JPH01207326A - ポリ(p―フェニレンスルフィド)の製造方法 - Google Patents

ポリ(p―フェニレンスルフィド)の製造方法

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JPH01207326A
JPH01207326A JP63030822A JP3082288A JPH01207326A JP H01207326 A JPH01207326 A JP H01207326A JP 63030822 A JP63030822 A JP 63030822A JP 3082288 A JP3082288 A JP 3082288A JP H01207326 A JPH01207326 A JP H01207326A
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はポリ(P−)ユニしンスルフィド)の製造法に
関するものであり、さらに詳しくは高分子量のポリ(p
−フェニレンスルフィド)の製造法に間するものである
ポリ(p−7二二レンスルフイド)は、その優れた耐熱
性、耐薬品性を生かして電気、電子機器部材、自動車機
器部材として注目を集めている。
また、射出成形、押出成形等により各種成型部品。
フィルム、シート、繊維等に成形可能であり、耐熱性、
耐薬品性の要求される分野に幅広く用いられている。
[従来の技術] ポリ(P−7二二レンスルフイド)の製造法として、N
−メチルピロリドン等の極性非プロトン溶媒中でジハロ
芳香族化合物と硫化ナトリウム等のアルカリ金属硫化物
とを反応させる方法が特公昭45−3368号に開示さ
れている。
しかし、この方法で得られたポリマーでは分子量が低い
ため、そのまま射出成形等の用途には使用できず、この
低分子量ポリマーを空気中で加熱酸化架橋させることに
より高分子量化し成形加工用途に供されてきたが、この
高分子量化ポリマーでも高度の架橋1分岐によるためか
押出加工性に劣り、フィルム、繊維への成形が回能であ
った。
そこで重合反応により高分子量ポリ(P−フェニレンス
ルフィド)を得る方法が提案されている。
代表的な例としては、特公昭52−12240号に開示
されているように重合助剤としてR−COOM (Rは
ヒドロカルビル基9Mはアルカリ金属)を用い、その存
在下で重合反応を行う方法や、本発明者が先に出頭した
特願昭61−303655に示されているように重合助
剤とし有する有機基2Mはアルカリ金属、nは0〜4の
整数)で示されるピリジンカルボン酸のアルカリ金属塩
を用い、その存在下で重合反応を行う方法が挙げられる
。このようにして得られた高分子量ポリマーは押出加工
性に優れ、フィルム、繊維等への適用性を有するもので
ある。
しかしながら上記の方法では、高価なリチウム塩のみが
高分子量化に頂著な効果を示すなめ、製造コストが大と
なり工業的に不利である。一方、安価なナトリウム塩で
は高分子量化が不十分なため、1分子当り3個以上のハ
ロゲンを含有するポリハロ芳香族化合物等の架橋剤の添
加が必須となり、製造上の操作が煩雑になるばかりでな
く、得られたたポリマーがゲル化しやすい等間頭を有し
ている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は芳香族カルボン酸のナトリウム塩の高分子量化
効果を著しく高め、リチウム塩と同等以上とすることに
より上記の欠点を解決した、高分子量ポリ(p−フェニ
レンスルフィド)の製造方法を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 即ち本発明は一般式A r COON a (A rは
炭素数6〜20を有する芳香族炭化水素基)で示される
芳香族カルボン酸のナトリウム塩の存在下、極性非プロ
トン溶媒中でアルカリ金属硫化物を加熱、脱水する際に
、水をアルカリ金属硫化物1モル当り5〜50モル添加
した後脱水することにより脱水組成物を形成し、ひき続
いて上記脱水組成物とp−ジハロベンゼンとを反応させ
ることを特徴とするポリ(P−フェニレンスルフィド)
の製造方法に関するものである。以下にその詳細につい
て説明する。
本発明において使用される重合助剤は一般式ArC00
Na(Arは炭素数6〜20を有する芳香族炭化水素基
)で示される芳香族カルボン酸のナトリウム塩である。
これら芳香族カルボン酸ナトリウムの若干の例としして
は安息香酸ナトリウム、o−トルイル酸ナトリウム、m
−トルイル酸ナトリウム、p−トルイル酸ナトリウム、
o−エチル安息香酸ナトリウム、クミン酸ナトリウム。
4−n−プロピル安息香酸ナトリウム。
2.3.4−1リメチル安息香酸ナトリウム。
2.3,4.5−テトラメチル安息香酸ナトリウム、ペ
ンタメチル安息香酸ナトリウム、1−ナフトエ酸ナトリ
ウム、2−ナフトエ酸ナトリウム。
アントラセン−1−カルボン酸ナトリウム、アントラセ
ン−2−カルボン酸ナトリウム、アントラセン−9−カ
ルボン酸ナトリウム、4−フェニルアントラセン−1−
カルボン酸ナトリウム、フェナントレン−1−カルボン
酸ナトリウム、フェナントレン−2−カルボン酸ナトリ
ウム、フェナントレン−9−カルボン酸ナトリウムおよ
びそれらの混合物が挙げられる。またこれらの塩は無水
塩。
含水塩いずれであっても使用可能である。またこれら芳
香族カルボン酸ナトリウムの添加量はp−ジハロベンゼ
ン1モル当り0.05〜4モル、好ましくは0.1〜2
モルが適当である。添加量が少なすぎると高分子量化の
効果が十分でなく、−方多ずぎると反応缶の撹拌が困難
になる等不都合が生じ好ましくない、また、上記芳香族
カルボン酸ナトリウムの添加時期としては、アルカリ金
属硫化物の脱水に先立って系内に添加する必要がある。
本発明において、アルカリ金属硫化物を脱水する際に系
内に添加する水とは、アルカリ金属硫化物や芳香族カル
ボン酸塩等の結晶水とは異なる自由な水を指すものであ
り、上記結晶水等は含まれていない、このような自由な
水が脱水前の系内にアルカリ金属硫化物1モル当り5〜
50モル添加されることが本発明の効果を発揮する上で
重要である。この添加水の量が5モルより少ないと芳香
族カルボン酸ナトリウムの高分子量効果を高めるのに十
分でなく、一方50モルより多いと脱水時のエネルギー
使用量が多くなるため経済的に不利である。
また芳香族カルボン酸ナトリウムの高分子量化効果を高
めるためには、アルカリ金属硫化物の脱水前の系内のア
ルカリ金属硫化物、極性非プロトン溶媒、芳香族カルボ
ン酸ナトリウム、および上記特定量の水を同時に存在さ
せることが重要であり、上記4成分を共存させた後脱水
することにより本発明の目的が達せられる。
本発明で使用するアルカリ金属硫化物としては、硫化リ
チウム、硫化ナトリウム、硫化カリウム。
硫化ルビジウム、硫化セシウムおよびそれらの混合物が
挙げられ、これらは水和物の形で使用されてもさしつか
えない、これらアルカリ金属硫化物は、水硫化アルカリ
金属とアルカリ金属塩基、硫化水素とアルカリ金属塩基
とを反応させることによって得られるが、p−ジハロベ
ンゼンの重合系内への添加に先立ってその場で調製され
ても、また系外で調製されたものを用いてもさしつがえ
ない、下記アルカリ金属硫化物中で本発明に使用するの
に好ましいものは硫化ナトリウムである。
p−ジハロベンゼンを添加して重合を行う前には系内の
水を蒸留等によって除去し、アルカリ金属硫化物1モル
当り約4モル以下にしておくことが好ましく、また重合
途中で系内の水の量を変化させることも可能である。
本発明で使用するp−ジハロベンゼンとしては、p−ジ
クロルベンゼン、P−ジブロモベンゼン2p−ショート
ベンゼンおよびそれらの混合物が挙げられるがp−ジク
ロルベンゼンが好適である。
まなp−ジハロベンゼンに対して30モル%未満であれ
ばm−ジクロルベンゼン等のm−ジハロベンゼンや0−
ジクロルベンゼンなどの。−ジハロベンゼンおよびジク
ロルナフタレン、ジブロモナフタレン、ジクロルジフェ
ニルスルホン、ジクロルベンゾフェノン、ジクロルジフ
ェニルエーテル。
ジクロルジフェニルスルフィド、ジクロルジフェニル、
ジブロモジフェニル、ジクロルジフェニルスルホキシド
等のジハロ芳香族化合物を共重合してもさしつかえない
、さらにポリマーの線状性を侵さない範囲において若干
量の1分子当り3個以上のハロゲンを含有するポリ八日
芳香族化合物、例えばトリクロルベンゼン、トリブロモ
ベンゼン。
トリヨードベンゼン、テトラクロルベンゼン、トリクロ
ルナフタレン、テトラクロルナフタレン等を組み合わせ
て使用することもできる。
本発明で使用する重合溶媒としては極性溶媒が好ましく
、特に非プロトン性で高温でアルカリに対して安定な溶
媒が好ましい0例えばN、N−ジメチルアセトアミド、
N、N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルホスホル
アミド、N−メチル−ε−カプロラクタム、N−エチル
−2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、1.
3−ジメチルイミダゾリジノン、ジメチルスルホキシド
、スルホラン、テトラメチル尿素等およびその混合物が
挙げられる。
重合は200〜300°C1好ましくは220〜280
″Cにて0.5〜30時間好ましくし1〜15時間攪拌
下に行われる。また本発明において使用されるアルカリ
金属硫化物とp−ジハロベンゼンの使用量はモル比で(
アルカリ金属硫化物)=(p−ジハロベンゼン)=1.
oo:o、90〜1.10の範囲が好ましく、使用され
る極性非プロトン溶媒の量は重合によって生成するポリ
マーが3〜60重量%、好ましくは7〜40重量%とな
る範囲で使用することができる。
このようにして得られた反応混合物からのポリ(p−)
ユニレンスルフィド)の回収は従来の通常の技術を使用
すればよく、例えば溶媒を蒸留。
フラッシング等により回収した後、ポリマーを水洗し回
収する方法や、反応混合物を濾過し溶媒を回収した後、
ポリマーを水洗し回収する方法等が挙げられる。ただし
、ポリマーの着色やゲルの生成等を防止するため、ポリ
マーにできるだけ熱履歴を与えない方法、即ち反応混合
物をr過し、溶媒を回収した後、ポリマーを水洗し回収
する方法が好ましい。
本発明のポリ(p−フェニレンスルフィド)はその構成
単位として+@−5−q   を70モル%以上含有し
ている必要がある。構成単位の30モル%未満であれば
、m−フェニレンスルフィド単位で1〕′1   、o
−フェニレンスルフィドスルフィドケトン単位÷岨トc
o−@−1=フェニレンスルフィドエーテル単位 −f@−0−o−8坩   、ジフェニレンスルフ含有
していてもさしつかえない。
以上のようにして得られたポリ(p−フェニレンスルフ
ィド)は、直鎖状に高分子量化されているので射出成形
のみならず、繊維、フィルム、パイプ等の押出成形品と
して用いるのに好適である。
また必要に応じてガラス繊維、炭素繊維、アルミナ繊維
等のセラミック繊維、アラミド繊維、全芳香族ポリエス
テル繊維、金属繊維、チタン酸カリウムウィスカー等の
捕強用充てん荊や炭酸カルシウム、マイカ、タルク、シ
リカ、硫酸バリウム。
硫酸カルシウム、カオリン、クレー、パイロフェライト
、ベントナイト、セリサイト、ゼオライト。
ネフェリンシナイト、アタルバルジャイト、ウオラスト
ナイト、PMF、フェライト、ゲイ酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、ドロマイト、三酸化アンチモン、Pi化
亜鉛、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化鉄、二硫化
モリブテン、黒鉛1石こう、ガラスピーズ、ガラスパウ
ダー、ガラスバルーン、石英1石英ガラス等の無機光て
ん剤や有機。
無機顔料を配合することもできる。
また、芳香族ヒドロキシ誘導体などの可塑剤や離型剤、
シラン系、チタネート系のカップリング剤、滑剤、耐熱
安定剤、耐候性安定剤、結晶核剤。
発泡剤、防錆剤、イオントラップ剤、B燃剤、H燃助剤
等を必要に応じて添加してもよい。
さらに必要に応じて、ポリエチレン、ポリブタジェン、
ポリイソプレン、ポリクロロプレン、ポリスチレン、ポ
リブテン、ポリα−メチルスチレン、ポリ酢酸ビニル、
ポリ塩化ビニル、ポリアクリル酸エステル、ポリメタク
リル酸エステル、ポリアクリロニトリル、ナイロン6、
ナイロン66゜ナイロン610.ナイロン12.ナイロ
ン11゜ナイロン46等のポリアミド、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ボリアリ
レート等のポリエステル、ポリウレタン、ポリアセター
ル、ポリカーボネート、ポリフェニレンオキシド、ポリ
スルホン、ポリエーテルスルホン、ポリアリルスルホン
、ポリエーテルケトン。
ポリエーテルエーテルケトン。ポリイミド、ポリアミド
イミド、シリコーン樹脂、フェノキシ樹脂。
フッ素樹脂などの単独重合体、ランダムまたはブロック
、グラフト共重合体の一種以上を混合して使用すること
もできる。
[実施例] 以下本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発
明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
なお、以下の実施例および比較例中で製造したポリ(p
−フェニレンスルフィド)の溶融粘度の測定は、高化式
フローテスター(ダイス;φ=0.5mff1.L=2
市)により、300℃、101qr荷重で測定した。
実施例1 500ml容量のオートクレーブに硫化ナトリウムNa
  S ・2−9H200−5モル、N−メチル−2−
ピロリドン(以下N M Pと略す)125ml、安息
香酸ナトリウム0.15モルおよび蒸留水12.85モ
ルを入れ窒素気流下攪拌して200 ’Cまで昇温し、
247.0gの水。
15.8gのNMPを留去した。系を170℃よで冷却
した後、P−ジクロルベンゼン(以下p −DCBと略
す)0.5モルをN M P 42 mlとともに添加
し、窒素気流下に系を封入、昇温しで245℃で10時
間重合を行った0重合終了後系を冷却し、内容物を水中
にあけ、約51の温水で洗浄、濾過をくり返した後、メ
タノールで1回洗浄し一晩加熱真空乾燥を行って白色、
小顆粒状のポリ(P−フェニレンスルフィド)を得た。
ポリマー収率は93%、溶融粘度は190Pa、sであ
った。(表1参照) 実施例2〜9 実施例1と同様の操作で仕込モノマー比(N a 2 
S / p  D C8モル比)、添加水量(添加水/
 N a 2 Sモル比)、芳香族カルボン酸ナトリウ
ムの種類および添加量(ArCOONa/N a 2 
Sモル比)1重合源度9重合時間を変えて重合を行った
。結果を表1に示す。
比較例1 添加水を加えなかったことおよび仕込モノマー比(N 
a 2 S / P  D C8モル比)を0.98と
したことを除いて実施例1と同様の操作で重合を行った
。得られたポリマーは小顆粒状で収率94%、溶融粘度
73Pa、sであり、添加水を加えない安息香酸ナトリ
ウム単独系では高分子量化効果に乏しいことを示してい
る。(表1参照)比較例2 添加水を硫化ナトリウムに対し3倍モル添加したことを
除いて実施例1と同様の操作で重合を行った。得られた
ポリマーは小顆粒状で収率93%。
溶融粘度90Pa、sであり、添加水量が少ないと高分
子量化効果が十分高められていないことを示している。
(表1参照) 比較例3 硫化ナトリウムとして9水塩を用いたことおよび添加水
を加えなかったことを除いて実施例1と同様の操作で重
合を行った。得られたポリマーは小顆粒状で収率92%
、溶融粘度100Pa、sであり、重合系中に存在する
水が結晶水の形で存在した場合には、高分子量化効果へ
の寄与に乏しいことを示している。く表1参照) 比較例4 硫化ナトリウム非存在下、安息香酸ナトリウム。
添加水、NMPを加熱し、200℃まで脱水した後、硫
化ナトリウムを添加し再度200°C!Lで加熱、脱水
したことを除いて実施例1と同様の操作で重合を行った
。得られたポリマーは小顆粒状で収率92%、溶融粘度
114Pa、Sであり、実施例に比べ低い溶融粘度であ
った。(表1参照)比較例5 安息香酸ナトリウムを脱水終了後、p−DCB。
NMPとともに添加したことを除いて実施例1と同様の
操作で重合を行った。得られたポリマーは小顆粒状で収
率95%、溶融粘度79Pa、sで、実施例に比べ低い
溶融粘度であった。(表1参照)これらの例(比較例1
〜5)かられかるように、脱水時にNMP、硫化ナトリ
ウム、芳香族カルボン酸ナトリウム、特定量の添加水が
共存しない場合には高分子量化効果に乏しく、上記4成
分の共存系を脱水することにより、初めて本発明の効果
が発揮されることを示している。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように本発明によれば、重合助
剤として芳香族カルボン酸のナトリウム塩を用いても高
分子量のポリ(p−フェニレンスルフィド)が得られ、
このようにして得られたポリアリーレンスルフィドは射
出成形用途のみならず、フィルム、繊維等の押出成形用
途にも好適である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)一般式ArCOONa(Arは炭素数6〜20を有
    する芳香族炭化水素基)で示される芳香族カルボン酸の
    ナトリウム塩の存在下、極性非プロトン溶媒中でアルカ
    リ金属硫化物を加熱、脱水する際に、水をアルカリ金属
    硫化物1モル当り5〜50モル添加した後脱水すること
    により脱水組成物を形成し、ひき続いて上記脱水組成物
    とp−ジハロベンゼンとを反応させることを特徴とする
    ポリ(p−フェニレンスルフィド)の製造方法。
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CA000586971A CA1337231C (en) 1987-12-24 1988-12-23 Process for producing poly (para-phenylenesulfide)
EP88312335A EP0325061B1 (en) 1987-12-24 1988-12-28 Process for producing poly (para-phenylene-sulfide)
DE3854758T DE3854758T2 (de) 1987-12-24 1988-12-28 Verfahren zur Herstellung von Poly(para-phenylen-sulfid).
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002265604A (ja) * 2001-03-14 2002-09-18 Toray Ind Inc ポリフェニレンスルフィドの製造方法および押し出し成形品

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