JPS6173429A - エコ−除去方法 - Google Patents

エコ−除去方法

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JPS6173429A
JPS6173429A JP19610884A JP19610884A JPS6173429A JP S6173429 A JPS6173429 A JP S6173429A JP 19610884 A JP19610884 A JP 19610884A JP 19610884 A JP19610884 A JP 19610884A JP S6173429 A JPS6173429 A JP S6173429A
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signal
echo
value
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adder
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Application number
JP19610884A
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English (en)
Inventor
Akira Kanemasa
金政 晃
Akihiko Sugiyama
昭彦 杉山
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Priority to AU47574/85A priority patent/AU582710B2/en
Priority to CA000491005A priority patent/CA1256527A/en
Publication of JPS6173429A publication Critical patent/JPS6173429A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
    • H04B3/23Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、2線双方向デイジタル伝送を実現するだめの
、エコー除去の方法に関する。
(従来技術の問題点) ペア線を用いて2線双方向デイジタル伝送を実現するだ
めの公知の技術としてエコーキャンセラが知られている
(アイイーイーイー・トランザクションズ9オン・アク
ースティクス・スピーチ−アンド・シグナル・プロセッ
シング(IBEETRANSACTIONS ON A
COUSTIC8p 5PEECHAND8IGNAL
 PROCBSSING ) 27巻6号、 1979
年少768〜781ページ)。エコーキャンセラはエコ
ーのインパルス応答の長さ分のタップ係数を持つ適応型
(アダプティブ)フィルタを用いて送出データ系列に対
応した擬似エコー(エコーレプリカ)を生成することに
より、2線/4線変換回路にて送信回路から受信回路に
漏れ込むエコーを抑圧するように動作する。この時、適
応フィルタの各タップ係数はエコーと受信信号が混在し
た混在信号からエコーレプリカを差引いた差信号と送出
データとの相関をとることにより逐次修正される。
このような適応フィルタの係数修正即ち、エコーキャン
セラの収束アルゴリズムについては前記参考文献に記載
されており、その代表的なものとして、ストキャーステ
ック・イタレーション・アルゴリズム(5tochas
tic 1teration algorithm)と
サイン・アルゴリズムが知られている。
2線双方向デイジタル伝送を実現するには、LSI化が
必要であり、最近著しい技術進歩をとげているディジタ
ル・デバイス技術を適用できる方式が望ましい。この時
、前述の適応型フィルタとしてディジタルフィルタを用
いて構成しようとすると、アナログ/ディジタル(A/
D ’)コンバータ及びディジタル/アナログ(p/△
)コンバータが必要となる。このうちD/Aコンバータ
の所要ビット数はシステムの要求条件から定まり、例え
ば公衆通信網の加入者線への応用では、12ピット程度
必要とされる。一方、A/Dコンバータの所要ビット数
は、システム条件のみならず、前述のエコーキャンセラ
の収束アルゴリズムにも依存する。例えば、公衆通信網
の加入者線に応用する場合、ストキャーステック・イタ
レーション・アルゴリズムを採用すると8ビット程度必
要であるのに対し、サイン・アルゴリズムでは1ビツト
ですむという特徴がある。ところが、サイン・アルゴリ
ズムでは、前述の差信号の極性により、適応フィルタの
タップ係数の修正を行なうため、差信号中に含まれてい
る残留エコーの極性と差信号の極性とが一致しなくなる
と適応動作が不可能になるという問題が生じる。例えば
、伝送路符号としてパイフェーズ符号のような2値打号
を使用した場合、受信信号の存在により、残留エコー(
エコーとエコーレプリカとの差)レベルが受信信号レベ
ルと同等程度になると前述の問題が発生ずる。
そこで、この問題を解決するだめの従来技術について次
に述べる。
第5図は、サイン・アルゴリズムを採用した場合のエコ
ーキャンセラの従来例を示したものである。ここで第5
図の回路は、2線伝送路4を介して対向で接続されてい
るものとする。加入者ケーブルを対象とすれば、一方は
局側に、他方は加入者側に設置される。ここでは説明を
簡単にするために、ベースバンド伝送を仮定し、第5図
を加入者側回路として説明する。
第5図において、入力端子1には2値データ系列が供給
され送信部3及びアダプティブ・ディジタルフィルタ8
に入力される。送信部3にて、2匝デ一タ系列は伝送路
符号に変換された後、ノ・イブリッド・トランス(HY
B)3を介して2線伝送路4に送出される。一方、送信
部2にて発生された送信信号の一部はエコー成分として
ハイブリッド・トランス3の出力に現われローパス・フ
ィルタ(LPF’)5に供給される。また、第5図の回
路に対向した相手側(今の説明では局側となる)から送
出された受信信号は、21#A伝送路4及びノ・イブリ
ッド・トランス3を介してローパス・フィルタ5に供給
される。従って、ローパス・フィルタ5の出力は、受信
信号とエコーが混在した混在信号トする。なおローパス
・フィルタ5の役割は、所望の信号帯域以外の周波数成
分を抑圧することである。
ローパス・フィルタ5の出力は減算器lOに供給される
。ここで、アダプティブ・ディジタルフィルタ8、D/
Aコンバータ(DAC)9、減算器10、加算器11.
極性判定回路12及び乗算器13から成る閉ループ回路
は、ローパス・フィルタ5の出力である混在信号中のエ
コーを除去するように動作する。これは、アダプティブ
・ディジタルフィルタ8がエコーレプリカを生成するこ
とにより実現される。そこでアダプティブ・ディジタル
フィルタ8について詳細に説明する。
第6図は、第5図のアダプティブ・ディジタルフィルタ
8の詳細ブロックを示したものである。
第6図における入力信号105及び106はそれぞれ第
5図の入力端子1から供給された2値データ系列(+1
または−1の値をとる)及び乗算器13の出力に対応し
ている。また、第6図における出力信号107は、第5
図のアダプティブ・ディジタルフィルタ8の出力信号に
対応している。
2値データ系列105は、遅延素子1001・乗算器1
01゜、101.、・・・・・・+ 101.−1 及
び係数発生器A。jA、#・・・・・・j A R−1
に供給される。T秒の遅延を与える遅延素子too、’
 100t ’・・・ 2”’N/R−tは、この頭に
接続されており、各々フリノブ・フロッグで実現するこ
とができる。ここでN及びRは正整数であり、RはNの
約数とする。
また2f直デ一タ系列105のデータレートは1/Tビ
、ト/秒である。遅延素子100 、(i=1 j2ツ
・・・・・・、N/几−1)の出力はそれぞれ、乗算器
101 夕101j+11・・・・−冒101.+8−
1及び係数発生器に; + Aj+11・・・・・・p
A、+□−1に供給される。但し、j = i X R
である。乗算器101. +101  タ・−・・・−
ν101に十N4 (k=Ot 11・・・?に十B 几−1)ではそれぞれ係数発生器kkT kh+Rp・
・・夛”k+N−Rの出力である各係数と入力データが
掛けられた後、各乗算結果は、すべて加算器102.に
入力され加算される。R個の加算器102.102. 
・・・・・・シ102□−8の出力はスイッチ103の
入力接点となる。スイッチ103はT秒を周期とする多
接点スイッチでちゃ、九個の加算器102゜、102.
1028−1の出力をこの順にT/R秒毎に選択して出
力し、出力信号107となる。出力信号107はエコー
レプリカであり、T/几秒毎にエコーレプリカが発生さ
れる。Rは補間定数(インターポレーション・7アクタ
)と呼ばれ、所要の信号帯域内でエコーを除去するため
に通常几は2以上の整数となる。一方、スイッチ103
と同期して動作するスイッチ104はスイッチ103と
入出力が逆転している。即ちスイッチ104は入力信号
106をT/R秒毎にR個の接点に順番に分配する機能
を果す。スイッチ104の各接点出力は同期して動作す
るスイッチ105に対応した接点に入力される信号経路
に存在する係数発生器に供給されている。次に係数発生
回路について詳細に説明する。
第7図は、第6図の係数発生器A t (j! =Oj
I J・・・・・・jN−1)の詳細ブロック図を示し
たものである。第7図の入力信号200は、第6図にお
ける2値データ系列105又は遅延素子100□ν1o
oz 、・−・・・冒100N/R−sの出力信号に対
応している。また第7図の入力信号201は、第6図に
おけるスイッチ104の接点出力に対応している。
さらに、第7図の出力信号203は第6図における係数
発生器A、の出力に対応している。第7図において入力
信号200及び201け乗算器204に供給されその乗
算結果は加算器205の一方の入力となる。加算器20
5の出力はT秒の遅延素子206を介して帰還されてお
り、T秒毎に行なわれる係数の更新は、乗算器204に
供給されている入力信号200及び201の相関値を1
サンプル前の係数値に加えることにより実現される。
出力信号203が係数である。
以上第6図及び第7図を参照して説明した第5図のアダ
プティブ・ディジタルフィルタ8により発生されたエコ
ーレプリカは、D/Aコンバータ9に供給され、ディジ
タル信号からアナログ信号に変換されて減算器10の一
方の入力となる。減算器10ではローパスフィルタ5の
出力信号である混在信号(=エコー士受信信号)からエ
コーレプリカを差引いた差信号(=〔残留エコー〕+〔
受信信号〕。但し〔残留エコー〕=〔エコー〕−〔エコ
ーレプリカ〕)が得られ、受信部6、加算器11及び振
幅制御回路14に供給される。受信部6では、クロック
の抽出、受信信号の復調などが行なわれ、識別されたデ
ータは出力端子7に現われる。振幅制御回路14は、ラ
ンダム信号発生器15にて発生されたランダム信号の最
大振幅値を、減算器】0の出力である差信号の振幅又は
電力を参照して制御するという機能を果す。振幅制御回
路14にて制御された最大振幅をもつランダム信号は加
算器11の一方の入力となる。減算器10の出力である
差信号と、振幅制御回路14の出力である振幅制限を受
けたランダム信号は加算器11にて加算された後、極性
検出器12にてその極性のみ検出される。さらに、極性
検出器12の出力は乗算器13にて2α(αは正数)倍
された後、誤差信号としてアダプティブ・ディジタルフ
ィルタ8に供給される。第6図の入力信号106が誤差
信号に対応している。ここで前述のアダプティブ・ディ
ジタルフィルタ8が適応動作を行なうためKは極性検出
器12にて、残留エコーの極性を正しく検出することが
必要となる。ところが減算器10の出力である差信号の
中には受信信号が含まれているから、第5図において、
減算器10の出力を直接極性検出器12に入力したと仮
定すると、残留エコーレベルが受信号レベルと同等程度
になると、極性検出器12の出力では残留エコーの極性
が正確に得られなくなってしまう。従って、アダプティ
ブ・ディジタルフィルタ8の適応能力が失なわれること
になる。そこで、従来は、第5図に示したように加算器
11#振幅制御回路14及びランダム信号発生器15を
付加して、減算器10の出力信号である差信号に受信信
号レベルと同等程度のランダム信号を加えることにより
アダブティプ・ディジタルフィルタ80過応動作を保証
するという方法が用いられていた。この方法は、受信信
号と同等レベルのランダム信号を差信号に加えることに
より、受信信号をキャンセルする確率を発生させる。こ
の確率は極性検出器12にて残留エコーの極性が正しく
得られる確率となるからアダプティブ・ディジタルフィ
ルタ8の適応動作が保証されることになる。
ところが、第5図に示した従来の方法では、ランダム信
号の発生が必要となると共に、所望のエコー抑圧度を得
るためには、差信号に加えるべきランダム信号の最大値
を受信信号レベルと同程度に保つという複雑な制御を必
要としハードウェア規模が大きくなるという欠点があっ
た。
(発明の目的) そこで、本発明の目的は、簡単でかつハードウェア規模
の小さいエコー除去の方法を提供することにある。
(発明の構成) 本発明によれば、2線/4線変換回路の4線側にてアダ
プティブ・フィルタにより発生される擬似エコーを用い
て送信回路よシ受信回路へ漏れ込むエコーを除去するた
めのエコー除去方法であって、該エコーと受信信号が混
在した混在信号から該擬似エコーを差引いて差信号を得
た後、該差信号から該差信号を遅延させた遅延信号とを
刀n算もしくは減算して誤差信号を求め、該アダプティ
ブ・フィルタのタップ係数の逐次更新に該誤差信号の極
性を用いるようにしたことを特徴とするエコー除去方法
が得られる。
(発明の原理) 本発明は、ランダム信号を付加して受信信号が零でない
確率でキャンセルされるようにするという従来の方法と
は異なり、受信信号のアイパターンの特性に注目し受信
信号がキャンセルされる確率を零にしないように構成し
た。即ち2値打号系を含む伝送路符号の受信信号のアイ
パターンの特性によれば、現在のサンプル値とnサンプ
ル(nは正整数)前のサンプル値がはぼ同一の値又は、
逆極性で各々の絶対値がほぼ同一の値となる確率の最小
値は零でないある正の値をとる。従りて、差信号(=残
留エコー十受信信号)について、現在のサンプル値とn
サンプル前のサンプル値の差又は和をとることKよシ、
受信信号は零でないある正の値の確率でキャンセルされ
ることになる。
それ故、その差又は和の極性を検出すれば、残留エコー
の符号が零でないある正の値の確率で検出できるから、
アダプティブ・ディジタルフィルタの適応動作が保証さ
れる。
(実施例) 次に図面を参照して本発明について詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図である。
同図において、第5図と同一の参照番号を付与された機
能ブロックは、第5図と同一の機能をもつものとする。
第1図と第5図の相異点は減算器16及び1秒の遅延を
与える遅延素子17から成る回路であり、その他の構成
は第5図と全く同一である。この回路について説明する
前に1全体の構成について、簡単に述べる。入力端子1
に入力された2値データ系列は送信部2及びアダプティ
ブ・ディジタルフィルタ8に供給される。
送信部2にて2値データ系列は伝送路符号に変換された
後、ハイブリッド・トランス3を介して2線伝送路4へ
送出される。ここに、ハイブリッド・トランス3のイン
ピーダンス不整合に起因して、送信部2の出力が受信回
路へエコーとして漏れ込みローパス・フィルタ5に供給
される。一方、受信信号も、伝送路4及びハイブリッド
・トランス3を介してローパルス・フィルタ5に供給さ
れる。
ローパス・フィルタ5にて、不要な高周波成分を抑圧さ
れた混在信号(=〔エコー〕+〔受信信号〕)は減算器
10に供給される。そこで、アダプティブ・ディジタル
フィルタ8にて発生されたエコーレプリカはD/Aコン
バータ9によりアナログ信号に変換されて減算器10に
入力される。従って、減算器10の出力である差信号(
=〔混在信号〕−〔エコーレフリカ)=(エフ−)+C
C受信信号−〔エコーレプリカ〕)の成分のうち、残留
エコー(=〔エコー〕−〔エコーレプリカ〕)が受信信
号に比べて十分小さくなれば、受信部6にて正確に復調
され出力端子7には受信された2値データ系列が現われ
る。ここで、アダプティブ・ディジタルフィルタ8、D
/Aコンバータ9、減X110、減算器16、極性検出
器12及び乗算器13から成る閉ループ回路はアダプテ
ィブ・ディ、ジタルフィルタ8の適応動作を実現するも
のである。
アダプティブ・ディジタルフィルタ8の構成については
、@5図の従来例で説明したものと同様に、第6図及び
第7図の回路構成と同一で良い。極性検出器12の出力
は乗算器13にて2α倍され誤差信号としてアダプティ
ブ・ディジタルフィルタ8に供給される。次洗、極性検
出器12の出力と、減算器10の出力である差信号中の
残留エコー成分の極性との関係について詳細に説明する
が、その前に伝送路符号について述べる。
第2図は、2値打号の代表例を示したものであシ同図(
、)はバイフェーズ符号を、(b)はMSK(ミニマム
・シフト・キーイング)符号のパルス波形をそれぞれ示
す。第2図(a)K示したように、バイフェーズ符号で
は“0”及び”1″のデータに対し極性の反転したパル
ス波形を割当てる。両者のパルスは共に、1ビット幅T
秒の中心で極性が反転しており、1ビツト内で正負がバ
ランスしているという特徴をもっている。これに対し、
第2図(b)に示したように、MSK符号では42!!
類のパルス波形を用意する。即ち′0″及び′1#のデ
ータに対しそれぞれ極性の反転した■モードと○モード
の2a類のパルス波形を用意する。これら2種類のモー
ド遷移は第2図(b)の太い矢印で示されており、現時
点のモードは1ビツト前のモードにより決定される。こ
のMSK符号は、ビットの境界にて必ず極性が反転する
という特徴を持っている。なおM8に符号では1nに対
しては1ビツト内で正負のバランスが取れているが、”
O”に対しては正負がバランスしていない。しかしなが
ら、第2図(b)のモード遷移を示す太い矢印の方向か
ら明らかなように、連続するビット系列内で”Onが偶
数個存在すれば正負のバランスは取れており、DC成分
はほとんど無視できると言える。第2図に示した伝送路
符号は、第1図の送信部2にて出力される。
は第2図に対応してそれぞれバイフェーズ符号及びMS
K符号の受信アイパターンである。同図に示すように、
受信アイパターンは、高域成分がカントされ丸みを帯び
たものとなる。今、第3図(a)に注目する。T秒離れ
た4組のサンプル点の組合せをそれぞれ(tol to
’) l (tt F l、’)#(t、 I t、/
)及び(ts・t、′)と仮定する。この時、t= ’
m’(m=op1−213)のサンプル値からt=tm
’のサンプル値を差引いた値をAnlとすれば、Amは
表1のように与えられることがわかる。
表1 バイフェーズ符号の場合のAmO値“0”と”1
#の出現確率は等しく1/2であると仮定すると、A、
=O、A、=OI A2=0及びA、=0となる確率は
表1よりそれぞれ1/4 、1/4・1/2及び1とな
る。この例では第3図(a)に示すT8″離れた4組の
サンプル点について考えたが、同図より明らかなように
、どのような位相をとっても正/負の逆転は別にして表
1に示す以外のパターンはあり得ないことがわかる。従
って、現在のサンプル匝からT秒前のサンプル値を差引
いた値が零となる確率の最小値は1/4となる。次に第
3図(b)のMSK符号の受信アイパターンについて考
え乙と、第2図(b)のモード遷移を参照してAmは表
2のように与えられる。
表2  M8に符号の場合のAmQ値 ”0″と”1”の出現確率は等しく各々1/2であると
仮定すると、A6 =0 ) AH=O+ Am = 
O及びA、=Oとなる確率は、表2よシそれぞれ1.1
/2.1/4及び1/4となる。この例では第3図(b
)に示すT秒離れた4組のサンプル点について考えたが
、同図より明らかなように1どのような位相をとっても
正/負の逆転は別にして、表1に示す以外のパターンは
あシ得ないことがわかる。
従って、M8に待ちの場合にも、現在のサンプル値から
T秒前のサンプル値を差引いた値が零となる確率の最小
値は1/4となる。以上、バイフェーズ符号及びMSK
符号を(flJに挙げて述べたように、現在のサンプル
値からT秒前のサンプル値を差引いた値が零となる確率
の最小値は共に1/4となることがわかる。これらの符
号以外の伝送路符号についても同様に考えると、前記確
率の最小値は零でない値をもつことは明らかである。さ
らに、今までは、現在のサンプル値からT秒(デごタレ
ートは1/Tビット/秒とする。)前のサンプル値を差
引いた値を対象としてきたが、現在のサンプル値からl
−T秒(jは正整数)前のサンプル値を差引いた値が零
となる確率の最小値も同様に1/4となることがわかる
。次に、この確率がエコーキャンセラの適応動作の中で
どのような氷床を持つかについて第1図を参照して説明
する。
第1図に示す一実施例において、参照数字17はT秒の
遅延を与える遅延素子、参照数字16は減算器、参照数
字12は極性検出器である。ここで、アダグチイブ・デ
ィジタルフィルタ8が適応動作を行なうためには、極性
検出器12にて、減算器10の出力である差信号(=〔
エコー〕+〔受信45号〕−〔エコーレプリカ〕)中に
含まれル残留エコー(=(エコー〕−〔エコーレフリカ
〕)成分の極性が正確に得られる確率が零でないという
条件が必幾であることは前に述べた。第1図において、
減算器16及び遅延素子17はこの条件を満足する目的
で付加されたものであり、減jI器17の出力には現在
の値からT秒前の値を差引いた値が現われるようになっ
ている。表1及び表2の説明で述べたように減算器10
の出力である差信号の中の受信信号成分は減算器16の
出力では確率1/4以上で受信信号が零になることは明
らかである。一方、減算器16の出力に含まれている残
留エコー成分について考えると、現在の残留エコーの値
からT秒前の残留エコーの値を差引いた値が残留エコー
成分として減算器16から出力される。現在の残留エコ
ーの値とT秒前の残留エコーの値とは無相関であるから
T秒前の残留エコーの値は、ランダム雑音とみなすこと
ができる。
T秒前の残留エコーの値の振幅分布は正負対称であり、
振幅dがldl≦δ(但し0≦δ)となる確率は零でな
くある正の値をとる。従って、減算器16の出力信号を
入力とする極性検出器12にて、現在の残留エコーの極
性が正確に出力される確率は零でないある正の値をとる
ことがわかる。
それ故、アダプティブ・ディジタルフィルタ8の適応動
作が保証されることになる。なお、第1図では遅延素子
17ばT秒の遅延を与えるものとして説明したが、表1
及び表2の説明の中で述べたように1遅延量として/−
T秒(lは正整数)としても同様の効果が得られる。
第4図は、本発明の他の実施例を示すブロック図である
。同図において第1図と同一の参照番号を付与された機
能ブロックは第1図と同一の機能をもつものとする。第
4図と第1図の相異点は、第1図の減算器16が第4図
では加算器18に置換えられていることでちり、その他
の部分は全く同一である。従って、第4図では、減算器
lOの出力である差信号に関し、現在の差信号の値とT
秒前の差信号の値との和が加算器18の出力に現われ、
この和の値の極性を極性検出器12で検出することにな
る。そこで、伝送路符号の例を示した第2図及びその受
信アイパターン例を示した第3図を用いて、表2及び表
3に対応する表を求めてみる。まず、第3図(a)に注
目し、T秒離れた4組のサンプル点の組合せをそれぞれ
(t(1r j(1’) y(t、 l tl’)・(
12・t2′)及び(ts山、′)と仮定する。この時
t=t ’ (m=o e 1 + 2 p 3)のサ
ンプル値と、1=1mのサンプル値の和をBmとすれば
J3mは表3のように与えられることがわかる。同様に
第3図(b)に対して、表4が得られる。
表3 バイフェーズ符号の場合のBmの値表4  M8
に符号の場合のBmO値 ″′0”と1”の出現確率は等しく各々1/2であると
仮定すると、Bo −〇 p B+ −〇 ’ B2−
0  及びB、=0となる確率は、表3に示すノくイフ
エーズ符号の場合にはそれぞれ1/2,1/4.1/2
及び1となり、表4に示すM S K符号の場合にはそ
れぞれ1.1/2.1/4.1/2となる。従って現在
のサンプル値とT秒前のサンプル値との和が零となる確
率の最小値は1/4であり、このことは任意のサンプリ
ング位相で成り立つ。また、表3及び表4にはそれぞれ
バイフェーズ符号及びMSK符号の場合を示したが、こ
れら以外の伝送路符号についても同様に考えれば現在の
サンプル値とT秒前のサンプル値との和が零となる確率
の最小値は零でない値をもつことは明らかである。
さらに、現在のサンプル値と!・T秒(lは正整数)前
のサンプル値との和が零となる確率の最小号は受信部6
に供給されると共に、加算器18及びT秒の遅延を与え
る遅延素子17にも供給される。まだ、遅延素子17の
出力は加算器18の一方の入力となっている。従って、
加算器18の出力には、現在の値と、T秒前の値との和
が現われることになる。表3及び表呈より、減算器10
の出力である差信号の中の受信信号成分は、加算器16
の出力では確率1/4以上で受信信号が零になることは
明らかである。一方、加算器18の出力に含まれている
残留エコー成分について考えると、現在の残留エコーの
値とT秒前の残留エコーの和が残留エコー成分として加
算器18から出力される。現在の残留エコーの値とT秒
前の残留エコーの値とは無相関であるから、T秒前の残
留エコーの値は、ランダム雑音とみなすことができる。
T秒前の残留エコーの値の振幅分布は正負対称で確率は
零ではなくある正の値をとる。従って加算器18の出力
信号を入力とする極性検出器12にて、現在の残留エコ
ーの極性が正確に出力される確率は零でないある正の値
をとることがわかる。
それ故、アダプティブ・ディジタルフィルタ8の適応動
作が保証されることになる。なお第4図では遅延素子1
7はT秒の遅延を与えるものとして説明したが、表3及
び表4の説明の中で述べたように、遅延量としてj−T
秒(!は正整数)としても同様の効果が得られる。
以上、本発明を実施例にもとづいて詳細に説明したが、
2線伝送路噌路損失を補償するための線路等化器は、第
1図及び第4図において受信部6の中に含めて考えても
良いし、ローパスフィルタ5と減算器10の間に挿入し
ても良い。またMSK符号を採用した場合”0”と1”
に対するパルス波形が異なることと、各々■モードと○
モードを有するという2つの理由によりアダプティブ・
ディジタルフィルタ8の構成はバイフェーズ符号の場合
と若干異なる。即ち、“0″及び“1”のパルス波形が
異なることに対応させてタップ係数を2種類用意し個別
に更新させる必要があること、また、送信部2よシモー
ド信号を受はタップ係数を区別することが必要となる。
さらに、今までの説明では、遅延素子17の遅延量をT
秒又は!・T秒(!は正整数)と仮定していたが、実用
上はt−T秒の近傍であれば十分であることは言うまで
もない。
(発明の効果) 以上詳細に述べたように、本発明によれば、差信号(=
〔残留エコー〕+〔受信信号〕)について、現在の値と
/−T秒(但しlは正整数、1/Tることにより受信信
号成分は零でないある正の値の確率でキャンセルされる
。従ってその差又は和の極性を検出することにより、ア
ダプティブ・ディジタルフィルタの適応動作が保証され
る。また、本発明によれば、l−T秒の遅延を与える遅
延素子及び減算器又は加算器を組合せることにより、上
述の適応動作を保証できるから、複雑な制御を必要とせ
ず簡単でかつハードウェア規模の小さいエコー除去の方
法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1の発明の一実施例を示すブロック図、第
2図は伝送路符号のパルス波形の例、第3図は受信アイ
パターンの例を示す図、第4図は本発明の他の実施例を
示すブロック図、第5図は従来例を示すブロック図、第
6図はアダプティブ・ディジタルフィルタの詳細を示す
ブロック図、第7図は係数発生器の詳細を示すブロック
図である。 2は送信部、3は・・イプリ、ド・トランス、4は2線
伝送路、5はローパス・フィルタ、6は受信部、8はア
ダプティブ・ディジタルフィルタ、9はD/Aコンバー
タ、10及び16は減算器、11及び18は加算器、1
2は極性検出器、13は乗算器、14は振幅制御回路、
15はランダム信号発生器、17は遅延素子、100.
 、1001.・・・・” ON/R−1は遅延素子、
101゜、 102. I・・・・・冒101N、は乗
算器、102o、 102.、−・・・・・l 102
.−1は加算器、103及び104は多接点スイッチ、
205は加算器、紗照数字206fi遅延素子をそれぞ
れ示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 2線/4線変換回路の4線側にてアダプティブ・フィル
    タにより発生される擬似エコーを用いて送信回路より受
    信回路へ漏れ込むエコーを除去するエコー除去方法にお
    いて、該エコーと受信信号が混在した混在信号から該擬
    似エコーを差引いて差信号を得た後、該差信号と該差信
    号を遅延させた遅延信号とを加算もしくは減算して誤差
    信号を求め、該アダプティブ・フィルタのタップ係数の
    逐次更新に該誤差信号の極性を用いるようにしたことを
    特徴とするエコー除去方法。
JP19610884A 1984-09-19 1984-09-19 エコ−除去方法 Pending JPS6173429A (ja)

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US06/777,025 US4769808A (en) 1984-09-19 1985-09-17 Method of cancelling echoes in full-duplex data transmission system
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005229571A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Nec Electronics Corp レプリカドライバを備えたアクティブハイブリッドトランス回路

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5994928A (ja) * 1982-10-15 1984-05-31 テレコミユニカシオン・ラジオエレクトリツク・エ・テレホニク・テ・ア−ル・テ デ−タ伝送モデムで使用される受信機
JPS59139732A (ja) * 1982-10-11 1984-08-10 テレコミユニカシオン・ラジオエレクトリツク・エ・テレホニク・テ・ア−ル・テ ベ−スバンドデ−タ信号のエコ−キヤンセラ

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