JPH01153013A - 穀物袋詰め装置の袋繰出し機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は左右一対の袋支持回転軸に、ファスナー開閉用
スライダを備えた穀物収納袋をその左右に備えた孔形成
部材を介して挿通支持するとともに、袋支持回転軸先端
部の第１ネジ部と孔形成部材との嵌係合作用と、左右袋
支持回転軸夫々の軸心周りでの同調正転作用との相互作
用によって穀物収納袋を穀物充填所定位置に向けて送り
出すべく構成するとともに、袋支持回転軸の第１ネジ部
より袋繰出し方向上手側で待機姿勢に吊下げ支持された
穀物収納袋を第１ネジ部の始端に向けて押出し付勢する
押出し具を設け、かつ第１ネジ部より袋繰出し方向上手
側にこの第１ネジ部より全長の短い第２ネジ部を設け、
この第２ネジ部との嵌合によって押出し具を非作用姿勢
に維持するとともに袋支持回転軸の正回転によって第２
ネジ部より自動的に離間して押出し具を作用姿勢に切換
える弾性保持機構を設けてある穀物袋詰め装置の袋繰出
し機構に関する。

〔従来の技術〕

この種の穀物袋詰め装置の袋繰出し機構において、従来
は、左右の回転軸を同時に正転させて袋を繰出すと同時
に第１ネジ部に係止されている押出し具が係止解除され
袋の孔形成部材に作用する構成となっていた（特願昭６
２−１３５５９１号）。

〔発明が解決しようとする問題点〕

したがって、左右袋支持回転軸を同時に正転させて袋を
穀物充填所定位置に向けて繰出す場合に、右側の孔形成
部材が第１ネジ部に先に咬込み、この右側の孔形成部材
が左側の孔形成部材に対して先行して繰出される状態が
あった。

これは、第１図に示すように、袋（３）が待機姿勢にあ
る場合には、ファスナー開閉用スライダ（９）が右孔形
成部材（２）に対応した位置にあるので、そのスライダ
（９）の分だけ繰出し方向に沿った方向での占めるスペ
ースが大になり、袋（３）が積層されることによる全体
ボリュームが大になり、押出し具（１５）の押出し作用
が他の回転軸（４）の押出し具に比べて効きがよく、右
側の孔形成部材が往々にして先行して第１ネジ部（４Ａ
）に先に咬込むことになっていた。

したがって、右側の孔形成部材（２）の先行状態が極端
になると繰出される袋（３）に予期しない引張力が作用
し好ましいことではなかった。

本発明の目的は左右袋支持回転軸の起動タイミングと押
出し具の作用タイミングを合理的に設定して、支障なく
袋を繰出すことができるものを提供する点にある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明による特徴構成は、 ■　袋を待機位置より穀物充填所定位置に繰出す際に、
両回転軸を同時に一定短時間だけ逆転させる点と、 ■　ファスナー閉塞端側に位置する回転軸を先行して正
転させる点と、 ■　一定短時間の後他方の回転軸も同時に正転させる制
御手段を有している点と、 にあり、その作用効果は次の通りである。

〔作　用〕

第６図のフローチャート図を参考に説明すると、 ■　まず、両回転軸を逆転させて待機状態にある袋を整
列させる。

この場合に押出し具は第２ネジ部からは離間しない。

◎　ファスナー閉塞端側に位置する回転軸（左回転軸）
を正転させる。すると、押出し具が第２ネジ部から離間
して孔形成部材に接当する作用姿勢に切換ねる。

の　ここで、一定短時間（例えば２〜３秒）経過すると
他方の回転軸を正転させ、押出し具を作用姿勢に切換え
る。

■　そこで、引続き両回転軸を正転させると両孔形成部
材が第１ネジ部に咬合して充填所定位置に繰出される。

つまり、積層ボリュームが小さい為に却って押出し具の
付勢力の効きが悪く第１ネジ部への咬込みが悪いファス
ナー閉塞端例の押出し具を先行して作用させることによ
って、その押出し具の押出し作用で前後隙間なく第１ネ
ジ部始端に孔形成部材を押付け、積層ボリュームの大小
にかかわらず、左右孔形成部材の第１ネジ部への咬合開
始姿勢を同一状態に設定することができる。したがって
、両回転軸を正転させれば左右の孔形成部材が略同時に
第１ネジ部に咬合して前後することなく繰出される。

〔発明の効果〕

したがって、袋は回転軸の軸心に略直交する所定姿勢で
繰出されることになり、繰出し途中で異常な引張り力が
作用するといったことを回避できる。しかも、その為に
採用される構成として、回転軸の正転によって押出し具
を作用姿勢に切換る点と、左右回転軸の起動タイミング
をズラす点とを採用するだけの簡単な変更でよい。

〔実施例〕

第２図、第３図、及び、第４図に示すように、袋繰出し
装置（Ａ）、袋充填装置（Ｂ）、袋放出装置（Ｃ）から
なる自動袋詰め装置における袋繰出し装置（＾）につい
て詳述する。左右一対の袋支持回転軸（４）　、　（４
）を架設するとともに、これら両回転軸（４）　、　（
４）に、左右両端に孔形成部材（２）。

（２）を備えた穀物収納袋（３）をその孔形成部材（２
）　、　（２）を介して挿通支持させて待機位置で重層
支持し、これら穀物収納袋（３）を回転軸（４）。

（４）先端の第１ネジ部（４Ａ）に１袋づつかみ込ませ
るべくスプリング（６）付勢している。このスプリング
付勢力によって第１ネジ部（４Ａ）に嵌合した穀物収納
袋（３）は両回転軸（４）　、　（４）を駆動するモー
タ（Ｍ）　、　（Ｍ）の同調作動によって、穀物充填所
定位置に繰出される。

次に、袋充填装置（Ｂ）について詳述する。第２図及び
第３図に示すように、前記穀物充填所定位置上方に、グ
レンホッパー（８）を設け、このホッパー（８）の下方
に穀物吐出口（５）及びこの穀物吐出口（５）に穀物収
納袋（３）開口部（１）内と吐出口（５）とを上下動可
能な可動吐出口（５＾）を設けてある。そして、穀物吐
出口（５）にはスライド式の第１シヤツタ（７）が設け
てあり、このシャフタ（７）は図示していないが閉塞方
向にスプリング付勢されるとともに、このスプリング付
勢力に抗して開口状態を維持するロック機構が設けてあ
る。又。第１シヤツタ（７）の下方でかつ穀物吐出口（
５）の下端には軸心（Ｘ）周りで揺動開閉する左右一対
の第２シヤツタ（１０）が枢支され、この第２シヤツタ
（１０）　、　（１０）の先端部は閉塞状態で互いに咬
合するノコ歯状のものに形成されている。この穀物吐出
口（５）の近傍に回動チェーン（１９）を装備したチェ
ーンケース（２１）を装備し、この回動チェーン（１９
）に対して、可動吐出口（５Ａ）の上下動を司るベルク
ランク式の駆動部材（５ａ）に作用する第１部材（１６
）、及び、第１シヤフタ（７）を開口作動させるべく第
１シヤツタ（７）に連係された操作部材（７ａ）に作用
する第２部材（１７）、並びに、穀物収納袋（３）の上
端開口部に設けられたファスナー（２０）に付属のスラ
イダ（９）を係止してファスナー（２０）を閉塞する係
止アーム（１８）とを一体化して、取付けである。そし
て、これら駆動部材（５ａ）、操作部材（７ａ）、スラ
イダ（９）に対して第１部材（１６）、第２部材（１７
）、係止アーム（１８）がタイムチャートに従って作用
すべ（チェーン（１９）を回動制御して、穀物充填所定
位置に繰出された穀物収納袋（３）に対して充填作業を
行うように構成されている。

袋放出装置（Ｃ）について説明する。袋放出装置（Ｃ）
は袋支持用回転軸（４）　、　（４）を兼用しており、
袋（３）が満杯になりファスナー（２０）が閉塞される
と袋支持回転軸（４）　、　（４）が再び作動して満杯
袋（３）を放出するとともに、後続袋（３）を穀物充填
位置に繰出すべく構成されている。

次に、袋繰出し装置（Ａ）について更に詳述する。第２
図、及び、第３図に示すように、袋支持回転軸（４）の
袋繰出し方向上手側基端をベアリング（１１）を介して
支持ホルダー（１２）に回転自在に支持するとともに、
この支持ホルダー（１２）の上面に傾斜軸（１３）を介
して突上端縁に作用する押えフレーム（１４）を取付け
、この押えフレーム（１４）を傾斜軸心周りに左右揺動
可能に構成しである。したがって、袋支持回転軸（４）
の上方に位置して作用姿勢にある押えフレーム（１４）
を横外側方に揺動退避させ、穀物収納袋（３）を袋支持
回転軸（４）の先端より補充する作業を円滑に行うこと
ができる。

第１図及び第２図に示すように、前記第１ネジ部（４Ａ
）の袋繰出上手側には複数個の穀物収納袋（３）を吊下
げ支持した袋待機位置が設けられるとともに、更に上手
側にスプリング（６）付勢されかつ待機位置にある袋（
３）を第１ネジ部（４Ａ）に向けて押出し付勢する押出
し具（１５）が装着されている。

この押出し具（１５）の袋繰出し方向上手がわ側面（１
５Ａ）にはこの側面（１５Ａ）に沿った姿勢でトーショ
ンバネ（２２）が装着され、かつ、このトーションハネ
（２２）の一部（２２Ａ）が袋支持回転軸（４）に対す
る挿通孔（１５Ｂ）に対して、回転軸軸心方向視で重合
する状態に設置しである。このような押出し具（１５）
に対して、前後袋待機位置より更。

に袋繰出し方向上手側には第１ネジ部（４Ａ）全長より
短い第２ネジ部（４Ｂ）が形成され、押出し具（１５）
をこの第２ネジ部（４Ｂ）に押込むと、トーションバネ
（２２）の前記一部（２２Ａ）が縮径してねし溝に嵌入
する。すると押出し具（１５）はその位置で固定され待
機袋（３）に対する押出し作用が規制される。以上、ト
ーションバネ（２２）を弾性保持機構と称する。

そして、この第２ネジ部（４Ｂ）は第１ネジ部（４Ａ）
とリード角方向が同一方向に設定してあり、回転軸（４
）の正転作動によって押出し具（１５）が第２ネジ部（
４Ｂ）より外れ待機袋（３）に押圧作用する。

以上のような構成のものにおいて袋を繰出す際の左右回
転軸（４）　、　（４）の作動タイミングは〔作用〕項
に記載したものを参照のこと。

〔別実施例〕

■　トーションバネ（２２）の替りに、第７図に示すよ
うに皿バネを装着し、この皿バネの袋支持回転軸（４）
に対する挿通孔（２２Ａ）部に、挿通孔（２２Ａ）内方
に向けて突出する突起を設けて、この突起を第２ネジ部
（４Ｂ）のねし溝に嵌合可能に構成する。

■　上記実施例では弾性保持機構を押出し具（１５）に
組込む形態を示したが、押出し具とは別に構成してもよ
い。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る穀物袋詰め装置の袋繰出し機構の実
施例を示し、第１図はファスナー閉塞端回転軸を先行し
て回転させて押出し具を先行して作用させた状態を示す
平面図、第２図は袋繰出し機構を示す側面図、第３図は
袋詰め装置を示す正面図、第４図は押出し具が第２ネジ
部に咬合した待機状態を示す側面図、第５図は押出し具
の弾性保持機構を示す背面図、第６図はフローチャート
図、第７図は押出し具の弾性保持機構の別実施例を示す
背面図である。 （２）・・・・・・孔形成部材、（３）・・・・・・穀
物収納袋、（４）・・・・・・袋支持回転軸、（４Ａ）
・・・・・・第１ネジ部、（４Ｂ）・・・・・・第２ネ
ジ部、（１５）・・・・・・押出し具、（２０）・・・
・・・ファスナー、（２２）・・・・・・弾性保持機構
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 左右一対の袋支持回転軸（４）、（４）に、ファスナー
   （２０）開閉用スライダ（９）を備えた穀物収納袋（３
   ）をその左右に備えた孔形成部材（２）、（２）を介し
   て挿通支持するとともに、袋支持回転軸先端部の第１ネ
   ジ部（４Ａ）と孔形成部材（２）との嵌係合作用と、左
   右袋支持回転軸（４）、（４）夫々の軸心周りでの同調
   正転作用との相互作用によって穀物収納袋（３）を穀物
   充填所定位置に向けて送り出すべく構成するとともに、
   袋支持回転軸（４）、（４）の第１ネジ部（４Ａ）、（
   ４Ａ）より袋繰出し方向上手側で待機姿勢に吊下げ支持
   された穀物収納袋（３）を第１ネジ部（４Ａ）、（４Ａ
   ）の始端に向けて押出し付勢する押出し具（１５）を設
   け、かつ第１ネジ部（４Ａ）、（４Ａ）より袋繰出し方
   向上手側にこの第１ネジ部（４Ａ）より全長の短い第２
   ネジ部（４Ｂ）を設け、この第２ネジ部（４Ｂ）との嵌
   合によって押出し具（１５）を非作用姿勢に維持すると
   ともに袋支持回転軸（４）の正回転によって第２ネジ部
   （４Ｂ）より自動的に離間して押出し具（１５）を作用
   姿勢に切換える弾性保持機構（２２）を設けてある穀物
   袋詰め装置の袋繰出し機構であって、袋（３）を待機位
   置より穀物充填所定位置に繰出す際に、両回転軸（４）
   、（４）を同時に一定短時間だけ逆転させるとともに、
   ファスナー（２０）閉塞端側に位置する回転軸（４）を
   先行して正転させ、一定短時間の後他方の回転軸（４）
   も同時に正転させる制御手段を有している穀物袋詰め装
   置の袋繰出し機構。