JPH0328546B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0328546B2 JPH0328546B2 JP23147283A JP23147283A JPH0328546B2 JP H0328546 B2 JPH0328546 B2 JP H0328546B2 JP 23147283 A JP23147283 A JP 23147283A JP 23147283 A JP23147283 A JP 23147283A JP H0328546 B2 JPH0328546 B2 JP H0328546B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- building
- outer periphery
- floor
- warehouse
- steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 9
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 5
- 206010044565 Tremor Diseases 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、外周をメツシユラーメンとした鉄骨
造の立体倉庫に関するものである。
造の立体倉庫に関するものである。
鉄骨造立体倉庫の階高は、5mまたは8m程度に
なる場合が多く、一般建築物の階高(3.3m程度
よりも高い。その理由は、フオークリフトの揚高
が、3mまたは6mであり、それに梁成、天井余
裕空間を加えると、5mまたは8m程度になるか
らである。このため、積載荷重が一般建築物の3
倍程度重く、地震力に耐え、かつ建物剛性を確保
することが問題となつている。
なる場合が多く、一般建築物の階高(3.3m程度
よりも高い。その理由は、フオークリフトの揚高
が、3mまたは6mであり、それに梁成、天井余
裕空間を加えると、5mまたは8m程度になるか
らである。このため、積載荷重が一般建築物の3
倍程度重く、地震力に耐え、かつ建物剛性を確保
することが問題となつている。
従来の鉄骨造立体倉庫では、上記の問題に対し
て、下記の構造のものが採用されている。
て、下記の構造のものが採用されている。
(1) 第1図および第2図に示すように、ボツクス
断面柱1を使用したラーメン構造。
断面柱1を使用したラーメン構造。
(2) 第3図および第4図に示すように、外周にブ
レース7を設けたラーメン・ブレース併用構
造。
レース7を設けたラーメン・ブレース併用構
造。
なお第1図ないし第4図において、2はH形鋼
柱、3は大梁、4は小梁、10は外壁受材、11
は開口部、12は荷さばき場である。
柱、3は大梁、4は小梁、10は外壁受材、11
は開口部、12は荷さばき場である。
しかるに、前記(1)、(2)の構造はそれぞれ次のよ
うな欠点を有する。すなわち、 (1)の構造は、エネルギー吸収が大きく、耐震性
能に優れており、1階における荷さばき用の開口
部11を大きく、かつ自由に設けることができる
が、(2)の構造に比べて大梁3の断面が大きくなり
鉄骨量が多くなるとともに、階高も高くなる欠点
を有する。また地震時の揺れも大きく荷崩れの恐
れも多い。
うな欠点を有する。すなわち、 (1)の構造は、エネルギー吸収が大きく、耐震性
能に優れており、1階における荷さばき用の開口
部11を大きく、かつ自由に設けることができる
が、(2)の構造に比べて大梁3の断面が大きくなり
鉄骨量が多くなるとともに、階高も高くなる欠点
を有する。また地震時の揺れも大きく荷崩れの恐
れも多い。
(2)の構造は、外周ブレースで地震力を負担する
ため、建物剛性が高く、大梁が小さい構造が得ら
れるため、一般的に広く用いられる構造である
が、1階における荷さばき用の開口の位置および
大きさが制約され、建物の一面を全開口とした場
合には、偏心した構造となり耐震性能が劣るなど
の欠点を有する。
ため、建物剛性が高く、大梁が小さい構造が得ら
れるため、一般的に広く用いられる構造である
が、1階における荷さばき用の開口の位置および
大きさが制約され、建物の一面を全開口とした場
合には、偏心した構造となり耐震性能が劣るなど
の欠点を有する。
本発明は、前記(1)、(2)の構造の立体倉庫の長所
を生かし、その欠点を取除くことを目的とするも
のであり、本発明の要旨とするところは、鉄骨造
立体倉庫に建物外周に、各階の大梁3を支持する
柱1の中間において中間柱5が断面の曲げ剛性の
高い向きを建物の外周辺方向を向くように配置さ
れ、建物外周において各階の高さ方向の中間に、
外壁材および荷ずり木の受け材を兼ねる中間梁6
が配置され、かつ中間梁6の端部が建物外周の各
柱1および中間柱5に剛接合されてメツシユラー
メンが構成されていることを特徴とする建物の外
周をメツシユラーメンとした立体倉庫にある。
を生かし、その欠点を取除くことを目的とするも
のであり、本発明の要旨とするところは、鉄骨造
立体倉庫に建物外周に、各階の大梁3を支持する
柱1の中間において中間柱5が断面の曲げ剛性の
高い向きを建物の外周辺方向を向くように配置さ
れ、建物外周において各階の高さ方向の中間に、
外壁材および荷ずり木の受け材を兼ねる中間梁6
が配置され、かつ中間梁6の端部が建物外周の各
柱1および中間柱5に剛接合されてメツシユラー
メンが構成されていることを特徴とする建物の外
周をメツシユラーメンとした立体倉庫にある。
次にこの発明を図示の例によつて詳細に説明す
る。
る。
第5図ないし第7図はこの発明の一実施例を示
すものであつて、4階建てで、1階な1辺を荷さ
ばき用に全面開口部11とした立体倉庫である。
すものであつて、4階建てで、1階な1辺を荷さ
ばき用に全面開口部11とした立体倉庫である。
この立体倉庫における各階の大梁3を連続する
建物内部の柱および建物外周の柱と建物の4隅の
柱とはボツクス断面の柱1であり、前記建物の外
周における隣り合う柱1の中間に、H形鋼からな
る中間柱5が、断面の曲げ剛性の高い向きを建物
の外周辺方向を向かせて配置され、この中間柱5
には、階の高さ方向の中間に設けられた中間梁6
と建物外周の大梁3とが剛接合され、建物外周に
おれる各ボツクス断面柱1と大梁3と中間柱5と
中間梁6とによりメツシユラーメンが構成されて
いる。
建物内部の柱および建物外周の柱と建物の4隅の
柱とはボツクス断面の柱1であり、前記建物の外
周における隣り合う柱1の中間に、H形鋼からな
る中間柱5が、断面の曲げ剛性の高い向きを建物
の外周辺方向を向かせて配置され、この中間柱5
には、階の高さ方向の中間に設けられた中間梁6
と建物外周の大梁3とが剛接合され、建物外周に
おれる各ボツクス断面柱1と大梁3と中間柱5と
中間梁6とによりメツシユラーメンが構成されて
いる。
前記中間梁6は、外壁材8と荷ずり木9の受け
材を兼ねると共に1階においては荷さばきに必要
な階高にあわせて設けられ、シヤツター受け材を
も兼ねる。なお第5図ないし第7図において、4
は小梁、12は荷さばき場である。
材を兼ねると共に1階においては荷さばきに必要
な階高にあわせて設けられ、シヤツター受け材を
も兼ねる。なお第5図ないし第7図において、4
は小梁、12は荷さばき場である。
前記実施例は、中間柱5を各ボツクス断面の柱
1の間で1本設けると共に、中間梁6を階の中間
に1本設けた例であるが、各ボツクス断面の柱1
の間に設ける中間柱5の本数および階の中間に設
ける中間梁6の本数を複数本にしてもよい。
1の間で1本設けると共に、中間梁6を階の中間
に1本設けた例であるが、各ボツクス断面の柱1
の間に設ける中間柱5の本数および階の中間に設
ける中間梁6の本数を複数本にしてもよい。
このように構成した鉄骨造立体倉庫によれば、
建物外周のメツシユラーメンにより地震力の大部
分(例えば約8割程度)を負担し、そのため建物
の剛性が高く、かつ建物内部の大梁3の断面が小
さい建物が得られ、従来のものと同様の実効高さ
のまま階高を低くすることができる。さらに内部
の柱を少なくできると共に、1階において荷さば
き用の開口部11を大きくかつ自由に設けること
ができ、しかも中間梁6に外壁材8および荷ずり
木9の受け材を兼ねさせることができるので、2
次部材が少なくかつ鉄骨量も少ない経済的な立体
倉庫を提供できる効果が得られる。
建物外周のメツシユラーメンにより地震力の大部
分(例えば約8割程度)を負担し、そのため建物
の剛性が高く、かつ建物内部の大梁3の断面が小
さい建物が得られ、従来のものと同様の実効高さ
のまま階高を低くすることができる。さらに内部
の柱を少なくできると共に、1階において荷さば
き用の開口部11を大きくかつ自由に設けること
ができ、しかも中間梁6に外壁材8および荷ずり
木9の受け材を兼ねさせることができるので、2
次部材が少なくかつ鉄骨量も少ない経済的な立体
倉庫を提供できる効果が得られる。
第1図は従来のラーメン構造の立体倉庫を示す
平面図、第2図はその正面図、第3図は従来のラ
ーメンブレース併用構造の立体倉庫を示す平面
図、第4図はその正面図である。第5図ないし第
7図はこの発明の一実施例を示すものであつて、
第5図は建物の外周をメツシユラーメンとした立
体倉庫の平面図、第6図はその正面図、第7図は
一部を示す拡大縦断正面図である。 図において、1はボツクス断面の柱、3は大
梁、4は小梁、5は中間柱、6は中間梁、8は外
壁、9は荷ずり木、11は開口部、12は荷さば
き場である。
平面図、第2図はその正面図、第3図は従来のラ
ーメンブレース併用構造の立体倉庫を示す平面
図、第4図はその正面図である。第5図ないし第
7図はこの発明の一実施例を示すものであつて、
第5図は建物の外周をメツシユラーメンとした立
体倉庫の平面図、第6図はその正面図、第7図は
一部を示す拡大縦断正面図である。 図において、1はボツクス断面の柱、3は大
梁、4は小梁、5は中間柱、6は中間梁、8は外
壁、9は荷ずり木、11は開口部、12は荷さば
き場である。
Claims (1)
- 1 鉄骨造立体倉庫における建物外周に、各階の
大梁3を支持する柱1の中間において中間柱5が
断面の曲げ剛性の高い向きを建物の外周辺方向を
向くように配置され、建物外周において各階の高
さ方向の中間に、外壁材および荷ずり木の受け材
を兼ねる中間梁6が配置され、かつ中間梁6の端
部が建物外周の各柱1および中間柱5に剛接合さ
れてメツシユラーメンが構成されていることを特
徴とする建物の外周をメツシユラーメンとした立
体倉庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23147283A JPS60126445A (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | 建物の外周をメツシユラ−メンとした立体倉庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23147283A JPS60126445A (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | 建物の外周をメツシユラ−メンとした立体倉庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60126445A JPS60126445A (ja) | 1985-07-05 |
JPH0328546B2 true JPH0328546B2 (ja) | 1991-04-19 |
Family
ID=16924028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23147283A Granted JPS60126445A (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | 建物の外周をメツシユラ−メンとした立体倉庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60126445A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5957805B2 (ja) * | 2011-05-25 | 2016-07-27 | 株式会社大林組 | 建物の構築方法、及び建物 |
CN102383645A (zh) * | 2011-08-05 | 2012-03-21 | 中铁隧道集团二处有限公司 | 可重复利用的料场隔墙及其施工方法 |
-
1983
- 1983-12-09 JP JP23147283A patent/JPS60126445A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60126445A (ja) | 1985-07-05 |
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