JP2922628B2 - 高層建築物の構造 - Google Patents

高層建築物の構造

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JP2922628B2 JP31106890A JP31106890A JP2922628B2 JP 2922628 B2 JP2922628 B2 JP 2922628B2 JP 31106890 A JP31106890 A JP 31106890A JP 31106890 A JP31106890 A JP 31106890A JP 2922628 B2 JP2922628 B2 JP 2922628B2
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純 河本
敏博 境
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、建築物の平面形状が湾曲した円弧状とし
た高層建築物の構造に関する。
(従来の技術) 従来より、高層建築物には、第4図に示すように建築
物の平面形状が湾曲した円弧状で、梁間方向(Y方向)
の内側Y1の長さが、外側Y4のそれよりも短い構成であっ
て、桁行方向(湾曲したX方向)及び梁間方向共に支柱
101と梁102,102aとで構成したラーメン構造とし、梁間
方向ラーメン構造構面X1,X2,X3,X4の各支柱101間に耐震
壁103を設けているものが提案されている。なお、Y1,Y
2,Y3,Y4は桁行方向ラーメン構造構面である。
(発明が解決しようとする課題) 従来のような内側(第4図の下側)に湾曲した高層建
築物の構造では、桁行方向の長さは外側の方が内側より
長いので、耐震性を考慮して外側端の桁行方向ラーメン
構面Y4の支柱101や梁102の断面を内側端の桁行方向ラー
メン構面Y1の支柱101や梁102の断面より大きくしてい
る。このために建築物の内側外壁に設ける開口部と外側
外壁に設ける開口部の大きさが相違するので、開口部の
施工に手間がかかり、異なった窓サッシを用いるから施
工コストがかかり、さらに開口部が小さい側で採光が悪
くなる問題が生じる。
また建築物の高さが高くなれば、梁間方向ラーメン構
面X1〜X4の支柱101や梁102aの断面は下層側を上層側よ
り大きくする必要があり、そのために施工がより一層面
倒となる問題もある。
この発明の目的は施工性が向上し、施工のコストダウ
ンを図れ、採光も建築物の梁間方向の内側外壁と外側外
壁の間では異ならないようにすることにある。
(課題を解決するための手段) この発明の高層建築物の構造の特徴は、建築物の平面
形状は湾曲した円弧状とし、桁行方向の長さは梁間方向
の内側の方を外側より短く構成し、上記建築物の桁行方
向及び梁間方向をそれぞれ支柱と梁とで構成した複数ス
パンのラーメン構造とし、上記桁行方向ラーメン構造構
面のうち、上記外側端に位置する構面の各支柱の間に間
柱を設けてあるところにある。
この発明の他の特徴は、上記建築物の構造において、
梁間方向を少なくとも3スパンのラーメン構造とし、建
築物の下層における梁間方向ラーメン構造構面の各支柱
のうち、両側に位置する支柱を除く他の支柱間に耐震壁
を設けるものである。
さらに、この発明の他の特徴は、建築物の平面形状は
湾曲した円弧状とし、桁行方向の長さは梁間方向の内側
の方を外側より短く構成し、上記建築物の桁行方向を複
数スパンのラーメン構造とし、上記梁間方向を支柱と梁
とで構成した少なくとも3スパンのラーメン構造とし、
上記桁行方向ラーメン構造は支柱と梁とで構成される
が、上記外側端のラーメン構造構面の各支柱に隣接する
梁間方向の各支柱には桁行方向ラーメン構造を構成する
梁を設けず、厚いスラブを設ける構成としているところ
にある。なお、前記の内側、外側とは内、外に特別な意
味はなく、一側、他側と同一の意味である。
(実施例) この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図及び第2図に示す例において、建築物の平面形
状は湾曲した円弧状とし、桁行方向(湾曲したX方向、
即ち、支柱1,1…方向、支柱1a,1a…方向、支柱1b,1b…
方向、支柱1c,1c…方向)の長さは、梁間方向(Y方
向、即ち、支柱1,1a,1b,1c方向)の内側(第1図下方
側)の方が外側(第1図上方側)より短く構成されてい
る。建築物の構造は、桁行方向及び梁間方向ともにそれ
ぞれ支柱1,1a,1b,1cと梁2,2aとで構成したラーメン構造
とし、図示の例では桁行方向を5スパンを越えるラーメ
ン構造とし、梁間方向を3スパンのラーメン構造として
いる。梁間方向ラーメン構造の構面X1,X2、構面X2,X3、
構面X3,X4、構面X4,X5、構面X5,X6、とこれらと交差す
る桁行方向ラーメン構造の構面Y1〜Y4とにより1区画を
形成している。
桁行方向ラーメン構造構面Y1〜Y4のうち、外側端に位
置する構面Y4の各支柱1c,1c…の中間位置に間柱3を設
けてある。
また、第1図及び第2図に示すように建築物の下層に
おける梁間方向ラーメン構造構面X1〜X5の各支柱1,1a,1
b,1cのうち、内外両側端に位置する支柱1,1cを除く他の
支柱間1a,1bに耐震壁4を設けてある。
間柱3を設ける位置として上例では支柱1c,1cの中間
に設けたが、必ずしも中間である必要はなく、一方の支
柱1c寄りに設けてもよい。
この発明の他の例を第3図に基づいて説明する。
この例においては、桁行方向ラーメン構造は支柱11,1
1a,11b,11cと梁12とで構成されるが、建築物の外側端の
ラーメン構造構面Y4の各支柱11cに隣接する梁間方向の
各支柱11b,11bには桁行方向ラーメン構造を構成する梁
を設けず、厚いスラブ15(斜線図示)を設けている。ま
たこの例では、支柱11aと支柱11bの間には上例のような
耐震壁を設けていない。
その他の構成は上例の建築物の構造と実質的に同一で
ある。
(発明の効果) この発明によれば、梁間方向の外側端の桁行方向ラー
メン構造の支柱間に間柱を設けているので、建築物の桁
行方向ラーメンの支柱、梁の断面を均一化できて、建築
物の両側の開口の大きさを異にすることなく、採光が損
なわれることがなく、施工性が向上する。
また建築物の下層における梁間方向ラーメン構造構面
に両側の支柱を除く他の支柱間に耐震壁を設けることに
より、梁間方向ラーメンの支柱や梁の断面を上層と下層
で異にすることを防止でき、経済的な施工と施工をよく
することができる。
さらに建築部の梁間方向の他側端のラーメン構造構面
の各支柱に隣接する梁間方向の各支柱には桁行方向ラー
メン構造を構成する梁を設けず、厚いスラブを設けるこ
とにより、梁を省略できるので、一層施工がしやすくな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はこの発明に係り、第1図は一部の拡
大平面断面図、第2図は第1図II-II線に沿う端面図、
第3図は他の実施例を示す一部の拡大平面断面図、第4
図は従来例の拡大平面断面図である。 1,1a,1b,1c……支柱、2,2a……梁、3……間柱、4……
耐震壁、11,11a,11b,11c……支柱、12,12a……梁、15…
…スラブ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物の平面形状は湾曲した円弧状とし、
    桁行方向の長さは梁間方向の内側の方を外側より短く構
    成し、 上記建築物の桁行方向及び梁間方向をそれぞれ支柱と梁
    とで構成した複数スパンのラーメン構造とし、 上記桁行方向ラーメン構造構面のうち、上記外側端に位
    置する構面の各支柱の間に間柱を設けてあることを特徴
    とする高層建築物の構造。
  2. 【請求項2】梁間方向を少なくとも3スパンのラーメン
    構造とし、建築物の下層における梁間方向ラーメン構造
    構面の各支柱のうち、両側に位置する支柱を除く他の支
    柱間に耐震壁を設けてあることを特徴とする請求項1記
    載の高層建築物の構造。
  3. 【請求項3】建築物の平面形状は湾曲した円弧状とし、
    桁行方向の長さは梁間方向の内側の方を外側より短く構
    成し、 上記建築物の桁行方向を複数スパンのラーメン構造と
    し、 上記梁間方向を支柱と梁とで構成した少なくとも3スパ
    ンのラーメン構造とし、 上記桁行方向ラーメン構造は支柱と梁とで構成される
    が、上記外側端のラーメン構造構面の各支柱に隣接する
    梁間方向の各支柱には桁行方向ラーメン構造を構成する
    梁を設けず、厚いスラブを設ける構成としている ことを特徴とする高層建築物の構造。
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