JPH01193405A - ボールジョイントの組立方法 - Google Patents
ボールジョイントの組立方法Info
- Publication number
- JPH01193405A JPH01193405A JP1830188A JP1830188A JPH01193405A JP H01193405 A JPH01193405 A JP H01193405A JP 1830188 A JP1830188 A JP 1830188A JP 1830188 A JP1830188 A JP 1830188A JP H01193405 A JPH01193405 A JP H01193405A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- socket
- reinforcing ring
- dust cover
- ball joint
- ball
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims abstract description 45
- 239000000428 dust Substances 0.000 claims abstract description 34
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明はボールジヨイントの組立方法に係り、詳しくは
車両の操向リンク機構およびサスペンション等に用いら
れるボールジヨイントに用いられる補強リングをソケッ
トに嵌着させる方法に関する。
車両の操向リンク機構およびサスペンション等に用いら
れるボールジヨイントに用いられる補強リングをソケッ
トに嵌着させる方法に関する。
（従来の技術）
一般に、ボールジヨイント構造は、結合部の負荷能力が
大きく、しかも、動きの自由度が大きいことから、例え
ば車両の操向リンク機構およびサスペンションに用いら
れている。このようなボールジヨイント構造においては
、無給脂あるいは長期間に亘る無給脂が要求されるため
、ボールシートやダストカバーには耐候性および寿命特
性を向上させる種々な工夫がなされている。
大きく、しかも、動きの自由度が大きいことから、例え
ば車両の操向リンク機構およびサスペンションに用いら
れている。このようなボールジヨイント構造においては
、無給脂あるいは長期間に亘る無給脂が要求されるため
、ボールシートやダストカバーには耐候性および寿命特
性を向上させる種々な工夫がなされている。
従来のこの種のボールジヨイントの組立方法としては、
例えば第４図に示すようなものがある。
例えば第４図に示すようなものがある。
第４図において、ダストカバー１の下方側の端部１ａに
は補強リング２が埋設されており、端部１ａに圧入荷重
Ｆを加えたとき、補強リング２が内周部２ａでソケット
３に嵌合されることによりダストカバー１の端部１ａが
ソケット３に嵌着されている。また、補強リング２は、
所定の曲げ剛性を確保するために比較的厚い板材から形
成され、外周部２ｂで内面が互いに接触するようコの字
形に屈曲した断面形状を有しており、ダストカバー１の
端部１ａをソケット３に嵌着させる際に補強リング２の
変形を抑制するようになっている。
は補強リング２が埋設されており、端部１ａに圧入荷重
Ｆを加えたとき、補強リング２が内周部２ａでソケット
３に嵌合されることによりダストカバー１の端部１ａが
ソケット３に嵌着されている。また、補強リング２は、
所定の曲げ剛性を確保するために比較的厚い板材から形
成され、外周部２ｂで内面が互いに接触するようコの字
形に屈曲した断面形状を有しており、ダストカバー１の
端部１ａをソケット３に嵌着させる際に補強リング２の
変形を抑制するようになっている。
（発明が解決しようとする課題）
しかしながら、このような従来のボールジヨイントにあ
っては、補強リング２の内径に対してソケット３の係合
部径Ａを大きくすることにより、締代をもたせてダスト
カバー１をソケット３に圧入する構成となっていたため
、圧入時の締代のバラツキによって補強リング２の嵌着
力が低下してしまうという問題点があった。
っては、補強リング２の内径に対してソケット３の係合
部径Ａを大きくすることにより、締代をもたせてダスト
カバー１をソケット３に圧入する構成となっていたため
、圧入時の締代のバラツキによって補強リング２の嵌着
力が低下してしまうという問題点があった。
（発明の目的）
そこで本発明は、形状記憶合金からなる補強リングを用
い、この補強リングをソケットに圧入した後、加熱して
初期形状に復帰させてソケットの係合部に係止すること
により、補強リングを確実にソケットに嵌着して、ダス
トカバーのソケットに対する嵌着力を向上させることを
目的としている。
い、この補強リングをソケットに圧入した後、加熱して
初期形状に復帰させてソケットの係合部に係止すること
により、補強リングを確実にソケットに嵌着して、ダス
トカバーのソケットに対する嵌着力を向上させることを
目的としている。
（課題を解決するための手段）
本発明は、上記の目的を達成するために、ソケットと、
ソケットに回動自在に連結されたボール部を有するボー
ルスタッドと、ボールスタッドに係合された一端部およ
びソケットに係合され補強リングが埋設゛された他端部
を有するダストカバーと、を備えたボールジヨイント構
造において、ダストカバーの他端部をソケットに係合す
る際に、該他端部が係合する係合部をソケットに形成し
、形状記憶合金からなる補強リングをダストカバーの他
端部に埋設し、ダストカバーの他端部をソケットに係合
させた後、補強リングを加熱して補強リングを初期形状
に復帰させることにより補強リングをソケットの係合部
に係止させるようにしている。
ソケットに回動自在に連結されたボール部を有するボー
ルスタッドと、ボールスタッドに係合された一端部およ
びソケットに係合され補強リングが埋設゛された他端部
を有するダストカバーと、を備えたボールジヨイント構
造において、ダストカバーの他端部をソケットに係合す
る際に、該他端部が係合する係合部をソケットに形成し
、形状記憶合金からなる補強リングをダストカバーの他
端部に埋設し、ダストカバーの他端部をソケットに係合
させた後、補強リングを加熱して補強リングを初期形状
に復帰させることにより補強リングをソケットの係合部
に係止させるようにしている。
（作用）
本発明では、形状記憶合金からなる補強リングを用い、
この補強リングがソケットに圧入された後、加熱して初
期形状に復帰させることによってソケットの係合部に係
止される。したがって、補強リングに締代をもたせてソ
ケットに圧入させることがなくなる。この結果、補強リ
ングがソケットに確実に嵌着され、ダストカバーのソケ
ットに対する嵌着力が向上される。
この補強リングがソケットに圧入された後、加熱して初
期形状に復帰させることによってソケットの係合部に係
止される。したがって、補強リングに締代をもたせてソ
ケットに圧入させることがなくなる。この結果、補強リ
ングがソケットに確実に嵌着され、ダストカバーのソケ
ットに対する嵌着力が向上される。
（実施例）
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第１．２図は本発明の一実施例を示す図であり、本発明
を自動車のサスペンションに装着されるボールジヨイン
ト構造に適用した例である。
を自動車のサスペンションに装着されるボールジヨイン
ト構造に適用した例である。
まず、構成を説明する。第１図において、１１はソケッ
トであり、ソケット１１は外周側に図示しないサスペン
ションアーム等に嵌合する筒状のケース部材１２および
このケース部材１２にかしめ等により固定されたばね受
部材１３からなる。ソケット１１にはボールシート１４
およびコイルばね１５が収納されている。ボールスタッ
ド１６はボールシート１４に係合し、ボールシート１４
を介してソケッ）１１に回動自在に連結されたボール部
１６ａおよびスタンド部１６ｂを有しており、ボールス
タッド１６のスタンド部１６ｂは図示しないアクスルハ
ウジング等に連結されている。
トであり、ソケット１１は外周側に図示しないサスペン
ションアーム等に嵌合する筒状のケース部材１２および
このケース部材１２にかしめ等により固定されたばね受
部材１３からなる。ソケット１１にはボールシート１４
およびコイルばね１５が収納されている。ボールスタッ
ド１６はボールシート１４に係合し、ボールシート１４
を介してソケッ）１１に回動自在に連結されたボール部
１６ａおよびスタンド部１６ｂを有しており、ボールス
タッド１６のスタンド部１６ｂは図示しないアクスルハ
ウジング等に連結されている。
一方、ダストカバー１７はボールスタッド１６のスタッ
ド部１６ｂに係合した一端部およびソケット１１に係合
するよう環状の形状記憶合金からなる補強リング２１が
埋設された他端部を有しており、ダストカバー１７の他
端部は図示しない圧入治具等を用いてソケット１１に圧
入嵌合されることによりソケット１１に係合している。
ド部１６ｂに係合した一端部およびソケット１１に係合
するよう環状の形状記憶合金からなる補強リング２１が
埋設された他端部を有しており、ダストカバー１７の他
端部は図示しない圧入治具等を用いてソケット１１に圧
入嵌合されることによりソケット１１に係合している。
第２図に示すように、ソケット１１には円周方向に延在
する係合部２２が形成されており、この係合部２２には
ダストカバー１７の他端部に埋設された形状記憶合金か
らなる補強リング２１が加熱後嵌着される。また、補強
リング２１は所定の加工方法により、ソケットの嵌合部
径Ｂと同一かあるいは嵌合部径Ｂよりも内径が若干大き
く形成されている。
する係合部２２が形成されており、この係合部２２には
ダストカバー１７の他端部に埋設された形状記憶合金か
らなる補強リング２１が加熱後嵌着される。また、補強
リング２１は所定の加工方法により、ソケットの嵌合部
径Ｂと同一かあるいは嵌合部径Ｂよりも内径が若干大き
く形成されている。
ダストカバー１７の他端部をソケット１１に係合する際
に、まず、第２図に示すようにダストカバー１７の他端
部がソケット１１の取付部１１ａ側に同軸配置され、圧
入荷重Ｆによりダストカバー１１の他端部が加圧される
と、ダストカバー１７の他端部がソケット１１に圧入嵌
合される。次いで、所定の加熱方法によって、取付部１
１ａを加熱し、これに伴い補強リング２１も加熱されて
第３図に示すように初期形状に復帰させることにより補
強リング２１をソケット１１の係合部２２に係止させる
。したがって、補強リング２１はソケット１１に確実に
嵌着されることになり、ダストカバー１７は確実にソケ
ット１１に嵌着され、補強リング２１の嵌着力が向上す
る。この結果、車両走行中の振動、衝撃等によってダス
トカバー１７がソケット１１から抜けることがなく、ダ
ストカバー１７の防塵機能等が常時正常に発揮される。
に、まず、第２図に示すようにダストカバー１７の他端
部がソケット１１の取付部１１ａ側に同軸配置され、圧
入荷重Ｆによりダストカバー１１の他端部が加圧される
と、ダストカバー１７の他端部がソケット１１に圧入嵌
合される。次いで、所定の加熱方法によって、取付部１
１ａを加熱し、これに伴い補強リング２１も加熱されて
第３図に示すように初期形状に復帰させることにより補
強リング２１をソケット１１の係合部２２に係止させる
。したがって、補強リング２１はソケット１１に確実に
嵌着されることになり、ダストカバー１７は確実にソケ
ット１１に嵌着され、補強リング２１の嵌着力が向上す
る。この結果、車両走行中の振動、衝撃等によってダス
トカバー１７がソケット１１から抜けることがなく、ダ
ストカバー１７の防塵機能等が常時正常に発揮される。
なお、本実施例にあっては補強リング２１として形状記
憶合金を用いているため、補強リングとして安価な材料
を用いることができるとともに、従来の補強リングに必
要であった表面硬化処理を廃止することができ、補強リ
ングを低コストで得ることができる。
憶合金を用いているため、補強リングとして安価な材料
を用いることができるとともに、従来の補強リングに必
要であった表面硬化処理を廃止することができ、補強リ
ングを低コストで得ることができる。
（効果）
本発明によれば、形状記憶合金からなる補強リングを用
い、この補強リングをソケットに圧入した後、加熱して
初期形状に復帰させてソケットの係合部に係止している
ので、補強リングを確実にソケットに嵌着することがで
き、ダストカバーのソケットに対す−る嵌着力を向上さ
せることができる。
い、この補強リングをソケットに圧入した後、加熱して
初期形状に復帰させてソケットの係合部に係止している
ので、補強リングを確実にソケットに嵌着することがで
き、ダストカバーのソケットに対す−る嵌着力を向上さ
せることができる。
第１〜３図は本発明に係るボールジヨイントを適用した
ボールジヨイント構造の一実施例を示す図であり、第１
図はその正面断面図、第２図はソケットにダストカバー
圧入した時の補強リングの状態を示すその断面図、第３
図は補強リングの加熱後の状態を示すその断面図、第４
図は従来例を示すその要部断面図である。 １１・・・・・・ソケット、 １６・・・・・・ボールスタッド、 １６ａ・・・・・・ボール部、 １７・・・・・・ダストカバー、 ２１・・・・・・補強リング、 ２２・・・・・・係合部。
ボールジヨイント構造の一実施例を示す図であり、第１
図はその正面断面図、第２図はソケットにダストカバー
圧入した時の補強リングの状態を示すその断面図、第３
図は補強リングの加熱後の状態を示すその断面図、第４
図は従来例を示すその要部断面図である。 １１・・・・・・ソケット、 １６・・・・・・ボールスタッド、 １６ａ・・・・・・ボール部、 １７・・・・・・ダストカバー、 ２１・・・・・・補強リング、 ２２・・・・・・係合部。
Claims (1)
- ソケットと、ソケットに回動自在に連結されたボール部
を有するボールスタッドと、ボールスタッドに係合され
た一端部およびソケットに係合され補強リングが埋設さ
れた他端部を有するダストカバーと、を備えたボールジ
ョイント構造において、ダストカバーの他端部をソケッ
トに係合する際に、該他端部が係合する係合部をソケッ
トに形成し、形状記憶合金からなる補強リングをダスト
カバーの他端部に埋設し、ダストカバーの他端部をソケ
ットに係合させた後、補強リングを加熱して補強リング
を初期形状に復帰させることにより補強リングをソケッ
トの係合部に係止させるようにしたことを特徴とするボ
ールジョイントの組立方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1830188A JPH01193405A (ja) | 1988-01-27 | 1988-01-27 | ボールジョイントの組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1830188A JPH01193405A (ja) | 1988-01-27 | 1988-01-27 | ボールジョイントの組立方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01193405A true JPH01193405A (ja) | 1989-08-03 |
Family
ID=11967788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1830188A Pending JPH01193405A (ja) | 1988-01-27 | 1988-01-27 | ボールジョイントの組立方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01193405A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0434510U (ja) * | 1990-07-18 | 1992-03-23 | ||
| US5649779A (en) * | 1996-04-26 | 1997-07-22 | Dana Corporation | Constant radial load ring for dust boot of a socket joint assembly |
| WO2007023802A1 (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-01 | Ntn Corporation | 等速自在継手用フレキシブルブーツ |
| JP2009523986A (ja) * | 2006-01-17 | 2009-06-25 | フェデラル−モーグル コーポレイション | ボールソケット継手のための予荷重を設定する方法 |
| US20110020056A1 (en) * | 2008-03-18 | 2011-01-27 | Peter Bernhardt | Sealing Assembly of a Ball Joint and Ball Joint |
| US10145410B2 (en) | 2014-07-23 | 2018-12-04 | Federal-Mogul Products, Inc. | Dust boot for a moveable joint |
-
1988
- 1988-01-27 JP JP1830188A patent/JPH01193405A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0434510U (ja) * | 1990-07-18 | 1992-03-23 | ||
| US5649779A (en) * | 1996-04-26 | 1997-07-22 | Dana Corporation | Constant radial load ring for dust boot of a socket joint assembly |
| WO2007023802A1 (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-01 | Ntn Corporation | 等速自在継手用フレキシブルブーツ |
| JP2009523986A (ja) * | 2006-01-17 | 2009-06-25 | フェデラル−モーグル コーポレイション | ボールソケット継手のための予荷重を設定する方法 |
| US7644500B2 (en) | 2006-01-17 | 2010-01-12 | Federal-Mogul World Wide, Inc. | Method of setting the pre-load for a ball socket joint |
| US20110020056A1 (en) * | 2008-03-18 | 2011-01-27 | Peter Bernhardt | Sealing Assembly of a Ball Joint and Ball Joint |
| US8714861B2 (en) * | 2008-03-18 | 2014-05-06 | Trw Automotive Gmbh | Sealing assembly of a ball joint and ball joint |
| US20140312573A1 (en) * | 2008-03-18 | 2014-10-23 | Trw Automotive Gmbh | Sealing Assembly Of A Ball Joint And Ball Joint |
| US9068591B2 (en) * | 2008-03-18 | 2015-06-30 | Trw Automotive Gmbh | Sealing assembly of a ball joint and ball joint |
| US10145410B2 (en) | 2014-07-23 | 2018-12-04 | Federal-Mogul Products, Inc. | Dust boot for a moveable joint |
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