JPH08142230A - キャビネット装置及びその製造方法 - Google Patents
キャビネット装置及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH08142230A JPH08142230A JP28656594A JP28656594A JPH08142230A JP H08142230 A JPH08142230 A JP H08142230A JP 28656594 A JP28656594 A JP 28656594A JP 28656594 A JP28656594 A JP 28656594A JP H08142230 A JPH08142230 A JP H08142230A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cabinet
- thick
- gas
- outer peripheral
- hollow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1703—Introducing an auxiliary fluid into the mould
- B29C45/1704—Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、テレビジョン受像機等の成形キャ
ビネット装置とその製造方法に関するものである。 【構成】 キャビネット１の外周端部に強度を向上させ
る厚肉部２を連続して一体で形成し、樹脂及び高圧ガス
を注入するゲート３と前記外周端厚肉部２の、キャビネ
ット１の底面４から一番遠い部分５を高圧ガスが誘導で
きる断面積を有するリブ６で連結し、高圧ガスをゲート
３から注入することにより外周端厚肉部２に連続して中
空部を形成したキャビネット装置。
ビネット装置とその製造方法に関するものである。 【構成】 キャビネット１の外周端部に強度を向上させ
る厚肉部２を連続して一体で形成し、樹脂及び高圧ガス
を注入するゲート３と前記外周端厚肉部２の、キャビネ
ット１の底面４から一番遠い部分５を高圧ガスが誘導で
きる断面積を有するリブ６で連結し、高圧ガスをゲート
３から注入することにより外周端厚肉部２に連続して中
空部を形成したキャビネット装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機の
リアキャビネットのような箱状の成形キャビネットに係
わり、特に強度向上及び生産性を向上したキャビネット
と、その製造方法に関するものである。
リアキャビネットのような箱状の成形キャビネットに係
わり、特に強度向上及び生産性を向上したキャビネット
と、その製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、テレビジョン受像機等のフロ
ントキャビネットのような箱状の成形キャビネットにお
いて、厚肉部のヒケ不良防止のため中空成形技術を用い
たキャビネットの成形方法が多く用いられている。この
成形キャビネットの成形方法の従来例として、例えば、
特開平２−８７８８０号が存在する。この従来成形方法
は、重量の大きなＣＲＴの取り付け部に強固な構造を構
成させるため、中空成形技術の１つであるシンプレス成
形法を用いるとともに、少なくともＣＲＴの保持部に高
圧ガスを射出するようにしたものである。
ントキャビネットのような箱状の成形キャビネットにお
いて、厚肉部のヒケ不良防止のため中空成形技術を用い
たキャビネットの成形方法が多く用いられている。この
成形キャビネットの成形方法の従来例として、例えば、
特開平２−８７８８０号が存在する。この従来成形方法
は、重量の大きなＣＲＴの取り付け部に強固な構造を構
成させるため、中空成形技術の１つであるシンプレス成
形法を用いるとともに、少なくともＣＲＴの保持部に高
圧ガスを射出するようにしたものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例では、ＣＲＴの保持部近傍に設けられた４個のゲー
トよりそれぞれガスが注入されるため、例えば、テレビ
ジョン受像機のリアキャビネットのような箱状の成形キ
ャビネットの外周端部に連続して厚肉部を構成する場合
にはそれぞれのガス圧力が干渉し、中空部が連続して形
成できず、結果部分的に厚肉部が残ってしまい前記厚肉
部のヒケ不良を防ぐため成形時間の短縮が図れないとい
う欠点がある。
来例では、ＣＲＴの保持部近傍に設けられた４個のゲー
トよりそれぞれガスが注入されるため、例えば、テレビ
ジョン受像機のリアキャビネットのような箱状の成形キ
ャビネットの外周端部に連続して厚肉部を構成する場合
にはそれぞれのガス圧力が干渉し、中空部が連続して形
成できず、結果部分的に厚肉部が残ってしまい前記厚肉
部のヒケ不良を防ぐため成形時間の短縮が図れないとい
う欠点がある。
【０００４】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、箱状の成形キャビネットの外周端部に連
続して厚肉部を形成することにより強度を向上し、しか
も従来方法と比較して生産性のよい成形リアキャビネッ
トを提供することを目的とするものである。
たものであり、箱状の成形キャビネットの外周端部に連
続して厚肉部を形成することにより強度を向上し、しか
も従来方法と比較して生産性のよい成形リアキャビネッ
トを提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば、テレ
ビジョン受像機のリアキャビネットのような箱状の成形
キャビネットの外周端部に連続して厚肉部を構成し、前
記厚肉部に対して意匠上目立たない底面から一番遠い部
分一点からガスを注入し、前記外周端部に連続して構成
された厚肉部を連続して中空形状にするようにしたもの
である。またこのとき、意匠上目立たない底面に動作可
能な入れ子を配置し、樹脂充填後前記入れ子を動作する
ことにより成形金型内の樹脂圧力を瞬間的に低下させ、
中空部を形成するガスの流動末端を前記底面に配置し、
成形バラツキによるヒケ不良を抑えることができる。
ビジョン受像機のリアキャビネットのような箱状の成形
キャビネットの外周端部に連続して厚肉部を構成し、前
記厚肉部に対して意匠上目立たない底面から一番遠い部
分一点からガスを注入し、前記外周端部に連続して構成
された厚肉部を連続して中空形状にするようにしたもの
である。またこのとき、意匠上目立たない底面に動作可
能な入れ子を配置し、樹脂充填後前記入れ子を動作する
ことにより成形金型内の樹脂圧力を瞬間的に低下させ、
中空部を形成するガスの流動末端を前記底面に配置し、
成形バラツキによるヒケ不良を抑えることができる。
【０００６】
【作用】前記本発明によれば、テレビジョン受像機のリ
アキャビネットのような箱状のキャビネットを合成樹脂
の射出成形によって成形する場合において、強度の弱い
外周端部に厚肉部を連続して形成することにより製品強
度の向上が図れる。
アキャビネットのような箱状のキャビネットを合成樹脂
の射出成形によって成形する場合において、強度の弱い
外周端部に厚肉部を連続して形成することにより製品強
度の向上が図れる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明のテレビジョン受像機成形リア
キャビネットの実施例を図１〜図４によって説明する。
図１及び図２はそれぞれ、一実施例の斜視図及び部分断
面図を示したものであって、このキャビネット１はその
外周端部に厚肉部２を連続的に一体で形成しており、製
品強度上強固な構造となっている。またこのとき樹脂及
び高圧ガスを注入するゲート３と外周端厚肉部２のキャ
ビネット１の底面４から一番遠い部分５を高圧ガスが誘
導できる断面積を有するリブ６により連結しておく。
キャビネットの実施例を図１〜図４によって説明する。
図１及び図２はそれぞれ、一実施例の斜視図及び部分断
面図を示したものであって、このキャビネット１はその
外周端部に厚肉部２を連続的に一体で形成しており、製
品強度上強固な構造となっている。またこのとき樹脂及
び高圧ガスを注入するゲート３と外周端厚肉部２のキャ
ビネット１の底面４から一番遠い部分５を高圧ガスが誘
導できる断面積を有するリブ６により連結しておく。
【０００８】このように構成されたキャビネット１にお
いて、樹脂を射出するゲート３から樹脂射出後やや遅れ
て高圧ガスを注入し、前記高圧ガスをゲート３からリブ
６を通して外周端厚肉部２のキャビネット１の底面４か
ら一番遠い部分５に誘導することにより、図２に示すよ
うな厚肉部２の中に中空部７を連続して形成することが
できる。このとき厚肉部２のヒケ不良は高圧ガスの２次
圧が加えられるため防ぐことができる。 次に第２の実
施例について説明する。図３及び図４はそれぞれ第２の
実施例の裏面視図及び底面視図を示したものであって、
このキャビネット１はその外周端部に厚肉部２を連続し
て一体で形成しかつ、前記厚肉部２の意匠上目立たない
キャビネット１の底面４側端部に金型構造上動作可能な
入れ子８を配置しておく。
いて、樹脂を射出するゲート３から樹脂射出後やや遅れ
て高圧ガスを注入し、前記高圧ガスをゲート３からリブ
６を通して外周端厚肉部２のキャビネット１の底面４か
ら一番遠い部分５に誘導することにより、図２に示すよ
うな厚肉部２の中に中空部７を連続して形成することが
できる。このとき厚肉部２のヒケ不良は高圧ガスの２次
圧が加えられるため防ぐことができる。 次に第２の実
施例について説明する。図３及び図４はそれぞれ第２の
実施例の裏面視図及び底面視図を示したものであって、
このキャビネット１はその外周端部に厚肉部２を連続し
て一体で形成しかつ、前記厚肉部２の意匠上目立たない
キャビネット１の底面４側端部に金型構造上動作可能な
入れ子８を配置しておく。
【０００９】このように構成されてキャビネット１にお
いて、樹脂射出後やや遅れて高圧ガス注入し、このガス
注入とほぼ同時に動作可能な入れ子８を金型内体積が増
える方向に動作させることにより金型内樹脂圧力を瞬間
的に低下させることが可能となり、厚肉部２内にある中
空部７を形成する高圧ガスの末端９を意匠上目立たない
キャビネット１の底面４に確実に配置することができ
る。 また本実施例は、樹脂射出部ゲートと高圧ガス注
入部を同一としたが、例えば高圧ガス注入部を外周端部
厚肉部に直接配置してもよい。
いて、樹脂射出後やや遅れて高圧ガス注入し、このガス
注入とほぼ同時に動作可能な入れ子８を金型内体積が増
える方向に動作させることにより金型内樹脂圧力を瞬間
的に低下させることが可能となり、厚肉部２内にある中
空部７を形成する高圧ガスの末端９を意匠上目立たない
キャビネット１の底面４に確実に配置することができ
る。 また本実施例は、樹脂射出部ゲートと高圧ガス注
入部を同一としたが、例えば高圧ガス注入部を外周端部
厚肉部に直接配置してもよい。
【００１０】
【発明の効果】以上のように本発明は、中空成形技術を
用い外周端部に強度を向上させる厚肉部を連続して一体
に形成した構造でかつ、生産性のよいのテレビジョン受
像機成形リアキャビネットを提供することが可能にな
る。
用い外周端部に強度を向上させる厚肉部を連続して一体
に形成した構造でかつ、生産性のよいのテレビジョン受
像機成形リアキャビネットを提供することが可能にな
る。
【図１】本発明の一実施例におけるキャビネットの斜視
図
図
【図２】本発明の一実施例におけるキャビネットの部分
横断面図
横断面図
【図３】本発明の第２の実施例におけるキャビネットの
裏面視図
裏面視図
【図４】本発明の第２の実施例におけるキャビネットの
底面視図
底面視図
１ キャビネット ２ 外周端部厚肉部 ７ 中空部 ９ 動作可能な入れ子
Claims (6)
- 【請求項１】 一体成型部材の一部に連続して形成され
た厚肉部に中空部を設けた一体成型部材からなるキャビ
ネット装置。 - 【請求項２】 一体成型時に連続して形成された厚肉部
を設けるとともに前記厚肉部に中空部を形成することに
より前記厚肉部のヒケを調整するようにしたことを特徴
とするキャビネット装置の製造方法。 - 【請求項３】 合成樹脂の射出成形によって成形された
箱状のキャビネットの外周端部に厚肉部を連続して一体
で形成するとともに、一体成型時に前記厚肉部に連結し
たリブの端部から高圧ガスを注入して前記厚肉部内に連
続した中空部を形成するようにしたことを特徴とするキ
ャビネット装置の製造方法。 - 【請求項４】 一体成型キャビネットの外周端部に連続
して形成された厚肉部と、前記厚肉部に連結したリブと
を備え、前記厚肉部の内部に前記リブから連続して形成
された中空部を設けたことを特徴とするキャビネット装
置。 - 【請求項５】 リブに連結した厚肉部を箱状キャビネッ
トの外周端部に連続して形成するとともに、前記キャビ
ネットの底面に動作可能な入れ子を配設し、一体成型時
に前記厚肉部に連結したリブの端部から高圧ガスを注入
して前記厚肉部内に連続した中空部を形成し、樹脂充填
後に前記入れ子を動作することにより中空部を形成する
ガスの流動末端が前記キャビネットの底面に配置される
ようにしたことを特徴とするキャビネット装置の製造方
法。 - 【請求項６】 箱状キャビネットの外周端部に連続して
形成された中空部を有する厚肉部と、前記厚肉部の中空
部に連結した中空部が形成されたリブと、前記キャビネ
ットの底面に配設された動作可能な入れ子を備え、前記
キャビネットの底面に中空部を形成するガスの流動末端
が配置されたことを特徴とするキャビネット装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28656594A JPH08142230A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | キャビネット装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28656594A JPH08142230A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | キャビネット装置及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08142230A true JPH08142230A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17706060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28656594A Pending JPH08142230A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | キャビネット装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08142230A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002014047A2 (en) * | 2000-08-15 | 2002-02-21 | National Sales Company, L.L.C. | Molded article having hollow rim portion and process for producing such articles |
| JP2006203093A (ja) * | 2005-01-24 | 2006-08-03 | Nitto Electric Works Ltd | 合成樹脂製の電気機器収納用箱 |
| US7614868B2 (en) | 2004-11-05 | 2009-11-10 | Funai Electric Co., Ltd. | Display apparatus and metal mold structure |
-
1994
- 1994-11-21 JP JP28656594A patent/JPH08142230A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002014047A2 (en) * | 2000-08-15 | 2002-02-21 | National Sales Company, L.L.C. | Molded article having hollow rim portion and process for producing such articles |
| WO2002014047A3 (en) * | 2000-08-15 | 2002-07-04 | Nat Sales Company L L C | Molded article having hollow rim portion and process for producing such articles |
| US7614868B2 (en) | 2004-11-05 | 2009-11-10 | Funai Electric Co., Ltd. | Display apparatus and metal mold structure |
| JP2006203093A (ja) * | 2005-01-24 | 2006-08-03 | Nitto Electric Works Ltd | 合成樹脂製の電気機器収納用箱 |
| JP4498151B2 (ja) * | 2005-01-24 | 2010-07-07 | 日東工業株式会社 | 合成樹脂製の電気機器収納用箱 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4986947A (en) | Method for connecting ends of weather strips | |
| US5874116A (en) | Injection molding apparatus having a divided degassing pin | |
| US20050072116A1 (en) | Configuration for isolating cavities | |
| JPH08142230A (ja) | キャビネット装置及びその製造方法 | |
| EP1672210B1 (en) | Resin molded component | |
| JPH06305343A (ja) | 車両用インストルメントパネルコア及びその成形方法 | |
| JPS59146826A (ja) | 合成樹脂成形品の製造方法 | |
| JPH089294A (ja) | テレビジョンキャビネット | |
| US4874651A (en) | End structure for synthetic resin member | |
| JP3180380B2 (ja) | 中空成形体 | |
| US7690907B2 (en) | Multi-film junction structure | |
| JP2982034B2 (ja) | 装飾部材が一体成形された樹脂成形品の射出成形方法 | |
| CN107486972A (zh) | 注塑件、车辆、注塑模具和注塑件的制造方法 | |
| JPH07329132A (ja) | インストルメントパネル成形時の変形防止方法 | |
| JP3258591B2 (ja) | リブ付き成形体及びその製造方法並びに製造用金型装置 | |
| JPH0516260A (ja) | 合成樹脂製複合管の製造方法 | |
| JP3272482B2 (ja) | 射出成形金型におけるガス抜き構造 | |
| JPH07112454A (ja) | プラスチック成形品のボス構造 | |
| JP3049128B2 (ja) | 射出成形方法およびその装置 | |
| JP2896094B2 (ja) | テレビジョン受像機の筐体 | |
| JP4673500B2 (ja) | 車両内装ライニング材のドアポケット | |
| JPS59179325A (ja) | 車両用合成樹脂成形品の製造方法 | |
| JPH0658310A (ja) | 中空成形品 | |
| JPS5874232A (ja) | モ−ルデイングの製造方法 | |
| JPH1113717A (ja) | 発泡成形品の固定具取付部品 |