JPH0461138B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0461138B2 JPH0461138B2 JP923185A JP923185A JPH0461138B2 JP H0461138 B2 JPH0461138 B2 JP H0461138B2 JP 923185 A JP923185 A JP 923185A JP 923185 A JP923185 A JP 923185A JP H0461138 B2 JPH0461138 B2 JP H0461138B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- beams
- building
- pillars
- corner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、高層の住宅や商業ビル等に用いる高
層建物の構造に関するものである。
層建物の構造に関するものである。
(従来の技術)
この種の高層建物のうち、建物全体の平面や建
物の一部例えばY字形建物のウイングの平面が略
正方形をした高層建物では、第4図のような構造
の架構が用いられている。
物の一部例えばY字形建物のウイングの平面が略
正方形をした高層建物では、第4図のような構造
の架構が用いられている。
すなわち、四隅に立設した各隅柱1と、この各
隅柱1,1の間を結ぶ四辺に沿つて所定間隔毎に
立設した複数の中間柱11と、各階毎に各辺に沿
つて前記隅柱1の間へ水平状に架設して前記隅柱
1と各中間柱11とを相互に連結する外郭梁2と
で、四辺がそれぞれ格子状に軸組された外郭を形
成すると共に、各階毎に対向する各辺の中間柱1
1,11の間に床梁を架設し、両端部を当該各中
間柱にそれぞれ連結して各階の内部に無柱空間を
形成している。
隅柱1,1の間を結ぶ四辺に沿つて所定間隔毎に
立設した複数の中間柱11と、各階毎に各辺に沿
つて前記隅柱1の間へ水平状に架設して前記隅柱
1と各中間柱11とを相互に連結する外郭梁2と
で、四辺がそれぞれ格子状に軸組された外郭を形
成すると共に、各階毎に対向する各辺の中間柱1
1,11の間に床梁を架設し、両端部を当該各中
間柱にそれぞれ連結して各階の内部に無柱空間を
形成している。
この床梁は、けた行方向xに沿つて並設された
複数の床梁3と、はり間方向yに沿つて並設され
た複数の床梁4とが互い直交する格子状に配置さ
れ、各階とも同様に構成されている。
複数の床梁3と、はり間方向yに沿つて並設され
た複数の床梁4とが互い直交する格子状に配置さ
れ、各階とも同様に構成されている。
(発明が解決しようとする課題)
前記した床梁3,4は、鉛直荷重を外郭の各柱
1,11と外郭梁2に伝達して分散させるため
に、各交差部分5を相互に剛接合しなければなら
ず、その作業が極めて煩雑であると共に、プレキ
ヤスト床梁等を使用することが困難で作業能率を
著しく低下させると云う課題があつた。
1,11と外郭梁2に伝達して分散させるため
に、各交差部分5を相互に剛接合しなければなら
ず、その作業が極めて煩雑であると共に、プレキ
ヤスト床梁等を使用することが困難で作業能率を
著しく低下させると云う課題があつた。
そこで本発明では、これらの課題を改善し、作
業性の良い高層建物の構造の提供を目的とする。
業性の良い高層建物の構造の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段)
前記した課題を解決するために本発明では、前
記床梁を建物の奇数階と偶数階のいずれ一方階で
はけた行方向に沿つて並設し、他方階ではこれと
直交するはり間方向に並設して各階毎に交互に配
設され、同一階の平面上では床梁が相互に交差し
ないようにした構成である。
記床梁を建物の奇数階と偶数階のいずれ一方階で
はけた行方向に沿つて並設し、他方階ではこれと
直交するはり間方向に並設して各階毎に交互に配
設され、同一階の平面上では床梁が相互に交差し
ないようにした構成である。
この構成により、一本の床梁が負担する荷重は
二倍になるので床梁の径を大きくしなければなら
ないが、床梁の本数は二分の一ですみ、しかも各
交差部分の接合をおこなう必要がないので、例え
ばプレキヤスト床梁を架設してその両端部を外郭
を構成する中間柱に接合する極めて簡単な作業で
構築することができる。
二倍になるので床梁の径を大きくしなければなら
ないが、床梁の本数は二分の一ですみ、しかも各
交差部分の接合をおこなう必要がないので、例え
ばプレキヤスト床梁を架設してその両端部を外郭
を構成する中間柱に接合する極めて簡単な作業で
構築することができる。
(実施例)
以下に本発明の一実施例を図面によつて説明す
るが、第1図は全体が略正方形をした建物の奇数
階の平面図、第2図は同偶数階の平面図を各々示
すものである。
るが、第1図は全体が略正方形をした建物の奇数
階の平面図、第2図は同偶数階の平面図を各々示
すものである。
奇数階および偶数階ともに、外郭を隅柱1と中
間柱11および外郭梁2とで構成することは、前
記した従来例の場合と同様である。そして第1図
で示すように奇数階においては、けた行方向xに
沿つて並列した床梁3のみが架設され、該床梁3
の両端部は、はり間方向yに沿つて配列された互
いに対向する各辺の中間柱11に各々接合させ
る。
間柱11および外郭梁2とで構成することは、前
記した従来例の場合と同様である。そして第1図
で示すように奇数階においては、けた行方向xに
沿つて並列した床梁3のみが架設され、該床梁3
の両端部は、はり間方向yに沿つて配列された互
いに対向する各辺の中間柱11に各々接合させ
る。
又、第2図で示すように偶数階においては、は
り間方向yに沿つて並列した床梁4のみが架設さ
れ、該床梁4の両端部は、けた行方向xに沿つて
配列された互いに対向する各辺の中間柱11に
各々接合させる。
り間方向yに沿つて並列した床梁4のみが架設さ
れ、該床梁4の両端部は、けた行方向xに沿つて
配列された互いに対向する各辺の中間柱11に
各々接合させる。
従つて建物の奇数階と偶数階とでは、床梁3,
4の架設方向が互いに90度偏位して各階毎に交互
に配設され、同一階の平面上では相互に交差しな
い構成である。
4の架設方向が互いに90度偏位して各階毎に交互
に配設され、同一階の平面上では相互に交差しな
い構成である。
尚、上記実施例とは逆に、奇数階の床梁をはり
間方向に沿つて設け、偶数階の床梁をけた行方向
に沿つて設けるようにしても良い。又、建物全体
が第3図に示すように例えばY字形をし、各ウイ
ング6,7,8の平面が略正方形をした建物に対
しても適用することができる。
間方向に沿つて設け、偶数階の床梁をけた行方向
に沿つて設けるようにしても良い。又、建物全体
が第3図に示すように例えばY字形をし、各ウイ
ング6,7,8の平面が略正方形をした建物に対
しても適用することができる。
(発明の効果)
前記の実施例でも明らかなとおり、本発明の高
層建物によると、いずれの階においても床梁が相
互に交差しないので煩雑な接合作業をおこなう必
要がなく、単に架設した床梁の両端部を外郭の中
間柱に接合すれば良いので作業が極めて容易であ
る。特に床梁としてプレキヤスト床梁を使用すれ
ば一層作業が簡単になる。しかも床梁は各階毎に
交互に配設されているので建物の耐力上において
何ら支障がない。
層建物によると、いずれの階においても床梁が相
互に交差しないので煩雑な接合作業をおこなう必
要がなく、単に架設した床梁の両端部を外郭の中
間柱に接合すれば良いので作業が極めて容易であ
る。特に床梁としてプレキヤスト床梁を使用すれ
ば一層作業が簡単になる。しかも床梁は各階毎に
交互に配設されているので建物の耐力上において
何ら支障がない。
第1図は本発明の実施例による略正方形建物の
奇数階の平面図、第2図は同偶数階の平面図、第
3図は略正方形のウイングを備えたY字形建物の
平面図、第4図は従来例による建物の平面図であ
る。 [符号の説明]、1……隅柱、2……外郭梁、
3,4……床梁、5……交差部分、6,7,8…
…ウイング、11……中間柱、x……けた行方
向、y……はり間方向。
奇数階の平面図、第2図は同偶数階の平面図、第
3図は略正方形のウイングを備えたY字形建物の
平面図、第4図は従来例による建物の平面図であ
る。 [符号の説明]、1……隅柱、2……外郭梁、
3,4……床梁、5……交差部分、6,7,8…
…ウイング、11……中間柱、x……けた行方
向、y……はり間方向。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 建物の全体または一部の平面が略正方形をし
た区域の四隅に立設した各隅柱と、この各隅柱の
間を結ぶ四辺に沿つて所定間隔毎に立設した複数
の中間柱と、各階毎に各辺に沿つて前記隅柱の間
へ水平状に架設して前記隅柱と各中間柱とを相互
に連結する外郭梁とで、四辺がそれぞれ格子状に
軸組された外郭を形成すると共に、各階毎に対向
する各辺の中間柱の間に床梁を架設し、両端部を
当該各中間柱にそれぞれ連結して各階の内部に無
柱空間を形成した高層建物において、 前記建物の奇数階と偶数階のいずれか一方階で
は前記床梁をけた行方向に沿つて並設すると共
に、他方階では前記床梁をこれと直交するはり間
方向に沿つて並設し、同一階の平面上で前記床梁
が相互に交差しないように各階毎に交互に配設さ
れたことを特徴とする高層建物の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP923185A JPS61169539A (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 高層建物の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP923185A JPS61169539A (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 高層建物の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61169539A JPS61169539A (ja) | 1986-07-31 |
JPH0461138B2 true JPH0461138B2 (ja) | 1992-09-30 |
Family
ID=11714630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP923185A Granted JPS61169539A (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 高層建物の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61169539A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0485425A (ja) * | 1990-07-30 | 1992-03-18 | Fujita Corp | 多階層建造物 |
JP7293557B2 (ja) * | 2019-06-25 | 2023-06-20 | 株式会社竹中工務店 | 建物 |
-
1985
- 1985-01-23 JP JP923185A patent/JPS61169539A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61169539A (ja) | 1986-07-31 |
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