JPH01163041A - ブロー成形体を製造するための方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は２部構成のブロー成形型を使用し、チューブと
してのパリソンを熱可塑性の材料状態で開放したブロー
成形をに挿入し、該ブロー成形型を閉じた後所定のブロ
ー圧によってブロー成形型の内郭にあてつけ、冷却後開
放したブ、ロー成形型からとりだしてブロー成形体を製
造する方法であって、パリソンを膨らます前に移動可能
な保持装置の上にある装入部材をブロー成形型が開放さ
れた状態でパリソンの中に挿入し、ブロー成形型を閉じ
てパリソンの内壁の一部と結合させる形式のものに関す
る。

従来技術 この方法は、ヨーロッパ特許出願第０１０３８３２号に
より公知である。この公知文献には、燃料容器をブロー
成形方法で製造することが記述されており、この燃料容
器の中には、ブロー成形中に挿入部材、例えば１つの鉢
形鎮静体が組込まれている。この鉢形鎮静体は押出機よ
り出てきたチューブ状のパリソンを下降させる時にフォ
ーク状の保持部材によって保持される。下降行程の後で
かつ成形をが閉じられる前に、保持マンドレルがパリソ
ンの壁を通してさし込まれ今やチューブ状のパリソン内
部における鉢形鎮静体の保持は保持マンドレルが引受け
ることになる。その後でフォーク状の保持部材はブロー
成形型がまだ開かれている状態で引きもどされる。ブロ
ー成形型が閉じる際に、ブロー成形をの両型半分の一方
の一部分である保持マンドレルを介して鉢形鎮静体の底
面は、それに対応するパリソンの内壁範囲に圧着される
。鉢形鎮静体の底面にはアンダーカットが設けられてお
りその中ヘバリソンの熱可塑性のプラスチック材料が圧
着時に侵入し、鉢形鎮静体をパリソンの内壁にしっかり
固定する。これらの公知の方法によりパリソンと鉢形鎮
静体との機械的接続、つまり付加的な接続部材を用いた
接続を回避する事が達成された。燃料容器の内壁の中に
、後で使用する時の漏れにつながる可能性がある穴をな
んらかの方法であけなければならないこのような機械的
接続は、常に欠点をともなう。これに対して公知の方法
で製造された燃料容器ノ内壁に保持マンドレルによって
形成される穴″・燃料計のためのゲージの接続に利用す
ルコトカできる。公知の方法の欠点は押出し工程の間に
フォーク状の保持部材によって鉢形鎮静体を保持する機
構を含めたコスト高のメカニズムにある。このフォーク
状の保持部材はブロー成形型の閉鎖行程の前に保持マン
ドレルを導入した後で取付は位置からはずされなければ
ならない。その後でブロー成形型を開く際に、鉢形鎮静
体内の成形部材に枢着されている保持マンドレル自体も
完成された燃料容器からはずされなければならない。

さらにこの公知の方法においてはブロー成形体の補強の
ための解決策はなにも示されていない。

発明が解決しようとする課題 ここにおいて本発明が設定した課題は、機械的なあるい
は他の固定部材を使用することなく、その内部の所定の
範囲に補強部材を固定し、この補強部材がパリソンをブ
ロー成形する際にその位置に動かずに保持されるブロー
成形体を得る事である。

課題を解決するための手段 この課題を解決するためには本発明によればブロー成形
型が閉じる際に補強部材と隣り合ったパリソンの壁範囲
の上に、壁の横断面を減少させる外部からのプレス圧を
作用させ遅くともプレス圧の導入と共にパリソンの内部
をブロー圧で負荷することが提案された。

発明の効果 従来の技術に対しては本発明による方法でもってブロー
成形体の所定の範囲に補強部材を固定する可能性が得ら
れた。ここにおいてはそのような補強部材の形状は完成
されたブロー成形体の本来の形態にかかわってくる、つ
まりそれは平たくて細長い補強部材でも良いしだ円形や
円形や他の形状の部材でもよい。補強部材とその形状の
選択の際に重要なのは、特に補強部材の表面に、ブロー
成形型の閉鎖時に加えられる押圧に相当する反力を生ぜ
しめ、該反力でパリソンの横断面を減少させる範囲が与
えられることである。この押圧を介して熱可塑性材料が
パリソンの壁からパリソンの中に残っている中空室へ押
込まれる。

このことは補強材料がパリソン内部の中空室全体を占め
るのではなくブロー成形体の完成後にも維持されるいく
つかの中空室が、補強材料を挿入した後でもまだ残って
いることを意味している。このような中空室は補強材料
の装入にもかかわらずブロー成形体内部においてブロー
空気をブロー成形工程の終了まで循環させるために重要
である。

プレス圧により圧力を加えられた熱可塑性材料は残され
ている中空室のブロー圧によってその流れる方向に影響
をおよぼされる。これは圧力を加えられた熱可塑性材料
がブロー成形体に残っている中空室へ意味もなく装入さ
れるのではなく存在しているブロー圧を介して補強部材
の露出しているへり範囲に接触させられそこに圧着され
ることを意味している。この過程のためには少なくとも
プレス圧の導入と共にパリソンの内部がブロー圧によっ
て負荷される必要がある。これはプレス過程の開始と同
時に、中空室に押し込まれる熱可塑性材料の方向が補強
部材の露出したへり範囲に向かうように定めるために重
要である。

実施態様 本発明による方法の有利な実施態様においては補強部材
の露出しているヘリ範囲の全面が熱可塑性材料によって
おおわれるようになっている。

この場合ウェブ状のブリッジがブロー成形体の内壁間で
形成されておりそのブリッジは維持されるブロー圧によ
ってブロー成形工程の終了までその形状を保ち続ける。

この可能性はブロー成形体の内部において単に補強部材
が保持されるということに加えて、ウェブ状のブリッジ
によるブロー成形体の付加的な補強をもたらす。そのよ
うな付加的な補強の可能性は、強度を要求されるブロー
成形体、例えば自動車あるいはスポーツ器具等に使用さ
れるブロー成形体において利点をもたらす。

ブリッジ構成による前述の補強の可能性に加えて別のブ
リッジがブロー成形体の内壁間に補強部材自体に任意に
形どられた透かし穴を通して成形されることが可能であ
る。そのような透かし穴は例えば様々な形状のドリル孔
あるいは打抜き孔であることができる。例えば円形ない
しその他の形の透かし穴、スリット開孔、リング状の開
孔等が使用されてもよい。

このような全ての処置はこのようなブロー成形体におい
て外から加えられる作用力に対する強度を向上させるの
に役立つ。本発明によるブロー成形体を製造するための
原材料としては全ての重合の材料が考えられる。補強部
材としては、木、金属、プラスチック、紙、ポール紙、
繊維で補強された材料から成る発泡性の、ないしは中空
状の挿入部材が使用可能である。それらの補強部材は透
かし穴を設けるか又は設けないでブロー成形体の特に負
荷される箇所に配置されることが可能である。また細長
いブロー成形体の場合においては、その内部に複数の補
強部材を相前後して配置した方がよい。この場合には相
応の間隔保持部材によって個々の補強部材がブロー成形
体室内において所定の間隔で互いに離れて保持されてい
てもよい。そのような間隔保持部材、例えば棒状の金属
又はプラスチックから成り立つことができ、ブロー成形
工程終了後にも製造されたブロー成形体の内部に、本発
明の方法により達成されたポジティブな補強作用がなん
らかの形で損なわれることのないように、維持される。

ここにおいて必要とされているのは間隔保持部材の横断
面が補強部材の横断面と同じにするか、あるいはそれよ
り少なくするだけである。

補強部材は長手方向に移動する保持装置によってパリソ
ン内部に挿入されてもよい。ここにおいてブロー圧をパ
リソン内部に挿入するブローニードルが補強部材の保持
体としても同時に作用する事が最良であるということが
はっきりした。この場合もちろん吹田開口がニードルの
先端に開かれるのではなくニードルの先端の下部のどこ
かに配置されていなければならな（、その開口はブロー
成形型が閉じた後でパリソンの内部になければならない
。

プレス圧によりブロー成形体内部に押圧される熱可塑性
材料が反作用するブロー圧によって補強部材のヘリの周
りに導かれることにより補強部材が簡単に固定させられ
ることの他に、本発明による方法の特に良い点としてブ
ロー成形体の内壁間にブリッジが構成される可能性があ
げられる。この場合には補強部材の挿入によるブロー成
形体の補強に加えて特に負荷がかかる場所におけるブロ
ー成形体の補強の可能性をさらに高めることが得られる
。

実施例 第１図に示されているブロー成形体ｌの部分断面図では
部分Ａに補強部材２が示されている。補強部材２はブロ
ー成形体ｌの壁の熱可塑性材料３でもって周囲から包み
こまれている。補強部材２には様々な形の透かし穴２１
．２２゜２３が設けられている。第１図の右側にはＢ−
Ｂ′線に沿った横断面が示されている。この横断面図か
ら透かし穴２１がブロー成形体ｌの壁の熱可塑性材料で
満たされることがわかる。

さらに熱可塑性材料３が中空室４．５を形成し、そこで
ブリッジ３１．３２を構成して補強部材２の露出してい
るヘリの部分に圧着されていることがわかる。この２つ
のブリッジ３１゜３２の他に透かし孔２１を介してもう
１つのブリッジ３３が形成されている。このブリッジ３
３はブロー成形体ｌの当該の壁範囲と一体に接続されて
いる。さらに第１図の横断面から補強部材２の範囲にお
けるブロー成形体１の壁部分は、中空室４．５を成す壁
部分よりも薄いということがわかる。最初の壁部分から
本発明の方法に従って押圧された熱可塑性材料はウェブ
状のブリッジ３１．３２．３３を構成するために使用さ
れている。この場合には外部からのプレス圧の他に中空
室４．５の内面にあるブロー圧が、補強部材の露出した
ヘリ範囲に押圧された材料を接触させている。

第２図は、順次配置された複数の補強部材６．７を有し
ている１つの長くのびたブロー成形体ｌを部分断面図で
あられしている。第２図の補強部材６は、第１図で説明
したような透かし穴２１，２２．２３を有している。

これに対して補強部材７は、そのような透かし穴はもっ
ていない。中空室４．５．８には補強部材６．７ないし
必要な場合は別の補強部材をブロー成形の工程の間それ
ぞれの位置にとどめておく図示されていないスペーサを
取付は可能である。第２図に図示されている補強部材６
．７も、ブリッジ構造３１．３２．３３によりブリッジ
成形体ｌの内部に特に補強された形で固定される。

第３ａ図、第３ｂ図、第３Ｃ図には、補強部材を有する
ブロー成形体の様々な横断面形が図示されている。第３
ａ図では細長い中心部材ｌｌと、この中心部材１１に一
体成形された拡大部１２．１３とを有するドツグボーン
形のブロー成形体が図示されている。この拡大部１２゜
１３の中には中空室４，５が設けられている。

補強部材２には、透かし穴２１が形成されている。この
透かし穴の中には壁から熱可塑性材料が押圧されている
ことによりブロー成形体の内壁の間でウェブ状のブリッ
ジが形成されている。同じようにウェブ状のブリッジ３
１．３２は補強部材の露出したへり周辺にも形成されて
いる。ここではウェブ状のブリッジ３１は中空室４内に
突出しているもりあがり３１１を有しており、これに対
してウェブ状のブリッジ３２は、波状の形をした表面３
２１を有している。これらのウェブ状のブリッジ３１．
３２表面範囲にこのような種々の外形が生じるのは、外
側の圧着力と内側のブロー圧力との両方の圧力範囲が互
いに衝突するからである。さらにこれらの範囲において
は表面の仕上がり状態が平らになる事はない。なぜなら
ば前記衝突時に外部からの押圧力によって内部に向けて
流れる熱可塑性材料はまず補強部材３の露出したヘリ範
囲に当接し、その後で流れ続ける熱可塑性材料は、中空
室４．５に向かって変向されるからである。

この変向は中空室４．５内に発生するブロー圧によって
も阻止することはできない。第３ａ悶からはドツグボー
ン状のブロー成形体ｌの拡大部１２．１３の壁厚が、細
長い中心部材１１の壁厚よりも大きい事があきらかであ
る。これらの壁厚のちがいは、外部からの押圧力によっ
てブロー成形体ｌの内部熱可塑性材料が押圧されること
に起因している。

第３ｂ図は、紡錘状の形状を特徴とするもう一つのブロ
ー成形体ｌの横断面を示している。

補強部材２は第１図の横断面図に相応してブロー成形体
の中に埋め込まれている。ここでは同じ構成部分は同じ
関連符号によって示されている。ここでもウェブ状のブ
リッジ３１．３２の表面形状は特にはっきりと示されて
いる。この場合にもブロー成形体の中空室４．５の範囲
における壁厚が補強部材２の範囲の壁厚よりも大きい。

第３ｃ図は同じ形態で前記横断面図について記述したよ
うな特徴を有するブロー成形体ｌのもう一つの実施例の
横断面形状を示している。第４図には、単なる板状構造
の補強部材から異形輪郭構造の補強部材、透かし穴及び
スリットを持った補強部材、リング状ないし弓状に曲げ
られた補強部材、曲げられた線材構造の補強部材までに
及ぶ種々の変化実施例が示されている。個々の補強部材
の平面図の横には各横断面図が示されている。これらの
補強部材の横断面は、長方形であっても円形ないしＬ字
形であってもよい。補強部材が形成される材料は使用目
的に応じて選ぶことが可能である。

第５図は補強部材２が熱可塑性材料によって全面的には
おおわれないブロー成形体ｌの実施例を示す。ここに示
されたブロー成形体はまるみをおびたブロー成形体であ
る。この場合に外部の押圧力はただ補強部材２の端面範
囲３４゜３５を熱可塑性材料で包みこむためにだけに利
用されるにすぎない。中空室４．５の中での補強部材２
の付加的な固定は壁の押込み変形で形成された中心部１
１．１２を介して行われている。この押込み変形はブロ
ー成形型における例えば円錐形の隆起部によって行われ
る。又このような押込み変形は、このまるみをおびたブ
ロー成形体の長さに互って任意にくりかえすことが可能
である。さらに第５図による実施例からは、補強部材２
の端面範囲におけるブロー成形体ｌの壁厚が、それ以外
の部分のブロー成形体の壁厚よりも小さくなっている事
はあきらかである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の方法によりブロー成形体内に補強部材を
設けた実施例を示したものであって、第１図は埋設され
た補強部材と透かし穴とを有するブロー成形体の部分断
面図、第２図は複数の補強部材を備えたブロー成形体の
部分断面図、＄／１１１１第３ａ図、第３ｂ図、第３ｃ
図は補強部材を備えたブロー成形体の種々異なる横断面
図、第４図は補強部材の種々異なる変化実施例を示した
図、第５図は補強部材を備えたグロー成形体の別の実施
例を示した図である。 ｌ・・・ブロー成形体、２・・・補強部材、３・・・熱
可塑性材料、４・・・中空室、５・・・中空室、６・・
・補強部材、７・・・補強部材、８・・・中空室、１１
・・・中心部材、１２・・・拡大部、１３・・・拡大部
、２１・・・透かし穴、２２・・・透かし穴、２３・・
・透かし穴、３１・・・ブリッジ、３２・・・ブリッジ
、３３・・・ブリッジ、３４・・・端面範囲、３５・・
・端面範囲図面の浄ｔ（内容に変更なし） 第１図 第２図 第４図 ◎居母華華◎ 手続補装置（方式）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、２部構成のブロー成形型を使用し、チューブとして
   のパリソンを熱可塑性の材料状態で開放したブロー成形
   型に挿入し、該ブロー成形型を閉じた後、所定のブロー
   圧によってブロー成形型の内郭にあてつけ、冷却後開放
   したブロー成形型からとりだしてブロー成形体を製造す
   る方法であって、パリソンを膨らます前に移動可能な保
   持装置の上にある挿入部材をブロー成形型が開放された
   状態でパリソンの中に挿入し、ブロー成形型を閉じてパ
   リソンの内壁の一部と結合させる形式のものにおいて、
   ブロー成形型が閉じる際に、補強部材と隣り合ったパリ
   ソンの壁範囲の上に壁の横断面を減少させる外部からの
   押圧力を作用させ、遅くとも押圧力の導入と共にパリソ
   ンの内部をブロー圧で負荷することを特徴とするブロー
   成形体を製造するための方法。 ２、補強部材に接触する範囲からパリソンの壁の熱可塑
   性材料を外部からのプレス圧でパリソンの中空室に押し
   込み、この押し込まれた熱可塑性材料をブロー圧によっ
   て補強部材の露出したヘリ範囲に圧着させる請求項１記
   載のブロー成形体を製造する方法。 ３、補強部材の露出している範囲の全面を熱可塑性材料
   によっておおい、ウェブ状のブリッジをブロー成形体の
   内壁間に形成し、該ブリッジの形状をブロー圧によって
   ブロー成形工程の終了まで保ち続ける、請求項１又は２
   記載のブロー成形体を製造する方法。 ４、ブロー成形体の内壁間に付加的なブリッジを補強部
   材の中の任意に形どられた透かし穴を通して形成する、
   請求項３記載のブロー成形体を製造する方法。