JPH01181726A - 穀物袋詰め装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコ、ンバイン・ハーベスタ等に搭載されて使用
されるもので、片持状態で設けられた左右一対の支持杆
に左右の孔形成部材を介して吊下げ支持され前記支持杆
の基端側袋待機位置に集束された穀物収納袋を、その吊
下げ状態で袋繰出し機構によって支持杆先端側の穀物充
填所定位置に繰出すとともに、この穀物収納袋に対して
穀物充填機構によって穀物を充填し、充填後、この穀物
収納袋の上端開口部に設けられたファスナー開閉用スラ
イダーを、穀物収納袋の横巾方向に沿って移動する係止
アームで引掛係止し閉塞端に移動させ、閉塞作業を行う
ように構成してある穀物袋詰め装置に関する。

〔従来の技術〕

この種の穀物袋詰め装置において、従来は、ファスナー
が閉塞されたかどうかを検出するに、係止アームがファ
スナースライダーを係止して移動する場合の負荷抵抗と
スライダーを係止しないで係止アームが移動した場合の
負荷抵抗の違いを比較して、負荷抵抗が大きな場合には
ファスナーが閉塞されたと判断していた（例えば特開昭
６１−２１７３０６号公り。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、例えば、袋が前記支持杆に対して左右逆向き
に装着された場合には、スライダー位置が本来のファス
ナー閉塞端側に位置することになるので、係止アームが
移動してもファスナーは閉塞されない。しかも、係止ア
ームは本来のファスナー閉塞端位置でスライダーを係止
し、負荷抵抗が増大するので、形の上ではファスナーが
閉塞されたことになる。

したがって、このファスナー閉塞信号で袋が放出され、
せっかく充填した穀物が袋からこぼれ出ることがあった
。

本発明の目的は簡単な機構を追加するだけで、袋を左右
逆にして取付けるといった取付ミスを起したとしても、
円滑な袋詰め作業が行えるものを提供する点にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明による特徴構成は係止アームの閉塞端位置に対応
する支持杆近傍に、前記支持杆の先端側から装着される
穀物収納袋のスライダーを、穀物充填所定位置に繰出し
位置させた状態で、係止アームの移動軌跡外に押出す機
構を設けてある点にあり、その作用効果は次の通りであ
る。

〔作　用〕

つまり、袋が支持杆に装着された状態でスライダーが正
常な位置（閉塞待機位置）にない場合として次のような
２つの場合が考えられるが、それは次の通りで、ファス
ナーが開口した状態でスライダーが閉塞待機位置にある
状態で、作業者が左右反対に取付けた場合や、スライダ
ーが閉塞端位置にあってファスナーが閉塞した状態で左
右を取り違えることなく取付けた場合には、第１図ない
し第３図に示すように、前記スライダー（９）が穀物充
填所定位置に繰出し位置された状態で、前記押出す機構
（１１）によって、係止アーム（１８）の移動軌跡外に
押出される。したがって、係止アーム（１８）が移動し
てファスナー　（２０）閉塞端に至っても、スライダー
（９）を係止することがないので、ファスナー（２０）
閉塞信号が出す、開口状態で袋（３）が放出されること
はない。

〔発明の効果〕

したがって、袋が左右逆に取付く或いはファスナーを閉
塞したままで取付くといった装着ミスをおかしたとして
も、袋を開口状態で放出するあるいは穀物充填が行えな
いといったトラブルを未然に防止できる。

〔実施例〕

第３図、第４図、及び、第５図に示すように、袋繰出し
機構（Ａ）、穀物充填機構（Ｂ）、袋放出機構（Ｃ）か
らなる自動袋詰め装置について説明する。まず、袋繰出
し機構（Ａ）について説明する。

脱穀済みの穀物を後記するホッパー（８）に供給する縦
スクリユーケース（２６）と排ワラ処理部との隔壁（２
７）との間に亘って水平姿勢の支持フレーム（１３）を
架設し、この支持フレーム（１３）に対して支持杆とし
ての袋支持用回転軸（４）　、　（４）を片持状に取付
けである。これら両回転軸（４）　、　（４）に、左右
両端に孔形成部材（２）　、　（２）を形成した穀物収
納袋（３）を、その孔形成部材（２）　、　（２）を介
して挿通支持させて待機位置で重層支持し、これら穀物
収納袋（３）を回転軸（４）　、　（４）先端のねし溝
（４Ａ）に１袋づつかみ込ませるべ（スプリング（６）
付勢している。このスプリング付勢力によってねじ溝（
４Ａ）に嵌合した穀物収納袋（３）は両回転軸（４）　
、　（４）を駆動するモータ（Ｍ）　、　（Ｍ）の同調
作動によって、穀物充填所定位置に繰出される。

次に、穀物充填機構（Ｂ）について詳述する。

第３図及び第５図に示すように、前記穀物充填所定位置
上方に、グレンホッパ−（８）を設け、このホッパー（
８）の下方に穀物吐出口（５）及びこの穀物吐出口（５
）に穀物収納袋（３）開口部（１）内と吐出口（５）と
を上下動可能な可動吐出口（５Ａ）を設けてある。そし
て、穀物吐出口（５）にはスライド式の第１シヤフタ（
７）が設けてあり、このシャッタ（７）は図示していな
いが閉塞方向にスプリング付勢されるとともに、このス
プリング付勢力に抗して開口状態を維持するロック機構
が設けてある。又、第１シヤフタ（７）の下方でかつ穀
物吐出口（５）の下端には軸心（Ｘ）周りで揺動開閉す
る左右一対の第２シヤ７り（１０）が枢支され、この第
２シヤツタ（１０）　、　（１０）の先端部は閉塞状態
で互いに咬合するフォーク状のものに形成されている。

この穀物吐出口（５）の近傍に回動無端帯としての回動
チェーン（１９）を装備したチェーンケース（２１）を
装備し、この回動チェーン（１９）に対して、可動吐出
口（５Ａ）の上下動を司るベルクランク式の駆動部材（
５ａ）に作用する第１部材（１６）、及び、第１シヤツ
タ（７）を開口作動させるべ（第１シヤツタ（７）に連
係された操作部材（７ａ）に作用する第２部材（１７）
、並びに、穀物収納袋（３）の上端開口部に設けられた
ファスナー（２０）に付属のスライダ（９）を係止して
ファスナー（２０）を閉塞する係止アーム（１８）とを
一体化して、取付けである。そして、これら駆動部材（
５ａ）、操作部材（７ａ）、スライダ（９）に対して第
１部材（１６）、第２部材（１７）、係止アーム（１８
）がタイムチャートに従って作用すべくチェーン（１９
）を回動制御して、穀物充填所定位置に繰出された穀物
収納袋（３）に対して充填作業を行うように構成されて
いる。

袋放出機構（Ｃ）について説明する。袋放出機構（Ｃ）
は袋支持用回転軸（４）　、　（４）を兼用しており、
袋（３）が満杯になりファスナー（２０）が閉塞される
と袋支持用回転軸（４）　、　（４）が再び作動して満
杯袋（３）を放出するとともに、後続袋（３）を穀物充
填位置に繰出すべく構成されている。

袋放出機構（Ｃ）を起動させる信号を発することになる
ファスナー閉塞完了検出機構は、チェーン駆動用モータ
（Ｎ）の電流値を検出する機構で構成される。つまり、
係止アーム（１８）がスライダー（９）を係止せずにフ
ァスナー閉塞方向に作動した場合には、負荷抵抗が小さ
（駆動電流値が小さくなるが、スライダー（９）を係止
してファスナー閉塞方向に作動した場合にはスライダー
（９）を移動させる分だけ抵抗が増えて、電流値がスラ
イダー（９）を係止しない場合に（らべて太き（なる。

従って、大きな電流値が検出されたならばスライダー（
９）を係止して駆動したと考えられるので、ファスナー
（２０）も閉塞されたとされる。

第１図ないし第４図に示すように、回転軸（４）の上方
に、回転軸（４）で送られる穀物収納袋（３）の孔形成
部材（２）の上方より接当作用して、ねじ溝との異常嵌
合によって持上ってくる孔形成部材（２）を押さえこむ
押さえフレーム（１５）が設けてある。この左右押さえ
フレーム（１５）　、　（１５）のファスナー閉塞端側
に位置する押さえフレーム（１５）より、スライダー（
９）を係止アーム（１８）の移動軌跡外に押出す機構（
１１）としての板部材を突設してある。つまり、■スラ
イダー（９）がファスナー閉塞待機位置側にあり、回転
軸（４）先端側から装着される穀物収納袋（３）が左右
間違って回転軸（４）に装着された場合や■スライダー
（９）が閉塞端側にあり、穀物収納袋（３）が左右間違
いなく装着された場合であっても、スライダー（９）が
穀物充填所定位置に繰出された状態で、前記押出す機構
（１１）に接当して係止アーム（１８）の移動軌跡外に
押出され、係止アーム（１８）に係合されることがない
。

〔別実施例〕

第６図に示すように、棒状の押出し杆（１２）をモータ
（１４）によって回転できるように押さえフレーム（１
５）に支持し、スライダー（９）を強制的に押出す構成
をとってもよい。このような押出し杆（１２）及びモー
タ（１４）を押出す機構（１１）と称する。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る穀物袋詰め装置の実施例を示し、第
１図は押出し機構の作用状態を示す平面図、第２図は押
出し機構の作用状態を示す縦断側面図、第３図は全体側
面図、第４図は全体平面図、第５図は全体側面図、第６
図は押出し機構の別実施例を示す平面図である。 （１）−・・・・・開口部、（２）・・・・・・孔形成
部材、（３）・・・・・・穀物収納袋、（９）・・・・
・・スライダー、（１１）・・・・・・押出す機構、（
１８）・・・・・・係止アーム、（２０）・・・・・・
ファスナー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 片持状態で設けられた左右一対の支持杆（４），（４）
   に左右の孔形成部材（２），（２）を介して吊下げ支持
   され前記支持杆の基端側袋待機位置に集束された穀物収
   納袋（３）を、その吊下げ状態で袋繰出し機構（Ａ）に
   よって支持杆先端側の穀物充填所定位置に繰出すととも
   に、この穀物収納袋（３）に対して穀物充填機構（Ｂ）
   によって穀物を充填し、充填後、この穀物収納袋（３）
   の上端開口部（１）に設けられたファスナー（２０）開
   閉用スライダー（９）を、穀物収納袋（３）の横巾方向
   に沿って移動する係止アーム（１８）で引掛係止し閉塞
   端に移動させ、閉塞作業を行うように構成してある穀物
   袋詰め装置であって、係止アーム（１８）の閉塞端位置
   に対応する支持杆近傍に、前記支持杆の先端側から装着
   される穀物収納袋のスライダー（９）を、穀物充填所定
   位置に繰出し位置させた状態で、係止アーム（１８）の
   移動軌跡外に押出す機構（１１）を設けてある穀物袋詰
   め装置。