JPH0411509A - 自動車のサスペンションアーム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は四輪あるいは二輪の自動車に使用するサスペン
ションアームに関するものである。

（従来の技術） 自動車のサスペンションアームの従来例を、自動車のサ
スペンションアームを示した第４図および第５図につい
て説明する。自動車のサスペンションアームには同図中
、符号１て示したロッドアッセンッツリか具備されてい
る。ロッドアッセンウブリｌはロッドコンボーネン１〜
２およびブッシング３とから構成されている。ロッドコ
ンポーネント２はともに金属などからなるロッド４とカ
ラー５とからなり、ロッド４の一端にほぼ円筒形状をな
すカラー５を設けている。他方ブッシング３は外筒６、
内筒７および弾性部材８からなるものてあり、外筒６と
内筒７とははほぼ同軸に配置され、ともに金属などから
構成される装置弾性部材８は合成樹脂またはゴムなどか
ら構成され、外筒６と内筒７との間に介装されている。

外筒６は外径寸法をカラー５の内径寸法とほぼ同一に定
めである。９は溶接部で、この溶接部９はロッド４の一
端面とカラー５の側面とを当接させた状態で固着するも
のである。これによりロッド４とカラー５とは一体に形
成される。

このように構成された従来の自動車のサスペンションア
ームを使用するときには、まずカラー５を外筒６に圧入
することによって、ロッドコンポーネント２とブッシン
グ３とか一体に設けられる。これによりロッドアッセン
ップリｌか作製される。つぎにこのロッドアッセンップ
リｌをたとえば第２図に示すように、所定の形状に組み
付けることによって、自動車のサスペンションアームの
組み付けは完了する。

（発明が解決しようとする課題） ところでこのような従来の自動車のサスペンションアー
ムはロッドアッセンップリ１を作製するときに、上述し
たようにカラー５を外ｔｔＩ６に圧入するわけであるか
、両部材５．６は剛性を備えているために圧入時には比
較的大きな荷重を要する。この圧入時に要する荷重はカ
ラー５および外筒６の寸法精度に依存し１両部材５．６
の寸法精度か良好てないときには、きわめて大きな荷重
の付与を必要としたり製品不良を招＜、！ｌ＋！言すれ
ばロッドアッセンップリｌの作製作業を円滑にするため
には、カラー５および外筒６の寸法精度を良好にしなけ
ればならないため、部品５．６の製造に大きな制限か課
せられることになる。またカラー５および外筒６か所定
精度から外れている場合には、ロッドアッセンップリｌ
の作製作業に多くの時間を要することから、ロッドアッ
センップリ１の作製工程以降に支障をきたし、製造作業
の能率低下を招くという問題かあった。

またロッドアッセンップリ１を自動車などに組み付けて
稼動させた場合、圧縮・引張荷重か第４図中、矢印Ｐの
方向に付加され、すなわちこの荷重は溶接部９に集中す
る。他方、ロッドコンポーネント２はロッド４の一端面
とカラー５の側面とを当接させた状態て溶接しているの
で、溶接部９は上記荷重によって亀裂を発生させ易いと
いう問題かあった。

そこで本発明はカラー５および外筒６の製造上制限を緩
和するとともにロッドコンポーネント２の強度か良好な
自動車のサスペンションアームの提供を目的とするもの
である。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記目的を達成するための手段として、第１図
において外筒１９と内筒２０との間に弾性部材２１を介
装したブッシング１２と、ロッド１３の一端にカラー１
４を取付けたロッドコンポーネント１１を設け、ロフト
コンポーネント１１のカラー１４にブッシング１２の外
筒１９部分を圧入してなるロッドアッセンップリ１０を
具備した自動車のサスペンションアームにおいて、カラ
ー１４のロッド１３を設けた部位をカラー１４の外側に
湾曲させて突出部１５を形成するとともに突出部１５に
挿通孔１６を形成し、挿通孔１５にロッド１３の一端を
挿通させてカラー１４およびロッド１３の一端を固着し
た構成としている。

また挿通孔１６にロッド１３の一端を貫通させて設け、
カラー１４の内ｇｌＩおよび外側に位置する挿通孔１６
の開口部の少なくともいずれかでカラー１４およびロッ
ド１３を固着した構成を備えている。

（作用） 本発明は上記のように構成したものであるから、ロッド
アッセンップリ１０を作製するときに、突出部１５はカ
ラー１４および外筒１９の圧入作業時に両部材１４．１
９の寸法精度のばらつきを吸収することかてきる。また
挿通孔１６はロッド１３とカラー１４とを面によって支
持し、固着部位（溶接部１８）とともにロッド１３とカ
ラー１４とを一体に固着することかてきる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を第１図について説明する。第
１図は本発明の自動車のサスペンションアームを示すも
のである。この自動車のサスペンションアームには同図
中、符号１０で示したロッドアッセンップリか具備され
ている。ロツドアッセンップリ１０はロッドコンポーネ
ント１１およびブッシング１２とから構成されている。

ロッドコンポーネント１１はともに金属などからなるロ
ッド１３とカラー１４とからなり、ロッド１３の一端に
カラー１４を設けている。カラー１４はほぼ円筒形状に
形成され、ロッド１３を設けた部位をカラー１４の外側
に湾曲させて突出部１５を形成している。破線で示した
１６は挿通孔て、挿通孔１６はロッド１３の一端外径と
ほぼ同一径で突出部１５に形成されている。１７は空間
部であり、空間部１７は突出部１５とブッシング１２ど
の間にロッド１３の一端を位置させるためのものである
。１８は溶接部で、溶接部１８は挿通孔１６にロッド１
３の一端を挿通させた状態で、カラー１４およびロッド
１３の一端を固着するものである０本実施例では挿通孔
１６の外側に位置する開口部近傍のみを溶接し、ロッド
１３およびカラー１４を一体に設けている。

他方ブッシング１２は外筒１９、内筒２０および弾性部
材２１からなるものであり、外筒１９と内筒２０とはは
ほぼ同軸に配置されている。外筒１９と内筒２０とはと
もに金属などから構成されている０弾性部材２１は合成
樹脂またはゴムなどから構成され、外筒１９と内筒２０
との間に介装されている。外筒１９は外径寸法をカラー
１４の内径寸法とほぼ同一に定めている。

このように構成された本発明の自動車のサスペンション
アームを使用するときには、まずカラー１４を外筒１９
に圧入することによって、ロッドコンポーネント１１と
ブッシング１２とか一体に設けられ、ロッドアッセンッ
プリｌＯを作製することかできる。このとき突出部１５
はカラー１４および外筒１９の圧入時にわずかにたわむ
ため、両部材１４．１９の寸法精度のばらつきを吸収す
ることかできる。つぎにこのロッドアッセンップリＩＯ
をたとえば第２図に示すように、所定の形状に組み伺け
ることによって、自動車のサスペンションアームの組み
付けは完了する。なお第２図に示した２２は自動車のタ
イヤである。そして本装置を稼動させた場合、挿通孔１
６はロッド１３とカラー１４とを面によって支持し、溶
接部１８とともに両部材１３．１４を一体に固着するこ
とかてきる。

本実施例にあっては溶接部１８を挿通孔１６の外側に位
置する開口部近傍のみに設けた場合を説明したかこれに
限定されるものではない。たとえば溶接部１８を挿通孔
１６の内側に位置する開口部近傍のみに設けたり、第３
図に示すように挿通孔１６の内側および外側に位置する
両開口部近傍に設けてもよい、挿通孔１６の両開口部近
傍を溶接した場合、ロッド１３とカラー１４とをいずれ
か一方のみを溶接した場合より強固に固着することかて
き、ロフトコンポーネント１１．換言すればロッドアッ
センップリＩＯの強度を良好なものにすることかできる
。

（発明の効果） 本発明は以上説明したように構成したものであるから、
ロッドコンポーネントの構成部品に係る製造上制限を緩
和するとともに、ロッドコンポーネントの強度を良好に
することができる。これにより製造作業か容易迅速にな
るため、生産性および製品信頼度か向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自動車のサスペンションアームの
要部拡大図、第２図は第１図の自動車のサスペンション
アームの使用状態を示した正面図、第３図は第１図と異
る例を示した平面図、第４図は従来例を示した平面図、
第５図は第４図のｖ−ｖｅおける断面図である。 １０・・・ロッドアッセンップリ １１・・・ロフトコンポーネント １２・・・ブッシング １３・・・ロフト １４・・・カラー １５・・・突出部 １６・・・挿通孔 １９・・・外筒 ２０・・・内筒 ２１・・・弾性部側 特　許　出願人　鈴木自動車工業株式会社第 図 第 図 Ｚ・・・弾性部材 才４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）外筒と内筒との間に弾性部材を介装したブッシン
   グと、ロッドの一端にカラーを取付けたロッドコンポー
   ネントとを設け、該ロッドコンポーネントの前記カラー
   にブッシングの外筒部分を圧入してなるロッドアッセン
   ッブリを具備した自動車のサスペンションアームにおい
   て、前記カラーの前記ロッドを設けた部位を前記カラー
   の外側に湾曲させて突出部を形成するとともに該突出部
   に挿通孔を形成し、該挿通孔に前記ロッドの一端を挿通
   させて前記カラーおよびロッドの一端を固着したことを
   特徴とする自動車のサスペンションアーム。
2. （２）前記挿通孔に前記ロッドの一端を貫通させて設け
   、前記カラーの内側および外側に位置する挿通孔の開口
   部の少なくともいずれかで前記カラーおよびロッドを固
   着したことを特徴とする固着されていることを特徴とす
   る請求項１に記載の自動車のサスペンションアーム。