JP2997865B2 - ネジ類送給装置 - Google Patents

ネジ類送給装置

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JP2997865B2
JP2997865B2 JP6306008A JP30600894A JP2997865B2 JP 2997865 B2 JP2997865 B2 JP 2997865B2 JP 6306008 A JP6306008 A JP 6306008A JP 30600894 A JP30600894 A JP 30600894A JP 2997865 B2 JP2997865 B2 JP 2997865B2
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Ohtake Root Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、頭部及び軸部を有した
ネジ,リベットや鋲等のネジ類を多数収容して、この多
数のネジ類を整列させて一個ずつ排出して送給するネジ
類送給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のネジ類送給装置として
は、例えば、図20及び図21に示すようなものが知ら
れている(例えば、実公平4−32183号公報掲
載)。これは、機台1に設けられ多数のネジ類Sが収容
される収容部2と、収容部2の内部から外部に突出する
とともにネジ類Sの軸部Saが上側から挿入される溝3
を有し該溝3の開口縁でネジ類Sの頭部Sbを支承し収
容部2の内部から外部へ排出されるネジ類Sを案内する
傾斜したレール4と、収容部2内のレール4の後方に揺
動可能に設けられその上死点でレール4の溝3に連続す
る上記レール4と同様の溝5を有したディッパ6とを備
えている。
【0003】そして、このディッパ6を揺動機構7によ
り揺動させることにより収容部2内のネジ類Sをすく
い、このすくい工程でディッパ6の溝5に入り込んだネ
ジ類Sの軸部Saを溝5で案内して排出方向に滑らせ、
その上死点で傾斜したレール4の溝3に連続したとき、
このレール4の溝3に受け渡し、この傾斜したレール4
上にネジ類Sを滑らせてネジ類Sを整列させて1個ずつ
排出して送給するようにしている。この場合、レール4
が斜めになっているので、そのままだと、レール4上の
隣接する頭部Sb同士が重なってそのくさび作用により
移動がロックしてしまうことから、従来においては、頭
部Sbを押さえて重なりを防止する押え板8を設けてい
る。
【0004】また、レール4の前端部の側方には、レー
ル4の前端に至ったネジ類Sの移動を停止させるストッ
パ9が設けられており、このストッパ9により停止させ
られたネジ類Sを上から押圧して頭部Sbに係合するビ
ットBによって該ネジ類Sを取出し可能にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のネジ類送給装置にあっては、収容部2内のネジ類
Sの中をディッパ6が往復動するので、ネジ類自体の動
きが活発でなく、そのため、ディッパ6の溝5がネジ類
Sを捕らえる機会が不十分で送給が円滑に行なわれない
ことがあるという問題があった。また、ディッパ6の溝
5とレール4の溝3との合いの精度が悪いと、ディッパ
6からのネジ類Sの受け渡しができないことがあって、
この点でもネジ類Sの送給が円滑に行なわれないことが
あるという問題があった。
【0006】また、従来においては、頭部Sbを押さえ
て重なりを防止する押え板8を設けているが、この押え
板8がある分、部品点数が多くなり、また、押え板8と
頭部Sbとの隙間調整を逐一行なわなければならないの
で、その調整作業が煩雑になっているという問題があっ
た。更に、図21に示すように、皿ビスのような頭部形
状のものでは、押え板8を設けていても、頭部Sbが重
なってしまうことがあり、そのため、装置を使用できな
いことがあって、汎用性に劣るという問題もあった。
【0007】本発明は上記の問題点に鑑みて為されたも
ので、レールへのネジ類供給の機会を多くし、ネジ類が
レールに挿入される確率を高くするとともに、レールに
確実にネジ類を供給できるようにしたネジ類送給装置の
提供を目的とする。そして、必要に応じ、ネジ類の送給
機能を損なうことなく、頭部を押さえる押え板を廃止
し、これにより、部品点数を削減し、煩雑な調整作業を
減らす点等、種々の点も課題とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明の技術的手段は、機台に設けられ軸部及
び軸部より大径の頭部を有したネジ類が多数収容される
収容部と、収容部の内部から外部に突出するとともにネ
ジ類の軸部が上側から挿入される溝を有し該溝の開口縁
でネジ類の頭部を支承し収容部の内部から外部へ排出さ
れるネジ類を案内するレールと、収容部内のレールにネ
ジ類を供給する供給部とを備えたネジ類送給装置におい
て、上記供給部を、上記収容部のネジ類を収容するネジ
類収容空間を構成し上記レールの側方に上下動可能に支
持され上動時に収容部内のネジ類をすくい上げて該ネジ
類をレールの開口縁上に散布するスクイ板と、該スクイ
板を上下動可能に支持するスクイ板支持機構と、該スク
イ板を上下動させるスクイ板駆動機構とを備えたもので
ある。この場合、上記スクイ板を一対備え、各スクイ板
をレールの左右両側に夫々設けたことが有効である。
【0009】そして必要に応じ、上記レールを略水平か
つ長手方向に前後動可能に支持するレール支持機構と、
上記レールの溝に挿入されたネジ類に排出方向の慣性力
を与えるようレールを前後動させる慣性力付与機構とを
備えた構成としている。
【0010】また、 上記レール支持機構を、レールの
溝幅が異なる別のレールと交換可能になるよう該レール
を着脱可能にする着脱機構を備えて構成したことが有効
である。上記レール支持機構を、レールの長手方向両端
部に夫々設けられ、一端が機台側に軸支され他端がレー
ルに軸支される一対のリンクで構成したことが有効であ
る。また、上記レール支持機構の着脱機構を、リンクの
他端に着脱可能に設けられる軸ピンと、レールに設けら
れ該軸ピンが挿通される挿通孔とで構成したことが有効
である。
【0011】そしてまた、必要に応じ、上記スクイ板支
持機構を、機台にレールと平行に設けられた支持軸と、
スクイ板に設けられ該支持軸を中心にして該スクイ板を
揺動可能に該支持軸に支持する支持アームとを備えて構
成している。また、必要に応じ、上記スクイ板の揺動時
に該スクイ板のレールに対向する対向端縁が沿うガイド
板をスクイ板とレールとの間に設けた構成としている。
この場合、上記ガイド板を、上記支持軸を中心とする円
弧面を有し、その上端縁がレールの開口縁と連続しうる
ように上記支持軸を中心とする円弧に沿って移動位置決
め可能に設けたことが有効である。
【0012】そして、必要に応じ、上記スクイ板駆動機
構を、機台に設けられた駆動モ−タと、機台に上記レー
ルと平行に設けられ上記駆動モ−タによって回転される
原動軸と、機台に上記原動軸と平行に設けられる従動軸
と、該従動軸に回転可能に設けられ上記スクイ板の支持
アームを押し上げる押し上げカムと、上記原動軸の回転
を押し上げカムに伝達して該押し上げカムを回転させる
押し上げカム回転機構とを備えた構成としている。この
場合、上記押し上げカム回転機構を、上記原動軸に設け
られる原動歯車と、押し上げカムと同動するよう従動軸
に設けられ上記原動歯車に噛合する従動歯車とを備えて
構成したことが有効である。また、上記従動軸もしくは
押し上げカムを位置移動可能にし、該従動軸もしくは押
し上げカムを所要の位置に位置決めする位置決め機構を
設け、上記押し上げカムの上記スクイ板の支持アームを
押し上げる押し上げ量を調整して、上記スクイ板のレー
ルに対向する対向端縁の上死点位置を調整可能にしたこ
とが有効である。
【0013】また、必要に応じ、上記慣性力付与機構
を、上記原動軸に設けられる原動ギヤと、従動軸に設け
られ上記原動ギヤに噛合する従動ギヤと、従動ギヤと同
動するよう従動軸に設けられネジ類の反排出側に従動軸
の軸方向に段差が形成されたカム面を有する円盤カム
と、レールに設けられ該円盤カムに当接するカムフォロ
アと、該カムフォロアが円盤カムのカム面に押圧される
ようネジ類の排出側にレールを付勢するスプリングとを
備えて構成している。
【0014】更に、必要に応じ、上記レール上方に揺動
可能かつ突出量を可変に設けられ、レール上に散布され
たネジ類を払う刷毛と、該刷毛を揺動させる刷毛駆動機
構とを備えた構成としている。更にまた、必要に応じ、
収容部の壁部に設けられレール上を移動して排出される
ネジ類の通過口を開閉するシャッタと、上記スクイ板の
ネジ類のすくい上げ時にシャッタを閉じ非すくい上げ時
にシャッタを開くよう上記スクイ板駆動機構と同期して
動作して上記シャッタを開閉するシャッタ駆動機構とを
備えた構成としている。
【0015】また、必要に応じ、上記レールの排出側端
部にネジ類の移動を停止させるストッパを設け、該スト
ッパにより停止させられたネジ類を上から押圧して頭部
に係合するビットによって該ネジ類を取出し可能にした
構成としている。この場合、上記ストッパを、レールの
側面に沿って設けられ後端部が該レールに固定される板
バネと、該板バネの前端部に該板バネを折曲して形成さ
れレールの側壁に設けた開口からレールの溝内に没入し
てレールの溝内のネジ類の軸部を押える突出部とを備え
て構成したことが有効である。
【0016】また、上記レール支持機構のリンクの回動
角度を、ビットによるネジ類の取出し時に該レールが押
されたとき、レールが慣性力付与機構のスプリングの付
勢力に抗して後退し、該慣性力付与機構のカムフォロア
が円盤カムのカム面から離間できるよう設定したことが
有効である。更に、上記ストッパにより停止させられる
ネジ類が有るか無しかを検知するネジ類有無検知部と、
ネジ類有無検知部が有りを検知してから所定時間が経過
したとき上記駆動モータを停止するとともにネジ類有無
検知部が無し検知したとき駆動モ−タを始動するモータ
制御部とを備えたことが有効である。
【0017】そして、必要に応じ、上記慣性力付与機構
が作動する一定期間上記スクイ板の作動を停止するよ
う、上記スクイ板駆動機構の押し上げカムを回転させる
押し上げカム回転機構の作動タイミングを設定した構成
にしている。更に、必要に応じ、上記慣性力付与機構が
作動する一定期間上記刷毛の作動を停止するよう、上記
刷毛駆動機構の作動タイミングを設定した構成にしてい
る。
【0018】
【作用】上記構成からなるネジ類送給装置によれば、供
給部において、スクイ板駆動機構が作動すると、スクイ
板がその上動時に収容部内のネジ類をすくい上げ、レー
ルの開口縁上に散布する。このネジ類の散布の過程で、
ネジ類の姿勢が下向きになってレールの溝に引っ掛かる
ようのものは、ネジ類の軸部が溝に挿入され、溝の開口
縁でネジ類の頭部が支承される。この場合、ネジ類はレ
ールに直接散布されるので、ネジ類の姿勢が反転し易く
なり、そのためこの反転途上でレールの溝に捕らえられ
る機会が増し、レールの溝に出会う機会も多くなること
から、ネジ類がレールに挿入される確率が高くなり、レ
ールに確実にネジ類が供給される。そして、レールの溝
に挿入されたネジ類は、レール上を移動させられて排出
され1つずつ送給される。
【0019】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例
に係るネジ類送給装置について詳細に説明する。図1乃
至図13に示すネジ類送給装置は、軸部Saとこの軸部
Saよりも大径の頭部Sbを有したネジ,ビス,スクリ
ュー,リベットや鋲等のネジ類Sを多数収容して、一個
ずつ整列させて送給する装置である。尚、図示したネジ
類Sは、スプリングワッシャ付きのネジであり、頭部S
bの概念は、このスプリングワッシャを含む。
【0020】このネジ類送給装置において、10は板状
の機台、11は多数のネジ類Sが収容される収容部であ
る。収容部11は、前後に対峙し脚部材を介して機台1
0に立設される立設壁12,12を有し、両側に立設壁
12に固定される側壁13,13を備えている。そし
て、この立設壁12,側壁13,後述のスクイ板31及
び後述のガイド板35とでネジ類Sを収容するネジ類収
容空間14を構成している。
【0021】15は収容部11の内部から外部に突出す
る矩形板状のレールである。このレール15は、図8及
び図10に示すように、ネジ類Sの軸部Saが上側から
挿入される溝16を有し該溝16の開口縁16aでネジ
類Sの頭部Sbを支承し収容部11の内部から外部へ排
出されて送給されるネジ類Sを案内するものである。1
7は収容部11の前側立設壁12に設けられレール15
上を移動して排出されるネジ類Sの通過口である。
【0022】20はレール15を略水平かつ長手方向に
前後動可能に支持するレール支持機構である。このレー
ル支持機構20は、レール15の長手方向両端部に夫々
設けられ、一端が機台10側に軸支され他端がレール1
5に軸支される一対のリンク21,21で構成されてい
る。図3及び図8に示すように、前側のリンク21の一
端は機台10に設けた固定片22に軸支され、図2,図
3及び図4に示すように、後側のリンク21の一端は後
側の立設壁12に固定部材23を介して軸支されてい
る。
【0023】このレール支持機構20は、種々のネジ類
Sのネジ径に対応できるようレール15の溝16幅が異
なる別のレール15と交換可能になるよう該レール15
を着脱可能にする着脱機構24を備えて構成されてい
る。図2,図3及び図4に示すように、レール支持機構
20の着脱機構24は、リンク21の他端に着脱可能に
設けられビス26で固定可能な軸ピン25と、レール1
5に設けられ該軸ピン25が挿通される挿通孔(図示せ
ず)とで構成されている。
【0024】30は収容部11内のレール15にネジ類
Sを供給する供給部である。この供給部30はレール1
5の側方に上下動可能に支持され上動時に収容部11内
のネジ類Sをレール15より高い位置まですくい上げて
該ネジ類Sをレール15の開口縁16a上に散布するス
クイ板31と、該スクイ板31を上下動可能に支持する
スクイ板支持機構32と、該スクイ板31を上下動させ
るスクイ板駆動機構40とを備えて構成されている。ス
クイ板31は一対備えられており、各スクイ板31はレ
ール15の左右両側に夫々設けられている。スクイ板支
持機構32は、図8及び図10に示すように、立設壁1
2間に架設されレール15と平行に設けられた支持軸3
3と、スクイ板31に設けられ該支持軸33を中心にし
て該スクイ板31を揺動可能に該支持軸33に支持する
支持アーム34とを備えて構成されている。支持軸33
は一対あってレール15の左右下側に各々設けられお
り、支持アーム34は取付けられるスクイ板31とはレ
ール15を挟んで反対側にある支持軸33に軸支されて
いる。上記収容部11の側壁13は、スクイ板31の揺
動時に該スクイ板31外側の折曲された折曲面31aが
摺接する形状に形成されている。
【0025】35はスクイ板31とレール15との間に
設けられたスクイ板31のガイド板であって、スクイ板
31の揺動時に該スクイ板31のレール15に対向する
対向端縁31bが沿う形状に形成されている。即ち、こ
のガイド板35は、上記支持軸33を中心とする円弧面
を有している。また、ガイド板35は、ガイド板35の
上端縁35aがレール15の開口縁16aと連続しうる
ように移動位置決め可能になっている。即ち、ガイド板
35は、上記支持軸33を中心とする円弧に沿って移動
可能になるよう上記支持軸33を中心にして移動可能に
該支持軸33に固定アーム36で支持されており、更
に、図7に示すように、適宜の移動位置で位置決め可能
に上記立設壁12に長孔37を介してビス38により固
定される。アーム34,35の形状は、当該アームが軸
支された一方の支持軸33とは異なる他方の支持軸33
と干渉しないように折曲形成されている。また、支持ア
ーム34の形状は、図18及び図19に示すように、当
該アーム34が軸支された一方の支持軸33とは異なる
他方の支持軸33と干渉しないように、該他方の支持軸
33が通過可能な円弧状長孔34aを形成したものも含
む。
【0026】スクイ板駆動機構40は、図2乃至図7,
図9及び図10に示すように、機台10に取付けブラケ
ット41を介して設けられた駆動モータ42(実施例で
は回転数が23RPM)と、機台10にこの取付けブラ
ケット41を介して上記レール15と平行に設けられ上
記駆動モータ42によって回転される原動軸43と、機
台10にこの取付けブラケット41を介して上記原動軸
43と平行に設けられる従動軸44と、該従動軸44に
回転可能に設けられ上記スクイ板31の支持アーム34
を押し上げるピン45aを備えた押し上げカム45と、
上記原動軸43の回転を押し上げカム45に伝達して該
押し上げカム45を回転させる押し上げカム回転機構4
6とを備えて構成されている。押し上げカム45は、図
18及び図19に示すように、支持アーム34に設けた
ローラカムフォロア34bを押し上げる平カムで構成し
たものも含む。
【0027】押し上げカム45及び押し上げカム回転機
構46は、一対設けられ、夫々、一対のスクイ板31に
夫々対応して、前後に設けられている。各押し上げカム
回転機構46は、原動軸43に設けられる原動歯車47
と、押し上げカム45と同動するよう従動軸44に設け
られ原動歯車47に噛合する従動歯車48とを備えて構
成されている。原動歯車47は、円周の一部に歯を形成
した部分歯車であり、従動歯車48は原動歯車47の歯
数と同じ歯数を持つ全周歯車で構成されている。前後の
原動歯車47の位相は、押し上げカム45が左右のスク
イ板31を交互に押し上げるよう、定められている。原
動軸43が1回転で1サイクルとなる。
【0028】また、図2及び図7に示すように、従動軸
44は従動軸支持板50に支持されており、この従動軸
支持板50は取付けブラケット41に対して位置移動可
能に取付けられている。詳しくは、従動軸支持板50
は、原動軸43を中心として回動可能に取付けブラケッ
ト41に取付けられている。51は従動軸44を所要の
位置に位置決めする位置決め機構である。この位置決め
機構51は、取付けブラケット41に原動軸43を中心
とした円弧を有する長孔52を設け、この長孔52に挿
通されるとともに従動軸支持板50に螺合するビス53
を備え、このビス53の締め付けにより従動軸44を所
要の位置に位置決めする。これにより、押し上げカム4
5の上記スクイ板31の支持アーム34を押し上げる押
し上げ量を調整して、上記スクイ板31のレール15に
対向する対向端縁31bがその押し上げ上死点において
レール15上のネジ類Sと干渉しないように調整可能に
している。
【0029】また、この押し上げカム45の押し上げ量
の調整機構は、図18及び図19に示すように、従動軸
44を固定してこの従動軸44に対して押し上げカム4
5を移動可能にし、ボルト54で適宜位置に位置決め可
能に構成したものも含む。
【0030】60はレール15の溝16に挿入されたネ
ジ類Sに排出方向の慣性力を与えるようレール15を前
後動させる慣性力付与機構である。この慣性力付与機構
60は、図4,図5,図6及び図9に示すように、上記
原動軸43に設けられる原動ギヤ61と、従動軸44に
設けられ上記原動ギヤ61に噛合する従動ギヤ62と、
従動ギヤ62と同動するよう従動軸44に設けられネジ
類Sの反排出側に従動軸44の軸方向に段差が形成され
たカム面66を有する円盤カム63と、レール15に設
けられ該円盤カム63に当接するカムフォロア64と、
該カムフォロア64が円盤カム63のカム面66に押圧
されるようネジ類Sの排出側にレール15を付勢するス
プリング65とを備えて構成されている。
【0031】円盤カム63のカム面66は、図12に示
すように、緩やかに傾斜して立ち上がる緩斜面66aと
緩斜面66aから急に落ち込む急斜面66bを有しこの
急斜面66bから緩斜面66aに至る段差66cを構成
するカム山67を複数(実施例では9山)備えて構成さ
れている。これにより、カムフォロア64がカム山67
から外れて段差66cに落ち込んだとき、レール15が
急激に前進動することから、ネジ類Sに排出方向の慣性
力が付与される。実施例では、原動ギヤ61と従動ギヤ
62とのギヤ比が、原動軸43に1回転(1サイクル)
当たり、レール15が30回前後動作せられるように設
定されている。また、この慣性力付与機構60が作動す
る一定期間(図14乃至図16に示す原動軸43の回転
角220°〜0°〜30°)上記スクイ板31の作動を
停止するよう、スクイ板駆動機構40の押し上げカム4
5を回転させる押し上げカム回転機構46の作動タイミ
ングが設定されている。
【0032】70はレール15上方にホルダ70aを介
して揺動可能かつ突出量を可変に設けられ、レール15
上に散布されたネジ類Sを払う刷毛である。70bは刷
毛70の適宜の突出位置で該刷毛70をホルダ70aに
対して位置決め固定するネジである。71は刷毛70を
ホルダ70aを介して揺動可能に支持する揺動軸であ
り、上記立設壁12間に架設されている。72はこの刷
毛70を揺動させる刷毛駆動機構である。この刷毛駆動
機構72は、図2に示すように、揺動軸71に一体に設
けた小リンク73を揺動させスプリング74で元位置に
復帰する大リンク75を備えている。76は上記原動軸
43に設けられこの大リンク75をスプリング74の付
勢力に抗して間欠的に作動させる作動カムである。ま
た、上記慣性力付与機構60が作動する一定期間(図1
4乃至図16に示す原動軸43の回転角240°〜0°
〜150°)上記刷毛70の作動を停止するよう、刷毛
駆動機構72の作動タイミングが設定されている。
【0033】80は収容部11の立設壁12に設けられ
レール15上を移動して排出されるネジ類Sの通過口1
7を開閉するシャッタである。図11に示すように、シ
ャッタ80は上下動可能に上記前側の立設壁12に設け
られており、常時閉方向にスプリング81で付勢されて
いる。82はスクイ板31のネジ類Sのすくい上げ時に
シャッタ80を閉じ、非すくい上げ時にシャッタ80を
開くよう上記スクイ板駆動機構40と同期して動作して
上記シャッタ80を開閉するシャッタ駆動機構である。
シャッタ駆動機構82は、原動軸43に設けられシャッ
タ80を中間部材83を介してスプリング81の付勢力
に抗して押し上げて開けるカム84で構成されている。
【0034】90はネジ類Sの取出し部である。この取
出し部90において、上記レール15の排出側端部にネ
ジ類Sの移動を停止させるストッパ91を設け、該スト
ッパ91により停止させられたネジ類Sを上から押圧し
て頭部Sbに係合するビットBによって該ネジ類Sを取
出し可能にしている。図13に示すように、このストッ
パ91は、レール15の側面に沿って設けられ後端部が
該レール15に固定される板バネ92と、該板バネ92
の前端部に該板バネ92を折曲して形成されレール15
の側壁13に設けた開口93からレール15の溝16内
に没入してレール15の溝16内のネジ類Sの軸部Sa
を押える突出部94とを備えて構成されている。95は
機台10に設けられ、ビットBの先端を上記レール15
の排出側端部に停止したネジ類Sの頭部Sbに案内する
ガイド部材である。
【0035】また、図4に示すように、上記レール支持
機構20のリンク21の回動角度は、ビットBによるネ
ジ類Sの取出し時に該レール15が押されたとき、レー
ル15が慣性力付与機構60のスプリング65の付勢力
に抗して後退し、該慣性力付与機構60のカムフォロア
64が円盤カム63のカム面66から離間できるよう設
定されている。
【0036】100は上記ストッパ91により停止させ
られるネジ類Sが有るか無しかを検知する光検知型のネ
ジ類有無検知部100である。また、本装置には、ネジ
類有無検知部100が有りを検知してから所定時間が経
過したとき上記駆動モータ42を停止するとともにネジ
類有無検知部100が無しを検知したとき駆動モータ4
2を始動するモータ制御部(図示せず)が設けられてい
る。
【0037】次に、この実施例に係るネジ類送給装置の
作用について、図14乃至図16に示すように、原動軸
43の1回転(1サイクル)における工程図を参照しな
がら説明する。予め収容部11のネジ類収容空間14に
ネジ類Sを適宜量入れておく。そして、駆動モータ42
を始動すると、原動軸43が回転し、この原動軸43の
1回転において、スクイ板駆動機構40,慣性力付与機
構60,刷毛駆動機構72及びシャッタ駆動機構82が
1サイクルの作動をする。
【0038】先ず、スクイ板駆動機構40が作動する。
慣性力付与機構60は、常時作動しており、シャッタ駆
動機構82はシャッタ80を閉じる(図14(a)〜
(b))。これにより、先ず、一対のスクイ板31のう
ち一方のスクイ板31が上下動する(図14(a)〜
(f))。これにより、収容部11内のネジ類Sがレー
ル15より高い位置まですくい上げられ、レール15の
開口縁16a上に散布され、反対側の他方のスクイ板3
1側へ移動する。次に、他方のスクイ板31が上下動す
る(図14(e)〜図15(l))。この場合、スクイ
板31はガイド板35に沿って上下動するので、ネジ類
Sを漏れることなくすくい上げることができる。また、
スクイ板駆動機構40は、押し上げカム45を用いて構
成されているので、間欠的に駆動させることができ、そ
のタイミング調整も容易に行なわれる。
【0039】これにより、収容部11内のネジ類Sがレ
ール15より高い位置まですくい上げられ、レール15
の開口縁16a上に散布され、反対側の一方のスクイ板
31側へ移動する。このネジ類Sの散布の過程で、ネジ
類Sの姿勢が下向きになってレール15の溝16に引っ
掛かるようのものは、ネジ類Sの軸部Saが溝16に挿
入され、溝16の開口縁16aでネジ類Sの頭部Sbが
支承される。この場合、ネジ類Sはレール15に散布さ
れるので、ネジ類Sの姿勢が反転し易くなり、そのため
この反転途上でレール15の溝16に捕らえられる機会
が増すことから、ネジ類Sがレール15に挿入される確
率が高くなり、レール15に確実にネジ類Sが供給され
る。また、従来のようにディッパからレール15に受け
渡してレール15にネジ類Sを供給するのと異なり、直
接レール15に供給するので、それだけ、確実にネジ類
Sが供給される。更に、スクイ板31を左右に設けたの
で、ネジ類Sが交互に左右に行き来することになり、そ
のため、ネジ類Sがレール15に出会う機会が多くな
り、この点でも、ネジ類Sがレール15に挿入される確
率が高くなる。また、ネジ類Sが良く混ざり収容部11
内での偏りがなくなる。
【0040】また、この場合、シャッタ駆動機構82が
シャッタ80を閉じている(図14(b)〜図15
(k))ので、ネジ類Sが散布されているとき通過口1
7が閉じられることになることから、散布されるネジ類
Sが通過口17に入り込んで引っ掛かったり、外へ飛び
出てしまう事態が防止される。また、この間、慣性力付
与機構60が作動してはいるが、シャッタ80が閉じて
いるので、ネジ類Sの通過口17からの排出は行なわれ
ない。
【0041】そして、他方のスクイ板31が下位置に至
る頃(図15(l))から、シャッタ駆動機構82のカ
ムがシャッタ80を押し上げ、シャッタ80が開く(図
16(m)〜(p)〜図14(a))。この場合、慣性
力付与機構60が作動しているので、ネジ類Sの通過口
17からネジ類Sの排出が行なわれる。詳しくは、慣性
力付与機構60のカムフォロア64がカム山67から外
れて段差66cに落ち込んだとき、レール15がスプリ
ング65の付勢力により急激に前進動する(実施例で
は、1サイクル当たりレール15が30回前後動作す
る)ことから、ネジ類Sに排出方向の慣性力が付与され
る。そのため、レール15上のネジ類Sが前側に少しず
つ移動し、通過口17から徐々に排出されていく。この
場合、レール15はレール支持機構20であるリンク2
1に支持されており、円盤カム63によりカムフォロア
64を介して動かされるので、構造が比較的簡単であ
り、確実に慣性力を与えることができる。
【0042】この場合、図17(a)に示すように、ネ
ジ類Sは水平なレール15上を移動するので、従来のレ
ール15が斜めになっている場合に比較して、頭部Sb
面がレール15の上端面に対して斜めになることがない
ことから、隣接するネジ類Sの頭部Sb同士が重なって
しまう事態が抑制され、そのため、押え板が不要にな
り、押え板と頭部Sbとの隙間調整が不要になる。ま
た、ネジ類Sの頭部Sb同士が重なることが抑制される
ことから、くさび作用でネジ類Sがロックされて排出が
停止してしまう事態が防止される。特に、従来では、押
え板を設けても、頭部Sbの薄い皿ビスではロックする
事態もあったが、本実施例では、図17(b)に示すよ
うに、皿ビスにおいてもくさび作用でロックされて排出
が停止してしまう事態が防止される。
【0043】このネジ類Sの排出工程において、刷毛駆
動機構72が作動する(図15(i)〜図16
(p))。これにより、刷毛70がレール15上方で揺
動するので、レール15上に散布されたネジ類Sが刷毛
70により払われる。そのため、レール15の溝16に
挿入されずにレール15上に載っているような不要なネ
ジ類Sがレール15から落とされることになり、そのた
め、確実にネジ類Sが移動させられる。
【0044】また、スクイ板31の作動が慣性力付与機
構60が作動する一定期間(図14乃至図16において
原動軸43の回転角220°〜0°〜30°)停止さ
れ、刷毛70の作動が慣性力付与機構60が作動する一
定期間(図14乃至図16において原動軸43の回転角
240°〜0°〜150°)停止されるので、この間
は、慣性力付与機構60のみが作動することになり、そ
のため、ネジ類Sの移動する間、ネジ類Sの散布が行な
われない時間と、刷毛70によるレール15上のネジ類
Sの払いが行なわれない時間とが設けられることにな
り、そのため、この間は、ネジ類Sの移動の障害になる
要素を除くことができ、そのため、確実にネジ類Sが移
動させられる。
【0045】このようにして、レール15により通過口
17を通して排出されてきたネジ類Sが、レール15の
排出側端部に至ると、ストッパ91によりその移動が停
止させられる。この状態において、ビットBにより、ス
トッパ91により停止させられたネジ類Sを上から押圧
して頭部Sbに係合させ、このネジ類Sを取出して使用
に供する。ビットBの先端はガイド部材95により案内
されるので、確実にレール15の排出側端部に停止した
ネジ類Sの頭部Sbに係合させられる。この場合、図1
3に示すようにストッパ91は、板バネ92の前端部に
レール15の側壁13に設けた開口93からレール15
の溝16内に没入してレール15の溝16内のネジ類S
の軸部Saを押える突出部94を備えて構成されている
ので、ネジ類Sの軸部Saが押えられることになり、そ
のため、従来のストッパのように頭部Sbを押える場合
に比較して、邪魔になりにくく、ビットBによる取出し
が容易に行なわれる。
【0046】また、このとき、レール15はビットBに
押圧されるので、スプリングの付勢力に抗して後側に移
動する。この場合、ストッパ91は、従来と異なってレ
ール15に設けられていることからレール15の前後動
と同動するので、ネジ類Sの押圧時に反発する等してビ
ットBの邪魔になる事態が防止される。また、この場
合、レール支持機構20のリンク21の回動角度が、慣
性力付与機構60のカムフォロア64が円盤カム63の
カム面66から離間できるよう設定されているので、カ
ムフォロア64が円盤カム63のカム面66から外れ、
そのため、レール15に対して慣性力が付与されないの
で、レール15に振動が加わらないことになり、ネジ類
Sの取出しミス等の支障が抑止される。
【0047】ネジ類Sの取出し部90においては、スト
ッパ91により停止させられるネジ類Sが有るか無しか
をネジ類有無検知部100が検知しており、ネジ類有無
検知部100が有りを検知してから所定時間が経過した
ときモータ制御部が駆動モータ42を停止する。そのた
め、例えば、作業者が現場を離れて装置を使用しないと
き等、ビットBによるネジ類Sの取り出しを所定時間休
止したとき、駆動モータ42が停止されるので、駆動モ
ータ42の無駄な駆動が抑止され、省電力化が図られ
る。そして、ネジ類有無検知部100が無しを検知する
と、モータ制御部が駆動モータ42を始動し、定常運転
が行なわれる。
【0048】次に、ネジ類Sの軸部Saの外径の異なる
ネジ類Sを取り扱う場合について説明する。図18及び
図19には、各種の外径(2mm(a),2.3mm
(b)2.6mm(c),3mm(d),4mm
(e),5mm(f))に対応したレール15の取付け
状態を示している。尚、図18及び図19には、上述し
たように、支持アーム34は、一つの支持アーム34が
軸支された一方の支持軸33とは異なる他方の支持軸3
3と干渉しないように、該他方の支持軸33が通過可能
な円弧状長孔34aを形成したものが示されている。ま
た、押し上げカム45は、支持アーム34に設けたロー
ラカムフォロア34bを押し上げる平カムで構成したも
のが示されている。更に、この押し上げカム45の押し
上げ量の調整機構は、従動軸44を固定してこの従動軸
44に対して押し上げカム45を移動可能にし、ボルト
54で適宜位置に位置決め可能に構成したものが示され
ている。
【0049】図18及び図19を参照しながら説明する
と、先ず、ネジ類Sの外径に対応したレール15の溝1
6の幅が異なる別のレール15と交換する。このとき、
図7に示すように、ガイド板35を固定しているビス3
8を緩めて、ガイド板35を支持軸33を中心とする円
弧に沿って移動させ、レール15から離間させて開く。
次に、レール15の着脱機構24において、リンク21
の他端に着脱可能に設けられる軸ピン25を取り外し、
レール15に設けられた挿通孔から抜き、レール15を
取り外す。その後、該当するレール15を、リンク21
に持ちきたし、軸ピン25をリンク21及びレール15
の挿通孔に挿通して取付ける。この場合、レール15を
交換するだけで、種々のネジ類Sの外径に対応できるの
で、汎用性が増す。特に、従来は、レール15だけでな
くディッパの交換も必要になり煩雑であったが、本実施
例ではレール15だけの交換で良いことから、対応が極
めて容易になる。また、レール15の着脱機構24は、
軸ピン25を着脱するだけの構造なので、構造が簡単で
あり、交換作業も容易に行なわれる。
【0050】レール15の交換が終ったならば、ガイド
板35の調整を行なう。即ち、図7に示すように、ガイ
ド板35を固定アーム36を介して支持軸33を中心と
する円弧に沿って移動させ、その上端縁がレール15の
開口縁16aと連続しうるようにレール15に当接させ
る。次に、この移動位置で立設壁12にビス38により
固定し位置決めする。このようにガイド板35を支持軸
33を中心とする円弧に沿って移動位置決めできるの
で、レール15を交換したときにガイド板35の上端縁
35aとレール15との隙間を調整できるとともに、種
々のレール交換に対応でき、それだけ、汎用性が増す。
【0051】その後、押し上げカム45の位置決め機構
51により、押し上げカム45を所要の位置に位置決め
し、押し上げカム45のスクイ板31の支持アーム34
を押し上げる押し上げ量を調整して、スクイ板31のレ
ール15に対向する対向端縁31bのその押し上げ上死
点における位置を調整する。即ち、図18及び図19に
示すように、ネジ類Sの外径が大きくなるにつれて、レ
ール15の幅が大きくなり、これに伴ってガイド板35
の上端縁35aの位置が下方へ移動する。そのため、こ
れに伴って、スクイ板31のレール15に対向する対向
端縁31bの位置が、相対的に上方へ移動することか
ら、これを補正するのである。この調整においては、ス
クイ板31とガイド板35との段差がなくなるように
し、スクイ板31の対向端縁31bがレール15上のネ
ジ類Sと干渉しないように、該スクイ板31の対向端縁
31bの位置を調整する。そのため、スクイ板31とガ
イド板35との段差がなくなることから、ネジ類Sの引
っ掛かりが防止され、ネジ類Sのレール15上での動き
に支障を与える事態が抑止される。尚、位置決め機構5
1は、従動軸支持板50を調整するものでも同様に作用
する。また、刷毛70の突出量も調整する。これによ
り、刷毛70の先端がネジ類Sの頭高さに応じて調整さ
れるので、刷毛70の払いを確実に行なわせることがで
きる。
【0052】尚、上記実施例において、レール15を略
水平かつ前後動可能に支持し慣性力付与機構60により
前後動させてネジ類Sを移動排出させているが、必ずし
もこれに限定されるものではなく、従来のようにレール
15を斜めにして、自然落下によりネジ類Sを移動排出
させても良く、適宜変更して差し支えない。然しなが
ら、ネジ類Sの頭部Sb同士の重なりを防止するために
は、レール15を略水平にして駆動する構成にすること
が望ましい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のネジ類送
給装置によれば、供給部のスクイ板が、上動時に収容部
内のネジ類をすくい上げてネジ類をレールの開口縁上に
散布するので、ネジ類の姿勢が反転し易くなるととも
に、レールの溝に出会う機会も多くなることから、レー
ルの溝に捕らえられる機会が増し、そのため、ネジ類が
レールに挿入される確率を高くすることができる。この
ため、レールに確実にネジ類を供給することができる。
また、直接レールに供給するので、従来のようにディッ
パからレールに受け渡してレールにネジ類を供給するの
に比較して、確実にネジ類を供給することができる。
【0054】また、スクイ板をレールの左右両側に一対
設けた場合には、ネジ類が交互に左右に行き来すること
になり、そのため、ネジ類がレールに出会う機会が多く
なり、この点でも、ネジ類がレールに挿入される確率を
高くすることができる。また、ネジ類が良く混ざり収容
部内での偏りをなくすることができる。
【0055】そしてまた、レールを略水平かつ長手方向
に前後動可能に支持し、慣性力付与機構でレールの溝に
挿入されたネジ類に排出方向の慣性力を与えて排出する
ようにした場合には、従来のレールが斜めになっている
場合に比較して、頭部面がレールの上端面に対して斜め
になることがないことから、隣接するネジ類の頭部同士
が重なってしまう事態を抑制することができ、そのた
め、押え板を不要にすることができるとともに、押え板
と頭部との隙間調整を不要にすることができる。また、
ネジ類の頭部同士が重なることが抑制されることから、
くさび作用でネジ類がロックされて排出が停止してしま
う事態を防止することができる。特に、従来では、押え
板を設けても、頭部の薄い皿ビスではロックする事態も
あったが、本発明では、皿ビスにおいてもくさび作用で
ロックされて排出が停止してしまう事態を防止すること
ができる。
【0056】また、レールの溝幅が異なる別のレールと
交換可能にした場合には、レールを交換するだけで、種
々のネジ類の外径に対応できるので、汎用性を増すこと
ができる。特に、従来では、レールだけでなくディッパ
の交換も必要になり煩雑であったが、本発明では、レー
ルだけの交換で良いことから、対応が極めて容易にな
る。
【0057】更に、レール支持機構を、一対のリンクで
構成した場合には、構成が簡易になる。更にまた、レー
ル支持機構の着脱機構を、軸ピンを備えて構成した場合
には、軸ピンを着脱するだけの構造なので、構造が簡単
であり、レールの交換作業も容易に行なうことができ
る。また、スクイ板が沿うガイド板を設けた場合には、
スクイ板とレールとの間からのネジ類漏れを防止するこ
とができ、確実にネジ類を供給することができる。
【0058】そして、ガイド板を、上記支持軸を中心と
する円弧面を有し、その上端縁がレールの開口縁と連続
しうるように上記支持軸を中心とする円弧に沿って移動
位置決め可能に設けた場合には、レールを交換したとき
にガイド板の上端縁とレールとの隙間を調整できるとと
もに、種々の厚さのレール交換に対応でき、それだけ、
汎用性を増すことができる。
【0059】そしてまた、スクイ板駆動機構を押し上げ
カムを用いて構成した場合には、カムを用いていること
から、間欠的に駆動させることができ、また、そのタイ
ミング調整も容易に行なうことができる。また、押し上
げカム回転機構を、原動歯車と押し上げカムと同動する
従動歯車とを備えて構成した場合には、ギヤ比でのタイ
ミング調整も容易に行なうことができる。
【0060】更に、従動軸もしくは押し上げカムを位置
移動可能にし、位置決め機構により、押し上げカムの押
し上げ量を調整して、スクイ板のレールに対向する対向
端縁の上死点位置を調整可能にした場合には、この調整
により、スクイ板とガイド板との段差がなくなるように
し、また、スクイ板の対向端縁がレール上のネジ類と干
渉がないようにすることができ、そのため、ネジ類の引
っ掛かりを防止することができ、ネジ類のレール上での
動きに支障を与える事態を抑止することができる。
【0061】また、慣性力付与機構を、レールに設けら
れたカムフォロアを円盤カムで移動させるよう構成した
場合には、構造を簡単にして、レールに確実に慣性力を
与えることができる。
【0062】更に、レール上方に刷毛を設けた場合に
は、レール上に散布されたネジ類を刷毛により払うこと
により、レールの溝に挿入されずにレール上に載ってい
るような不要なネジ類をレールから落とすことができ、
そのため、確実にネジ類を移動させることができる。ま
た、刷毛の突出量も調整できるので、刷毛の先端をネジ
類の頭高さに応じて調整でき、そのため、刷毛の払いを
確実に行なわせることができる。
【0063】更にまた、レール上を移動して排出される
ネジ類の通過口を開閉するシャッタを設け、シャッタ駆
動機構によりスクイ板のネジ類のすくい上げ時にシャッ
タを閉じ非すくい上げ時にシャッタを開くよう構成した
場合には、ネジ類が散布されているとき通過口が閉じら
れるので、散布されるネジ類が通過口に入り込んで引っ
掛かったり、外へ飛び出てしまう事態を防止することが
できる。
【0064】また、レールの排出側端部にネジ類の移動
を停止させるストッパを設け、該ストッパにより停止さ
せられたネジ類を上から押圧して頭部に係合するビット
によって該ネジ類を取出し可能にした場合には、ストッ
パは従来と異なってレールに設けられていることからレ
ールの前後動と同動するので、ネジ類の押圧時に反発す
る等してビットの邪魔になる事態を防止することができ
る。
【0065】更に、ストッパを板バネの前端部にレール
の側壁に設けた開口からレールの溝内に没入してレール
の溝内のネジ類の軸部を押える突出部を備えて構成した
場合には、突出部によりネジ類の軸部を押えることがで
き、そのため、頭部を押える場合に比較して、邪魔にな
りにくく、ビットによる取出しを容易に行なわせること
ができる。
【0066】更にまた、ビットによるネジ類の取出し時
に該レールが押されたとき、慣性力付与機構のカムフォ
ロアが円盤カムのカム面から離間できるよう設定した場
合には、ネジ類の取出し時に、カムフォロアが外れるこ
とから、レールに慣性力が付与されないので、レールに
振動が加わらないことになり、それだけ、ネジ類の取出
しミス等の支障をなくすることができる。
【0067】また、ネジ類有無検知部がネジ類有りを検
知してから所定時間が経過したとき上記駆動モータを停
止するようにした場合には、作業者が現場を離れて装置
を使用しないとき等ネジ類の取り出しを所定時間休止し
たとき、駆動モータを停止できるので、駆動モータの無
駄な駆動を抑止でき、省電力化を図ることができる。
【0068】そしてまた、慣性力付与機構が作動する一
定期間上記スクイ板の作動を停止するようにした場合に
は、ネジ類の移動する間、ネジ類の散布が行なわれない
時間が設けられることになり、そのため、この間は、ネ
ジ類の移動の障害になる要素を除くことができ、そのた
め、確実にネジ類を移動させることができる。
【0069】また、慣性力付与機構が作動する一定期間
上記刷毛の作動を停止するようにした場合には、ネジ類
の移動する間、刷毛によるレール上のネジ類の払いが行
なわれない時間が設けられることになり、そのため、こ
の間は、ネジ類の移動の障害になる要素を除くことがで
き、そのため、確実にネジ類を移動させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るネジ類送給装置を示す正
面側から見た斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係るネジ類送給装置を示す背
面側から見た斜視図である。
【図3】本発明の実施例に係るネジ類送給装置を示す側
面図である。
【図4】本発明の実施例に係るネジ類送給装置を示す別
の側面図である。
【図5】本発明の実施例に係るネジ類送給装置を示す平
面図である。
【図6】本発明の実施例に係るネジ類送給装置を示す正
面図である。
【図7】本発明の実施例に係るネジ類送給装置を示す背
面図である。
【図8】本発明の実施例に係るネジ類送給装置を示す部
分斜視図である。
【図9】本発明の実施例に係るネジ類送給装置の駆動部
の構成を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施例に係るネジ類送給装置を示す
正面断面図である。
【図11】本発明の実施例に係るネジ類送給装置のシャ
ッタの構成を示す正面図である。
【図12】本発明の実施例に係るネジ類送給装置の円盤
カムのカム面を示す図である。
【図13】本発明の実施例に係るネジ類送給装置のネジ
類の取出し部を示す部分斜視図である。
【図14】本発明の実施例に係るネジ類送給装置の作用
を示す工程図(a)(b)(c)(d)(e)(f)で
ある。
【図15】本発明の実施例に係るネジ類送給装置の作用
を示す工程図(g)(h)(i)(j)(k)(l)で
ある。
【図16】本発明の実施例に係るネジ類送給装置の作用
を示す工程図(m)(n)(o)(p)である。
【図17】本発明の実施例に係るネジ類送給装置のレー
ル上のネジ類の状態を示す図(a)(b)である。
【図18】本発明の実施例に係るネジ類送給装置のレー
ル交換時の調整状態を示す図(a)(b)(c)であ
る。
【図19】本発明の実施例に係るネジ類送給装置のレー
ル交換時の調整状態を示す図(d)(e)(f)であ
る。
【図20】従来のネジ類送給装置の一例を示す斜視図で
ある。
【図21】従来のネジ類送給装置の不具合を生じるレー
ル上のネジ類の状態を示す図である。
【符号の説明】
S ネジ類 Sa 軸部 Sb 頭部 10 機台 11 収容部 12 立設壁 13 側壁 14 ネジ類収容空間 15 レール 16 溝 16a 開口縁 17 通過口 20 レール支持機構 21 リンク 24 着脱機構 25 軸ピン 30 供給部 31 スクイ板 31a 折曲面 31b 対向端縁 32 スクイ板支持機構 33 支持軸 34 支持アーム 35 ガイド板 35a 上端縁 36 固定アーム 40 スクイ板駆動機構 42 駆動モータ 43 原動軸 44 従動軸 45 押し上げカム 45a ピン 46 押し上げカム回転機構 47 原動歯車 48 従動歯車 50 従動軸支持板 51 位置決め機構 60 慣性力付与機構 61 原動ギヤ 62 従動ギヤ 63 円盤カム 64 カムフォロア 65 スプリング 66 カム面 70 刷毛 72 刷毛駆動機構 80 シャッタ 82 シャッタ駆動機構 90 取出し部 B ビット 91 ストッパ 92 板バネ 94 突出部 100 ネジ類有無検知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/06 B65G 47/14

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台に設けられ軸部及び軸部より大径の
    頭部を有したネジ類が多数収容される収容部と、収容部
    の内部から外部に突出するとともにネジ類の軸部が上側
    から挿入される溝を有し該溝の開口縁でネジ類の頭部を
    支承し収容部の内部から外部へ排出されるネジ類を案内
    するレールと、収容部内のレールにネジ類を供給する供
    給部とを備えたネジ類送給装置において、上記供給部
    を、上記収容部のネジ類を収容するネジ類収容空間を構
    成し上記レールの側方に上下動可能に支持され上動時に
    収容部内のネジ類をすくい上げて該ネジ類をレールの開
    口縁上に散布するスクイ板と、該スクイ板を上下動可能
    に支持するスクイ板支持機構と、該スクイ板を上下動さ
    せるスクイ板駆動機構とを備えたことを特徴とするネジ
    類送給装置。
  2. 【請求項2】 上記スクイ板を一対備え、各スクイ板を
    レールの左右両側に夫々設けたことを特徴とする請求項
    1記載のネジ類送給装置。
  3. 【請求項3】 上記レールを略水平かつ長手方向に前後
    動可能に支持するレール支持機構と、上記レールの溝に
    挿入されたネジ類に排出方向の慣性力を与えるようレー
    ルを前後動させる慣性力付与機構とを備えたことを特徴
    とする請求項1または2記載のネジ類送給装置。
  4. 【請求項4】 上記レール支持機構を、レールの溝幅が
    異なる別のレールと交換可能になるよう該レールを着脱
    可能にする着脱機構を備えて構成したことを特徴とする
    請求項3記載のネジ類送給装置。
  5. 【請求項5】 上記レール支持機構を、レールの長手方
    向両端部に夫々設けられ、一端が機台側に軸支され他端
    がレールに軸支される一対のリンクで構成したことを特
    徴とする請求項3または4記載のネジ類送給装置。
  6. 【請求項6】 上記レール支持機構の着脱機構を、リン
    クの他端に着脱可能に設けられる軸ピンと、レールに設
    けられ該軸ピンが挿通される挿通孔とで構成したことを
    特徴とする請求項4または5記載のネジ類送給装置。
  7. 【請求項7】 上記スクイ板支持機構を、機台にレール
    と平行に設けられた支持軸と、スクイ板に設けられ該支
    持軸を中心にして該スクイ板を揺動可能に該支持軸に支
    持する支持アームとを備えて構成したことを特徴とする
    請求項1,2,3,4,5または6記載のネジ類送給装
    置。
  8. 【請求項8】 上記スクイ板の揺動時に該スクイ板のレ
    ールに対向する対向端縁が沿うガイド板をスクイ板とレ
    ールとの間に設けたことを特徴とする請求項7記載のネ
    ジ類送給装置。
  9. 【請求項9】 上記ガイド板を、上記支持軸を中心とす
    る円弧面を有し、その上端縁がレールの開口縁と連続し
    うるように上記支持軸を中心とする円弧に沿って移動位
    置決め可能に設けたことを特徴とする請求項8のネジ類
    送給装置。
  10. 【請求項10】 上記スクイ板駆動機構を、機台に設け
    られた駆動モ−タと、機台に上記レールと平行に設けら
    れ上記駆動モ−タによって回転される原動軸と、機台に
    上記原動軸と平行に設けられる従動軸と、該従動軸に回
    転可能に設けられ上記スクイ板の支持アームを押し上げ
    る押し上げカムと、上記原動軸の回転を押し上げカムに
    伝達して該押し上げカムを回転させる押し上げカム回転
    機構とを備えたことを特徴とする請求項7,8または9
    記載のネジ類送給装置。
  11. 【請求項11】 上記押し上げカム回転機構を、上記原
    動軸に設けられる原動歯車と、押し上げカムと同動する
    よう従動軸に設けられ上記原動歯車に噛合する従動歯車
    とを備えて構成したことを特徴とする請求項10記載の
    ネジ類送給装置。
  12. 【請求項12】 上記従動軸もしくは押し上げカムを位
    置移動可能にし、該従動軸もしくは押し上げカムを所要
    の位置に位置決めする位置決め機構を設け、上記押し上
    げカムの上記スクイ板の支持アームを押し上げる押し上
    げ量を調整して、上記スクイ板のレールに対向する対向
    端縁の上死点位置を調整可能にしたことを特徴とする請
    求項10または11記載のネジ類送給装置。
  13. 【請求項13】 上記慣性力付与機構を、上記原動軸に
    設けられる原動ギヤと、従動軸に設けられ上記原動ギヤ
    に噛合する従動ギヤと、従動ギヤと同動するよう従動軸
    に設けられネジ類の反排出側に従動軸の軸方向に段差が
    形成されたカム面を有する円盤カムと、レールに設けら
    れ該円盤カムに当接するカムフォロアと、該カムフォロ
    アが円盤カムのカム面に押圧されるようネジ類の排出側
    にレールを付勢するスプリングとを備えて構成したこと
    を特徴とする請求項10,11または12記載のネジ類
    支持請求項または記載のネジ類送給装置。
  14. 【請求項14】 上記レール上方に揺動可能かつ突出量
    を可変に設けられ、レール上に散布されたネジ類を払う
    刷毛と、該刷毛を揺動させる刷毛駆動機構とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11,12または13記載のネジ類送給
    装置。
  15. 【請求項15】 収容部の壁部に設けられレール上を移
    動して排出されるネジ類の通過口を開閉するシャッタ
    と、上記スクイ板のネジ類のすくい上げ時にシャッタを
    閉じ非すくい上げ時にシャッタを開くよう上記スクイ板
    駆動機構と同期して動作して上記シャッタを開閉するシ
    ャッタ駆動機構とを備えたことを特徴とする請求項3,
    4,5,6,7,8,9,10,11,12,13また
    は14記載のネジ類送給装置。
  16. 【請求項16】 上記レールの排出側端部にネジ類の移
    動を停止させるストッパを設け、該ストッパにより停止
    させられたネジ類を上から押圧して頭部に係合するビッ
    トによって該ネジ類を取出し可能にしたことを特徴とす
    る請求項3,4,5,6,7,8,9,10,11,1
    2,13,14または15記載のネジ類送給装置。
  17. 【請求項17】 上記ストッパを、レールの側面に沿っ
    て設けられ後端部が該レールに固定される板バネと、該
    板バネの前端部に該板バネを折曲して形成されレールの
    側壁に設けた開口からレールの溝内に没入してレールの
    溝内のネジ類の軸部を押える突出部とを備えて構成した
    ことを特徴とする請求項16記載のネジ類送給装置。
  18. 【請求項18】 上記レール支持機構のリンクの回動角
    度を、ビットによるネジ類の取出し時に該レールが押さ
    れたとき、レールが慣性力付与機構のスプリングの付勢
    力に抗して後退し、該慣性力付与機構のカムフォロアが
    円盤カムのカム面から離間できるよう設定したことを特
    徴とする請求項13,14,15,16または17記載
    のネジ類送給装置。
  19. 【請求項19】 上記ストッパにより停止させられるネ
    ジ類が有るか無しかを検知するネジ類有無検知部と、ネ
    ジ類有無検知部が有りを検知してから所定時間が経過し
    たとき上記駆動モータを停止するとともにネジ類有無検
    知部が無しを検知したとき駆動モ−タを始動するモータ
    制御部とを備えたことを特徴とする請求項10,11,
    12,13,14,15,16,17または18記載の
    ネジ類送給装置。
  20. 【請求項20】 上記慣性力付与機構が作動する一定期
    間上記スクイ板の作動を停止するよう、上記スクイ板駆
    動機構の押し上げカムを回転させる押し上げカム回転機
    構の作動タイミングを設定したこと特徴とする請求項1
    0,11,12,13,14,15,16,17,18
    または19記載のネジ類送給装置。
  21. 【請求項21】 上記慣性力付与機構が作動する一定期
    間上記刷毛の作動を停止するよう、上記刷毛駆動機構の
    作動タイミングを設定したこと特徴とする請求項14,
    15,16,17,18,19または20記載のネジ類
    送給装置。
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