JP5847682B2 - 二重容器、その容器用プリフォーム、及びその容器の製造方法 - Google Patents

二重容器、その容器用プリフォーム、及びその容器の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、内容物の充填空間を有するとともに内容物の注出に伴って減容する内層体と、この内層体を内側に収納する外層体とを備える二重容器、その容器用プリフォーム、及びその容器の製造方法に関するものである。
化粧水などの化粧料やシャンプーやリンスあるいは液体石鹸、各種の薬剤、また食品調味料などを収納する容器としては、内容物の充填空間を有する内層体と、この内層体を剥離可能に収納するとともに内層体との間に外気を取り込む導入口を備える外層体とからなり、内容物の注出に伴って内層体を減容できるようにした二重容器が知られている。(例えば特許文献1参照)。この種の容器は、充填空間内の内容物と外気との置換を行うことなく内容物を注出することができるので、特に、外気との接触によって品質が低下するおそれのある内容物を収納する容器として好適である。
また、このような二重容器を製造する方法として、例えば特許文献2には、有底円筒形状となる外側プリフォーム(外層ピースA’)と、外側プリフォーム内に嵌合する内側プリフォーム(内層ピースB’)とをそれぞれ成形し、内側プリフォームを外側プリフォームに嵌め合わせて延伸可能な温度まで加熱した後、延伸ピンで延伸させながらブロー成形することが示されている。
特開2011−136704号公報 実開昭53−25856号公報
ところで、このような二重容器は、その口部に内容物を注出する吐出器を装着して使用され、内容物を使い切った後は吐出器のみを再利用し、容器については内容物が充填されている新たな容器に交換して使用することを想定している。しかし、従来の二重容器は、口部から空気を吹き込むことで収縮していた内層体を膨らますことができるため、内層体を膨らませた元の容器に内容物を注ぎ込んで再度使用されるおそれがある。この場合、内層体が完全に復元しない状態で内容物が注ぎ込まれると、容器の口部から内容物が溢れて周囲を汚してしまうことが考えられ、また、別の種類の内容物が注ぎ込まれると容器内に残っていた内容物と混ざり合って品質劣化等を引き起こすおそれがある。このため、これらの不具合を未然に防止するべく、容器の口部から空気を吹き込んでも収縮した内層体を簡単には膨らませることができない、新規の二重容器が求められていた。
本発明は、このような問題を解決することを課題とするものであり、その目的は、内容物を注出させて減容した内層体に対して空気を吹き込んでも、これを簡単には膨らますことができないようにした新規の二重容器を提案するところにある。
本発明は、内容物を収納する充填空間に繋がる口部を有し該充填空間の減容を可能とする内層体と、該内層体を内側に収納するとともに、その底部に該内層体との相互間に外気を取り込む導入孔を有する外層体と、該外層体の内側に設けられ該導入孔を開放又は閉鎖する弁体とを備える二重容器であって、
前記弁体は、前記導入孔に挿入される環状の基部と、該基部の外周面に連結し前記外層体の底部に設けた段部を弁座とする弁部とを有し、該基部は、前記内層体に向けて突出し、減容後の内層体内へ前記口部から空気を吹き込むことによって該内層体の底部が押し当たり該弁部を該弁座に向けて押し下げる凸部を備える二重容器である。
前記弁体は、前記基部の内周面から突出する突起を有し、前記内層体は、前記基部に挿入される軸部を備え、該軸部は、該突起に係合して該弁体の外側への抜け出しを阻止する爪部を有することが好ましい。
また本発明は、内容物を収納する充填空間に繋がる口部を有し該充填空間の減容を可能とする内層体と、該内層体を内側に収納するとともに、その底部に該内層体との相互間に外気を取り込む導入孔を有する外層体と、該外層体の内側に設けられ該導入孔を開放又は閉鎖する弁体とを備える二重容器を成形するためのプリフォームであって、
前記プリフォームは、前記内層体を形成する内側プリフォーム、前記外層体を形成する外側プリフォーム、及び前記弁体からなり、
前記弁体は、その内周面に突起を有する環状の基部と、該基部の外周面に連結する弁部と、該基部から前記内層体に向けて突出する凸部とを備え、
前記内側プリフォームは、前記基部に挿入される軸部を有し、該軸部は、該突起に係合して該弁体の外側への抜け出しを阻止する爪部を備え、
前記外側プリフォームの底部に、該弁体の基部を挿入する貫通孔を形成したプリフォームである。
前記プリフォームにて二重容器を成形するにあたり、
前記弁体を前記内側プリフォームの軸部に挿入するとともに前記爪部を前記突起に係合させ、次いで該内側プリフォームを前記外側プリフォームに挿入するとともに該弁体を該外側プリフォームの貫通孔に挿入し、
次いで、該内側プリフォーム及び該外側プリフォームを延伸可能な温度まで加熱した後、二軸延伸ブロー成形を行うことが好ましい。
二重容器を、減容可能な内層体と、この内層体を内側に収納するとともに内層体との相互間に外気を取り込む導入孔を有する外層体と、導入孔を開放又は閉鎖する弁体とで構成し、弁体に、導入孔に挿入される基部と、基部の外周面に連結し外層体の段部を弁座とする弁部と、基部から内層体に向けて突出する凸部とを設け、口部から内層体内に空気を吹き込むことによって内層体の底部が凸部に押し当たるようにしているので、この状態にて弁部は弁座に向けて押し下げられて導入孔を閉鎖する。これにより、内層体と外層体との間の空気は外界に排出されなくなるので内層体を膨らみにくくすることができる。
また、弁体に、基部の内周面から突出する突起を形成し、内層体に、基部に挿入される軸部を設け、また軸部に突起に係合する爪部を設ける場合は、弁体の外側への抜け出しが防止できる他、内容物の注出に伴う内層体の減容にて、内層体の底部も口部側に持ち上げられることから、爪部によって弁体全体も持ち上げられて弁部が弁座から離れる向きに移動する。これにより、内層体と外層体との相互間へ外気が流れ込みやすくなり、内層体の減容が確実に行われるようになる。
また、このような二重容器を、内層体を形成する内側プリフォーム、外層体を形成する外側プリフォーム、及び弁体からなるプリフォームにて成形するものとし、さらに弁体を、その内周面に突起を有し貫通孔に挿入される環状の基部と、基部の外周面に連結する弁部と、基部から内層体に向けて突出する凸部とを備えるものとし、内側プリフォームに軸部を設け、軸部に、突起に係合する爪部を設け、外側プリフォームの底部に弁体の基部を挿入する貫通孔を設けることが好ましい。これにより、組み立てたプリフォームから弁体が脱落する不具合が有効に防止でき、また、組み立てたプリフォームを内側プリフォーム及び外側プリフォームが延伸可能となる温度まで加熱した後、二軸延伸ブロー成形を行えば、上述した二重容器を簡単に成形することができる。
本発明に従う二重容器の実施形態を一部断面で示す側面図であり、また破線部分はこの二重容器の二軸延伸ブロー成形前のプリフォームを示す側面図である。 図1に示す実施形態の二重容器に用いる弁体につき、(a)は一部断面で示す側面図であり、(b)は下面図であり、(c)は下方から見た斜視図である。 図1に示す実施形態の二重容器につき、内容物を注出して減容した内層体に対して空気を吹き込んだ状態を示す、底部の拡大断面図である。 図1に示す二重容器のプリフォームにつき、内層体を形成する内側プリフォームを一部断面で示した側面図である。 図1に示す二重容器のプリフォームにつき、外層体を形成する外側プリフォームを一部断面で示した側面図である。 図2に示す弁体、図4に示す内側プリフォーム、及び図5に示す外側プリフォームを組み合わせたプリフォームを一部断面で示した側面図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に説明する。
図1は、本発明に従う二重容器の実施形態を一部断面で示す側面図であり、また破線部分はこの二重容器の二軸延伸ブロー成形前のプリフォームを示す側面図であって、図2は、図1に示す実施形態の二重容器に用いる弁体につき、(a)は一部断面で示す側面図であり、(b)は下面図であり、(c)は下方から見た斜視図であって、図3は、図1に示す実施形態の二重容器につき、内容物を注出して減容した内層体に対して空気を吹き込んだ状態を示す、底部の拡大断面図であって、図4は、図1に示す二重容器のプリフォームにつき、内層体を形成する内側プリフォームを一部断面で示した側面図であって、図5は、図1に示す二重容器のプリフォームにつき、外層体を形成する外側プリフォームを一部断面で示した側面図であって、図6は、図2に示す弁体、図4に示す内側プリフォーム、及び図5に示す外側プリフォームを組み合わせたプリフォームを一部断面で示した側面図である。
図1において、符号1は、本発明に従う二重容器である。二重容器1は、その内側に内容物を収納する充填空間Mを有するとともに、この充填空間Mの減容を可能とする内層体10と、内層体10を内側に収納する外層体20とを備え、後述する外層体20に形成される導入孔には、この導入孔を開放又は閉鎖する弁体30を設けている。
内層体10及び外層体20との相互間は、内層体10のみを減容させるために剥離可能となっていて、本実施形態では、内層体10をPP(ポリプロピレン)製とし、外層体20をPET(ポリエチレンテレフタレート)製としている。なお、内層体10及び外層体20の材質は、剥離可能であれば同材質でも異材質でもよく、他にもPE(ポリエチレン)、PA(ポリアミド)等、適宜選択することができる。
本実施形態において内層体10は、円筒状の口部11と、口部11に肩部12を介して連結し口部11よりも大径となる円筒状の胴部13と、胴部13の下端部を閉鎖する底部14とを備えていて、これら口部11、肩部12、胴部13、及び底部14にて区画した内側空間を充填空間Mとしている。また、口部11の上端部には、径方向外側に向けて折り返した環状の折り返し部15が設けられている。そして底部14の中心部には、外側に向けて突出する円柱状の軸部16が設けられ、軸部16の先端には、径方向外側に向けて張り出す爪部17が設けられている。
外層体20は、口部11を取り囲むとともにその外周面にねじ部を設けた口部21と、口部21に肩部22を介して連結し胴部13を取り囲む円筒状の胴部23と、底部14を内側に収めて胴部23の下端部を閉鎖する底部24とを備えている。また口部21の上部には折り返し部15に係合する環状壁25が設けられている。そして、底部24の中心部には、外側に向けて凸状となる段部26が設けられていて、段部26の中心部には、段部26を貫通して内層体10と外層体20との相互間に外気を取り込む導入孔27が設けられている。なお、段部26の内面は、後述する弁部が当接する弁座として機能する。
弁体30は、図2(a)に示すように環状となる基部31と、基部31の外周面に連結する環状の弁部32を備えている。また、基部31の下端部には、径方向外側に向けて張り出すフランジ部33が設けられていて、フランジ部33の下端縁にはテーパ34が設けられている。フランジ部33には、図2(b)、(c)に示すように、切り欠き部35が設けられていて、本実施形態では周方向に間隔をあけて合計5個設けている。また、基部31の内周面には、径方向内側に向けて突出する環状の突起36が設けられている。さらに、基部31の上部には、基部31から突出する環状の凸部37が設けられている。このように構成される弁体30は、図1に示すように、基部31を外層体20の導入孔27に挿入すると、フランジ部33が外層体20の段部26に係合し、突起36が内層体10の爪部17に係合して位置決め保持される。また、弁部32は、内容物の注出を伴わない定常状態において、段部26と当接する状態又は図示のように僅かに隙間をあけた状態で保持されている。
上記のように構成される二重容器1は、図示は省略するが、例えばヘッドの押し込み動作の繰り返しによってポンプを駆動させて充填空間M内の内容物を注出可能とする吐出器を、口部21に固定保持して使用される。そして、充填空間M内の内容物が注出されるに伴って、外気は、図1に示すように弁体30の切り欠き部35及び導入孔27を通り、段部26と弁部32との間を通り抜けて内層体10と外層体20との相互間に導入される。これにより、外層体20の形状は維持されたまま内層体10のみが減容することになる。また、内層体10は、折り返し部15が環状壁25に係合して口部11の先端が係止され、底部14の中心部は、弁体30を介して外層体20に係止されているので、内容物の注出に従って、胴部13を二重容器1の中心軸線に向けて均等に収縮させることができる。これにより、胴部13の中間部のみが萎んで括れるような形状となる不均一な収縮が抑制できるので、胴部13の下方に内容物を残したまま中間部が閉塞して内容物が最後まで注出できなくなる不具合が有効に防止される。なお、当初から弁部32が段部26に当接している場合でも、弁部32は、外気が内層体10と外層体20との相互間に取り込まれる向きには容易に段部26から離れることができるので、この場合でも内層体10の減容が妨げられることはない。
特に、本実施形態のように内層体10に軸部16及び爪部17を設け、弁体30に突起36を設ける場合は、吐出器を作動させると、内容物の注出に伴って内層体10は減容し、これによって内層体10の底部14は口部11側に持ち上げられることとなり、爪部17によって弁体30も持ち上げられて弁部32は段部26から離れる向きに移動する。これにより、内層体10と外層体20との相互間へ外気が流れ込みやすくなるので、内層体10はより確実に減容することとなる。
また、例えば切り欠き部35を通して内層体10と外層体20との相互間に加圧した空気を導入可能とする加圧装置を用いれば、上述した吐出器のヘッドを押し下げている間、連続して内容物を注出させることもできる。なお、この場合の吐出器としては、例えば、ヘッドを押し下げたりレバーを牽曳したりすることで、充填空間Mと外界とが連通するようにした逆止弁の機能を備える一方、ポンプ機能は省略したものを用いることができる。
内容物を使い切った後、上述した吐出器を取り外して口部11から空気を吹き込むと、図3に示すように内層体10の底部14は、吹き込まれた空気によって押し下げられて弁体30の凸部37を押圧し、これにより弁部32は段部26に向けて押し下げられることとなる。その結果、内層体10と外層体20との相互間の空気は外界に流出することができないので、内層体10の膨張が有効に防止される。
次に、本発明に従う二重容器の製造方法について説明する。二重容器1を製造するに当たっては、図2に示す弁体と、図4に示す内層体10を形成する内側プリフォーム40と、図5に示す外層体20を形成する外側プリフォーム50とを準備する。なお、本実施形態において内側プリフォーム40及び外側プリフォーム50は、例えば射出成形によって成形される。
ここで、本実施形態の内側プリフォーム40は、図4に示すように口部41を有する有底筒状であって、口部41の上端部には、径方向外側に向けて折り返した環状の折り返し部42が設けられている。そして内側プリフォーム40の底部には、外側に向けて突出する円柱状の軸部43が設けられ、軸部43の先端には、径方向外側に向けて張り出す爪部44が設けられている。
また、外側プリフォーム50は、図5に示すように、その外周面にねじ部が形成された口部51を有する有底筒状となっている。また、口部51の上部には、折り返し部42に係合する環状壁52が設けられている。本実施形態において成形後の外側プリフォーム50の底部は、中心部が口部51とは反対側に突出していて塞がる形状となっているが、線cに沿って切り取ることで、貫通孔53を形成する。なお、最初から貫通孔53が形成されるような金型構造にて外側プリフォーム50を成形してもよい。
そして、図6に示すように弁体30の基部31に内側プリフォーム40の軸部43を挿入するとともに爪部44を突起36に係合させ、次いで、弁体30を取り付けた内側プリフォーム40を外側プリフォーム50に挿入するとともに弁体30の基部31を外側プリフォーム50の貫通孔53に挿入して、二重容器用のプリフォーム2を形成する。
次いで、プリフォーム2を延伸可能な温度まで加熱し、ブロー成形用金型内にセットした後、二軸延伸ブロー成形を行う。本実施形態では、図示は省略するが、口部41から挿通されて内側プリフォーム40の底部を突き出すように構成された延伸ロッドと、この延伸ロッドに対向して配置され、外側プリフォーム50の底部に当接するとともに延伸ロッドの突き出しに応じて後退するように設けた受けロッドとを備えている。そして、口部41から所定圧力の空気を内側プリフォーム40内に送り込み、延伸ロッドを突き出しつつ受けロッドを後退させることによって、二重容器1が成形される。なお内側プリフォーム40の口部41は、折り返し部42が環状壁52に係止されているので、延伸ブロー成形中に外側プリフォーム50から外れてしまうことはない。
このように、弁体30、内側プリフォーム40、及び外側プリフォーム50とからなるプリフォーム2を用いて二軸延伸ブロー成形を行えば、通常の容器と同様の二軸延伸ブロー成形にて、二重容器1を製造することができる。
本発明によれば、内容物を使い切って内層体が収縮した容器に対し、口部から空気を吹き込んでも内層体と外層体との相互間の空気は外界に流出されずに内層体の膨張が妨げられるので、意図しない再利用が防止できる二重容器を提供できる。
1 二重容器
2 プリフォーム
10 内層体
11 口部
16 軸部
17 爪部
20 外層体
24 底部
26 段部
27 導入孔
30 弁体
31 基部
32 弁部
36 突起
37 凸部
40 内側プリフォーム
43 軸部
44 爪部
50 外側プリフォーム
53 貫通孔
M 充填空間

Claims (4)

  1. 内容物を収納する充填空間に繋がる口部を有し該充填空間の減容を可能とする内層体と、該内層体を内側に収納するとともに、その底部に該内層体との相互間に外気を取り込む導入孔を有する外層体と、該外層体の内側に設けられ該導入孔を開放又は閉鎖する弁体とを備える二重容器であって、
    前記弁体は、前記導入孔に挿入される環状の基部と、該基部の外周面に連結し前記外層体の底部に設けた段部を弁座とする弁部とを有し、該基部は、前記内層体に向けて突出し、減容後の内層体内へ前記口部から空気を吹き込むことによって該内層体の底部が押し当たり該弁部を該弁座に向けて押し下げる凸部を備える二重容器。
  2. 前記弁体は、前記基部の内周面から突出する突起を有し、前記内層体は、前記基部に挿入される軸部を備え、該軸部は、該突起に係合して該弁体の外側への抜け出しを阻止する爪部を有する請求項1に記載の二重容器。
  3. 内容物を収納する充填空間に繋がる口部を有し該充填空間の減容を可能とする内層体と、該内層体を内側に収納するとともに、その底部に該内層体との相互間に外気を取り込む導入孔を有する外層体と、該外層体の内側に設けられ該導入孔を開放又は閉鎖する弁体とを備える二重容器を成形するためのプリフォームであって、
    前記プリフォームは、前記内層体を形成する内側プリフォーム、前記外層体を形成する外側プリフォーム、及び前記弁体からなり、
    前記弁体は、その内周面に突起を有する環状の基部と、該基部の外周面に連結する弁部と、該基部から前記内層体に向けて突出する凸部とを備え、
    前記内側プリフォームは、前記基部に挿入される軸部を有し、該軸部は、該突起に係合して該弁体の外側への抜け出しを阻止する爪部を備え、
    前記外側プリフォームの底部に、該弁体の基部を挿入する貫通孔を形成したプリフォーム。
  4. 請求項3に記載のプリフォームにて二重容器を成形するにあたり、
    前記弁体を前記内側プリフォームの軸部に挿入するとともに前記爪部を前記突起に係合させ、次いで該内側プリフォームを前記外側プリフォームに挿入するとともに該弁体を該外側プリフォームの貫通孔に挿入し、
    次いで、該内側プリフォーム及び該外側プリフォームを延伸可能な温度まで加熱した後、二軸延伸ブロー成形を行う二重容器の製造方法。
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