JP2012144863A - 構造物 - Google Patents

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【課題】構造設計の自由度を高めることが可能な、柱梁架構を有する構造物を提供する。
【解決手段】第1柱梁架構16に設けられた梁22と床版34とが連結されているので、第2柱梁架構18の面外方向の力を床版34から直接的に第1柱梁架構16へ伝達することができる。これにより、第1柱梁架構16の面内方向に対する第1柱梁架構16の柱位置と第2柱梁架構18の柱位置とを全て合わせる必要がなくなり、構造設計の自由度を高めることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、柱梁架構を有する構造物に関する。
特許文献1には、平面視にて桁行方向に立設され対向し合う柱梁架構と、住戸同士の戸境に沿ってこの柱梁架構の間に立設された複数の間柱とを有する集合住宅が開示されている。間柱と柱梁架構の柱、及び間柱同士は、小梁によって連結されている。
特許文献1の集合住宅のような、外周に柱梁架構が立設されている構造物においては、間柱と柱梁架構の柱とを梁によって連結しているので、桁行方向に対する間柱と柱梁架構の柱との位置を合わせなければならない。すなわち、間柱の位置は柱梁架構の柱の位置に拘束されてしまい、または、柱梁架構の柱の位置は間柱の位置に拘束されてしまうので、自由な構造設計を妨げる1つの要因となる。
特開2006−37649号公報
本発明は係る事実を考慮し、構造設計の自由度を高めることが可能な、柱梁架構を有する構造物を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、第1柱梁架構と、前記第1柱梁架構に隣接配置され、構面の延長面が前記第1柱梁架構の構面と交差するように配置された第2柱梁架構と、前記第1柱梁架構に設けられ、形鋼と該形鋼のウェブを覆うコンクリートとを有する梁と、を備え、前記第2柱梁架構の面外方向の力が前記第1柱梁架構の面内方向へ伝達されるように前記第1柱梁架構と前記第2柱梁架構とをコンクリート製の床版で連結し、前記床版は、前記形鋼のウェブを覆うコンクリートと一体に形成されている構造物である。
請求項1に記載の発明では、第1柱梁架構に設けられた梁のウェブを覆うコンクリートと床版とが連結されているので、第2柱梁架構の面外方向の力を床版から直接的に第1柱梁架構へ伝達することができる。これにより、第1柱梁架構の面内方向に対する第1柱梁架構の柱位置と第2柱梁架構の柱位置とを全て合わせる必要がなくなる。よって、構造設計の自由度を高めることができる。
また、床版を構成するコンクリートが、形鋼のウェブを覆うコンクリートと一体に形成されているので、一度のコンクリート打設により、床版と、梁とを効率よく施工することができる。
請求項2に記載の発明は、前記床版は、前記形鋼のウェブを覆うコンクリートと前記梁の下部で一体となっている。
請求項2に記載の発明では、梁の下部に床版を設けることにより、床版をバルコニーとした場合に、梁をバルコニーの外壁として用いることができる。
請求項3に記載の発明は、前記形鋼は、H形鋼であり、前記形鋼のウェブを覆うコンクリートは、前記H形鋼の下部フランジ上面から上部フランジ下面に渡って設けられている。
請求項3に記載の発明では、形鋼のウェブを覆うコンクリートによって、鉄骨の梁に比べて梁の剛性及び耐火性能を向上させることができる。
本発明は上記構成としたので、構造設計の自由度を高めることが可能な、柱梁架構を有する構造物を提供することができる。
本発明の実施形態に係る構造物を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る構造物を示す平面図及び正面図である。 本発明の実施形態に係る床版を示す側断面図である。 本発明の実施形態に係る構造物の変形例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る複合柱を示す正面図である。
図を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、本実施形態では、集合住宅の建物を構成する躯体構造に本発明の構造物を適用した例を示すが、本発明の構造物は、病院や老人保健施設等のさまざまな用途の建物を構成する躯体構造に適用できる。
まず、本発明の実施形態である構造物について説明する。
図1の斜視図、図2(a)の平面図、及び図2(b)の正面図に示すように、集合住宅の建物を構成する躯体構造としての構造物10が、地盤12上に設けられた鉄筋コンクリート製の基礎14上に建てられている。
構造物10は、基礎14上に立設され対向して配置された一対の第1柱梁架構としての外架構16と、基礎14上に立設され外架構16に隣接して一対の外架構16の間に複数配置された第2柱梁架構としての内架構18とを備えている。隣り合う内架構18同士は、対向して配置されている。また、内架構18は、平面視にて構面の延長面が外架構16の構面と略直交するように配置されている。
外架構16は、略鉛直に配置されたH形鋼からなる柱20と、略水平に配置された梁22とが格子状に組まれた柱梁架構であり、柱20と梁22とは、突き合わせ溶接によって接合されている。
図3(a)の側断面図に示すように、梁22は、H形鋼50と、H形鋼50のウェブ52を覆うコンクリートVとを有している。ウェブ52を覆うコンクリートVは、H形鋼50の下部フランジ54の上面から上部フランジ56の下面に渡ってウェブ52の左右両側に設けられている。また、ウェブ52には、スタッド(不図示)が設けられており、これによって、硬化したコンクリートVとウェブ52との一体化が高められている。
内架構18は、略鉛直に配置されたH形鋼からなる柱24と、略水平に配置されたH形鋼からなる梁26とが格子状に組まれた柱梁架構であり、柱24と梁26とは、突き合わせ溶接によって接合されている。
隣り合い対向する内架構18の柱24同士は、繋ぎ梁28によってつながれている。柱24と繋ぎ梁28とは、突き合わせ溶接によって接合されている。図3(a)に示すように、繋ぎ梁28は、H形鋼58と、H形鋼58のウェブ60を覆うコンクリートVとを有している。ウェブ60を覆うコンクリートVは、H形鋼58の下部フランジ62の上面から上部フランジ64の下面に渡ってウェブ60の左右両側に設けられている。また、ウェブ60には、スタッド(不図示)が設けられており、これによって、硬化したコンクリートVとウェブ60との一体化が高められている。
また、隣り合い対向する内架構18の梁26には、居住部30を上方に形成する床スラブ32が架設されている。床スラブ32は、隣り合い対向する内架構18の梁26に架設され敷き並べられた複数のハーフプレキャスト床板上にコンクリート打設することによって形成され、梁26及び繋ぎ梁28に支持されている。なお、床スラブ32は、他の方法によって形成してもよい。
図3(a)に示すように、建物のバルコニーを構成する鉄筋コンクリート製の床版34が、外架構16の梁22と、内架構18の柱24同士をつなぐ繋ぎ梁28とに架設されている。床スラブ32を構成するコンクリートVと、ウェブ60の右側を覆うコンクリートVとは、一体に形成され、床版34を構成するコンクリートVと、ウェブ60の左側を覆うコンクリートVとは、一体に形成されている。これにより、床版34と、床スラブ32とは、一体になっている。
また、床版34を構成するコンクリートVは、梁22のウェブ52を覆うコンクリートVと一体に形成されている。ここで、「床版34を構成するコンクリートVが、梁22のウェブ52を覆うコンクリートVと一体に形成されている」とは、床版34を形成するコンクリートVと、ウェブ52を覆うコンクリートVとを連続して打設し硬化させた状態を意味する。すなわち、床版34を構成するコンクリートVと、ウェブ52を覆うコンクリートVとを別々に打設し硬化させて形成した後に、これらを接合して一体化させたものとは、その構成が異なる。
床版34は、H形鋼50のウェブ52を覆うコンクリートVと梁22(H形鋼50)の下部で一体となっている。すなわち、梁22は、所謂、逆梁になっている。
このような構成により、内架構18の外柱24(内架構18を構成する複数の柱24の内、外側に配置されている柱24)、床スラブ32、及び繋ぎ梁28を、床版34だけで、外架構16の柱20及び梁22と連結している。すなわち、内架構18に生じる内架構18の面外方向の力が、外架構16に対して外架構16の面内方向へ伝達されるように、外架構16と内架構18とを床版34だけで連結している。
次に、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
例えば、外架構16と内架構18とを梁部材によってつなぐ構造物の場合、外架構16の面内方向(以下、「X方向」とする)に対する外架構16の柱20の位置と、内架構18の柱24の位置とを合わさなければならない。これに対して、本実施形態の構造物10では、図2(a)に示すように、外架構16に設けられた梁22のウェブ52を覆うコンクリートVと床版34とが連結されているので、内架構18に生じる内架構18の面外方向(X方向)の力を床版34から直接的に外架構16へ伝達することができる。これにより、X方向に対する外架構16の柱20の位置と、内架構18の柱24の位置とを全て合わせる必要がなくなる。
よって、X方向に対する外架構16の柱20の位置に拘束されることなく、内架構18の柱24の位置を設定することができ、隣り合い対向する内架構18の間に構築される居住部30の住戸間取りを自由に設定することができる。また、X方向に対する内架構18の柱24の位置に拘束されることなく、外架構16の柱20の位置を設定することができ、外架構16の柱20を構造上や景観上において適した配置に設定できる。すなわち、構造設計の自由度を高めることができる。
また、内架構18の間柱24(内架構18を構成する複数の柱24の内、内側に配置されている柱24)は、内架構18の面内方向(以下、「Y方向」とする)の一方向の地震力に対して抵抗できるように配置すればよいので、間柱24の配置自由度が高くなる。例えば、多くの間柱24で内架構18の梁26をロングスパンにならないように支持すれば、梁26の剛性が大きくなるので、この梁26に支持された床スラブ32の振動を低減することができる。
また、外架構16と内架構18とは、それぞれ一方向(外架構16はX方向、内架構18はY方向)の地震力に対して抵抗させればよいので、外架構16や内架構18の柱20、24に作用する曲げ荷重に対して効果的な構造断面配置(対象とする地震力の方向を長辺とする長方形状の構造断面配置)にできる。
また、内架構18に生じるX方向の力は、外架構16が主に負担するので、隣り合い対向する内架構18同士をつなぐ繋ぎ梁28の梁成を小さくすることができる、又は無くすことができる。これにより、隣り合い対向する内架構18の間に構築される居住部30の住戸における、外架構16側へ向く面のハイサッシ化を図ることができる。
また、床版34を構成するコンクリートVが、梁22のウェブ52を覆うコンクリートVと一体に形成されているので、一度のコンクリート打設により、床版34と、梁22とを効率よく施工することができる。また、床版34及び梁22の施工を行うことにより、床版34と梁22とを接合することができる。また、床版34と梁22との一体化を高めることができる。
また、梁22のウェブ52を覆うコンクリートVによって、鉄骨の梁に比べて梁22の剛性及び耐火性能を向上させることができる。また、梁横座屈に対する座屈耐力を大きくすることができる。
また、梁22の下部に床版34を設けて梁22を逆梁にすることにより、床版34をバルコニーとした場合に、梁22をバルコニーの外壁として用いることができる。なお、床版34をバルコニーとする場合、図3(b)の側断面図に示すように、梁22は、梁成を低くして上面に手摺り66を立設するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、本発明の実施形態で説明したように、外架構16と内架構18とは、内架構18に生じる内架構18の面外方向(X方向)の力が、外架構16に対して外架構16の面内方向(X方向)へ伝達されるように床版34だけで連結されていればよい。すなわち、内架構18の外柱24(内架構18を構成する複数の柱24の内、外側に配置されている柱24)、繋ぎ梁28、及び床スラブ32の少なくとも1つと、外架構16の柱20及び梁22の少なくとも1つとをつなぐ全てが床版34だけで連結されていればよい。例えば、内架構18と床版34とが直接接合されておらず、繋ぎ梁28や床スラブ32を介して内架構18と床版34とがつながっている構成も、「外架構16と内架構18とを床版34だけで連結している」ことに含まれる。
また、複数の内架構18の内の一部又は全部の内架構18は、外架構16と梁部材でつながれていてもよい。すなわち、外架構16と内架構18とは、必ずしも、内架構18に生じる内架構18の面外方向(X方向)の力が、外架構16に対して外架構16の面内方向(X方向)へ伝達されるように床版34だけで連結されていなくてもよい。必要に応じて梁部材を設けて外架構16と内架構18とを連結し、居住部30のレイアウトや外架構16の構造の都合等で、X方向に対する外架構16と内架構18との柱位置を合わせられない箇所において梁部材を設けないようにしてもよい。このようにすれば、梁部材を設けた付近の床版34の剛性を小さくすることができる。
また、最初に複数の内架構18を立設した後に外架構16を立設する場合に、外架構16の建て方精度を確保するためにアングル材等の仮設の部材によって内架構18の外柱24を外架構16につないでいる状態は、「外架構16と内架構18とを床版34だけで連結している」ことに含まれる。
また、本発明の実施形態では、隣り合い対向する内架構18の柱24同士が、繋ぎ梁28によってつながれている例を示したが、内架構18に生じるX方向の力を、外架構16だけで十分に負担できる場合には、繋ぎ梁28はなくてもよい。
また、本発明の実施形態で示した外架構16と内架構18とは、内架構18が外架構16に隣接配置され、内架構18の構面の延長面が外架構16の構面と交差するように配置されていればよい。例えば、図4(a)〜(d)の平面図に示すような外架構16と内架構18との平面配置であってもよいし、図4(a)〜(d)に示すような外架構16と内架構18との平面配置を自由に組み合わせてもよい。
また、本発明の実施形態では、外架構16の柱20及び内架構18の構造形式を鉄骨造とした例を示したが、外架構16の柱20及び内架構18は、さまざまな構造形式とすることができる。例えば、外架構16の柱20及び内架構18を、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、木造としてもよい。また、外架構16の柱20及び内架構18の柱24、梁26を、形鋼と、形鋼のウェブと一体の鉄筋コンクリートとを有する部材(以下、「コンクリート・形鋼一体型柱部材」、「コンクリート・形鋼一体型梁部材」とする。)としてもよい。
内架構18を鉄骨造として、外架構16の柱20を、コンクリート・形鋼一体型柱部材とするのがより好ましい。このようにすれば、鉄骨柱に比べて、柱の剛性及び耐火性能を向上させることができる。また、柱座屈に対する座屈耐力を大きくすることができる。
また、外架構16の柱20及び内架構18を鉄骨造とするのが好ましい。このようにすれば、外架構16の柱20及び内架構18を軽量にすることができ、外架構16の柱20及び内架構18に作用する地震力を小さくすることができるので、外架構16及び内架構18の柱20、24や梁22、26の構造断面を小さくすることができる。これにより、居住部30のスペースを広くすることができる。
また、本発明の実施形態では、外架構16及び内架構18の柱20、24と、梁22、26や繋ぎ梁28とが、突き合わせ溶接によって接合されている例を示したが、必要とする接合強度が得られれば他の方法(例えば、PC鋼棒を用いた圧着接合、ボルト接合)を用いて柱20、24と、梁22、26や繋ぎ梁28とを接合してもよい。PC鋼棒を用いた圧着接合やボルト接合を用いた場合には、溶接やコンクリート打設等の煩雑な作業を行なわずに、効率よく柱20、24と、梁22、26や繋ぎ梁28との接合を行なうことができる。また、溶接工等のような熟練工によらずに柱梁接合作業を行うことができる。
また、本発明の実施形態では、床版34によりバルコニーを構成する例を示したが、床版34により建物の廊下を構成するようにしてもよい。床版34によりバルコニーや廊下を構成することによって、外架構16と内架構18との接続構造体としてバルコニーや廊下を兼用することができる。
また、本発明の実施形態で示した複数の内架構18の内、平面視にて構造物10の外周に沿って配置された内架構18(例えば、図2(a)においては、一番右に配置された内架構18と、一番左に配置された内架構18)の外柱24と、外架構16とを梁部材によってつなげてもよい。これにより、構造物10全体としての一体化を高めることができ、この梁部材を外壁の下地として利用することができる。
また、本発明の実施形態で示した外架構16の柱20を、間隔をおいて複数の形鋼を立設させた複合柱にしてもよい。例えば、図5の正面図に示すような、立設された複数のH形鋼38同士を形鋼40でつないだラダー状の複合柱20としてもよい。これにより、強軸方向(X方向)の曲げ耐力及び曲げ剛性を大きくすることができる。
また、本発明の実施形態で示した内架構18の構面に耐震部材を設けてもよい。これにより、Y方向の地震力に対する内架構18の抵抗力を高めることができる。耐震部材としては、鋼製ブレース、鋼板耐震壁、波形鋼板耐震壁、鋼製制振ブレース、鉄骨枠付きコンクリート耐震壁、ダンパー、コンクリート耐震壁等が挙げられる。鋼製ブレース、鋼板耐震壁、波形鋼板耐震壁、鋼製制振ブレースを用いれば、内架構18を軽量にすることができるので好ましい。また、構造物10の改修時に居住部30のレイアウト変更ができるように、内架構18の構面に乾式壁を設置してもよい。
また、本発明の実施形態では、床版34を、H形鋼50のウェブ52を覆うコンクリートVと梁22(H形鋼50)の下部で一体とした例を示したが、床版34は、梁22(H形鋼50)のどの高さに設けてもよい。また、床スラブ32を構成するコンクリートVと、ウェブ60の右側を覆うコンクリートV、及び床版34を構成するコンクリートVと、ウェブ60の左側を覆うコンクリートVとを一体に形成して、床スラブ32と、床版34とを一体にした例を示したが、図3(b)に示すように、H形鋼58からなる繋ぎ梁28の上面に、一体となった床スラブ32及び床版34を支持するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 構造物
16 外架構(第1柱梁架構)
18 内架構(第2柱梁架構)
22 梁
34 床版
50 H形鋼(形鋼)
52 ウェブ
54 下部フランジ
56 上部フランジ
V コンクリート

Claims (3)

  1. 第1柱梁架構と、
    前記第1柱梁架構に隣接配置され、構面の延長面が前記第1柱梁架構の構面と交差するように配置された第2柱梁架構と、
    前記第1柱梁架構に設けられ、形鋼と該形鋼のウェブを覆うコンクリートとを有する梁と、
    を備え、
    前記第2柱梁架構の面外方向の力が前記第1柱梁架構の面内方向へ伝達されるように前記第1柱梁架構と前記第2柱梁架構とをコンクリート製の床版で連結し、
    前記床版は、前記形鋼のウェブを覆うコンクリートと一体に形成されている構造物。
  2. 前記床版は、前記形鋼のウェブを覆うコンクリートと前記梁の下部で一体となっている請求項1に記載の構造物。
  3. 前記形鋼は、H形鋼であり、前記形鋼のウェブを覆うコンクリートは、前記H形鋼の下部フランジ上面から上部フランジ下面に渡って設けられている請求項1又は2に記載の構造物。
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