JPH0658310A - 中空成形品 - Google Patents

中空成形品

Info

Publication number
JPH0658310A
JPH0658310A JP22922292A JP22922292A JPH0658310A JP H0658310 A JPH0658310 A JP H0658310A JP 22922292 A JP22922292 A JP 22922292A JP 22922292 A JP22922292 A JP 22922292A JP H0658310 A JPH0658310 A JP H0658310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
hollow molded
hollow
boss
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22922292A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunobu Teramoto
泰庸 寺本
Tomoaki Komiyama
知明 小宮山
Hiromi Hiuga
博実 日向
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP22922292A priority Critical patent/JPH0658310A/ja
Publication of JPH0658310A publication Critical patent/JPH0658310A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 相手部材に取り付ける際の取り付け強度に優
れた中空成形品を提供すること。 【構成】 合成樹脂からなる本体部99と,本体部99
の中に形成された中空部90と,中空部90に突出させ
た突出ボス5とを有する。突出ボス5にはネジ用下穴5
0が形成されている。突出ボス5は,ネジ用下穴50の
周囲に補強リブ1を有し,かつ補強リブ1は,ネジ用下
穴50とは独立した,複数の空隙部10を有する。突出
ボス5及び補強リブ1は,中空部90内に突出してい
る。空隙部10は,ネジ用下穴50を中心に放射状に等
間隔に形成されることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,相手部材に取り付ける
際の取り付け強度に優れた中空成形品に関する。
【0002】
【従来技術】自動車のフロント部には,ラジエータグリ
ルが取り付けられている。該ラジエータグリルは,ラジ
エータを保護すると共にエンジン冷却用空気を取り入れ
るためのものである。ラジエータグリルは,強度に優
れ,かつ軽量化を図るために,例えば,図11,図12
に示すごとく,中空成形品8とすることが考えられる。
【0003】中空成形品8は,成形型のキャビティ内に
軟化状態の合成樹脂を射出すると共に,該合成樹脂内に
窒素ガス,水等の流体を注入して,その内部を中空とす
ることにより製造される。図12,図13に示すごと
く,一般に,中空成形品8を相手部材7に取り付ける場
合には,中空成形品8にボス81,89を設ける。
【0004】該ボス81,89は,ネジ用につくられた
下穴810,890を有する。相手部材7には,上記下
穴とほぼ同じ大きさの口径を有する取付穴70を設け
る。また,両者を固定するネジ6は,頭部69と,ネジ
部60とを有する。中空成形品8を相手部材7に取付け
る際には,両者の下穴81,89と取付穴70とを一致
させ,ネジ6を螺合する。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,肉厚のボス8
1の場合には強度に優れているが,中空成形品8におけ
る中間部分88の中空部80内に突出した突出ボス89
は肉薄である。そのため,相手部材7に取り付ける際
の,取り付け強度が低い。従って,突出ボス89は,ネ
ジ6から受ける外力により,破損するおそれがある。
【0006】そこで,突出ボス89を肉厚にすることが
考えられるが,該突出ボス89が形成されている中間部
分88は肉薄のために,限界がある。また,例え,ある
程度厚肉にしたとしても,中空部の内部にあるため,肉
厚を制御できないため,強度が安定しない。本発明は,
かかる問題点に鑑み,相手部材に取り付ける際の取り付
け強度に優れた中空成形品を提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題の解決手段】本発明は,合成樹脂からなる本体部
と,該本体部の中に形成された中空部と,該中空部に突
出させた突出ボスとを有すると共に,該突出ボスには穴
を形成してなる中空成形品であって,上記突出ボスは上
記穴の周囲に補強リブを有し,かつ該補強リブは上記穴
とは独立した,複数の空隙部を有することを特徴とする
中空成形品にある。
【0008】本発明において最も注目すべきことは,突
出ボスは穴の周囲に補強リブを有し,該補強リブは穴と
は独立した複数の空隙部を有することである。上記空隙
部は,穴を中心に放射状に形成されていることが好まし
い。これにより,突出ボスに加えられた外力が均等に中
空成形品の他の部分に拡散させることができる。突出ボ
ス及び補強リブは,中空部内に突出している。穴は,一
般用のネジ,タッピング用ネジ等を嵌合するためのもの
である。上記中空成形品は,自動車のラジエータグリ
ル,インストルメントパネル,サイドモール等に用いら
れる。
【0009】
【作用及び効果】本発明においては,突出ボスが穴の周
囲に補強リブを有するため,突出ボスの強度が向上す
る。また,補強リブは,穴とは独立した複数の空隙部を
有している。そのため,穴にネジを挿着した場合に,空
隙部はネジから受ける外力を外方へ拡散させることがで
きる。それ故,突出ボスが外力により破損することはな
い。
【0010】従って,突出ボスを,中空成形品における
中間部分などの肉厚にできない部分に設けた場合にも,
相手部材に対し強固に取り付けることができる。以上の
ごとく,本発明によれば,相手部材に取り付ける際の取
り付け強度に優れた中空成形品を提供することができ
る。
【0011】
【実施例】
実施例1 本発明にかかる実施例につき,図1〜図9を用いて説明
する。本例の中空成形品9は,図1,図3〜図5に示す
ごとく,合成樹脂からなる本体部99と,本体部99の
内部に形成された中空部90と,中空部90に突出させ
た突出ボス5とを有する。突出ボス5には,ネジ6を嵌
合するためのネジ用下穴50が形成されている。突出ボ
ス5は,ネジ用下穴50の周囲に補強リブ1を有し,か
つ補強リブ1は,ネジ用下穴50とは独立した,複数の
空隙部10を有する。
【0012】突出ボス5及び補強リブ1は,図1,図5
に示すごとく,中空成形品9の中空部90内に突出して
いる。突出ボス5のネジ用下穴50に面した壁面51
は,滑らかな円筒形状であり,その開口先端部には段部
52が設けられている。空隙部10は,ネジ用下穴50
を中心に4方向に放射状に形成されている。
【0013】ネジ用下穴50は,口径6mm,深さ15
mmである。空隙部10の開口付近は,幅3mm,長さ
8mmである。空隙部10の深さは,7mmである。ネ
ジ用下穴50と空隙部10の間の壁厚は4mmである。
突出ボス5及び補強リブ1は中空成形品9の裏面側に設
けられ,ネジ用下穴50及び空隙部10は中空成形品9
の裏面側に開口している。ネジ用下穴50は,図2に示
すごとく,タッピング用のネジ6を嵌合するための穴で
ある。本例の中空成形品9は,自動車のフロント部に挿
着するためのラジエータグリルである。
【0014】次に,本例の中空成形品9の製造方法につ
いて,図6〜図9を用いて説明する。まず,図6,図7
に示すごとく,内部にキャビティ30を設けた成形型3
を準備する。キャビティ30に面した内壁37は,上記
中空成形品と同様の形状である。
【0015】即ち,成形型3の内壁37は,円柱上のボ
ス穴用ピン35と,該ボス穴用ピン35を中心にして4
方向に設けた平板状のリブ穴用板31とを有する。ボス
穴用ピン35の下方には,これより大径の段部36が形
成されている。該段部36により,ボス穴用ピン35の
立設を補強することができる。また,成形型3には,合
成樹脂及び流体を注入するためのゲート39が設けられ
ている。
【0016】次に,中空成形品9の成形に当たっては,
図8に示すごとく,合成樹脂2をゲート39から注入す
る。合成樹脂2は,加熱により軟化されている。合成樹
脂2の注入量は,中空成形品の形成に必要な量である。
所定の合成樹脂量を注入したとき,一旦その注入を停止
する。そして,この停止位置29より前方は,合成樹脂
2が充填されていない前方成形部301を形成してい
る。このとき,ボス穴用ピン35,段部36,リブ穴用
板31の周囲は,合成樹脂2により完全に覆われてい
る。そして,これらの周囲の合成樹脂2は,他の部分に
比して早く冷却され固化し,前記突出ボス5を形成す
る。
【0017】次に,図9に示すごとく,ゲート39から
合成樹脂2の内部に,空気等の流体4を注入する。これ
により,ボス穴用ピン35付近で固化された部分以外の
合成樹脂2は,前方成形部の方向へ進行していく。ま
た,これに伴って,流体4は,合成樹脂2の中央部分に
注入されていき,中空部90を形成する。その後,成形
型3を冷却し,合成樹脂2を固化させ,成形型3のキャ
ビティ30内から中空成形品9を取り出す。これによ
り,本例の中空成形品9を得る。
【0018】次に,本例の作用効果につき説明する。本
例においては,突出ボス5がネジ用下穴50の周囲に補
強リブ1を有するため,突出ボス5の強度を増加させて
いる。また,図2に示すごとく,補強リブ1はネジ用下
穴50とは独立した複数の空隙部10を有しているた
め,中空成形品9を相手部材7に取り付ける際の突出ボ
ス5の取り付け強度が高い。
【0019】即ち,ネジ用下穴50と相応するネジ部6
0を有するネジ6を用い,相手部材7の取付穴70に上
記ネジ部60を挿入し,中空成形品9のネジ用下穴50
にネジ部60を螺合する。この場合,空隙部10はネジ
6から受ける外力を外方へ拡散させることができる。そ
れ故,突出ボス5は該外力により破損することはない。
【0020】従って,中空成形品9における中間部分な
ど,厚肉にできない部分であっても,相手部材7に対し
強固にとりつけることができる。また,空隙部10は,
ネジ用下穴50を中心に4方向に放射状に形成されてい
る。そのため,突出ボス5に加えられた外力を,均等に
他の部分に拡散させることができる。
【0021】実施例2 本例の中空成形品は,図10に示すごとく,一般用のネ
ジを嵌合するためのネジ穴用下穴501を有する。該ネ
ジ用下穴501に面した壁面511は,ネジ切りがされ
ている。その他は実施例1と同様である。本例において
も,実施例1と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の中空成形品にかかる,図3のA−A線
矢視断面図。
【図2】実施例にかかる,中空成形品を相手部材に取り
付ける方法を示す説明図。
【図3】実施例の中空成形品の裏面図。
【図4】図1のB−B線矢視断面図。
【図5】実施例の中空成形品の要部斜視図。
【図6】実施例にかかる,成形型の内部の要部斜視図。
【図7】実施例にかかる,成形型の断面図。
【図8】実施例にかかる,中空成形品を成形する際の,
合成樹脂注入時の状態を示す説明図。
【図9】図8につづく,流体注入時の状態を示す説明
図。
【図10】実施例2にかかる,中空成形品の断面図。
【図11】従来例の中空成形品の正面図。
【図12】図11のD−D線矢視断面図。
【図13】従来例にかかる,中空成形品を相手部材に取
り付ける方法を示す説明図。
【符号の説明】
1...補強リブ, 10...空隙部, 5...突出ボス, 50,501...ネジ用下穴, 9...中空成形品, 90...中空部, 99...本体部,

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂からなる本体部と,該本体部の
    内部に形成された中空部と,該中空部に突出させた突出
    ボスとを有すると共に,該突出ボスには穴を形成してな
    る中空成形品であって,上記突出ボスは上記穴の周囲に
    補強リブを有し,かつ該補強リブは上記穴とは独立し
    た,複数の空隙部を有することを特徴とする中空成形
    品。
JP22922292A 1992-08-04 1992-08-04 中空成形品 Pending JPH0658310A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22922292A JPH0658310A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 中空成形品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22922292A JPH0658310A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 中空成形品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0658310A true JPH0658310A (ja) 1994-03-01

Family

ID=16888745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22922292A Pending JPH0658310A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 中空成形品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0658310A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100610956B1 (ko) * 2005-07-06 2006-08-10 기아자동차주식회사 차량의 싱크마크 현상을 방지하는 보스
JP2014206218A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 ユーテック株式会社 成形品の固定構造
KR101507387B1 (ko) * 2014-03-31 2015-04-01 존슨콘트롤즈 오토모티브 인테리어 코리아 주식회사 3개 부품의 체결구조

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100610956B1 (ko) * 2005-07-06 2006-08-10 기아자동차주식회사 차량의 싱크마크 현상을 방지하는 보스
JP2014206218A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 ユーテック株式会社 成形品の固定構造
KR101507387B1 (ko) * 2014-03-31 2015-04-01 존슨콘트롤즈 오토모티브 인테리어 코리아 주식회사 3개 부품의 체결구조

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2052836B1 (en) Injection molding method
JPS59171714A (ja) 自動車用ドア
US5874116A (en) Injection molding apparatus having a divided degassing pin
US20020106473A1 (en) Resin molded article having opening and method for producing the same
JPH0658310A (ja) 中空成形品
US5882699A (en) Vehicular lighting unit apparatus
JPH0946939A (ja) マグネット付ケースおよびその製造法
CN109484324A (zh) 外饰件连接结构、模具及制造外饰件连接结构的方法
US6059432A (en) Injection molded vehicle lamp and method of making
US4260278A (en) Fastening assembly
JPH0957784A (ja) 射出成形部品及びその製造方法
CN212079835U (zh) 拼接结构、注塑发泡件及制冷存储设备
US6089523A (en) Integral mirror bracket using gas assist
JP2748535B2 (ja) 把 手
JP3237021B2 (ja) ブロー成形中空体の固着構造
CN215451152U (zh) 用于汽车的点火线圈总成
JP3194336B2 (ja) 棒状中空成形品の製造方法及びその成形品
JPH08142230A (ja) キャビネット装置及びその製造方法
US9682521B2 (en) Metal mold forming method for indoor illuminating lamp lens for motor vehicle and indoor illuminating lamp lens
JPH0737858Y2 (ja) ブロー成形板の固着構造
JP2569290Y2 (ja) 車輌用ドアライニング
JPH02190605A (ja) 樹脂製部品等におけるボルト取付部
JPS59179325A (ja) 車両用合成樹脂成形品の製造方法
JPS58206430A (ja) ア−ムレスト
KR920004736Y1 (ko) 설합 조립용 중간 판체