JP2997907B2 - 高層建物の架構 - Google Patents
高層建物の架構Info
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- JP2997907B2 JP2997907B2 JP9972892A JP9972892A JP2997907B2 JP 2997907 B2 JP2997907 B2 JP 2997907B2 JP 9972892 A JP9972892 A JP 9972892A JP 9972892 A JP9972892 A JP 9972892A JP 2997907 B2 JP2997907 B2 JP 2997907B2
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- Japan
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- frame
- rise building
- blow
- outer peripheral
- floor
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吹抜部を有する高層建物
の架構に係るものである。
の架構に係るものである。
【0002】
【従来の技術】高層建物の架構型式としては、図5に示
すように梁aと柱bとを縦横に連続させた架構、図6に
示すように建物の周囲に梁aと柱bとを剛接したラーメ
ン架構、図7に示すように前記図6に示す架構の中央部
にコアcを配設した架構があり、その他にも前記各架構
に耐力壁を組込んだものや、平面形状方形の他に円形、
多角形にしたものがある。
すように梁aと柱bとを縦横に連続させた架構、図6に
示すように建物の周囲に梁aと柱bとを剛接したラーメ
ン架構、図7に示すように前記図6に示す架構の中央部
にコアcを配設した架構があり、その他にも前記各架構
に耐力壁を組込んだものや、平面形状方形の他に円形、
多角形にしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記図5に示す架構
は、建物の内部に大スパンの吹抜空間を形成することが
できない。また前記図6及び図7に示す架構は、吹抜部
分の面内変形を阻止するために、大きな柱断面が必要と
なる。
は、建物の内部に大スパンの吹抜空間を形成することが
できない。また前記図6及び図7に示す架構は、吹抜部
分の面内変形を阻止するために、大きな柱断面が必要と
なる。
【0004】建物が高層化すればする程、柱本数が多く
なり、その結果、柱間隔も非常に小さくなっていく。本
発明は前記の問題点に鑑み提案するものであり、その目
的とする処は、高層建物の内部に多層に亘ってコア壁の
無い大スパンの吹抜空間を形成することができる上に、
座屈変形を生じない高層建物の架構を提供する点にあ
る。
なり、その結果、柱間隔も非常に小さくなっていく。本
発明は前記の問題点に鑑み提案するものであり、その目
的とする処は、高層建物の内部に多層に亘ってコア壁の
無い大スパンの吹抜空間を形成することができる上に、
座屈変形を生じない高層建物の架構を提供する点にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の高層建物の架構は、高層建物の吹抜部に
接する外周部に、同外周部に沿って二列にしかも小間隔
で並ぶ柱とこれを繋ぐ梁とを剛接してなる二重構造の剛
接架構を平面形状リング状または多角形状に設置したこ
とを特徴としている。
めに、本発明の高層建物の架構は、高層建物の吹抜部に
接する外周部に、同外周部に沿って二列にしかも小間隔
で並ぶ柱とこれを繋ぐ梁とを剛接してなる二重構造の剛
接架構を平面形状リング状または多角形状に設置したこ
とを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明は前記のように高層建物の吹抜部に接す
る外周部に、同外周部に沿って二列にしかも小間隔で並
ぶ柱とこれを繋ぐ梁とを剛接してなる二重構造の剛接架
構を平面形状リング状または多角形状に設置したので、
高層建物の内部に多層に亘ってコア壁の無い大スパンの
吹抜空間を形成することが可能となる。また前記のよう
に高層建物の吹抜部に接する外周部に設置される架構を
二重構造の剛接架構にしたので、座屈変形が生じない。
る外周部に、同外周部に沿って二列にしかも小間隔で並
ぶ柱とこれを繋ぐ梁とを剛接してなる二重構造の剛接架
構を平面形状リング状または多角形状に設置したので、
高層建物の内部に多層に亘ってコア壁の無い大スパンの
吹抜空間を形成することが可能となる。また前記のよう
に高層建物の吹抜部に接する外周部に設置される架構を
二重構造の剛接架構にしたので、座屈変形が生じない。
【0007】
【実施例】図1及び図2は1階〜6階に亘って吹抜部1
を形成した円筒形の高層建物で、吹抜部1に接する外周
部に、同外周部に沿って二列にしかも小間隔で並ぶ柱3
とこれを繋ぐ梁2とを剛接してなる二重構造の剛接架構
が平面形状リング状に設置される。前記図1及び図2の
実施例では、1階〜12階の下層部をダブルチューブ架
構(二重構造の剛接架構)S1、13階〜屋上階RFの
上層部を外周のみフレームを有するシングルチューブ架
構(剛接架構)S2としている。即ち、
を形成した円筒形の高層建物で、吹抜部1に接する外周
部に、同外周部に沿って二列にしかも小間隔で並ぶ柱3
とこれを繋ぐ梁2とを剛接してなる二重構造の剛接架構
が平面形状リング状に設置される。前記図1及び図2の
実施例では、1階〜12階の下層部をダブルチューブ架
構(二重構造の剛接架構)S1、13階〜屋上階RFの
上層部を外周のみフレームを有するシングルチューブ架
構(剛接架構)S2としている。即ち、
【0008】吹抜部1を形成した1階〜6階の6層と7
階〜12階の6層とをダブルチューブ架構S1とし、1
3階〜屋上階RFの6層を外周のみフレームを有するシ
ングルチューブ架構S2とし、前記7階〜12階のダブ
ルチューブ架構S1及び前記13階〜屋上階RFのシン
グルチューブ架構S2の内部は小梁床版からなる静定構
造になっている。図3及び図4は角筒状の高層建造物に
適用した他の実施例を示している。
階〜12階の6層とをダブルチューブ架構S1とし、1
3階〜屋上階RFの6層を外周のみフレームを有するシ
ングルチューブ架構S2とし、前記7階〜12階のダブ
ルチューブ架構S1及び前記13階〜屋上階RFのシン
グルチューブ架構S2の内部は小梁床版からなる静定構
造になっている。図3及び図4は角筒状の高層建造物に
適用した他の実施例を示している。
【0009】
【発明の効果】本発明は前記のように高層建物の吹抜部
に接する外周部に、同外周部に沿って二列にしかも小間
隔で並ぶ柱とこれを繋ぐ梁とを剛接してなる二重構造の
剛接架構を平面形状リング状または多角形状に設置した
ので、高層建物の内部に多層に亘ってコア壁の無い大ス
パンの吹抜空間を形成することができる。
に接する外周部に、同外周部に沿って二列にしかも小間
隔で並ぶ柱とこれを繋ぐ梁とを剛接してなる二重構造の
剛接架構を平面形状リング状または多角形状に設置した
ので、高層建物の内部に多層に亘ってコア壁の無い大ス
パンの吹抜空間を形成することができる。
【0010】また前記のように高層建物の吹抜部に接す
る外周部に設置する架構を二重構造の剛接架構にしたの
で、座屈変形を生じない。
る外周部に設置する架構を二重構造の剛接架構にしたの
で、座屈変形を生じない。
【図1】本発明に係る高層建物の架構の一実施例を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す平面図である。
【図4】図3の吹抜部を示す横断面図である。
【図5】従来の高層建物の架構の一例を示す平面図であ
る。
る。
【図6】従来の高層建物の架構の他の例を示す平面図で
ある。
ある。
【図7】従来の高層建物の架構のさらに他の例を示す平
面図である。
面図である。
1 吹抜部 2 梁 3 柱 S1 ダブルチューブ架構(二重構造の剛接架構) S2 シングルチューブ架構(剛接架構)
Claims (1)
- 【請求項1】 高層建物の吹抜部に接する外周部に、同
外周部に沿って二列にしかも小間隔で並ぶ柱とこれを繋
ぐ梁とを剛接してなる二重構造の剛接架構を平面形状リ
ング状または多角形状に設置したことを特徴とする高層
建物の架構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9972892A JP2997907B2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 高層建物の架構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9972892A JP2997907B2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 高層建物の架構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05295797A JPH05295797A (ja) | 1993-11-09 |
JP2997907B2 true JP2997907B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=14255135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9972892A Expired - Fee Related JP2997907B2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 高層建物の架構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2997907B2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-20 JP JP9972892A patent/JP2997907B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05295797A (ja) | 1993-11-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091105 Year of fee payment: 10 |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091105 |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101105 Year of fee payment: 11 |
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