JP4161407B2 - ポンプディスペンサのアキュムレータの製造方法及び成形型 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば容器の開口部に装着されて容器内の内容物を注出するポンプディスペンサのアキュムレータに関し、特に通気孔を備えたアキュムレータの製造方法及び成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のアキュムレータは、図12 (a)及び(b)に示すような構成となっている。
【0003】
すなわち、筒状のアキュムレータ1000の側壁1001に、アキュムレータ1000の内部と外部とを連通する通気孔1002が設けられている。この通気孔1002を介して容器内からアキュムレータ1000に内容液を吸入した際の容器内の負圧を解消するものである。従来の通気孔1002は軸方向に対して直交する横方向に貫通形成されていた。
【0004】
このような従来のアキュムレータ1000の成形型は、図12(c)及び(d)に示すように、アキュムレータ1000の外周形状を成形するためのキャビティ1400が刻設された外周成形用の固定型1200と、キャビティ1400内に軸方向に挿入されてアキュムレータ1000の内周形状を成形するための可動側コア1100と、通気孔1002を成形するためのスライドピン1301とを備えており、スライドピン1301は固定型1200に対して横方向にスライド自在に組み付けられていた。
【0005】
また、図12(d)に示すように、アキュムレータを複数取りするために、固定型1200には複数のキャビティ1400が2列に配列され、2列のキャビティ1400の左右にそれぞれスライドコア1300が配設されていた。各スライドコア1300には各列のキャビティ1400に対応するスライドピン1301が突設され、左右のスライドコア1300をスライドさせることにより、各スライドピン1301をキャビティ1400に対して一体的に抜き差しするようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のポンプディスペンサのアキュムレータにあっては、通気孔1002が横向きに形成されているので、通気孔1002に内容物が付着した場合に滞留しやすく、特に内容物が高粘度の場合にかじりついて通気孔1002を塞いてしまうおそれがある。通気孔1002が塞がってしまうと、容器が減圧によって変形してしまう。
【0007】
そこで、通気孔1002を複数設けることにより通気性を向上させることが考えられるが、複数の通気孔1002を形成しようとすると複数のスライドピン1301が必要となるために、成形型の構造が複雑になる。
【0008】
また、従来の成形型における離型動作は、スライドピン1301を横方向に後退させ、その後に可動側コア1100を軸方向に型開きする2動作となり、スライドピン1301を抜くスピードを上げないと可動側コア1100の開放スピードも上がらず、どうしても成形サイクルが長くなってしまう。
【0009】
また、アキュムレータを複数取りする場合でも、スライドコア1300を設ける関係で、固定型1200にキャビティ1400を最大でも2列しか形成できず、取り数を増やすにも限界があった。
【0010】
また、エジェクタヘッド1010をステムガイド1011にねじ込んでロックする際に、従来は不図示の把持装置によってステムガイド1011外周を掴んでエジェクタヘッド1010をねじ込むようになっていたが、ステムガイド1011外周の上下方向の幅xは狭いために把持し難いという問題があった。ステムガイド1011の上下方向の幅xを大きくすればよいが、そうするとロック時のエジェクタヘッド1010の高さが高くなってしまう。
【0011】
本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、成形サイクルスピードを取り数と共にアップし、コスト面および生産性向上を図り得るポンプディスペンサのアキュムレータの製造方法及び成形型を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のポンプディスペンサのアキュムレータの製造方法は、アキュムレータの外周面を成形するためのキャビティが設けられた外周成形用金型と、前記キャビティ内に挿入されアキュムレータの内周面を成形する内周成形用金型と、を軸方向に開閉自在とし、前記外周成形用金型のキャビティ内周面にアキュムレータ側壁の段差部外周面を成形するための段差部外周面成形部を設けると共に、前記内周成形用金型にアキュムレータ側壁の段差部内周面を成形するための段差部内周面成形部を設け、前記外周成形用金型の段差部外周面成形部と内周成形用金型の段差部内周面成形部との少なくともいずれか一方に軸方向に突出する通気孔成形用の突起部を設け、前記外周成形用金型と内周成形用金型を軸方向に型閉めして前記内周成形用金型が挿入されたキャビティ内に成形材料を充填し、成形材料が硬化した後、内周成形用金型と外周成形用金型を軸方向に型開きすると同時に通気孔から突起部を軸方向に抜いてアキュムレータを離型することを特徴とする。
【0013】
また、本発明のポンプディスペンサのアキュムレータの成形型は、アキュムレータの外周面を成形するためのキャビティが設けられた外周成形用金型と、前記キャビティ内に挿入されアキュムレータの内周面を成形するための内周成形用金型と、を軸方向に開閉自在とし、前記外周成形用金型のキャビティ内周面にアキュムレータ側壁の段差部外周面を成形するための段差部外周面成形部を設けると共に、前記内周成形用金型にアキュムレータ側壁の段差部内周面を成形するための段差部内周面成形部を設け、前記外周成形用金型の段差部外周面成形部と内周成形用金型の段差部内周面成形部との少なくともいずれか一方に軸方向に突出する通気孔成形用の突起部を設けたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0015】
[第1の実施の形態]
図3には本発明の第1の実施の形態に係る製造方法によって製造されるアキュムレータおよびこのアキュムレータが適用されるポンプディスペンサが示されている。
【0016】
まず、ポンプディスペンサについて簡単に説明すると、このポンプディスペンサ1は、筒形状のアキュムレータ2と、このアキュムレータ2内に往復移動自在に挿入されるピストン3と、ピストン3を常時上方に向けて計量室Q内部を拡張させる方向に付勢するスプリング4と、ピストン3から軸方向に上方に向けて延びるステム5と、このステム5上端に連結されるエジェクタヘッド6と、エジェクタヘッド6から側方に延びるノズル7と、ステム5を案内するステムガイド8と、アキュムレータ2の底部に設けられ吸込時には開きかつ吐出時には閉じる吸込弁機構9と、ステム5内周の吐出通路10内に設けられ吸込時には閉じかつ吐出時には開く吐出弁機構11と、を備えている。
【0017】
図示状態は輸送時等のロック状態であり、エジェクタヘッド6に設けられた雄ねじ部6aをステムガイド8内周に設けられた雌ねじ部8aにねじ込み固定したものである。
【0018】
使用時はエジェクタヘッド6をステムガイド8から外し、エジェクタヘッド6によってピストン3を往復移動させることにより、吸込時にはアキュムレータ2の底壁23とピストン3間の計量室Qの容積を膨張させて容器内の内容液をアキュムレータ2内に吸込み、吐出時には計量室Qの容積を収縮させてアキュムレータ2内の内容液を吐出させるようになっている。
【0019】
アキュムレータ2は上端が開口する有底円筒形状の中空部材で、段付き円筒形状の側壁22と、側壁22下端の底壁23と、底壁23から下方に突出するディップチューブ14が接続される接続筒部24と、側壁22上端から半径方向外方に張り出して容器開口部である容器口頚部12上端に係合する固定フランジ部25と、固定フランジ部25上面から上方に突出する環状壁26と、を備え、側壁22にアキュムレータ2の内部と外部とを連通する通気孔30を設けた構成となっている。
【0020】
この通気孔30は吸込行程において、容器内からアキュムレータ2内に吸い込まれた内容液の体積分だけ通気孔30を通じて外気を導入して容器が減圧変形することを防止するものである。
【0021】
このアキュムレータ2はコンテナキャップ13によって容器口頚部12に締め付け固定されている。すなわち、コンテナキャップ13は容器口頚部12外周に設けられた雄ねじ部12aに螺合される雌ねじ部13aを有し、その上端に設けられた内向きフランジ13bによって、アキュムレータ2上端の固定フランジ部25を容器口頚部12上端との間で軸方向に挟持固定している。
【0022】
次に、図1を用いて、アキュムレータ2の側壁22の形状について詳細に説明する。
【0023】
アキュムレータ本体2の側壁22は、段差部27を介して連続する上方の拡径部28と下方の縮径部29を備えた段付き円筒形状で、この段差部27に通気孔30が軸方向に開口形成されている。段差部27は軸方向上方に向かって徐々に拡径するように傾斜している。拡径部28と縮径部29は共に円筒形状で、拡径部28が縮径部29よりも段差部27の幅分だけ大径となっている。
【0024】
この実施の形態では拡径部28の内周面28iが縮径部29の外周面29oが同一径で、拡径部内周面28iは上方に向かって拡径される抜き勾配が設けられている。
【0025】
拡径部28は容器口頚部12の上端部付近を拡径しており、通気孔30はアキュムレータ本体21外周と容器口頚部12内周間の隙間に開口する位置に、周方向に複数、この実施の形態では3箇所以上に等配されている。このように、周方向に3箇所以上設けることにより、通気孔30の方向に偏りをなくすことができ、仮に一方向の通気孔30に内容液が付着しても、他の方向の通気孔30には内容液が付着せず、全ての方向の通気孔30が閉塞する確率が小さくなる。
【0026】
段差部27に形成される通気孔30は、段差部内周面27iと段差部外周面27oの両方から軸方向に開口形成され、型成形時に軸方向に型抜き可能な形状に成形されている。すなわち、通気孔30は拡径部内周面28iと縮径部外周面29oを延長した円筒面Sを境にして、段差部外周面27oから軸方向に開口形成された外側孔部31と、段差部内周面27iから軸方向に開口形成され外側孔部31と連通する内側孔部32とに区分することができる。
【0027】
外側孔部31は、段差部外周面27oを所定幅でもって、その下端から円筒面Sに沿って軸方向上方に向かって切り欠いた形状で、上底面31aが段差部27上端に位置し、切欠き深さが段差部27の全厚さに達している。
【0028】
一方、内側孔部32は、段差部内周面27iを外側孔部31と同一幅でもって、その上端から円筒面Sに沿って軸方向下方に向かって切り欠いた形状で、下底面32aは段差部27の中途位置までとなっている。したがって、内側孔部32は外側孔部31の上半部と重なることになる。もちろん、この内側孔部32についても、段差部内周面27iの下端位置まで切り欠いて外側孔部32と全面的に重なるようにしてもよい。
【0029】
次に、図2を参照して上記アキュムレータの製造方法および成形型について説明する。
【0030】
成形型は、アキュムレータ2の外周形状を成形するためのキャビティCが刻設された外周成形用金型としての固定型120と、キャビティC内に挿入されてアキュムレータ2の内周形状を成形する内周成形用金型としての可動側コア110とを備えている。可動側コア110外周には段差部30の内周面を形成するための段差部内周面成形部111、拡径部内周面成形部112および縮径部内周面成形部113が設けられている。また、固定型120のキャビティC内周面には、段差部30の外周面を形成するための段差部外周面成形部121、拡径部外周面成形部122および縮径部外周面成形部123が設けられている。
【0031】
そして、可動側コア110の段差部内周面成形部111と固定型120の段差部外周面成形部121には、それぞれ通気孔形成用の内側,外側突起部114,124が設けられている。内側,外側突起部114,124は形成されるべき通気孔30の内側,外側孔部32,31の内周形状に合致させた形状に成形されている。
【0032】
すなわち、内側突起部114には、内側孔部32の下底面31aを成形する略四角形状の下底面成形部114aと、内側孔部32の左右内側面を成形する略三角形状の内側面成形部114b,114cと、拡径部内周面成形部112の延長面によって構成される擦り合わせ面114dとが設けられている。
【0033】
また、外側突起部124には、外側孔部31の上底面32aを成形する略四角形状の上底面成形部124aと、外側孔部31の左右内側面を成形するための略三角形状の内側面成形部124b,124cと、縮径部内周面成形部123の延長面によって構成される背面成形部124eと、この背面成形部124eと連続し内側突起部114の擦り合わせ面114dと軸方向に擦り合わせ可能の擦り合わせ面124dとによって構成されている。
【0034】
型成形は次のようにして行われる。
【0035】
まず、固定型120のキャビティC内に可動側コア110を軸方向に挿入して型閉めする。このとき、可動側コア110の段差部内周面成形部111に設けられた内側突起部114と、固定型120の段差部外周面成形部121に設けられた外側突起部124の擦り合わせ面114d,124d同士が摺動して互いに密接する。
【0036】
次に、溶融した樹脂材料RをキャビティC内に射出充填し、樹脂材料が硬化した後、可動側コア110を固定型120から軸方向に上昇させて離型する。この時、内側突起部114と外側突起部124の擦り合わせ面114d,124dが摺動して離型する。
【0037】
このように通気孔30を軸方向に開口形成することによって、単純に固定型120と可動側コア110を軸方向に開閉するだけでアキュムレータ2の通気孔30を成形できるので、成形サイクルタイムを大幅に短くでき、生産性が飛躍的に向上する。
【0038】
また、このように通気孔30から軸方向に型抜き可能とすることにより、複数の通気孔30を簡単に成形することが可能となり、内容物の粘度に応じて通気孔30の数を任意に選択することが可能となる。
【0039】
また、従来のように軸方向と直交する方向にスライドするスライドコアのスペースを設ける必要が無くなるので、たとえば図2 (g)に示すように、キャビティCを固定型120に3列以上密に配列することが可能となり、アキュムレータの取り数を大幅に増やすことができ、スライドコアの抜き時間が不用となり上記成形サイクルタイムの短縮化と相挨って生産性を大幅に向上させることができる。なお、当然のことながら、可動側コア110もキャビティCに対応して複数設けられ、固定型120に対応する不図示の可動型に一体的に設けられる。
【0040】
以上の説明では、段差部27の内周面27iと外周面27oの両方から通気孔30を軸方向に開口形成するようになっているが、図4に示すように、外周面側からだけ、あるいは内周面側からだけ形成するようにしてもよい。
【0041】
図4 (a)は通気孔30を段差部外周面27o側の外側孔部31のみによって構成したものである。
【0042】
この場合、拡径部内周面28iに軸方向に対して直交する方向に開口する開口部33が形成される。
【0043】
この通気孔30を成形するための金型形状は、図4 (b)〜(d)に示すように、可動側コア110の段差部内周面成形部111には突起が無く、固定型120の段差部外周面成形部121に第2突起部124のみが設けられる。この第2突起部124には可動側コア110の拡径部内周面成形部112に軸方向に擦り合わせ可能の擦り合わせ面124dを備えている。
【0044】
図4 (e)は通気孔30を段差部内周面27i側の内側孔部32のみによって構成したものである。
【0045】
この場合、縮径部外周面29oに軸方向に対して直交する方向に開口する開口部34が形成される。
【0046】
この通気孔30を成形するための金型形状は、図4 (f)〜(h)に示すように、固定型120の段差部外周面成形部121には突起部が無く、可動側コア110の段差部内周面成形部111に内側突起部114のみが設けられる。この内側突起部114には固定型120の縮径部外周面成形部123に軸方向に擦り合わせ可能の擦り合わせ面114dを備えている。
【0047】
[第2の実施の形態]
図5及び図6には本発明の第2の実施の形態に係る製造方法によって製造されるポンプディスペンサのアキュムレータを示している。
【0048】
アキュムレータの基本的な構成およびポンプディスペンサの構成については第1の実施の形態と同一であるので、同一の構成部分については同一の符号を付し、その説明は省略するものとする。
【0049】
この実施の形態においても、アキュムレータの側壁22は、段差部227を介して連続する上方の拡径部228と下方の縮径部229を備えた段付き円筒形状で、この段差部227に通気孔230が軸方向に開口形成されたものであるが、この実施の形態では、図6に詳細に示すように、段差部227が縮径部229上端から軸方向と直交する半径方向外方に向かって張り出している点、拡径部内周面228iが縮径部外周面229oよりも所定幅だけ大径となっている点で第1の実施の形態と相違している。
【0050】
さらに、この段差部外周227oには、図5に示すように、補強リブ40が周方向に複数設けられている。補強リブ40は段差部227から下方に向かって軸方向に延びる突片で、縮径部外周229oと段差部外周227oとの隅角部に跨って突出形成されている。この補強リブ40も軸方向に延びているので、成形時に軸方向に型抜き可能である。
【0051】
エジェクタヘッド6を押し込んでステムガイド8にねじ込んでロックした場合、収縮したスプリング4のばね力によって、ステムガイド8を介してアキュムレータ2の側壁22が軸方向に引張られる。側壁22に設けられた段差部227に応力が集中するが、補強リブ40によって段差部227が補強されているので、ロック状態が確実に維持される。
【0052】
また、組み付け行程においてエジェクタヘッド6をステムガイド8にロックする場合、ステムガイド8をアキュムレータ2に対して固定しておくことにより、アキュムレータ2の補強リブ40を回り止めとして利用することができる。この補強リブ40を回り止めとすることにより、ステムガイド8外周の上下方向の幅を大きくすることなく、ロック時に確実に回り止めを図ることができ作業性が向上する。さらに、ねじ込みトルクは複数の補強リブ40に分散され、個々の補強リブ40に作用するねじ込みトルクは緩和されるので、ねじ込みトルクを大きくして確実に固定することができる。
【0053】
段差部227に形成される通気孔230は、図6に示すように、型成形時に軸方向に型抜き可能な形状、図示例では段差部内周面227iと段差部外周面227oを軸方向に貫通する直線状の穴によって構成されている。
【0054】
この通気孔230は、拡径部内周面228iを含む大径円筒状の大径基準面S1と縮径部外周面229oを含む円筒状の小径基準面S2とで区切られる段差部27の中央領域に形成される。この通気孔230は軸方向全長にわたって同一径の横断面円形状の穴であり、段差部内周面227iと段差部外周面227o側のいずれからでも軸方向に開口形成することができる。通気孔230の横断面形状は円形状に限らず、円弧形状、四角形状、三角形状等種々の形状とすることができる。
【0055】
通気孔230を軸方向に同一径とせずに、たとえば円錐形状等のように徐々に小径となるような形状でもよい。その場合には、段差部内周面227iと段差部外周面227oの開口径が大きい方から型抜きすればよい。
【0056】
次に、図7を参照して、上記アキュムレータの製造方法および成形型について説明する。
【0057】
成形型は、アキュムレータ2の外周形状を成形するためのキャビティCが刻設された外周成形金型としての固定型220と、このキャビティC内に軸方向に挿入されアキュムレータ2の内周形状を成形するための内周成形用金型としての可動側コア210とを備えている。
【0058】
可動側コア210外周には、段差部227の内周面を形成するための段差内周面形成部211と、拡径部内周面228iを成形するための拡径部内周面成形部212と、縮径部内周面229iを成形するための縮径部内周面成形部213が設けられている。
【0059】
また、固定型220の内周面には、段差部227の外周面を形成するための段差外周面形成部221と、拡径部外周面228oを成形するための拡径部外周面成形部222と、縮径部外周面229oを成形するための縮径部外周面成形部223が設けられている。
【0060】
そして、可動側コア210の段差部内周面形成部211に、通気孔形成用の突起部としてのピン214が突設されている。このピン214は通気孔230の内周形状に合致する中実円筒形状となっている。
【0061】
また、固定型220の段差部外周面成形部221には、図7 (d)に示すように、補強リブ40を成形するための縦溝226が適宜設けられている。縦溝226とピン214は周方向に位相をずらして配置される。
【0062】
型成形は次のようにして行われる。
【0063】
まず、図7 (a)に示すように、固定側の固定型220のキャビティC内に可動側コア210を軸方向に挿入して型閉めする。このとき、可動側コア210の段差部内周面成形部211に設けられたピン214下端が固定型220の平坦な段差部外周面成形部221に密接する。
【0064】
次に、溶融した樹脂材料RをキャビティC内に射出充填し、樹脂材料が硬化した後、図7 (b)に示すように、可動側コア210を固定型220から軸方向に上昇させて離型する。この時、ピン214が通気孔230から軸方向に抜き出され、また補強リブ40が固定型220の縦溝から軸方向に抜き出される。
【0065】
本実施の形態の場合にも、単純に軸方向に開閉するだけで通気孔230まで成形できるので、成形サイクルタイムを大幅に短くでき、生産性が飛躍的に向上する。
【0066】
なお、当然のことながら、図7 (e)に示すように、固定型220の段差外周面形成部221にピン224を突設してもよい。
【0067】
図8には、本第2の実施の形態の通気孔の変形例を示している。
【0068】
この通気孔330は、段差部の大径基準面S1と小径基準面S2の間の中央領域だけでなく、大径基準面S1から拡径部外周面228oまでの外側領域と、小径基準面S2から縮径部内周面229iまでの内側領域まで段差部227の全幅にわたって略四角形状に開口させたものである。すなわち、この通気孔330は、外側孔部331と、中央孔部332と、内側孔部333とに区分することができる。中央孔部332は上下方向に貫通しているが、外側孔部331上端には拡径部228の肉厚分の上底面331aが、内側孔部333下端には縮径部329の肉厚分の下底面333aが存在する。
【0069】
外側孔部331は段差部外周面227o側から軸方向上方に向かって開口形成する必要があり、内側孔部333は段差部内周面227i側から軸方向下方に向かって開口形成する必要があるが、中央孔部332は段差部内周面227iと段差部外周面227oのいずれからでも軸方向に開口形成できる。
【0070】
図9には上記通気孔330を成形するための成形型およびその成形方法を示している。
【0071】
すなわち、図9 (a)〜(c)に示すように、可動側コア210の段差部内周面成形部211と縮径部内周面成形部213との隅角部には第1突起部215が、固定型220の段差部外周面成形部221と拡径部外周面成形部222との隅角部には第2突起部225が設けられている。
【0072】
第1突起部215は通気孔330の内側孔部333と中央孔部332の半分を成形するもので、第2突起部225は通気孔330の外側孔部332と中央孔部332の半分を成形する。
【0073】
第1突起部215と第2突起部225には、型閉め時に互いに噛み合う押し切り面215a,225aが設けられている。この押し切り面215a,225aは、軸方向上方に向けて徐々に径方向外側に向けて同一角度で徐々に傾斜している。また、第1突起部215には、型閉め時に固定型220の段差部外周面成形部221と縮径部外周面成形部223とのアール形状のコーナ部に係合する係合溝215bが、第2突起部225には、型閉め時に可動側コア210の段差部内周面成形部211と縮径部外周面成形部213とのアール形状のコーナ部に係合する係合溝225bが設けられている。
【0074】
型成形は次のようにして行われる。
【0075】
まず、図9 (d)に示すように、固定側の固定型220のキャビティC内に可動側コア210を軸方向に挿入して型閉めする。このとき、第1突起部215と第2突起部225の押し切り面215a,225a同士が互いに圧接されると共に、係合溝215b,225bがそれぞれ固定型220と可動側コア210のコーナ部に係合する。
【0076】
次に、溶融した樹脂材料RをキャビティC内に射出充填し、樹脂材料が硬化した後、図9 (e)に示すように、可動側コア210を固定型220から軸方向に上昇させて離型する。この時、第1,第2突起部215,225が通気孔230から軸方向に抜き出される。
【0077】
この通気孔330を成形するための成形型の構成は、図9の構成以外にも種々の構成をとることが可能である。その一例を図10に示す。
【0078】
図10 (a)に示す例は、第1突起部215と第2突起部225の当接部を第1の実施の形態と同様に軸方向に擦り合わせ可能の擦り合わせ面215c,225cとしたものである。
【0079】
図10 (b)に示す例は、第1突起部215と第2突起部225の当接部を、軸方向に直交する突当て面215d,225dと、軸方向に擦り合わせ可能の擦り合わせ面215e,225eとを組み合わせて構成した例である。
【0080】
図10 (c)は、第2突起部225によって通気孔330の外側孔部331のみを成形し、第1突起部215によって通気孔330の中央孔部332と内側孔部333を成形するようにしたものである。第1突起部215と第2突起部225は擦り合わせ面215c,225cによって接触している。
【0081】
図10 (d)は、逆に、第1突起部215によって通気孔330の内側孔部333のみを成形し、第2突起部225によって通気孔330の中央孔部332と外側孔部331を成形するようにしたものである。
【0082】
さらに、図8に示す通気孔330は、外側,中央および内側孔部331,332,333を含んだ構成としているが、図11に示すように、その一部のみによって構成してもよいことはもちろんである。
【0083】
たとえば、図11 (a)は通気孔330を外側孔部331と中央孔部332のみから構成した例、図11 (b)は通気孔330を中央孔部332と内側孔部333のみから構成した例、図11 (c)は通気孔330を内側孔部333のみから構成した例、図11 (d)は通気孔330を外側孔部331のみから構成した例である。
【0084】
なお、第1の実施の形態の段差部27についても、第2の実施の形態と同様に軸方向に対して直交する方向に形成してもよいし、逆に第2の実施の形態の段差部227を第1の実施の形態のようにテーパ状に傾斜させてもよい。
【0085】
ただ、第1の実施の形態のように、拡径部内周面28iと縮径部外周面29oを同一径とした場合には、段差部27の張り出し幅が狭く、通気孔30の開口幅を径方向に大きくできないので、テーパをつけることによって通気孔30の開口幅を広げることが可能となる。
【0086】
また、第2の実施の形態のように、拡径部内周面28iの径を縮径部外周面29oの径よりも所定幅大きく設定した場合には、段差部227の径方向の張り出し幅が大きく、テーパをつけると軸方向に高くなってしまうので、軸方向に直角に設定することが好適である。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、成形時において成形型を上下方向に型開きするだけで通気孔部分から型抜きすることができ、成形サイクルスピードを大幅に向上させることができる。
【0088】
また、従来のように成形型にスライドコア等のスペースが不要となるので、一つの成形型でのアキュムレータの取り数を大幅に増大させることができる。
【0089】
また、通気孔から軸方向に型抜き可能とすることにより、複数の通気孔を簡単に成形することが可能となり、内容物の粘度に応じて通気孔の数を任意に選択することが可能となる。このように通気孔を側壁の周方向に複数設ければ通気性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施の形態に係る製造方法によって製造されるポンプディスペンサのアキュムレータの通気孔近傍を示すもので、同図(a)は縦断面図、同図(b)は内周面側から見た斜視図、同図(c)は外周面側から見た斜視図である。
【図2】図2(a)は図1のアキュムレータの成形型の通気孔近傍の縦断面図、同図(b)は同図(a)の可動側コアの部分斜視図、同図(c)は同図(a)の固定型の部分斜視図、同図(d)〜(f)は成形行程の説明図、同図(g)は複数取りとした成形型の説明図である。
【図3】図3(a)は図1のアキュムレータが適用されたポンプディスペンサの全体縦断面図、同図(b)は同図(a)のアキュムレータの半断面正面図である。
【図4】図4(a)は図1のアキュムレータの通気孔の変形例を示す縦断面図、同図(b)は同図(a)のアキュムレータの成形型の通気孔近傍を示す部分断面図、同図(c)は同図(b)の可動側コアの部分斜視図、同図(d)は同図(b)の固定型の部分斜視図、同図(e)は図1のアキュムレータの通気孔の他の変形例を示す縦断面図、同図(f)は同図(e)のアキュムレータの成形型の通気孔近傍を示す部分断面図、同図(g)は同図(f)の可動側コアの部分斜視図、同図(h)は同図(f)の固定型の部分斜視図である。
【図5】図5は本発明の第2の実施の形態に係る製造方法によって製造されるアキュムレータが適用されたポンプディスペンサの全体半断面正面図である。
【図6】図6(a)は図5のアキュムレータの通気孔近傍の部分拡大断面図、同図(b)は同図(a)の内周面側から見た斜視図である。
【図7】図7は図6のアキュムレータの成形型の通気孔成形部近傍を示すもので、同図(a)は型閉め状態の部分縦断面図、同図(b)は型開き状態の部分縦断面図、同図(c)は可動側コアの部分斜視図、同図(d)は固定型の部分斜視図、同図(e)はピンの変形例を示す型閉め状態の部分縦断面図である。
【図8】図8は第2の実施の形態のアキュムレータの通気孔の変形例を示すもので、同図(a)は通気孔近傍の断面図、同図(b)は内周面側から見た斜視図、同図(c)は外周面側から見た側面図、同図(d)は内周面側から見た側面図、同図(e)は同図(a)の下面図、同図(f)は同図(a)の上面図である。
【図9】図9は図8のアキュムレータの成形型の通気孔成形部近傍を示す図で、同図(a)は型閉め状態の部分縦断面図、同図(b)は可動側コアの部分斜視図、同図(c)は固定型の部分斜視図、同図(d)及び(e)は成形行程の説明図である。
【図10】図10(a)乃至(d)は図8のアキュムレータの成形型の各種変形例を示す通気孔成形部近傍の部分断面図である。
【図11】図11(a)乃至(d)は図8のアキュムレータの通気孔のさらに他の変形例を示す部分断面図である。
【図12】図12(a)は従来のポンプディスペンサの縦断面図、同図(b)は同図(a)のアキュムレータの半断面正面図、同図(c)は成形型の通気孔成形部近傍の部分断面図、同図(d)は複数取りとした成形型の説明図である。
【符号の説明】
1 ポンプディスペンサ
2 アキュムレータ
4 スプリング
6 エジェクタヘッド
8 ステムガイド
22 側壁
27 段差部
28 拡径部
29 縮径部
30 通気孔
31 外側孔部
32 内側孔部
110 可動側コア
111 段差部内周面成形部
114 内側突起部
114d 擦り合わせ面
120 固定型
121 段差部外周面成形部
124 外側突起部
124d 擦り合わせ面
130 成形型
Cキャビティ
227 段差部
228 拡径部
229 縮径部
230 通気孔
330 通気孔
331 外側孔部
332 中央孔部
333 内側孔部
210 可動側コア
211 段差部内周面成形部
214 第1突起部
214d 擦り合わせ面
220 固定型
221 段差部外周面成形部
224 第2突起部
226 縦溝
40 補強リブ
Claims (2)
- アキュムレータの外周面を成形するためのキャビティが設けられた外周成形用金型と、前記キャビティ内に挿入されアキュムレータの内周面を成形する内周成形用金型と、を軸方向に開閉自在とし、前記外周成形用金型のキャビティ内周面にアキュムレータ側壁の段差部外周面を成形するための段差部外周面成形部を設けると共に、前記内周成形用金型にアキュムレータ側壁の段差部内周面を成形するための段差部内周面成形部を設け、前記外周成形用金型の段差部外周面成形部と内周成形用金型の段差部内周面成形部との少なくともいずれか一方に軸方向に突出する通気孔成形用の突起部を設け、前記外周成形用金型と内周成形用金型を軸方向に型閉めして前記内周成形用金型が挿入されたキャビティ内に成形材料を充填し、成形材料が硬化した後、内周成形用金型と外周成形用金型を軸方向に型開きすると同時に通気孔から突起部を軸方向に抜いてアキュムレータを離型することを特徴とするポンプディスペンサのアキュムレータの製造方法。
- アキュムレータの外周面を成形するためのキャビティが設けられた外周成形用金型と、前記キャビティ内に挿入されアキュムレータの内周面を成形するための内周成形用金型と、を軸方向に開閉自在とし、前記外周成形用金型のキャビティ内周面にアキュムレータ側壁の段差部外周面を成形するための段差部外周面成形部を設けると共に、前記内周成形用金型にアキュムレータ側壁の段差部内周面を成形するための段差部内周面成形部を設け、前記外周成形用金型の段差部外周面成形部と内周成形用金型の段差部内周面成形部との少なくともいずれか一方に軸方向に突出する通気孔成形用の突起部を設けたことを特徴とするポンプディスペンサのアキュムレータの成形型。
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