JPH01165880A - 高層建築物における柱の配置構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、高層建築物の構造に関する。

（従来の技術とその問題点） 近年、外周部ならびに内部吹抜は部分もしくは内部コア
部分に沿って構造構面を二重に設けてなる、所謂ダブル
チューブ構造の高層建築物が平面及び立面計画−Ｌの合
理性から採用されてきている。

第２図は、かかる従来のダブルチューブ構造の高層建築
物の例を示すものである。

即ち、同図において外周部に沿って外チューブ１が配置
され、中央部には内部架構２が配設されており、地霞力
、風圧力等の水平力を負担するようになっている。

しかして、１１１記外チユーブｌと内部架構２との間に
は、各階における固定何重、積載荷重等の鉛直力を負担
するためのＰＩＩ：３が配設されており、該６梁３の両
端に外チユーブ１側の柱４及び内部架構２側の柱５が各
々位置することとなる。

即ち、従来のダブルチューブ構造では、梁３の存在によ
り外デユープ側の各社４の位置は内部架構側の各社５の
位置と一致しており、構造計画−ヒは前記柱４の位置に
より平面プラン等がおのずと制約を受けることとなり、
計画上の自由度が乏しいという問題を有していた。

本発明は、構造面で合理的に処理することにより、かか
る従来の問題点を解決することを［］的とするものであ
る。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するため本発明では、ヂューブ構造の高
層建築物において、外チューブと内部架構とをフラット
スラブで連結することにより、前記外チューブの柱位置
を前記内部架構の構面とは分離して任意位置に設定可能
としたことを特徴とするものである。

（実施例） 以下、本発明の好適な実施例を図面により説明する。

第１図は本考案の一実施例を示すものであり、本実施例
に係る高層建築物１０は、外周部に沿って外チューブ１
１が配置され、中央部には内部架構１２が配設された、
いわゆるダブルチューブ構造のものである。

しかして１本実施例においては、前記外チューブ１１と
内部架構１２との間の床面をフラットスラブ１３で連結
してなるものである。

即ち、フラットスラブ１３は鉛直荷重のみを支持するも
のであるから、外チューブ１１と内部架構１２とは水平
構面として完全に分離されており、前記外チューブ１Ｎ
の柱１４の位置を前記内部架構１２の柱１５の配設位置
とは分離して任意位置に設定することが可能となる。

よって、上記従来例の如く内部架構の柱位置により外チ
ューブの柱位置が制約されることがなく、特に高層住宅
において意匠上の自由度を確保することができるもので
ある。

即ち、従来例の如く梁により間仕切の位置を制限される
ことなく計画の自由度が高まり、空間の開放性が人で商
品価値も増大する。

なお１本発明は上記各実施例に限定されるものではなく
、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形例が可
能なことはｒ’ｔうまでもない。

（発明の効果） 本発明は上述した如く構成されており、チューブ構造の
高層建築物において外チューブと内部架構とをフラット
スラブで連結することにより、１１１１記外チユー°ブ
の柱位置を前記内部架構の構面には制約されることなく
任意位置に設定可能とし、計画の自由度が高く、空間の
開放性に富み、商品価値の高い高層建築物を提供しうる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る超高層建築物の構造の一実施例を
示す概念的平面図、第２図は従来例を示す概念的平面図
である。 ｌＯ・・・高層建築物、　　１１・・・外チューブ、１
２・・・内部架構、　　　１３・・・フラットスラブ、
１４．１５・・・柱、 特許出願人　　　　三井建設株式会社 代理人　　弁理士　　藤　原　宏　２ 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. チューブ構造の高層建築物において、外チューブと内部
   架構とをフラットスラブで連結することにより、前記外
   チューブの柱位置を前記内部架構の構面とは分離して任
   意位置に設定可能としたことを特徴とする高層建築物の
   構造。