JPH01212129A - エコー除去方法及びエコー除去装置 - Google Patents

エコー除去方法及びエコー除去装置

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JPH01212129A
JPH01212129A JP3686888A JP3686888A JPH01212129A JP H01212129 A JPH01212129 A JP H01212129A JP 3686888 A JP3686888 A JP 3686888A JP 3686888 A JP3686888 A JP 3686888A JP H01212129 A JPH01212129 A JP H01212129A
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signal
polarity
echo
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multiplier
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JP3686888A
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Fumie Umame
羽豆 文江
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NEC Corp
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は2線双方向デイジタル伝送を実現するだめのエ
コー除去方法及びエコー除去装置に関する。
〔従来の技術〕
ペア線を用いて2線双方向テイジタル伝送を実現するた
めの公知の技術としてエコーキャンセラが知られている
(IEEE  TRANSACTIONSON  AC
OUSTIC8,5PEECH,AND  5IG−N
AL PR,0CESSING、 27巻6号、 19
79年。
768〜781ページ参照)。エコーキャンセラはエコ
ーのインパルス応答の長さ分のタップ係数を持つ適応型
(アダプティブ)フィルタを用いて送出データ系列に対
応した擬似エコー(エコーレプリカ)を生成することに
より、2線/4線変換回路にて送信回路から受信回路に
漏れ込むエコーを抑圧するように動作する。この時適応
型フィルタの各タップ係数は、エコーと受信信号とが混
在した混在信号からエコーレプリカを差引いた差信号と
送出データとの相関をとることにより逐次修正される。
適応型フィルタの係数修正即ち、エコーキャンセラの収
束アルゴリズムについては前記参考文献に記載されてお
り、その代表的な亀のとしてストーキャステック・アイ
タレーシ璽ン・アルゴリズム(Stochastic 
1teration algoritlun)とサイン
・アルゴリズムが知られている。しかし、各タップ係数
更新に必要なのは残留エコー(〔エコー〕−〔エコーレ
プリカ〕)であるため、差信号中に含まれている受信信
号は係数更新の妨害となり、エコーキャンセラの演算語
長、収束時間が長くなるという問題が発生する。特に、
バイフェーズのように零レベルを持たない伝送路符号と
、このサイン・アルゴリズムを同時に用いた場合に、残
留エコーレベルが受信信号レベルと同程度になると、差
信号中に含まれている残留エコーの極性と差信号の極性
とが一致しなくな9、適応動作が不可能になるという問
題が生じる。そこでこの問題を解決するための従来方法
について次に述べる。
第8図はサイン・アルゴリズムを採用した場合のエコー
キャンセラの従来例を示したものである。
ここで第8図の回路は2線伝送路4を介して対向で接続
されているものとする。加入者ケーブルを対象とすれば
、一方は局側に、他方は加入者側に設置される。ここで
は説明を簡単にするために、ベースバンド伝送を仮定し
、第8図を加入者側回路として説明する。第8図におい
て、入力端子1には2値データ系列が供給され送信部2
及びアダプティブ・ディジタル・フィルタ8に入力され
る。
送信部3にて2値データ系列は伝送路符号に変換された
後、D/Aコンバータ(DAC)9にてアナログ信号に
変換され、ハイブリッド・トランス(HYB)3を介し
て2線伝送路4に送出される。
一方、送信部2にて発生された送信信号の一部はエコー
成分としてハイブリッド・トランス3の出力に現われA
/Dコンバータ(At)C) 11を介してローパス・
フィルタ(LPF)5に供給される。
また、第8図の回路に対向した相手側(ここでは局側と
々る)から送出された受信信号は、2線伝送路4及びハ
イブリッド・トランス3を介し、A/Dコンバータ11
を経てローパス・フィルタ5に供給される。従って、ロ
ーパス・フィルタ5の出力は受信信号とエコーとが混在
した混在信号となる。尚、ローパス・フィルタ5の役割
は所望の信号帯域以外の周波数成分を抑圧することであ
る。
ローパス・フィルタ5の出力は減算器1oに供給される
。ここで、アダプティブ・ディジタル・フィルタ8、減
算器10、加算器18、極性検出鮨12及び乗算器13
から成る閉ループ回路は、ローパス・フィルタ5の出力
である混在信号中のエコーを除去するように動作する。
これはアダプティブ・ディジタル・フィルタ8がエコー
レプリカを生成することにより実現される。
次に、アダプティブ・ディジタル・フィルタ8について
詳細に説明する。第9図は第8図のアダプティブ・ディ
ジタル・フィルタ8の詳細構成を示したものである。第
9図における入力信号1o5及び106はそれぞれ第8
図の入力端子1から供給された2値データ系列(+1又
は−1の値をとる)及び乗算器13の出力に対応してい
る。また。
第9図における出力信号107は第8図のアダプティブ
・ディジタル・フィルタ8の出力信号に対応している。
2値データ系列105は遅延素子1001、乗算器10
1 o 、 101 t 、 −、l0IR−1及び係
数発生器A6 、AI 、・・・、AR−IK供給され
る。
T秒の遅延を与える遅延素子1001s100z*・・
・。
100H7H−tはこの順に接続されておシ、各々フリ
ップフロップで実現する辷とが出来る。ここでN及びR
は正整数であシ、RはNの約数とする。
また、2値データ系列105のデータ周期はT秒である
。遅延素子100i(1=1+2t・・・、N/R,−
1)の出力はそれぞれ乗算器101j、101j+1゜
・・・、101j+u−を及び係数発生器kj、Aj+
t 、+″°−Aj+i−1に供給される。但しs  
j=ixRである。
乗算器101に1101に+R1・・・、 101に+
N−R(K=0.1.・・・、几−1)では、それぞれ
係数発生器AK 、 AK + H、・・・l AK+
H−Hの出力である各係数と入カデータが掛けられた後
、各乗算結果はすべて加算器102Kに入力される。R
個の加算器102.。
1021、・・・、102B−1の出力はスイッチ10
3の入力接点に供給される。スイッチ103はT秒を周
期とする多接点スイッチであシ、R個の加算器102o
 H102t + ・・・1102R−1の出力をこの
/[に’1’/R秒毎に選択し、出力信号107として
出力する。出力信号107はエコーレプリカでsb、T
/R秒毎に発生される。几は補間定数(インターポレー
ション・ファクタ)と呼ばれ所要の信号帯域内でエコー
を除去するために通常2以上の整数となる。一方、スイ
ッチ103と同期して動作するスイッチ104はスイッ
チ103と入出力が逆転している。即ち、スイッチ10
4は入力信号106をT/R,秒毎にR個の接点に順番
に分配する機能を果す。スイッチ104の各接点出力は
同期して動作するスイッチ103に対応した接点に入力
される信号経路に存在する係数発生器に供給されている
次に係数発生器について詳細に説明する。第10図は第
9図の係数発生器Al(1J=o 、 1 、・・・、
N−1)の詳細構成を示したものである。第10図の入
力信号200は第9図における2値データ系列105又
は遅延素子100 s + 1002 +・・・、10
0N/R−1の出力信号に対応している。また、第10
図の入力信号201は第9図におけるスイッチ104の
接点出力に対応している。さらに、第10図の出力信号
203は第9図における係数発生器AIの出力に対応し
ている。第10図において入力信号200及び201は
乗算器204に供給され、その乗算結果は加算器205
の一方の入力となる。加算器205の出力はT秒の遅延
を与える遅延素子206を介し帰還されておシ、T秒毎
に行われる係数の更新は乗算器204に供給されている
入力信号200及び201の相関値を1秒前の係数値に
加えることにより実現される。出力信号203が係数で
ある。
以上第9図及び第10図を参照して説明した第8図のア
ダプティブ・ディジタル・フィルタ8により発生された
エコーレプリカは、減算器10の一方の入力となる。減
算器1oでは、ローパスフィルタ5の出力信号である混
在信号(=〔エコー〕+〔受信信号〕)からエコーレプ
リカを差引いた差信号(=〔残留エコー〕+〔受信信号
〕。但し、〔残留エコー〕=〔エコー〕−〔エコーレプ
リカ〕)が得られ、受信部6、加算器18及び振幅制御
回路14に供給される。受信部6では、クロックの抽出
、受信信号の復調などが行われ、識別されたデータは出
力端子7に現われる。振幅制御回路14はランダム信号
発生器15にて発生されたランダム信号の振幅最大値を
減算器10の出力である差信号の振幅又は電力を参照し
て制御するという機能を果す。振幅制御回路14にて制
御された最大振幅をもつランダム信号は加算器18の一
方の入力となる。減算器10の出力である差信号と、振
幅制御回路14の出力である振幅制御を受けたランダム
信号は加算器18にて加算された後、極性検出器12に
てその極性のみ検出される。さらに、極性検出器12の
出力は乗算器13にて2α(αは整数)倍された後、誤
差信号としてアダプティブ・ディジタル・フィルタ8に
供給される。第9図の入力信号106が誤差信号に対応
している。
ここで前述のアダプティブ・ディジタル・フィルタ8が
適応動作を行なうためには極性検出器12にて、残留エ
コーの極性を正しく検出することが必要となる。ところ
が、減算器10の出力である差信号の中には、受信信号
が含まれているから。
第8図において、減算器10の出力を直接極性検出器1
2に入力したと仮定すると、残留エコーレベルが受信信
号レベルと同等程度になったとき。
極性検出器12の出力では残留エコーの極性が正確に得
られなくなってしまう。従って、アダプティブ・ディジ
タル・フィルタ8の適応能力が失われることになる。
そこで、従来は、第8図に示したように、加算器18、
振幅制御回路14及びランダム信号発生器15を付加し
て、減算器10の出力信号である差信号に受信信号レベ
ルと同等程度のランダム信号を加えることによりアダプ
ティプ・ディジタル・フィルタ8の適応動作を保証する
という方法が用いられていた。この方法は受信信号と同
等レベルのランダム信号を差信号に加えることにより、
受信信号をキャンセルする確率を発生させる。この確率
は極性検出器12にて、残留エコーの極性が正しく得ら
れる確率となるから、アダプティブ・ディジタル・フィ
ルタ8の適応動作が保証されることになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上述べたように、第8図に示した従来技術ではランダ
ム信号の発生が必要になると共に、受信信号を相殺する
ために差信号に加えるべきランダム信号の最大値を受信
信号レベルと同程度に保つという制御を必要とするとい
う欠点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のエコー除去方法は2線・4線変換回路の4線側
にてアダプティブ・フィルタにより発生される擬似エコ
ーを用いて送信回路より受信回路へ漏れ込むエコーを除
去する際に、前記エコーと受信信号とが混在した混在信
号から前記擬似エコーを差引いて差信号を得た後、前記
受信信号のシンボル波形に対応した複数のレジスタから
前記差信号を復調して得られる復調データ系列に対応し
て選択されたレジスタの出力と前記差信号を遅延させた
遅延信号とを加算または減算して第1の誤差信号を求め
、前記遅延信号を前記復調データ系列に対応した前記複
数のレジスタのうちの一つに格納し、前記擬似エコーの
極性と前記第1の誤差信号の極性との相関をとって相関
信号を得てこの相関信号を定数倍して得た信号に前記第
1の誤差信号の極性を付与して第2の誤差信号を生成し
、前記第2の誤差信号を前記アダプティブ・フィルタに
帰還させる構成である。
本発明のエコー除去装置は2線・4線変換回路の4線側
にて送信回路より受信回路へ漏れ込むエコーを除去する
際に送信部より得た信号をもとに擬似エコーを生成する
アダプティブ・フィルタと、前記エコーと受信信号とが
混在した混在信号から前記擬似エコーを差引く減算器と
、前記減算器によって得られた差信号を遅延させる遅延
素子と、前記差信号を得て復調を行なう受信部と、前記
遅延素子の出力である遅延信号を分配するスイッチと、
前記スイッチによって分配された前記遅延信号を前記受
信部で得た受信信号のシンボル波形に対応して格納する
複数のレジスタと、前記複数のレジスタのうちの一つの
レジスタの出力を前記受信信号のシンボル波形に対応し
て選択するセレクタと、前記セレクタによって選択され
た信号と前記遅延信号とを加算または減算して誤差信号
を生成する演算器と、前記誤差信号の極性を検出する一
第1の極性検出器と、前記擬似エコーの極性を検出する
第2の極性検出器と、前記第1の極性検出器及び前記第
2の極性検出器の出力の相関をとる相関器と、前記相関
器の出力を定数倍する第1の乗算器と、前記第1の乗算
器の出力に前記誤差信号の極性を付与し結果を前記アダ
プティブ・フィルタに帰還させる第2の乗算器とを備え
る。
また、本発明のエコー除去装置は2線・4線変換回路の
4@側にて送信回路より受信回路へ漏れ込むエコーを除
去する際に送信部より得た信号をもとに擬似エコーを生
成するアダプティブ・フィルタと、前記エコーと受信信
号とが混在した混在信号から前記擬似エコーを差引く減
算器と、前記減算器によって得られた差信号を遅延させ
る遅延素子と、前記遅延素子の出力である遅延信号の絶
対値を取る絶対値回路と、前記差信号を得て復調を行な
う受信部と、前記絶対値回路の出力を分配するスイッチ
と、前記スイッチによって分配された前記遅延信号を前
記受信部で得た受信信号のシンボル波形に対応して格納
する複数のレジスタと、前記複数のレジスタのうちの一
つのレジスタの出力を前記受信信号のシンボル波形に対
応して選択する第1のセレクタと、前記受信信号のシン
ボル波形に対応して+1か−1かを選択する第2のセレ
クタと、前記第1及び第2のセレクタによって選択され
た信号の積をとる第1の乗算器と、前記第1の乗算器の
出力と前記遅延信号とを加算して誤差信号を生成する加
算器と、前記誤差信号の極性を検出する第1の極性検出
器と、前記擬似エコーの極性を検出する第2の極性検出
器と、前記第1の極性検出器及び前記第2の極性検出器
の出力の相関をとる相関器と、前記相関器の出力を定数
倍する第2の乗算器と、前記第2の乗算器の出力に前記
誤差信号の極性を付与し結果を前記アダプティブ・フィ
ルタに帰還させる第3の乗算器とを備える。
さらに、本発明のエコー除去装置は2線・4線変換回路
の4線側にて送信回路より受信回路へ漏れ込むエコーを
除去する際に送信部より得た信号をもとに擬似エコーを
生成するアダプティブ・フィルタと、前記エコーと受信
信号とが混在した混在信号から前記擬似エコーを差引く
減算器と、前記減算器によって得られた差信号を遅延さ
せる遅延素子と、前記差信号を得て復調を行なう受信部
と、前記遅延素子の出力である遅延信号を分配するスイ
ッチと、前記スイッチによって分配された前記遅延信号
を前記受信部で得た受信信号のシンボル波形に対応して
格納する複数のレジスタと、前記複数のレジスタのうち
の一つのレジスタの出力を前記受信信号のシンボル波形
に対応して選択するセレクタと、前記セレクタによって
選択された信号と前記遅延信号とを加算または減算して
誤差信号を生成する演算器と、前記誤差信号の極性を検
出する第1の極性検出器と、前記擬似エコーの極性を検
出する第2の極性検出器と、前記第1の極性検出器及び
前記第2の極性検出器の出力の相関をとる相関器と、前
記相関器の出力を定数倍する第1の乗算器と、前記第1
の乗算器の出力と前記誤差信号とを乗算し結果を前記ア
ダプティブ・フィルタに帰還させる第2の乗算器とを備
える。
〔作用〕
本発明は受信信号のシンボル波形に対応した複数のレジ
スタに差信号(=〔残留エコー〕+〔受信信号〕)を遅
延させた遅延信号を格納し、受信信号のシンボル波形に
対応するレジスタから読み出した信号と、遅延信号を加
算又は減算することによって、差信号中の受信信号を相
殺すると同時に、残留エコーの極性とエコーレプリカの
極性との相関をとってステップサイズを制御することK
より収束時間の短縮を計りでいる。
〔実施例〕
第1図は本発明の第1の実施例を示す構成図である。同
図において、第8図と同一の参照番号を付与された機能
ブロックは、第8図と同一の機能を持つものとする。第
1図と第8図の相違点は遅延素子(T) 17、スイッ
チ22、レジスタ231,232゜23、 、234、
セレクタ24、加算器16からなる回路と、極性検出器
19、相関器20.乗算器21からなる回路の2点であ
シ、その他の構成は第8図と全く同一である。まず、全
体の構成について簡単に述べる。
入力端子lに供給された2値データ系列は送信部2に供
給され、ここで伝送路符号に変換された後、D/Aコン
バータ(DAC)9にてアナログ信号に変換され、ハイ
ブリッド・トランス(HYB)3を介して2線伝送路4
へ送出される。ここに1ハイブリツド・トランス3のイ
ンピーダンス不整合に起因して、送信部2の出力が受信
回路へエコーとして漏れ込み、A/Dコンバータ(AD
C)1tでディジタル信号に変換された後、ローパス・
フィルタ(LPF)5に供給される。一方、受信信号も
伝送路4及びハイブリッド・トランス3を介しA/Dコ
ンバータ11を経てローパス・フィルタ5に供給される
。ローパス・フィルタ5にて不要な高周波数成分を抑圧
された混在信号(=〔エコー〕+〔受信信号〕)は減算
器10に供給され、アダプティブ・ディジタルフィルタ
8にて生成された擬似エコー(エコーレプリカ)が減算
される。
従って、減算器10の出力である差信号(=〔混在信号
〕−〔エコーレプリカ〕=〔エコー〕+〔受信信号〕−
〔エコーレプリカ〕)の成分のうち、残留エコー(=(
エコー)−(ニコルレフリカ〕)が受信信号に比べて十
分小さくなれば、受信信号は受信部6にて正確に復調さ
れ、出力端子7には受信された2値データ系列が現われ
る。ここで、アダプティブ・ディジタルフィルタ8、減
算器1o、遅延素子17、スイッチ22、レジスタ23
1,232゜233.234、セレクタ24、加算器1
6、極性検出器12及び乗算器13から成る閉ループ回
路はアダプティブ・ディジタルフィルタ8の適応動作を
実現するものである。アダプティブ・ディジタルフィル
タ8の構成については、第8図の従来例で説明したもの
と同一で良い。極性検出器12の出力は乗算器21の出
力と乗算され誤差信号としてアダプティブ・ディジタル
フィルタ8に供給される。
ここで、第2図を用いて2値打号の代表例である2つの
伝送路符号について説明する。第2図(a)はバイフェ
ーズ符号を、同図(b)はM8K(ミニマムΦシフト・
キーイング)符号のパルス波形を表ワス。バイ7工−ズ
符号では@0”及び11”のデータに対し極性の反転し
たパルス波形を割当てる。両者のパルスは共に1シンボ
ル周期@T秒の中心で極性が反転しておシ、1シンボル
周期内で正負がバランスしているという特徴をもつ。こ
れに対し、M8に符号では0″及び“1#のデータそれ
ぞれに対し極性の反転した0”モードと1”モードの2
種類のパルス波形を用意しており、全部で4種類の波形
を持つ。これら2種類のモード遷移は、第2図(b)の
矢印で示されておシ、現時点oモードはlシンボル前の
モードにより決定される。MSK符号はシンボル周期の
境界にて必ず極性が反転するという特徴を持っている。
第3図は第2図に示した伝送路符号を採用した時の受信
アイパターン例を表わす。第3図(a)及び(b)はそ
れぞれバイフェーズ符号1M5K符号の受信アイパター
ンである。同図に示すように、受信アイパターンは高域
成分がカットされ丸みを帯びたものとなる。さらに、第
4図(a)はMSK符号、同図(b)はバイフェーズ符
号の1シンボル周期内に取シ得る波形を示したものであ
る。第4図(a)に示す波形についている番号000,
001.・・・、111は、各波形に対応する連続した
3つのデータの組合せで、例えば010の場合、最初の
0は1シンボル前のデータ、次の1は現在のデータ、最
後のOは1シンボル後のデータを表わす。同図(b)に
示す波形についている番号00.01,10.11はモ
ードとデータの組み合わせを表わし1例えは01の場合
、Oがモード、1がデータを表わす。MSK符号の4種
類の波形のうち、00と10、Olと11、バイフェー
ズ符号の81il類のシンボル波形のうち、000と1
11,001と110゜010と101,011と10
0はそれぞれ互に極性が逆な波形であシ、加算すると相
殺されるという関係にある。受信信号では第4図(a)
 、 (b)に示したシンボル波形がランダムに連続し
て現われる。
このため、過去に受信した波形のサンプル値を波形の種
類に対応して保持しておき、これと逆極性の味形を受信
した際に取り出して加算すること罠よって受信信号を相
殺することが出来る。この様な性質を利用して受信信号
を除去する目的で設けたのが、遅延素子17、スイッチ
22、レジスタ231.232,233,234、セレ
クタ24、加算器16からなる回路で、第1図と第8図
の第1の相違点である。
先に、第2図を用いて説明したMSK符号を例にとり、
この回路を説明する。スイッチ22は受信部から受信信
号を符号判定した結果を制御信号として受け、受信され
たシンボル波形のサンプル値を格納しているレジスタを
選択する。つまシ、第4図(b)の4種の波形のうち、
00.01% 10゜11の波形が受信されたという制
御信号を受けると、それぞれ00.01.10.11の
波形のサンプル値が格納されているレジスタ231,2
32゜23s、234を選択する。レジスタ23t、2
32.23s*234はそれぞれ第4図(b)に示した
4種の波形に対応し、波形毎にサンプル値を保持するた
めのレジスタである。各レジスタは各サンプリング位相
でのサンプル値を格納するために%Re(Rは補間定数
)のサブレジスタを有する。また、同一シンボル同一サ
ンプリング位相における値は同一レジスタ内の同一サブ
レジスタへ重ねて書込まれるため、レジスタの値は常に
更新されることになる。
セレクタ24はスィッチ22同様受信部から受信信号を
符号判定した結果を制御信号として受け。
受信されたシンボル波形とは逆の極性を持つ波形のサン
プル値を保持しているレジスタの出力を選択する。つま
シ、00,01.10.11の波形が受信されたという
制御信号を受けると、それぞれ逆の極性を持つ10,1
1.00%01のシンポル波形のサンプル値を保持して
いるレジスタ233,234,231,232の出力を
選択する。遅延素子17は減算器10で得られた差信号
に符号判定と等しい時間の遅延を与えるものである。先
に述べたようにスイッチ22及びセレクタ24は共に、
受信信号を符号判定した結果によ多制御される。このた
め、制御信号は符号判定にかかる時間だけ差信号より遅
れる。そこで、制御信号と差信号のタイミング同期をと
るために遅延素子17を設けている。波形の識別に要す
る時間はMSK符号の場合、各シンボルの境界において
必ずθレベルを通るため、長くともT秒となる。加算器
16では遅延信号とセレクタ24により選択されたレジ
スタ出力が加算され、遅延信号内の受信信号が除去され
る。加算器16の出力は極性検出器12へ供給される。
次に、第1図と第8図の第2の相違点である極性検出器
19、相関器20、乗算器21からなる回路について説
明する。極性検出器12の出力と極性検出器19の出力
との相関値は相関器20にて計算され、乗算器21によ
#)2α(αは定数)倍されて乗算器13に供給される
。ここで、極性検出器12では加算器16の出力信号、
即ち残留エコーの極性が検出される。一方、極性検出器
19の出力にはエコーレプリカの極性が現われる。そこ
で、残留エコーが大きい場合には残留エコーの極性とエ
コーレプリカの極性が相関を持つのに対し、残留エコー
が小さい場合には両者は相関を持たないという点に注目
すれば、相関器20の出力は残留エコーが大きい場合に
は大きな値、小さい場合には小さな値となる。従って、
相関器20の出力に対し乗算器21にて2α倍のスケー
リングを施してステップ・サイズとして用い、このステ
ップ・サイズに極性検出器12の出力の極性を付与して
、アダプティブ・ディジタルフィルタ8に帰還すること
により収束時間を短縮することが可能となる。
本発明の第2の実施例を第5図に示す。第5図において
、遅延素子17にて遅延信号を得るまでの回路と、加算
器16、極性検出器19、相関器20、乗算器21から
なる回路は第1図と同様である。第1図と異なる点は絶
対値回路(ABS)25、スイッチ26、レジスタ27
1,272、セレクタ(SEL)28、乗算器29、セ
レクタ(SEL)30から成る回路であシ、以下この部
分について説明する。絶対値回路25は遅延素子17で
得られた遅延信号の絶対値を取る回路である。第4図(
b)に示した波形で説明すると、遅延信号のシンボル波
形が10.11であった場合、極性を反転させてそれぞ
れ00,01の波形に変換される。スイッチ26は符号
判定結果のデータ信号である制御信号31によ多制御さ
れ、制御信号が0ならレジスタ271.1ならレジスタ
272を選択し、絶対値回路25からの出力を供給する
。レジスタ271.272はそれぞれ、第4図(b)に
示す00.01のシンボル波形のサンプル値を格納する
レジスタであシ、各レジスタはサンプリング位相別にサ
ンプル値を格納する8個のサブレジスタからなる。セレ
クタ28はスィッチ26同様制御信号31によ多制御さ
れ、制御信号がOならレジスタ271.1ならレジスタ
272の出力を選択する。つまシ、モードには関係なく
データの情報のみでレジスタの出力が選択される。セレ
クタ30は符号判定結果のモード信号である制御信号3
2によって、+1と−1の値のうち″0#モードなら−
1、”1”モードなら+1を選択するように制御される
。セレクタ28の出力とセレクタ30の出力は乗算器2
9で乗算され、加算器16へ供給される。つまり、セレ
クタ28の出力とセレクタ30の出力の積は加算器16
のもう一つの入力信号である遅延信号中の受信信号のシ
ンボル波形と逆の極性を持つ波形となシ、加算器16で
加算することKよって受信信号を相殺できる。加算器1
6の出力信号は極性判定器12へ入力され、これ以降の
動作は第1図と同様である。この方法によれば、メモリ
数が波形の種類の半分で良い。
第3の実施例として、第6図に示すように、加算器16
は減算器34に置き換えることが可能である。この場合
、セレクタ24は遅延信号と等しい波形に対応するレジ
スタの出力を選択するように制御される。つまシ、符号
判定結果で、第4図(b)の4種の波形のうち00.0
1.10.11の波形が受信されたという制御信号を受
けると、それぞれ00,01% 10.11の波形が格
納されているレジスタ231,232,233,234
の出力を選択する。スイッチ22をはじめその他は第1
の実施例と同様である。但し、レジスタへの書込みと読
み出しのタイミングは書込まれた値がそのまま読み出さ
れて減算された結果がOとなってしまわないように、読
み出してから書込むようKする。
この方法は常に同一のシンボル波形同士が減算されるの
で、シンボル波形の正負パルスのアンバランスが存在す
る場合にも確実に受信信号を除去できる。
これまで、MSK符号を採用した場合を例に各実施例に
ついて説明したが、次にバイフェーズ符号を用いた場合
を例に同じく各実施例について説明する。第1図に示し
た第1の実施例について、スイッチ22及びセレクタ2
4はM8に符号を用いた場合と同様に動作する。つまり
、スイッチ22は受信波形と等しい波形、即ち第4図(
a)に示す000.001.010、・・・、111な
ら、000.001、・・・、111の波形に対応した
レジスタを選択し、セレクタ24は受信シンボル波形と
逆の極性を持つ波形、即ち000,001.010.0
11なら111.110,101.100の波形に対応
するレジスタ出力を選択する。但し、この際用いられる
制御信号はMSK符号のようにデータ信号とモード信号
ではなくてデータ信号だけである。MSK符号の場合と
の相違点は、レジスタ231゜23212331234
にあたるレジスタが第4図(a)に示す8種のシンボル
波形に対応して8個必要となる点と、シンボルの境界に
おいて必ず前後の波形の影響を受けるため、遅延素子1
7の与えるべき遅延が2T秒必要となる点である。
第5図に示した第2の実施例については、レジスタ27
1,27.にあたるレジスタを第4図(a)に示す波形
のうち000,001.010.011に対応して4個
用意する点、スイッチ26、セレクタ28及びセレクタ
300制御信号がすべてデータ信号である点がMSK符
号の場合と異なる。絶対値回路25、スイッチ26、セ
レクタ28及びセレクタ30はMSK符号の場合と同様
に動作する。即ち、絶対値回路25で絶対値をとること
によって、遅延信号のシンボル波形が第4図(a)に示
す波形で100.101.110.111のとき、それ
ぞれ011.010,001.000に変換される。ス
イッチ26は連続した3つのデータの組み合わせKよっ
て、000.001.010.011に対応しているレ
ジスタを選択する。セレクタ28も同様に連続した3つ
のデータの組み合わせによって、000及び111,0
01及び110.010及び101.011及び100
ならそれぞれ0001001.010.011に対応す
るレジスタの出力を選択する。セレクタ30では、+1
と−1の値のうち受信シンボル波形が0001001.
010.011の内のどれかであったら−1、これらと
逆の極性を持つシンボル波形なら+1を選択する。
第6図に示した第3の実施例については、セレクタ24
において受信波形と等しいシンボル波形に対応するレジ
スタの出力が選択される点だけがMSK符号と異なる。
その他はパイ7工−ズ符号を用いた場合の第1の実施例
と同様である。
以上本発明について実施例に基づいて詳細に説明したが
、MSK符号を採用した場合、“0#と@1”に対する
パルス波形が異なることと、各々″′0#モードと′1
”モードを有するという2つの理由によりアダブティプ
・ディジタルフィルタ8の構成はバイフェーズ符号の場
合と若干具々る。
即ち、′0”及び@1#のパルス波形が異なることに対
応させて、タップ係数を2fiii類用意し個別に更新
させる必要があること、また送信部2よりモードの信号
を受け、タップ係数を区別することが必要になる。
これまで、アダプティブ・ディジタルフィルタの係数収
束アルゴリズムとしてサイン・アルゴリズムを用いた場
合の実施例について示してきたが、ストーキャスティク
・アイタレ−ジョン・アルゴリズムを用いた場合を第4
の実施例として、第7図を参照して説明する。第7図の
構成は第1図に示した第1の実施例に相描する。第7図
において第1図と同一の参照番号を付与された機能ブロ
ックは第1図と同一の機能を持つものとする。第1図と
第7図の相違点は極性検出器33だけである。
ストーキャスティク・アイタレ−ジョン・アルゴリズム
は誤差信号の大きさを用いてアダプティブ・ディジタル
フィルタの係数更新を制御するので、乗算器13へは加
算器16の出力がそのまま供給される。しかし、相関器
20を用いて残留エコーの極性とエコーレプリカの極性
の相関をとシステップ・サイズを可変にするために、加
算器16から相関器20への経路上に極性検出器33を
設けている。
第5図及び第6図に示す各実施例についても全く同様に
ストーキャスティク・アイタレ−ジョン・アルゴリズム
を適用できる。本発明をストーキャスティク・アイタレ
−シコン・アルゴリズムに適用することによって、従来
方法に比べより確実に受信信号を消去することが可能と
なり、演算飴長が短く、係数収束時間も短くなる。
〔発明の効果〕
以上詳細に述べたように、本発明によれば、符号判定結
果を制御信号として各シンボル波形に対応して差信号の
サンプル値を保持しているレジスタより読み出した信号
と判定時間だけ差信号(=〔残留エコー〕+〔受信信号
〕)を遅延させた遅延信号とを加算又は減算することに
より、アダプティブ・ディジタルフィルタの適応動作の
妨害となる受信信号を除去することが出来る。このため
、残留エコーを正確に検出することが可能となる。
また、残留エコーの極性とエコーレプリカの極性との相
関をとってステップサイズを制御することにより収束時
間を短縮できる。よって、簡単でかつハードウェア規模
の小さいエコー除去方法及びエコー除去装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す構成図、第2図(
a) 、 (b)は伝送路符号のパルス波形の例を示す
図、第3図(a) 、 (b)は第2図の伝送路符号に
対応する受信アイパターンを示す図、第4図(a) 、
 (b)は受信アイパターンの1シンボル周期内にとシ
得る波形を示す図、第5図は本発明の第2の実施例を示
す構成図、第6図は本発明の第3の実施例を示す構成図
、第7図は本発明の第4の実施例を示す構成図、第8図
は従来例を示す構成図、第9図はアダプティブ・ディジ
タルフィルタの構成を示す図、第10図は係数発生器の
構成を示す図である。 1・・・入力端子、2・・・送信部、3・・・ハイブリ
ッド・トランス、4・・・2.ll伝送路、5・・・ロ
ーパス・フィルタ、6・・・受信部、7・・・出力端子
、8・・・アダプティブ・ディジタルフィルタ、9・・
・D/Aコンバータ、10,34・・・減算器、11・
・・A/l)コンバータ、12,19,33・・・極性
検出器、13,21゜29・・・乗算器、16・・・加
算器、17・・・遅延素子。 20・・・相関器、22.26・・・スイッチ、23.
.232゜233.234,27..272・・・レジ
スタ、24,28,30・・・セレクタ、25・・・絶
対値回路。 代理人 弁理士  内 原   晋 第2図 (の) (b) 第3図 (み)      : (b) 第4図 (尤) (b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、2線・4線変換回路の4線側にてアダプティブ・フ
    ィルタにより発生される擬似エコーを用いて送信回路よ
    り受信回路へ漏れ込むエコーを除去する際に、前記エコ
    ーと受信信号とが混在した混在信号から前記擬似エコー
    を差引いて差信号を得た後、前記受信信号のシンボル波
    形に対応した複数のレジスタから前記差信号を復調して
    得られる復調データ系列に対応して選択されたレジスタ
    の出力と前記差信号を遅延させた遅延信号とを加算また
    は減算して第1の誤差信号を求め、前記遅延信号を前記
    復調データ系列に対応した前記複数のレジスタのうちの
    一つに格納し、前記擬似エコーの極性と前記第1の誤差
    信号の極性との相関をとって相関信号を得てこの相関信
    号を定数倍して得た信号に前記第1の誤差信号の極性を
    付与して第2の誤差信号を生成し、前記第2の誤差信号
    を前記アダプティブ・フィルタに帰還させることを特徴
    とするエコー除去方法。 2、2線・4線変換回路の4線側にて送信回路より受信
    回路へ漏れ込むエコーを除去する際に送信部より得た信
    号をもとに擬似エコーを生成するアダプティブ・フィル
    タと、前記エコーと受信信号とが混在した混在信号から
    前記擬似エコーを差引く減算器と、前記減算器によって
    得られた差信号を遅延させる遅延素子と、前記差信号を
    得て復調を行なう受信部と、前記遅延素子の出力である
    遅延信号を分配するスイッチと、前記スイッチによって
    分配された前記遅延信号を前記受信部で得た受信信号の
    シンボル波形に対応して格納する複数のレジスタと、前
    記複数のレジスタのうちの一つのレジスタの出力を前記
    受信信号のシンボル波形に対応して選択するセレクタと
    、前記セレクタによって選択された信号と前記遅延信号
    とを加算または減算して誤差信号を生成する演算器と、
    前記誤差信号の極性を検出する第1の極性検出器と、前
    記擬似エコーの極性を検出する第2の極性検出器と、前
    記第1の極性検出器及び前記第2の極性検出器の出力の
    相関をとる相関器と、前記相関器の出力を定数倍する第
    1の乗算器と、前記第1の乗算器の出力に前記誤差信号
    の極性を付与し結果を前記アダプティブ・フィルタに帰
    還させる第2の乗算器とを備えることを特徴とするエコ
    ー除去装置。 3、2線・4線変換回路の4線側にて送信回路より受信
    回路へ漏れ込むエコーを除去する際に送信部より得た信
    号をもとに擬似エコーを生成するアダプティブ・フィル
    タと、前記エコーと受信信号とが混在した混在信号から
    前記擬似エコーを差引く減算器と、前記減算器によって
    得られた差信号を遅延させる遅延素子と、前記遅延素子
    の出力である遅延信号の絶対値を取る絶対値回路と、前
    記差信号を得て復調を行なう受信部と、前記絶対値回路
    の出力を分配するスイッチと、前記スイッチによって分
    配された前記遅延信号を前記受信部で得た受信信号のシ
    ンボル波形に対応して格納する複数のレジスタと、前記
    複数のレジスタのうちの一つのレジスタの出力を前記受
    信信号のシンボル波形に対応して選択する第1のセレク
    タと、前記受信信号のシンボル波形に対応して+1か−
    1かを選択する第2のセレクタと、前記第1及び第2の
    セレクタによって選択された信号の積をとる第1の乗算
    器と、前記第1の乗算器の出力と前記遅延信号とを加算
    して誤差信号を生成する加算器と、前記誤差信号の極性
    を検出する第1の極性検出器と、前記擬似エコーの極性
    を検出する第2の極性検出器と、前記第1の極性検出器
    及び前記第2の極性検出器の出力の相関をとる相関器と
    、前記相関器の出力を定数倍する第2の乗算器と、前記
    第2の乗算器の出力に前記誤差信号の極性を付与し結果
    を前記アダプティブ・フィルタに帰還させる第3の乗算
    器とを備えることを特徴とするエコー除去装置。 4、2線・4線変換回路の4線側にて送信回路より受信
    回路へ漏れ込むエコーを除去する際に送信部より得た信
    号をもとに擬似エコーを生成するアダプティブ・フィル
    タと、前記エコーと受信信号とが混在した混在信号から
    前記擬似エコーを差引く減算器と、前記減算器によって
    得られた差信号を遅延させる遅延素子と、前記差信号を
    得て復調を行なう受信部と、前記遅延素子の出力である
    遅延信号を分配するスイッチと、前記スイッチによって
    分配された前記遅延信号を前記受信部で得た受信信号の
    シンボル波形に対応して格納する複数のレジスタと、前
    記複数のレジスタのうちの一つのレジスタの出力を前記
    受信信号のシンボル波形に対応して選択するセレクタと
    、前記セレクタによって選択された信号と前記遅延信号
    とを加算または減算して誤差信号を生成する演算器と、
    前記誤差信号の極性を検出する第1の極性検出器と、前
    記擬似エコーの極性を検出する第2の極性検出器と、前
    記第1の極性検出器及び前記第2の極性検出器の出力の
    相関をとる相関器と、前記相関器の出力を定数倍する第
    1の乗算器と、前記第1の乗算器の出力と前記誤差信号
    とを乗算し結果を前記アダプティブ・フィルタに帰還さ
    せる第2の乗算器とを備えることを特徴とするエコー除
    去装置。
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