MF R80/10/10重量比
)共重合体( M F R= 6.2 )。
B−3=エチレン/アクリル酸グリシジル(9515重
量比)共重合体(MFR=4゜5)。
B−4;エチレン/プロピレン(70/30モル比)ラ
ンダム共重合体(MFR=2゜3)。
実施例1〜13、比較例1〜10 粘度1.21のポリブチレンテレフタレート(P BT
)と共に表1記載のポリプロピレンおよびエチレン系共
重合体を表1に記載の割合でトライブレンド後、250
℃に設定した30tMfif2軸押出機を用いて溶融混
練した。得られたペレットについて250℃に設定した
スクリューインライン型射出成形機を使用して成形を行
い、ASTM  1号ダンベル、アイゾツト衝撃試験片
、3n+x8Qmx80龍の角板および174′幅の熱
変形温度測定用試験片を得た。これらの試験片を用いて
、ASTM  D63gに従って引張強度を、D256
に従ってノツチ付衝撃値を、ASTM  D149に従
って絶縁破壊電圧、ASTM  D64gに従って熱変
形温度を各々求めた。さらに引張強度および絶縁破壊電
圧については、試験片を100℃の熱水中15日間処理
した後の値も求めた。
これらの結果を表1に示す。
表1の結果から明らかなように、芳香族ポリエステル、
エポキシ化合物をグラフト共重合せしめてなる変性ポリ
プロピレンおよびエポキシ基含有エチレン系共重合体か
らなる本発明の組成物は、引張物性、耐熱性および電気
特性が良好であると共に、耐熱水性にも優れていること
がわかる。
実施例14〜20、比較例11〜15 粘度0.95のポリブチレンテレフタレート(PBT)
、ガラス繊維(チョップトストランド、3寵長、径13
μm)、表2記載のポリプロピレンおよびエチレン系共
重合体を表2に記載の割合でトライブレンド後、実施例
1と同様にして溶融混線、成形および物性評価を行った
。得られた結果を表2に示す。
表2の結果から明らかなよう゛に、ガラス繊維を配合せ
しめた場合においても本発明組成物は、剛性が向上する
ほか、機械物性、耐熱性および電気特性が良好であると
共に耐熱水性にも優れていることがわかる。
実施例21〜24、比較例16〜21 表3記載のポリエチレンテレフタレート(PET)、ポ
リプロピレン、エチレン系共重合体およびガラス繊維(
チョップトストランド、3n長、径11μm)の表3記
載量ならびにステアリン酸バリウム0.3部とネオペン
チルグリコールジベンゾエート2部をトライブレンド後
、溶融混線および射出成形時の温度を280℃に設定す
るほかは、実施例1と同様にして溶融混練、成形および
物性評価を行った。得られた結果を表3に示す。
表3の結果から明らかなように、芳香族ポリエステルと
してポリエチレンテレフタレートを用いtコ場合におい
ても本発明組成物は、機械物性、耐熱性、電気特性およ
び耐熱水性が良好である。
〈発明の効果〉 本発明による熱可塑性樹脂組成物から得られる成形品は
、機械物性、耐熱性、耐熱水性および電気特性のすべて
に優れており、電気および電子機器部品、自動車部品な
どの用途において幅広く使用することが可能である。
特許出願人 東 し 株 式 会 社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)芳香族ポリエステル5〜95重量%と(B)下記
    一般式( I )の不飽和エポキシ化合物をグラフト共重
    合せしめてなる変性ポリプロピレン95〜5重量%とか
    らなる樹脂組成物100重量部に対して(C)エチレン
    と下記一般式( I )の不飽和エポキシ化合物とからな
    るエポキシ基含有エチレン系共重合体1〜50重量部を
    含有せしめてなる熱可塑性樹脂組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・(II) (ただし、式中Rは脂肪族炭素−炭素二重結合を含有す
    る炭素数2〜40の炭化水素基を、R^1〜R^3は各
    々、水素、低級アルキル基または▲数式、化学式、表等
    があります▼基を、XおよびYは各々、 ▲数式、化学式、表等があります▼、−O−、−CH_
    2O−または▲数式、化学式、表等があります▼を、m
    は1〜4の整数を示す。)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1991002767A1 (en) * 1989-08-24 1991-03-07 Tonen Corporation Polyolefin-polyester graft polymers with high graft ratio

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