JP2017065712A - 合成樹脂製多重ボトル - Google Patents

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Abstract

【課題】製造容易で内容物の残液を低減できる合成樹脂製多重ボトルを提供する。【解決手段】合成樹脂製多重ボトル1は、外郭ボトル2と内容器体3とを備える。外郭ボトル2は、円筒状外口部4と、多角錐状の肩部5と、多角筒状の上胴部6と、中胴部7と、多角筒状の下胴部8と、底部9とを備える。内容器体3は、外口部4の内周側に配設される円筒状内口部13と、外郭ボトル2の内面形状に沿う形状の内容器体本体14と、外口部4と内口部13との間に形成された通気路19とを備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、合成樹脂製多重ボトルに関する。
従来、外圧に対して原形復帰可能な外郭ボトルの内部に、外圧による減容により変形する(以下、「減容変形」ということがある)内容器体を配置し、該外郭ボトルと該内容器体との間に外気が導入されるようにした合成樹脂製多重ボトルが知られている。
前記合成樹脂製多重ボトルは、外郭ボトルの胴部を押圧することにより、内容器体を減容変形させて内容器体に収容されている内容物を注出する一方、押圧が解除されると別途設けられた逆止弁等の作用により外郭ボトルと内容器体との間に外気が導入される。この結果、外気圧により外郭ボトルが原形復帰する一方、前記内容器体は減容変形された状態が維持される。このようにするときには、内容器体内に外気が侵入することが無いので、内容器体内に収容されている内容物が酸化等により変質することを防止することができる。
ところで、前記合成樹脂製多重ボトルは、前述のようにして内容器体を減容変形させる際に、減容変形が該内容器体の胴部の長さ方向又は径方向(角形ボトルでは幅方向)において不均一になり、内容物を十分に注出することができなくなることがあるという問題がある。
前記問題を解決するために、前記内容器体の外周面に凹部又は溝を形成し、凹部又は溝に沿って変形させるようにした多重ボトルが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3872651号公報
しかしながら、前記従来の多重ボトルでは、内容器体の外周面に凹部又は溝を形成しなければならないので製造方法が煩雑になるという不都合がある。
本発明は、かかる不都合を解消して、製造が容易で内容物の残液を低減することができる合成樹脂製多重ボトルを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の合成樹脂製多重ボトルは、円筒状外口部と、該外口部に連接する多角錐状の肩部と、該肩部に連接し該多角錐状の稜線に連なる稜線を備える多角筒状の上胴部と、該上胴部に連接する中胴部と、該中胴部に連接し該多角筒状の上胴部の稜線の延長上に連なる稜線を備える多角筒状の下胴部と、該下胴部に連接する底部とを備え、外圧に対して原形復帰可能な外郭ボトルと、該外郭ボトルの該円筒状外口部の内周側に配設される円筒状内口部と、該内口部に連接し該外郭ボトルの内面形状に沿う形状の内容器体本体とを備え、外圧により変形する内容器体と、該外口部と該内口部との間に形成されて該外郭ボトルと該内容器体との間に外気を導入する通気路とを備えることを特徴とする。
本発明の合成樹脂製多重ボトルは、外圧に対して原形復帰可能な外郭ボトルと、該外郭ボトルの内部に配置され、外圧により変形する内容器体とからなる。前記外郭ボトルは、前記外口部に連接する多角錐状の肩部と、該肩部に連接する多角筒状の上胴部と、該上胴部に連接する中胴部と、該中胴部に連接する多角筒状の下胴部とを備えている。そして、前記多角筒状の上胴部の稜線は前記多角錐状の肩部の稜線に連なり、前記多角筒状の下胴部の稜線は該上胴部の稜線の延長上にある。
また、前記内容器体は、外口部の内周面に配設される円筒状内口部と、該内口部に連接し前記外郭ボトルの内面形状に沿う形状の内容器体本体とを備え、該外口部と該内口部との間に形成されて該外郭ボトルと該内容器体本体との間に外気を導入する通気路とを備えている。
本発明の合成樹脂製多重ボトルは、前記外口部及び内口部を下方に向けて前記外郭ボトルの中胴部を押圧することにより、前記内容器体の内容器体本体が減容変形して内容物が注出される。次に、前記外郭ボトルの中胴部の押圧を解除すると、該外郭ボトルと前記内容器体本体との間に前記通気路から外気が導入され、外気圧により該外郭ボトルは原形に復帰するが該内容器体本体は減容変形したままの状態が維持される。
このとき、前記内容物は重力により前記内口部方向に集中しているので、前記内容器体本体は前記外郭ボトルの下胴部に対応する部分から、該内容器体本体の多角筒状の稜線に挟まれる部分に対応する側面部分に谷折れ部が形成され、内側に没入する変形(以下、「谷折れ変形」と略記する)が始まる。
本発明の合成樹脂製多重ボトルは、前記外郭ボトルの下胴部が多角筒状となっており、前記内容器体本体は該外郭ボトルの内部形状に沿う形状を備えている。そこで、前記谷折れ変形は、前記内容器体本体の前記多角筒状の稜線に対応する部分がリブとして作用し、該稜線に挟まれる部分に対応する側面部分より強度が大きくなるため、より強度の小さい該側面部分に谷折れ部が形成されることにより始まると考えられる。
本発明の合成樹脂製多重ボトルでは、前記外郭ボトルの中胴部の押圧と該押圧の解除とを繰り返すことにより次第に内容物が減少する。前記内容物の減少に伴って、前記内容器体の内容器体本体の谷折れ変形が、前記外郭ボトルの下胴部に対応する部分を起点として、幅方向では内容器体本体の外側から内方に向けて、長さ方向では該外郭ボトルの下胴部に対応する部分から内口部に向けて進行する。
前記内容物がさらに減少すると、前記内容器体本体の谷折れ変形が前記外郭ボトルの上胴部から肩部に対応する部分に至る。このとき、前記上胴部の稜線は前記下胴部の稜線の延長上にあり、前記肩部の稜線は該上胴部の稜線に連なっている。従って、前記内容器体本体における前記谷折れ変形は、前記上胴部及び肩部の各稜線に挟まれる部分に対応する側面部に向けて進行することになる。
このとき、前記内容器体本体の前記上胴部及び肩部の稜線に対応する部分は、前記下胴部の稜線に対応する部分と同様にリブとして作用する。従って、前記内容器体本体の前記上胴部及び肩部の稜線に対応する部分は、前記稜線に挟まれた部分に対応する側面部分より強度が大きく、該側面部分は前記谷折れ変形に連なる形で容易に谷折れする。
この結果、前記谷折れ変形は、前記内容器体本体の全体で、対角線方向では内容器体本体の外側から内方に向けて、長さ方向では該外郭ボトルの下胴部に対応する部分から内口部に向けて進行することになり、内容物の残液を減少させることができる。
また、本発明の合成樹脂製多重ボトルは、上述のように、前記内容器体は前記外郭ボトルの内部形状に沿う形状を備えている。従って、本発明の合成樹脂製多重ボトルは、別途用意した内容器体を外郭ボトルに組み合わせる操作等が不要となり、例えば、該内容器体を形成するプリフォームに該外郭ボトルを形成するプリフォームを重ねて、一括してブロー成形することにより容易に製造することができる。
本発明の合成樹脂製多重ボトルでは、前記上胴部又は下胴部が多角筒状であればよく、中胴部は多角筒状でなくてもよい。この場合、前記中胴部は、例えば外圧により可逆的に体積変化する形状とすることができる。
本発明の合成樹脂製多重ボトルの構成を示す斜視図。 図1のII−II線断面図。 本発明の合成樹脂製多重ボトルの製造に用いる内プリフォームの構成を示す縦断面図。 本発明の合成樹脂製多重ボトルの製造に用いる内プリフォームを外プリフォームの内周側に配置した状態を示す縦断面図。 Aは本発明の合成樹脂製多重ボトルの製造方法の初期工程を示す模式的断面図、Bはブロー成形工程を示す模式的断面図、Cはブロー成形工程の終了段階を示す模式的断面図。 本発明の合成樹脂製多重ボトルの使用状態を示す斜視図。 Aは図6のA−A線断面図、Bは図6のB−B線断面図。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の合成樹脂製多重ボトル1は、外圧に対して原形復帰可能な外郭ボトル2と、外郭ボトル2の内側に収容され外圧により変形する内容器体3とからなる。
外郭ボトル2は、円筒状外口部4と、外口部4に連接する四角錐状の肩部5と、肩部5に連接する四角筒状の上胴部6と、上胴部6に連接する円筒状の中胴部7と、中胴部7に連接する四角筒状の下胴部8と、下胴部8に連接する四角錐状の底部9とを備えている。外口部4は外周面に雄ねじ部10と、サポートリング11とを備え、底部9は外郭ボトル2の内側に膨出して合成樹脂製多重ボトル1に自立性を付与する凹部12を備えている。
また、肩部5、上胴部6、下胴部8、底部9はそれぞれ四角形の頂点にRが付されており、該頂点に稜線5a、6a、8a、9aを備えている。ここで、稜線6aは稜線5aに連なり、稜線8aは稜線9aに連なっている。そして、稜線8aは稜線6aの延長上に連なっている。
一方、内容器体3は、外口部4内周側に配設される円筒状内口部13と、内口部13に連接し、外郭ボトル2の肩部5、上胴部6、中胴部7、下胴部8、底部9の内面形状に沿う形状の内容器体本体14とを備えている。内口部13は、上部に外口部4の上端よりも上方に延出された延出部15と、延出部15から径方向外方に張り出す鍔部16とを備えており、鍔部16により外口部4の上端縁に係止されている。
また、内口部13は、外周面に溝17を備えている。溝17は鍔部16の下面に形成された溝18に連設されており、溝18は鍔部16の外周縁で外部に開放されている。この結果、溝17及び溝18により、外郭ボトル2と内容器体3との間に外気を導入する通気路19が形成されている。
合成樹脂製多重ボトル1は、例えば、図3に示す内プリフォーム21を図4に示す外プリフォーム22の内側に配置してブロー成形することにより製造することができる。
内プリフォーム21は、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系合成樹脂を材料として射出成形により形成され、内口部13と、内口部13の下方に連設され内口部13よりも外径が小さい有底円筒状の内胴部23とにより形成される。内口部13は、内容器体3の内口部13と同一形状であり、同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。内胴部23の外径が内口部13よりも小さいことにより、溝17の下端は内口部13と内胴部23との境界で内胴部23の外面に臨んで開放される。
外プリフォーム22は、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系合成樹脂を材料として射出成形により形成され、外口部4と、外口部4の下方に連設された有底円筒状の外胴部24とにより形成される。外口部4は、外郭ボトル2の外口部4と同一形状であり、同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図4に示すように、内プリフォーム21の内口部13は外プリフォーム22の外口部4に挿着され、内プリフォーム21の内胴部23は外プリフォーム22の外胴部24の内部に配置される。このとき、延出部15が外プリフォーム22の外口部4の上方に延出し、鍔部16が外プリフォーム22の外口部4の上端面に当接して係止される。これにより、内プリフォーム21の内口部13は、外プリフォーム22の外口部4の内側に確実に位置決めされる。
次に、図5A〜図5Cを参照して、本実施形態の合成樹脂製多重ボトル1のブロー成形について説明する。
本実施形態において使用するブロー成形装置は周知のものであり、図5A〜図5Cにおいて要部を示すように、金型31と、ブローノズル32と、ストレッチロッド33とを備えている。
金型31は、外郭ボトル2の肩部5、上胴部6、中胴部7、下胴部8、底部9に沿う形状の成形部34と、外プリフォーム22の外口部4のサポートリング11の上方を露出させて支持する支持開口部35とを備えている。金型31は図示しない割型構造とされており、左右側と底部側とで分割することによって成形後の合成樹脂製多重ボトル1が脱型できるようになっている。
ブローノズル32は、図示しない昇降手段により昇降され、Oリング36を介して内プリフォーム21の鍔部16の上端面に気密に当接する。ブローノズル32にはストレッチロッド33が挿通され、ストレッチロッド33の外周面とブローノズル32の内周面との間には、図示しない高圧気体供給手段に接続された気体通路37が形成されている。
ストレッチロッド33は、図示しない進退駆動手段によってブロー成形時に前進される。尚、図5Aにおいては、ストレッチロッド33がブローノズル32の先端から突出しているが、ストレッチロッド33は未使用時には後退されてブローノズル32の内方(図中上方)に収納されている。
上述の構成のブロー成形装置によって、合成樹脂製多重ボトル1を製造するときには、図5Aに示すように、内プリフォーム21を外プリフォーム22に挿着し、外プリフォーム22を金型31にセットした後、内プリフォーム21の内口部13にブローノズル32を接続する。尚、内プリフォーム21及び外プリフォーム22は、金型31にセットされるに先立ってブロー成形可能な温度に加熱される。
次いで、図5Bに示すようにブローノズル32の気体通路37から内プリフォーム21内に加圧空気を導入し、同時にストレッチロッド33を下方に伸長させる。これにより、内プリフォーム21が膨張して未膨張状態の外プリフォーム22の内面に密着する。
続いて、図5Bに示す状態から、更に内プリフォーム21内に加圧空気を導入しつつ、ストレッチロッド33を下方に伸長させると、膨張した内プリフォーム21の内胴部23により外プリフォーム22の外胴部24が広げられ、図5Cに示すように、金型31の成形部34により外郭ボトル2の肩部5、上胴部6、中胴部7、下胴部8、底部9の形状に成形される。また、内プリフォーム21の内胴部23は、外郭ボトル2の肩部5、上胴部6、中胴部7、下胴部8、底部9の内面形状に沿う形状に成形される。この結果、図1及び図2に示す合成樹脂製多重ボトル1が得られる。
次に、図6、図7A及び図7Bを参照して、本実施形態の合成樹脂製多重ボトル1の使用状態及び作用効果について、説明する。
本実施形態の合成樹脂製多重ボトル1は、内容器体3に図示しない内容物が収容されており、該内容物を注出するときには、図6に示すように、外口部4及び内口部13を下方に向けて傾ける。そして、外郭ボトル2の中胴部7を押圧すると、内容器体本体14が減容変形することにより、前記内容物が注出される。合成樹脂製多重ボトル1では、中胴部7が円筒状であるので、周方向のどの部分を押圧してもよく、内容器体本体14を減容変形させることができる。
次に、外郭ボトル2の中胴部7の押圧を解除すると、外郭ボトル2と内容器体本体14との間に通気路19から外気が導入され、外気圧により外郭ボトル2は原形に復帰するが内容器体本体14は減容変形したままの状態が維持される。
このとき、前記内容物は重力により内口部13方向に集中しているので、内容器体本体14は外郭ボトル2の下胴部8に対応する部分から、内容器体本体14の稜線8a,8aに挟まれる部分に対応する側面部分14aの中心部に谷折れ部14bが形成されて内側に没入することにより、谷折れ変形が始まる。
本実施形態の合成樹脂製多重ボトル1は、外郭ボトル2の下胴部8が四角筒状となっており、内容器体本体14は外郭ボトル2の内部形状に沿う形状を備えている。そこで、前記谷折れ変形は、内容器体本体14の稜線8aに対応する部分がリブとして作用し、稜線8a,8aに挟まれる部分に対応する側面部分14aより強度が大きくなるため、図7Aに仮想線示するように、より強度の小さい側面部分14aの中心部に谷折れ部14bが形成されることにより始まると考えられる。
合成樹脂製多重ボトル1では、外郭ボトル2の中胴部7の押圧と該押圧の解除とを繰り返すことにより次第に前記内容物が減少する。前記内容物が減少すると、内容器体本体14の谷折れ変形が、外郭ボトル2の下胴部8に対応する部分を起点として、幅方向では内容器体本体14の外側から内方に向けて進行し、図7Aに示すように隣接する側面部分14a,14aが接して、断面視十字状に変形する。
また、内容器体本体14の谷折れ変形は、外郭ボトル2の下胴部8に対応する部分を起点として、長さ方向では内口部13に向けて進行する。尚、このとき、内容器体本体14の谷折れ変形した部分は、図7Aに示すように、谷折れ変形の進行に伴って外郭ボトル2の内面から離間する。
前記内容物がさらに減少すると、内容器体本体14の谷折れ変形は、やがて外郭ボトル2の上胴部6から肩部5に対応する部分に至る。このとき、上胴部6の稜線6aは下胴部8の稜線8aの延長上にあり、肩部5の稜線5aは上胴部6の稜線6aに連なっている。従って、内容器体本体14における谷折れ変形は、上胴部6の稜線6a,6a、肩部5の稜線5a,5aに挟まれる部分に対応する側面部分14aに向けて進行することになる。
更にこのとき、内容器体本体14の上胴部6の稜線6a及び、肩部5の稜線5aに対応する部分は、下胴部8の稜線8aに対応する部分と同様にリブとして作用するので、稜線5a,5a及び、稜線6a,6aに挟まれる部分に対応する側面部分14aより強度が大きくなる。従って、図7Bに示すように、稜線5a,5a及び、稜線6a,6aに挟まれる部分に対応する側面部分14aは、前記谷折れ部変形に連なる形で容易に谷折れし、隣接する側面部分14a,14aが接して、断面視十字状に変形する。
この結果、前記谷折れ変形は、内容器体本体14の全体で、幅方向では内容器体本体14の外側から内方に向けて、長さ方向では外郭ボトル2の下胴部8に対応する部分から内口部13に向けて進行することになり、内容器体本体14に収容されている内容物を余すことなく注出することができ、残液を減少させることができる。
尚、本実施形態では、外郭ボトル2の肩部5、底部9を四角錐状としているが、肩部5、底部9は三角錐状、五角錐状、六角錐状のいずれか1つの多角錐状であってもよい。また、本実施形態では、外郭ボトル2の上胴部6、下胴部8を四角筒状としているが、上胴部6、下胴部8は、三角筒状、五角筒状、六角筒状のいずれか1つの多角筒状であってもよい。
また、前記多角錐状又は多角筒状は、多角形の頂点がカットされ、或いは多角形の頂点にRが付されていてもよい。さらに、前記頂点に挟まれた辺を外方に膨出させさせてもよく、膨出させた辺に1以上の頂点を備えていてもよい。
また、本実施形態では、外口部4の外周面に雄ねじ部10を備える構成としているが、外口部4は雄ねじ部10を備えない単なる円筒状であってもよく、このようにすることにより例えば醤油ボトル等の打栓式口部等に適用することができる。
1…合成樹脂製多重ボトル、 2…外郭ボトル、 3…内容器体、 4…円筒状外口部、 5…肩部、 6…上胴部、 7…中胴部、8…下胴部、 9…底部、10…雄ねじ部、 13…円筒状内口部、 14…内容器体本体、 19…通気路。

Claims (1)

  1. 円筒状外口部と、該外口部に連接する多角錐状の肩部と、該肩部に連接し該多角錐状の稜線に連なる稜線を備える多角筒状の上胴部と、該上胴部に連接する中胴部と、該中胴部に連接し該多角筒状の上胴部の稜線の延長上に連なる稜線を備える多角筒状の下胴部と、該下胴部に連接する底部とを備え、外圧に対して原形復帰可能な外郭ボトルと、
    該外郭ボトルの該円筒状外口部の内周側に配設される円筒状内口部と、該内口部に連接し該外郭ボトルの内面形状に沿う形状の内容器体本体とを備え、外圧により変形する内容器体と、
    該外口部と該内口部との間に形成されて該外郭ボトルと該内容器体との間に外気を導入する通気路とを備えることを特徴とする合成樹脂製多重ボトル。
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