JPH04323432A - 構造物の躯体構造 - Google Patents

構造物の躯体構造

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JPH04323432A
JPH04323432A JP11798391A JP11798391A JPH04323432A JP H04323432 A JPH04323432 A JP H04323432A JP 11798391 A JP11798391 A JP 11798391A JP 11798391 A JP11798391 A JP 11798391A JP H04323432 A JPH04323432 A JP H04323432A
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pillar
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pillars
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upper structure
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Yasushi Samori
佐守 康司
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は構造物の躯体構造に係わ
り、特に、構造物の上層部がいわゆるメガストラクチャ
ーといわれる巨大な構造物に支持されて構成される構造
物の躯体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、多層階を有した構造体をいわゆる
メガストラクチャー(巨大架構)と称される構造体の上
部に支持させた形態の構造物が提案、あるいは提供され
ている。この構造体によれば、該構造体の下部を構成す
る下部構造体すなわちメガストラクチャーにより、地上
部に大空間を創り出すことができるという利点がある。
【0003】図3は、上記の如きいわゆるメガストラク
チャーを下部構造体30として有する躯体1を示してい
る。この躯体1の下部構造体30の上部には上部構造体
20が支持されている。
【0004】前記上部構造体20は、柱21,21,…
および梁23,23,…等のいわゆる躯体構成部材によ
り骨組みされた通常の多層構造躯体を構成している。一
方、前記下部構造体(メガストラクチャー)30は、最
上部に構成されたトラス層31と、このトラス層31を
支持する4本の柱(隅柱)32により構成されている。
【0005】前記下部構造体30を構成する前記柱(隅
柱)32は、上部構造体20による載荷荷重を支持する
ため、当然上部構造体20を構成する前記柱21,21
,…より大径のものとなっており、これら上部構造体2
0を構成する柱21のうち該上部構造体20の角部に配
された4本の隅柱22は、前記下部構造体30を構成す
る前記柱(隅柱)32の上端部に載った形になっている
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
メガストラクチャー構造の躯体構造にあっては下記の如
き不都合が生じていた。
【0007】すなわち、前記下部構造体30を構成する
前記柱(隅柱)32は、上部構造体20による載荷荷重
を支持するため、当然上部構造体20を構成する前記柱
21,21,…より大径のものとなっており、図4(平
面図)に示すように、これら上部構造体20を構成する
柱21のうち該上部構造体20の角部に配された4本の
隅柱22は、前記下部構造体30を構成する前記柱(隅
柱)32の上端部に載った形になっている。また、上部
構造体20の隅柱22には、通常一般の柱がそうである
ように、一方向に延出する梁23Aと、その梁23Aと
は異なる方向(通常は直交方向)に延出する梁23Bと
の双方が接続されている。
【0008】ところが、上記の如き躯体1にあっては、
上部構造体20の軸力は、フィーレンデール効果により
外周の柱に流れ、隅柱22も高い軸力を負担することに
なる。さらに、隅柱22は鉛直荷重時、地震荷重時共に
水平二方向、すなわちx,y両方向からの曲げが加わる
ため設計条件の厳しいものとなる。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
、下部にいわゆるメガストラクチャーを有して構築され
た上記の如き構造物の躯体構造において、高い軸力を負
担する上部構造体の隅柱の設計条件を有効に緩和し得る
構造物の躯体構造を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
柱,梁等の躯体構成部材により多層階に構成された上部
構造体と、該上部構造体の下部に、該上部構造体を支持
するように該上部構造体を構成する前記柱よりも大径の
柱を有して構成された下部構造体と、から構成された構
造物の躯体構造において、前記上部構造体を構成してそ
の角部に位置した上部構造体の隅柱はそれぞれ、前記下
部構造体を構成してその角部に位置した下部構造体の隅
柱上に直接支持されるように設けられ、しかも前記上部
構造体の隅柱は、該隅柱から一方向に延出する梁を支持
するための第1の柱と、前記梁とは異なる方向に延出す
る梁を支持するための第2の柱とによって構成されてい
ることを特徴とするものである。
【0011】また、請求項2に係る発明は、請求項1記
載の構造物の躯体構造において、前記下部構造体の隅柱
は水平断面矩形状に形成され、かつ前記第1の柱および
前記第2の柱はそれぞれ、その下部構造体の隅柱の外面
に面した対角上に位置して設けられていることを特徴と
するものである。
【0012】
【作用】請求項1に係る構造物の躯体構造では、上部構
造体の隅柱が複数本(2本)の柱部材により構成される
ことから、各柱部材(第1の柱、および第2の柱)の負
担する軸力を軽減することが可能となる。また、第1の
柱と第2の柱とにはそれぞれ一方向からの曲げのみが加
力されることとなる。
【0013】請求項2に係る構造物の躯体構造では、上
記作用に加え、第1の柱と第2の柱とを大きく離間させ
ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例に係る躯体構造1
0を示しており、本図において上記図3に示したものと
同じ構成要素には同一符号を付して、その説明を省略す
る。
【0015】この躯体10は、先に図3に示したものと
同様、この躯体10の下部を構成する下部構造体(メガ
ストラクチャー)30と、この下部構造体30に支持さ
れてその上部に構築された上部構造体20と、により構
成されている。
【0016】前記上部構造体20を構成する隅柱22は
、上述の場合と同様いわゆるメガストテクチャーを成す
下部構造体30の隅柱32の上部にそれぞれ支持されて
いる。ただし、ここでは、前記上部構造体の隅柱22は
図1,図2に示すように第1の柱22aと第2の柱22
bとの2本の柱より構成されたものとなっている。
【0017】この場合、下部構造体の隅柱32は200
0mm□、一方、前記第1の柱22aおよび第2の柱2
2bはそれぞれ600mm□のものとなっている。そし
て、この第1の柱22aと第2の柱22bとは、図2に
示すように前記下部構造体の隅柱32における外周部に
面した対角上に配置されている。
【0018】さらに、図2(平面図)に示すように、前
記第1の柱22aに対しては一方向(x方向)に延出さ
れる梁23Aのみが接続され、第2の柱22bに対して
は前記梁23Aと異なる方向(x方向と水平面内で直交
したy方向)に延出される梁23Bのみが接続された構
成となっている。
【0019】上記構造によれば、上部構造体20の隅柱
22は複数本(2本)の柱部材により構成されるから、
各柱部材(前記第1の柱22a、および第2の柱22b
)の負担する軸力を軽減することが可能となる。しかも
、第1の柱22aと第2の柱22bとにはそれぞれx方
向、あるいはy方向の一方向からの曲げのみが加力され
ることとなる。したがってこれにより、第1の柱22a
および第2の柱22bのそれぞれについて設計上明確な
解析を行なうことが可能となり、合理的な隅柱22の設
計を行なうことができるようになる。また、これら第1
の柱22aと第2の柱22bとにはそれぞれx方向ある
いはy方向の一方向からの曲げのみが働くため、それら
各方向に分離して剛性調整を行なうこともできるように
なる。
【0020】また、上記のように第1の柱22aおよび
第2の柱22bをそれぞれ下部構造体の隅柱32の対角
上に配置することにより、双方の柱22a,22bの間
に充分な間隔が形成され、施工上の作業性も確保するこ
とができる。
【0021】また、図2からも解かるように、上部構造
体20においては建物の角部に柱が存在しないものとな
るため、コーナー部に眺望の開けた独特の空間を創出で
き、例えばリフレッシュルーム等として有効活用するこ
とができる。
【0022】さらに、このように第1の柱22aおよび
第2の柱22bをそれぞれ下部構造体の隅柱32の対角
上に構成することにより、図4と図2の比較でも解かる
ように、これら第1の柱22aおよび第2の柱22bに
それぞれ接続される梁23A,23Bを下部構造体の隅
柱32の外周部に寄せることが可能となり、これにより
下部構造体30の上部構造体20に対する跳ね出し寸法
を極力小さくすることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したとおり請求項1に係る発明
によれば、上部構造体の隅柱が複数本(2本)の柱部材
(第1の柱および第2の柱)により構成されるから、各
柱部材の負担する軸力を軽減することが可能となる。し
かも、第1の柱と第2の柱とにはそれぞれ一方向からの
曲げのみが加力されることとなるため、第1の柱および
第2の柱のそれぞれについて設計上明確な解析を行なう
ことが可能となり、合理的な隅柱の設計を行なうことが
できるようになるとともに、それら各方向に分離して剛
性調整を行なうこともできるようになる、といった優れ
た効果を奏することができる。
【0024】また、請求項2に係る発明によれば、上記
請求項1に係る発明による効果に加え、上部構造体にお
いてその角に柱が存在しないものとなるため、コーナー
部に眺望の開けた独特の空間を創出できる。さらに、第
1の柱および第2の柱にそれぞれ接続される梁を下部構
造体の隅柱の外周部に寄せることが可能で、これにより
下部構造体の上部構造体に対する跳ね出し寸法を極力小
さくすることができる。また、第1の柱と第2の柱との
間には充分な間隔が形成されるため、施工上の作業性も
確保することができる、といった効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る構造物の躯体構造を示
す全体斜視図である。
【図2】当実施例による躯体構造の部分平面断面図であ
る。
【図3】従来の躯体構造の一例を示す全体斜視図である
【図4】従来の躯体構造の部分平面断面図である。
【符号の説明】 10  躯体 20  上部構造体 21  柱 22  上部構造体の隅柱 22a  第1の柱 22b  第2の柱 23,23A,23B  梁 30  下部構造体 32  下部構造体の隅柱

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  柱,梁等の躯体構成部材により多層階
    に構成された上部構造体と、該上部構造体の下部に、該
    上部構造体を支持するように該上部構造体を構成する前
    記柱よりも大径の柱を有して構成された下部構造体と、
    から構成された構造物の躯体構造において、前記上部構
    造体を構成してその角部に位置した上部構造体の隅柱は
    それぞれ、前記下部構造体を構成してその角部に位置し
    た下部構造体の隅柱上に直接支持されるように設けられ
    、しかも前記上部構造体の隅柱は、該隅柱から一方向に
    延出する梁を支持するための第1の柱と、前記梁とは異
    なる方向に延出する梁を支持するための第2の柱とによ
    って構成されていることを特徴とする構造物の躯体構造
  2. 【請求項2】  請求項1記載の構造物の躯体構造にお
    いて、前記下部構造体の隅柱は水平断面矩形状に形成さ
    れ、かつ前記第1の柱および前記第2の柱はそれぞれ、
    その下部構造体の隅柱の外面に面した対角上に位置して
    設けられていることを特徴とする構造物の躯体構造。
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