JPH01208569A - 点火時期制御装置 - Google Patents
点火時期制御装置Info
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- JPH01208569A JPH01208569A JP3063988A JP3063988A JPH01208569A JP H01208569 A JPH01208569 A JP H01208569A JP 3063988 A JP3063988 A JP 3063988A JP 3063988 A JP3063988 A JP 3063988A JP H01208569 A JPH01208569 A JP H01208569A
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、自動車用エンジンの点火時期制御装置に係り
、詳しくは基準位置からのカム角度あるいはクランク角
度などを検出して、点火時期を時間制御する点火時期制
御装置に関するものである。
、詳しくは基準位置からのカム角度あるいはクランク角
度などを検出して、点火時期を時間制御する点火時期制
御装置に関するものである。
従来、時間制御方式の点火時期制御装置としては、例え
ば、特開昭61−96176号公報に示されるように、
クランク軸の一回転につき数個の、たとえば4気筒エン
ジンにおいては4個の基準クランク九度位置パルスを9
0°間隔で、第6図(へ)に示すように、BTDClo
o、100″、10°、ioo ’の位置で順次発生さ
せ、エンジン回転数およびエンジン負荷(吸入空気量と
エンジン回転数の比あるいは吸気管負圧なと)に基づい
て算出される点火時期BTDC−X”の位置を設定する
場合、その直前の基準クランク角変位I B T D
C100°からの経過時間Txとして、その前の基準ク
ランク角度位置パルスBTDCIO°間の経過時間Tt
から、Tx −72−(100°−X ” ) / 9
G” −・−−−−(1)により求め、この時間をタイ
マ手段に設定し、その直前の基準クランク角変位1!
B T D C100°からの経過時間がTxに達する
と点火コイルを介して点火を行うようにしていた。 しかしながら、アクセルペダルを踏み込んで加速する等
の過渡状態においては、基準クランク角度位置パルス間
の時間は、第6図のb図に示寸ように、T(1>T1>
Tt >Ts・・・・・・となるので、上記(1)式に
より計算した点火時間Tx’ (−Tx)は×5の位
置となり、実際に点火すべき点火時期X°より遅れ、x
o−xrの過渡おくれが生じる。 そこで、さらに1パルス前の基準クランク角度位置パル
ス間の経過時間T1と、時間T1とを比べて過渡状態を
判断し、■×にTz/Ttを乗じて補正を加え、過渡お
くれを解消するようにしていた。
ば、特開昭61−96176号公報に示されるように、
クランク軸の一回転につき数個の、たとえば4気筒エン
ジンにおいては4個の基準クランク九度位置パルスを9
0°間隔で、第6図(へ)に示すように、BTDClo
o、100″、10°、ioo ’の位置で順次発生さ
せ、エンジン回転数およびエンジン負荷(吸入空気量と
エンジン回転数の比あるいは吸気管負圧なと)に基づい
て算出される点火時期BTDC−X”の位置を設定する
場合、その直前の基準クランク角変位I B T D
C100°からの経過時間Txとして、その前の基準ク
ランク角度位置パルスBTDCIO°間の経過時間Tt
から、Tx −72−(100°−X ” ) / 9
G” −・−−−−(1)により求め、この時間をタイ
マ手段に設定し、その直前の基準クランク角変位1!
B T D C100°からの経過時間がTxに達する
と点火コイルを介して点火を行うようにしていた。 しかしながら、アクセルペダルを踏み込んで加速する等
の過渡状態においては、基準クランク角度位置パルス間
の時間は、第6図のb図に示寸ように、T(1>T1>
Tt >Ts・・・・・・となるので、上記(1)式に
より計算した点火時間Tx’ (−Tx)は×5の位
置となり、実際に点火すべき点火時期X°より遅れ、x
o−xrの過渡おくれが生じる。 そこで、さらに1パルス前の基準クランク角度位置パル
ス間の経過時間T1と、時間T1とを比べて過渡状態を
判断し、■×にTz/Ttを乗じて補正を加え、過渡お
くれを解消するようにしていた。
ところで、上記のような先行技術では、点火時期の過渡
おくれを、Tx −T */T Lにより補正するよう
にしていたが、運転者が通常走行状態より加速に移ろう
とアクセルペダルを深く踏み込んでも、そのIIi!I
からしばらくの間は、駆動回転系の慣性、吸気系の容量
などによる一次および二次遅れにより、エンジンの回転
立上りは追従しないので、上記方式による補正は無理と
なり、過渡おくれを解消することはできない。 また、全開加速時の直俊では、加速度も増加し、第6図
のΦ)において、基準クランク角度位置パルス間の時間
は、 Ts /To <Tt /Tt <Ts /Tz ””
となると考えられるので、上記方式の補正のみでは過渡
おくれを十分に解消しきれない。 本発明は、上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、過渡時および過渡開始時の点火時期の過渡お
くれを補正し、適正な点火時期で点火を行なわせてエン
ジン出力のアップを図り、加速性を向上できるようにす
ることを目的とする。
おくれを、Tx −T */T Lにより補正するよう
にしていたが、運転者が通常走行状態より加速に移ろう
とアクセルペダルを深く踏み込んでも、そのIIi!I
からしばらくの間は、駆動回転系の慣性、吸気系の容量
などによる一次および二次遅れにより、エンジンの回転
立上りは追従しないので、上記方式による補正は無理と
なり、過渡おくれを解消することはできない。 また、全開加速時の直俊では、加速度も増加し、第6図
のΦ)において、基準クランク角度位置パルス間の時間
は、 Ts /To <Tt /Tt <Ts /Tz ””
となると考えられるので、上記方式の補正のみでは過渡
おくれを十分に解消しきれない。 本発明は、上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、過渡時および過渡開始時の点火時期の過渡お
くれを補正し、適正な点火時期で点火を行なわせてエン
ジン出力のアップを図り、加速性を向上できるようにす
ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、クランク軸に複数
個の被パルス検知手段を等ピッチに有する回転体を設け
、上記被パルス検知手段に対向してそれを検知し基準ク
ランク角度位置パルスを出力するパルス検知手段を備え
、内燃機関の運転状態に応じた最適の基本点火時期を算
出し、これを所定の上記基準クランク角度位置パルスか
らの経過時間に換算して点火時期を時間rllIIIl
するように構成された自動車用内燃機関の点火時期制御
装置において、スロットル開度センサからの信号に基づ
き、スロットル変化速度を算出するスロットル変化速度
算出手段と、上記基準クランク角度位置パルス間の経過
時′間の変化に応じて上記基本点火時期を補正する点火
時期補正手段と、上記スロットル変化速度が所定値以上
となり過渡開始時と判定された場合には上記スロットル
変化速度に応じて設定される第1および第2のタイマ時
限の間、上記基本点火時期を上記スロットル変化速度に
応じてさらに補正する補正値算出手段とを設けたもので
ある。
個の被パルス検知手段を等ピッチに有する回転体を設け
、上記被パルス検知手段に対向してそれを検知し基準ク
ランク角度位置パルスを出力するパルス検知手段を備え
、内燃機関の運転状態に応じた最適の基本点火時期を算
出し、これを所定の上記基準クランク角度位置パルスか
らの経過時間に換算して点火時期を時間rllIIIl
するように構成された自動車用内燃機関の点火時期制御
装置において、スロットル開度センサからの信号に基づ
き、スロットル変化速度を算出するスロットル変化速度
算出手段と、上記基準クランク角度位置パルス間の経過
時′間の変化に応じて上記基本点火時期を補正する点火
時期補正手段と、上記スロットル変化速度が所定値以上
となり過渡開始時と判定された場合には上記スロットル
変化速度に応じて設定される第1および第2のタイマ時
限の間、上記基本点火時期を上記スロットル変化速度に
応じてさらに補正する補正値算出手段とを設けたもので
ある。
上記構成に基づき、過渡時には、基準クランク角度位置
パルス検出の時間変化を考慮して基本点火時期を補正し
、さらに過渡開始時には所定時間、スロットル変化速度
に応じた補正を加え、点火時期の過渡おくれを解消して
エンジン出力をアップして加速性を向上させる。
パルス検出の時間変化を考慮して基本点火時期を補正し
、さらに過渡開始時には所定時間、スロットル変化速度
に応じた補正を加え、点火時期の過渡おくれを解消して
エンジン出力をアップして加速性を向上させる。
以下、本発明の一実論例を第1図ないし第6図によって
説明する。第1図は点火時期制御装置の全体構成図、第
2図は点火時期&1J Ij装置の機能構成を示すブロ
ック図、第3図は過渡時における点火おくれ時間を示す
状態図、第4図は過渡開始時の補正係数にのマツプ因、
第5図は本発明による動作を示すフローチャート、第6
図は時間制御方式の点火時期設定方法を示すタイムチャ
ートである。 第1図において、エンジンのクランクシャフト1には、
基準クランク角度位置を検出するための円板状のクラン
クプレート2からなる回転体が固設され、その周縁上に
被パルス検知手段としての4個の突起2a、 2b、
2c、 2dが90°の等ピッチテ、例えば、B T
D 100°、10°、100°、100の位置に配設
されており、これらの突起を検出して基準クランク角度
位置パルス信号(以下、パルス信号)を発生するパルス
検知手段であるクランク角センサ3が対向して配置され
ている。このパルス信号は、吸入気管圧力センサなどか
らなる負荷センサ4の信号、スロットル開度センサ5等
の信号と共に、マイクロコンピュータからなり点火時期
制御を行う制御ユニット10に入力される。 制御ユニット10は、入出力インタフェース10a1C
PU10b 、 11011プログラムや各種マツプが
格納されているROM10c、データを一時記憶したり
タイマ手段として機能するR A M 106などから
構成され、所定のプログラムにしたがって最適な点火時
期X′″ (直前の基準クランク位置からのクランク角
度)を演算し、求めた点火時期x0を、クランク角セン
サ3によって検出される直前のパルス信号からの経過時
f!ITXに換算してタイマ手段にセットし、そのタイ
マ時間に達すると点火信号をパワートランジスタ等から
なる駆動回路11に与え、駆動回路11をオンからオフ
にすることにより点火コイル12、ディストリビュータ
13を介して所定気筒の点火プラグ14に点火電圧を印
加する。 次に、上記制御ユニット10の機能構成を示す第2図に
おいて、基本点火時期設定手段20は、クランク角セン
サ3からのパルス信号に基づいて算出されるエンジン回
転数Neと、負荷センサ4によって検出されるエンジン
負荷Qとから、予めマツプの形で設定されている最適な
点火時期X’ (BTDC)を読み出し、この点火時
期X°をその直前のパルス信号<BTDClooo)か
らの時間TXに換算する。この時fllTxは、第6図
に示すように、上記直前のパルス信号(BTDCloo
” )とその前のパルス信号(B T D C10°
)間の時間T、から次式で、 7x −T、 −(100” −X”″)/9G’″求
める。この点火時間Txは、定常走行状態では点火時期
補正手段21においては特に補正が行われず、そのまま
直前のパルス信号(BTDClooo)により起動する
タイマ手段22にセットされ、そのタイマ時限が点火時
間7xに達すると点火信号を駆動面v111へ出力し、
最適な点火時mx”において点火を行う。 一方、エンジンの運転状態が過渡状態にあると、パルス
信号量時filTo 、 Tt + Tt 、・Ts
・・・は徐々に変化するので、その変化たとえばTx/
Txが所定値βを越えると点火時期補正手段21は、点
火時mx”を含むパルス信号量時間T3もその比で変化
するものとして、点火時R1Txを次式により補正する
。 Tx=Tl ・(100°−X”)/90’ ・T
t / T l ・・・・・・ Q)しかし、運転
者が、定4常走行状態より加速しようとしてアクセルペ
ダルを深く踏み込んだような過渡開始時には、先に述べ
たように、Tl/To。 Ta /Tx 、Ts /Tt・・・も変化するので、
上記の補正のみでは補正しきれない。 そこで、スロットル変化速度算出手段23において、ス
ロットル開度センサ5からの信号に基づいてスロットル
変化速度dθ/dtを求め、この値が所定値αを越すと
過渡状態判定手段24は過渡状態が開始されたと判断す
る。これにより、補正時間設定手段25は、第3図に示
すように、点火おくれを解消するため、動力回転系や吸
気系のむだ時間に相当する補正開始タイマ時限T M
tと、安定加速に到達するまでの時間に相当する補正終
了タイマ時限T M tを出力する。一方、補正値算出
手段26は、算出されたスロットル変化速度dθ/dt
により、第41iAに示すように予め格納されている補
正値マツプから、過渡開始時の補正値Kを読み出し、上
記タイマ時限T M tの間だけ点火時間T×を、点火
時期補正手段21において次式により、Tx 4−TX
−K ・−・−(a)さらに補正し
、先のTt /Tiの補正とにより工ンジン運転状態の
過渡時における点火おくれが、急速にエンジン回転数が
立上がる過渡開始時にも補正され、算出された点火時期
X°において点火おくれなく確実な点火を行わせること
ができる。 次に、本発明による過渡時の点火おくれの補正動作を第
5図に示すフローチャートによって説明する。 先ず、ステップ5100において、エンジン運転状態に
基づいて設定された最適の点火時期X°を、その前の基
準パルス間時間T2により直前の基準パルス信号からの
点火時間Txに換算する。次いで、ステップ5101お
よびステップ5102において、過渡開始時の補正開始
タイマTM1および補正終了タイマT M zの値がO
となっているか否かを判断し、共にTM1=O1TMt
=Oであると、次にステップ5103において、過渡状
態判定手段24によってスロットル変化速度dθ/dt
が所定値αより大きいか否かで、定常走行状態からの急
加速を判断し、dθ/dt<αであれば、特に過渡開始
時の補正の必要なしとして判定し、ステップ5110に
ジャンプする。一方、dθ/dt>αであれば、補正の
必要ありと判定し、過渡開始時の補正時間設定手段25
の補正開始タイマTMIにステップ5104で、エンジ
ンの駆動回転系や吸気系のむだ時間に相当する時限M1
を、補正終了タイマTM1にステップ5105で、通常
加速状態に移行するまでの時間に相当する時間M2を設
定する。そしてさらに、ステップ8106において、ス
ロットル変化速度dθ/dtに基づきマツプ検索により
過渡開始時の補正値Kを求め、記憶する。 そして、補正開始タイマTMtはステップ5107にお
いて計時(TMI←TM1−1)を開始し、設定された
時限M1に達してステップ5101において7M1=O
となったことを判定すると、ステップ$102を経てス
テップ3108へ移行し、補正終了タイマT M xの
計時(T M 2←TMtl)を開始すると同時に、ス
テップ5109において、点火時間Txにステップ81
06で設定した補正値Kを乗算して時限M2間の、すな
わち過渡開始時における所定時間の間、−時的に補正さ
れた点火時間T×を出力する。これにより、第3図に示
すように、通常の過渡状態補正では補正しきれない、急
加速などによる過渡開始時の点火おくれを補正する。そ
して、補正終了タイマT M zの計時が設定された時
限M2に達し、ステップ5102においてTMi =o
になったことを判定すると、その時点ではステップ51
03における判定はdθ/dt<αとなっているので、
通常の過渡補正に復帰する。 ステップ5100あるいはステップ3109において点
火時間T×が設定されると、次に、ステップ5110に
おいて、回転速度の変化率すなわら前の基準パルス間時
間Tよと、さらにその前の基準パルス間時間T1との比
ITI/Tllを求め、この値が所定値βより小さけれ
ば、過渡補正の必要なしとして、ステップ5100ある
いはステップ5109において求めた点火時間Txをそ
のまま、第2図に示すタイマ手段22にセットし、その
タイマ時限に達すると駆動回路11へ点火信号を送出す
る。 一方、ステップ5110において、I Tz /Tt
l〉βづ−なわち補正が必要な過渡状態にあると判定す
ると、ステップ5111において、ステップ5100あ
るいはステップ5109で求めた点火時間T×にT t
/ T 1の値を乗じて補正し、過渡状態における点
火おくれを補正する。 こうして、過渡時のみならず、急加速などによる過渡開
始時の点火おくれも補正でき、適切な点火進角値におい
て点火を行わせることができる。 【発明の効果1 以述べたように、本発明によれば、過渡時にはM準りラ
ンク角度位置パルス検出の時間変化を考慮して点火時期
を補正し、過渡開始時には、さらにスロットル開度の変
化速度に応じて所定時間補正を行うようにしたので、過
渡時の点火おくれ、急加速などの過渡開始時における応
答おくれによる点火おくれも補正して、適切な点火時期
での点火を行え、エンジン出力の増大、加速性の向上を
図ることができる。
説明する。第1図は点火時期制御装置の全体構成図、第
2図は点火時期&1J Ij装置の機能構成を示すブロ
ック図、第3図は過渡時における点火おくれ時間を示す
状態図、第4図は過渡開始時の補正係数にのマツプ因、
第5図は本発明による動作を示すフローチャート、第6
図は時間制御方式の点火時期設定方法を示すタイムチャ
ートである。 第1図において、エンジンのクランクシャフト1には、
基準クランク角度位置を検出するための円板状のクラン
クプレート2からなる回転体が固設され、その周縁上に
被パルス検知手段としての4個の突起2a、 2b、
2c、 2dが90°の等ピッチテ、例えば、B T
D 100°、10°、100°、100の位置に配設
されており、これらの突起を検出して基準クランク角度
位置パルス信号(以下、パルス信号)を発生するパルス
検知手段であるクランク角センサ3が対向して配置され
ている。このパルス信号は、吸入気管圧力センサなどか
らなる負荷センサ4の信号、スロットル開度センサ5等
の信号と共に、マイクロコンピュータからなり点火時期
制御を行う制御ユニット10に入力される。 制御ユニット10は、入出力インタフェース10a1C
PU10b 、 11011プログラムや各種マツプが
格納されているROM10c、データを一時記憶したり
タイマ手段として機能するR A M 106などから
構成され、所定のプログラムにしたがって最適な点火時
期X′″ (直前の基準クランク位置からのクランク角
度)を演算し、求めた点火時期x0を、クランク角セン
サ3によって検出される直前のパルス信号からの経過時
f!ITXに換算してタイマ手段にセットし、そのタイ
マ時間に達すると点火信号をパワートランジスタ等から
なる駆動回路11に与え、駆動回路11をオンからオフ
にすることにより点火コイル12、ディストリビュータ
13を介して所定気筒の点火プラグ14に点火電圧を印
加する。 次に、上記制御ユニット10の機能構成を示す第2図に
おいて、基本点火時期設定手段20は、クランク角セン
サ3からのパルス信号に基づいて算出されるエンジン回
転数Neと、負荷センサ4によって検出されるエンジン
負荷Qとから、予めマツプの形で設定されている最適な
点火時期X’ (BTDC)を読み出し、この点火時
期X°をその直前のパルス信号<BTDClooo)か
らの時間TXに換算する。この時fllTxは、第6図
に示すように、上記直前のパルス信号(BTDCloo
” )とその前のパルス信号(B T D C10°
)間の時間T、から次式で、 7x −T、 −(100” −X”″)/9G’″求
める。この点火時間Txは、定常走行状態では点火時期
補正手段21においては特に補正が行われず、そのまま
直前のパルス信号(BTDClooo)により起動する
タイマ手段22にセットされ、そのタイマ時限が点火時
間7xに達すると点火信号を駆動面v111へ出力し、
最適な点火時mx”において点火を行う。 一方、エンジンの運転状態が過渡状態にあると、パルス
信号量時filTo 、 Tt + Tt 、・Ts
・・・は徐々に変化するので、その変化たとえばTx/
Txが所定値βを越えると点火時期補正手段21は、点
火時mx”を含むパルス信号量時間T3もその比で変化
するものとして、点火時R1Txを次式により補正する
。 Tx=Tl ・(100°−X”)/90’ ・T
t / T l ・・・・・・ Q)しかし、運転
者が、定4常走行状態より加速しようとしてアクセルペ
ダルを深く踏み込んだような過渡開始時には、先に述べ
たように、Tl/To。 Ta /Tx 、Ts /Tt・・・も変化するので、
上記の補正のみでは補正しきれない。 そこで、スロットル変化速度算出手段23において、ス
ロットル開度センサ5からの信号に基づいてスロットル
変化速度dθ/dtを求め、この値が所定値αを越すと
過渡状態判定手段24は過渡状態が開始されたと判断す
る。これにより、補正時間設定手段25は、第3図に示
すように、点火おくれを解消するため、動力回転系や吸
気系のむだ時間に相当する補正開始タイマ時限T M
tと、安定加速に到達するまでの時間に相当する補正終
了タイマ時限T M tを出力する。一方、補正値算出
手段26は、算出されたスロットル変化速度dθ/dt
により、第41iAに示すように予め格納されている補
正値マツプから、過渡開始時の補正値Kを読み出し、上
記タイマ時限T M tの間だけ点火時間T×を、点火
時期補正手段21において次式により、Tx 4−TX
−K ・−・−(a)さらに補正し
、先のTt /Tiの補正とにより工ンジン運転状態の
過渡時における点火おくれが、急速にエンジン回転数が
立上がる過渡開始時にも補正され、算出された点火時期
X°において点火おくれなく確実な点火を行わせること
ができる。 次に、本発明による過渡時の点火おくれの補正動作を第
5図に示すフローチャートによって説明する。 先ず、ステップ5100において、エンジン運転状態に
基づいて設定された最適の点火時期X°を、その前の基
準パルス間時間T2により直前の基準パルス信号からの
点火時間Txに換算する。次いで、ステップ5101お
よびステップ5102において、過渡開始時の補正開始
タイマTM1および補正終了タイマT M zの値がO
となっているか否かを判断し、共にTM1=O1TMt
=Oであると、次にステップ5103において、過渡状
態判定手段24によってスロットル変化速度dθ/dt
が所定値αより大きいか否かで、定常走行状態からの急
加速を判断し、dθ/dt<αであれば、特に過渡開始
時の補正の必要なしとして判定し、ステップ5110に
ジャンプする。一方、dθ/dt>αであれば、補正の
必要ありと判定し、過渡開始時の補正時間設定手段25
の補正開始タイマTMIにステップ5104で、エンジ
ンの駆動回転系や吸気系のむだ時間に相当する時限M1
を、補正終了タイマTM1にステップ5105で、通常
加速状態に移行するまでの時間に相当する時間M2を設
定する。そしてさらに、ステップ8106において、ス
ロットル変化速度dθ/dtに基づきマツプ検索により
過渡開始時の補正値Kを求め、記憶する。 そして、補正開始タイマTMtはステップ5107にお
いて計時(TMI←TM1−1)を開始し、設定された
時限M1に達してステップ5101において7M1=O
となったことを判定すると、ステップ$102を経てス
テップ3108へ移行し、補正終了タイマT M xの
計時(T M 2←TMtl)を開始すると同時に、ス
テップ5109において、点火時間Txにステップ81
06で設定した補正値Kを乗算して時限M2間の、すな
わち過渡開始時における所定時間の間、−時的に補正さ
れた点火時間T×を出力する。これにより、第3図に示
すように、通常の過渡状態補正では補正しきれない、急
加速などによる過渡開始時の点火おくれを補正する。そ
して、補正終了タイマT M zの計時が設定された時
限M2に達し、ステップ5102においてTMi =o
になったことを判定すると、その時点ではステップ51
03における判定はdθ/dt<αとなっているので、
通常の過渡補正に復帰する。 ステップ5100あるいはステップ3109において点
火時間T×が設定されると、次に、ステップ5110に
おいて、回転速度の変化率すなわら前の基準パルス間時
間Tよと、さらにその前の基準パルス間時間T1との比
ITI/Tllを求め、この値が所定値βより小さけれ
ば、過渡補正の必要なしとして、ステップ5100ある
いはステップ5109において求めた点火時間Txをそ
のまま、第2図に示すタイマ手段22にセットし、その
タイマ時限に達すると駆動回路11へ点火信号を送出す
る。 一方、ステップ5110において、I Tz /Tt
l〉βづ−なわち補正が必要な過渡状態にあると判定す
ると、ステップ5111において、ステップ5100あ
るいはステップ5109で求めた点火時間T×にT t
/ T 1の値を乗じて補正し、過渡状態における点
火おくれを補正する。 こうして、過渡時のみならず、急加速などによる過渡開
始時の点火おくれも補正でき、適切な点火進角値におい
て点火を行わせることができる。 【発明の効果1 以述べたように、本発明によれば、過渡時にはM準りラ
ンク角度位置パルス検出の時間変化を考慮して点火時期
を補正し、過渡開始時には、さらにスロットル開度の変
化速度に応じて所定時間補正を行うようにしたので、過
渡時の点火おくれ、急加速などの過渡開始時における応
答おくれによる点火おくれも補正して、適切な点火時期
での点火を行え、エンジン出力の増大、加速性の向上を
図ることができる。
第1図ないし第5図は本発明の一実施例を示すものであ
り、第1図は点火時期制m+装置の全体構成因、第2図
は点火時期制御装置の機能構成を示すブロック図、第3
図は過渡時における点火おくれ時間を示す状態図、第4
図は過渡開始時の補正係数にのマツプ図、第5図は本発
明による動作を示すフローチャートである。また、第6
図は時間制御方式の点火時期設定方法を示すタイムチャ
ートである。 1・・・クランク軸、2・・・クランクプレート(回転
体)、2a〜2d・・・突起(被パルス検知手段)、3
・・・クランク角センサ(パルス検知手段)、10・・
・制御ユニット、20・・・基本点火時期設定手段、2
1・・・点火時期補正手段、22・・・タイマ手段、2
3・・・スロットル変化速度排出手段、25・・・補正
時間設定手段、26・・・補正値算出手段。 シー口 Nlt M2 カー刀り 才l
り、第1図は点火時期制m+装置の全体構成因、第2図
は点火時期制御装置の機能構成を示すブロック図、第3
図は過渡時における点火おくれ時間を示す状態図、第4
図は過渡開始時の補正係数にのマツプ図、第5図は本発
明による動作を示すフローチャートである。また、第6
図は時間制御方式の点火時期設定方法を示すタイムチャ
ートである。 1・・・クランク軸、2・・・クランクプレート(回転
体)、2a〜2d・・・突起(被パルス検知手段)、3
・・・クランク角センサ(パルス検知手段)、10・・
・制御ユニット、20・・・基本点火時期設定手段、2
1・・・点火時期補正手段、22・・・タイマ手段、2
3・・・スロットル変化速度排出手段、25・・・補正
時間設定手段、26・・・補正値算出手段。 シー口 Nlt M2 カー刀り 才l
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 クランク軸に複数個の被パルス検知手段を等ピッチに有
する回転体を設け、上記被パルス検知手段に対向してそ
れを検知し基準クランク角度位置パルスを出力するパル
ス検知手段を備え、 内燃機関の運転状態に応じた最適の基本点火時期を算出
し、これを所定の上記基準クランク角度位置パルスから
の経過時間に換算して点火時期を時間制御するように構
成された自動車用内燃機関の点火時期制御装置において
、 スロットル開度センサからの信号に基づき、スロットル
変化速度を算出するスロットル変化速度算出手段と、 上記基準クランク角度位置パルス間の経過時間の変化に
応じて上記基本点火時期を補正する点火時期補正手段と
、 上記スロットル変化速度が所定値以上となり過渡開始時
と判定された場合には上記スロットル変化速度に応じて
設定される第1および第2のタイマ時限の間、上記基本
点火時期を上記スロットル変化速度に応じてさらに補正
する補正値算出手段とを設けたことを特徴とする点火時
期制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63030639A JP2781901B2 (ja) | 1988-02-10 | 1988-02-10 | 点火時期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63030639A JP2781901B2 (ja) | 1988-02-10 | 1988-02-10 | 点火時期制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01208569A true JPH01208569A (ja) | 1989-08-22 |
JP2781901B2 JP2781901B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=12309407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63030639A Expired - Lifetime JP2781901B2 (ja) | 1988-02-10 | 1988-02-10 | 点火時期制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2781901B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5481426A (en) * | 1977-12-09 | 1979-06-28 | Nippon Soken Inc | Ignition system for internal combustion engine |
JPS569628A (en) * | 1979-07-03 | 1981-01-31 | Nippon Denso Co Ltd | Method and device for controlling engine |
JPS62197669A (ja) * | 1986-02-24 | 1987-09-01 | Nissan Motor Co Ltd | 機関の点火時期制御装置 |
-
1988
- 1988-02-10 JP JP63030639A patent/JP2781901B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5481426A (en) * | 1977-12-09 | 1979-06-28 | Nippon Soken Inc | Ignition system for internal combustion engine |
JPS569628A (en) * | 1979-07-03 | 1981-01-31 | Nippon Denso Co Ltd | Method and device for controlling engine |
JPS62197669A (ja) * | 1986-02-24 | 1987-09-01 | Nissan Motor Co Ltd | 機関の点火時期制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2781901B2 (ja) | 1998-07-30 |
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